吉原のティアラって風俗店使ったことある?

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168名無しさん@お腹いっぱい。
15日から新聞週間が始まった。情報があふれる時代。インターネットは瞬時に世界中の
出来事を伝える。手の中の携帯端末はニュースの宝庫だ。テレビはリアルタイムで迫力ある
映像を流し続ける。活字離れ、新聞離れの流れは止まらない。それでも、新聞にしかできない
こと、新聞がやらなければならないことがある。その役割はむしろ強まっている。今年度の
代表標語は「負けないで 背中を押して くれた記事」。読者の支えや叱咤(しった)もまた、
新聞の背中を押してくれている。

今年度は、日本農業新聞が生まれて85周年の節目に当たる。昭和恐慌さなかの1928年、
「市況通報」の名で創刊した。商人の買いたたきに困窮する農家のために、正確な市況情報を
届けたのが出発点だ。以来、豊かな営農と暮らしの実現を願いながら、農業・農村の変遷を
記録し、農家・組合員の代弁者として論陣を張ってきた。

先人たちが築き上げてきた地域社会やそれを支える1次産業が今、かつてない危機に直面している。
東日本を襲った未曾有の大震災、史上最悪の原発禍、対日市場開放・規制緩和の総仕上げとなる
環太平洋連携協定(TPP)の外圧。政治の機能不全。これらの危機の実相を新聞は正しく伝えて
いるだろうか。国の針路を過たぬよう警鐘を鳴らし続けているだろうか。新聞週間標語の入選作に
「新聞が 見ぬく 見つける 見きわめる」があった。どんなにネットが隆盛になろうとも、
新聞の役割と使命はこの三つにある。

TPP報道では「見ぬく力」が問われている。記者たちは、秘密のベールに包まれた交渉の危険な
本質を暴き出してきた。独自取材で入手した外交文書や合意草案は、「壊国協定」の動かぬ証拠と
なった。「もし日本農業新聞のTPP報道がなければ、反対運動はここまで広がらなかった」と、
ある研究者は言ってくれた。阻止へ向けた本当の情報戦はこれからである。

解決策を「見つける力」が試されているのは震災・原発事故報道である。「ふるさとを返せ。
元の農地に戻せ」という被災者の願いが、記者の原動力だ。この災禍を風化させることなく、
営農や暮らし、地域を再建する息の長い取り組みの伴走者でありたい。そして「見きわめる力」。
これは言うまでもなく、来る選挙で発揮したい。どの党、候補者が本当に農業・農村を守って
くれるのか。判断材料を読者に提供したい。

紙面はまだまだ改善の余地がある。読者の知りたい情報を日々届けられているかと言えば、
歯がみする思いである。自戒を込めながら、読者の厳しい声を励みにしたい。農業ジャーナ
リズムの一翼を担う新聞として、これからも、農家の声をすくい上げ、権力の監視装置で
あり続けたい。そして、いわれなきJA攻撃には毅然(きぜん)と反論し、協同組合の今日的
価値を正しく広めていきたい。

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=17178

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