●おまえら男ならヒカルたんハァハァだよな?part2●

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211失着点
アキラに抱き支えられるようにしてヒカルはシャワーを浴びた。
途中、アキラはシャワーのお湯が口の中に入って来るのもかまわず
ヒカルにキスを求めてきた。
ヒカルが黙ってされるがままにしていたらそのまま
バスルームの壁にヒカルを押し付け、まだ足りないと言うように唇を
貪りながらヒカルの片足を持ち上げて股間に身体を入れて来た。
「…塔矢!」
視線を床に落としたままさすがにヒカルがぶ然として声を荒げると、
「…冗談だよ。…怒らないで。…ごめん…。」
と謝り、身体を離した。おそらく本気だっただろうとヒカルは思った。
バスルームを出るとアキラは自分の身体を拭くのもそこそこに
血の混じった体液で汚れたベッドのシーツを手早く新しいものに替え、
ヒカルを横たわらせた。
そしてキッチンの方からミネラルウォーターと何か錠剤らしきものを
持って来て、それらを口に含むとヒカルに口移しで飲ませた。
「…何?」
「痛み止めだよ。たぶん、しばらくは続くから…。」
確かに、時間をおう毎にその箇所が燃えるように熱く疼いて来ていた。
シャワーの前に一度激しく脱水症状を起こしてトイレに入ったのだが、
泣きたくなるくらい痛みが激しくかった。