●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●

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26失着点
先に腸内に放出したもののために、腸壁がいくらか潤い、最初の時のような
激痛はなかった。だが相応の質量のものが狭道を行き来するだけでも
絶望的な苦痛をヒカルに与えた。
その苦しみにさえもう声も発せず、全身に脂汗を張り付けてぐったりと
なっているヒカルを見て初めて不安になったのか、アキラは動くのを止めた。
「…辛そうだね…。」
アキラは優しくヒカルの頬を撫でると唇を吸い、額、首筋とキスを運び
もう一度胸元を愛撫し始めた。左手を下腹部へと這わし、痛みの為に
萎縮しているヒカル自身をそっと握る。
親指で先端を軽く刺激する。
ピクリ、とヒカルはわずかに反応した。だが、苦しさの方が大きすぎて
多少の刺激ではもう快感は感じないと思った。
それでもアキラの柔らかな包容が乳首と局部に施され続けていると
断ち切れたはずの回路が少しずつ修復されていくようだった。
肛門に異物が挿入されている状態が同じ刺激に対して感覚を敏感に
させていることにも気がついて来た。
前立腺という言葉すらヒカルはまだ、知らない。
が、ここへ来てアキラの優しさに触れた事が何より大きかったのだろう。
「う…ん、んんっ」
ヒカルの吐息に甘い声が混じるようになった。
アキラの手の中で、ヒカルが熱を持ち始めた。