【表現力とは? 感性って何なの?】

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393名無しさん脚
初日の午後一杯で鑑賞した。写真を撮るようになって初めて大まじめに見たような気がする。
(がらがらなので、まるで自分の為の招待日だったような感じがした。はは)

主目的は、なんでこれが受賞するのだろうという予てからの謎を解くためである。なんちて。
で、感想は、オリジナルプリントを見て納得したものと拍子抜けしたものと両方ある
ということに尽きる。
ミュージアムに収蔵されるプリントは当然作家の理想の大きさなんだよね?
(まさか値段で号数を変えてないだろな?)

(1)オリジナルを見て納得した作家
・武田花・・・・あの犬は眩しそうにしてるだけかと思ったら、本当に眠そうな眼差
をしている。オリジナルのサイズで見ないとわからない。
・大西みつぐ・・オリジナルプリントの立体感がすばらしい。安い印刷ばかりで紹介
されるので損だね。
・小林のりお・・あんな大判で高精細なカラープリントをしてるとは思わなかった。
枯れ野の犬の死体がさらに雪に埋もれていく写真も。
・ホンマタカシ・これも高精細で意外だった。というかふーんという感じ。
394名無しさん脚:2005/04/23(土) 22:00:24 ID:UjU9R6sD
(2)オリジナルを見て期待はずれだった作家
・渡辺兼人・・・なんであんなに小さく焼くのか逆に謎だ。眼が痛くなった。嫌い
・田原桂一・・・あんな粒子の荒い写真をあんなに大きく焼いて。壁の汚れかと思
った。ガラスケースの中に申し訳のように「流行通信」のヨゼフ・ボイスの
写真が開いてあって笑ってしまった。直木賞みたいに賞をとらせないといけ
ない作家だったんでしょうか?
・三好和義・・・高精細でクリアな写真を想像して行ったら案外甘いピントなので
驚いた。もしかして商業印刷がターゲットでしかないのかなと想像した。
・今道子・・・・コントラストが強いので雑誌で見るのとまるで変らないと思った。
(悪い訳ではないが)意外性がないのが意外だった。で、あんな生臭い写真を
撮っている姿は狂気の沙汰に見えたんだろうかと変な想像ばかり。
・蜷川実花・・・基本的にあれはポストカードではないのか?荒い写真が無意味に
大きくプリントされていて謎だ。
・HIROMIX ・・・歯磨き少女とあの甘ったるい顔をした少年の写真しか見るものが
ないだろうと思っていたが、雑誌ではちゃんと階調が出てるのに、オリジナ
ルプリントは見事に飛んでる!雑誌が直してたのかよー。知らなかったな。
・松江泰治・・・戦慄するような超高精細画像を見るのだと思ってたら違った。
395名無しさん脚:2005/04/23(土) 22:01:01 ID:UjU9R6sD
(3)オリジナルを見て意外だった作家
・倉田精二・・・あんな大判でクリアなプリントをしてると思わなかった。細密。
しかし額装ごと割り印を入れるようにサインしてる。ヤーサンに違法コピー
を売り捌かれたりとかしたんだろうか?
・岩合光昭・・・常々つまんない動物写真をと思っていたのだが、空飛ぶ烏賊と崖
に追い詰められたペンギンの写真を見て、ああ取るだろうなと合点した。
・柴田敏雄・・・こんな超大型プリントでこんなものまで解像してるのかと感動した。
衛星写真よりある意味驚いた。

(4)オリジナルを見て期待以上だと思った作家
・藤原新也・・・安い紙に悪い印刷のものしか見たことなかったが、店番をする中国
人の爺さんの写真になぜかうっとりした。
・中村征夫・・・すばらしいクリアな海中写真。
・畠山直哉・・・戦慄の高精細写真。工場の奥の住宅街まで高精細なのでジオラマの
ように見える。(しかし解説パネルに「遠近感」と書いてあるのはちがうだろ)

川崎市民ミュージアムから溝の口まで1時間半ぶらぶら歩きながら帰ったら疲れた。
396393:2005/04/23(土) 22:02:30 ID:UjU9R6sD
木村伊兵衛写真賞の30年展を見てきた。・・・が抜けてた(誤爆ではありません)
397393:2005/04/23(土) 22:36:06 ID:kbNhIClu
おまけ
(5)収蔵作品が少くて残念だった
・オノデラユキ・・・古着が2枚だけ。transvestを見たかったのだが。
398亀爺:2005/04/23(土) 23:16:28 ID:BR/VVvnt
>>393
概ね正しい御判断かと思います

ここで自分の知人達の名が語られるのは面映いですね
399393:2005/04/23(土) 23:24:49 ID:yiJAOEfr
へ?そうなの。HIROMIXにちゃんと焼いて納品しなおせって言ってよ。
400名無しさん脚:2005/04/23(土) 23:46:49 ID:C+NAoNqx
>>398が「知人」って言ってるのは単に「知」ってる「人」という意味なんじゃないの?
401393:2005/04/23(土) 23:50:40 ID:yiJAOEfr
>>400 それゃ日本語じゃないよー。どっちでもいいけど。
402名無しさん脚:2005/04/23(土) 23:56:43 ID:C+NAoNqx
というか川内倫子と鈴木理策はどうでした? >>393
403393:2005/04/24(日) 00:05:05 ID:yiJAOEfr
川内倫子はシャボン玉のと切れかけたネットのがあったけど、ふーんて感じ。
何が評価されたの?
鈴木理策は恐山の解釈が理解できなかった。まるで砂利採取場にしか見えない。
404393:2005/04/24(日) 00:07:18 ID:yiJAOEfr
両方とも大きなプリントでファンの人には良いのかも。
405398:2005/04/24(日) 07:48:38 ID:AoJENzcx
知人=友人や友人の奥様の事、どうでもええけどね

私も同好の志ですわあ、一応写真家でつわあ
406名無しさん脚:2005/04/24(日) 23:42:18 ID:RBj515VV
>>405
2chでそういうこと言ってるとまるでばかみたいだからやめれ。
407名無しさん脚:2005/04/24(日) 23:46:49 ID:zGHpRLSH
2chって何者?
408名無しさん脚:2005/04/25(月) 00:12:28 ID:fdv/H+3U
曲者
409名無しさん脚:2005/04/25(月) 15:23:00 ID:z32W/3E9
>>403
「なぜ評価されてるのかが理解できない写真」は
理解できてない以上、批評しないほうがいいよ。

もし仮に評価された理由が分かってまがりなりにも
その写真を理解できるようになったところで
「でも俺は嫌いだな〜」って思うだけじゃん。
410名無しさん脚:2005/04/25(月) 22:10:12 ID:6pE3CiW3
そうだね、好き嫌いは当然あるわなあ

どんな芸術分野でもあるが…
411393:2005/04/27(水) 23:07:01 ID:MnG6eICL
>>409

いや、問われたので率直に感想を。嫌いだって言えば良かったのか。
鈴木理策が嫌いな理由は簡単なの。坊さんの頭がてかてか光ってるのが生理的にいや。
412名無しさん脚:2005/04/27(水) 23:16:41 ID:VYTQZFBl
感想と評論・批評は別次元
413393:2005/04/27(水) 23:33:52 ID:MnG6eICL
評論してるつもりはない。393に感想だって書いてる。
414名無しさん脚:2005/04/28(木) 00:15:43 ID:dQXMPa0l
今日、木村展みてきたけど
第4展示室の写真をみてなんかほっとした感じをしたのは
やっぱだめ?
415名無しさん脚:2005/04/29(金) 01:37:31 ID:ZKzpzSXK
よろしいんじゃあ?
416子供の日:2005/05/05(木) 18:35:01 ID:qLIOc3/I
保守
417名無しさん脚:2005/05/13(金) 17:38:02 ID:k9q6VNL2
漏れも今日、木村展みてきた。

所詮、新聞屋が選ぶ目線なんだよね。とツッパッってみるテスト。

べちゃくちゃ喋り通しのババァ2人組みと、ボールペンカチカチ鳴らす
馬鹿娘と、ハイヒール鳴らして歩くバカ女に気が散った。集中力散漫な漏れ。
418名無しさん脚:2005/05/16(月) 00:42:55 ID:WwamuR+j
それに俺の知人が出てるんだよ!
419名無しさん脚:2005/05/17(火) 00:09:22 ID:wARFl1Vv
彼は藻前を知人だと思っていないよ。
420:2005/05/23(月) 23:11:43 ID:WnDxrPPd
なんで判るの?
421名無しさん脚:2005/05/24(火) 04:16:22 ID:dM7s49GQ
>>418が知人だと思ってる人は実は>>419の知人で、>>419はその人から>>418は知人じゃないよ
と知らされたから。
422名無しさん脚:2005/05/24(火) 23:50:30 ID:PphNsikZ
コナン君か?
423名無しさん脚:2005/05/25(水) 00:41:18 ID:GpXmLGwA
自慰ちゃんのナニかけて、お肌ドロドロ
424名無しさん脚:2005/05/26(木) 07:49:13 ID:t7z8ZY+k
表現力とは? 感性って何なの?
425名無しさん脚:2005/05/26(木) 08:07:42 ID:555IsPhu
>>424
どうしようもない素人写真をレッスンプロが仕方なくほめるときに使う
言葉
「ふ〜む、いい写真だ。感性はなかなか優れていますね。表現は稚拙だが訴えるものがある。さあ
技術を学んで私と一緒にいい写真を撮りましょう」

または同じような写真ばかりでウンザリしたフォトコンの選考委員がたまにセルフ記念写真やしょうもない
水溜りの写真なんかに「おおっ、これは感性のなせるわざか!」と
おおげさなコメントつけて上位に入選させること。
426:2005/05/26(木) 21:05:50 ID:lMBaPsR6
そんな事いつも言はれてまんのんか?

それとも言ふてまんのんか? 前者と見たがw
427名無しさん脚:2005/05/29(日) 23:23:17 ID:qi6KdQhK
いや確かに水溜まりはしょーもない写真だとは思った。
やつはあれを選んでどーしようと思った訳?
428名無しさん脚:2005/06/07(火) 18:56:25 ID:1zy7ksvi
水溜りってどこ?
429名無しさん脚:2005/06/13(月) 23:41:23 ID:HuHRprw3
「風景写真誌」のこつか?
430名無しさん脚:2005/07/06(水) 12:41:22 ID:xqL8+Krp
時折見かける、撮影会でのポートレイト。
あそこには「素朴」だの「やさしい」だのというコメントがついてるが
私らにはさっぱり理解できない糞写真が並んでる。
431名無しさん脚:2005/07/06(水) 12:55:55 ID:YPLQyiIw
だからコメントつけようのないものへの決まりコメントですよ
432名無しさん脚:2005/07/06(水) 12:57:56 ID:ShUKI+RU
よい感性とは

安易にネコ写真を撮らないような心がまえだな
433名無しさん脚:2005/07/06(水) 13:17:05 ID:awzyrvcN
「画面に猫が入ると写真がダメになる」ってなことを言ったのは誰だっけ。
434名無しさん脚:2005/07/07(木) 16:58:18 ID:WNUuFys8
子供も禁止方向で・・・
435名無しさん脚:2005/07/09(土) 09:03:40 ID:Knh3fMj5
東京都写真美術館の報道写真展見た。

オリンピックの競泳の飛び込みの瞬間を水中から撮ったのはさすがプロだと思った。
が、特権的なシチュエーションで反発を感じた。嫉妬かな。

それより、発見というか見つけたという喜びを感じたのは、バイコヌール近辺のロケ
ットブースタの残骸から金属漁りをしている人々の写真。
不思議なピントの合い方をしていて、雪だか草の綿毛だかなんだかが幻想的に舞うメ
ルへンな感じがするやつ。何回も戻って見入ってしまった。

エイズキャンペーン関連の白いドレスの黒人少女の写真は、なんでウルトラカラーを
使うのか疑問だった。綺麗なのは間違いないけど。
背景の草の色がプラスチックみたいな毒々しさで、お前は何を表現したかったんだと。
436名無しさん脚:2005/07/09(土) 09:53:20 ID:FwSdIuEX
フィルムがそれしかなかったんじゃね?
報道写真だし表現とは特にないのかも。
437名無しさん脚:2005/08/10(水) 21:34:45 ID:z9ZiIkTr
あげえ
438名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 17:57:11 ID:2duOdWvt
写真はものの見方をどのように変えてきたか「3.再生」とブラッサイ展を見てきた。
東京都写真美術館

植田正治だけ異質なんですね。でもあれは戦後の写真か。
大きく空けた空間の周囲にきりっとピントの来た人物を配する。ご近所さんか
知人と思われる父娘をひとりづつ同じやり方で。(きっと本人には普通にトリ
ミングした手札判を渡してごまかしたに違いないとか思った)
美術館の壁面にも使われているけど、大型の展示にマッチする現代的な巨匠の
作品の趣きがある。
彼の生前の個展ではどういう展示方法だったんでしょうか? 東京都写真美術館
ではそういった記録を集成してはいないだろうか?誰か知らない?

作家としては桑原甲子雄が気に入った。
(プリントのクールな黒さに惹かれるのは悪い癖だ)
2.26事件の馬場先門の写真はまるで真新しいできたての報道写真を見るような
錯覚を覚えた。事件がすぐそこで進行している様な臨場感というのか。
古びていない。
町屋の職人の家のおもてがガラスのショーウインドウになっていて、15〜6の
見習い募集の札がある下に寅さんみたいな男の寝そべった半身の蝋人形が飾ら
れている。ガラスに写っているのはマントかあるいは着物の袂を広げてカメラ
を縦に構える甲子雄の姿。ざんばら髪で眼鏡を掛けた痩せた男の姿は当時はイ
ンテリの姿と評されたのだろうか?今ならオタクと呼ばれるのだろうか?

ブラッサイは蛇腹の小型カメラと骨はかなり細いがうんざりするほど重いであ
ろう三脚と24枚ほどの乾板を持って、マグネシウムのフラッシュを炊きながら
あの写真を撮っていたのだそうだ。
アルベール一家だのならずものだのといった題のついた写真。金は使っただろ
うな。けちると収まりがつかないのではなかっただろうか。
ああそうだ、裸婦のお尻の皮が向けている写真があって、最初、原版からコピ
ーするときに傷んだプリントをそのまま撮影したのかと思ってしまった。
ポンピドーセンターからの貸し出しだからそれはないよね?
439名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 18:01:04 ID:2duOdWvt
中村立行のこと書くの忘れてた。
戦後まもなくは「猟奇」に写真集の広告出してたんですね。
いいよーいいよーとか呟いて側で見ていたご婦人に気味悪がられてしまった。
440名無しさん脚:2005/09/30(金) 18:07:25 ID:gbIvUi/C

441名無しさん脚:2005/10/15(土) 00:15:53 ID:4CQrrr0f
で、なんか新ネタはないのか?
442名無しさん脚:2005/11/11(金) 00:18:08 ID:BqpdjUme
「ドイツ写真の現在」を見てきた。国立近代美術館

シュミットを見てしまった為に、全体にpoorな先入観を持つことになった。
あれを見てウォーホルの粗雑なコピーという感想を抱いた私はばかなのだろう。
ナチス写真の印刷物の拡大写真はドイツの近代科学の棄景そのものだ。

あれを見たおかげでベッヒャー夫妻のタイポロジーやトマス・デマンドの造型
やグルスキの巨大写真を見ていて、いらいらと落ち着かなかった。
作品の「意味」をじっくりと考えて楽しめるはずだったのに。

ティルマンスのちょっとエロい写真を見て落ち着いたのだが、シンクが良かった。
東独復興開発の空虚な光景。でも素人写真を褒めているみたいで変な気がする。
そんなもんだ。
(いや、そんなもんじゃないか。なんか感覚がおかしい。隣でやってたザンダー
の写真のリッチさが酷く恋しい)

ロレッタ・ルックスはチバクロームのオリジナルプリントの展示ということだが、
あれを見て、書店に出ている写真集は購入する価値があると思った。
当然なのもしれないが、ゼラチンシルバープリントと写真印刷ほどの違いはない
んだよねカラーだと。
443名無しさん脚:2005/11/12(土) 03:49:07 ID:N7EJScjZ
亀板っつーのは、なんでセオリー通りを嫌うの?
しかも、セオリー通りのものがしっかり表現できてないの?
444名無しさん脚:2005/11/12(土) 10:03:52 ID:MwqtkLpi
>セオリー通りのものがしっかり表現できてないの?

詳しく
445名無しさん脚:2005/11/14(月) 19:25:11 ID:pMPLF8IG
>>443
一行目は確かにそうだが、二行目はさらしている香具師だけだろ。
446名無しさん脚:2005/11/18(金) 22:11:58 ID:7d4rC/Xt
>>438 関連
東京都写真美術館 10周年記念特別企画展「植田正治:写真の作法」12月17日〜

しかし、土門拳が褒めたっていう紹介文は呆れたね。
土門拳はもう歴史の中に埋もれつつあるとはいえ、絶対的な権威でもなかろうに。
447名無しさん脚:2005/12/17(土) 11:41:00 ID:z1XRCuw2
を、今日からだね。
448名無しさん脚:2005/12/17(土) 15:28:14 ID:ZVm6PotM
土門拳がギンガムチェックのシャツで半ズボン!で写ってるのがあって、
土門の権威によって評価が左右されたのでないことが判る展示にはなって
る。(少なくともそう思わせる)

それよりも、「子狐登場!」1948が気に入って写真集を買って帰ったんだ
が、売ってるなかでヨーロッパの巡回展のカタログのは、子供の周りにハ
ローをだしてて展示のバージョンとは別物ですね。
学芸員がいなくて受付は、印刷の具合が、とか口から出まかせを言ってた。
(印刷の具合で人物の周りにハローが出るんじゃカタログにならんだろーが)
449名無しさん脚:2005/12/17(土) 15:32:13 ID:ZVm6PotM
で、疑問なのは、ヨーロッパ巡回展カタログのバージョンが実在するのか
ってことだな。
つい2004年のことだから誰か知ってるでそ?
450名無しさん脚:2005/12/17(土) 20:31:58 ID:ciMQnRxZ
植田正治美術館の紹介画像(modernism)では、
http://www.japro.com/ueda/set/02.html
子供の周りにハローがくっきり出てるから、東京都写真美術館の展示は、言って
みればサブバージョンなんだろ。

でも植田正治は殆どレタッチをしていたようには見えないので、どちらが、と
言えば、東京都写真美術館のコレクションのほうが一貫性があるような気もする。
451名無しさん脚:2005/12/17(土) 20:55:04 ID:ciMQnRxZ
で、自問自答してもしょうがないので感想を
植田正治:写真の作法 東京都写真美術館を見てきた。

どれも小品であっけなかった。サイズは何て言うんだろ?A4より小さい。
そういう作家活動だったのか。戦後まもなくの地方での活動だものね。
でも、ファンのリクエストに答えた形(なんだろう)の80年代の
「砂丘モード」でもそれは貫かれている。

写真集の印刷を云々してもしかたないので止めるが、ひとつだけ。
74年の「小さい伝記」の最後の白いTシャツを着た少年の横顔の写真。
これはとてつもない値段が付くのではないかと思い、震えた。
modernism? realism? 違うな。

・・・コレクションは東京都写真美術館か植田正治美術館だったかどちらかの
もので、植田正治展という空間での幻想にすぎないのだが、すばらしい。
452名無しさん脚:2005/12/17(土) 21:04:45 ID:y1d8IcsN
たぶん・・そのプリントを持っているよ。
ただ、イルフォの初代RCなんで・・・・
453名無しさん脚:2005/12/18(日) 01:58:42 ID:uZGRYeZ/
>>452
はぁ?雑誌に掲載するときにくすねたってんじゃないだろな?
454名無しさん脚:2005/12/18(日) 01:59:56 ID:p+4EtQSx
チャーハンの相談ならのるぞ
455名無しさん脚:2005/12/18(日) 02:33:05 ID:EBv6XYX3
本人がリプリントするときはネガのコマも焼き込みもあえて変えたようなこと言ってたよーな
456名無しさん脚:2005/12/18(日) 14:26:47 ID:+B5J836t
>>455

ハローのあるほうが晩年のリプリントってことでオーケ?
457名無しさん脚:2005/12/18(日) 18:37:43 ID:SqXIVg1j
453
そんなことは、しませんよーw

455 周り焼き込んだのとか焼き込んでないのがありますよね。
初期は、焼き込んでなかったように思います。
458名無しさん脚:2005/12/18(日) 18:39:44 ID:SqXIVg1j
あと、頭の上に島が浮いてるのが好きなんです。
459 ◆A4R0lAe0RQ :2005/12/18(日) 21:06:19 ID:89LABLz/
馬鹿はカメラに触れるな

以上
460名無しさん脚:2005/12/18(日) 21:14:42 ID:esLv3Foo
おー、お前がカメラに触らないでいてくれるとハッピー
461名無しさん脚:2005/12/18(日) 21:34:43 ID:tXeyAhS0
>>460
触れないほうが良い、自分のこと頭悪いって言ってるから

968 : ◆A4R0lAe0RQ :2005/12/18(日) 17:45:09 ID:89LABLz/
   なんで写真やってるひとってこう揃いも揃って
   頭が弱いんだろうか。。。絶句するわ。

   なんて言った日には残酷な気持ちで胸がいっぱいになりそうで
   とても言えない!
462名無しさん脚:2005/12/18(日) 22:53:19 ID:liVbbR+P
寒くなると妄想が活発になるってのはどういうことだろう。
今市の犯人早く捕まるといいね。

てか、今日植田正治見てきたひといる?
463名無しさん脚:2005/12/18(日) 23:29:50 ID:SqXIVg1j
植田さんの本性は、リアリズム時代の
おどろおどろしさな気がします。
この感じは、彼の写真全ての底流に潜んでいますね。
464名無しさん脚:2005/12/19(月) 00:42:06 ID:mUR2HGXq
そっかなー。ガキを被写体にするのは普通だし、女房を引き摺り出すのも(成功
すればそれで)よし。
だけど、自分をフレームに入れて作品製作をする人は特殊なんだよ。

どういうことなんだろ?
彼は戦後まもなくに「逝けてる」自分と家族を被写体にした。
自分を見つめる写真家というのは、バカなのか自分に厳しいというべきか。
(自分の写真をブログに貼り込むナルシシズムとはちょっと違うような気が)

だけどやはり「植田はバカだからできた」に一票だな。
465名無しさん脚:2005/12/19(月) 00:53:54 ID:mUR2HGXq
時代かな。戦時中は国民服でイジイジと大衆を監視し指導することが生きがい
だった人間が沢山いたわけだからな。
自由になった自分と家族をテーマにすることは意義があった(単純すぎる?)
マルキシズムまで持ち出してあーだこーだはよそう。

「未来が存在した」と言うほうが良いか。
466名無しさん脚:2005/12/19(月) 00:56:29 ID:mUR2HGXq
時代を映し、そして時を越える「感性」か。。。
467名無しさん脚:2005/12/19(月) 00:58:10 ID:T4C37MD+
まんこ撮るのにも感性がいるんだぞ。
468名無しさん脚:2005/12/19(月) 01:06:44 ID:mUR2HGXq
まんこ奪るのに感性は必要の間違いでは?
469名無しさん脚:2005/12/19(月) 02:28:00 ID:KJEYHxHB
賞をもらっている写真を見ていつも思う。
感性、カメラ、フィルム以外に
『たまたま、偶然にも』
という要素の大きさを。
470名無しさん脚:2005/12/19(月) 10:57:39 ID:6/J7QGCm
まんこ撮るのも偶然が必要か。
471名無しさん脚:2005/12/19(月) 23:14:50 ID:6KdG2TzT
464
リアリズム時代と書いたから、マルキシズムですか?
違いますよ >>466 の底流に流れる「おどろおどろしさ」
の事です。植田の写真に共通して感じませんか?
472名無しさん脚:2005/12/19(月) 23:47:40 ID:7aXZaJWF
>>471
きみ精神が捻じ曲がってると思うよ。ほんと
473名無しさん脚:2005/12/19(月) 23:50:30 ID:7aXZaJWF
異常でないものの異常さを感知するってのはある種の自己投影だからね。
医者へ行きなさい。
474名無しさん脚:2005/12/20(火) 00:57:20 ID:EYKZf+jP
断言できるとは、すごい自信ですね。
この事を語る人は、他にも居ましてね私だけでは、ないのですよ。
貴方が感じ取れないからといって472 473 の反応は、とても愉快な
反応です。写真は、一人歩きしますから、貴方がどの様に理解されても
良いんですが随分と表層な事を述べられていると感じます。
私自身、彼と亡くなる迄の25年ほど交流がありましたがこの件について
話したこともありますよ。今も境港を訪れると水木ロードの彫刻を見て
潜むおどろおどろしさが何処から出てくるのか考えてしまいます。


475名無しさん脚:2005/12/20(火) 07:01:03 ID:7955TMg1
注意報発令
476名無しさん脚:2005/12/20(火) 07:27:16 ID:s83Bm2Z1
まあ、60以上なら戦時体験と戦時統制の記憶、戦後まもなくの貧困を直接に
想起してしまう場合もあるが、そうでない場合は。。。
477名無しさん脚:2005/12/20(火) 07:59:47 ID:FFY4DVKV
イシャはどこだ・・・
478名無しさん脚:2005/12/20(火) 09:53:08 ID:NBUVb5MR
メメクラゲキターッ!
479名無しさん脚:2005/12/20(火) 22:05:19 ID:44sLkiBe
>>477-478
ふっ...自演するしかなかったみたいだな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AD%E3%81%98%E5%BC%8F
480名無しさん脚:2005/12/20(火) 22:27:56 ID:EYKZf+jP
476
私は、経験がないのでw
そのような発想方法が全て間違いであるとは、思いませんが
彼のは、それで感じるであろう物と異質ですね。

誤解していると思いますが「おどろおどろしさ」が全面に出ている
なんて言ってるわけじゃありません。微弱だけど彼の作品に殆ど共通して
出ている部分を言ってるわけです。感じないから、解らない、否定する
のは、ご自由ですが排他的な石頭は、進歩がありません。
481478:2005/12/20(火) 22:37:27 ID:NBUVb5MR
>>479
いや俺は別人だ
このねじ式で子狐(面をかぶった子供)が登場するのは植田氏の作品と何か
関連あるのか実に興味ある。
482名無しさん脚:2005/12/21(水) 06:34:48 ID:lEehcTAc
警報発令中
483名無しさん脚:2005/12/21(水) 07:27:13 ID:lrF+zkAa
>>478
ねじ式をガロで見たころ、レトロなお面が欲しいと子供なのに考えたが、
祭の露店ではそんなものは売っていなかった。昭和40年台
つげ自身の追憶か、あるいはグラビア(植田正治?)からの着想ではあるはず。
とはいえ、植田正治の作品と結びつけるには、つげ本人の証言がないとね。
484478:2005/12/21(水) 12:52:33 ID:CEH/vsKY
黒澤明の「夢」にも第一話「日照り雨」に狐の面が出てくるがもしこれもなんらかの形で植田氏の
写真が影響してるとしたら面白いなあ。
>>483
鳥山明にも子供が狐の面つけてるキャラがいるがあれもつげつながりで植田氏の写真が
ヒントになっているかも
485名無しさん脚:2005/12/21(水) 20:23:30 ID:dp8YIOCk
狐のお面の意匠はごく一般的なものですけどね。
ひげ書いて細い目を二筋引くと狐でしょ?

手書きで作る時代から、すぐパリパリに割れてペシャンコになるセルロイドの
お面に移るころは大量生産の先駆けで、売れるものを作るようになる。
白い狐面とセルロイドのカラリングの違いを考えればどちらが売れるかは判る。
技能の継承(というほどでもないな)を考える必要がないとなれば、狐のお面
は作らないでしょう。

文房具かなにかで狐のキャラクタ商品があったような気がするが、ねじ式の頃
にはすでに「レトロ」というキーワードはあった。植田正治を持ち出すまでも
なかったと思うんですけどねー
486名無しさん脚:2006/01/14(土) 20:58:36 ID:LPYHr8Fq
ほs
487名無しさん脚:2006/02/02(木) 14:00:18 ID:pNcakL/R
感性・表現力は、インプットアウトプットの関係で
片方では成り立たないんだろうな。
488名無しさん脚:2006/02/03(金) 19:02:03 ID:7WFt+ql1
>>464
>だけど、自分をフレームに入れて作品製作をする人は特殊なんだよ。

植田には老齢になってから、ゴリラだかなんだかのゴムのお面を被って自分を撮
影した写真がある。
メッセージの意味はどこかで明かされていたのだろうか?
解釈としては、あの時代にそれをしたことにはメッセッージとしての意味があっ
て、老齢の今は顔はみせないよ、ということだと思っている。
489名無しさん脚:2006/03/17(金) 23:55:49 ID:2XMEo4+Z
あげ
490名無しさん脚:2006/03/27(月) 00:56:58 ID:AdTjLJiN
うは、沈んでる
491名無しさん脚:2006/04/09(日) 00:45:00 ID:/zYJQ6Vt
久しぶりに写真集を買ってきた。アラーキーの「ポラエヴァシー」晶文社 2000年

ああ、いい女を。こんなこんなこんなこんなこんなこんな・・・
リチャアドアベドンとかヘルムートニュートンとかファッション系の写真家を
羨ましいwと思っていたけど、これだけいい女を脱がして縛って髪切って転がし
てゴジラに踏みつけさせて。

チロちゃんがハンサム。

で、冷静になって何故良かったかを考える。
噂の真相の写真日記は欠かさず見ていた。その時常に感じていたのは、アラー
キーの写真家としての所為よりも、被写体の側から漏出する情念であった。
写真家は溶媒であって、作品は析出した素人の情念が結晶化したものであると。
そこでは写真家は「アラーキー」という名をもった自動機械でしかないのだと
いう幻想。

・・・この写真集を見て安心したのかな?
ドキュメンタリー作家ではないはずの写真家が意図せずドキュメンタリーを撮
らされるという呪縛からの解放。それも幻想に過ぎないが。
492名無しさん脚:2006/05/29(月) 21:51:53 ID:shWk364o
表現力って物は存在しないでしょう。
493名無しさん脚:2006/05/30(火) 20:09:57 ID:fRvjnxB2
いーえ、存在します。
494名無しさん脚:2006/07/03(月) 02:33:12 ID:COkZV1il
東京都写真美術館 で報道写真展を見てきた。

スポーツ関係はほとんどなくて、トーゴ・イラクと各国の自然災害。
イラクで殺害された父親の脇で泣き叫ぶ少女の服に血が。
懐中電灯の光の中に浮かぶ少女の姿と米兵の下半身。
その横に展示された米兵の遺体の帰還。どちらも真実で、無意味な死。

少し疲れを感じてソファに置かれたカタログを捲り、目の前にある写真の頁を確認す
る。大きなパネル展示の意味が分かる。カタログ掲載のサイズではあの衝撃を感じな
いのだ。

上の階で curator's choiceとかいうのをやってた。
ほとんど収蔵品からchoiceする訳だから、個人的嗜好の説明であっても謎めいた雰囲
気があった。(2chで発言してるのとほとんど区別のつかない解説パネルもあって、
おいおいと思ったが、まあいいか。どういうコネで就職したのかを知ってしまうとガ
ッカリすることもあるから、成果で示してくれというとこだね)

それにしても収蔵品データベースが御粗末だねー。
用意されたキーワードで検索をするとすぐに600件を越えましたになって、絞りこ
みの追加キーワードが使えない。
せっかくタッチパネルにしたんだから、五十音順の入力画面を用意しろよ。
(多分、プログラムでは可能になってるのだろうが、日本語・英語でデータにキーワ
 ードを付与する作業をやっていないんだろうな。結果が評価されるのを嫌うという
 のはお役所仕事の典型なんだけどね)
495名無しさん脚:2006/07/17(月) 19:00:59 ID:PLdCoNJT
表現力とか感性とかは元々存在しません。
「そう言う物を持っていない」と思っている人に意味があるだけの言葉です。
496名無しさん脚
いーえ、存在します。