●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●
「はあっ…あっ…!」
アキラの口の内に放出して、ヒカルは切なく体をよじらせる。
アキラはヒカルを離そうとせず硬度を落とした柔らかな先端を舌で愛撫
し続ける。
「だから…、ダメだってば…!塔矢!…しちゃうから…!」
到達の後、尿道を刺激され続けると激しく尿意が引き起こされる。
まさかアキラもさすがにそんなアクシデントを期待してはいないだろうが、
ヒカルを困らせて楽しんでいるのは明白だった。
そんなアフターサービスが機会毎に時間延長されていた。
「…塔矢!!」
かなり切羽詰まってヒカルの声に怒りが混じるとようやくストップする。
そして機嫌を取り直してもらおうとするように顔をすり寄せてきて、
ヒカルの舌を吸いにくる。
ヒカルが放ったモノの味を分けるようにだ液を流し込んで来る。
味が無いような、苦いような、どちらにしてもあまり良い気持ちはしない。
そういうヒカルの表情を、アキラはまた楽しんでいる。
初めてこの部屋で塔矢と結ばれてから数カ月が経つ。
あのあといろいろあったが、今もこうしてこの部屋でアキラと会っている。
今日も久しぶりに碁会所で手合わせをし、「検討会は部屋でやろう」と
誘われるままについてきて、玄関に入るなりベッドに押し倒されたのだ。
アキラの甘さに混じる「いじめ」の他に、一つ、ヒカルには大きく不満に
思っている事があった。
ヒカルはまだ、塔矢の中に入った事がなかった。