わたしは17歳ごろから劣等感を感じるようになりました。
それというのも周りの友達が初体験を済ませ始めたからです。
周りがそういう話をしているとき無理に自分を偽って、さも自分は
もう済ませたかのような顔をして話の輪に加わっていました。
そんなことで自分のプライドが守られると考えていたのです。
しかし、隠し事は白日のもとに晒される運命にやはりありました。
大学に入ってから数ヶ月、サークルの飲み会でふとしたことから
自分がまだ未経験であることがばれてしまったのです。
「なんだ、まだなのか?」「やってるような顔してたジャン」
それまで親しくしてくれていた友人たちも次第に冷たくなっていきました。
彼女も友達もいない。
やがて人生に引け目を感じたわたしはだんだん引きこもるように
なりました。毎日パソコンの前に座り、自堕落に生きていく日々。
いや、生きていく、というよりなんとなく生きている、
といったほうが正確でしょうか。
自殺も考えました。
そんなある日のことです。2ちゃんねるを見ていたわたしは
信じられない文字列を見たのです。
「童貞は実は非童貞でした」
? ??なんだ? わたしは思わず目をこすりました。
そしてそのスレを食い入るようにむさぼり読んだのです。
なんということでしょう、いままで自分は童貞だとばかり
思い込んでいましたがそうではなかったのです!!
その瞬間わたしはいままでの劣等感から解放されたのです。
あれから10年後の今ではこのスレを立ててくれた
>>1と家族ぐるみで
付き合う仲です。ほんとうにありがとう
>>1。