【ベンヤミン】写真論について。【ソンタグ】

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1悩ましい人:03/09/07 15:33 ID:SJCVaeBZ
とやかく論じられ、うだらうだらと語られる写真論の本。
ベンヤミン「複製時代の芸術作品」
ソンタグ「写真論」
ロラン・バルト「明るい部屋」
西井一夫、荒木経惟、飯沢耕太郎 の多数の著作
等々。
わかるようでもあり、わかるぬようでもあり。
なるほどと思ったり、読めば読むほど混乱したり。
さて、本当に役に立つのか?

これはナイスな写真論だぜ!というのがあれば書いてみてくだちい。
実証的な役に立つものから、聞き齧り、妄想まで可。
(妄想の方はハンドルに「妄想家」と記入しましょう。叩き防止になるかも。)
2名無しさん脚:03/09/07 15:34 ID:2exTwghJ
  @ノハ@
  / ‘д‘)すいません、ちょっと加護りますよ・・・
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 U  .U


  ノハヽヽ
  /●´ー`)すいません、ちょっとなつみますよ・・・
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3悩ましい人:03/09/07 15:39 ID:SJCVaeBZ
ネタ振りしてみる。
今、ソンタグ「写真論」を読んでます。
この本にはほとんど写真が載ってません。
マジでわからんのですが、これで写真を論じられるのか?と。
写真を見ないで、写真を語るってどうなの?
ヴェルナー・ヴィショップとかルイス・ハインとかってみんな見たことあるの?
漏れは見たことないので引き合いに出されてもな〜。
とか呟いてみる。
4名無しさん脚:03/09/07 16:55 ID:Jgv03RBa
「複製技術時代の芸術作品」は本筋はメディア論で
写真に触れる項もあったけれど映画への通過点であったので
特に写真について記した「写真論」も読んでみることをおすすめします。
いずれの論文はすばらしいけれど現代における写真のありかたが
ベンヤミンの射程距離を超えてしまった以上、良くも悪くも古典だね。

ソンタグの写真論については森山大道がこんなことを言っている。
「写真論の折り返しの著者近影の写真をふと見たらとてもキュートだった」と。
これは本当に現代的な写真論だと思った。
「ヴェルナー・ヴィショップとかルイス・ハインとかってみんな見たことあるの?
漏れは見たことないので引き合いに出されてもな〜。」
これもすばらしく現代的な写真論だと思うよ。
引き合いに出されてから見るんじゃあまた無意味だしねえ、
真に現代的で現実的な写真論を論じるには写真家の写真は必要ないよね。
5名無しさん脚:03/09/07 17:10 ID:QrBQWBvp
哲学板にもスレがあった

写真を哲学する。
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1049293729/
6悩ましい人
>>4
漏れは大道さんが好きなので、大道さん周辺の西井さんの本は5〜6册読んでたりします。
で、実はベンヤミンは「写真小史」しか読んでないという薄味っぷりだったり。
「写真小史」は軽くとはいえ、論じられた写真が載ってたりしたので、やっぱり
話がわかりやすい。
しかし、ソンタグはほとんど全くと言っていいくらい論じられた写真を載っけてないですねぇ。
やっぱりこれはわかりにくいのは言うまでもないんですが、全ての写真は
「肉体的に唖である」わけで「下に書かれた文章の口を通して語る」ということを
ソンタグは言っているわけで、ソンタグの文章で説明された写真を載せるということは、
「政治を超えて永遠の映像となる可能性」を削いでしまうからという深謀遠慮なのかしらん?
というのは深読みなのかどうか知りませんけど、やはりサービスが足りないと思うぞ。ソンタグ。
ていうか、見たこともない写真についての解説なんて知っていてもハッタリにしかなりませんし。
しかし、大道さんはやっぱりスルドイ。

>>5
そのスレ死んじゃってますね。
おもしろいことも書いてあるので残念でつ。