Nikon FM、FM2、newFM2、FM3A、FE、FE2、FA統合スレッド9

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496493
>>494
よくぞ聞いてくれた。実は2台とも俺自身がアポンさせた訳じゃないんだが・・・

1号機の最期は壮絶だった
山にも海にも連れて行った。苦楽を共にした相棒だった。
ある時友人が雑誌の取材で国後島にカヌーで上陸するので貸して欲しいと頼まれた(ちゃんと当時のソ連政府の許可つき)。
で、貸した所、上陸直前に大波を食らってカヌーが沈(転覆)。
ちょうど撮影中だった友人は俺のFE2を離さなかったらしい。
後日手渡されたカメラは全ての部分が固着し、錆び付き、強引に裏蓋を開けると北方領土の海水がポタリポタリ・・・
「流石はニコン。死して御国の防波堤となったか!!」
本来カメラを壊されて怒っても良いシーンなのかも知れなかったが、兎に角友人自身が生還した事に加え、壮絶な死にっぷりに感動しちまった。

つづく
497493:2007/06/23(土) 20:48:03 ID:0/Y+XzBp
2号機の最期は可哀想だった
友人から、1号機の代償に新品NewFM2を買って貰ったが、3点表示のメーターが性に合わず、すぐ売却。
当時FE2の中古が滅茶苦茶高騰していた時で、相場は7万位だった。
ところが当時高輪にあった松坂屋に行くと、半値の3.5万のブツがある。確かに汚かったが気にせず購入。
ボロボロのプロストがついていたが、「こんなキタナイ肩紐なんぞ要らない」と言ったら、代わりにフィルムくれた。
コイツも山にも海にも川にも連れて行った。元からボロだからラフに使えて良かった。
しかしある時期ツァイスの描写に惚れ込み、コンタックスに流れた。
4年後、「レンズだけでは写真は撮れない」事に気づき、ニコンに戻ってきたが、その間殆ど使わなかったFE2はAi連動機構の調子が悪くなっていた。
既にメーカーは修理打ち切り。キィートス等の存在も知らず、困った挙げ句にペンタックスの修理で有名なH工作所に電話したら、修理を受けるのと事。
で、送ったのだが・・・修理から上がってきたら全然別のカメラになっていた!
外装も、フォーカシングスクリーンも、挙げ句にシャッターユニットまで!!
話に聞く「部品抜き」って奴ね。
勿論クレームつけたら詫びられて、すぐ直すから送り直してくれと言う。
で、再度帰ってきたら、また部品が入れ替わっていた。これを繰り返すこと2回。
もう力尽きてSCに点検出したが、「シャッターユニットはじめ不良箇所多数」との診断。
もはやH工作所とは話す気力もなく、ヤフオクで症状明記の上、ジャンクとして叩き売っちまった。

以下教訓。
1.他人に機材を貸す時には、もう帰ってこないと言う位の気持ちでいる事。
2.修理屋は厳選し、信頼と実績のある所に頼め。

以上、長々と失礼。