●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●
「ドクリ」
体液が流れ、ヒカルは緒方の手の中で果てた。
・・・ハッ・・・ハッ・・・というヒカルの息遣いが聞こえる。
「若いな─。」
緒方は耳元で囁き、ヒカルの背後から抱きついた姿勢のまま
ヒカルに手の平を見せた。
「・・・・・」
ヒカルは堪らずに目をそらす。
緒方はその手を自分とヒカルの腰の間に入れ、中心に滑り込ませると
用心深く塗り込んでいく。
ついこの間、塔矢に開かれたばかりの場所。
「・・・ヤメロ・・・」
恐怖で声がかすれる。
アイツだから許せた。
アイツだからどんな痛みにも耐えられた。
「・・・こうしておかないと、後で泣くのはお前だぞ・・・
どうせアキラはろくに準備もせずに突っ込んだんだろう?
でなきゃあんな傷ができるはずがない─。
だからアキラは子供なんだ・・・」
指の腹で粘膜を摩りながら、緒方が耳朶に口を寄せる。
「─放せっ・・・」
一瞬力が緩んだのを見逃さなかったヒカルが緒方の手を振りほどいた。