●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●

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564敗着10
恐る恐る振り返る。
そうした時の自分の姿を想像し、躊躇うが、
緒方の目を見て俯き、ソファに向き直る。
座りこみそうになるのを必死にこらえ、やっと言われた通りにする。
「腰を上げろ」
羞恥で顔が真っ赤になっているのが自分でも分かる。
緒方は立ち上がるとヒカルに近付き、両手をポケットに突っ込んだままで
ヒカルの両の足首の内側を蹴飛ばし、足を広げさせた。
「足ももっと開け」
─と、いきなりシャツの裾を捲り上げた。
「わっ・・・」
思わず足を閉じそうになるが、緒方はそこを一瞥し
「・・・アキラも子供だな。」
と短く言い放っただけだった。
そしてヒカルの肩を掴み体を引き寄せ、後ろから抱き締めた。

(緒方・・・先生?)
腕時計の金属が下腹部に当たり、その冷たい感触に
「ひっ」と小さい悲鳴を上げる。
「・・・アキラは─、咥えてくれたか?」
耳に緒方の息がかかる。
この人は塔矢と違う。大人の男だ。
身動きがとれない。