●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●
露出したままのヒカル自身の先端に軽くキスをすると、アキラはシャワーを
浴びに行った。
外出したらシャワーを浴びてから着替えるという習慣なのは本当らしかった。
ただ、ヒカルには終わった後でなければシャワーを使わせてくれなかった。
「ヒカルの匂いが好きなんだ。…焼いたクッキーのような匂いなんだ。」
真面目な顔でそう言われてしまうと従わざるをえない。
自然、ヒカルは自宅を出る前にシャワーを使う事が多くなった。
その日のいつどこでアキラに求められるかわからなかったからだ。
「何やってんだろう…オレ…。」
ドライヤーで髪を乾かしながら鏡に向かってつぶやく。
そんな毎日が続いていた。
最初の時が、もっとも激しいSEXだった。あの日、自宅に帰り着いた後で
ヒカルは熱を出した。激しい腹痛を起こした。頻繁にトイレに入るヒカルを
心配して母親は医者に来てもらおうとしたがヒカルは断固として拒否した。
「男とSEXして腸の中を掻き回されました」
そんな話でもしろというのか。それにあちこちにアキラが考え無しに残した
痕跡があった。
何気にその事を思い出して何となく急に腹がたってきた。
「なんか飲む?」
タオルで髪を拭き取りながらアキラがバスルームから出てきたところを
ヒカルは腕を掴んで壁に押し付け、首筋の目立つところを狙って
唇を吸い付けた。