●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●

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551敗着7
ヒカル自身、男同士の行為を何と言って良いのか分からなかったが、
「塔矢に、手を出すな!」
その感情だけは確かだった。
「フッ」
クックックと笑い「何を言い出すかと思えば・・・」
本気なんだよ─
こぶしを握り締め見据える。
「直接、アキラに言えばいい。オレと寝るなと」
「お前がムリヤリ・・・!」
「無理矢理ねぇ・・・」
ヤレヤレ、と立ち上がるとこちらに手を伸ばす。
「15の純情、か?」
さも可笑しいように目を覗き込み、
(ガキが)と心の中で毒づく。
大体が、アキラは名人の息子で、ちょっと遊んだだけで、
進藤に突っ掛かられるいわれもない。
何より女には不自由していない。
(これだから子供は面倒くさい)