★滋賀県警がいじめ捜査の専従チーム 全生徒を聴取へ
・大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が自宅マンションから飛び降り自殺をした
問題をめぐり、滋賀県警は11日、生徒に対するいじめの犯罪性や自殺との因果関係を
調べる専従捜査チームを立ち上げた。この日から、いじめに関わったとされる生徒のほか、
生徒が通っていた中学校の在校生約800人と卒業生の一部、全教職員、市教委の関係者らを
対象に事情を聴く方針。
県警によると、チームは少年課や大津署の捜査員ら25人で構成。学校などが実施した
全校生徒へのアンケート結果などの提供を受け、いじめについて記入した生徒を中心に
事情聴取する。アンケートの記述にあった「自殺の練習」「葬式ごっこ」といった伝聞情報も
含めて自殺との関連を調べ、強要や暴力行為等処罰法違反などの容疑での立件の
可否を慎重に捜査をするという。
自殺した生徒の父親はこれまで、大津署に3回、暴行容疑の被害届の提出を相談したものの、
「被害者が死亡しており、犯罪事実が特定できない」などとして受理されなかった。この事実が
明らかになると、同署や県警本部に対応を批判する電話やメールが殺到していた。