●おまえら男ならヒカルの碁のヒカル好きだよな?●

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アキラはヒカルの手を振りほどくとベッドから下りていってしまった。
「あちゃー…、」
ヒカルは頭を抱え込んだ。こんどこそ完全にアキラを怒らせてしまったと
思ったからだ。もうアキラはここには戻って来ないのだと。
するとフッと室内が暗くなった。
台所と隣の和室の電気が消えたのだ。
それでも窓の外から漏れて来る明かりで真っ暗ではなかったが。
「…これでいいだろう。」
白く浮かび上がった裸身のアキラが戻って来た。
ヒカルはもう何も言えなかった。ベッドから下りてアキラの前に立つ。
アキラはヒカルのベルトを外し、ズボンのファスナーを下ろし、脱がす。
そしてヒカルの首に腕をまわすとベッドの上に倒した。
ヒカルの顔に覆いかぶさるようにして額、鼻筋、頬と優しいキスを重ねる。
ヒカルはアキラの好きにさせようと思った。
何よりアキラの温かい吐息とのしかかる重さが心地よかった。
下腹部で触れあうものが熱かった。
耳たぶ、首筋と儀式のようなアキラのキスの洗礼は続いた。
「ん…んんっ…!」
洗礼が右の乳首に届いた時、ヒカルは初めて声を漏らした。
乳首がこんなに敏感だなんて知らなかった。
あるかないか分からない程だった胸の突起はアキラの唇の中で膨らみ、
くっきりと輪郭を現して堪え難い程の快感をヒカルに与え始めた。