●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●

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779光明の章
挿入された2本の無骨な指がヒカルの内側を激しくかき混ぜる。
事を急ごうとする不規則な動きは苦痛しか与えてくれず、
ヒカルは湧き上がる不快な痛みに顔を歪めた。
「…クッ…」
ヒカルの額から脂汗が流れる。
痛みを少しでも和らげようと無意識に腰が浮く。
それがちょうど男の眼前に突き出された格好になり、
強請られていると勘違いした男はさらに指を根元まで押し込み
乱暴な抜き差しを繰り返すのだった。
ヒカルの感情など全く無視して続けられる行為。
モノのように扱われてみてヒカルは初めて思い知る。
アキラや越智が、いかに自分を尊重してくれていたかを。
自分に触れてきた彼らの指は一人よがりに終わることなく常に優しくヒカルを撫で、
多少の無理は強いても決してヒカルを置き去りにすることなどなかった。
アキラと関係した後、この世の不幸を全部背負ったかのような後悔の念に苛まれた。
越智に無理やり抱かれた夜、これ以上堕ちる先はないと泣きながら朝を待った。
その先に、まだこんな地獄が待ち構えていようとは。