503 :
名無しさん脚:
そもそも28mm自体、レトロフォーカスにした、設計上でかなり無理をしている。
レンズの解放F値が小さくなるほど、諸収差の除去が困難。
ノクト自体は、収差補正のコントロールのしやすい対称型のガウスタイプを採用している。
精研削非球面レンズの究極の性能は、製造過程で超・職人がコントロールしないと良い物にはならない。
単なる研削非球面と、職人がコントロールして作った物は精度が異なる。けれど、今のどのメーカーでも
超・職人の殆どが定年退職しているとの話。
また、作ろうと思えばニコンなら作れるだろうが、コストがかかりすぎてしまい、結局販売単価は
尋常ではない価格になるだろう。こんな物を心底ほしがる人間は、カメラ人口のほんの一部にすぎないので
開発費用の回収もできないから、昨今のメーカーでは作りたがらない。
現在主流の非球面レンズは、型にはめてプラスティックを非球面レンズ化するものや、ガラスレンズに
密着させて非球面化するものなどが殆どなので、ハナから精研削非球面ガラスレンズ使用のノクトと比べるの酷と言う物。
精度の基準が違いすぎる訳。
よって、ノクトクラスのレンズは、工業用の専用レンズや、軍用みたいな需要でしかお目にかかれないと思われます。