601 :
名無しさん脚:
フィルターとか加工無しで写実的な風景画に代わる絵画的な風景写真。
たしかに丹地保堯あたりにその可能性が窺えるみたい。
前田真三もその路線を行きかけていたような。
だけど「絵画」と同じ土俵に乗せたら未だ未だ相手にされない様な代物みたい。
だけど絵としての価値を極められれば写真の可能性は底知れなくて絵画を凌駕できるかもと。
602 :
亀爺:04/10/12 00:01:03 ID:vTqaKxH6
603 :
亀爺:04/10/12 00:03:27 ID:vTqaKxH6
604 :
名無しさん脚:04/10/12 00:18:28 ID:K0/TlGGO
丹地保堯も前田真三も未だ未だと言ったら叱られそうだけど…。
写真を扱う画商が未だかつて日本に現れていない現実を見れば否定できないでしょう。
画家に匹敵する芸術家としての写真家の空乏と発掘育成の怠慢という事なのでしょうかと。
605 :
名無しさん脚:04/10/12 00:51:09 ID:K0/TlGGO
もしかして世間は未だ誰一人として写真の「絵としての価値」というものを知る由もないのかもしれないね。
606 :
亀爺:04/10/12 00:57:58 ID:F9f4Ce3L
確かに、だから一部かも知れませんが、若い僕達が絵画を追い越そうと頑張ってる訳だし、
画商を中心にした芸術作品流通システムもいつまでもつかという、何か時代が途方もない
方向へ流れつつあるのが現状でしょう? 絵画も書道もそういった面では旧いよやっぱり、
問題は大御所の高齢化です。
607 :
名無しさん脚:04/10/12 01:16:00 ID:K0/TlGGO
画家と相撲の取れる風景写真家って居ないでしょ未だ。
勝手にオリジナルプリントに高額つけたりしてるけど。
たまに良いのが有っても今一自分で基準が分かってない様子。
希有の気象条件とかの出会いによる記録性や偶然性に頼っていたりして。
確かに記録性こそが写真ならではの価値に他ならない訳なんだけれども。
何も珍しさだけが写真の価値ではない筈なんだし。
608 :
:04/10/12 02:06:30 ID:pya6kRpV
>>606 最近の絵画のほうが写真よりもずっとずっと前衛的じゃん。
前衛的すぎて、一般人の理解の範囲を超えてる絵画が多いの知ってる?
それが古いって、あなた何を見てるの?
609 :
亀爺:04/10/12 10:34:23 ID:OFJpRKCu
そんなこたあ判ってる。俺はあれらを絵画とは思っていない
610 :
名無しさん脚:04/10/12 11:12:56 ID:HsNJRV59
ーーーお尋ねします。ーーー
今週末ごろ、千葉県の稲毛海岸地区で
富士山に沈む太陽が見えるとのことですが、
場所、日時等知ってる方、教えてください。
日没の写真を撮りたいのです。
今週末なら、山中湖に行くのがいいよ。
ダイヤモンド富士見れるし。
612 :
名無しさん脚:04/10/12 12:30:18 ID:gCKuuKCo
風景画のような風景写真は食傷気味だ。
もっと斬新な視点での風景写真ってないものかどうか模索中。
613 :
名無しさん脚:04/10/12 12:31:03 ID:zvry5GNp
>>610 カシミール使え!
ピンポイントで知りたければ、少し早く現場に出掛けて
亀爺が集まっている場所の近くで撮る。
614 :
名無しさん脚:04/10/12 12:48:15 ID:DBndYcaF
615 :
:04/10/12 17:51:57 ID:9pWchukb
616 :
亀爺:04/10/12 18:25:02 ID:rvhNNXmS
>>615 そうかもしれないけど、今年の国画会観た? 板に木を貼り付けたモノは絵画か?
金属板をレーザーで焼き切って模様にしたのは絵画ですか? まあ遠近感を使った
面白いモノもあったので納得して帰ったが…
スレ違いになってきてるのでこのお題は止めよう、きっとウザイと思ってる人が
沢山居られるでしょうから
617 :
名無しさん脚:04/10/12 18:32:13 ID:K0/TlGGO
>>612 拙いのしか見てないからだよ。てか見せてもらえてない。
芸術的に絵として成立している風景写真なんて滅多に無いから。
618 :
名無しさん脚:04/10/12 19:15:45 ID:zvry5GNp
誰も書かないから、俺が書いておこう。
絵 な ん て た か が 頭 と 手 が 書 い た も の じ ゃ ん w
619 :
亀爺:04/10/12 20:06:58 ID:rvhNNXmS
亀板だからそんなんもアリかな?
若いモンは元気でいいのお!! ガンガレ!!
620 :
名無しさん脚:04/10/12 20:27:12 ID:wVUote/T
いまNHK BS hiでチベットの標高5000mm以上にある湖の番組やっとるんじゃが、
誰か逝って撮って来い。今時アンセルアダムスのヨセミテじゃあるまいし、撮っただけで
凄い超自然って滅多にないからのう!? 漏れは肺気腫で高い処はもう駄目ぽ!?
621 :
名無しさん脚:04/10/12 20:33:46 ID:RIJqW5RX
>>612 美術ってこの100年くらいそんな事ばかりやってるよね。
概念や境界線の話。
写真でやってみた事あるけどつまんない。
622 :
名無しさん脚:04/10/13 01:28:34 ID:uCxxl8aV
>>618 >>462でもう言われてるよ。残念ッ。
そう言い切ってくれる本物の風景写真家の登場を強く望むところだよね。本当に。
623 :
:04/10/13 02:30:16 ID:6LPbPVUK
>>620 あれが湖の番組に見えたとしたら、そりゃちょっと理解力無さ過ぎじゃないか。
「魔物の街」の特集じゃん。
624 :
名無しさん脚:04/10/13 15:38:46 ID:AWvLwgra
>>623 途中から見たな? 最初のシーンは好かったが、なにか?
626 :
井上竜夫:04/10/14 19:07:44 ID:Wttsf5dz
>>594 日展は見に行くようにしていますが、ここ2年はいろいろ忙しくて
行けていません。
僕も写真を見るより、絵画を見ることのほうが、自分の写真に
活かせると思っています。
作者の名前を覚えると、作品を見る目が歪むような気がするので、
あえて名前は覚えないようにして、個人の画集なんかも買いません。
いくつか印象に残った絵をマネして自分の写真を撮ろうとするのですが、
たいていうまくいきません。
最初に習った油彩が上達していたらなぁ、と思います。
627 :
名無しさん脚:04/10/14 20:40:08 ID:KlyrU7vQ
「絵」になるかどうかは優れた風景の発見とその構図の切取り方で殆んどが決まるもの。
「絵心」が無いと絶対に絵的な写真なんて代物は出来上がったりしない。
写真というジャンルには撮る方も見る方も優れた「絵心」を持つ人物がどれだけ居るか疑わしい。
628 :
名無しさん脚:04/10/14 21:49:52 ID:/m89wLXl
絵心が無いと絵的な写真は出来ないだろうが、
絵心が有れば出来るかというとそうでもないような。
現実風景の切取り能力と絵心は別の才能のような気がする。
勿論被っている部分も多いだろうけど。
629 :
名無しさん脚:04/10/14 21:51:22 ID:Z/SjuJWo
絵的なものから脱却してもいいじゃん。
俺は束縛されるよりもより自由度の高い表現が好きだな。
何も選択肢を狭くする必要はない。
630 :
名無しさん脚:04/10/14 21:51:42 ID:9Y9FIPqk
絵心とは才能か?
631 :
亀爺:04/10/15 20:11:46 ID:64GQuqtU
絵画と写真は別物だろう? でも絵心はあった方が善いかな? とらわれなくとも善いと想うが…
最近ショックを受けた事
#1 息子の中学の美術の教科書に写真の項目が無かった、そういやあ俺の時代にも無かった
#2 自分の職場の部下から"写真は芸術じゃぁないでしょう!?"と面と向かって言はれた事
632 :
名無しさん脚:04/10/15 21:20:00 ID:1bqIsMzw
>>631 日本語お上手ですね。
どこでお習いになったのですか?
633 :
亀爺:04/10/15 21:35:31 ID:64GQuqtU
?
634 :
名無しさん脚:04/10/15 22:13:00 ID:Qw7qov5j
初心者叱るな来た道じゃ。
亀爺笑うな行く道じゃ。
635 :
名無しさん脚:04/10/15 23:48:19 ID:gWRcnqHJ
636 :
名無しさん脚:04/10/16 22:50:45 ID:n5kf3Wcy
「写真は光で描く絵だ」と木原和人氏が元気なころ雑誌で言ってたけれど
問題はその絵が上手いか下手かなんだよね
637 :
名無しさん脚:04/10/16 23:11:47 ID:d1XdMBd+
亀爺笑うな行く道じゃ。
そうか、オレも将来は亀爺か。
638 :
名無しさん脚:04/10/17 00:28:46 ID:c2dRZ9iD
>>635 photograph=光画、で俺の学生時代に日本光画会が出来た。既に39回目かな? 今年も案内が勝手にきたが…
>>637 俺は既に亀爺だわ
639 :
名無しさん脚:04/10/17 00:59:51 ID:z2hE3XP7
どのカメラ雑誌の口絵を見ても「上手い絵」になどなかなか御目に掛かれませんが
そもそもカメラ雑誌は写真に「絵」としての価値などを見出してはいないのだろうかと思うのですよ。
単にセンスが無いだけなのかも知れませんが・・・(?)
640 :
名無しさん脚:04/10/17 01:22:30 ID:c2dRZ9iD
どんなカメラ雑誌観てるの?
「センスがない」の主語は何だろうか
642 :
名無しさん脚:04/10/17 01:43:18 ID:z2hE3XP7
>>640 主要月刊「3誌」と隔月間「四季の写真」「風景写真」
>>641 編集(責任)者だろ
写真は『絵』なんかではないんだと悟ったからもういいんだけどね。
643 :
名無しさん脚:04/10/17 12:35:50 ID:XXkJk+e3
>>642 こと風景に関しては「風景写真」、「フォトコンテスト」以外は読む必要なし。
自分の感性が鈍る。但し最近は後者もレベル落ちてるし、前者も類型化してるが
「四季の‥」は亀爺の入門書と思はれる
644 :
名無しさん脚:04/10/17 18:40:04 ID:q9vyO46r
>>639 カメラ雑誌に掲載されているプロたちの口絵や作例は、
雑誌用に適当に撮ったものとか、色々撮った中の失敗作とか、
そういう、自分の写真集などでは発表出来ないような「捨て作」が多いから、
そう感じるのも仕方がないかも。
名前を伏せてコンテストに応募したら、入選は覚束ないだろうと思う駄作もしばしば。
そこには、名前の知れたプロの作品を載せておけば読者が喜ぶだろうというような、
編集者の舐めた態度が見て取れる。
読者は、己で撮れるかどうかはともかく、作品を見る目だけは肥えているというのに。
むしろ、アマチュアが撮ったコンテスト上位入選作の方が良い場合が多い。
645 :
名無しさん脚:04/10/17 20:13:52 ID:NuBZEkNg
激しく同意
646 :
名無しさん脚:04/10/17 21:27:04 ID:z2hE3XP7
>>644 >そこには、名前の知れたプロの作品を載せておけば読者が喜ぶだろうというような、
>編集者の舐めた態度が見て取れる。
編集者が読者を舐めているのではなくて逆に大事にしているのだと思う。
読者が喜ぶ写真というのは読者にも撮れそうな写真だということにして
読者がプロの優れた写真を見て自信を失くす事を危ぶんでいるのでしょう。
それにしてもプロとしては新作発表の場である月刊誌の巻頭口絵とかに
そのような駄作をワザワザ載せる事にどんなメリットがあるのか疑問が残る。
しかし、そのプロ自身が「上手い絵」としての写真がどんなものか分かっていないとすると
そこに生じた疑問がいっぺんの間に解決してしまうのでありますが、どうでしょうかね…?
647 :
名無しさん脚:04/10/17 21:41:32 ID:NuBZEkNg
プロは銭のためでしょう? 全否定してしまうのも如何なものでしょうか?
私は写真とは違った道でのプロですが、この世界でも現役を続けるのは大変なんですよ
>>644 別に写真に限った話じゃないです。
小説や音楽の世界も似たようなもんではないすか?
649 :
名無しさん脚:04/10/17 22:02:25 ID:z2hE3XP7
>読者が喜ぶ写真というのは読者にも撮れそうな写真
これに意義の有る人いないでしょうか?
650 :
名無しさん脚:04/10/17 22:05:14 ID:z2hE3XP7
↑意義×→○異議
651 :
名無しさん脚:04/10/17 23:48:13 ID:VcWr9kEb
カメラ雑誌、写真雑誌を読んでいる時点でお前らは負け組みw
652 :
名無しさん脚:04/10/18 00:02:39 ID:TN2n4AWG
では何を見て何を知る?
653 :
59:04/10/18 00:08:41 ID:AR+Zne78
>>649 >>>読者が喜ぶ写真というのは読者にも撮れそうな写真
>>これに異義の有る人いないでしょうか?
俺たちがプロの作品に求めてるものって、自分達にも撮れそうな作品ではないよな。
野球に例えれば、松井やイチローが人気あるのは、自分達には真似できないプレーを
見せてくれるからだよ。
写真に関して言えば、写真集を買うのは「こんな風景見たこと無い」と思ったり、
「うわぁ、綺麗だ!!!」と思ったりするからだよな。
ケケすれあたりで「自分達でも撮れそうな云々」というのを良く見たけれど、
あれはある種のレトリックだと思う。
やっぱり我々がプロに求めているのは、アマには撮れそうも無い写真だよ。
そして、編集者だってそれくらいのことは当り前に分かってると思う。
じゃ、なんでそういう写真を載せないんだということになるけど、そいつは
簡単な話しだよ。
そんなスゲー写真はプロにだってそうそう撮れるもんじゃないって事さ。
いくらプロだってそんな写真は一年に数枚しか撮れないんじゃないの。
だから俺は、プロには珍しい自然現象も見せてもらいたいけれど、そんな出会うこと自体
運任せ見たいな自然現象よりも、目の付け所の意外さとか、完璧な絵造りを見せて欲しいと思う。
そういう意味で言えば、やっぱり前田真三さんの絵造りの上手さとか、目の付け所の
ユニークさってスゴイと思う。
やっぱり真三さんみたいな人のことを、一流のプロって言うんだろうな。
654 :
653:04/10/18 00:12:36 ID:AR+Zne78
すいません。m(__)m
↑の59は他スレでの名前でした。
655 :
名無しさん脚:04/10/18 01:07:36 ID:TN2n4AWG
こんなこと言ったら元も子もないけど
前田真三氏の写真自体が「読者にも撮れそうな写真」の域を脱してはいないんでありますよ。
初心者クラスなら感心し切りも当然かも知れないけれどハイクラスなら実際のところ追い着いてるから。
その辺りになって初めて「自分に撮れない写真は見たくない心理」というものが働くという事でしょう。
カメラ雑誌はそのクラスに一目置いて口絵選びをしているのではないでしょうかと…。
勿論、作例とかの写真は別ですが。
そういえば前真さん自身が「写真は誰が撮っても同じになるもの」と晩年どこかで独白もしていたようだし。
頂点に達して達観したのでしょうが自己の限界を知っての事だとしたら冷静な商売人だったということか。
絵としての可能性を風景写真に追求した日本に於いての第一人者なんですが
到達したとは言えないのは御本人も承知のようで逆に限界を示してしまったような功罪さえ有る様な…。
最低限、氏が多作の中から抜粋して、真価を示す事くらいしていてくれれば良かったのにと思ったりする。
最後の集大成の自選の作品集を見たところではその「真価」の定義が定まっていなかった様で落胆しました。
とにかく「絵としての価値」を写真に求める制作行為と選別行為に於いてしては未だ未だ未開の領域の様でありますね。
自然現象のもたらす偶然ではなくてモノにした「絵としての風景写真」を未だ充分に見せてもらってはいないんですよ。
そういうコンセプト自体が曖昧なままだから写真の価値は何時まで経っても絵画などには追い着く筈もないんだと思うんですよ。
656 :
亀爺:04/10/18 07:28:20 ID:qw4Y8cSy
前田真三氏の写真って奥が深いよ、模写し難いもの。でも僕は彼の第1の功績は美瑛という地を発見した事でしょう。ヨセミテを発見したアンセルアダムスみたいに
完成してないからそれに続く我々がより高めていかないと駄目なんじゃぁないかな?
俺の"亀爺"のHNは一般的に使われてる亀爺じゃないから、気にしないで下さい。自嘲です。
657 :
名無しさん脚:04/10/18 07:50:33 ID:uUtaAPZk
写真をやっている人は、べつに絵画に追いつこうとか考えていないと思うけど?
ヨットが好きな人は、いつかはモーターボートに乗りたいって思うのかなぁ?
658 :
亀爺:04/10/18 12:18:31 ID:FJsls8Xo
思わんでしょう、そんなこつ
でもヨットでパワーボート追い抜いたら凄いな!?
659 :
653:04/10/18 12:31:15 ID:2tFgHW0L
>>655 もう少しきちんと読んでね。
小学生じゃないんだからさ。
660 :
名無しさん脚:04/10/18 12:37:49 ID:uUtaAPZk
前田真三氏の凄いところは、
☆美瑛を発見したこと
☆退職した会社の社長が個展会場に来て、氏のことを「先生、先生!」と呼んでいたこと
☆丹渓調と呼ばれる独特の写調を確立したこと
そしてなにより
☆レッスンプロを生涯やらなかったこと
661 :
亀爺:04/10/18 13:12:18 ID:FJsls8Xo
激しく同意
662 :
名無しさん脚:04/10/18 13:16:59 ID:P+r3aUy5
かつて風景画家は針穴から写し出される景色をキャンパスに移し描きした。
あの頃カメラがあれば皆それを使った予感。
結局は表現手段やね。
だから描くのも撮るのもどっちでもええじゃん。
それをわざわざどっちだぁ?なんて言う必要なし。
663 :
名無しさん脚:04/10/18 18:14:10 ID:0g4znxzt
「絵としての風景写真」というコンセプトの存在は確かに写真じゃ未だ曖昧なんだろうけど
実はとっくに誰でもが絵として優れているかどうかという観点で見ているでしょう実際のところ。
写真は記録や素材の役割ではなく絵や版画に代わる芸術表現の新手法でもある筈だから
それらと並ぶ芸術分野として社会的に認知されるにはそれなりの風景写真(家)の登場が望まれますよね。
前真は先駆者だとしてそれを引き継ぐ存在は今何処に居る・・・?
664 :
名無しさん脚:04/10/18 18:16:14 ID:0g4znxzt
前田晃ですか?・・・え?
665 :
井上竜夫:04/10/18 20:20:56 ID:0aoan+XK
昨日、大正池⇔明神を歩いてきました。
紅葉はイマイチ、でした。
新緑の時期に行ったとき、ここの紅葉はすばらしいと聞いたので、
行ってみたのですが。
涸沢は今年は不調だったそうですが、上高地周辺も
良くないのでしょうか。
666 :
名無しさん脚:04/10/18 20:26:34 ID:FJsls8Xo
涸沢がダメなら上高地も期待は薄だろうけど… 俺も今年は行けなかった。
667 :
名無しさん脚:04/10/18 20:44:54 ID:NZ0915g6
北東北も今年は全滅です。
去年は綺麗だったのになあ、、、
668 :
亀爺:04/10/18 23:44:24 ID:FJsls8Xo
本来酷暑の夏から急に冷え込む秋には(過去の原則からは)紅葉は当たり年の筈なんだけど…
如何せん、台風被害が痛かったぁ!!
今年涸沢に行って来た弟子は、人が多くて諦めたそうだ。この辺りが小生の指導不足で…
(一応師匠として)恥ずかしい限りです。何とか作品を撮って来るのが写真家、
諦めて登山だけで帰って来るのが単なる登山家。それも凄い事だけど…
>>663 写真というのは絵画ではなくどちらかというと小説や詩歌に近いですよ。
単写真で絵画と比較して勝ち負け云々は意味が無いでしょう。
芸術としては美術ではなく文学的表現に近い。
前田を例にだすなら「奥三河」なんかどうですか。
写真集などの形でみれば作者のいいたいところもよりわかりやすいと思います。
一枚だけ抜き出して「絵として完成」などといわれ今後仮に高値取引される時代がきても
そんな評価は本人も不本意でしょう。
670 :
名無しさん脚:04/10/19 08:38:39 ID:ZS0QoN0n
風景画に例えられるほど、風景写真は落ちぶれていない。
671 :
名無しさん脚:04/10/19 11:28:51 ID:9e8qd00s
>>669 一枚だけ抜き出して「絵として完成」などといわれ今後仮に高値取引される時代がきても
そういうコンセプトで制作撮影したり鑑賞評価することは面白いと思わないですかね?
それを望む風景写真家も居ると思いますけどね・・・
その辺りが曖昧だから写真の芸術に於いての写真の価値が曖昧のままなのではないでしょうか?
>>671 写真が絵画のように取り扱われる行為が将来的におきても
それを面白いとは思わないです。
商業主義の輩の投機目的になるだけ、または
ラッセンやヒロヤマガタの版画みたいに乱造乱売されるだけで
芸術的にはこれといった意味はないでしょう。
写真家としてみれば生活の糧としてオリジナルプリントが高価で
売れたほうがいいという人はいるとは思います。
レッスンプロはなにかと批判されやすいですから。
音楽や小説のように写真がDVDや印刷となっても内包する芸術性は
いささかもゆらぐことはないです。
風景写真ではないですが土門拳の「筑豊の子供たち」は
印刷も良い訳でなく高価でもないです。
でも芸術であることに変わりありません。
小説本や音楽CDは形態でいえばコピーなので高額取引されませんが芸術
としての価値が低いということはないです。
オリジナルの手書き原稿や楽譜を高額で入手すれば所有欲は満たされますが
それは芸術性とはまったく別物です。
写真は絵画とは別な道を進んでいるのですから旧来の価値観にとらわれる
ことはないでしょう。
673 :
名無しさん脚:04/10/19 19:05:35 ID:60shIup+
前田真三の功績は、従来の風景写真家の多くが、富士山とか京都とかアルプスとか、
そういった名所旧跡の類を主たる被写体にしていた中で、
名も無き山川草木、一見ありふれた田畑などを、
丹渓調と呼ばれる独特の匠な切取りと彩使いによって作品化し、
我々に、目の付け所や絵作りがいかに大切かということを教えてくれたこと。
一見自嘲気味に聞こえる「風景は誰が撮っても同じ…」という氏の発言の真意は、
「誰がとっても同じはずの風景を、独自の作風でもって作品化した」という
氏の自負の表れではないだろうか。
674 :
名無しさん脚:04/10/19 19:43:37 ID:ZS0QoN0n
絵画と写真関連は、以降スルーで。
675 :
井上竜夫:04/10/19 20:26:03 ID:gCkxrNaS
誰の作風が如何こうってあまり知らないのですが、
自己表現の手段としては、絵画のほうが、工夫できることの幅が
広くていいかなあ、と思っています。
友人に写真を見てもらって、
意外と優しい性格なんですね、なんていう感想が聞けると、
かなり嬉しいです。
写真でもいいけど、思い通りに絵を描けたら、
もっと自由に、自分の表現ができるんじゃないかなあ、と、
思ったりするのですが。
676 :
名無しさん脚:04/10/19 21:26:43 ID:9e8qd00s
>>674 何で逃げるわけ?
では優れた「風景写真」とは一体どんなものか教えてくれる?
自分は「絵画」的に完成度の高いものだと思うんですが・・・
677 :
名無しさん脚:04/10/19 21:54:05 ID:9e8qd00s
組み写真で文学的価値ですか・・
美術的価値は望めないのかな・・
678 :
名無しさん脚:04/10/19 22:10:26 ID:60shIup+
絵画的に完成度が高いというのも優れた風景写真の一つだとは思うが、
それだけではないような。
珍しい自然現象の一瞬を捉えた写真、平凡な日常風景を鋭い視点で切り取った写真、
その場に居るかのような臨場感豊かな写真、自然の大切さを教えてくれる写真…
優れた写真の定義は人それぞれ。
絵画との比較にばかり拘っているのもどうかと。
679 :
名無しさん脚:04/10/19 22:34:59 ID:9e8qd00s
>>678 そうです。写真には色んな要素や多様な価値が有るんですよね。
だからこそ制作の意図コンセプトというものを曖昧にせず定める事が必要なのでは?
その一つとして面白いのが「絵としての価値」という事で何もそれだけとは思ってませんよ。
とはいえその中には自ずと写真の全ての価値が内包されている訳なんですが・・・
680 :
名無しさん脚:04/10/19 22:45:42 ID:9e8qd00s
とにかく「写真」という表現ジャンルが他の全ての芸術分野に比べて
余りに低い位置付けに在る(定まってもいない?)現状は否めませんよね。
それはやはりコンセプトの曖昧さと作家空乏を放置し続けた当然の報いだと思うんですよ。
681 :
名無しさん脚:04/10/19 23:19:26 ID:ZS0QoN0n
なんか必死なヤツが一人いるな。
682 :
名無しさん脚:04/10/19 23:27:54 ID:60shIup+
「絵としての価値」と言うかどうかはともかく、
坐りのいい絵図ら、人が心地よいと感じる絵図らがあるのは事実であり、
例えば上に挙げたような、珍しい自然現象の一瞬を捉えた写真や、
自然の大切さを教えてくれる写真を制作コンセプトにしていたとしても、
撮影者は殆ど意識せずに(意識はしているだろうが)
そういう絵図らを求めているもの。
しかし、彼らの主コンセプトはあくまで「珍しい自然現象を捉えること」であり、
「自然の大切さを見る者に感じてもらうこと」であって、
もし「絵画的なるもの」に拘る余り、そのコンセプトが曖昧になるならば、
彼らは時としてそれを切り捨てる(或いは後退させる)だろう。
彼らにとって絵画的であることは二の次なのだから。
勿論、絵画的な写真を一義的な目的にしている人がいても否定はしない。
683 :
名無しさん脚:04/10/19 23:47:05 ID:9e8qd00s
>>681 だから逃げるなよと。何から逃げてるのかと。ID:ZS0QoN0n
>>682 とにかく絵的に完成度の高い写真というのは観て心地良いものですよねやはり。
観る側も撮る側も無意識にそれを求めているからつまり曖昧になるんですよ。
その核心部分に目を向けてみると残る写真(家)は余りにも少なくなって寂しいですが。
そういうコンセプトを明確に打ち出した風景写真家は未だ一人も居ないのではないでしょうか。
684 :
名無しさん脚:04/10/19 23:51:39 ID:ZS0QoN0n
誰もが絵的に完成度の高い写真を求めているばかりではないですよね?
観る側も撮る側も無意識にそれを求めていないと思いますが?
685 :
名無しさん脚:04/10/19 23:56:48 ID:9e8qd00s
無意識にさえ求めてないのか??
686 :
名無しさん脚:04/10/19 23:58:24 ID:ZS0QoN0n
無意識にさえ求めているのか??
687 :
名無しさん脚:04/10/19 23:58:58 ID:9e8qd00s
とにかくそれを曖昧に示されたり求められたりするのが良くないと思うわけだよ。
688 :
名無しさん脚:04/10/20 00:02:19 ID:pnXmT0/C
写真には望遠系で(広角系でも善いが)空間を切り取るという表現もあるだろう? 比較的初歩的技法だが…
洋画は額外への拡がりを感じさせるのも一法と昔絵描きから聞いた事がある(それが全てではないが)。
日本画(といっても色々あるが)は比較的写真に近い部分もあるが、人は絵を観た途端にそれが写実的なものか虚構かは判断出来ない。
しかし写真はそれが作者によって肉眼で見たモノと極端に違うように撮られていても、レアルであると間違う。この辺りに日本画を超えられる可能性は十分ある。
前田氏はやはりたいした者だし、後数人後に続けば世間の認識も変わるのではないか? と楽観論。第一、芸術は没後百年経ってから認められるケースもあるんだから、焦っちゃいけない
689 :
名無しさん脚:04/10/20 00:27:36 ID:oUtia5aE
昔は「写真」という表現手法が無かったんだからね。
自然の美を目の前にして受けた感動なり啓示なりを伝えるのが芸術家だとして
それを手にした現代人がそれを用いて表現しようとするのは当然のことなのですよ。
しかしながら如何せんそれはそれはオリジナリティーを出し難い表現手法だったのであり
どれだけの挑みと挫折があったのかは想像がつくというものでしょう。
挫折して断念もせずそれとなく芸術的に絵的に優れたものを見せている気になっているのは如何なものかとは思いますよやはり。
前田真三ってそんなに良いですかね…?
日本に於ける先駆者だけどそもそもが欧米の風景写真の影響なんだし。
それにしては到達点が低すぎて道半ばという感は否めませんよ。
未だまだ底知れぬ可能性が残る「風景写真」ということですな。
690 :
名無しさん脚:04/10/20 00:32:19 ID:V+Vpi5r3
>>683 絵的に完成度の高い写真が観て心地良いということと、
観て心地良い写真を撮るために絵的な写真を撮ることは異なる。
絵的な写真を撮ることを第一の目的としている人も居るし、していない人も居る。
それでいいのでは。
683サンに言わせれば、していない人は中途半端であるということのようであるが。
因みに自分は、観て心地悪いより良い方がいいに決まっているが、
それ(絵的なもの)ばかりを追求するのはつまらないと感じている人間。
ところで683サン自身はどのような写真を撮ってるの?
691 :
名無しさん脚:04/10/20 00:40:41 ID:oUtia5aE
>>690 その辺がそのように曖昧だというのが如何なものかと思うわけなんですよただ。
写真を撮る者は押しなべて「絵」という価値概念から逃げている様で苛立つのですよ。
692 :
名無しさん脚:04/10/20 00:48:02 ID:pnXmT0/C
前田真三氏は欧米の影響は受けてても模倣ではない。そこを分かってホスイ
写真はカメラオブスキュラで画家の単なる補助具として生まれ、何とかここまで来た。でも洋画における遠近感の完成にはこれが大きな影響を与えたのも事実。それを画家も写真かも忘れている。写真が出来るまでの絵画の馬の脚の書き方を思い出して欲しい。
更に遡れば絵画はある時期、女性を宗教画として描く事しか許されない時代すらあった。写真は或る意味恵まれていると思う。時代の差だ
693 :
名無しさん脚:04/10/20 01:13:46 ID:oUtia5aE
前田真三の「絵心」は大したものですよそれは。追随を許さず抜きん出てます。
だからこそ極めて欲しかったですよあと少し。残念で仕方が無いですよ本当に。
694 :
名無しさん脚:04/10/20 01:41:58 ID:V+Vpi5r3
>>691 >写真を撮る者は押しなべて「絵」という価値概念から逃げている様で苛立つ
そもそも前提として、写真において「絵的なるもの」や「心地よさ」は
第一に優先されるべき価値なのかは議論の分かれるところだろう。
つまり、逃げているのではなく二の次であるという考え方も出来る。
そう考える写真家にとって、それは見せ易くするための手段、
言ってみれば「お化粧」みたいなものに過ぎず、目的ではないということになる。
そういう姿勢が「曖昧」だという考え方があるのは否定しないが、
色んな考え方がある中で、一々人のやることに苛立っていても仕方がないのでは。
それよりも、今自分に何が出来るか何がしたいかを考える方が実があると思う。
博物学的視点の提示。
絵画的な完成度なんか追い求めたら割に合わんと思う。
絵画的っていったって絵だって創作意図がそれぞれ異なるのにひとくくりに「絵画的」といわれても分からんおいら。
697 :
名無しさん脚:04/10/20 11:52:50 ID:oUtia5aE
絵画の場合は「写実」と「抽象」、「水彩」と「油彩」
風景写真の場合は「写実」で「光彩」ということでしょうか
とにかく「絵としての価値を写真に求める」という一つのコンセプト・・
それが曖昧に存在しいたりジャンルとして確立していないという事実は如何なものか・・
698 :
名無しさん脚:04/10/20 12:52:56 ID:FQH5Fgw/
コンセプト・曖昧・如何・確立
これをNGワードにしておくと、このスレは楽に読めるなぁ。
699 :
名無しさん脚:04/10/20 13:10:58 ID:oUtia5aE
だから何から逃げたいのか訊いてる訳だが・・
とある渓谷を撮りに行く予定を立てていたのだが、先日の台風で氾濫したそうでアウト。
今回の台風でも、各地の撮影ポイントが荒れるんだろうなぁ。