大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長が19日で就任半年を迎えるのに合わせ、
朝日新聞は、維新幹事長の松井一郎大阪府知事にインタビューした。松井氏は
次期衆院選について、全国に政党支部か後援組織を立ち上げ、数百人規模の
候補者を立てて「政策が一致するグループで過半数をめざす」と強調。野田政権が
今国会での成立を期す消費増税法案を批判し、税と社会保障改革も争点にして
国政進出を図るとした。
松井氏は、維新の選挙実務の責任者。衆院選への対応について「決定できる政治
をやろうとするなら、過半数をめざすのは当然」と述べ、維新による国政進出に強い意
欲を表明。慎重な姿勢も見せる橋下氏との関係については「僕と市長の中では目的
地に着くまでのスピード感、場所はまったく一致している」とし、食い違いはないと語った。
そのうえで、維新の国政進出について「全国から応援したいと声が届いている」と明かし、
地元の大阪府以外でも「支部か勝手連的な組織」作りを進め、数百人規模の候補
者擁立をめざす考えを示した。