309 :
名無しさん脚:
俺の馴染みのギャラリーなんだけど、販売しているプリントの半分近くがインクジェットプリントだったりする。カラー、モノクロ問わず。
モノクロだけど3年くらい前に見たエプソンでやってた森山大道のインクジェットプリントは
森山のプリントを知っている身からすると物足りないものだったけど、ほんの2, 3年でインクジェットプリントも本当に良くなってる。
俺が見る限りそのギャラリーで売っているインクジェットプリントはたしかに良い。
カラーは明るいところに出して見ると色が薄いように感じることが多いが、展示する環境を考えると問題は無い感じ。
モノクロは自分ではやらないというのもあるが、
RCペーパーの銀塩モノクロとインクジェットとを比べると本当に違いが分からんくなってきた。バライタはまだ優位性があると思う。
簡単な設備で綺麗にプリントできるから俺はまだまだ銀塩プリントやるけど、新規参入する人はよほどの好き者しかいなくなるかもなあ。
310 :
名無しさん脚:2010/07/16(金) 04:49:56 ID:FdnNj2us
可能性は認めるが保存性がなぁ・・・・
311 :
名無しさん脚:2010/07/17(土) 02:38:39 ID:c9a0osGC
インクも耐年性が高まっているそうだし、ペーパーもアーカイブ用のものがあるよ。
保存性に関してはインクジェットでもちゃんとした設備と材料を使えば問題無いみたい。
一般用の安物使ってると画質も保存性も駄目だろうけど。
銀塩カラープリントって簡単だからもっと広まっても良かったんだけどねえ。
ちょっと凝った人がカメラとレンズに掛ける金を考えたら設備投資も大した額にならないし。
312 :
名無しさん脚:2010/07/17(土) 09:37:24 ID:My88Z9mM
簡単と言うけど、本当に簡単に成ったのは90年代後半からだからね。
80年頃は写大でもカラー暗室は選択だったから、うちの学校でもカラー経験者は20人位だったよ。
写真家がまだカラー暗室やって無かった頃アマチュアは盛んにやってて、
ラッキーのCPやサーマホォトやJOBOのプロセッサーが発売に成った当初は、
大手カメラ屋店頭で結構デモもやってて買った人も多かったけど、
ミニラボ用の薬品が簡単に手に入るまでは例えプロセッサーを使っても、酸化が早く安定はしなかったんだよ。
昔から暗室やってた人達はその頃には気力尽きてやめてった感は有るけどね。
313 :
名無しさん脚:2010/07/17(土) 14:02:01 ID:4Hk8Q5ZK
たしかに俺はここ10年あまりの事情しか知らないわ。なるほど、昔は違ったのね。
考えたら俺のキャリアは写真のデジタル化とともに始まってるわ。
俺自身はデジタルでもできないことはないって程度で、デジタルでの撮影からプリントへの流れはフィルムでやる時ほどの自信は持てない。
銀塩カラープリントは手軽になると同時に黄昏を迎えていたわけか。
難しいといまだに思われているし、その迷信を払拭できないままに消えていく技術なのかなあ。