●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●
男はまず、行儀よく閉じられた蕾の周辺を責めた。
熱い舌を存分に這わせ、快感に戦慄くヒカルの反応を楽しんだ。
一つしかなかった痣は瞬く間にそこら中に拡がり、
花びらを散らしたようにヒカルの内腿を紅色に染めた。
男が腿の付け根を甘噛みすると、ヒカルはピクリと跳ねて背をのけぞらせる。
身を捩る度にヒカルの背中は地面に擦られ、傷つけられていく。
その痛みに気付かないほどの淫靡なうねりに感覚を支配されたヒカルの体は、
自分の意思とは裏腹に男の与える甘美な罠に酔いしれている。
それでも決して嬌声は上げるまいと、ヒカルは歯を食いしばって耐えていた。
男はヒカルのささやかな抵抗に気付き、言った。
「どうしたんだよ。さっきはあんなに悦んでたじゃねえか。
──可愛い声で鳴いてくれないとこっちも燃えないんだよなぁ」
男は右手の人差し指と中指を自分の唾液で濡らし、勢いよくヒカルの内部に差し入れた。
「う、」
野蛮な指の動きに耐え切れず、ヒカルは呻き声を発した。