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ややミクロ的な視点になるが、
撮ることやプリントと同等以上にセレクトや並びが重要なのは言うまでもない。
また、1枚1枚の写真が技能的、美的(広義)にレベルが低くとも、作家の
思想が練り込まれた(若しくはそれを戦略的に狙った)写真群は観る者の心
を捉える。機材を操るテクニックや知識を越えたところに写真の価値がある。
さて次に、
1.思想が練りこまれた写真群-----「上手い」を越えた領域
2.思想を戦略的に狙った写真群-----「上手い」領域
どちらも結果は同じ、観る者の心を捉えるが、作家の頭の中の構造
(=ディープなパーソナリティー)は全く異なる。
どちらの域なのか、また二者択一なものではなく、混沌としたもの
なのか。
少なくとも自分は2の域から脱していない。1とは何なのだ・・・