【MINOLTA】ミノルタスレッド その7【MINOLTA】

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853名無しさん脚
>>847
まず、単焦点はαの代には既に設計が固まっていたので、それ以降は
光学的に大した変化は無い。あっても、その差は微妙。よって話は主に
ズームレンズの事になると思う。

ズームレンズは90年代から二極分化が発生してしまい、高性能Gか
ゴミのような安物の二択へと移行していった。レンズ設計もGでは性能を
追いかけたが、普及クラスは小型である事、安く作れる事が前提となり、
両者の差はどんどん開いていく。AF時代に入ってから、ビギナー〜中級
者〜プロという三段構造が徐々にビギナー〜プロの中抜け二段構造に
なってしまったのよ。

標準ズームでは複合型非球面レンズを小型軽量化やローコスト化による
性能低下の穴埋めに使い、小型化による開放F値の低下、プラ多用によ
る操作感の悪化など、普及クラスは目も当てられない状況に落ちぶれた。
35-70は代を負うごとにひどくなり、35-105は無理な小型化が祟り、
28-85も28-80クラスへ移ると使えね〜レンズへ変貌。xiズームによる
暗黒時代もあった。(xi28-105は悪くはなかったがxiだったから・・・)

で、そのあとようやく24-85/3.5-4.5が登場。xiから練り直して引き継いだ
28-105とともに、中堅ユーザーが使えるレンズが復活。24-105に引き継
がれ現在に至る。倍率が上がって尚かつ画質も使えるレベル。マンセー

つづく
854名無しさん脚:04/02/06 16:06 ID:s360YEw+
望遠ズームでも似たような状況が発生しており、AF時代当初の定番だった
70-210/4はダブルテレフォトの70-210/3.5-4.5へ引き継がれたまでは
まだ性能低下を懸念する必要はなかった(ただし画質が向上してるとは
言えない)。三代目は絶望的なローコスト化でゴミと化して消えちゃった。

75-300/4.5-5.6も初代は安定した性能を持っていたが、二代目以降は
設計も大幅に変更、ローコスト化も非情なまでに進み、画質は二の次で
大きく写るだけのレンズとなって現在に至っている。このクラスでせめて
もの救いとなっているのは、ダブルテレフォト型で登場した100-300クラス
がAPO化されて、中堅ユーザーが使えるレンズがあるという点だろう。
実際、初代75-300の画質を超えるのはAPOの100-300しか無い。

広角ズームは24-50/4がずーっと引っ張って、24-85が登場するまで
頑張ってたので、特に書く事はなし。

つまり、α登場時のズームレンズを超えようとすると、今でもそれなりの
レンズは必要になってしまうこと、当時の同クラスがその後にゴミ化した
ことなどによって、「中古の方が画質いい」と言う評価が生まれたものと
思われる。単に落とした質を戻しただけなんだけどね。

Gのズームを見ればわかる通り、技術は確かに向上してる。でも、レンズ
は性能に技術を振り分けられる程度のお金を掛けて作らないとダメってのは
今も昔も変わらないんだよね。で、やっと良い方向に向かってきたと思ったら
不景気とデジカメのダブルパンチだもんなぁ・・・。