【直截】34のおロシアカメラ・2【啓蒙】

このエントリーをはてなブックマークに追加
3ちょくさいなモノローグ転載1
2003.3
 日々の怠惰にかまけて安穏と送っているうちに身体に病巣が見つかりました。
人生の転機を容認せざるを得ない病気です。しかしその宣告に対しては不思議な
ほど平静でした。カメラに対する最近のマンネリな気持ちはかえってこれを境に
意味を持ち始め、逆にいとおしくさえなっています。普段はこんな些細なカメラ
趣味に何の意味があるのか自問自答してきたのですが、人間は些細なことの繰り
返しに一喜一憂するということを身を以って識りました。かつて私はいつも自分
の言動に名分を立ててきた人間なのでこういう考えは到底受け入れ難いものと思
っていたのですが・・力を抜けという意味なんでしょうね。
「ファイナルセール」でお買い上げいただいた皆様、本当にありがとうございま
した。ただただ頭が下がるばかりです。人間の死生のまえで「物」とは生への執
着以外のものではないのは事実です。カメラに就いては普段から「コレクター」
ではないと言ってきましたが、やはり自ら愛着を注いできたものを処分すること
は一抹の寂しさがありました。すくなくともこれに係ってきた時間に対する慈し
みに対してでしょう。ただやはり金銭で購えるものは幻想なんです。「存在」そ
のものがそう錯覚させる。
4ちょくさいなモノローグ転載2:03/05/26 13:46 ID:THvI5tCf
 過日「ハラショー」というロシアカメラの雑誌が出版されて話題になった。ロ
シア物を愛好するこのサイトの面々は殆どのかたが無視という姿勢をとったよう
で、事ほど左様にその内容は酷いものである。長い間ウェブという未だ市民権の
ない場所で一所懸命ロシアカメラの啓蒙をしてきたのに、このような心無い商業
主義丸出しの雑誌が出される都度に大きく逆戻りしてしまう。これは長徳や中村
某、赤瀬川という何が本業かわからぬ輩が、(少なくともロシアカメラが自らの
食い扶持であるにも係らず)酷評している。そういう雑誌だ。これは逆説的な宣
伝なのだとわかっていても私には看過できる問題ではない。まず中村某。これは
最初からカメラをあまり知らない男で、以前から自らのHPで愚にもつかぬ盗撮と
キャンデットフォトの区別が付かない写真を掲載し、冗長な薀蓄を垂れ流してい
ることで知ってはいた。(雑誌中”最後はライカ”という文言が失笑を誘ったが
・・)これだけロシア物を愚弄していまだに食い扶持がロシア中古機の販売とい
うのもたいそういさぎわるい。そういえばロシアカメラメーカーツアーはどうな
った?ぱっくり儲けるつもりだったようだが当てが外れたようだね・・ただの与
太者である。(そういえばゾルキ某とか言うふざけたHNの輩もでていたなあ。)
いったいこいつらは長徳以下みな兄弟なのだろうか?感じがたいそう良く似てい
るようだが・・。この雑誌の記事も結局は、いまや垢にまみれたロシアカメラの
薀蓄話をただ冗長に語りあっているに過ぎないだけのものだったが、我慢できな
いのは、この雑誌の今更ながら何かを画策しようという軽薄な姿勢と、それに賛
同出席している面々のくだらなさである。この馬鹿話を洒脱と勘違いしている輩
も多いから困る。

5ちょくさいなモノローグ転載3:03/05/26 13:48 ID:THvI5tCf
 いつも思うのだが所謂「写真論」と妄信的なカメラ薀蓄雑誌との関連は何処で
つけるのだろうか?まさか同義語と思っているのではないだろう。
 もっとも「写真家!?」長徳にしても、若い頃に放蕩して撮り溜めた黴臭い写
真をいまだに出版して糊口をしのいでいるし、最近作というのが専らカメラのカ
タログや雑誌のレンズ作例では肩書きが泣くというものだ。こんな感性でも「写
真家」だそうである。いったい「カメラ評論家」ではいけないのかい?きみは口
がうまいのだから今の「中古カメラ教教祖」であることをそんなに卑下するもの
でもないだろうよ。(まあ人に自慢できる職業ではないがね。)赤瀬川なんて雑
文家はどうでも良いのである。君たちの食い扶持代を払うつもりもないことだし
...........。 最後に私の希望だが、ぜひこのバカ本を英訳してもらいたい。ロシア
カメラ大家御三家が世界のロシアカメラフリークに宣戦布告して日本のカメラ雑
文家の健啖ぶりを世に問う良い機会ではないか。そのやり方じゃ、もう日本では
儲けようにも頭打ちだぜ。
 というわけで「掲示板」をリニューアルしました。ロシアカメラに関して上の
「御三家」にひと言申す場を設けることができないのはまったく平等を欠いてい
る。それならば、正しいスタンスでウェブ上を席巻すれば良いのではないかと思
いついたわけだ。それにはまず数の力。他のロシアカメラページの運営者を巻き
込んで(快諾いただけましたので)合同の掲示板開設です。写真作品の投稿とQ
&Aの二本立てで風聞などに惑わされない確固たる姿勢を貫くつもりなので、あ
えて狭い道を選んだ。皆さんにはきっとお汲み取りねがえるものと信じる。(実
際ロシアカメラ以外の話のほうがポピュラーですから) 

6ちょくさいなモノローグ転載4:03/05/26 13:50 ID:THvI5tCf
 入院加療の間は私の書き込みは不可能だが、今までの流れから参加なさる方々
の水準がわかっているので杞憂はない。よろしくおねがいする次第です。
このサイトを立ち上げたころ、このHPもあの「黄色い本」の焼き直しに過ぎな
かったが、今となって確実な形になりつつあると自負している。珍しいものを率
先して取り上げてきたのも、とにかく風聞・風評をなくしたかったからで、この
姿勢は今でもかわらない。鬼が笑うかもしれないが、再開の暁にはカメラコンテ
ンツとして「KIEV-90」「FED-2 series」「FED-micron」を予定している。
特に「kiev-90」は、いろいろ検索しても所有せずに記事が書かれるので、風聞
・風評の最たるもののひとつだ。今までの既成記事を打破できる、いろいろ珍し
いアクセサリーも同時に入手できたので本編をご期待ください。
次に「FED-2」。これは読者の方より「なぜ普及機を書かないのか」という問い
合わせで重い腰をあげた。いままで普段目にすることが出来ないものの紹介は、
読まれる方にとっては魅力であろうという意識でやってきたが、そろそろこのよ
うなカメラもとり上げるべきかなと考えた次第。このフェトに関連して、これも
ちょっと珍しい形の「FED-micron」も入手したのであわせて紹介する。
私自身、珍品珍重主義はたいそう嫌いだが、今更ながらロシアの迷宮とはよく言
ったもので、このようなものの出現にはやはり心躍る。(それでも最後は手放し
ますが・・)こちらも乞うご期待。 それから永い間制作途中で放り投げていた
「KIEV-RF」の「各型比較一覧」。これでキエフ-コンタックスタイプは完結に
したい。
 最後に「キエフ極東商会」というふざけた名前でちょっと面白い嗜好をお目に
かけるつもりだ。これは主にロシアカメラ・レンズの改造(例えば従来レンズの
マルチコート化等)いろいろなメニューを受け付けるコーナー。(この改造はす
べてウクライナ・アーセナルの工場で行われるものです!) どうです? 面白
いでしょう? (疲れました) それではみなさんしばらくの間、

Adieu
7名無しさん脚:03/05/26 14:26 ID:E0+Jw+7i