どうして絞るとピントが合うのですか?

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1厨房A
と、言うか、どうして開放にする程ボケるのですか?

何方様か厨房な私にもわかるように解説して頂ける方
居りませんか?
私には大きな疑問なのですか、スレをたてる程でもない
小さな疑問だったらすみません。

では、宜しくお願い致します。
2名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:14
俺様が親切にも教えてやるか。

…と思ったが、素人目にもわかるように説明するのって
けっこうしんどいな。俺も厨房?
誰か説明できるやついる?
3名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:16
目を細めると、モザイクの向こうにある万個がみえるでしょう?
4名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:22
見える!見えるよララア
5名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:23
絞ると、レンズの中心部分の質の良いところだけを使うからだ、と教えられ
3年ぐらい信じていた時期があった。
6名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:27
見える!見えるよララア ハアハア

じっくり時間をかけて露光するから、全体がくっきり逝くわけで。
じっくり時間をかけないと、全体がぼけぼけになるので砂。

そのまんまやんけ。>俺も厨房確定
7名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:27
見える!見えるよララア ハアハア
8名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:29
珈琲のドリップと同じだ。時間をかけてやるとどっぷり濃くなるし、
あっさり逝くとアメリカーンになるわけだ。
ちと違うか?
9名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:32
>>8
濃い=ピントの幅が広い
薄い=ピントの幅が狭い
10名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:33
Xの字の交点がピントのあってるところとする。絞るとXの字が細くなるので
ピントが合ってるように見えるところが長くなるのね
11名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:41
誰もわかってるやつはおらん,っつうことだな。
漏れもだが (ワラ
12名無しさん脚:2001/05/08(火) 12:47
13名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:11
要するに絞りを絞ると焦点深度が深くなるから。だろ?
14名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:15
>>12
米語じゃねーか。わけわからんわヴォケェ

>>13
まんまじゃねーか。厨房にもわかるように解説しくされやヴォケェ
15名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:16
だーかーら、概念的には珈琲炒れるのと一緒よ。
16名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:16
>>13
だから、何で?
17名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:17
>>14
厨房は厨房らしい態度で聞けやヴォケェ
18名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:22
>>17
だから厨房らしい態度で聞いとるんやヴォケェ
19厨房A:2001/05/08(火) 13:22
>>3
私は目を細める=視力が低下して見えたような気がする。というか
コントラスが下がるというか輪郭がぼけて見えたような気がする
と、思ってましたが...
目を細める=絞る、ということですか?

>>8
レスありがとうございます。絞りのシステムは解るのですが...


>>10
贅沢言ってすみません。今一つ理解できません。
絞るとXの字が細くなるのですか??

>>12
お手数お掛けします。しかし英語殆ど読めません。
また、日本語の本でも読んだことはありますが
絞り開放では情報が一度にレンズに入ってくるからぼける、
といった説明で増々理解に苦しんでおります。
20厨房A:2001/05/08(火) 13:27
>>18
すみません。上記レスはわたしではありません。
21名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:28
>>19
焦点深度と許容錯乱円は分かる?
22厨房B:2001/05/08(火) 13:30
許容錯乱円って何すか?焦点距離はわかるけど。。。
23厨房A:2001/05/08(火) 13:30
>>2
順番が逆になってすみません。

やはり、素人に説明するのはかなり骨の折れることですか?
簡単に、厨房に解るように説明して欲しい、と言うこと事態
間違ってますか?
24厨房A:2001/05/08(火) 13:33
許容錯乱円、わたしもわかりません。
25名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:36
>>23
みんな理屈じゃなくて、だってそうするとそうなるんだから
てな感じで納得して使っているわけで。
きちんと理屈でわかってる奴は少ないのよ。オレモナー
26名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:39
レンズから入ってきた光はフィルム面で結合するでしょ?
理論的にはその向こう側にも同じ角度で広がるはずでしょ?
で、レンズを通ってきているって事はその光は円形なの。
で、人が見てこの像は点だって思えるボケの範囲(フィルム面の
前後)が許容錯乱円。で、その前後の円と円の長さが焦点深度。
で、これは円の大きさは焦点距離には関係なく同じ大きさだから
絞りを絞って入ってくる光の幅が狭くなると焦点深度が深くなって
(角度が小さいから)ピントが合っていると人が感じる範囲が広くなるってわけ。だから厳密に言えば常にピントは一つの撮影距離にしか
合ってないんだよね。わかった?
27名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:45
>>25
「みんな理屈じゃなくて、だってそうするとそうなるんだからてな感じで納得して使っている」

おいおい、自分がそうだからって「みんな」だなんて乱暴な。
28名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:48
円錐を頂点で2つ合わせた「鼓」を想像して。
底面は平行。その底面に平行な平面を考える。
この平面がフィルム。
で、レンズを通ったある物体の像は、こんな2つの円錐形でフィルムに当る。
頂点を合わせた所がフィルムに当っていると、ジャスピンね。

で、この2つの円錐を動かすと、フィルムに当っている円が大きくなるでしょ?
これが、ピンぼけの状態。でも、ちょっと位ずれてても、ピンぼけには
見えないでしょ?どれくらいずれててもピンぼけに見えないか、
これが許容錯乱円。135では0.003mmとか言われている。

で、今度は、円錐の形を変えてみよう。
底面が大きい「ずんぐり型」と、底面が小さい「とんがり型」。
ずんぐり型の方は、ちょっとずれただけでも、円が大きくなるでしょ?
とんがり型は方は、ちょっとずれても、円は小さい。
だから、とんがり型の方は、ちょっと位ピントがずれていても気にならない。

大きい口径のレンズを開放で使うと、ずんぐり型、
絞りを絞ると、とんがり型。口径が小さいと、開放でもとんがり型になるの。

これで、分かってくれる?
29厨房A:2001/05/08(火) 13:53
>>26
はい、だいたいわかりました。いえ、わかったような気がします。

>だから厳密に言えば常にピントは一つの撮影距離にしか
合ってないんだよね。わかった?

絞るとピントが合ったように見えるということですよね。
30名無しさん脚:2001/05/08(火) 13:54
>1 どうして絞るとピントが合うのですか?

ピントリングをつかってくれ。
不自然な日本語で何かと思っちまったぢやんか。
31厨房A:2001/05/08(火) 14:00
>>28
解りました。自分なりに。目から鱗が落ちたようです。
つまり、前玉が大きい=円錐の底面が大きい、ということで
良いんですよね。
どうもありがとうございます。
質問して良かったです。
32厨房B:2001/05/08(火) 14:01
よおくわかり申した。
33名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:02
>>28
のも分かりやすいね。
34厨房A:2001/05/08(火) 14:02
>>30
お騒がせしました。すみません。
35名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:02
>>29
じゃなくて、本当はピントは一点にしか合ってないんだけど
焦点深度内だと合っているように見えるってこと。
まあ、あくまでも理論上だけど。
36厨房C:2001/05/08(火) 14:03
わかったぞ!!
37名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:06
>>28
(゚Д゚)ウマー
38厨房A:2001/05/08(火) 14:07
>>35
はい、わかりました。
御親切にありがとうございました。
39厨房D:2001/05/08(火) 14:09
>>37
それはウマーではない。
ウマーはこうだ(口に注目)。

>>28
(゚д゚)ウマー
40名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:15
>30イミフメイ
41更に厨房な質問:2001/05/08(火) 14:25
28の説明って、なんとなくは解るけど。
でも、なんか釈然としない。
だって、28の説明でいくと、ピントが合ったときには光がフィルム面の
一点に集まることになってしまわないか?子供の頃、虫眼鏡で紙を焼いた時のように。
でも実際はそうはならない。ちゃんとクッキリした「像」として見える。
なんで?
42名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:26
>>41
それは、太陽そのものが点じゃなく視直径を持った物体だから。
無収差レンズでも、太陽は「点」にならないよ。
43名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:26
その点が集まって像を作っているんだよ。
4442:2001/05/08(火) 14:28
ちょっと内容を読み間違えた。すまん、見逃してくれ>>41
4537:2001/05/08(火) 14:30
>>39
慣れんことなするもんじゃなかったね。
でもコレ好き。
 ↓
(゚д゚)シパーイ
46名無しさん脚:2001/05/08(火) 14:42
>>41

>>43の言う通り。
レンズのどこ(中心であろうが、周辺であろうが)を
通った光でも、同じような円錐を形作るようにするために、
みんな苦労しているの。歪な円錐が、これ即ち収差だね。

あとね、虫眼鏡で紙が燃えるのは太陽の像を紙の表面に結像させている
からだよ。同じようなことを家の中の蛍光灯でやると、蛍光灯の
像が結像する。紙が燃えないのは、蛍光灯に太陽ほどのパワーがないから。
47更に厨房な質問:2001/05/08(火) 14:46
>>43
ってことは、28のいう「2つの円錐の頂点」がフィルム面上に
無数に集まって36mm×24mmの「像」を形成していると考えて
いいの?
でも、それだと何故、絞り羽根の形状がボケの形状を左右するのか?
う〜ん、わからん。
48更に厨房な質問:2001/05/08(火) 14:53
>あとね、虫眼鏡で紙が燃えるのは太陽の像を紙の表面に結像させている
>からだよ。同じようなことを家の中の蛍光灯でやると、蛍光灯の
>像が結像する。

へ〜!そうなんだ!知らなかった。
太陽光だろうが蛍光灯だろうが光を集めると皆一点に集まるもんだと
思ってた。さっそく、虫眼鏡で実験してみます。
49名無しさん脚:2001/05/08(火) 15:20
指で極小の穴に、蛍光灯の光を通しても、蛍光灯の像が見えるね。
どうでもいいけど(w
50名無しさん脚:2001/05/08(火) 15:49
>>47
「無数の円錐」だと語弊があったかも。
小さな円錐が平行にたくさんあるんじゃないのよ。
円錐の底面は必ずレンズの口径(有効径)。
光軸付近では「鼓」型の円錐で良いんだけど、
それ以外の部分では、ちょっと歪な円錐
(底面の中心と頂点を結ぶ直線が、底面に対して垂直ではない。
ホントは円錐じゃないんだけど。)になる。

いや、正直な話、これ以上のことを文章だけで説明するには、私には無理です。
原理は簡単なんだけど、図を描けないと。

推薦図書のスレにあったけど、これを読んでみてください。
『(カメラマンのための) 写真レンズの科学』吉田正太郎[地人書館]
私はこれで勉強しました。
51名無しさん脚:2001/05/08(火) 15:49
絵に描いてみてわからんかったらアホ。人に聞くまでわからんかったヤツもアホ。
説明を求めるレベルの話ではない。
52名無しさん脚:2001/05/08(火) 17:06
>>51
こういうこと言う奴に限って実は何も解ってない。
そんなに簡単なら、初心者にわかり易く説明してみろよ。
出来ないくせに。
53名無しさん脚:2001/05/08(火) 17:24
本当に、人に何も聞かずに、凸レンズの結像原理を自力で発見できる人間って
かなりジニアスだと思うぞ。
いっとくけど「人に聞かずに本で読んだ」なんてのは却下するからな。
54名無しさん脚:2001/05/08(火) 17:57
ごめん。昔、カメラに興味なんか無かった頃、絞れば
焦点深度が変わるなんて知らなかった頃だ。友人に
この質問されてその場で考え即答したことがある。
ま、今じゃ俺も東大生だからジニアスなのかもね。
55名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:09
>>54
>ま、今じゃ俺も東大生だからジニアスなのかもね。

この一行で、こいつが東大生じゃないことがバレバレ。

56名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:10
Fストップと深度の相関なんて単純な話じゃなく、41あたりからは
凸レンズの結像そのものの原理についての話になってきているんだけど
・光が物質波であること
・異なる媒質の境界で波動が屈折を起こすこと
・媒質の境界を球面に近似される面にするとフォーカスが出ること
最低この3つを自力で発見できたなら、君はホイヘンスかドブロイ並みの
ジニアスだ。
u-tokyoに通うなんて時間の無駄だから、さっさと辞めてどこかのラボに
行った方が人類的な規模で貢献できるぞ
57umpero:2001/05/08(火) 18:15
>56
てめえ、さしずめインテリだな。
58名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:16
否、インテルナ北村だ
59名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:32
>絞れば焦点深度が変わるなんて知らなかった頃だ。
開口率と焦点深度の関係がわかっていないのに

>この質問されてその場で考え即答したことがある。
なんで被写界深度が変化する理由を答えられたんだろう?
60名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:33
質問受けたときに聞いたのでは?
61名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 18:34
レンズ繰り出すと(マクロみたいに)、口径値がちっこくなったようなもんすか?
周辺光量の低下って、レンズ構成次第で、ある程度は抑えられるっつーことすか?
光量だけじゃなく、レンズ構成次第で、周辺部の絵ズラにも違いが出るんすか?
62名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:36
>>60
それじゃあ、ジニアスに質問した奴は、絞れば焦点深度が大きくなるとまで
わかっていながら、被写界深度が深くなる理由がわからなかった、ってこと?

ジニアスの友達だけあって、ジニアスと紙一重な奴だな。
63名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:43
>>61
>レンズ繰り出すと(マクロみたいに)、口径値がちっこくなったようなもんすか?

「口径値」って用語の定義次第だけど、これが口径を表すものなら、繰り出した
ところで変化するわきゃない。変化するのは焦点面がレンズを見込む角度だね。

>周辺光量の低下って、レンズ構成次第で、ある程度は抑えられるっつーことすか?

何を聞きたいのかよくわからんが、軸外から見込んだレンズを開口部の姿を
歪ませて、面積を大きくすることは充分可能だから、レンズ構成で周辺光量の
低下を抑えるというのは、当然可能だよ。
というか、一眼レフ用の広角レンズは、おしなべてそういう工夫が入っている。

>光量だけじゃなく、レンズ構成次第で、周辺部の絵ズラにも違いが出るんすか?

これも「絵ズラ」という言葉の意味を明確にしてもらわないと何とも言えないが
周辺部分の像倍率と中心部分の像倍率を異なる値にして投影する事は可能だよ。
いわゆる魚眼レンズとかは、この類。
こういう答でいいのか?
64名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:47
なんか、俺みたいな馬鹿にはついていけない話になってる・・・。
俺は、写真が撮れればいいや。
6560:2001/05/08(火) 18:50
>>62 聞き流してくれ。
どうやらオレは焦点深度と被写界深度が違うものだと知らなかったらしい。
66名無しさん脚:2001/05/08(火) 18:53
>>65
おお、恥かかせるつもりはなかったんだが。
焦点深度と被写界深度は、言葉が似ているので混同している人は多いようだな
ぜひ、どっかのサイトで説明文でも見つけて読んでみてくれ
67名無しさん脚:2001/05/08(火) 21:14
たいへん勉強になりました。
68名無しさん脚:2001/05/08(火) 22:40
ttp://www.fujinon.co.jp/jp/eizou/gijutu31.htm
ここの説明は大変わかりやすかったが正しいかどうかは判断できないよ、俺には。
「焦点深度」なんて言葉、はじめて聞いた…
69名無しさん脚:2001/05/08(火) 22:43
ttp://www.ceres.dti.ne.jp/~shimadan/photo-life/mech.html
ここの説明も大変わかりやすいぞ。ダメな気もするけど。
70名無しさん脚:2001/05/08(火) 22:45
正しいよ。
しかし絞りとの関係が出てないから
絞りを絞るとなぜ焦点深度が深くなるかは
ここからでは分からないカモ。
71名無しさん脚:2001/05/08(火) 22:51
68
いや、焦点深度と被写界深度の関係についてのみの話。
図が出ているから、この図でレンズ直径が小さくなったら
焦点深度と被写界深度がどう変化するかを想像したら
絞りとの関係はおのずと理解できるのでは。
72名無しさん脚:2001/05/08(火) 22:51
>>46

太陽光は平行光なので(距離が無茶苦茶遠いので、そう見なせる)
一点に収束するからだと思われ。
7370:2001/05/08(火) 22:53
>>71
なるほど。了解。
74名無しさん脚:2001/05/08(火) 23:06
>>72
ぜんぜん違う。
近距離でも点光源は点に収束するし、大きさのあるものは大きさをもつ像を結ぶ。
太陽が点になるのは、太陽の視直径が小さいからだよ。
よく見れば「点」ではなく大きさを持った像を結んでいるはずだ。
おおよそレンズの焦点距離の1/100ぐらいの大きさでね。
75厨房A:2001/05/09(水) 11:37
昨日は皆様のおかげでたいへん勉強になりました。感謝しております。
三角錐の説明はとても解りやすいものでした。
また、御照会頂いた本やホムペで絞り羽の形状によるボケ方の違いも
調べてみようと思います。

そこで図々しくも最後にもう一度お教え頂きたいのですが、ズームレンズは
何故ボケ方が良くないと言うのでしょうか?具体的にどう良くないのですか?
また、そのメカニズムもよかったら教えて下さい。
昨日に続き鬱陶しい質問かも知れませんがお許し下さい。
76名無しさん脚:2001/05/09(水) 11:42
>>75
いいのもあるよん。大口径の望遠ズームなんかは概ね問題ない。
77名無しさん脚:2001/05/09(水) 12:02
ボケというのはピントのあっていない部分、先の「円錐形」の説明で言えば
円錐の頂点ではなく、途中でぶった切った断面になる
理想レンズでは、点光源のボケは、瞳の形、すなわち絞りの姿と相似形に
なり、明るさの分布が一様になっている。
明るさの分布が一様で形が円形であるボケが、一般的に良いボケ、といわれ
ている。ここで、絞りの形がボケに重要であることがわかるであろう。
先の説明では、光束を「円錐」と表現している人が居たが、正確には円錐と
限らないのである。たとえば絞りが五角形であれば、それは五角錐だ。
次に、明るさの分布であるが、これはズームレンズだから悪い、といえる
ものではない。単焦点レンズであっても球面収差の補正状況によれば、
マージナル光は一様な分布とはならず、周辺が明るくなったり中心が明るく
なったりもする。
ごく乱暴に言えば、写真レンズの第一目的は「写ること」であるので、焦点
面での収差補正を第一として設計するべきであり、ピントが合った点こそが
目的で、ボケ部分は、単なる途中経過とも言える。
比較的複雑な群枚構成となるズームレンズでは、収差補正も複雑なプロセス
を経ているので、焦点面に到達する前や、その後ろの光路が多少いびつに
なることはあるかも知れない。
以上、きわめて乱暴な説明なので、これが真実だと思ってもらっては困る。
あくまで概念的な説明なので、後は自分で勉強するように。
78名無しさん脚:2001/05/09(水) 12:19
>>77
せっかく書いていただいたのですが、さっぱりわかりません。
7977:2001/05/09(水) 12:27
萎えた
80名無しさん脚:2001/05/09(水) 12:28
おれはわかったけど。おれだけ?
81元セラミック家:2001/05/09(水) 12:29
ピンホールカメラって知ってかい? あれはレンズもなくて、
言ってみれば絞りだけなんだよ。f200とか300くらいのね。
絞りを絞るってことは、そういうことなんだよ。
82名無しさん脚:2001/05/09(水) 12:39
>>81
写りは甘いけど、一応パンフォーカスだもんね。
83名無しさん脚:2001/05/09(水) 13:07
>>75
あとね、収差のほかに、口径食っちゅうのもあるのよ。
本当は「円錐」の形は、>>77が書いているように、
絞りの形になるべきなんだけど、
レンズの前玉と後玉に邪魔されて、その「円錐」が歪むことがあるのね。
そうなると、フィルムに当った像は、円ではなく、ラグビーボール状になる。
そして、レンズの周辺ほどラグビーボールになりやすい。

で、収差とか口径食が絡み合うと、そりゃあもう、大変なことに
なるわけよ。
84名無しさん脚:2001/05/09(水) 13:10
>>75
ズームレンズだからといって一概にボケが良くないことはない。
ボケの善し悪しを決めるのはまず収差補正の善し悪しだと考えていい。
では、この場合の収差補正とはなにか?
いくつかある収差の内、ボケ味に関連するのは
球面収差・コマ収差・非点収差といわれるもので
要するに像がぶれたりにじんだりすることに関係するものである。
入門者用ズームは価格を押さえるため、また高倍率のズームでは
その構成の複雑さゆえこれら収差を補正しきれない。
よって、ズームでは解像度が低い描写と汚いボケが出ると思われているが
非球面レンズを使ったりしてある程度補正をかけているレンズも
あるので、ズームだからといって一概にはボケが汚いとは言えないのである。
メカニズムは77が書いた通りである。

85厨房D:2001/05/09(水) 13:11
できるからそうなんだろう、て納得して使ってたけど、
やっぱ深いんやね〜。
86名無しさん脚:2001/05/09(水) 13:27
>>76
口径が小さいとぼけ方が悪くなるのですか?

>>77
ちょっと難しそうですが勉強してみます。

>>81
ちょっときっかけがつかめたような気がします。

>>82
パンフォーカスとはピント固定した撮影法ですか?
それとも総てにピントが合うことを言うのですか?
厨房な質問すみません。

>>83
その円錐がズームでは歪みやすいと言うことで
よろしいですか?

>>84
安価なズームは概ねボケが良くないということですね。
87厨房A:2001/05/09(水) 13:29
86は名前いれ忘れました。
88名無しさん脚:2001/05/09(水) 13:35
>>87
真面目に勉強しとるんやね。礼儀正しいし。
俺も見習わないとね。
8984:2001/05/09(水) 13:36
>>86
ボケだけではなく焦点深度にある像の描写も良くないです。
解像度が低く、甘い描写になります。
また点光源のボケが楕円形になったりします。
ただこれはかなりシビアな話なので、使う人が分からない
もしくは「まあこんなもんだろ」と許せれば、それはそれで
いいことでしょうね。
まあ大体は初心者だから気が付かないでしょうし、
それに気が付いたら非球面レンズを使えばいいでしょう。
9077:2001/05/09(水) 13:49
>その円錐がズームでは歪みやすいと言うことでよろしいですか?
円錐そのものが歪むというのも無くはない。「火面」というキーワードで
探してみたら、どこかに説明が落ちているだろう。
しかし、円錐が歪むというより、円錐を構成している光線の分布の密度
みたいなものに偏りが生じると思った方が正解に近い。

>安価なズームは概ねボケが良くないということですね。
すごく乱暴だが、おおむね当たっているのかも知れんな。
91厨房A:2001/05/09(水) 16:10
>>88
とんでもありません、実は仕事中です。

>>89
丁寧に説明して頂きありがとうございます。
更に高価なレンズは高価だから高級品という考え方から
如何に高価であるかということも教えて頂けました。

>>90
何度もレス頂きありがとうございます。
早速、検索してみました。「火面」というキーワード
はたいへん有り難いものでした。
図解まであって大助かりです。
9277:2001/05/09(水) 18:49
>早速、検索してみました。「火面」というキーワード
>はたいへん有り難いものでした。

人に言ってみた手前、自分でも検索してみたんだが、なんか中国語のページと
消火器の使い方みたいなのしか見つけられなかった。
googleで見ただけだけど。

よく調べられたね、で、どこにたどり着いたの?
9389:2001/05/09(水) 19:33
>>91
誤解の無いように言っておきたいのですが
必ずしも非球面レンズのような高価な玉を使ったレンズ以外では
高解像度の絵が得られないということではありません。
あくまでも個々のレンズの設計の善し悪しが重要です。
歪曲収差以外は絞ればある程度減少出来ますから
入門用レンズの中にも写りのいいレンズはあります。
また収差はレンズの味という部分にも関係してきます。
よっていままで書いてきたことはあくまでも一般的な解釈であり
写りに関しては個人的な好みということが絡んできます。
ですから単純に「高級レンズ=自分好みの描写をするレンズ」とは
言えません。
またそういう部分があるからこそ自分好みのレンズを選ぶ
楽しみがあるのだとも思います。
94厨房A:2001/05/10(木) 12:10
>>92 Yahooで検索しました。つまりgoogleですよね。
http://www.asahi-net.or.jp/~nr8y-ktu/syuusa.htm
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/photography/kumon/06j.htm
カメラのレンズではなくて難しいのですが...
http://www14.u-page.so-net.ne.jp/ya2/iwai-iol/Paper.htm

>>93
ありがとうございます。よく覚えておきます。
95銭なし隊腸
>>50
凄い本を教えてくれてありがとう。これから
この本で勉強します
このスレにカキコ無かったら気付かんかったよ