まずは訂正。
>>191の「0回」ってのは嘘。0回じゃ何も読めん…。
で、
>>199。
マルチサンプルスキャニングによるシャドー部の「ノイズ」の違いは、見た目では
よくわからんです。4000dpiで取り込んでるせいもあって、ノイズなんだか粒状感
なんだか。比べて見ればその差がわかるけれども、単体で見たらわからないだ
ろうというくらいの差。
シャドー部の「画質」の違いは、黒く潰れた部分から階調がほんの僅かに現れる
という形で認識可。例えば杉林の写真をマルチサンプルスキャニングすればする
ほど、影の部分から葉が浮き上がってくる。
ただ、その浮き上がってきた部分は印刷したら潰れるかどうかギリギリのレベルで、
プリンタの設定がきちんとできてないと再現不可能だと思う。少なくとも、ドライバ
推奨設定では確実に潰れる。
自分のプリンタが0〜255のどの範囲を認識可能に印刷できかチェックして、その
上下端に画像のハイライト・シャドーが来るように白色点・黒点を取り、適切な画像
処理を施した後にPhotoshopでICCプロファイルを使った印刷(ドライバ側は無補正)
をするくらいしないとダメ。
シャドー部のほんの僅かな画質の違いを生かすためにこうした手間隙を惜しまない
なら、マルチサンプルスキャニングは有効に生きてくると思う。