46 :
名無しさん脚:
当時のキヤノンって精機工業からキヤノンになったばかりの
ニコンになりたい新興大衆機メーカーで、F対抗機としてF-1を出したんだけど、
400mm以上の超望遠でミラー切れを起こすことがわかって
せっかくつかんだ(日本国内での)プレスのシェアを全滅に近いくらい失ったのね。
当然、F-1以前に業務用機なんか存在しません。
で、コニカっていうのは戦前からあった名門カメラメーカーで
その名もずばり「コニカプレス」って言う報道用カメラがあったりして
基本的にはプロ機が強いメーカーだったのね。
コニカが大衆機のイメージがあるのは「さくらカラー」とかと一緒に売ろうとしたときの
日本国内での宣伝の仕方に問題があったわけで、実際には業務用機が強いメーカーでした。
アメリカでFT-1がいかにプロから支持されたかというのは、こいつは長尺のフイルムが使えなかったので
わざわざ北米向けの報道特機としてFT-1 PRO HALFなるハーフ判仕様を作って全米の通信社に送ったというエピソードからもわかります。
キヤノンが本気で業務用機のシェアを取ろうと思ったのは「エリザベス女王」事件からだというのは書きましたけど
いずれにせよ、それまでのキヤノンはホントに大衆カメラメーカーでしたね。