*** さよなら PENTAX LX ***

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440名無しさん脚
前にもお邪魔した事情通です。ちょっと長いですが許して下さい。
PENTAXの企業としての、現在の状況を聞いたとおり書いておきます。
今日の発表の中には、細かい事情というものがありませんでした。
その細かい事情とはこうです。
PENTAXのカメラ(銀塩カメラ)は、実はとても売れています。
経済・流通面では当たり前の日常的な事です。
ですが、原価が高く(人件費やコスト・流通費、為替レート差額など含めて)
しかもロスが非常に大きい(要はムダが多い)らしいのです。
(その辺は去年のナショナル・パナソニックなどの松下にそっくりですね)
そのおかげで、前期、前々期とトータルで赤字になってしまいました。
つまり、売れれば売れるほど赤字になるデフレの影響をモロに受けてるんですね。
ですから、赤字対策を一年前から、行っていたのです。
そしてようやく、メドがたって(計算が終了して)大変革が始まりました。
まず、スカスカだった二つの工場が統合されます。
PENTAXの工場など製造部門は、フィリピンやベトナムに順次移していました。
だから、工場閉鎖はもともと統合廃止する予定だったハズの事ですから別に問題は無いのです。
次に人事の事です。
国外には、超真面目でハイレベルな技術者が多い(しかも現地ではとても高い報酬で、日本円換算ではとても安い)のが今の現状です。
それについては、皆さんご存知かと思います。
国内の、ゲーム三昧欲ボケノースキル高給取り(若年層予備軍含む)はもう要らないのです。
今日の大変革の中には、人事面での ノースキル管理職はいらない! は、やんわりと表現されていました。
英語(外国語)話せない、PCひとつ満足に扱えない、部下に信頼が無い、いつまでも仕事量が増えない、先の事を考えない、年功序列型思考、
数え上げると、きりが無いのですが要は、無能な管理職は要らないのですよ、と言っている訳です。
他にも、無配だったりしていますが、その代わりに管理職減給・ボーナスダウンとかやってる様です。
ただし、数字や一般社員まではどうか判りかねます。
ただ、年功序列廃止、能力給導入など他の企業がやってる事を、ちらっと覗かせていますので、
今回の発表に好感を持つ方も少なくない事でしょう。
ニッサンや松下の様に、這い上がる土台は出来ました。
悲観せず、長い目で見ない(即日売り)と、まあいわゆる投資ゾンですかね。