1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
ポルノ専門とか、評判の 『1Q84』(村上春樹) とか、
刊行中のフロイト全集 (岩波書店) に四苦八苦してるとか、
『鬼平』 と 『剣客商売』(池波正太郎) が実にイイとか、
いやそれより藤沢周平だヨとか、俺なら絶対 葉室麟 だなとか、
私の枕頭の書(睡眠薬)は 『新明解国語辞典』 ですとか、
いや事典辞書の類なら 『世界大百科事典』(平凡社) が一番ですとか、
女房の家計簿が隠れた愛読書ですとか、コレって本ですか?って類の
ものから、何でも結構です。
いろいろあるでしょ、老眼鏡かけてワクワクドキドキするのが。
老眼鏡にまだ慣れてないから1時間位で活字から目を離すんだけど、
そうすると、その物語の世界に再び戻るのに時間がかかるみたいな
身体的な読書体験の変化とか(個人的にはこれが一番興味深いです)。
あるいはまた学生時代に腹が減ってやむなく古本屋に売った本を、
新刊(復刊)で買い戻そうとしたら倍以上の定価になってたとか、
「初老」 から 「老いの真っ只中」 にいる先輩読書人の、
書籍や読書にかんする楽しみや愚痴や悔恨、恨みつらみや希望や失望、
その他諸々の思いをどうぞ!
松岡正剛の本、最近何冊か読んだ。
若い頃、『遊』を愛読していたが、著作家としての松岡は
50代の目で読むと、はったり臭いな。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 10:30:42 ID:u5rb71EW
「喜劇新思想大系」
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/04(金) 01:38:34 ID:Sup40zCK
「家なき子」
5 :
293:2009/09/04(金) 02:17:20 ID:JXHxSt/c
ドン・キホーテ 毎日風呂の中で2ページずつ。長編小説だが
毎日読むと読みきれる。ワシはそうして、カラマーゾフの兄弟も全部読んだぞ。
罪と罰、車輪の下、、、、。日本文学は、芥川、武者小路、島崎藤村、、、、。
日本文学はこじんまりとまとまっていて、俳句の影響が大きいのかな。思想的には
未熟だな。ドイツ語を勉強してるからゲーテのファウストや若きウェルテルの悩みを
原書で読みたい。日本語訳は読んだけどね。
6 :
U ◆dUzYUJ1WrI :2009/09/04(金) 11:45:30 ID:ReDw31NQ
おーよ、漫画に決まってらい!
のだめカンタービレ 22巻
あと1〜2巻で終了
8 :
あとふた月で50:2009/09/05(土) 09:08:12 ID:iJczfvRi
つげ義春以外に何があるアル!
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/05(土) 09:16:59 ID:iJczfvRi
まんだらやの良太。
50代板にも読書スレ!1さんありがとうございます。
『フーコーの振り子』西欧の歴史に知識無さ過ぎを痛感しながらも
少しづつ読み進めています。
>>5
原書ではクマのプーを少しづつww
始めは、まさか・・・と思いつつ手に取りましたが
結構音の面白さとか、ハマりかけていますwww
>>8 キング・オブ・コメディというお笑いコンビの今野という男、
「ねじ式」の主人公にそっくりだよ
別府八湯 温泉本 350円
高村薫 合田シリーズ 三部作
「マークスの山」 「照柿」「レディー・ジョーカー」
ミステリーとはいえ俺には重かった、心の奥深くまで届いた本だった
今、本棚には同じく高村薫の新たな三部作
「晴子情歌」「新リア王」「太陽を曳く馬」
各上下巻六冊の本が未読で並んでいる
今年中に読みこなすのが課題
非常に楽しみだ
>>13 高村薫は読み始めると意識の半分以上持っていかれてしまい、読み終わるまで
微熱状態で、少しずつ読みたいと思っても一気に終りまでなだれ込んでしまいます。
三部作、図書館でかりて読んだのですが、特に最後の「太陽〜」は
再読が必要、機会があれば買いたいです。
高村は文庫化する時に更に書き換えるので目が離せません(笑)
漫画だけど諏訪緑の玄奘西域記は何回読んでも涙が出る
スタンド型の拡大鏡でお勧めありますか?
夜、寝床で本読んでいると、目がしょぼしょぼ
>>13-14 私も高村薫にどっぷりはまっています
今晩も夜更かしの予感 合田、逃げるな
義兄・加納 クール過ぎる でもかっこいい
近眼が強かったので、読書はまだメガネなしでなんとかやっています。
ただ、寝床の読書は耐久時間が短くなったような・・・・
仕事はヘッドルーペを使っています。
>合田、逃げるな
すごく実感ですねw
高村薫は遅筆なので、読んでしまうとひたすら寂し。
雑誌の連載を読み返すしかないのか・・・・
高村の照柿は後半の辻村との会話がいい。
小学校時代の答案用紙の裏の書き付けを見せられて、
椅子を返して壁を睨んだ合田の姿が脳裏に鮮やかに焼き付いた。
文庫化された時にこの部分が削られていたのが非常に残念だった。
あとラストの公衆電話での会話もいい。 文句なしにいい。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/12(土) 05:41:24 ID:L22fsMrp
や、高村薫の読後感が続出。 単行本や文庫でほとんど所有してはいるんだけど
実はまだ読んでない!諸先輩がウ〜ムと唸るミステリならば何としても読まねば!
>>5 50代でドイツ語を学びつつ原書でゲーテを読もうとしている猛者が居られる。
語学は若いうちにやらなければ 「モノ」 にならないと言われているけれど、
その 「モノ」 という代物、50代の心に染み込む 「モノ」 と同じものや否や。
学生時代の夏休み、この夏こそ長篇を読もうと心に決めたワクワクする読書計画。
そんな若々しい思いが伝わってきます。
でその・・・「293」って何ですか?
>>6 50代の僕の愛読漫画は絶対 『うる星やつら』 ですがナニか。
これは笑いが止まらない「ほんのりエロ」の傑作漫画でありますが、
時々泣いてしまう「オカルト漫画」が 『彼女と死と僕』 であります。
最近では 『飛び跳ね』に注目しているのが現今の、我が漫画事情です。
ついでながら自分は、DVD『宇宙戦艦ヤマト』 の購買を真剣に
検討している者でもあります。
>>7 音楽関連では、漫画ではないけれど 『船に乗れ!』に嵌ってます。
実際に楽器を学んでいる者にしか分からない事柄が説得力を持って
読む者に迫ってきます。 メンデルスゾーンのピアノ・トリオは
この小説を読んで初めて気合を入れて聴きました。
・・・・・「のだめカンタービレ」って音楽畑ですよね、絶対。
>>10 『フーコーの振り子』(ウンベルト・エーコ 文春文庫 上下)!
いや〜〜難解でね。 他に読みたい本があったんで一時中断。
でも、中断したところから再読なんかできる訳ないんで、つまり放棄。
『薔薇の名前』は根性で読んだけど、どの程度の理解だったのか心もとない。
でも、「ワケ分からんゼンゼン分からん」 と言いながらそれでも喰らいつける本は
間違いなく良本、自分にとって意味のある本ですよね。 引き寄せるんですから。
「ワケ分からんくてもとにかく読め、己の言語的容量を拡大し、己の言葉でそれを語れ」
と言ったのは内田樹だったか。 正確な文章も出典も覚えていないがそんな気がする。
>>1 なんですが、スレは立ててみたものの 「クソスレ」 の罵倒を予測してたんで
今日まで見ませんでした。 でもやっぱり活字の読書人は沢山いそうですね。
本当は書名や著者・出版社等基本的なデータをしっかり書込むのがスレ的には必要
なんですが、「真夜中のほろ酔い(深酒)レスポンス」ですから勘弁して下さい。
実は、書名等のうろ覚えを確認しようと本箱をゴソゴソしていると、
女房を起こしてしまう危険があるんですよ。 これが本好きの一番のナニでね。
だから、本好きの女房対策、あるいは家族対策。 これも愚痴ってください。
お互い 有効な対策を交換しつつ知性の敵と闘いましょう。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/12(土) 05:59:09 ID:L22fsMrp
>>10 「音の面白さ」・・・ということは音楽の世界ですか?
クラシックやフラメンコを題材にした本には注意しているんですが・・・。
>>11 「ねじ式」って村上春樹の世界ですか?
「ねじまき鳥クロニクル」 が書名だから関係ないか。
>>20 50代でも「ねじ式」知らない人いるんだな。
つげ義春、だよ。
掟破りで申し訳ないですが、高村薫の「太陽を曳く馬」は常駐スレに書いてしまったので
もしも、関心のある方は、ご覧ください
40代板、ピンキリ書房
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/cafe40/1222300188/l50 >>19 >でも、「ワケ分からんゼンゼン分からん」 と言いながらそれでも喰らいつける本は
間違いなく良本、自分にとって意味のある本ですよね。
本当にそうですね、そうとは意識していなかったのですが
気力体力の限界を感じつつある今日この頃では安易なもので時間を潰すのが
惜しくなり、必死に食らいつきつつあるような気がしますw
な〜んて・・・
そうは言っても
やはり寄る歳波には勝てず
「フーコーの振り子」が私の中では「エーコーの振り子」になっていてw
うっかり書いてしまいそうでヒヤヒヤものです、
まぁ、ここは過疎なようで間違いは適切に指摘してくれる方も
居られるので、のびのびやりましょうw
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 01:36:44 ID:THBW3k5N
『永遠の0ゼロ』(百田尚樹 講談社文庫) が平積みになってたんで買って読んでみたけれど、
それなりに涙腺が緩みながら 「いまひとつ」 の感があった。 なんかその、「戦記物」特に
「ゼロ戦モノ」の寄せ集めがメインになってるみたいで、著者のオリジナリティが希薄なんだよなぁ〜。
フリーターの弟がキャリアウーマンの姉と、特攻で死んだ祖父の真実を辿るという初期設定以外
何も著者の思いが感じられないんでサ。
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 03:58:07 ID:MEjTTuqn
『1Q84』(村上春樹 新潮社)読みました。 おもしろかったです。
俺の読書感想文は「おもしろかったデス」か「つまらんかったデス」のどっちかでね。
でも、この人の小説にいつも出てくる「異界」と「現世」との繋がりがどうにも分からん。
「彼岸」と「此岸」の対比で出てくると分かり易いんだけどそれじゃ意味が通らないしな。
まだ書きたいことがあるんだけど、酔っ払ってるんで、マタネ。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 04:47:13 ID:MEjTTuqn
E・フッサールの 『イデーン U−A』』(みすず書房) が半年ほど前に出て、
「要するに何言いてェんだオメ、冗談じゃねェぞコノヤロウ」 みたいな感じでした。
分ッけわかんね。『T−@』からの4冊すべてそんな調子で〜す。 阿呆でスンマセン。
でも、哲学思想系の本の読後感なんて大体そんなもんだよ。
それ以前に「読後感」なんて言えるほどの「思索的格闘」をしたかァ?って話にもなる。
でも、ま、その、頑張ろネ。 ボケないためにさ。 思索系って案外呆けるんだぜ。
武者小路実篤って、50代なら知ってるでし。 晩年の文章を読むと首吊りたくなるよ。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 05:25:42 ID:MEjTTuqn
俺のお袋は今年86歳になるんだけれど、幸いボケもせず健在で、俺は怒られてばかりいる。
で、我が母ながら自慢のネタがひとつあって、つまり 「読書好き」 なんだよ、あのヒト。
ただ歳が歳なんで、身体が思うように動かないし頭脳的なアンテナも衰えている。
だから読書ソースはどうしても俺の蔵書になるんだけど・・・・・。
そのためお袋用に『鬼平犯科長』とか『剣客商売』とか買うんだけど、
むしろ俺の方がのめりこんでしまうところがある。
だって銭を出して買った本なら、目を通すくらいはすンだろうよ、最低。
面白い本はなんたって面白いのさ。
長いこと小説大好き人間だったが、昨年、戦記を読んだらハマッた。以来、ずっと
こればかり。もっとも、飛行機搭乗員氏が著したものばかりだけど。
哲学関係だと昔読んだ、浅田彰の構造と力がダントツにわかり易かった(というか
わかったつもり?)な。中沢新一のも面白かった。他はチンプンカンプン
しかし、あの時代、なんでああいう小難しい書物が流行ったのか今でもよくわからん。
子供の頃、亡父が戦記もの集めていたので、手にすることが多かったのですが
ひたすら辛く悲しい記憶しかなくて、
大人になってから、「戦艦大和の最期」を読みひどく心を動かされました。
>思索系って案外呆けるんだぜ
納得する部分が多々ありますw
眠れない時は数行でぼーっとしてくる思索系が一番よく効きます。
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 01:43:35 ID:ovWlEeMo
『犯科帳』 で〜す。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 02:48:21 ID:ovWlEeMo
>>27 そういう時代だったとしか言いようがないですね。
僕は幻想文学の世界には疎いんですが、70年代に 山尾悠子 という作家がいて
その 『山尾悠子 作品集成』(国書刊行会) の解題に本人へのインタヴューが
載っていました。 時代の風潮に押し流されるように塚本邦雄の高価な新刊を
食事を削ってでも買って読んだかっての女子大生(同志社大学)はこう言ってます。
「あの頃の大学生の流行は、倉橋由美子、アイリス・マードック、ロレンス・ダレル、
高橋たか子だった。アナイス・ニンとかバシュラールとか。京都に住んでいましたから、
生田耕作の『るさんちまん』は必読で、(中略) 周りの人がみんなそうでしたから。」
それが泉鏡花、谷崎潤一郎、三島由紀夫を耽読した日本文学科の彼女の青春でした。
そのころの大学生は高橋和己を読み吉本隆明を読み、メルロ・ポンティを読み奥浩平を
読んでいました。 買う雑誌は『世界』であり『朝日ジャーナル』でした。
「周りの人がみんな」とは言いませんが「多くはそうでしたから。」
そういう時代だったとしか言いようがありません。 貴重な青春でしたね。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 03:24:25 ID:mLbUC2GB
わしは学問なら何でも出来る。若いとき思索の毎日だったからな。
受験勉強なんかぜんぜんしなかったぞ。やってる暇が無かった。
素粒子物理からトルストイまでなんでもござれだ。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 04:26:58 ID:ovWlEeMo
『西洋音楽史ー「クラシック」の黄昏』岡田暁生
「流れを一望」という帯のキャッチフレーズ通りのわかりやすさ。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 04:38:32 ID:ovWlEeMo
>>25 武者小路実篤の90歳のボケ文章。
原典には当たっていないけど下記参照。
『戦中派天才老人 山田風太郎』(関川夏央 ちくま文庫 p46〜47)。
ホント、首吊りたくなるよね。 老醜の文章がこれかって・・・・・。
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 08:00:57 ID:wfZOgPzW
>>24 1 は 昨日読みました。2 今日 読む予定。
アイリス・マードックの最期がアルツハイマーだったのは
悲惨でしたね。あんなに明晰な頭脳も勝てなかった・・・
>>24 村上春樹は気になるので何とか読もうとあがいていまして
最高傑作だと勧められた「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」
に最近ん再挑戦したのですが、前半であえなく挫折しました。
全然だめ派のようです、彼の翻訳ものとドキュメントは
非常に面白かったし心を動かされたので、気になり続けているですが・・・・
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 10:53:30 ID:Tvg7MD6H
>>37 村上春樹は寝っころがって暇つぶしに読むもので、
文学性や傑作など求めずに楽しめばいいんでは?
学生運動の盛んな時代に大学生をやっていて、60年代の音楽をこよなく愛し
独り暮らしの食事も、厳選された食材を、手際よく、美味しそうに、
作ることができるという、浪漫な自分語りを、垂れ流しているんですからw
男性の成長記録としては面白いですよ。
自分探し(世界〜羊をめぐる)と恋愛観(ノルウェー〜国境の南)
なにかやってみたくなる上手い書き方をしますね。ピンボールとか、筋トレ等
翻訳物は読んだことないですが、彼は作品を英文で下書きをして日本語に直すので
海外で売れると聞きました。
>>37 村上さんの作品、ある頃までは全て読んでましたよ。自分も世界の終わり・・・」は
傑出しているように感じていますが、あれは集中力が持続する若いときだから
読みとおせたと思ってます。ま、ああいう世界に興味がなければ、それまでですけど^^
自分の感覚では、わりと若い人が惹かれるんじゃないかな?と、あの人の作品群は。
歳とって、社会の中で(色々と事情ができ)一定の役割を引き受ける、あるいは
引受けざるをえなくなると、(余裕がなくなってかな?)自然と離れてしまうような気がします。
自分も
>>24さんに似て?、小説は面白いか否かでしか判断しないタイプですが。
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 02:43:03 ID:G58d/7e8
『1968』(小熊英二 新曜社 上・下) 買ったんだけど読み通す自信はない。
なんせ大部なんだよ。 おまけに俺はノンポリ軟派の鏡みたいな学生だったしね。
大体1968年当時まだ俺は大学に入ってない。 じゃあなんで買ったかっていうと、
60年代後半から70年代後半までが俺の青春だったからさ。 青春なんてもう「死語」だけどね。
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 03:38:34 ID:G58d/7e8
昔々、遠藤周作のエッセイで『田舎司祭の日記』(作者は忘れた)について
書かれた文章を読んだんだけれど、つまり他の人々とたいして変わらない平凡な
生活をしているように見えた人が、ふと気が付くと隔絶した高みに至っていて、
彼をそこまで至らしめたものはいったい何だったのか。 日々の生活のどこに
そのわずかな違いがあったのか・・・みたいな内容だったと思う。
何を言いたいかというと、村上春樹の小説を読んでいて思い出したからなんだが。
彼は日常の生活のあれこれを細かに描写して、登場人物の多くは職人的な生活意識
を持っているように思われる。 生活の個々は読者のそれとほぼ同質のものである。
その日常生活を生真面目にこなしていくところに読者は同調していくんじゃないかと。
『田舎司祭の日記』 は未読だけれど、遠藤周作のその文章にはカトリックの霊性
の問題がこめられていたように記憶する。 だから 「比較の外」 ではあるのだが、
思い出したんだからしょうがないやね。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 04:20:23 ID:YP8RKZFP
>>25 原書で世みなはれ。日本語訳ではかえってワカラなくなるべ。
カントの悟性も英語はunderstanding.(理解力)だし。日本語はよくわっかりませ〜ん。
>>30 読書は教養、古典を読めと言われていた時代でしたね。そう言われて、若きウェルテルの悩み?
なんてのを手にとったけど、1,2ページ読んでなんだこりゃ!?と放り投げたw
やはり流行りもののほうが面白い。五木、筒井、清張etc。ファッション同様かな?
安保の名残?の朝日ジャなどは、相対論とか決定論なんかにとってかわられたような。
文化人類学、構造主義、岸田秀なんか。いづれも欧米からの輸入ですよね、元は。
若い頃は流行りものに弱かったけど、今は、そういうのにわりと無関係に読んでいるように
思っています。ま、自分にとって目新しいものを選択しているという点では昔と変わらないかも(笑)
コメントありがとうございます。
何故村上春樹が気になるかというと、彼の翻訳の「心臓を貫かれて」と
地下鉄サリン事件に巻き込まれた人たちのインタビュー集の
>>41にもあるように生真面目に繰り返されている日常生活の中に潜む
不条理の扱い方に独特のものを感じていたことがあります。
もちろん小説はのれるかのれないかが判断基準なのですがw
村上春樹の翻訳小説のセレクトには関心するものがあり
翻訳もの好きになる入口ともなった訳者なのですが、
彼自身の書くものになると、いきなり集中力が続かなくなってしまうのが
不思議です。
今読むには年をとりすぎているということは確かにあるかもしれませんねw
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 20:44:11 ID:JMDNjMSy
>>44 分かる気がする。
彼も50代。読み始めると、結構入っていけました。
1Q84、おもしろかった。
あんな青春時代ではなかったな。当時。
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 21:58:27 ID:VPpMGdJd
ヤングマガジン
ジャンプ
など週間雑誌を立ち読みしてます。
歴史ものでは、小説にでてこない話も
けっこう記載されているのでおもしろい。
え〜、そりゃないでしょうという部分は
スルーするけど
賭博ものでは非合法でありながら
人間の生がでていて深い。
平凡が一番だと教えてくれる。
小説では、堺屋太一が書いたチンギスカンの
一生をつづった本が面白かった。
日経新聞に連載されていたので、図書館の
ライブラリーで、一部分ずつ見るのが楽しみだった。
本としてまとめられると、不思議とおもしろくないのは何故。
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 03:34:51 ID:FA4iaFeN
難解モノの代名詞みたいなジャック・ラカンの著作が本箱に2点あるんだけど、
『精神病 上下』(岩波書店) と、かの有名な主著 『エクリ @AB』(弘文堂 全3冊) ね。
別にエラぶっているつもりは全然ないんで、フツーに白状するんだけど、「徹底的にワカラン」。
で、思索系Web評論家の代名詞みたいな内田樹の初期の著書 『ためらいの倫理学』(冬弓舎)
の後半に 「ラカン派という症候」 という項があって、「正直に言うけれど、私はラカン派の学者の
書くものがよく理解できない」 とある。 カッコ付けで「勿論ラカンの書くものもよく理解できない)
と自己フォローも怠りないのだが、そのあとの訳者・岸田秀への言及が面白い。
岸田秀は心理学者として著名だが、ラカン学者(多分ね)パルミエの『ラカン』(青土社)
の 「訳者あとがき」 に「ラカンは何を言いたいのか分からない」と書いているそうで、
それだけでも読者はホッとするのだが、「その分からぬ所以を縷々書いているうちにだんだん
腹が立ってきたらしく」 「それがどうかしたのか」 と口調が乱れてくるのだそうだ。
半ば酔っ払っている俺は嬉しくなって部屋の中を踊り回るのである。
ホラミロ、よく分からんのは俺のアタマが悪いせいばかりじゃじゃね〜や、ってね。
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 04:51:59 ID:FA4iaFeN
>>43 >流行りモノとは無関係に自分にとって目新しいモノを選択している
自らの感性と時代に沿って読み進める読書人の自然な展開ではないでしょうか。
ガチガチの古典派頑固ではないけれど、かといって評判の村上春樹には簡単に
同調できない。 そんな平凡な(ゴメン)同世代感覚を強く感じます。
大江健三郎が出たときも同じような不協和音があったように聞きました。
僕は高校時代、諸兄同様 『沈黙』(遠藤周作 新潮社・書下ろし) と共に
『大江健三郎・全作品』(新潮社 第一集・第二集)を読んでいた世代でしたが、
以前の文学言語とは異質の、例えば「絶望的な閉塞状況」等といった言語世界に
戸惑いを感じながらも、のめり込んだものでした。
もう面倒な大義名分は御免です。 面白けりゃあそれで結構。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 07:08:54 ID:Me+slfV/
>>39 分かります。いつの頃か、どうせ読むなら多少でも学部の本の方がいいか
ということで小説から離れました。やがて、仕事関係の本を読むように
なりました。1Q84は、読みました。そろそろ、定年がみえるようになり
自分が変化してきた。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 07:32:21 ID:IT80dLDK
最近出た、故赤塚不二夫の『ギャグゲリラ』の文庫版。
子どもの頃、『おそ松くん』『天才バカボン』など赤塚不二夫の漫画が大好きで、以来何十年ぶりになるか?
50代になった村上春樹の書いた「1Q84」はやはり気になりますね、
機会があったら読んでみたいです。
ラカンはさすがに簡単に手にとれないですがw
翻訳ものに目が向いてしまうのは、高校生の頃、大江や安倍公房など
当時の流行り物を読んでも、漱石や鴎外など文豪を読んでも、所詮
感性が語られているだけじゃぁないかという食い足りなさがあり、
宗教や哲学なりの葛藤の積みかせねを表現した欧米のものに魅力を
感じるようになりました、といってもそれを明確に言葉で
意識したのは、野上弥生子であり、2chの読書スレのコテさんとの
レスの交換で認識しはじめたのですがw
そういう意味での思索の積みかせねを小説テーマにする日本人は
野上弥生子のあとは、大西巨人や高村薫の三部作かなと
考えていますが、お薦めの作品などあればぜひ教えて下さい。
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 18:48:05 ID:Me+slfV/
村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 - )は、
日本の小説家、米文学翻訳家、エッセイスト。
もう、60歳になってました。すいませんな。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 20:40:49 ID:FA4iaFeN
連休も終り、明日からまた仕事かと思うと気持ちが萎える・・・・。
この連休中、珍しく街中に出なかった。いつもなら紀伊国屋とか
ジュンク堂、東京堂といった大型書店やCDショップ(タワレコ)を
うろついて、カネを減らし積読を増やすんだけど、歳のせいかだんだん
外に出るのが億劫になる。 積読消化もたいして進まない。
古本屋はなんで日曜祭日休むんだ? 学生に合わせているんだろうけど、
今時の学生さん相手に商売成り立つのかね。 むしろかっては貧乏学生
だったけど、今ならちょっとカネを使えるという中高年を相手にしたほうが、
モノが動きそうな気がするがね。 本の価値も知ってるしさ。
休みが続くと簡単に夜と昼がひっくり返るんだよね〜。
仕事モード? どこにスイッチがあるのかさえ忘れちゃったよ。
>>52-53 10歳くらい上ということは知っていました。
「1Q84」を書いたのは50代最後の作品ということで・・・
神田の古書店は休日が休みの上に閉店も早いですよね。
地方から久しぶりに仕事や用事をすませて行っても
7時頃には閉店する。
オヤジが一人でやっていて、人件費より仕入れに使うのだから
仕方が無いと思うことにしていますが、本探しはもっぱら
ネットにたよるようになりました。
これで資料など大失敗してあまり役に立たないものを買ってしまうこともあるのですが・・・
フラッと覗いて予想外のものに行き当たる楽しみは店ならではですね。
>>55 59歳の人間を「50代になった」とは言わないでしょう。
いい歳して言い訳、みっともないよ。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 19:30:02 ID:TF5EvOZ/
まあ、いいじゃないの。
やたら細かいことに執着する人のいるスレなんだな
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 20:47:42 ID:KqsRKBVj
アナバナナさんのいた読書スレが懐かしい。
のんびりしていいスレだったね。
最近はホラー小説が多いな。
ブックオフで安売り本をまとめて買ったりしてる。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 21:27:14 ID:Wtuxc7eU
グインサーガ。
でも、もう読めないなあ・・・
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 21:46:06 ID:ryfxh6Lu
仕事始まっちゃったね〜。 もっとも週の半分も休みだと残りの半分なんか
どうでもいいやって気持ちになるスーダラ社員であります。 どもスンマセン。
いつだったか養老孟司の「ミステリ何とか」(どっかの文庫本で題名も忘れた)
を読んでいると、列車に乗る間際に買った海外ミステリを車中読んでいるうちに
何となく物足りない気がしてきた。 それでもそこそこ楽しんで読み終え、改めて
表紙を見ると下巻だった、という話があった。 こんなの読むと嬉しくなるんだけどね。
保坂和志のWebにあった若い読者の書き込みには、哲学思想系の書物を読むなかで
その基本的なキーワードを読み違えながら、な〜んか変だナと思いつつそのまま読み終え
そこそこの読後感に浸った、というのがあり、これも大喜びした話でした。
俺ってホント、仕事そっちのけのスチャラカ社員です。 どもスンマセン。
積んどくが溜まりだすと、同じ本を2冊買ったまま暫く気づかないオレは、
人のことは笑えません。
>積んどくが溜まりだすと
なんか実感です、私の場合は、積んどくはなるべく増やしたくないのでw
読む本リストを作って、古書店や図書館へ持って行って・・などしているのですが、
人から勧められて興味を持ってリストに書き込んで、やっと手にとる機会に恵まれて
読み始めてみると、あれ?これ読んでるかも???
なども一度ではありません・・・・・w
他所で使っているコテのまま使って、ここを荒らしたくないので
このスレ限定の数字コテにします。
学生の時に買って、そのまま積ん読状態の「罪と罰」。生まれて初めて読んだのが45を過ぎてからだったなw
面白くなかった。
歳を取ると、どうしても楽なもの、楽なものに行きガチですな。
時代小説が年寄りに人気があるのもうなずけるw
ブックオフで本が安く手に入るようになってからは、買いすぎて益々積ん読が多くなってしまうw
小汚い本ばかりたまって、処分に困る。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 10:04:35 ID:QiqM549c
>>65 逆だよ、わたしは、
最近に堀口大学訳の「青い麦」をなんの気なしに読んだ。
コレットの散文詩的文章を大学が美しい散文に訳していて、
日本語の美しさを改めて知った。
たぶん、若いときは何気に読み飛ばしていただろう表現に、痺れる。
その「罪と罰」も訳者が良くないのかもしれないよ。
時代小説のように、筋を追って読む物が人気あるっていうのは分るけど
何度も読み返すタイプには勿体無から買わない。借りるか古本だw
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 23:23:41 ID:GcTktrNg
養老孟司の 「題名も忘れたどっかの文庫本」 は 『ミステリー中毒』(双葉文庫) でした。
内容もてんで違ってて、新幹線に飛び乗る前に慌てて買った2冊の文庫本が両方とも違う題名の
翻訳ミステリの下巻だったと言う話で、面白く読み終えたなんてどこにも書いてないや。
下巻と気づかずに読み始めて、説明不足な話の筋に妙な思いをしたのはまた別の話でした。
>>55〜
>>59 俺の読書記憶なんてこんなもんでサ。 養老孟司だってこんなスカをするのである。
いわんや俺みたいなスチャラカおじさんにおいてをや。
書いた人の年齢より、「この著者は晩酌を嗜むひとだな多分」 みたいなことを考えるのである。
酔っ払った勢いでダンボール箱をいくつか引っくり返し、収拾のつかない中で天晴れ沈没。
二日酔いの朝、書物の整理というのは 「庭師の土いじり」 みたいなもので、と気弱に呟く俺の
耳元に 「連休中にやればいいでしょ連休中にッ!! ッたく!!」。
ウワンウワン響いて良く聞き取れませんでした。
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 23:34:27 ID:GcTktrNg
本好きの50代が酔っ払ってオダをあげるとこういう長文になる。
2chで愚痴るのが趣味というポンコツ親父でした。 どもスンマセン。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 06:19:01 ID:dCbhks4R
「いい人」をやめると楽になる 敬友録
祥伝社黄金文庫
曽野綾子/著
やや、古いので読みにくかった。バランスが大事とのことです。
罪と罰とカラマーゾフは私も数年前に読み返しました。
物語として面白いか面白くないかと言えば、面白くないw
文化による価値観が全く違い、感情移入ができないのでしかたのないことと
諦めました。
ただ、話の展開の仕方や罪悪感のあり方の違いという点では興味深く
そういう意味においては楽しめました。長いので苦痛を伴いましたがw
>>68-69 毎回謝らないで下さいw
相方の行動に素早く反応するのはとりあえずほほ笑ましいです。
我が家、双方のテリトリーが侵犯された時のみ応戦し
あとは気がつかないふりでスルーです。
>>67 そうかな? 確かに若い頃は見逃していたことも、50を過ぎれば気付くこともあり、見えてくることもある。
若い頃は感動しなくかったことも、今では感動する。
その逆もあるよ、あの頃は感動してたのに、今じゃ全然感動しないわけさ。
人生の深淵については理解できても、素直な感情はなくなる。少年(少女)の心を失うんだな。
でも、若い頃の方が難しい表現なんかも頭に入るが、今じゃ、読んでるそばから忘れちゃったりw
こうやって、惚けていくのかと思うと、恐ろしい気がしますなw
それは冗談としても、目が悪くなっていくのは、本を読む上ではハンデだな。
大きい文字の本じゃないと疲れてしまうw
コレットは「青い麦」をこれまた、近年読み返して
新たに開眼し「シェリ」を続けて読みました。
たしか高校生の頃の国語の副読本か資料で推薦してあり読んだ時は
何が何だかサラサラ流していたのに、今読むと全く違います。
バージニアウルフも高校生当時の推薦図書、当時は退屈でしたが
「波」を昨年読んでその美しさに心が動かされました。
高校生に読ませるのはもったいないぜw
見えてくるものは確かに違いがあると思いますが、体力低下と持ち時間の少なさが
何とも辛いところですねw
逆に、子供じゃないと面白くないものもあり、
エンデなどは今読んでもちっとも面白くないw
ハリーポッターも2巻目には手が伸びませんでした。
>>73 若い頃ってね、未来があるから、知的好奇心旺盛なわけよ。
それに較べて、歳を取ると過去を振り返り出しますな、新しいことを覚えるのが面倒くさくなるんだな。
それに仰るとおり、体力の低下はいかんともしがたい。時間はたっぷりあるわけだ、私の場合はw
問題は視力の低下。
若い頃から持続して読書してる人は、それは、そう簡単には読書力衰えないと思うけどね。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 15:15:57 ID:3stPnGXy
>>74 >>67です。
そうなのかも、
若いときに知的好奇心に無縁だったから、私はいま感動しているんだわ。
本より現実がきらきらしていて、面白いものだったから、読書力育たなかった。
ただの活字好きの本好きw
>>73 エンデの「MOMO」「終わりのない物語」面白くない?
雲母に描かれたBBBの父親を見つけるところ、いまでも泣くんだけど、
それは私が大切なものを捨ててきたからかもね。
>>70 教訓的な本?<人はこうあるべき>的な?そういうの面白くないよね。
50代で曽野綾子を読むなら「残照に立つ」お勧め、
ドラマの家政婦は見た!と似た構成なんだけど段違いにいいよ。
>鈍感な一生を送ってしまい、人生をつまらなくつまらなく過ごした女主人
>老人ホームに入る金を貯めるだけのために働いている家政婦
「現実の受諾」「欺瞞と欲望」が女主人の日常を通して語られるんだけど、
真の人生とは何なのか考えさせられる。読後感はいいよ。
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:37:10 ID:dCbhks4R
ひとりではじめる老い支度
講談社+α文庫
岡田信子/〔著〕
出版社名 講談社
出版年月 2009年9月
兄弟の相続争いのあたりで、かなり疲れた。
>>74 過去を振り返り出しているとも言えるかもしれませんが
大きな節目のような経験(身内の死や自身の病気など)を重ねると、それまで
なんとも思わなかったようなことに心が動かされるようになりますね。
きつい時間をひとつ乗り越えると、本だけではなく、音楽や絵などの見方が
少しだけ深くなっている、これはご褒美だと思うことにしていますw
>>73 エンデはだめでしたね、子供が小さい頃お気に入りで読んでいたので
手に取ってみましたが、あの独得の世界に馴染めず、
最初の数頁で放棄していました。
子供の本ではテリージョーンズがダントツに面白かったです。
曽野綾子は確か70年ごろ父に「誰のために愛するか」を勧められ
それを中途でやめてから手に取っていません。小説は一冊も読まずに
来てしまいました・・・・
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 00:48:35 ID:wzJ68x0g
10歳の子に曽野綾子は無理でしょうw本を薦めてくれる父上は羨ましいが
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 01:55:07 ID:2IptNwdq
平野啓一郎/ドーン
やりたいことはわかるが、とっ散らかっちゃってて収拾付かず
もうちょっと腰据えて書いておくれ。
>>78 釣りでしょうか?w
15歳ではなかったけれど、10歳でもありませんでしたw
思春期の入口あたりで父が勧める本はまったくツボから外れた物ばかりで
父の本棚から盗み読む物の方がずっと面白かったです。
実際に読んでから勧めているのか、ただ書評を見てパラパラめくって
買ってきただけなのか、問い詰めたいのですが、もうかないませんw
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 19:46:45 ID:I75ryhqk
わが家の母はビョーキです
中村ユキ/著
出版社名 サンマーク出版
出版年月 2008年11月
けっこうイッキに読めました。やや、感動。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 19:50:54 ID:I75ryhqk
いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ 有効需要とイノベーションの経済学
吉川洋/著
出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2009年2月
ケインズ先生によると、日本の公務員の給与削減の流れは
最低の政策となるな。首の絞めあい。日本人は好きみたい。
中国は、逆に公務員の給与を10パーセント引き上げた。
さすが。共産党、ケインズ先生の方針通り。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/09/27(日) 22:46:37 ID:U+WhBr0b
浪費なき成長 内橋克人 2000年2月 光文社
不安社会を生きる 内橋克人 2000年4月 文芸春秋社
9年前に現在の混乱状況に警鐘を鳴らしている。
読み直して溜め息、複雑な心境。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:15:46 ID:WyjInocg
簡潔でいいなあ。 俺もそうしよ。
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:50:20 ID:RmUm9G45
つまらないよ。キャッチコピーのない新刊宣伝広告みたいだ。
50代ならではのレビューを期待してたんだけど。
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:56:08 ID:WyjInocg
50代のレビューって人生回顧になりがちだから面倒。
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 02:04:18 ID:RmUm9G45
そうだね鬼女に帰るよ。あっちはいろいろ詳しいから
サラっとしか書けない本と、じっくり書くしかないものと
両方あるから仕方が無いよ。
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 20:26:52 ID:iN7ImgWr
ぼうず丸もうけのカラクリ
ショーエンK/著
出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2009年7月
もう、坊さんには金は払いたくありません。
読書は量や速さを競うものじゃなく、いかに、自分にとって満足感を得られるかでしょ?
それが、心の糧になれば、一番いいわけで。
この本で、何かを学ぼうなんて考えてる時点で、身のある読書とは違うような。
知識を得るという役割もあるだろうけど、それと読書とは別。
情報収集や仕事の資料として本を読むのは読書とは考えないし、
その類の本に関してのレスは深く感銘された時以外はしないけれど、
そういうたぐいの本しか手にしない人もいるから、このスレタイだと
仕方が無いのかもしれませんね。実際に書店でもそのたぐいが半分以上を
占めている現状です。
簡単に読み飛ばせるからレスが自然と増えるのはなんとも、
いたしかたない事です・・・
ン?変な言い回しをしてしまいすみません。↑
深く感銘させられた時
でした。
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 10:45:16 ID:+8TtCe6H
ひとの批判でレス伸ばすスレなんですね。
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 15:45:57 ID:VEgN4J5Y
つまんない実用書しか読まない奴は書くなということです
>>94 =
>>1 なのか?
>>1 に、こう記されているが・・・
↓
>私の枕頭の書(睡眠薬)は 『新明解国語辞典』 ですとか、
>いや事典辞書の類なら 『世界大百科事典』(平凡社) が一番ですとか、
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 20:12:10 ID:hFT510Vi
気楽にいきましょうや。
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 05:04:56 ID:dKN06fdR
>>95 >>1で〜す。 「ポルノ」 から 「女房の家計簿」 まで思いつくまま書いたけれど、
その心は分野限定じゃなくて 「何でもどうぞ」 です。 実用書も巨大な分野でした。
50代の実用書の読み方ってナニか痛切な思いがあるかもね。
「決算書がスラスラわかるナンチャラ」 とか 「人前であがらずに話すコンチャラ」 とか
「部下がついてくるアッチャラ」 とか。 で、結局 「俺はダメな男だ」 とうなだれるのサ。
ここ数日、早寝が続いていてその分早朝に目が覚める。 これってイイなあ〜。
もっとも酒飲んだら元の木阿弥だけど。 まあ、
>>96 のようにいきましょうや。
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 05:59:02 ID:dKN06fdR
改めてレスを読んでみると、先ほど書いた 「ナンチャラKnow-How」みたいな
単純なKnow-How本でもないんで、どういう言葉で括ったらいいんだろ。
時事社会モノというか現代社会モノというのか、自分が生きている社会の現実を
知ろうという読書スタンスですね。
「どうせ俺はダメなのさ」 とは正反対のベクトルで、俺だってそのテの本は
ダンボールのどこかにあるんじゃないかと思うんだが・・・思い出せない。
この夏休みに、子供の宿題を手伝うのでw新書を数札読んだのですが
学生の頃夢中で週に何冊も読んでわかったつもりいたのに、その内容の
上辺をなぞっただけさ加減に驚きました。
年取ったもんだw
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 09:06:40 ID:zh7Vx2ox
パソコンを使うようになってから、すっかり、辞書を引く習慣がなくなってしまったw
パソコンいまだに使えない時代おくれな奴なので、
学生時代の辞書を手元に置いてます
・明解国語辞典改訂版 昭和43年 改訂133版
・最新コンサイス英和辞典 第10版 昭和45年(姉のお下がり)
スーザン・ソンタグの小説を原書で読み始めたがムズイ。ふつうのミステリ
みたいに読めない。カッコつけはあきませんな。
10代後半に「反解釈」を読んだ当時は、感じるままに感じればいいと
背中を押された記憶がありますが、日本語で読んでも
どこまで正確に読めたかは自信ありませんです。
高村薫なら、マークスの山はけっこう面白かった。
実は、それしか読んでいないw
最近読んだ本では、塩野七生の、ローマ人の物語シリーズ。
15巻まである、これ、長いけどハマります。
お奨め。
読んだ人は多いかもしれないけど、いけます。
ソンタグの『ラディカルな意志のスタイル』、10代だったら
ぐいと惹かれるタイトルだね。晶文社というブランドも当時は
カッコよかった。反体制、ラディカル、革命……そんな言葉が
まぶしかったノーテンキな時代でした。
>>105 当時も閉塞感という言葉はありましたが、閉塞感からは一番遠かった
と思えてくるから不思議ですw
>>104 私も始まりは「マークスの山」からでした。
塩野七生は気になりながらも読んでいません。「エーコの振り子」
で苦労しているついでに、行ってみようかな。
「エーコの振り子」??
「フーコーの振り子」は西洋異端史というか裏思想史というか、そういったものに馴染みが無いと手強いでしょ
例の大ベストセラーが出てから、またその辺(テンプル騎士団、グノーシス、カバラ、ヘルメス哲学etc)の
妖しい書籍も結構出てますから参考にされてみては?
「フーコー」読んだのはもう随分前のことになるので記憶が曖昧ですけど、
ストーリー自体はそれほど複雑でもないんですよね、ただそのあたりの知識が無いと嫌になっちゃうだろうなぁとは思います。
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 19:44:31 ID:7qhlobyI
旧約聖書
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 00:05:33 ID:JkzuOKUU
「エーコの振り子」www
アルツ進行中wwwwww
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 03:18:57 ID:ZVKqI4fo
>>109 ウンベルト・エーコー作「フーコーの振り子」を略してるんじゃ?
面白くもない本だと思うけど、アクセサリーみたいに持ってた馬鹿を知ってる
ほんとにやってしまった・・・
エーコの「フーコーの振り子」、
西欧の闇の部分、笠井潔経由で
辿りつきました。
>>110 面白くもないこともないと思いますが、
あの手の娯楽本をアクセサリーみたいに持つというのは、変わったお知り合いだったんですね。
>>111 マジでしたか(笑
闇という程構えることもないと思いますよ。
それにしても、上の方からの書き込み読んでみましたが、かなりマニアックな読書傾向みたいですね。
笠井潔の生真面目に怪しい部分が気に入ったのと、
エーコの「永遠のファシズム」が印象的だったので期待一杯で
読み始めたのですが・・・・(笑)
放り出すほどどうにもならないわけでもなく、気になる部分が配分良く
現れるので、ゆるゆると最後までたどリ着けるでしょう(笑)
本来はミステリーやSFも大好物なので、電車通勤をしていた頃には
夢中になって読んでいたのですが、
自宅で仕事をするようになったので、その気分転換とあえて時間を割いて
読むようになったので
ガツンとくるこってり系が多くなってきました。
村上春樹の翻訳ってどうよ?
レイモンド・チャンドラーの、あれ、翻訳したんでしょ?
>>113 大西巨人とか、
「神聖喜劇」を途中で止めてしまっていたもので、上の方の書き込みで思い出してしまいました。
また読みたくなったのですが間が開きすぎてて…。
>>114 「ロンググッドバイ」ですね、
もともと村上春樹がチャンドラーみたいな文体ですからね、合わないはずは無いですよね。
カーヴァーのはいくつか読みましたが特に意識することは有りませんでした。
フィッツジェラルドはなんとなく違和感無さそうですが
カポーティやサリンジャーはどうなんでしょうね、ちょっと違うんじゃないかなぁと個人的には思います。
>>114 上の方に書いた記憶が、ここじゃなかったかもですが・・・
村上春樹と常盤新平はアメリカ文学の入口になった訳者です。
チャンドラーはもちろん、ティムオブライエン、マイケルギルモア、
ポールセロー、ジョン・アーヴィング、ル・グィンなど、
ものすごくお世話になっています。
それが、彼自身の作品となると毎回期待一杯で手に取ると
・・・・なんだかなぁになって、放棄してしまう・・・
サリンの被害者のルポの「アンダーグラウンド」は良かったので
その後の「約束された場所」「神の子供たちはみな踊る」は読もうと思って
まだ手をつけていないことを思い出しましたw
>>115 神聖喜劇は執拗なまでにマニアックに書き込んだ部分が
何回か登場するので、それに興味が無い時は辛いですよね。
ただ、その部分はすっ飛ばしてもw最後まで読む価値はあるので
チャンスがありましたら再挑戦してみてください。
大西巨人のマニアックな部分を省いて
ガツンと骨太な小説が「迷路」野上弥生子は亡くなってだいぶたつので
白州正子タイプの超マダムのイメージありますが、
もっと評価されて良い、読むべき一冊だと確信しております。
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 01:31:18 ID:wimnnLlO
>>101 学生時代の辞書!!
・新訂版 エッセンシャル英和辞典(旺文社 昭和41年 750円)。
・二訂版 新英和中辞典(研究社 1970年 皮装版 1,500円)。
・岩波 国語辞典(岩波書店 1969年 600円)。
・木村・相良 独和辞典(博友社 昭和48年 皮装版 1,900円)。
・コンサイス和独辞典(三省堂 昭和45年 新装版 1,300円)。
すべて現役を退いているけれど、どうしても手放せない。
ボロボロで黴生えているんだけどね・・・・・。
そうですな。
学生時代に使っていた辞書の類。
どうしても捨てられないw
でも、二訂版 新英和中辞典が行方不明。
どこかにあるはずなんだが・・・。
お世話になりました。
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 14:37:00 ID:FrW9pj37
>>117 コンサイス破いてタバコの葉巻いたよな……遠い目
>岩波 国語辞典
自分のは'73年発行。750円でした。
教師の推薦とおり、説明が腑におちる。今でも愛用してます -> 岩波さん、ゴメンネ
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 23:32:53 ID:8PX4EsKX
『半島を出よ』(村上龍 幻冬舎)上巻。
一気読みすると面白いのだが、サラリーマンの哀しさ、ブツ切リで読み進める。
そうすると自虐的な苛立ちを引きずったまま現実の仕事に戻ることになるので、
本を閉じる前に下巻の後半を少し読んで、気分を立て直さなければならない。
北朝鮮の特殊戦部隊・高麗遠征軍493名が福岡を制圧し占領政策を進めるのが上巻。
ここで本を閉じると、「寄らば切るぞ」 みたいな顔のまま商談を始めかねない。
そこで読む下巻の後半が福岡のチンピラグループによる北朝鮮占領軍殲滅作戦なんだよ。
少しはスッキリした顔付きになって、商談相手も話に乗ってくるんじゃないか。
外道っちゃあ外道の読み方なんだがしゃあないやね。
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 23:56:54 ID:8PX4EsKX
北村薫の円紫師匠シリーズのどこかに 「圧倒的な読了感!」 という文句があったと記憶する。
主人公が夏休みか何かの休暇中に古典の大作を読んで、全身で満足を表す素直な台詞である。
たしか 『アンナ・カレーニナ』 だったような気がする。
そんな読書体験はもう遠いものになってしまった。
どうせ俺ぁ外道読みさ。
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 00:27:25 ID:Ax0nOHHq
『この人の閾』(保坂和志 新潮文庫) に登場する真紀さんという女性は、
『特性のない男』(R・ムージル) や 『ローマ帝国衰亡史』(E・ギボン) や
『失われた時を求めて』(M・プルースト) といった長い物語を好む。
理由の一つが 「次に何を読もうかと迷う頻度が少なくて済むから」 だって!
分っかるなァ〜!と禿しく同意。 長くてたんたんとしているのがイイんで、
ドストエフスキーみたいに面白いとダメなんだそうだ。 これには不同意。
「じゃあ、哲学の本もいいんじゃないの?」 と冗談半分に聞くと 「そうなのよ。
いいのよね」 とくる。 ニーチェなんかは 「結構すらすら読めちゃう」 から
よくなくて 「ヘーゲルとかハイデッガーの方がねちねちしていい」 んだってさ。
こういう読書談義を読むと、長生きしてもう少し読書を楽しむのもいいな、くらいの
気持ちにはなる。 漱石の徘徊趣味とは趣が異なるけれど、強迫観念的な自縄自縛とは
最も遠い読み方ではある。 外道近道寄道迷子、どう読もうと俺の勝手だぁ〜
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 00:36:01 ID:Ax0nOHHq
こんな文章もあるぞ。
「だって、もう読むだけでいいじゃない。 何読んだって感想文やレポート
書くわけじゃないんだし。」
若い作家だが、垣根涼介
@「君たちに明日はない」――楽しめる
A「ワイルドソウル」――――デタラメ移民政策への40年掛かりのリベンジ
いずれも、ブックオフで350円〜105円
或いは、石橋湛山小評論「死もまた、社会奉仕」
1922年、山縣有朋の死去に際しての評論・石橋湛山全集第四巻
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 02:58:45 ID:pbmnMzXP
最近はちょんまげ物オンリー
現代物は身につまされる様で辛い
小説読むなら心ほぐれながらも心躍る時代物にくつろげるなぁ・・・
諸兄や如何に?
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 03:43:38 ID:Ax0nOHHq
『石橋湛山全集』(東洋経済新報社 全15巻) を読んでるのか。 すげ〜な。
俺は 『侮らず、干渉せず、平伏さず ― 石橋湛山の対中国外交論』(増田弘 草思社)
を読んだ。 面白かった。
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 04:24:11 ID:Ax0nOHHq
御同輩! この歳でちょんまげ物・時代物・人情物に嵌るともうイケマセンぞ!
例えば、年老いた博打打ちが夜鳴き蕎麦の屋台をみて、「ああいうのでなく、
もう少し楽な仕事がないもんかね」 と虫のいいことを考える。
ほれそこの、売れているのかいないのか分からないような店の奥で、
店番がウツラウツラしていた絵草子屋のようなのがいい。
潰れもせずに毎日店を開けていたから、それで喰っていけたに違いない。
「あんなふうに、ウツラウツラと世を過ごせたら、さぞ安気だろう」 と
五十六歳の渡世人は思うのである。(藤沢周平 『橋ものがたり』所収 「吹く風は秋」)。
会社で苛められている「本好きサラリーマン」なら禿しく同意するところである。
開高健のエッセイにも、日がな本を読んで過ごす古本屋の親父に憧れる話があった。
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 04:37:34 ID:Ax0nOHHq
あるいはまた、妻子持ちの男と切れぬまま中年を過ぎようとしている女が、
淋しさに耐えきれず、長火鉢の縁に額をつけて、泣き声が漏れぬように唇を
強く噛んで大粒の涙を流す。
「自分の泣声を一人で聞くほど惨めなものはない。」 という台詞は、
果たして女だけのものなのか。
(『深川澪通り燈ともし頃』 第二話 「たそがれ」 北原亞以子 講談社文庫)。
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 04:46:46 ID:Ax0nOHHq
あるいはまた、亭主に先立たれて、そのまま独り身で五十を超えた女が、
土手の枯草から顔を出すみずみずしい青草を見てこう思う。
「人間も、一年ごとにみずみずしい身体に生まれ変われたらどんなに良いだろう。
みずみずしい身体で、寿命の分だけ生きて、ある日突然目が覚めなくなる。」
これも、ある年齢を超えなければ分かり難かろう。
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 04:48:33 ID:Ax0nOHHq
久しぶりに酔っ払って長居してしまった。 どもスンマセン。
古本屋の店番は憧れの商売です。足元にストーブをおいてお茶をすすりながら
日がな一日気に入った本を眺めている・・
開高健は闇の三部作の印象が鮮烈だったので
ウィスキーの宣伝に出ても釣りのエッセイを読んでものんびりは装っているだけ?
壮絶な人生だったのではないかというイメージが強いです。だからこその
古本屋のオヤジ発言ではなかったのでしょうか・・・
死ぬ時も夢の方向へ向かって倒れこむタイプの人のような気がします(笑
亭主に先立たれて・・・
どうも元気いっぱいの女性が目立つせいか
長火鉢にもたれて泣き崩れるのは先立つ亭主のファンタジー
俺が死んだらこいつは一年も生きていられまいと思わされていただけ?
この先50年は生きて楽しむつもりの方々が多いようで(笑
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 02:24:20 ID:WwqTHjRv
明日から仕事だ。 って、もう今日じゃないかよ。
焼酎飲んで、結構ヘベレケになってんだけど大丈夫かなあ。
『物質と記憶』(松浦俊揮 思潮社)、『青の奇蹟』(同 みすず書房)
読んだんじゃなくて、買っただけだよ。 とりあえず机上に積読。
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 16:36:55 ID:Lye3kVdh
宇野鴻一郎、死んだのか?
学生時代世話になったんだが。
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 18:48:11 ID:hUlGfGlx
世の中を動かす事も出来ず
組織を動かすことも出来ず
カミさんや息子をコントロールすることも出来ず
自分の人生もままならない男が読む本を教えて下さい。
>>136 ダメおやじ(古谷三敏)
読み返してみ、泣けるぞw
>>137 漫画がありましたね、ダメおやじはいい。
つげよしはるもままならない哀しさがありますが、
ダメおやじは確かにおかしくてやがて哀しい良さがありますね。
おお!つげ義春w
規制を喰らって書き込むことができませんでした。
その間、フーコーの振り子をやっと終わり
これは実にふらふらと時間がかかり何度も放棄しそうになりましたが
最期に秘密の真実に触れることができてここまでたどり着いた喜びとともに
終わることができました。
次に読んでいるのが須賀敦子、
先日NHKで特集しているのをみて、以前読んだことを思い出し
再読、若いころはただひたすら文章の美しさだけしか記憶に
残らなかったけれど、
若く、幸せだったころの思い出がこんなにも孤独と悲しさをたたえ
るのだろう、50歳過ぎて読めて良かった。
前に発刊され始めた思考の整理学?とかいう本が100万部も売れているんだって。
読んだ人、いる?
142 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/20(金) 13:52:35 ID:vPEoHejf
>>141 外山滋比古だよね。なんで今売れてるの?
自分はハウツー本を読む習慣がないけど、ベストセラーっていつも後悔するから買わない。
宣伝に躍らせられて期待が大きいから、失望も大きい。
143 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/21(土) 08:06:23 ID:5mnO7c/Y
東大生京大生が一番読んでいるとか書いてあったな。
もうずっと、太平洋戦争に参加した(最前線で駒として扱われた)航空機搭乗員の戦記を
読んでいる。最初は事実を知りたくて手に取り始めたのが、数を読むうちに事実はもちろん
のこと、搭乗員の心理描写のほうにより関心の重点が移っていった。
敵戦闘機の攻撃を受け、負傷した雷撃機パイロットが、もう自爆するしかないと決心
したらうそのように気持ちが軽くなったとか。その直後、後席の(雷撃機は3人乗り)隊長から
自爆しないで操縦を続けろといつもと違うキツい言葉を受け、そうしたら今度は
生への執着が頭をもたげ、なんとしても生きて帰るぞと気持ちがガラッと変化する。
こういう極限状況下での人の心理変化、しかも実話で知るのに戦記は有力な選択肢のひとつ。たぶん。
(まぁ、遭難記でも、そういうのはあるんだろうけど)
自分は未知の世界に惹かれるほうなんで、科学系とか女性心理(こっちは小説で)関係の
本が元々読書の主な対象だったんだが、(悪趣味、不謹慎と言われるかもしれないけど)
戦記漁りはやめられそうもない。どの戦記を読んでも涙が流れ出てきてどうしようもないのは
アレだけどね。(特に特攻隊員が笑顔で別れを告げて突っ込んでいくのを、護衛のために
付き添う戦闘機搭乗員が見送るシーンなんか、もう・・・)
チラウラ、失礼。
>>144 読んだ本のコメントはどうしてもチラウラ風になるので気にしないw
亡父が戦記もの好きで、昭和2年生まれだったので同級生では志願兵もいて
長男だった父はそれができなかったためか、特に海軍ものが好きで
膨大な量を持っており、小学校時代の暇な夏休みに読み漁った記憶があります。
知覧なんて地名が読める小学生は都内にはそういなかったはずw
大人になるかならないかで死ぬことを覚悟する人たちの物語は
子供心にも切なかったです。
146 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 08:49:59 ID:VxHk5fHQ
>>144 航空機搭乗員の戦記物というと渡辺洋二氏の著書や光人社NF文庫ですか?
私も戦記物が好きで昔は朝日ソノラマ、今は光人社NF文庫の愛読者です。
今まで読んだ中では海防艦を中心にした船団護衛部隊の戦記と最後まで
特攻を拒否した131空の戦記が強く印象に残っています。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 12:23:19 ID:un813Gij
>>145 フォロー、ありがとうございます。
聞いた話ですが、数十年前、戦争ものが流行ったころ当時の教師が、(戦争ものを含む)マンガ誌は
子供に読ませないようにと父兄に説明したこともあったらしいです(一部の人かな?)。戦争の一側面だけを
(無垢な?)子供が吸収してしまわないかと危惧していたのだろうというのが、その理由とのこと。
そういう視点で考えると、小学生で戦記」というのは、刺激がちと強過ぎかも?と感じる反面、
(マンガ誌より)正確に事実を伝えうる、個人の実体験そのものである戦記のほうが、(仮に読者が小学生であっても)、
よかったのかもしれませんね。
>>146 入手しやすい光人社の文庫が主ですね。読み終えたばかりなのは、奇蹟の雷撃隊という本です。
ものによっては既に絶版になっているのもあって、そういうのはオクで探すしかないのでしょうか。
近所の古本屋にはその類は全く置いてなくて、かといって国立国会図書館でコピーしてもらうとお金が・・・
神田の古本屋などは、どうなのかな?と。
131空は美濃部氏の部隊でしたか。まだ手にとっていません。知れば知るほど、同じ海軍と言っても
様様な考え方、行動をとる方もいて、驚かされることばかりです。今のところ、研究者の手になる
ものより、個人の体験記、特に(海軍だと)下士官の方々が著わされた作品に興味があり、そういった
本ばかりを選んでいます。エピソードが豊富ですし、飾ったところが少ないのが理由です。
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 23:16:37 ID:C5YZxp2Y
>>148 今年の神田古本まつりでは光人社NF文庫の本がかなり出ていました。
それから131空の美濃部少佐もそうですが海上護衛聡隊の大井篤参謀も
特攻に反対し、また艦隊決戦よりも南方から内地へのシーレーン保護を
重視する旧海軍では少数派の存在でしたね。
あと私は実社会ではエリートではなくて花形部署の指導的立場にいた事が
ないので、司令長官や参謀長などよりも下士官や下級士官の体験記に共感
します。
>>148 ある意味刺激は強かったですね、戦記ものはナチス関連の物語・資料なども
あって、戦争の恐怖は子供心にトラウマに近いものがありました。
亡父はプラモデルも趣味でやっていましたが、戦争の格好の良さの部分は
理解不能でしたw
大人になってからは戦記ものを読むことは全くなくなりましたが
数年前に吉田満の『戦艦大和ノ最期』を読み、あの時代にも明確な
歴史観を持ち毎晩船の中で議論を戦わせ、自分たちが死ぬことにより
日本が歴史の過ちに気付けばそれでよしと考えていた
人たちの存在に強く心が動かされ、
また、エリ・ヴィゼールの『夜』は極限状態での信仰の意味を
『夜と霧』フランクルでは人間の尊厳を考えさせられました。
ただ、あまりにも戦記ものは辛い状況での人々のぎりぎりの選択の
崇高さなので、読む側にも大きく影響して、気力体力に自信のない時は
手を出したくないです・・
>>149 第二次大戦ものに限らず軍記ものは実社会に投影してという読み方が
ありましたね、
思い返すと、それはやったことがなかったです。
>>149 そうでしたか。古本まつりに出品されるということは、そういった店も神田にあるだろうとの
推測が成り立ちますね。たまにアキバに行くので、ついでに寄ってみようと思います。
情報、ありがとうございます。
私が下士官(搭乗員)の方の著作にこだわっている理由のひとつに、
>>149さんが挙げられて
いる”共感”という部分もあります。実戦経験が皆無の士官指揮官について出撃せざるを
えない、経験豊富な下士官搭乗員という状況は当時だけでなく、現在の(会社)社会に
おいてもそれに相似の状況がありえそうで、(下士官搭乗員の)立場、気持ちは自分の経験と
照らし合わせてもわかるような気もします。(まぁ、大昔の生活を今でも続けている小民族の
リーダーとは違って、現代の一般的な組織にあっては、前記のようなありようを問題視するのは
見当違いでしょうけど、指揮の良否と生死が直結する軍隊では大問題なので両者を並列視できないのは確かですね)
そういった部分も含めて、当時の海軍が抱えていた欠陥?を知り得たのも、10年ほど前に
読んだ坂井三郎氏の著作(きっかけ)があればこそで、氏の果たした役割は小さくはないと感じています。
(坂井氏の言動、著作には批判も見うけられるようですが、ベストセラーを産み出し、一般人も
手にとるきっかけを作った功績は、えらそうに言いますが、評価に値すると言う意味です)
スレチなので、このへんで止めておきますね~~;
>>150 >子供心にトラウマに
かかりつけの医者の尊父が元軍医とかで、子供のころに戦争の実態についてさんざ聞かされた
ために、戦争は何があっても絶対嫌だと言ってたのを思いだしました。それだけ子供の感受性は
強いと。今でも戦火のさなかで生活している国の子供たちは、どんな影響を受けているのか・・・
>『夜と霧』フランクル
実存主義哲学とリンクして、挙げられていたような。自由への意思云々しか憶えてない、情けないです。
長くなってしまいました。 この辺りで消えますね。 失礼しました −> all
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 23:59:27 ID:wLlNrxiA
>>152 神田神保町の書泉グランデ6階の軍事関係書籍のコーナーは戦記物も
かなり充実しています。
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 01:06:34 ID:uyp/64i3
>>153 ここで、事務能力が優れていると思われる人を、初めて見たww
情報投下は嬉しいね。遠くて行けないけど。
4人に一人が犠牲になったといわれる沖縄では今でも小学校から徹底した平和教育
が行われていて、慰霊の日の前には当時を体験したお年寄りの
話を全校生徒が聞く時間が毎年あります。
二度と悲惨な体験を繰り返さないという
決意の元に行われますが、低学年の小さい子供にとっては、刺激が強く、
イラク戦争が始まった時、ニュースを見て「沖縄にもこの戦争はくるのか?」
とおびえている子供がいました。
背負っている歴史の中で、伝えることは必要ですが、恐怖で植えつけてしまう
ことは不幸だとおもいます。
現在読んでいる本は石川淳『狂風記』
怨念や野犬が出てきて宮崎映画の『もののけ姫』を連想させます。
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/27(金) 00:51:55 ID:eONriq99
本を読むのがおっくうになってきた、いかんなあと思いつつ。
そういう時は童話でも読めばいいと思う。
読書のあまり自分見失ってるというか、上を目指す強迫観念に駆られて
読書が仕事化しちゃってない?
読書をしている自分を客観的に見つめることができ、
過程をより楽しめる者が真の潜在的幸せ者。
>>157 そんなとき読むお勧めの童話はなんですか?
童話じゃないけど「ルパンの告白」に入ってる“赤い絹のショール”と“影の指図”を私はお薦め。
この両作は、子供の頃親から買ってもらったポプラ社のルパンシリーズ「七つの秘密」にも挿絵付きで入っていた短篇です。
私にとってのアルセーヌ・ルパン体験の原点となります。
この二篇は今でもたまに読み返しています。
老練な宿敵ガニマール刑事を手玉に取る痛快なルパンと、
貧しき庶民に一杯食らわせられる心優しきルパン。
ともに、愛すべきルパンの姿が簡明に描かれていると思います。
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/27(金) 09:16:26 ID:dPkNWP5j
>>158 >>157じゃないけど、ベタだけど、
小川未明「赤いろうそくと人魚」
蛇足だけど、本を読むのが億劫なのは、身の丈にあった本を読まないからだよ。
知識を得る為に合わない本を読むのは、若いから出来るんじゃないの?
おじさんおばさんは、純粋に楽しみで読めばいい。
>>159 ポプラ社のルパンシリーズは思い出深いです。
小学校5・6年のころ仲の良かった友達がルパンシリーズ、私がホームズシリーズを
買っていて、交換して読んでいました。
「七つの秘密」は表紙はおぼろげながら思い出しますが、内容はすっかり忘れてしまいました。
読み返したくなりました。
>>160 「赤いろうそくと人魚」は悲しい感じとぞっとするような残酷さがありますよね。
古い童話のもつこのあたりの雰囲気は現代の童話にない奥行きがあって
好きです。
>>161 表紙は確か片眼鏡(…パンスネ?)を掛けたルパンの顔のアップだったと思います。
「赤い絹のスカーフ」はポン・ヌフより投げ落とされた包み物がルパンの手に渡り、
そこから神のような推理で殺人事件を推理するも、その手柄を友人(笑)ガニマール刑事に譲る、というお話。
「影の指図」は友人ルブランが買った古い庭園の油絵が、隣のアパートにも同一の絵があり、
ルパンと一緒に、隣の所有者の跡を尾行けてみると、更にもう一枚同じ絵が見つかる。
その三枚の絵の謎をルパンが解決する、というお話。
小川未明、確か早稲田では俳人山頭火と同級でしたね。
その童話は大阪のノイズバンド「非常階段」(←漫才師ではない)のJoJo広重氏もいたく感動されておりました。
ホームズシリーズを買っていたのは私の方だったのですが、
実は、ホームズの英国紳士風の冷静沈着な推理より、ルパンの
荒唐無稽さに夢中になっていました。
考えてみるとギリス的な雰囲気とフランス的なものが
かなり明確に感じられる入門のような作品だったのかもしれませんねw
のだめカンタービレ♯23 二ノ宮知子
ようやく完結、賛否両論あるようだけど私は感動できた
ルパンシリーズ、未読作品を読み出した。
今は『虎の牙』を読んでる。 結構分厚いが、テンポがよく読みやすい。
某スレでミステリーに話題が及んで、
未読だったジョーゴアズとウエストレイクを図書館で年越し用にリクエストした
つもりがもう来てしまったので、とりあえず『脅える暗殺者』を
読み始めています。
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 22:30:39 ID:gRwZF9ZP
test
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 22:46:28 ID:gRwZF9ZP
長いアクセス規制だったな〜。
解除になったと思ったらパソコンそのものが不調。
Windows 98 ってもうポンコツの骨董品なのか?
『双調 平家物語 7 保元の巻』(橋本治 中公文庫) 読み始めたところ。
98は最初に使ったので一番愛着があります。が、私の眼には
液晶じゃないともうきついかもしれませんw
某スレで吉村昭の『羆嵐』がものすごく怖いという話に釣られて
年越し用に、ついでに『ふぉん。しぃぼるとの娘』を借りてきました。
ジョーゴアズの2冊目『目撃者失跡』の最初がちょっと停滞しているので
放置して『羆嵐』に移行したいのを必死で我慢しています。
図書館でまとめてリクエストをして一気に来てしまうと
返却期限に追われる読書になりがちですwww
寒地の冒険小説だよ、と薦められて読んでみたらホラーでした>羆嵐
この数年でもっとも怖かった本です。
ウェストレイクが亡くなってそろそろ1年ですね。
ドートマンダー短編集も評判がすこぶる良いようだし、これを機に未訳のものも
どんどん出してもらいたいものです。
>この数年でもっとも怖かった本です。
この一行に釣られて夕べ読み始めました。
これくらいの長さなら一気に読める、と始めたのですが、
12時半で寝てしまいました。
話は緊張感たっぷりで面白いのですが読書体力が思いのほか
衰えているようです。
残りは今夜のお楽しみ。
「熊嵐」終了。
>>170 恐怖に取りつかれた人たちという意味ではホラーでした。
読みながらやはり雪に閉じ込められて
狂気に取りつかれた物語「シャイニング」(スティーブンキング)を
思い出しました。
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/31(木) 18:21:10 ID:esB+HjlJ
test
>>169 既読かもしれないけど「ふぉん・しいほるとの娘」を読むならば、
「長英逃亡」と司馬遼太郎の「花神」も併せて読むことをお薦めします。
愛媛県の宇和島を旅行したくなるかも。
私は「サツマ」を食し、二宮敬作の薬草園を見てきました。
>>175 あ、すみません、「羆嵐」ですが読みが「くまあらし」なんですよね・・・
と言い訳してみる・・・w
北海道には「くま」といえば羆、というのが
どんなに恐ろしいことなのかが書かれている物語でした。
>>174 ありがとうございます。
二宮敬作の薬草園って現存するのですか、ちょっとそそられます。
「花神」はその昔読んだ記憶があります。読んでいて、何故か
知っているような不思議な気持ちがするのは
昔司馬遼太郎を読んだせいなのでしょうか、
と言っても中高校生時代の歴史の授業を手抜きするための読書で
父の書棚からの盗み読みでした。
でも、まだ稲が生まれるところにたどり着いていません。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/05(火) 14:34:42 ID:eIi/rBNs
>>174 薬草園>
井上靖「おろしや国酔夢譚」で帰国した大黒屋光太夫が幽閉された処ですか?
関東に縁がないので教えて頂けるのなら嬉しいです。
有吉佐和子、20年前に「連舞」を読んでいたのですが最近になって
「乱舞」という続編のようなものがあった事を教えて貰い読みました。
文字通り「乱」で散漫な作品でしたが、有吉らしいものでした。
それにしても近頃の文庫は中身が薄く高額ですねw
新刊は寝転んで読むには不向きだし場所塞ぎなので買わない。
図書館で借りるのが一番良いのでしょうね。
>>176-177 二宮敬作が藩の許しを得て興した薬草園は愛媛県の宇和町卯之町にありました。
確か県立歴史文化博物館から開明学校へと下る散策道の途中ぐらいだったと思います。
この卯之町には二宮敬作が高野長英を匿った住居の一部も残されておりました。
過酷な漂流の果て帰国した大黒屋光太夫と磯吉が、幕府により一時幽閉されていたのは小石川の御薬園の事でしょう。
この御薬園内に吉宗の治世、江戸の町医者の小川笙船による
「極貧で病める民の為の施薬院の設立」の建白の結果生まれたのが「小石川養生所」です。
こちらは黒沢監督の映画にもなった山本周五郎「赤ひげ診療譚」のモデルともなった所です。
179 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/05(火) 19:24:30 ID:eIi/rBNs
またまた規制されてしまいました。
読むことはできるのですが、何とも歯がゆいものです。
>>178 『ふぉんしいほるとの娘』子供を産んだ稲ががまた、卯之町に戻ってきたところまで
進みました。
この時代うっかり志をもってしまった女の切なさばかりが目について
ちょっとつらい物語です。
>>180 私が再読する際は、もっぱら展開の早い下巻のみとなりがちです。
お稲さんの晩年の、人を介して福沢諭吉に宛てた言葉には常に心を打たれます。
事実似たような論旨の言葉を吐いたのか、作者の全くの創作なのかは私には分からないですが。
>>181 あのあたりは私はかなり複雑です・・・
諭吉には今までずっと前に出ることはなかった・・答えるのですが
後輩の女性医師がちが新しい資格を得たりすると心穏やかでいられない
部分もあったりして、あの答えしかできなかった悲しさもあるような・・
全体的に歴史的な変化が詳しく書かれているのですが、
お稲さんの心の揺れ動きをもう少し掘り下げても充分興味深い物語
になると少し食い足りない部分もありました。
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/14(木) 16:05:35 ID:wJAxkB95
沢木耕太郎「旅する力」
自慢の多い本だった。
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/14(木) 23:49:37 ID:BZhpZvrK
>>183 沢木耕太郎の旅行記でも「深夜特急」は良かったと思う。
沢木耕太郎?
そりゃ、『一瞬の夏』を読んで下さい。
以前、きつねうどんさんに推薦したんですが、彼女は何処へ?
あの本は、色々と考えさせられました。
再読したい。
あしたのジョーより、面白いかもしれない。
ボクシング・ファンでなくとも、いける本だと思いますよ。
マイ・読書歴で、確実にBEST10に入る本です。
深夜特急も面白いですよね。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/15(金) 11:34:11 ID:5GKGVnJ2
意味不明
5年ほど前から毎月購読するようになった小説すばる 2年前に撤収。
浅田次郎の超長期連載についていけなくなった。連載ものは2年が限度。
川本三郎の日本映画や街歩きや永井荷風に関する本。
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/18(月) 04:05:54 ID:0Jc/8qx7
時代遅れのパソコンの不調と身に覚えのないアクセス規制。
まぁ、半世紀以上生きていると色々面倒もあるけどね。
面倒ッちゃあ、昨年は身近な親族の喪が立て続けでね。
兄や姉、叔母が次々と逝ってしまった。
同年代の従兄弟達は普通にパソコンを使いこなしているんだろうけど、
親族間でのメールのやりとりはほとんど皆無みたいだ。
悲しみも、文章に転換して外に出せば少しは癒されようにと思うのだが。
スレ違いの話をしているけど実は俺、「
>>1」 でね。
そこそこ書物は読んではいるんだけど、声を張り上げるほどでもない。
蔵書もそこそこ増えてさ。 現役の会社員だからそのほとんどが積読なんだが。
退職したら思いっきり読めるかというとそうは問屋がおろさないみたいだ。
この正月休みで定年後の生活が予想できた。 ま、アル中の「ボケ野垂れ」だな。
中学高校時代の読書体験はもう無理なんだろうね。
詩も文学も音楽も、恋も友情も、俺の爆発的な原点は中学一年生の春でね。
ヘッセやリルケ、バッハやドヴォルザーク、風邪で休んだ日の級友たちの訪問。
風邪も吹っ飛んでしまった大騒ぎのその日。 取り戻しようのない青春。
読書そのものとは関係ない話なのだが、 中学生のある日、
書店でH・ヘッセの『デミアン』(旺文社文庫)を手にとって逡巡していた時、
傍にいた同級生が「気に入ったんなら買って読め!」と言われて買ったのが、
本を買った初めであった。 その夜の読書が私の「読書事始」である。
つまらんことを書き込んだ。 命の終わりなんか全然見えないんでさ。
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/18(月) 04:11:14 ID:0Jc/8qx7
おい、規制中じゃなかったのかよ。
酔っ払ってクリックを続けたら繋がっちまった。
油断も隙もありゃしねえ。
>>189 身に覚えのある規制は普通はないでしょwいつも規制は理不尽この上ないw
解除されたならそりゃぁめでたいものです。
読書事始を自分で購入した時とするならば
小学校4年、お年玉を握りしめ、近所の小さな書店で2時間以上あれこれ
立ち読みして購入したのが『紅はこべ』。
ベルバラの始まる数年前、リボンの騎士や白いトロイカの延長でした。
思い出してみれば、始まりも翻訳ものだったんだ・・・
読書スレの魅力は読むつもりで積んどいたのも忘れた本や
ここで目にしなかったら一生逃していた本に出会えること。
大西巨人も野上弥生子も2ch経由で読みましたw
つい最近、ウェストレイクのドートマンダーシリーズで笑い転げたのも
入口は読書スレ。
「あ〜面白かった」の一言が他の人の幸福につながるのですwww
会社務めしていると通勤時間って結構読めませんか?
会社辞めた時、読書時間をあらためて確保するの悩んだ記憶があります。
>>185 あ、『一瞬の夏』は昨日つけっぱなしにしているFMで誰かが勧めていました。
沢木耕太郎は昔雑誌の連載を読んで数冊積んだままになっています。
『一瞬の夏』と『深夜特急』は多分あるはず。
読む時が来るだろうか・・・
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/18(月) 16:34:58 ID:0hRtFc1L
養生訓読んでます
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/18(月) 18:06:03 ID:fgWLZEQl
介護の本。
意外と良い情報がないんだよね。
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/19(火) 03:56:28 ID:28RdyozB
,..--‐‐‐‐‐‐‐‐---..
/::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
.|::::::::::/ ヽヽ
。 |:::::::::ヽ ........ ..... |:|
|| |::::::::/ ) (. .||
||/〔.|」;| -=・=‐ .‐=・-.|
〔 ノ´`ゝ 'ー-‐' ヽ. ー' |
ノ ノ^,-,、. /(_,、_,)ヽ | ドサクサ?
/´ ´ ' , ^ヽ / ___ .| 強制連行ということにしてくれ??
/ ヽ ノ'"\ノエェェエ> |
人 ノ \/ ー--‐ /|:\_
/ \__/:::\ ___/ /:::::::::::::
強制連行はドサクサ?? ↓↓↓(2分48秒あたり)
http://www.youtube.com/watch?v=cdr06WIqK0k
「警官の血」佐々木譲を読み始めました。
ついつい夜更かししてしまい、下巻のリクエスト急がなくては・・
197 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/19(火) 19:12:01 ID:F/fU9csQ
読むという行為そのものを忘れてしまった
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/20(水) 13:09:15 ID:4ONZn4EM
冷泉さんの本読んでる
図書館に行ったら除籍本のリサイクルコーナーに
P.Kディック『ニックとグリマング』とピンチョン『競売49の叫び』と
サイのマークの本『黄金の林檎』が出されていたので、思わず持って帰ってきました。
あと、『魚料理のサイエンス』。
ディックとピンチョンは既読なのに・・・
図書館にもいろいろ事情もあると思うけど、在庫として持っていて欲しいなぁ。
全くもう、自宅に本を増やしたくないので図書館通いしていたのに
本末転倒、深く反省しています。
ひとりでさびしそうだね
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 04:21:12 ID:8d705r/f
いっちょかみなんだわね。
202 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 04:46:22 ID:nsQq2NX7
キーワードならべたてて
誰かが相手しようものなら全力でとびつく
きもちわるい
孤独ババア
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 12:30:36 ID:lZKckUYY
ピンチョン昔読んでみたけど最後まで読めなかった
204 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 01:15:05 ID:FQ6NsGgj
『ひとつ灯せ』(宇江佐真理 文春文庫)。
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 10:55:02 ID:gxwr1Mf3
これこれ、感想の一言、二言ぐらいコメントしてくれないとどう判断したらよいかわからんがな
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 19:23:42 ID:7hpFdVbX
何の判断が必要なの?
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 23:53:54 ID:NocGO+yM
気になったのなら書店に行って手に取ってみればいいんじゃね。
208 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 01:28:35 ID:QLhXw8yh
やあ、御免な。 何か書こうと思いながら取留めのない言葉ばかりでね。
「大江戸怪奇譚」なる副題の通り、百物語の変種なんだが、最後は 「話の会」 の
登場人物が惚けたり首を吊ったりして夫々の命を終えていくのがいい。。
死神にとり憑かれた五十三歳の隠居が霊感の強い幼馴染に助けられる第1話から、
その隠居が風邪で寝込んでいるうちに幼馴染のほうが先に逝ってしまう第8話まで、
狐憑きやら死んだ女房やらが出てくるけれど、個々の話に再読を促すほどの力はない。
「話の会」 に参会する登場人物たちの退場にほんの少し気分が沈む。
いつの頃からか 「疲れたときは人情物」 みたいなことになっていて、
読み終わって 「ま、いっか。しょうがないもんな」 で何となく面倒を
潜り抜けているようだ。 参ったね。
「規制されています!」かもね。
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 01:43:40 ID:QLhXw8yh
↑ 『ひとつ灯せ』 の話です。
話を始めるにあたって錫杖をジャランと鳴らし、
「ひとつ灯せ〜」と一人が声をあげると、
「ええい!」 と参会者が声を揃える。
勢い込んで読んだ本が終わってみてそれほどでもないと
書き込むのを迷ってしまいます・・
「警官の血」もそうで、仕事もそこそこに一気に引き込まれたたんだけど
終わって冷静になってみたら、昭和の記憶にある大きな事件が絡めてあるからのみの
興味だったことに気がつき白々とした読後感でした。
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/02(火) 01:57:45 ID:zZvzfq6u
>>194 絶対読もうと思う本が3冊手元にあって、
だから今尚積読本のままなのだが、多分間違いのない良書だと思う。
『見えないものと見えるもの − 社交とアシストの障害学』(石川准/医学書院/シリーズ・ケアをひらく/税込\2,100)。
『死と身体 − コミュニケーションの磁場』(内田樹/医学書院/シリーズ・ケアをひらく/税込\2,100)。
『<老い衰えゆくこと>の社会学』(天田城介/多賀出版/税込\8,925)。
老い衰えゆく己自身の事として一日でも早く上記3点を読み進めよと強く思うのだが、
思うだけで手が伸びる本は下記の通り。
『ラビリンス』(ケイト・モス/ソフトバンク・クリエイティヴ)。
聖杯伝説を柱とする異端カタリ派の歴史ミステリ。かの有名な 『ダ・ヴィンチ・コード』 や
『レンヌ・ル・シャトーの謎』、『死海文書の謎』、『ナグ・ハマディ文書』 等といった歴史キリスト・ミステリ。
『グノーシスの薔薇』(デヴィッド・マドセン/角川書店)。
著者については、ローマに長く留学していたさる神学者のペンネームという以外謎のまま。
『古書の来歴』(ジェラルディン・ブルックス/ランダムハウス講談社)。
『ルバイヤート』(オマル・ハイヤーム) の自筆本をめぐる物語 『サマルカンド年代記』(アミン・マルーフ Libro出版)
に近い話かとも思うのだが、『サマルカンド』の読書記憶が失われているので当てにならない。 でも面白そうだ。
歴史ミステリが好きなんだよね、俺。
212 :
10:2010/02/02(火) 08:48:05 ID:xdwRARv0
『グノーシスの薔薇』は気になっていました。と言っても『ダビンチコード』も
まだ積んであります・・・・
快楽系のものを山ほど読んで、老いと衰えに立ち向かうための
何モノかをつかむという
作戦は無しでしょうか???
すみませんトリップ消えてしまいました↑
>>221 え?「間違いのない良書」て、読んでないの・・・?
215 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 00:35:26 ID:Vfc4xgJi
そう、読んでないけど 「多分」 絶対間違いない。 読んでご覧。
いつだったか、もうかなり前だけど、池袋西武の 「リブロ」 で
介護関連の特集コーナーがあって、そこでの予定外の購入本。
内田樹は元々好んで読んでいたから逡巡しなかったけれど、
他の2冊は自分の勘に従った衝動買いでした。 銭もあったし。
読んで詰らなかったら御免ナ。
1万円も払って 「詰まらん」 じゃあ
「金返せコノヤロ」 って怒鳴りたくもなるけど、
その時は2chのココで発散してネ。 神妙に承ります。
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 00:42:27 ID:Vfc4xgJi
読書家とは全然言えないけど、
『平家物語』の「木曽殿最後」と『曽根崎心中』の始めの10ページくらい
声に出して読むのは好きです。ときどき小声で読んでる
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/09(火) 23:40:39 ID:6EYFlHqx
『平家物語』 は元々 「語り」 の文学だもんなぁ。
ですね。口に出して読んでみるとリズムがいい
ああいうリズムというのは、歴史を経ても
かわらないのかな
220 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 12:33:35 ID:XZW0r0DS
,..--‐‐‐‐‐‐‐‐---..
/::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
.|::::::::::/ ヽヽ
。 |:::::::::ヽ ........ ..... |:|
|| |::::::::/ ) (. .||
||/〔.|」;| -=・=‐ .‐=・-.|
〔 ノ´`ゝ 'ー-‐' ヽ. ー' |
ノ ノ^,-,、. /(_,、_,)ヽ | ドサクサ?
/´ ´ ' , ^ヽ / ___ .| 強制連行じゃなかったの??
/ ヽ ノ'"\ノエェェエ> |
人 ノ \/ ー--‐ /|:\_
/ \__/:::\ ___/ /:::::::::::::
強制連行はドサクサに?? ↓↓↓(2分45秒あたり)
http://www.youtube.com/watch?v=cdr06WIqK0k
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 01:01:22 ID:aFIraEHC
『ラビリンス』(ケイト・モス)読んだけどたいしたことなかった。
「全英100万部突破。全世界で話題騒然の驚異のベストセラー」って謳い文句で、
勿論エンタテ系の腰巻文句などはなから信用してないけど、それにしても緩いなあ。
このテは当たり外れが大きくて、『ヒストリアン』という秀作もあるからなかなか
やめられないんだけど。
222 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 07:25:40 ID:RtngUtNW
>>221 アマゾンのレビュー見てから買えば?自分は本屋で立ち読みしてから買う。
どんなに評判良くても合わない本ある。
『ヒストリアン』は楽しめましたね。東欧ものは文学では少ないの
でしょうか?漫画では萩尾素でなじみが深いのですんなり
入り込めました。
ケイト・モスは一度ラブロマンス系のファンタジーを何か読んで
そのイメージが強いので多分そんな感じだったのでしょうか・・・
『グノーシスの薔薇』取り寄せ中。
それまで、『秀吉と利休』と格闘。
↑すみません「萩尾素都」
225 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 09:14:55 ID:RtngUtNW
萩尾望都
アマゾンのレビューは当てにならないなぁ
あ、またやってしまった。ありがとうございます
>>225
228 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/16(火) 21:38:44 ID:3lSOdKOC
>>226 関係者が頼まれて書くのが多いんだってね。
自分が面白かった本を、高評価しているレビューを追跡して
感性の似ている人を見つけるといいかも、
でも、参考だよね。最後は本屋で決める。
229 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/16(火) 23:33:18 ID:OtQYPIfk
そう。 俺も本屋で決める。
新聞の読書欄や批評も参考にするけれど、
結局店頭で手にとってパラパラ捲らないと
収まりがつかない。
あと、読んでる本から広がる読書が特に多い。
巻末に参考文献なんかあるとそれだけで嬉しくなる。
>>215 意味わかんねーよ。
自分で読んでない本を誰かに薦める様になったらお終いだろ。
知りすぎて音楽をなめる発言する様になったミュージシャンを思わせる。
大抵ダメになる。
いっぺん頭冷やした方がいい。
信頼できるセンスの本屋が日常的に行ける所にあるのは
羨ましいです。
もちろん本は「生買い」が一番だし、書店ぶらぶらしていると思わぬ拾いものも
ありますが、そうもいかないので購入するときはアマゾン。
自然と読み物は図書館でリクエスト、必要な資料のみ購入になってしまいます。
選択を失敗した時は、即アマゾンの中古で売却します。
全く自分の範疇になかった大きな拾いものは、結構2ch経由だったりします。
本屋に行くより、
文学板、読書板、を徘徊することが多くなったのはなんだかなぁw
>>230 そうかなぁ、凄く期待して、拾い読みをちょこちょこしながら
まとまった時間ができる時にとっておく本ってありますよね。
これ面白そうだよね、ね、とか言いあって、気分盛り上げてから読むようなやつ。
高村薫の新作が出たときなんか、本が手元に来るまでにあらゆる新聞の評価や
インタビューみて、ネットでも先に読んだ人のコメント見て、わあわあやって
盛り上がって、本編突入で、2倍楽しんでますよw
まぁ、読んでみてそれほどでもなかった場合は、訂正するしかないんだけど、
実際に読むか読まないかは読む側の問題なんだし、
これ面白そうかもという事前の情報はありなんじゃないですか?
>>228 どうなんだろう。
専門家以外には売れなさそうな本を買ったら
レビューを書いてくれとメールが来た。
専門家じゃないので無視したけど、
アマゾンをみても未だに関係者すら書いてないみたいだ。
233 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/17(水) 14:28:33 ID:7579Xv5r
若い連中の読み物だが「垣根涼介」の「君たちに明日はない」の
NHKドラマが面白い。
今週土曜日の夜が最終回のようだが、再放送もある。
「垣根涼介」の本は全部オモシロイ。
234 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/17(水) 14:39:43 ID:ra+g1/hd
>>232 素人の視点で書いてみるのもいいんじゃないかな?
参考になるにポチってくれる人が多ければ、自分の自信になる。
マイナーな本は、ポチがずーーーーと無いかもしれないけどw
235 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 00:31:15 ID:0tlGxVDe
『船に乗れ!』(藤谷治 全3巻 JIVE)。 や〜〜面白かった。
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 02:01:47 ID:0tlGxVDe
>>223 へ〜〜〜〜。 『ヒストリアン』(エリザベート・コストヴァだったっけ?書いた人)
の漫画版があるのか。 「萩尾望都」 をメモっといて、いつか本屋で立読みしよ。
『ラビリンス』(ケイト・モス) はワタクシ的にはオススメならず。
時間と金が有り余っていればその限りではありませんけど。 上下2冊で\3,000です。
歴史系ミステリって、カッパエビセン的に 「後を引く」 んだよね。
ベストセラーってのは、書店の平棚で同じ著者の本が山積になるもんだろう、普通。
だけど、歴史ミステリの場合、取扱われた事象の関連文献が山積になるんだよ。
その関連文献の広さが書店の実力のバロメーターにもなるんだろうけど。
読書分野の爆発的な広がりの原因のひとつがソレなのさ。
そんなひとつが 『失われた聖櫃 −アーク伝説のなぞを解く−』(Newton Press)。
一章毎に興味深い内容が続くんだけど、イッキ読みする気力と、何より眼の力がない。
老眼鏡に未だ慣れていないのです。
237 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 02:10:25 ID:0tlGxVDe
>>230 2chは 「カッ」 とした方が 「損」 だよ。
「クソ爺」 が 「世迷い事」 を垂れていると思いなヨ。
>>236 あ、違います違います・・
ヒストリアンの漫画版ではなくて、バンパイア伝説という意味です。
すみません。
多くの50代のおばさん達がその昔、スラヴ文化に触れた最初の機会が
これだったはずです『ポーの一族』
>>236 当方「ど近眼歴」30有余年、
近年老眼がはいりはじめ、コンタクトが不便になってきましたが
手元を見るのは裸眼で全然OK!とむしろ近眼に感謝。
と思っていたんですが、ちょっと長時間読書すると目が疲れますなぁ^^;
五木寛之の最近の本、、、読むと暗くなるなぁ・・ まだ早いよな50代には
『秀吉と利休』は書名が有名で、読んでいないままに来ていましたが
秀吉と利休の葛藤の中で、
茶の湯のもつ本質的な矛盾まで及び、ガッツリ読み応えがありました。
野上弥生子の骨太さにほれぼれします。
『グノーシスの薔薇』がまだ来ないので
『ダ・ヴィンチ・コード』に着手、
ジェットコースターなストーリー展開の中で
シオン修道会の歴史的意味づけなどシンプルにわかりやすく書かれている。
242 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/04(木) 23:56:19 ID:VWAOruX7
幻冬舎新書、島田裕巳著「葬式はいらない」
最近は身内だけで行う密葬や家族葬、さらに納棺後火葬場に
直行する直葬というのも増えているそうだ。
243 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 00:48:56 ID:TsVMFbcC
俺、家族葬の説明会に行ったヨ。
この前、樹木葬の抽選をクリアした。
土に還るよ。 さよなら。
244 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 09:17:52 ID:Dsc1v3Ka
おたっしゃで〜、ン?この場合これでよかったのかな?
245 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 19:51:00 ID:TsVMFbcC
いや、樹木葬で土に還ろうってときは、
なんかピッタリな感じだヨ。
自然に戻ろうって気になってるんでさ。
246 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 21:49:45 ID:picbUEsR
>>245 死因は「大量の本が崩れて圧死」でお願いします。
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/07(日) 23:08:26 ID:GyrCxv03
白州次郎は「葬式無用、戒名不用」という遺言を残し、自分の死後
葬式なんか出したら化けて出ると言って奥さんを脅したそうだ。
そしてその遺言は実行された。
248 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/08(月) 00:11:40 ID:Byc6iCYr
今はipodで青空文庫読んでます。
249 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/09(火) 11:34:06 ID:liM0KTtH
白州次郎って東北電力の会長やった御仁でっか?
250 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/09(火) 13:55:45 ID:51y41iLR
GHQと対等に喧嘩したバロン白洲ですよね。
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/09(火) 14:56:59 ID:XK4sROtV
>>248 >>249 白州次郎はGHQとの折衝機関である終戦連絡中央事務局次長をつとめた後
吉田茂のブレーンとなり、第二次吉田内閣では貿易庁長官をつとめた。
彼の徹底した合理主義は当時から有名で、結婚式も京都のホテルに20名
ほどの親族を集めた質素なものだったそうだ。
252 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/10(水) 10:12:02 ID:D8mrDtN3
↑最近 じろーさん 神格化し杉
253 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/11(木) 03:18:30 ID:j16QWVX5
右肩上がりだった頃は商売人が持ち上げられてたね。
松下幸之助、盛田昭夫、本田宗一郎、
今は英雄待望なんだろうね、龍馬しかり。
そのうちもっと景気悪くなったら大杉栄ブームが来たりしてねw
254 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/11(木) 22:30:07 ID:LzTskOCr
>>252 正直なところ、全く同意。
去年くらいからえらく書店で名前を見るので、
『白須二郎、占領を背負った男』を
読み始めたが、上巻おわりかけても、
いまだどこがそんなにエライのかわからないw
255 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/12(金) 01:10:09 ID:zmgKDYBQ
まったく同感。
結局、終戦直後のどさくさにいた
胡散臭い連中の一人だったってことじゃないの?
そうとしか思えんがなあ
256 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/12(金) 03:31:30 ID:PF1lvop0
書庫が汗牛充棟の有り様ゆえ、近頃は専ら貸本屋を利用してゐるぞ。
当節では米穀通帳など逐一呈示しなくとも貸して呉れるし、
幕府瓦解前の諸々の古書も気を付けて持って来てくれるので
甚だ便利なものぢやて。
257 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/12(金) 12:37:01 ID:6bX+AUrf
>>252 困窮した農家が娘を売りに出したような時代に、留学先の英国でベントレーを
乗り回していた戦前の特権階級出身で、欧米自由主義思想の信奉者だったん
だよな。
『アマテラスの誕生』を読み始める
自然神である「天つ神」がいかにして皇祖神アマテラスに進化していくか、
民俗学と歴史学と双方の観点を総合して語られていて面白い。
259 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/17(水) 00:39:12 ID:nlTEw7Bi
>>246 ウン。 死因は勿論 「崩れた大量の書籍による圧死」。
報道によると、
「遺体の耳にはヘッドフォンが装着されており、
CDプレイヤーにはコレルリのCD(合奏協奏曲)がセットされていた。
また左手には読みかけと思われる ポルノ小説 があった。」
検視の結果、
「ベッドでバロック音楽を聴きながらポルノ小説を読んでいる最中に
被災したものと思われ、遺体の男性器の海綿構造に充血の形跡
があることから、性的な勃起状態で即死したものと断定された。」
って話はどうヨ。
260 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/17(水) 00:46:53 ID:nlTEw7Bi
『アマテラスの誕生』って 「難しげ範疇」 の本じゃなかったっけ。
出来るだけ「著者」と「出版社」の情報があると身体を動かさなくて済む。
いや、蔵書に有りそうだなと思ってサ。 でも、多分ないな。
>>260 『アマテラスの誕生』 筑紫申真
講談社学術文庫 ですな。
今のところさほど難しくありません。
かなり読みやすいし、面白い。
つけくわえると、伊勢神宮とその周辺の古い神社に行ってみたくなるw
263 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/19(金) 23:10:56 ID:PEyeIOuO
『双調 平家物語 8 』(橋本治 中公文庫) 読了。
面白いんだけど長ェ〜な。 全16巻の丁度半分。
長編は 「次何読もうか悩まなくて済むからいい」 というのは
保坂和志の 『この人の閾』(新潮文庫) に出てくる言葉だけれど、
俺は元来浮気性なんだよ。
それに全巻揃いで机上にあるのなら覚悟もするけど、
3月現在刊行されているのは第12巻までだしね。
264 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/19(金) 23:27:48 ID:PEyeIOuO
で、『ひとり日和』(青山七恵 河出文庫)。
若い女性作家の作品はそれなりに面白くはあるけれど、
ほとんどの場合、読んだ後ほんの少し疲れが残る。
理由はうまく言えないのだが、「感性の差」 が
根本の一つだと思う。 言葉の選び方とかね。
長編に手を出す勇気がないなあ
文庫ながら買いそろえて、一巻目で終わった
伊東整の『日本文壇史』を思い出すと
というかまだ本棚にある。死ぬまでには全巻読もう・・・・と思う
266 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 00:10:46 ID:RdHQiaX4
『双調 平家 12 』 を買ったのは今日なんだけど、
同じ中公文庫の新刊で 『哲学・航海日誌』(野矢茂樹)
が平台に並んでいた。 哲学・思想系とはいえ、それほど
小難しい内容じゃないので文庫化されて不思議はないのだが、
それでも 「おや?」 と思うのはなぜだろう。
その方面の古典は 「岩波文庫」 に代表されるように、
「文庫」 によって繰り返し読み継がれるものであった。
50代後半から60代の諸兄ならば納得されるのではないか。
それが、「おや、あの本が文庫に?」と思ってしまう昨今の
文庫事情は嘆くべきなのか喜ぶべきなのか。 あっという間に
絶版・品切れにならなければ、喜ぶべきなんだろうけどね。
『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(E・フッサール)
が文庫で出版されたとき、俺ぁビビったんだよ。
なんせ、焦るんだよ、「あるうち買っとかなきゃ」 ってさ。
古典じゃなくて、例えば 『ひとり日和』(河出文庫) なんか
いつ店頭から消えるか分らんじゃないか。
かくして積読本が増えるのである。
あるうち買っとく→積ん読
うちの本棚はまさにそれ用だw
268 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 00:25:30 ID:gr8P1LHa
今までに読んだ最大の長編は塩野七生の「ローマ人の物語」全15巻だな。
すでに刊行されていた11巻目までは続けて読めたのだが、そこから先は
毎年1冊ずつしか刊行されなかったので結局全部読むのに5年近くかかった。
269 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 00:51:16 ID:RdHQiaX4
あるいは、金があるうち買っとく → 積読。
または、給料貰ってるうちに買っとく → 積読。
そして、定年退職。
→ 意欲的な積読消化を目論見、読書に鋭意邁進。
→ ほどなくストレス不足で緊張が慢性的に弛緩。
→ 呆け。
→ 孤独死 。
→ 業者による蔵書処分。
→ 無縁仏の恨みと執着。
→ ぅおのれっ! 我が積読本を読み切るまで成仏などあるものかッ!
→ 散逸した我が書物に「ひっ付き幽霊」として祟ろうぞ、ヒヒヒ。
270 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 01:00:19 ID:RdHQiaX4
>>268 おう、そこよ。
既に刊行されている分には 「覚悟の読み」 が持続するし、
長編の醍醐味に浸りきれるのだが、一旦途切れてしまうと
その長編の物語世界に戻るのに、結構な初期駆動力が要るのよ。
271 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 01:09:05 ID:RdHQiaX4
>>265 伊藤整の 『日本文壇史』 って新書変形版じゃなかったっけ?
俺も買い揃えたけど半分も読まないうちに古本屋に売ってしまった。
腹減ってたんだよ。 なんかグレーっぽいソフト本で箱に入っていた。
アレもさあ、文庫本で出るんじゃね? 続編も含めたところでさ。
その日まで命があるのかどうかわからんけど。
>>271 いや、もうとっくに新潮から文庫になってるよ
273 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 02:15:12 ID:RdHQiaX4
俺のお袋さぁ、今年7月で87歳になるんだけど、
身体はともかく頭の方は結構しっかりしていてね、
息子が言うのもナンだけど、そこそこ読書家なのさ。
池波正太郎と藤沢周平のファンで、文庫で出ている分は
全作品読破しているんだけど、自分では 「拡大」 出来ないんだ。
読書のきっかけはドラ息子の俺が 「コレ面白いヨ」 って
手渡す文庫本が唯一でね。 文庫本であることが条件なんだ。
ハードカバーは横になって読む年寄りには重いんだってさ。
つまり、年老いて尚、更に新たなる興味の分野を拓くというのは
ほとんど(そりゃ例外はあるだろうけど)不可能ってことでさ。
50代後半の今、その受容範囲をどこまで拡げられるか。
この読書板の範囲で言えば、
「私の知見と感覚に激しく抵抗するものを、
私の言葉で引き受けることができるまでに、
私の言語的容量を拡大してゆくこと(中略)
そのような言語の練磨を通じて間断なく私を
突き崩し、変容し、破壊し、創造すること」
『ためらいの倫理学』冬弓社)
これが今現在の課題じゃないかと思うんだが、
思うだけで手に取る本は漫画『とめはね!』なのよ。
老成といい、落ち着きといえば聞こえがいいが、
拡大・変容・創造とはどんどん遠ざかるからねえ
内田樹、年代近いし面白そうだから読んでみようかな。
あ、でも『宗像教授異考録』はやく次が出ないかな
275 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/20(土) 23:03:13 ID:K3EhbpY5
>>274 星野之宣の作品は宗像教授シリーズや「2001夜物語」「ムーンロスト」「ブルーワールド」
など、どれも絵もストーリーも登場人物も魅力に満ちていて素晴らしいSF劇画ですね。
星野之宣、面白いですね。
『ヤマタイカ』が未読なので、
是非手にいれて読みたいと思っています。
あと、花輪和一も好きです。
刑務所シリーズも面白い。
277 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/21(日) 23:05:37 ID:gP0RH557
花輪和一の「刑務所の中」は崔洋一監督、山崎努主演で
映画化されましたね。
この作品は漫画も映画も面白かった。
映画も面白かったですね
一癖も二癖もある俳優陣が揃ってた
薬物で収監されているという金持ちぼんぼん受刑者
香川照之がぴったりはまってたのが印象的だった
映画の話になってしまったw
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/22(月) 18:58:36 ID:y//YMVaK
ハヤカワ文庫SF
<永遠の戦士エルリック>
夢盗人の娘
マイケル・ムアコック
もう、本屋には売ってないぞ。
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/22(月) 21:12:30 ID:iUZbL/i7
「風刺家電」
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/26(金) 12:17:23 ID:qgKXPrhj
習慣慎重
いまだに松本清張から離れられません。
しばらく前に、文春文庫から「宮部みゆき責任編集」と銘打って、
清張の短編集が3冊出ていました。
既に読んだことのあるものも多かったのですが、3冊とも買って
読みました。読み返してみると、やはり面白い。
この面白さは私にとって一生ものです。
その清張の短編集の中の「書道教授」が最近テレビで放映されて
いて、これも楽しめました。
この元になった短編はその3冊の中の「中」にあるもののようで、
併録されている短編から昨年の今頃読んだものと知りました。
しかし残念ながら、ストーリーのところどころは記憶にあるものの、
登場人物や結末に関してははっきりした記憶がほとんどありません。
やっぱもう歳なのかなあと、一抹の悲哀を感じてしまいました。
推理小説のたぐいは、一人の作家を短期間に集中して
一気に読んでしまう癖があって、ふりかえったら
それぞれの登場人物や結末にほとんど記憶がないというのは
若いころからだなあ、私は
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/27(土) 01:46:58 ID:IP/qFBA8
推理小説ではないけど高村薫の合田刑事が主人公の犯罪刑事小説
4作品は夢中になって読んだな。
高村薫は今一番新作に期待している作家です。
文庫版にはまた改定されているので目が離せない・・
結末が覚えていない、どころか、読んだつもりになって読んでないものがあって
つい最近も『ボーンコレクター』表紙まで知っているので
読んだつもりになって、ジェフリー・ディーバーの後の作品を読んだ時に
あれれ???w
あらためて手にとって半ばまで読み進んで
これ、読んでなかった・・と確信しました。
結末を覚えていなくて、面白かったという記憶しかないものは
それこそ山ほどあってw
2度楽しめるということにしてあります。
>2度楽しめる
そうそう!
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/27(土) 16:23:59 ID:SQLgJklM
週刊文春
創元推理文庫から出ている「退職刑事」シリーズも面白かったです。
こういうのを「アームチェア・デテクティブ」というのだそうですが、演出を少々
工夫すれば、そのまま芝居になりそうです。
同類では刑事とお坊さんの対話で進行する阿刀田高の短編集『Aサイズ
殺人事件』も面白かったです。
阿刀田作品は男女の綾を扱ったものも評判が良いようですが、個人的には
ロジックで組み立てていくミステリー的なものの方が好きですね。
富豪刑事を思い出した
>>289 あれも面白かった!
私はテレビのドラマを先に見たんですが、原作では主人公は男だったんですねえ。
>>289 あれも面白かった!
私はテレビのドラマを先に見たんですが、
原作では主人公は男だったんですねえ。
↑エラーが出たので書き直したらダブってしまった。
御免。
293 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/01(木) 03:52:42 ID:HueYwSnX
>>242 見てるか。 『葬式は要らない』 読んだぞ。
ほんと、何にも知らなかったな、葬式の何たるかを。
なんか、肩から重荷を一旦下ろした気持だ。
さて、下ろした重荷の吟味をじっくり始めようかね。
>>293 その本は読んでいないのですが、10年くらい前のこと、
父の遺言で葬式は家族だけで
お坊さんにお経を読んでもらっておしまい、
知人友人には故人の遺志で葬儀を
行わず、生前のお世話になったお礼のはがきを200通余り出したところ、
そのハガキを受け取った全員が、せめてお線香をあげたいとおとずれ、
結局四十九日過ぎまで午前一組、午後二組と連日お客様の相手と
お香典を持ってきてくれるのでそれなりのもてなしをすることになり
家族中がへとへとになったことがあります。
通夜と葬儀の2日間で終わらすことはある意味合理的なのかもと
つくづく思いました。
295 :
242:2010/04/01(木) 23:23:13 ID:QjEL2DdA
>>293 葬式仏教の成り立ちと昨今の核家族化と都市化によって急速に衰退している
現状、そして時代の変化に対応した葬儀プランを提供する葬儀屋のビジネス
が興味深かったな。
>>294 日本の仏教式の葬式とキリスト教のそれを比較すると、あまりの違いに・・・
昔、原始仏教(中村さんの著作だったかな?)とかお釈迦様の教えとか
道元禅師の著作なんかを読んだけど前記前者と道元さんの差異の大きさに唖然として、
学ぶ気がなくなった。
仏道を習うというは自己を習うなり、自己を習うというは自己を忘るるなり
自己を忘るるというは、万法といっしょうせらるるなり だったかな?なんてのを憶えているw
修証一等 ですな
うち曹洞宗
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/08(木) 11:02:10 ID:oZi+ApjE
暇で暇で、、、、たまらん。
お薦めの書名をどんどん書き込んでくだされ。
本はほとんど読まない
最後に読んだのは、発売直後の<1Q84>と関連で<1984>翻訳。
<1Q84>は途中で中断するのもむずかしい、おもしろすぎて。
なので、ほぼ一気に読んだ。誰か映画にしてほしい。
ジョージ・オーウェルの<1984>は、書かれたのはずっと昔なのに、
Apple's1984CMやGoogleの躍進、携帯やTwitter言語と重ね合わせて、
暗示的というか警告とも言えるような興味深いものだった。
とりあえず、村上春樹が長編を出したらまた即読みたい。
300 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/09(金) 20:50:02 ID:QUC6oO+c
村上春樹が何故ちゃほやされるのかわからない。もっともノルウエーの森やクロニカルなんとか、国境の南?くらいしか
読んでないが。生活感のないライトで渇いた文章だなあという印象を受けただけで、特に感動も深い印象も感じられなかった。
世間の皆さんはいったいどこがいいの?
>>300 異論はあるでしょうが私見です。シンプルにいうと独特な世界観と、そこに流れる空気感のようなものに引き込ま
れるということでしょうか。ネタバレは極力避けたいのですが......。物語は2人の主人公のストーリーを交互に
展開する形で進み、現実と虚構の世界、現在と過去などが交錯して独特の浮遊感を漂わせています。
Book1は謎だらけBook2で謎はさらに深まり.....w といっても難解ではなくとても読みやすいです。
いくつものシーンがビジュアルとして頭に残るような感じで、どんどんストーリーを追っていけます。
現実と虚構の配分というかバランス感覚が絶妙で、違和感なく入り込めてしまうと思いました。
<空に浮かんだ月は同じでも、私たちはあるいは別のものを見ているのかもしれない〜>一節にあったと思いますが。
日常ふと感じられる、今いる世界は本当に現実なのだろうかという心もとない感覚や善悪の境界線の危うさなどが、
この小説に惹かれる原因のひとつかもしれません。うまく説明できなくてすみません。ともかくBook3が楽しみです。
>>300 村上春樹は「英文を和訳」して小説にしているので
海外でも受け入れやすい文体なんじゃないの?
村上春樹は大好きな人と全く駄目な人に極端に分かれますよね?
って上の方でしませんでしたっけ?w
リアルで一番しゃべっている友人が春樹ファンで、やはりBook3を
楽しみにしているのですが・・・
翻訳は物凄くお世話になったし、地下鉄サリンのドキュメントも印象的だったけど
小説は全く駄目、もしかして読めるようになったかと10年に一度くらい
挑戦するけれど最近では「世界の終り〜」を試したけれど最初の3分の1すら
我慢できなくて放棄してます。
あのさらさらした希薄さがなんとも頼りなく、共感できない。
最後まで読み切れたものは一冊も無いです。
今よんでいるのが高校生以来の再読で「反解釈」あと少しで終わり、
次に控えているのが、「悲しき熱帯」。
>>293 葬式はいらない
みやね屋で「著者はオウムを擁護した人」だって。
コイツには節操がないんだね。ガッカリだ。
306 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/13(火) 21:42:53 ID:6sozykCe
>>305 島田裕巳はそれで日本女子大教授の地位を失ったんだったな。
307 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/15(木) 00:29:44 ID:8upxMGzh
847 名前:ギルー ◆GillufuAjc [sage] 投稿日:2009/09/15(火) 08:52:52
>>844 「冷却期間を置きたい」といっている人のレス晒すなんて
悪辣なことするんじゃないよ。
私を攻撃したいなら
「ギルー」のコテは少なくても5年以上使っているんだから
もっと別のもの探してこいや
このヴォケ!!
恥を知れ!!
848 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 10:44:48
>>847>>844 冷却期間の話は社交辞令にもとれるな
それに辛辣なレスしたのは、ギルー
だからさしすなおが切れてギルーに苦言を呈したんでしょ
レス晒すってここ公の掲示板なので晒すも何も誰でも閲覧できるわなw
てかそのぶち切れ方本当に50代の大人なのかね?
849 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 10:53:56
>>847 勘違いしないでいただいきたいのだが、誰も「さしすなお」など攻撃しとらんわな
>>844に追加していおく
これみればギルーが失言したのが分かる
さしすなおに嫌がられて恥ずかしいのは分かるが誤魔化すのは止めようよ(笑)
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/15(木) 00:33:25 ID:8upxMGzh
173 名前:ギルー ◆GillufuAjc [sage] 投稿日:2009/08/05(水) 09:53:53 ID:4gdWJeVk
>>170 う〜んんん・・・アマイね
少々のアルバイトでわしら(ごめん一緒にする)が
好きなことをして暮らしていける豊かな社会を支えているのは
足が臭かったり、おでこが脂ぎっていたり、目が充血したりしている
サラリーマン諸君のおかげなんだから
そんなことゆったら罰があたる。
180 名前:さしすなお( ^ω^) ◆wwl2Gi2u4E [sage] 投稿日:2009/08/07(金) 04:26:37 ID:kU1o46BW
「ちゃぶ台返しひとたび去って、復た還らず」(史記)←ウソ
でも、引っくり返したちゃぶ台どうなったかなー?とやっぱり見に来てしまう、
可愛らしいワシであった。
別にこっちが組織を拒否したわけじゃないけど、結果的に「自由」になりました。
ただ、もう6年間、自営で回してるわけなんで、
サラリーマン社会に支えられてるバイト君よばわりは、ちょっと勘弁してくださいw
悪気がねえのはわかってっけどよ(←どもりながら)
例の電車での光景も、 おっさん vs ヤングエギュ(舌噛んだ)ジェクテブ
を想像していただけると、ありがたいな(*^ー゚)b
しかしそれにしても、なんといいますか、ギルさんも変わった方ですなw
頭よさげな風をしながらも、ものすごい不用意な発言するし、
オバマとマケインを平気で間違うしw
その、ガチガチのインテリじゃないところが、チャームポイントなんでしょうね〜?w
じゃ、このスレは最後です。
309 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/15(木) 00:33:45 ID:8upxMGzh
850 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 11:52:26
他所のスレでの事は他所でやればええやん
ギルーが阿呆なのは皆知ってるし
851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/09/15(火) 11:57:47
アホっていうか己の失言をさしすなおの冷却期間という言葉尻を捉えて
人のせいにしているのが意地汚いと思ったな
852 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 12:01:04
>>847 すごい剣幕で下品な怒り方
怒ったときに人間性って現われるな
853 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 12:28:41
>>849コピペにある、すなお氏のギルーさん評ワロタ!ww
854 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 12:32:29
ギルさん、前も、誰かが紹介した本にいきなり「民青臭」とか言って、
ブチ切れさせてたでしょ?
そうゆうとこ、ちょっとあるので、気をつけたほうがいいと思います。
ギルさん、前も、誰かが紹介した本にいきなり「民青臭」とか言って、
ブチ切れさせてたでしょ?
そうゆうとこ、ちょっとあるので、気をつけたほうがいいと思います。
ギルさん、前も、誰かが紹介した本にいきなり「民青臭」とか言って、
ブチ切れさせてたでしょ?
そうゆうとこ、ちょっとあるので、気をつけたほうがいいと思います。
310 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/15(木) 00:36:22 ID:8upxMGzh
855 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 12:34:45
ギルーは偏狭な物の見方しかできないのだから、人の批判はしなきゃいいのに
856 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 12:36:27
まだ20代の若造のスレに入り浸って、出入り禁止食らうギルーバロスwwwwwww
857 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 14:39:37
なんでギルーって上から目線でエラそうなん?
858 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/15(火) 14:48:47
>>849 ギルーの意見は正しい。意見だけはね。
だけど「さしすなお」を少々のアルバイトと決め付けて、意見しているところが間違っている。
ギルーって決め付けや思い込みで意見するから始末に終えないし
それに対しての反論が
>>847完全に論旨すりかえている。
小賢しくて小汚い、潔くない。
859 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2009/09/16(水) 00:28:15
>毎日必死こいて転げ回ってるのに、「少々のアルバイト」よばわりされちゃったよーーー
これってグーで殴られてもおかしくなくね?w
311 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/15(木) 00:39:07 ID:8upxMGzh
865 名前:さしすなお( ^ω^) ◆wwl2Gi2u4E [] 投稿日:2009/09/16(水) 05:55:33
>>848 「切れた」って あるけど、キレちゃあいないよ。いつものことだしw
ただ、こんな言い方されて、そのままヘラヘラ応対できるほど オイラは大人ではないわな。
でも、この件で2ちゃん的にダメージが大きかったのは どっちか? っつーと、オイラのほうだよねw
まさに、「こんなエサに俺様が・・・クマーーーーッ!」を地でいったワケだしw
といっても、ギルさんに、
悪質な釣りをしかけたとか、コテ一人消してしまったとか・・・そんな意識があるわきゃないわなw
その次の日、ノスタルジーのスレにフツーにレスしてるし・・・ ま、オイラが「切れる」としたら、こっちのほうのタイミングだったわね。
とはいえ、こないだ初めて知ったけど、54歳ですか・・・ オイラとちょうど24歳、ふた回り違いだぬw
もう、フツーに母と息子の年齢差だし、あんまり真面目に怒ったりする気もしないわえw
だから、「息子」としての苦言だけ。
いい加減に、名無しといちいち張り合ったり、2ちゃんで草生やしたりすんの、やめたらどうですかね?
はっきり言って、ギルさんは 2ちゃんねるやるような感性してないんだよね。
あやこ何ちゃらのスレとか、昔あった何だっけ?手術の話してるスレ・・あんなの見ても、過剰すぎなんよねw
昔ながらの ペンパルでもやってりゃいいのにw
もう 人生、そんな残り時間多くないですよ(キッパリ)
ま、そうゆう意味では、サイードだの、イザベラ・バードだの、あとクマのプーさんを今から原書で読むだのww
(こんだけ西欧かぶれやってて その程度の英語力ってのも哀しい話だが)
何か 意味あるんですかねえ?それ?? ま、「趣味の問題」だけどさ・・・
ん、じゃー 言いたいこと言ったし、「どこかでまた」の約束も(嫌な意味でw)果たしたし もうお別れだな。Farewell!
あ、あと、来るかどうかわからないけど、キュムキュム先生、
ギルさんがこんな人になっちゃったのは、先生のせいも多分にあると思いますぜ?w
責任とって、終末ケアしてあげる必要があるとおもうのだw
312 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/15(木) 18:16:05 ID:p8y7oQ56
↑このコピペどこの?昨年の話だね。コテのギルーを10にしたのは追求逃れ?
なんだかなぁ、追っかけて粘着する人間も痛いけど、ギルーさん・・・orz
コテ張るっていうのは、それなりのリスクあるのを覚悟しないと駄目だよね。
313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 14:37:59 ID:fcXNskHA
さしすなお 素敵
314 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 19:00:17 ID:FO2RRqsv
低脳だからまともにレス交換もできないクズが、ギルーに嫉妬はみっともない
315 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 20:12:49 ID:xi6zPnrp
つ、釣られないぞークマー
さしすなお 素敵
316 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 20:31:02 ID:0Ah+vgQO
「楽園への疾走」 J.G.バラード 創元推理文庫
SFが一番。
317 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 22:50:58 ID:fcXNskHA
>>314 ギルさん本人でなければ誰?
ギルさんは嫉妬されるような存在なんですか?
318 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 23:03:28 ID:YPMcxwb5
>>316 SFはいいですね。
最近読んだ作品で面白かったのはテッド・チャン「あなたの人生の物語」
とポール・アンダースン「百万年の船」、そして小川一水「老ヴォールの
惑星」。
以前はウィリアム・ギブスンやグレッグ・ベアの作品をよく読んでいたけど
最近新作が出ていないのが寂しいな。
319 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/16(金) 23:27:03 ID:xi6zPnrp
>>317 その発想は、無かったw
54歳の大人が、さしすなお(30歳)に説教されてマジギレして
コテ外して潜伏。君臨して(ここは初心者が多いから威張れる)
追っかけて来られて、レス貼り貼りされて、ブチ切れて自演か?
恥ずかしい・・・・
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 02:24:03 ID:1+undTAK
321 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 02:47:01 ID:1+undTAK
>>312 もう落ちた40板の読書スレ(前スレ?か前々スレ?)
322 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 07:00:18 ID:M0I6MIQ7
Book3が届いたww まだBook2読み終えてないww
毎朝出勤時15分の読書ではなかなか進まないww
夜は老眼で活字見たくないww
323 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 10:44:57 ID:V/HI4Y4e
>>321 さんくす、40板は行った事無いけど楽しそうだね。
>>322 ブクオフで自分は買うよ。春樹は新書で買うの勿体無い。文庫か古書でいいよ。
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 16:34:06 ID:XOVpFVZH
名無しで擁護はみっともないようギルーさんw
さすがに恥ずかしくて出て来れないか
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 20:41:26 ID:3URbac35
>>318 ウィリアム・ギブスンやグレッグ・ベア
興味ないのでまったく読んでないな。残念。
「死亡した宇宙飛行士」 J.G.バラードを買ってたはずが持っていない。
何で?wwww
「ザンジバーに立つ」 ロバートシルバーバーグを早く読みたいです。
326 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/17(土) 22:13:37 ID:nMnN98q9
自演する人だけが他の人も自演すると思っているようですね。
指示するレスがどれだけつくかは別にどうでもいいことなので
同意のコメントが欲しければミクシィででもやればいいw
>>312 トリップつきコテで書き始めたのは、このスレはきっちり書いていこうという
意思の表明以外の何物でもありません。
が、結果としてスレ汚しに繋がってしまったことは
スレ主さん及び読んだ本を書き混で下さった方には申し訳なく思っております。
今後このスレには名無しで参加いたします。
328 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/18(日) 09:26:13 ID:c+GH3eIv
わ〜いBook3買ってきた!!!
329 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/18(日) 12:48:20 ID:/TvMjqyg
指示するレスが→支持するレスが
書き混んで→書き込んで
330 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/18(日) 13:01:22 ID:f9yATop9
今さら名無しでもバレるでしょうけどねw
331 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/18(日) 17:31:35 ID:7NGaGN4n
>>327 小川未明の「赤いろうそくと人魚」を薦めたこともある312ですが、
『ぞっとするような残酷さ』があると仰っていましたね。
あぁ感性が全く違う方なんだな、と、
未明には、優しさはあっても「残酷さ」は私には感じられないんです。
人の読後感は様々ですし、さしすなおさんとは、なんとなく仲良くなれそうなのですが、
ギルーさんとは相容れないと思います。経緯のレスは、ありがとうと言います。
京極夏彦「鉄鼠の檻」
すばるに掲載された南極探検隊を読んだな。
抱腹絶倒というのはこういう作品のためにあるのか、と。
こうしたを書いてる人、他にもいるのかな?
334 :
333:2010/04/20(火) 18:57:34 ID:7TBgN4Pj
× こうしたを
○ こうした小説を
335 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/23(金) 18:43:53 ID:4h5iRwiv
村田喜代子さんとか読む?
何読んでもおもしろい
336 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/25(日) 01:26:09 ID:wmf74JRr
『鍋の中』?で芥川賞取ったひと?
337 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/29(木) 14:12:25 ID:2Q9Dyp2K
吉村昭『落日の宴』を読んでる
若いころ読んだ時には、吉村は歴史小説というより、
半分は歴史書を読んでるみたいなかんじで、読み通せなかったのに、
今読んだらおもしろいのなー
338 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/29(木) 22:02:11 ID:1N16RZ4s
吉村昭といえば中学時代に「戦艦武蔵」と「深海の使者」を読んで軍艦
オタになり、中高時代はウォーターラインシリーズの艦船模型を作り
まくっていたなw
あと大人になってから読んだ作品では米軍の捕虜になった日本軍将兵を
描いた「背中の勲章」がおもしろかった。
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/29(木) 22:25:11 ID:2Q9Dyp2K
>>338 吉村昭は結構いろんなテーマで書いてるんだな
吉村作品で心臓移植を題材にしたものがあったので、次はこれを
読んでみようと思ってるんだが、「背中の勲章」もチェックいれさせてもらったよ
340 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/29(木) 22:29:16 ID:2Q9Dyp2K
吉村昭って船が好きなのかな?それとも元海軍?
歴史小説集に『落日の宴』と一緒に、『洋艦建造』って
短編もあって、これも面白かった
どっちも幕末の話
341 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/30(金) 04:20:35 ID:q70nnDB4
この人は最期もすごかったな
歴史上の人物みたい
342 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/30(金) 11:09:26 ID:7wVGxJFZ
wikipediaで吉村の最期のようすを読んだ
『落日の宴』の主人公川路聖謨の姿に重なる・・・
343 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/30(金) 14:38:43 ID:mMtrQOLI
吉村昭は名文家ではなかったが、その徹底した取材姿勢はたいしたものだった。
344 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/04/30(金) 22:09:22 ID:NC/LgqAK
吉村昭は短篇で従兄弟か誰かが斜面で首吊ったって話を書いていてそれだけ覚えてるw
結構衝撃的だった
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/14(金) 00:15:22 ID:DdyZss6S
test
346 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/14(金) 05:49:18 ID:4wYQ6Fgm
book3があと数ページ・・ 面白かったが次なに読もう?!
>>333 遅レスだが 抱腹絶倒なら原田宗則さんがお勧めです。
我々と同年代で 若気の痛いズッコケが本当に爆笑モノ!
347 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/14(金) 09:40:06 ID:XeQSu7xH
図書館からトルストイの戦争と平和を借りてきた。20代の頃にわずか数ページで挫折した長篇ものだが
数十年ぶりに再挑戦。さあ〜読むぞー。明後日頃からね。
348 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/18(火) 02:09:08 ID:ZCYw0UXj
祝・アクセス規制解除。 長ェ〜〜。
然らば、頭冷やしてブログに沈潜する良い機会かとも思ったけれど、
読み返してみるとそこも 「愚痴と後悔・嘆きと呪い」 の肥溜だぁね。
4大紙(朝日・読売・毎日・日経)と、俺が生きている修羅場の業界紙、
それと無数の社内ビジネス文書(その幾つかの発信元は俺だァ〜!)
といった、まぁ、活字を読んでるっちゃあ、読んではいるんだけど・・・・。
スレ的には無理か。
349 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/18(火) 08:26:58 ID:cScQ/BoM
>>348 清水義範が悪文の見本にしてた文章みたいw
350 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/18(火) 21:30:59 ID:MeKxwWOF
J.G.バラード「楽園への疾走」を読み終えた。
351 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/18(火) 22:28:12 ID:OthSdEqP
戦争と平和読み始めたぞー。この3日間で文庫サイズのやっと100ページ余り、一冊500頁ほどで全6巻セット。
先ながーい。完遂できるかどうか危うい心理状態。
352 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/19(水) 02:19:51 ID:BxBXZRdG
北方謙三「楊令伝 13」
353 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/22(土) 03:46:03 ID:lsqAYcdj
辻仁成の「白仏」を読み終えた!しかし、もうじき4時。さあ寝ようかな。
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/31(月) 21:47:08 ID:X698tyst
NHKの龍馬伝を観ているうちに何となく読みたくなって、
大佛次郎の『天皇の世紀』を買ってきた
とりあえず第一巻から
355 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/02(水) 04:52:54 ID:PXdGaaYG
「レズ・テクニツク」
暇潰しに古本屋に入ったら
「薔薇の名前」揃いで安かった。
好きな小松左京も、持ってないのがあった。その他安いのを買い込んだ。
でも 久生十蘭や日影丈吉 漫画の諸星大二郎、星野之宣は流石になかった。
十蘭は岩波文庫の傑作選が手ごろに読めます
>>331 「赤いろうそくと人魚」は 誰だこれを童話だと言い出したのは、てな感想も
読んだことあります。
妙に好きな作品ですが、私も童話というより怪談かも、と思います。
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/04(金) 01:34:34 ID:2fmG9gWK
キェルケゴールの著作。 ほとんど完璧に分からん。
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/05(土) 01:06:23 ID:mswbmKiN
金井美恵子の本。 面白いのよ。 その文体がたまらんのよ。
『快適生活研究』、『文章教室』 を読み終えて、次、所謂 「目白四部作」
のどれを読もうかとほんの少し思案。 『タマや』 にすっか。 猫好きだし。
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/05(土) 12:33:07 ID:QedDf+he
>>357 『死に至る病』だけに関して言えば、
岩波文庫のよりちくまの枡田啓三郎訳のほうがずっとわかりやすいよ
神云々はおいても、思ったよりずっと現代的な問題意識を持った人だったんだと思う
あとの著作は知らんw
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/06(日) 01:11:38 ID:4RISksv5
そういうおまえさんは右翼の街宣車要員ですか。
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/06(日) 01:44:40 ID:fU9UpMvM
哲学あるいは哲学史の入門書ならヨースタイン・ゴルデル著「ソフィーの世界」が面白かったな。
363 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/06(日) 17:13:26 ID:1p0/xRIO
夢中にさせてくれ本があるって
本当に幸せだと思う
最近、集中できません
通勤電車内でも何にも読みません
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/06(日) 21:58:28 ID:U2lbl602
たしかに集中力なくなったなあ
寝床で読もうと思ってもすぐ爆睡してしまうし・・・
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/06(日) 22:38:34 ID:UmNq3XzJ
それが健康な証拠。歳を考えれば大喜びしなさい。
わしね、やっと戦争と平和4巻目リ−リング中、あと2巻あるっちゅうの。長篇を読むのは骨が折れる。ポキポキ
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/07(月) 00:44:03 ID:dzQdX9vi
金井美恵子の 「目白シリーズ」 って面白いなァ〜〜♪
酔っ払いながら 『タマや』(河出文庫) を読み終わったところで、
明日が(って今日だけど)会社でなければ、つぎの 『小春日和』 に
読み継ぎたいところだよ。
このね、纏わり付くような、それでいて軽妙な文体がたまらないね。
舞台になっている 「紅梅荘」 での人間模様なんか、その語り口から
『吾輩は猫である』 みたいな底抜けの楽しさがあるぜ。キェルケゴールに
「いったい何を言ってるんだアンタ」 と腹立てているよりずっとイイ。
もっとも、シェストフやらベルジャーエフやら、そっち系の支離滅裂も
嫌いじゃないんだけどね。 なんというか、必死に論理を追っているうちに
道に迷って自分の立ち位置が分からなくなるという、そんな状況がそれほど
不快ではないということなんだが。
すっきり分かってしまうとそれで終わってしまうじゃないか。
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/07(月) 01:01:28 ID:dzQdX9vi
定かではないが 「形而上的先天性」 という言葉がなかったか。
木田元の著作のどこかにあって、出典がカントと記憶している。
うろ覚えなので、誰か御存知ならば御教示願いたいが、
要は、追思索しているうちに道に迷って呆然と佇むという状況が、
決して不快ではないという性格のことだと思うんだが。
368 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/07(月) 01:44:40 ID:zmaLn8Kh
哲学板で聞けば
369 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/07(月) 01:58:56 ID:dzQdX9vi
まあ、哲学の板で喚くほどのことじゃなくってさ。
だって、五十代の読書板だぜ、ポルノやら家計簿やらのスレタイなら
なんだってありでイイじゃないか。
そういえば戦没学生の 『きけわだつみの声』 に
薬の効能書をボロボロになるまで読んだという手記がなかったっけ?
薬の効能書だったかどうかもう覚えていないけど。 それも究極の読書だぜ。
まあ、孤独な深夜の酔っ払いにちったァ付き合いなよ。
ところで、アンタ飲んでるの?
浅田彰
『逃走論 スキゾ・キッズの冒険』
クラインの壺が出てくる。
>>369 >追思索しているまうちに道に迷って呆然と佇むという状況が、
決して不快ではないという
う〜んんん、同意ですが、最近では道に迷う前に
まどろみから熟睡への道まっしぐらです。
薬の能書きは切ない。
活字中毒の禁断症状を薬の能書きで慰めるなんて・・・
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/07(月) 10:53:17 ID:zmaLn8Kh
ギルーは薬中でモク中メモメモ
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/07(月) 23:55:47 ID:dzQdX9vi
キルケゴールの話だがね、いや実存的スッタモンダじゃなくてさ。
『原典訳記念版 キェルケゴール著作全集』(創言社) の翻訳の質を
知りたいと思って、これは哲学板にも書き込んだんだけど、
『死にいたる病』 の 「序」 にある 「教化的でありうるためにはあまりに
厳密にすぎ」 の 「教化的」 の訳語に 「建徳的」 という言葉が使われていて、
日本語にそんな言葉あったっけ?という話なんだが。 これって訳語としてどうよ。
他にまとまった全集がないので何度も手にとってはみるんだけど高価なんだよこれが。
でも 『定本 久生十蘭全集』(国書刊行会) だって税抜き9,500円するんだし、
古本屋を丹念に回れば白水社や筑摩書房の全集が見つかるかも知れないし、
でもサラリーマンにそんな暇ないし、だいたい窓際のスチャラカ役員だからいつ
肩叩かれるかわからないし、最近常務の眼つきが陰険だし、
でも買うんなら給料貰えてる今しかないし、
でも首がとんだらコレ一冊で15食分の食い扶持なんだし・・・・・・。
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/08(火) 21:24:43 ID:vgETyoF+
あくまで仮説だが、
「建徳的」と訳した人(たぶん大谷長)は、デンマーク語原典からではなく、
ドイツ語への翻訳書であるヒルシュ版かリヒター版を底本にして訳した
この両者とも、くだんの語には"enbaulich"という語が宛てられている。
このドイツ語の日本語訳は一般に「建設的」と訳される
そこで大谷長は、「建設的」では宗教的ではないので「建徳的」と造語したのではなかろうか
キルケゴールは、キリスト教徒としての守るべき倫理や理想とするべき徳を
説いたわけではないので、読者に内容にあやまった予断を与えそうで、
「建徳的」は訳語としてはあまりよくないと個人的には思う
同じくドイツ語から翻訳した斉藤信治や、デンマーク語原典から訳した
枡田啓三郎は「教化的」としてあるな
375 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/08(火) 23:46:28 ID:efHYQsxO
↑ ありがとう。
予断どころか見当もつかない言葉だった。
ちくま学芸文庫も岩波文庫も 「教化的」 だった。
なんか、「記念版」 にするほどの 「原典訳」 じゃあないな。
376 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/09(水) 01:35:32 ID:W4QuREoc
「カメラマンになろうかなあ、ヒマそうでイイじゃん?」 と花子。
「まあねえ、でも、そんなら小説家のほうが、もっとヒマそうだよ」 と桃子。
「そうだなあ、なんかこう、ブラブラしていて生活の出来る仕事ってないかなあ」
「そうなんだよねえ」 みたいな会話は、学生時代の俺達にもあったね、確かに。
そんな会話の 『小春日和』(金井美恵子) を読み終え、『道化師の恋』 は
明日にまわすことにして、さて焼酎にいくか。
ガンバリ国連事務総長特別顧問…国連顧問
ガンバル党首…アゼルバイジャン・ムサワト党党首
ダッコ大統領…中央アフリカ共和国大統領
アハーン首相…アイルランドの首相
パンティ外相…ネパール外相
マンコ・カパック皇帝…インカ帝国皇帝
ローション環境相…スウェーデンの環境相
ツユ外相 ウクライナの外相
ヒッキー大佐…アメリカ第四歩兵師団・第一旅団司令官
アダム・ニート…イギリスのアーティスト
スケチン大佐…ロシア大使館武官
メガチンポ保険衛生相…プリンシペ共和国の保険衛生相
バカ議員…ボリビア上院議員
アホカス大使 …ヴィルヨ・アホカス。フィンランドの大使
ドブス…フランク・Q・ドブス。映画監督
ピカリング観光・航空・エネルギー相…フィジー諸島共和国の観光・航空・エネルギー相
ニャホ・ニャホ=タマクロー…ガーナのサッカー協会元会長
ウンチーニ …イタリア出身のライダー
378 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/16(水) 22:40:52 ID:9LkUTExX
愛読書は百科事典という50代は居るか?
俺は本は百科事典しか読みません
379 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/17(木) 07:28:59 ID:eIPn4QbC
↑ おらん
380 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/17(木) 09:04:38 ID:MCE12ZZa
親父が隠し持っていた昭和のエロ本を読んでいる
寝室手帳・実話情報・実話雑誌・夫婦の手帳・100万人の夜・男の専科・女の手帳
風俗奇譚・紳士専科・100万人の性科学ほか蔵書の多さに呆れるほど
真面目で実直で堅物だった親父の隠された一面を見てもっと話しあいたかったと
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/20(日) 11:57:41 ID:1vRXnSOx
下世話な話ですまないが、そういうふうに徹底して収拾してると
もはやエロ本というよりお宝になってるんじゃないないか?
このスレで知った『グノーシスの薔薇』を読みました。
フーコーよりも読みやすく、『ダ・ヴィンチコード』よりも奥深く
グノーシスの本質のようなものも分かりやすく書かれていた。
この世の中を創ったのは悪魔で、神は魂のみ創ったと前提するなら
あの終わり方は矛盾しているような気もするけど、
素直に安堵してしまった。
ローマ教皇だから清廉さが求められるのだろうけど、
15世紀のイタリア貴族ならまぁ当然だろうというのが、21世紀の
認識かな。
デヴィッド・マドセンは気に入ったので翻訳されている残りの2冊も
楽しみに読みたい。
今更ながら森博嗣を読んでるw
基本的にバカが嫌いというスタンスなんで無学な俺は腹立たしいんだけど
やっぱり学歴社会の申し子なんでこういうのも変に納得したりして
ただこの人ファンタジーSF寄りになると途端に臭くなる
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 00:12:55 ID:Yzr+4Rsl
『評伝 アレクサンドル・コジェーヴ −哲学・国家・歴史の終焉』(ドミニック・オフレ 株式会社パピルス)。
『ヘーゲル読解入門 −「精神現象学」を読む』(国文社)の著者の評伝です。
何であれ面倒な問題に首を突っ込むのは真っ平御免、というのが俺の生まれつきのスタンスなのだが、
じゃ、何で哲学思想系読むの?と聞かれたら、「読書が趣味です」 と答える。
趣味の読書にそんな面倒な本選ばないでしょ、と突っ込まれたら 「珍糞漢糞は私の自然的素質です」 と答える。
大体、形而上学は 「生きる意味」 を問う 「学」 ではない。
それに、俺の人生の通奏低音は一貫して 「如何に生きるか」 ではなく 「如何に逃げるか」 であった。
などとブツブツ言いながら買ってしまったけれど、税込¥8,925也。 半月分の昼飯代だけどどうしよう。
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 00:18:00 ID:Yzr+4Rsl
>>367 「形而上的先天性」 ではなく 「自然的素質としての形而上学」 だったような気がする。
386 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 00:22:33 ID:Yzr+4Rsl
探していたのは 『競争の戦略』(M・E・ポーター ダイヤモンド社)であった。
今更ながらの経営学の古典だが、どうせ俺はスチャラカ社員でさ。
387 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 00:28:26 ID:E+f/DOAt
「やさしい作文入門」とかも読んだほうがいいと思う。
ヘーゲルは、ホシノちゃんの射精を遅らせる役には立つかもしれないけどw
388 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 02:43:42 ID:Yzr+4Rsl
実は 『高校生のための 文章読本』(本間徹夫 一光社 1978年三版) という
30年以上前に買った(多分読んだ)テキストがあるんだけど、処分されずに
今も手元にあるのは、少しは役に立つだろうというスケベ根性と古本屋の引取拒否
の故なのだろう。
でも、あんま役に立ってないみたいだ。
2chで垂れる愚痴や能書き文章と、公開前提の日記やブログの文章と、書いた端から
破棄したくなる個人的な手書きの解読不能文章とは明らかに別物なんだよ。
「ホシノちゃんの射精」 の意味するところは詳らかではないが、
「ホシノアキのグラビアに喚起された射精」 という意味であるなら無理な話だ。
40年若ければ何発でも連射可能であったが・・・・・。
そういえば、ラーメン屋に貼られていたホシノアキのカレンダーが気に入って
この月が終わったら俺にくれと店主に聴いてみたら、俺も月が変わるのを
待っているんだと返されてしまった。 あのカレンダーのホシノは実によかった。
ヘーゲルの論理とホシノアキの生理は別物だよ。
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 08:14:02 ID:y7BXqs88
形而上学の命題は
なんで俺は俺を俺と思うのかではないの?
あんたらどう答える?
390 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/28(月) 08:42:47 ID:E+f/DOAt
>>388 村上春樹「海辺のカフカ」の登場人物。
いれいれなめなめ三発したセックスマシーンとの会話。
哲学専攻の女子大生にホシノちゃんが言ったの。
で、ヘーゲルってどう面白いの?
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/29(火) 01:33:04 ID:8yOg/Fpa
392 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/29(火) 02:29:36 ID:Go/Z3uUc
そうか! 『海辺のカフカ』 のホシノちゃんか!!
内容は忘れてしまったけれど、そこに登場するホシノちゃんは
俺好みのキャラクターだったような記憶が微かにある。
村上春樹は最近の 『1Q84』 も含めて大体読んでいるんだけれど
不思議と内容が記憶に残らない。 何でだろうね。
ヘーゲルの面白さねぇ・・・どう言えばいいか・・・。
393 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/29(火) 17:05:25 ID:1AKA9dL6
村上春樹は自分も全然だめだ
『ノルウェイの森』が軽く読めたが全然記憶に残らなかった
最近は手にとっても読む気がおこらない
『1Q84』1,2だけ買ったまま放置してあるわw
394 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/29(火) 21:28:25 ID:8yOg/Fpa
自分は夏目漱石がだめ
「坊ちゃん」と「こころ」しか読んでいない、しかも中学生の時だw
何この糞野郎、偽善者とオモッタどこがいいのかわからん。
最近友が「虞美人草」を読んだら考え変るかも、と薦めてくれたが未読。
>>384 学生の時にマルクスやるならヘーゲルやった方がどれほど
後々よかったかと後悔しきりですが、
チンプンカンプンでも読み終えた暁にはコメント
気長に待っています。
これは、逃げないで下さいw
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/30(水) 10:46:14 ID:iUISQrsg
マルクスじしんが、フォイエルバッハよりヘーゲルのほうがはるかにSugeeeeeって
言ってたもんな
マルクスと主義いうのはむしろ近代主義の極致なのかなと思ったりもしてみるこのごろ
自分はヘーゲル・マルクスどっちもあんまりすぎじゃないw
397 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/30(水) 18:42:38 ID:mErBaPJy
地獄 アンリ・バルビュス
暇ができて学生時代読んだ本で
記憶に残っている本を読み返している
398 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 08:19:15 ID:H0TRHzvn
文学全般が苦手。何をいってるのかわからない
夏目漱石とか、人に教えられて「ああ、そういうことがテーマなのか」とわかる
ルポルタージュとか、逆に専門書系統か
いずれにせよ、現実をまとめてあるものか、
時間がかかっても一文一文いいたいことが
明確にしてあるものしか読めない
脳みその形成が不全なのかもな
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 08:29:28 ID:IMj9RwS5
われら何をなすべきか トルストイ
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 08:30:54 ID:pmEfhh6L
>>398 アスペを疑ったことない?対人関係で「変な奴」と思われるとか?
東大理系脳の何パーセントかは、アスペらしいよ。
アスぺって文学だめなの?
>>398は
「文学」と一言で書いているけど、
日本文学の情緒に重点をおいた物語に気持が乗らないということではないの?
ドストのように柱となるテーマがあってそれをもとに物語が構築される
文学もだめなのだろうか?
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 20:29:55 ID:H0TRHzvn
アスペルガーなのかな
人間づきあいに苦労したことはないし
変な人とおもわれて、敬遠された記憶もない
ちなみに東大でもないw
アスペ的な傾向はあるのかもな
ドストエフスキーは「白痴」だけは読んだよ
やはりあんまりわからなかったw
>>398さんの書きこみを読んで思ったけど、自分も漱石の作品のテーマ?って問われると
答えられないな。小説好きのつもりだったが。
石川達三とか松本清張なんかの作品だとなんとなくわかるつもりだけどね。
一般論として、ある作品のテーマというのは、読み手が自分に合わせて勝手に
決めてもいいような気もするのだけれど、(幼稚な疑問だろうけど)どうなんだろう。
やはり極論かな。
(
>>398さんが指摘しているように惹句通り?の解釈なら無難だけど)
404 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 21:13:27 ID:pyYylr/R
アスペ、ADHD文学の最高峰、太宰治先生いがいるじゃないか。
外国にもカフカとか、カミューとか、その辺の対価は多いね。
アインシュタインやエジソンもそうだったというから、天才≒アスペ、AHHDと考えてもいい。
405 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 22:22:52 ID:H0TRHzvn
生徒だったころ国語とか感想文とが苦手だったよ
ここで主人公はどんな気持ちだったか?と問われても全然わかんない
感想文をかけといわれても、おもしろかった・おもしろくなかったとしか書けない
大きなテーマもわからないけれど、描写の奧にあるものなんてのもわかんないんだw
やっぱりアスペルガーがはいっているかもしれない
>>404さん、書く方は天才かもしれんが、読むだけの人間は
普通以下だよw
美術の世界で、例えばピカソの作品の”意義”なんかは通常 学習によって理解する
ものじゃないかな。美術界の歴史的な変遷をなにも知らずに ピカソの作品を評価できるものだろうか。
(子供の頃、あんだあれはw? と感じていたよ)つまり、教養の世界に属するんじゃないかなと。
漱石、ドストエフスキーあたりの作品も、そういった教養世界に属するのじゃないかなって、
自分を納得させていたんだがw
ドストエフスキーの作品をなんの予備知識もなく、完全自力で正解とされるテーマに達することが
できるのは、文学に対する素質がある人なんじゃないかな なんて思うよ。
>感想文をかけといわれても、おもしろかった・おもしろくなかったとしか書けない
自分と同じ。 ということは・・・
407 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/01(木) 22:31:05 ID:H0TRHzvn
お仲間ですかな?(冗談ですよ^^)
自分は読んでもわからないから遠ざかっている
無理して読まないというのが実情
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/02(金) 02:16:47 ID:VqCWRW2/
俺は軽度のアスペ(PDDNOS)と診断されたんだが、臨床心理士
のカウンセラーに読書の傾向を訊かれた時に、小学生の頃から
ノンフィクションとSFは好きだけど純文学は苦手だと答えたら、
相手はやはりそうですかと言って大きく頷いていたな。
>>406 正解とされるテーマはぶっちぎりで良いんじゃないかなぁ
自分がわかるわからない、感じる感じないのどちらかが基本スタンス
たとえばピカソは一点だけ目の前に始めておかれると
なんじゃこりゃ???だけど、
ピカソ展とか、ピカソ美術館などで数点まとめて
ピカソを見る経験を積むと、あ、つきあっている女が変わるたびに
心底ほれ込むスケベなやつなんだとか、
ブロンズの親指をなすりつけたような形跡の力強さにぐっときたり、
形態の異常より感情が伝わってくるようになる。
中にはゲルニカのようにテーマを持って表現しているものもあるけれど、
日常的な感情の表現はいくつか見ないとわからないよね。
語るように日々制作している多作な人は数を見ると感じてくる。
教養によって本質は理解できる(感じるられる)のだろうかというのは
疑問です。
ドストなども、逆に予備知識無しで、本文に向きあった方がストレートに
表現が伝わってくるような気がします。一作で駄目な場合は、時間を置いてまた別の
作品を読んでみる、これを数冊やってみても駄目なものは自分には合わなかったと
判断する・・そんな感じで長年やっています。
これは、高校の美術の時間に、ちょと変わった先生で専門が現代彫刻、
課題が難しくて難儀したのですが、時代はロック全盛期でヘヴィメタなども
普通に聞いている頃で
「君たち、音楽なら意味なんかわからなくても感じるでしょ、予備知識なしで
素のままむきあってごらよ」と言われたのが全ての始まりでした。
個人的にはこの先生の授業の一年間は学生生活の全ての授業の中で一番価値が
あったw
教養の部分や歴史的意義も否定できないけれど、かえって本質を感じることの邪魔になる
場合もあると思っています。力のある作品は絵でも物語でも音楽でも教養の部分を取っ払っても
伝わるものはあると信じたいなぁ。
まぁ、年をとって経験を積むと、力のあるものか時代の空気だけで共感するのか
はなんとなくわかるようになる、
それが教養や学習というのなら、ちょっと反論できないけど・・・
410 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/02(金) 11:13:22 ID:CGbH9j6b
ローマ字日記 石川啄木
ドストエフスキーはカラマーゾフの兄弟がいいよな
若い頃は自分が続編を書こうとおもってた時もあったなw
>>408 そのご趣味 自分と全く同じだよ。子供の頃 好きだったのはSFとか
船の話」 飛行機の話」といったタイトルの本。この年になって、
知ることになろうとは・・・
>>407 >>406だけど 自分も同じ。
その例になるかどうかわからないけど、カラマーゾフの・・・は、
10ページも読まないうちに放り投げたよw
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/02(金) 23:44:47 ID:3ZtR0NVU
文学が苦手という読書人は案外多いのではないかと思う。
例えば、このスレでも時々登場する高村薫は国語が大嫌いで成績も良くなかったそうだ。
日本の近現代文学はほとんど読んでいなくて、私小説の世界は自分には耐えられないという。
その本棚紹介は以下の通り。
西暦543年からのバチカン公文書を集めた 『カトリック教会文書資料集』 のそばに
『港湾荷役実務』 があり、『プレス作業法』があり、『熱処理技術入門』がある。
『言語と意味』 や 『一般言語学講義』 のそばに『原子力発電所の計画設計・建設工事』
があり、『周波数帳』 というのは何かの資料として買い求めたのかと尋ねると、
「たまたま本屋さんで見て面白いなと思って」 とのお答え。 こんな本もありますよと
差し出されたのは 『アンテナと測定器の作り方』。
とにかく金属加工やら旋盤やら建築工学やらの技術ハンドブックが好きらしく、
「仕事場の本棚いっぱい技術ハンドブックを揃えようと思っている」 んだそうです。
>>398氏の読書傾向は一般的な 「向き不向き」 の問題ではないかと思う。
興味の在り処がどのあたりなのか分からないが、上記に近いのではないか?
414 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/03(土) 00:44:39 ID:XrqxeE9T
文学が全然駄目という話題で思い出したのだが、『図書』 という岩波書店の
PR誌に掲載されていた 「一数学者の読書」 の内容は大体下記の通りだった。
大学で毎週二時間ずつ講義を聴くと、年間8ヵ月の講義期間として年64時間、
どうも効率が悪い。8時間ずつ勉強するとして8日で済む勘定だからと、著者は
「ルベーグ積分」 の小さな本を買ってきて読み始める。
実例や反例、別証をつくったりしながら 「面白く」 読むので8日で終わる訳もなく
数ヶ月かかる。 効率など何処かに置き忘れてしまった。 というよりハナから頭にない。
Zariski ; Algebraic Surfaces (代数曲面)を読んだ、というより眺めた。
一生懸命に読めばわかるというような生易しい代物ではなかったけれども、
わからぬなりに面白そうなことが書いてあるのがこの本の 「神秘的な魅力」 であった。
十数年後、渡米した著者はイタリア語で書かれた 「代数曲面」 を読むのだが、その本は
「Zariski にあった面白そうな結果の証明が書いてあるが、それが証明になっているかどうか
わからないという神秘的な本」 であった。
イタリア語を解さないので益々神秘的に見えるその本を、著者はただ眺めては考え、
考えては眺める。 そのうち何となくわかってきて、「わかったときには厳密な証明ができていた」。
この人も小説はほとんど読まず、読んでもわからなかった。
『無の自覚的限定』(西田幾多郎) を読もうとしたけれど全然歯が立たなかった。
ところが、一語も解さないイタリア語で書かれた 「代数曲面」 は、ただ眺めては考え、
考えては眺めて、彼は決して飽きないのである。
「文学的嗜好が数学的嗜好と食い合わせだということは、経験的に、多くの人が知っている。」
(養老孟司 『身体の文学史』 新潮文庫) というが、食い合わせはもっとたくさんありそうだ。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/03(土) 00:45:58 ID:fKMWKDic
>>413 そういえば高村薫の「照柿」には自動車の金属部品工場に勤務している
登場人物が担当している熱処理工程に関する詳細な記述があったな。
416 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/03(土) 02:23:02 ID:kZy56tEl
>>413 作家の本棚話は、妹尾河童の「河童のスケッチブック」シリーズが面白い
高村薫は資料として様々なジャンルを読み込んでいるだけで
読書傾向がそうだと短絡的に決めちゃいけないんじゃ?
現代日本文学を読まない作家は多いよ。
417 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/03(土) 05:38:52 ID:hWyFEsSO
他人の読んでる本を聞いてどうする気
いわゆるミーは-ですかあ
418 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/03(土) 23:36:39 ID:XrqxeE9T
ここは他人の読んでる本を聞くスレだよ。
>>413 高村薫の「わが手に拳銃を」とか「李欧」の旋盤のシーンのリアルさは
そのあたりだったのですね。
だれかスタッフがいたり綿密な現場取材をしているのかと思いました。
日本の私小説が苦手なのは想像がつきます、
情緒に流れがちを日本的思考(?)とするなら
そのあたりは徹底的に排除しようとしていることが
伺われますが、絶対にドストは深く読みこんでいる
はずです。緻密な思考の積み重ねはそっくりですよ。
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/04(日) 10:55:46 ID:6Ch855AP
私小説の情緒についていけない、それは自分にはあるかもしれない
読んでもさっぱりわからないw
そんな自分が今読んでいるのは白川静の『漢字百話』
高校生のころ志賀直哉の短篇集で妻に嘘をついて浮気相手の女に会いにいく作品の次に、今度は女房に「この間書いた短篇(前の作品の事)は君が不愉快になるだろうから読まない方がいいよ」と言う作品が載っていた。
「いったい何がしたいんだ?」と混乱してそれ以降私小説というのは読んでいない。
422 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/04(日) 14:18:30 ID:W/gXzlng
>>421 梶井基次郎の「檸檬」とか鳥の影を描写したもの、タイトル思い出せないけど
私小説も綺麗な表現に魅かれるものはあるよ。
合わない作家は合わないよね。自分も太宰とか合わなかった。
今読めば違うかもしれないけど、
>>419 荒らしさんの貼り貼りで、ギルーさんは一発で判る様になった。
コテ付けないの?
423 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/04(日) 17:31:31 ID:6Ch855AP
これまでの書き込みを見て高村薫なら読めそうな気がしてきた
いっぺん読んでみようと思う
424 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 00:45:31 ID:0lckQ8f/
>>423 高村薫の作品で最初に読むのなら直木賞受賞作品で映画化もされた
「マークスの山」をお薦めしたいと思います。
私は崔洋一監督の映画を観た後原作を読んでみたくなったのがきっかけ
で、それから高村薫の作品を何冊か読みました。
425 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 00:45:47 ID:g5Zq0Gaj
出家とその弟子 倉田百三
426 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 01:12:29 ID:wy/ak0cD
>>424 了解です、アドバイスありがとう!早速入手したいと思う
>>422 そ、ここはコテつけないのw
レスが読書話題でスムースに流れるなら、コテはどうでもいいです。
>>424 高村薫は私も始まりは「マークスの山」次が「神の火」その次が「わが手に拳銃を」
「リヴィエラ」とすっかりハマりました。
でも、ミステリー仕立てを放棄した
「晴子情歌」からの三部作で本気で惚れ、言葉にならない閉塞感、焦燥感を
現代社会における仏教の限界という問題を中心に、言葉化しようと格闘した
「太陽を曳く馬」は、今の日本でこれ以上書ける人は無いと思っています。
428 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 17:13:23 ID:0lckQ8f/
>>427 「太陽を曳く馬」は「晴子情話」と「新リア王」だけでなく「マークスの山」
以来の合田三部作の続編でもあるのですね。
人間の心の闇や宗教の本質を言葉で表現する事に限界まで挑み、その不可能性
も表現した傑作だと思います。
古典関連を良く読むようになりました
今は方丈記と白洲正子さんの世阿弥
わが家の宗教曹洞宗なんてのも繙くように
年齢によって傾向も如実に変化しますね
430 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 19:35:18 ID:yjqDRA4J
ゴーマニズム宣言
希望の国 日本
思考のロバトネス
この国のかたち
灼眼のシャナ
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 19:42:27 ID:+Sqo+0KD
相当に変質的に右に偏ったかたですなあ。
特に小林よしのりの本を掲げるあたりオツムがマトモとはとても思われませんなあ。
おつかれさん。
右であることを異質に見られる国は日本だけではなかろうか?
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 22:57:01 ID:0lckQ8f/
>>432 日本の場合マスコミに登場する右翼というか保守系文化人の知的レベルが
低すぎるんじゃね。
434 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/05(月) 23:43:20 ID:wy/ak0cD
何をもって右とするかだよな
よしのりとかカンベン
435 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/06(火) 02:51:56 ID:Q32rbza7
よしのりは、2ちゃん戦士を雇っているんだよ。ネット工作員
パチンコに魂を売ったから信用できない、ていうか漫画で勝負できないから
右翼評論家気取りなだけじゃん。
自閉症の愛子内親王をいまだに「女帝」とかあほだよ。
437 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/06(火) 10:50:10 ID:8hi6lmsL
かもめのジョナサン リチャード・バック
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/06(火) 15:57:21 ID:DjPKv8a/
漫画のふたりエッチと女医が教える本当に気持ちいいセックス
これには本当に助けられてます。
439 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/06(火) 17:56:32 ID:7lxIZnVe
「フィッツジェラルド短編集」(村上春樹の影響)
「黒いアテナ」バナール(斬新な史書だが、当否を判定する能力がない)
「聖灰の暗号」帚木蓬生(古文書探し、というのが、いい)
「サイゴンの一番長い日」近藤紘一(近藤さんは、本物のジャーナリストだった)
その他iPad本ww
>>432さん
その気持ちは分からないでもないが、実態としては、
>>433さんの指摘が当たっているような気がする。
おれの個人的な意見では、
「日米安保堅持」「日本はアメリカ軍の支援がないとやっていけない」
といった<親米保守>は、本来の「右翼」ではないと思う。
本物の右翼は、「尊皇穣夷」でないと。
>>419さん
高村薫は、「レディ・ジョーカー」くらいまでは、
比較的熱心な読者だったけど、その後は、どうもいかん。
おれ個人の問題だけど、「こんなはずじゃない」という感じで遠ざかった。
>>419さん
白川さんのは、私も大好き。
専門書は難しすぎるので、「孔子伝」「呪の思想」みたいのを読んでます。
440 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/07(水) 00:14:33 ID:xWwXPzLn
>>439 高村薫は阪神大震災で多くの人が亡くなった事にショックを受けて、しばらく
の間物語の中で死人が出る犯罪小説を書く気にならなかったそうですね。
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/07(水) 00:40:12 ID:LsHL5Avl
履歴書の書き方マニュアル 絶対受かる面接マニュアル
442 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/07(水) 03:39:12 ID:Lh/fBHA/
NHKの相撲中継中止ってニュースはすっごく嬉しい限りだねw
誰があんな臭いの観て楽しいのかねって思ってたし、
世界中にあんな不細工なのを国技だなんていわれてたことがコッ恥ずかしくていたもんね!w
爺達はともかく若い世代であんなの面白いと思ってる椰子なんかいない筈www
小林まさのりはまさに情緒のナショナリズムなので
話にならんのですよ。情緒に訴えるので信者も多いw
確かに「尊王攘夷」は基本かもしれないけれど、
天皇が神でなくなった戦後に日本の右翼の理論書のきちんとしたものって
あった?知っている人がいたら是非教えて欲しい。
そもそも神では無かったわけだから、それを神として祀ること自体
今となっては成り立たないような気もするけど・・・
そもそも、個人的には右翼思想自体が、理論性に乏しく
自らを権威付けすることにより、優越感を確保しようとする
駄目な奴の思想というイメージがあるのす。
じゃぁ左かというと、右や左のフィルターで物事を判断することが
そもそも破綻の第一歩だとは思ってます。
444 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/07(水) 09:17:47 ID:j660UUAO
邪宗門 高橋和巳
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/07(水) 13:41:37 ID:LsHL5Avl
小室直樹 鈴木邦夫 北一輝
446 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/08(木) 09:58:53 ID:2rI/dE4e
八木重吉詩集
>>443 小室直樹は右の中でもなかなかの論理家。
天皇の原理や日本の敗因なんかが個人的にはオススメ。
448 :
G:2010/07/08(木) 15:01:39 ID:FsTjoFve
>>443さん
日本の右翼が理論性に乏しいのは、その通りだ。
本来、右翼と左翼は同一レベルでの対称的な「思想」というよりは、
別レベルの、むしろ「上下」の関係にある。
誤解を恐れずに言えば、「左翼」はインテリ、「右翼」は大衆(草莽)のもの。
つまり、理論や、論理性に至るまで、常に左翼が右翼に優っている。
ただ、そのことは右翼が左翼に劣っている、というのとは別問題。
論理的に完全で、高度な理論性を持っていても、
国民の大多数を占める大衆の「言葉にならない思い」を
すくい上げることができるかどうかは難しい。
右翼の時として支離滅裂な「理論」、情念的な「檄文」の類は、
それを左翼の「理論」と対比するのではなく、
背後にある大衆の思いを含めてくみ取るべきだと思う。
左翼のそれが、理論の背後に党派間の権力闘争が常にあるように、
449 :
G:2010/07/08(木) 15:03:19 ID:FsTjoFve
福田恒存は
>>448 >国民の大多数を占める大衆の「言葉にならない思い」を
すくい上げることができるかどうかは難しい。
確かに、数が増大する瞬間は、論理より感情や思いが全面に出るのは
右や左に限らないことで、全共闘頃の日本がそうだし、文革などは
見るも無残なことになります。
それとは別に、民主主義社会に閉塞感が広がると、ファシズムに極端に近くなるのは
数の理論の最大の欠点だと思います。
葦津珍彦、難しい名前ですね。
天皇制と日本語(言語)を並列にするところで、かなり疑問を感じますし、
感覚的にですが、八百万どころか葉っぱの裏にも存在する日本の神を
天皇に集約する神道にいかがわしさ(もしくはキリスト教のような一神教の影響)
を感じるのですが、注意してみてみたいと思います。
ありがとうございます。
>>447 天皇の原理、日本の敗因あたりでお勧めの著書をお願いします。
>>452 やっぱり天皇の原理と日本の敗因が一番オススメです。
454 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/09(金) 12:18:15 ID:quR8eZsG
明星 1967年8月号
455 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/09(金) 12:26:08 ID:jKqyRwav
35年ぶりに 立原正秋の 「冬の旅」を読む重苦しいストーリー。 アンハッピーエンド。 確かテレビ化されたはず? 立原つながりと 言う訳ではないが「立原道造」の 詩集。童貞にしかない感性だと カミサンが言ってた。
456 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/09(金) 13:37:40 ID:hCAak9Cr
「神武外伝」
457 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/09(金) 14:12:33 ID:uWqFxfEb
立原正秋は朝鮮人
道造は日本人
>>455 連載中、登場人物を死なせたら行きつけの飲み屋の親父に
「あんないい奴を死なせるなんて許さん!出入り禁止!」
と逆鱗に触れ、一升瓶さげて謝りに行ったのは「冬の旅」でしたっけ?
私もやはり35年以上前に読みましたが、やりきれない思いが残った印象があります。
遠藤周作から流れて読んだのだけど、狐狸庵さんもやるせないものが多かったなぁ・・・
459 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/09(金) 17:45:15 ID:jKqyRwav
早々のレスありがとうございます。 あれは主人公の 親友が突然の 事故死を遂げた ストーリー… そして彼も又 破傷風に冒され …ホントやりきれない思いだけが… 遠藤周作原作 「さらば夏の光よ」これもやりきれなさだけが残る 青春小説でした
460 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/09(金) 18:58:41 ID:P58NFr9S
やっと戦争と平和を完読した。世界的な長篇の文学を読み終えると達成感がある。約2ヵ月近くかかった。
いきなり長篇物の挑戦は抵抗があると思うので、その作者の短編か中編ものから始めるといいかもしれない。
今回のトルストイでは、まず、トルストイの伝記から始め、コサック、幼年時代、少年時代、青年時代などを
読み進めてから挑戦した。作者の人物を知る意味で伝記は大変面白い。伝記を呼んでから作者が気に入り戦争と
平和を読む気になったからね。中編の幼年時代も秀逸で大変よかった。最初は幼年時代がいいかもしれない。
今はエネルギー使い果たした感じでしばらくは重厚な長篇物はおなか満杯。トルストイの評価が高いのは
アンナ・カレーニナや復活だけど、挑戦するのはいつになるのかな。
461 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/10(土) 00:15:10 ID:Rlc8bkfa
10代の初めに三島の割腹自殺があった。
スゲーなこの男、と思い読み始めたのが読書のきっかけ。
学校や田舎の町の図書館には「潮騒」「金閣寺」その他ちょろちょろしかなく
少しずつ文庫出版されていた頃、本屋の上段の棚にあった「豊饒の海」4巻各5000円箱入
を見上げてはあこがれていた。
読むことが出来るようになった後年、3巻の「暁の寺」でぐったり・・・
なんとか全巻を読み終えたが、独特の比喩や硬い文体の印象が強くストーリーは
期待はずれだった。
当時良かったのは「仮面の告白」、単体として豊饒の海の「春の雪」だが
今思えばどちらも女性コンプレックスの話だ。
今、読み返そうと言う気にはならない。
レベルの高いここの住民は三島をどう評価しますか?
/ ̄ ̄ ̄\
|.. |
>>443 |:::: ●) ●)| 天皇おそるべし 危機の構造
ヽ:::::::.....∀....ノ
( つ旦) ってか、小室のカッパノベルは古本でもやすいので全部かったほうがいいべ「
と__)__)
ここでは評価の高い高村薫「マークスの山」
人形劇を舞台裏から見せられている感じ。
登場人物が主役も含め、息をしていない。無個性。
平板で冗長で説明的。
森村誠一の「垂直の陥穽」を「野生の証明」風味にして
憂鬱なコロンボを登場させてみました。一丁上がりですな。
これが直木賞?「垂直の陥穽」は読まず嫌いの「森村」を開眼させてくれた
息詰まるサスペンスです。登山した事のない読者も惹き付ける。怖い。
あとがきに秋山駿が、マークスは、推理小説でも刑事小説でもなく本格小説だと
書いているけれど、壁投げ本とまでは言わないが、再読はしないだろう。
マークスが高村の作品でどの位置に属するのか教えてくれ
もし上位なら、もう高村は読まないね。
>>463 ミステリーとしたらマークスの山はあり得ない展開です。
頭の壊れてしまった青年が社会からはじき出される、その模様がかかれています。
謎解きが動機で読み始めたら、壁投げだと思います。
高村作品の本領は「晴子情歌」からの三部作、最高は「太陽を曳く馬」です。
>>461 三島は・・・ごめんなさい、太宰と並んでいくら読んでもピンと来ない。
文章は美しいのですが、読んでいると
だからどうなの?と言いたくなってしまいます。
>頭の壊れてしまった青年が社会からはじき出される、その模様がかかれています。
過程の一部描写はあるがそれほど深いものではないね。
ジャンルに拘って読んではいないから、純粋に人物の掘り下げが甘すぎると思う。
遺書においては蛇足もいいとこ。ラストには失望。
森村を出したのはプロットがそっくりだからだよ。読み始めの数ページで感じた。
最高作「太陽を曳く馬」を読んでみるよ。さんくす
466 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 14:14:36 ID:4XY6Bo7a
ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟を3年前に読破した。新訳ではなく米川正夫訳で。
不思議な体験をする本。時折透明感のある世界が立ち上る。
こんな透明感のある世界体験をするのは、シェイクスピアの原文とモーツアルトの音楽のみだったが、すごいと思った。
三島に関しては・・・つまらない。
467 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 16:46:25 ID:zGMOwGmo
学生時代に周囲に割合文学好きがいたので、
つられて4,5冊だけ三島を読んでみた。
『憂国』はストーリーは印象に残った。
『豊饒の海』でしたっけ、四冊のやつ
あれはストーリーはほとんど覚えてない。
ただひたすら「絢爛」たる文章だなあという印象が残ったのみ。
あの絢爛さが三島なのかなとも思ったり
在日支配下の日本のマスメディアは報道しないが、
在日・帰化人集団の民主党が強行しようとしていること。
外国人地方参政権 : 外国人が日本の政治に参加、対馬は韓国領に 沖縄は独立後中国へ
外国人住民基本法 : 密入国者も5年居れば日本人に 参政権も取得
重国籍容認 : 中国人や北朝鮮人が日本の警官や自衛官に 既に警官の在日率高し
人権擁護法 : 在日韓国朝鮮中国人に逆らえば、問答無用で罰金、拘留つるし上げ
人権侵害救済法 : 人権擁護法と同様 言論弾圧、ネット潰し、マスコミの一人天下
ブロッキング : ネット検閲、児童ポルノ規制名目で反政府サイトを規制
放送法改正 : ネット検閲、中国以上の言論封鎖へ
中国人ビザ年収要件撤廃 : 観光ビザでの不法滞在者が10倍以上に
1000万人移民推進 : 犯罪増加、外国人自治区の成立、日本人の税金で移民の生活保護支給
北朝鮮人権法改正 : 脱北者が日本国内に定住可能に
沖縄ビジョン : 人口130万人の沖縄に年間3000万人の外国人 沖縄を中国へ献上
東アジア共同体構想 : 日本の主権を委譲し、日本は中国の属国へ
パチンコ換金合法化 : 違法行為が合法に (既に年数兆円の売上金が韓国・北朝鮮へ)
夫婦別姓容認 : 日本の家族制度と社会の破壊、中国・韓国式の婚姻へ
戸籍制度廃止 : 家系の破壊、総身元不明人で犯罪多発へ
日教組教育 : 日本が嫌いな日本人、不適格教師、異常な性指導 現在28万人 在日率高し
靖国神社代替施設 : 日本人は永久に譲歩し続け、戦没者慰霊の形骸化
恒久平和調査局設置 : 日本人は永久に謝罪し続けることに
鳩山談話 : 日本の歴史観を全否定 一方的な謝罪へ
祝日法改正 : 連休減少、祝日・休日を地域毎に解体
469 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:11:46 ID:wgUDkr0B
あちこちコピーさらしていい加減にしろ。といっても狂人にいっても無駄だけど。
北一輝 日本国改造私論
高橋和己 順逆不二の論理
ダンテ 神曲
471 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:39:28 ID:hCd4J35d
深沢七郎の三島評
「三島センセイのは少年文学だからね」
三島の死に際しての深沢評
「ああ、この人は自分の小説が少年の世界、文学少年のまんまの小説だっていうのを、四十五(歳)の目で見てわかったんだなと思った。
三島由紀夫っていう人は頭が良かったから、自分の小説が四十五歳の人間が書く小説ではないということがわかったわけです。
そこに、限界を感じ、絶望して、それで政治に走ったなって思ったね。結局、文学の世界が三島由紀夫をああいいうふうに殺してしまった。
あんたもう、ダメですってね。」
言いえて妙
472 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:06:37 ID:ovK8s8Ha
甘い汁を吸うために50年かけて今のひどい社会をつくりあげた自民党と公務員。
これ以上彼らに税金が吸い取られるのを防ぐために、
選挙は民主党かみんなの党に投票を。
473 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 02:09:23 ID:kZ30OdFM
ボックス
アマチュアボクシングの話
薄い上下巻ですが その世界知ってる人も
知らない人でも 面白いと思います
深沢も奇人変人のホモ
>>474 作家にとっては褒め言葉?
同じゲイでも成熟できなかった三島より、少し早いけど
朽ち果てるまで書いていた深沢の方が面白い。
「マークスの山」は超訳本かと思った
「黄金を抱いて飛べ」はBLだったし
>>467 「憂国」はいしかわじゅんだろ
477 :
G:2010/07/11(日) 22:39:39 ID:a7m0PbY+
>>450さん
そう、福田恆存をわすれていました。
もちろん、福田は、戦後の保守主義の思想家として欠かせませんね。
ただ、「右翼」かというと、やや違う気がする。
>>451さん
葦津氏は社家の出身で、神官には、時々ある姓です。
「八百万どころか葉っぱの裏にも存在する日本の神を天皇に集約する神道にいかがわしさ(もしくはキリスト教のような一神教の影響)を感じるのです」
神道の基本は、アミニズムに先祖崇拝が重なったような習俗で、
日本のもっとも基層にあり、今でも日本人の意識や行動を左右している。
「天皇に集約」は、国家神道を指しているような気がするが、
これは神道全体のごく一部の形態。
たとえば、ナチズムをとって、ヨーロッパ思想全体が、非人道的である、
というような、即断だと思う。
478 :
G:2010/07/11(日) 22:41:32 ID:a7m0PbY+
>>460さん
おれも「戦争と平和」は大好きな作品。
十代の頃読んで、10年に一度くらい読み直したくなる。
特にナターシャが少女から女に成長していくところや、
アンドレイが故郷に引きこもり、自然を散策しながら試作するシーンなどは、
読むたびに味わいが深くなる。
学生時代は、トルストイよりもドストエフスキーの思想性に惹かれたが、
今になってみると、作家としての「大きさ」は、トルストイのほうが
勝っているように感じるな。
「アンナ・カレーニナ」もいいなあ。
若いときのトルコとの戦争の扱った作品がみずみずしくてよかった。
こういう大長編は、人生のある時期(たとえば高校三年の夏休みとか)の
思い出と重なっているので、大事にしたいもの。
「チボー家の人々」もすきだなあ。
479 :
G:2010/07/11(日) 22:46:52 ID:a7m0PbY+
>>461さん
もともと理系で、純文学は敬遠していたが、
学生のときに世界・日本文学全集を集中的に読んでみたことがある。
日本作家のなかでは数名の作家が世界レベルだと思ったが、
トップクラスは、三島由紀夫だ
ろくでもないおれの「レベル」からみても、三島由紀夫は、日本文学史上で
最大級の大物だと思う。
作品自体、おもしろいものが多く、何度も読ませる魅力もある。
主題、構成、文体、時代性など、すべての点で、他の作家とレベルが違う。
>>463さん
「マークスの山」については、同感。
未読に人はネタバレになるので、以下は、読まないでほしいw
まず、主人公が「復讐」する動機がきわめて不明確で、説得力がない。
「マークス」らの過去をあるきっかけで知り、それが以後のすべての出発になるが、
あまりに偶然というか、ご都合主義すぎる。
学生運動時代の「犯行」がリアリティがなく、
時代状況を取り入れているワリには、時代感覚がない。
文体、描写、構成については、ほぼ同感。
>>477 国家神道のシステム以前に右も左もありゃしません
>Gさん
>神道の基本は、アミニズムに先祖崇拝が重なったような習俗で、
日本のもっとも基層にあり、今でも日本人の意識や行動を左右している
それは大前提です。それを国家神道として支配の手段に利用することにより
本来の姿がゆがめられているのです。
「戦争と平和」「アンナカレーニナ」は夏休みのアイテムで、
膨大な暇にまかせて読んだけど、残ってないなぁ・・
若すぎたのだろうか、父が最後の入院の時に短編を
再読していたので、トルストイはもう一度見直すアイテムには入っています。
「チボー家」の人々は20代前半でしたが、あれは面白かった。
が、再読したいかどうかとなると「百年の孤独」が先になる。
これはもう、好みの問題ですが。
>>479 >Gさん
>>463です。レスさんくす。
ギルーや他の人が三島を貶しているのに違和感ありまくりだったので併せて嬉しい。
純文学や古典がベースにあってこそ良書がわかるんだろうと思う。
Gさんは本が好きなのが伝わってきて安心できるよ。
中学生で読んだ「テス」再読。めっちゃ浪漫だす。美しすぎる。
そういえば映画になったような、
名作の映画化は勘弁してくれよと思うけど、テスはどうだったんだろう?
484 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/12(月) 21:28:20 ID:P70xp8QX
「テス」文学は読んだことないが、映画は見た。
監督ロマンポランスキー
みずみずしい。この監督がこんなヨーロッパ的なみずみずしい作品が取れるとは思わなかった。
代表作のひとつでしょ。
三島
腐っても鯛という言葉があるが、これは腐った鯛のようなもの。
宝塚的なキラキラチャラチャラ。でも所詮宝塚は宝塚。その程度。
宝塚にも熱烈なファンがいるからなぁ・・・
装飾過多が好みなら、それを削ぎ落としたところで表現しようと
している高村は好きになれないかもしれない。
そもそも高村には装飾できる筆力が無いから
削ぎ落とそうとしたくてもできないんだよ。
マークス限定だけど三島と比べるのもおこがましい。
テスの映画がみずみずしいのは原作のトマスが詩人だからだよ。
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 10:18:39 ID:jROUO+F0
西の魔女が死んだ 梨木香歩
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 11:47:44 ID:OLShkc5t
>テスの映画がみずみずしいのは原作のトマスが詩人だからだよ。
映画監督の感性だと思う。
>>488 >>484は、ロマンスキーにとってこの作品は異色だと言っている。
わたしは原作を読んだだけで、映画を観ていないけれど、
あなたは原作を読んで且つ映画も観ているの?
もし、どちらもやっていないで「感性だと思う」って言ったら馬鹿だと思う。
糞みたいな原作が、良作品に仕上げられることは稀にあるけど、
トマスのテスはみずみずしい名作だよ。
ロマンスキーは原作に忠実に映画化出来たんだろう。
490 :
G:2010/07/13(火) 13:45:53 ID:drDkVjJL
>>480さん
確かに、それは言えるな。
>>481さん
「本来の姿がゆがめられている」
その通りだと思う。
戦争協力や、国家権力との関係で宗教を論じる場合、
「国家神道」と同時に「国家仏教」、さらにキリスト教諸派、新興宗教も
同じ観点から見ないと、バランスを失するおそれがある。
仏教はもともと国家権力中枢と結びつき、「国家仏教」だった。
二次大戦時にも、占領地に寺院を建設、従軍僧侶など、神道以上に協力している。
キリスト教も反対は一部で、協力したものが多い。
「誰がいい悪い」ではなく、日本で宗教を論じるときには、党派制が出やすい。
>>483さん
文芸評論はよく知らないのですが、秋山俊というひとの評論は、良くない意味の観念論の印象がしますね。
中学で「テス」とは早熟ですね。
おれはハーディーの「はるか群衆を離れて」を読んで、イギリス小説の魅力が分かったw
ジョン・ファウルズや、ロレンス・ダレルも一見前衛的だけど、
ディケンズ以来の、悠々とした人生を描く文学の伝統の上にあると思う。
>>485さん
「宝塚的なキラキラチャラチャラ。でも所詮宝塚は宝塚」
文体や構成の表面だけを見れば、確かにそういう感じ方は理解できる。
しかし、テーマの深淵、構成の卓越、文体の精妙、何より時代を捉える精神を見れば、
三島由紀夫の業績は、世界文学の主流であり、かつトップレベルだろう。
491 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 17:51:00 ID:OLShkc5t
>>489 映画見ていないで映画のことを言うやつはいないw
本来映画と小説は別物。それが小説を原作とするものであっても。
ある映画は原作の小説より出来が悪く、ある映画は原作より出来がいいなどということはままある。
例えば「野菊の墓」を木下恵介が映画化した「野菊の如き君なりき」は原作よりずっと出来がいい。
いずれにしても映画は小説を離れて、監督の感性によって作られる。
492 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 17:53:38 ID:OLShkc5t
>>489 蛇足ながら
ロマンスキーではなくてポランスキーです。(ロマン・ポランスキー)
493 :
G:2010/07/13(火) 19:00:30 ID:drDkVjJL
>>491さん
「映画と小説は別物」
賛成だ。
「ブレードランナー」は、フィリップ・K・ディックの原作も、
もちろんリドリー・スコットの映画も、共通の根を持ちながら、
別物と言っていい(両方とも傑作なのは変わりない)。
一般的に文芸作品を映画にすると、ダメになるケースが多いが、
澤井信一郎の「Wの悲劇」が、夏樹静子の原作よりも優れているなど、例外もある。
494 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 19:14:55 ID:OLShkc5t
幸田文の「おとうと」もそれを原作とした市川崑監督の「おとうと」も感性は違うがともに傑作。
495 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 19:22:03 ID:OLShkc5t
ついでに
三島の「金閣寺」から三島独特の似非形而上学をあっさりすてて創った市川崑監督の「炎上」もすばらしい。
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 20:43:36 ID:EbwjpGDQ
ADHDの文学者といえば、ノーベル賞作家の大江健三郎がいる。
息子が知的障害だったことで有名だが、本人も相当おかしい。
山形県での講演で、電車のチケットまで送ったのに当日来ないので連絡したら、
日付を間違えたといっていた。
急遽、代わりに講演をした井上ひさしは心労で若死にしたのは有名。
497 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/13(火) 21:35:22 ID:TIAFYNaH
日頃は月間の文芸誌を読んでいる。文学界、スバル、群像、新潮。
短編物が主だが、勿論連載ものもあるが多くの作家の小説を手軽に読めて便利がいい。しかしその中で読むのは1冊当り3小説くらいかな。ちょっとでも面白くないとかつまらんと思ったらすぐとばす。ダメなら次があるという選択がある。
案外為になるのは小説でないが有名同士の対談もの、へたな小説より遥かに読みごたえがある。
498 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/14(水) 06:17:08 ID:ktHpAGkx
>案外為になるのは小説でないが有名同士の対談もの、へたな小説より遥かに読みごたえがある。
事実は小説より奇なりw
499 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/15(木) 00:18:24 ID:xUHKmCFk
白夜行
椎名誠「土星をみるひと」
ブラッドベリ「いちご色の窓」に似た郷愁を感じさせる小品集。
わずか200頁に7つの物語が無造作に納められているのに、
夜更けに何度も読みたくなる。
表題の短編を読むと、ほうじ茶を飲みたくなります。
501 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/15(木) 09:36:58 ID:rEQWfjji
幼年期の終り
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/15(木) 12:25:32 ID:BJlQ0oWl
人間の条件 五味川純平
ここに書くのはためらわれるが‥
佐伯泰英が好きだ。
伊坂幸太郎
軽くて良いよ。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/16(金) 15:16:50 ID:JedsAbue
土 長塚節
506 :
G:2010/07/16(金) 18:59:38 ID:kPvnOZiw
>>497さん
純文学雑誌というのは、ほとんど買ったことがないが、
昔出ていた「海」というのは、何度か購入したことがある。
SFがまだ一般的でなかった頃、バラードをのせたり、
南米作家の特集を組んでいて、面白かった。
>>501さん
クラークの「幼年期の終わり」は、人生で何回もない読書体験だった。
高校1年頃の夏休み、最後の頁を読み、体が宙に浮いて宇宙にいるような気がした。
気づくと、蝉の声が聞こえてきて、ああ自分は今地球にいるんだ、とおもったw
本を読んでこういう体験をしたのは、何度もない。
SFだと「ソラリス」とか、「百億の昼と千億の夜」とか。
素晴らしい傑作だと思う。
「日本語の正体」−倭の大王は百済語で話す−金容雲著
日本語の起源は百済語だったのだ。
508 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/16(金) 21:10:20 ID:ADC24X7/
おいらは好韓でも嫌韓でもないが
その手の本はトンデモ
百済語を復元できる資料がないw
斉藤さんも斎藤さんも齊藤さんも百済人の子孫。
磐井さんも岩井、石井さん、小岩さんも小岩井さんも百済(ひゃくさい)と呼ばれる無数の百済人のうちの1つ。
日本人の数%は斉人の子孫なのではないかな?
それがどうかしましたか?
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/16(金) 22:57:21 ID:6cvCsYTG
そんなことで驚く人はいません。
天皇自体韓国産ですから。
512 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/17(土) 01:31:46 ID:zbZnc4xN
くだらないねー
あっはっは
在日と渡来人との区別がつかない奴がいるなw
もっとも在日の側では「渡来人」を「優れた技術文化を遅れた日本に伝えにきた半島人」という意味で在日にまで拡大解釈してるがw
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/17(土) 15:04:04 ID:n8t9Iy+7
有田焼だいすきだから…
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/18(日) 00:27:36 ID:qF6ZmX7u
渡来人も在日もともにもともと日本人ではない。
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/18(日) 09:47:18 ID:p8+jaIlM
日本人って言えるのはアイヌだけでしょ?
アイヌも樺太から南下したんでしょ?
日本人はアジア雑種(挑戦族、漢族)ってのは常識!!!
517 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/18(日) 10:36:45 ID:vJm3Q88U
これこれスレ違いのヤカラどもいい加減にしろ!
や‐から【▽族/▽輩】
1 (族)同じ血筋の人々。一家一門。眷属。一族。うから。
2 (輩)同類の者たち。仲間。連中。ともがら。特に、よくない連中。「行儀を知らぬ―」「不逞(ふてい)の―」
[類語] 仲間
>>506 せっかくコテがいなくなり、言葉の内容だけを読めるようになったのに
この手のスレで、なぜにあえて「G」で個人を主張したいのだ?
「G」でスレ立てろや。
じ‐い〔‐ヰ〕【自慰】
1 自ら慰めて安心すること。
2 自分の性器を自分で刺激して性欲を満たすこと。手淫。自涜(じとく)。マスターベーション。オナニー。
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/18(日) 15:30:54 ID:3B3SvbXD
>>519 Gはギルーよりマシなんだけど。あんたギルーさんかな?
>>522 ちがうよ。
HNは個人の主張というたいしたものではなくて
栞くらいでしょ、本人にとっては。
高村薫「太陽を曳く馬」を読みなおした。
前回さほど気にならなかったけど、終わり方が納得いかない。
この終わり方は無いよ。
まぁ、これどう終わらせたらせるかが最大の難関だけど。
524 :
523:2010/07/19(月) 20:48:03 ID:r48el3vg
最後の一行がめちゃめちゃでした、すみません。
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/20(火) 11:44:07 ID:A49K8G25
密会 安部公房
526 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/20(火) 13:06:09 ID:knEUOxf+
関係ないけど、これからはIPADの
電子書籍の時代だな、ウン
>>525 安部公房て読んでおくべき?
たとえば欧米人がシェクスピア必須みたいなのあるでしょ
最低これだけは押えておくという基準がわからないんだ。
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/20(火) 14:28:06 ID:XHBSsXCv
篠田節子は読んでなかったけど、今更読み始めたよw
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/20(火) 15:05:21 ID:K7zd+kIp
文芸春秋社のバーンスタムとかいう人の「朝鮮戦争」の下巻のいま終わりのほう
あんがい、マッカーサーってリッジウェーより、朝鮮での戦争が下手とか!?
>>528 数年前まで、篠田さんのは全作 読んでた。あまり評価されていないようだけど、
斎藤家の核弾頭」は面白かった。真っ白な雪の平原にトキの赤い血?が・・・って
作品も印象的だった。
531 :
G:2010/07/20(火) 19:13:08 ID:l8r66rk3
>>508さん
賛成だ。
韓半島の古代、中世の文献は少なく、ご指摘のように
半島民族の古代の音韻を特定できる分権的証拠はない。
>>509さん
これも賛成。
百済人の子孫なら、むしろ、もっと多いと思う。
>>511さん
これは「騎馬民族説」風の誤解だと思う。
532 :
G:2010/07/20(火) 19:13:51 ID:l8r66rk3
>>515さん
ほぼ賛成。
おれも「親韓」でも「嫌韓」でもないが、日本人の起源を巡る論議は
事実誤認に基づく、政治的な感情論が多い。
スレタイと関係ないので、以下簡単に感想を。
まず、「日本(人)」「韓国(人)」は近代の観念で、
それ以前はそうした「国家意識」や「民族意識」はなかった。
古代の大和王朝は、日本列島西部と朝鮮半島南部を支配していた。
隋・唐大帝国との国際対立で、大和王朝は半島の領地を失った。
その後の日本を決定した重大な戦争が、白村江の戦いと壬申の乱である。
以後、大和王朝は列島の東部に支配地域を伸張し、
中国の国家システムを取り入れて、大胆な改革を行い体制を固めた。
古代に確立した律令体制は、明治維新まで原理的に続き、日本の基盤となっている。
さらにこれは、東アジアの国家関係の一部にもなっている。
533 :
G:2010/07/20(火) 19:17:14 ID:l8r66rk3
古代中世の「日本」のイメージとして、イギリスのプランタジネット朝が適当だろう。
この王朝はもともとフランスにも領地があり、
海峡を挟んだ二股王国だった(百済)。
プランタジネットは、フランスで台頭する王朝(バロア朝など)と対立し、
しばしばフランスの戦争に介入した(好太王の碑、白村江)。
結局、フランスでの戦に敗れ領地を失い、イングランド王朝として体制を固める。
プランタジネット王朝は、古フランス語を使っていて、人民は古英語。
支配者のフランス語と庶民の英語が混ざって、今につづく英語が生まれた。
(この辺は日本書紀、万葉集時代の「日本語の形成」と類似)
こういう「国家」や「民族」の形は、よくあることで、
イギリスや日本が特別ということではない。
以上はもちろん例えだが、古代中世の「国」「民族」を考える参考になると思う。
>>519さん
コテハンは、レスの前後で一貫性を持たせるため。
貴兄の意見自体もも「個人の主張」ではないだろうか?
>>522さん
おれはギルーという人ではありません。
534 :
G:2010/07/20(火) 19:18:04 ID:l8r66rk3
連投失礼。
>>523さん
「栞くらい」
感じとして非常に近い。
そもそもコテハンつけることが「個人の主張」という意味が分からない。
>>529さん
「コールデスト・ウィンター」ですね。
おれはまだ上巻ですが、読み応えがあるな。
マッカーサーは、仁川上陸作戦でも、人の手柄を横取りした風があり、
どうも、この人の虚栄心とプライドは、常人の域をはみ出している感じ。
まあ、それが面白いところだけど。
この人の「ベスト・アンド・ブライテスト」に、非常に影響を受けた。
おれたちの世代だと、ベトナム戦争をどう考えるかが、結構大きかったから。
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/21(水) 11:40:32 ID:AxbEGp33
>日本人の起源を巡る論議は
>事実誤認に基づく、政治的な感情論が多い。
>スレタイと関係ないので、以下簡単に感想を。
>まず、「日本(人)」「韓国(人)」は近代の観念で、
>それ以前はそうした「国家意識」や「民族意識」はなかった。
全く同意
日本人、韓国人も多くが、近代に形成されたに
すぎない「○○人」「民族意識」を万古不易のものと受け取っている。
『老松堂日本行録』だったと記憶するが、
15世紀に日本に来た朝鮮使節の宋希が、海路京都に向かう途中、
瀬戸内海沿岸津々浦々には我が国民が驚くほどたくさんいる
倭寇にとらえられて売られてきたものと見えて、まことに気の毒な境遇にあるものが多い
と記している。おもしろいことに、宋希はそれ以上もそれ以下の評価も記していない。
多大な同情は寄せつつもそれ以上ナショナリズムに燃え悲憤慷慨したようすでもない。
またこの記録にしたがえば、瀬戸内海沿岸地方に住む自分のルーツにも、
そうして日本列島の中で暮らし生きて死んでいった半島から来た人々がいるかも
しれないとは思うが、だからといって、「私の先祖は朝鮮人」だとは言えないだろうと思う
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/21(水) 12:53:24 ID:O/Kw6adU
↑ DNA解析でとっくに解ってることだよ。互いに嫌いあうのも近親だからさwww
537 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/21(水) 16:23:35 ID:wHQjS6TR
>>534 ですね、アーモンドがあれほどこき下ろされている文献は恥ずかしながら
初めてでした。
次は、早川のファルージャ〜、かキッシンジャーの外交でも読もうと
思っています。
>>536 DNA解析以前にとっくに解ってることだが。
>>534 個人の主張
個人を主張、と言ったのだよ。
他の名無しではない。
「自分」だと判別してほしい。
自分だけが印を付けるのは、そういう意味だろ。
Gを付ける事で、Gが発した言葉には
各々から見たGの性格が付け加えられることになる。
そして馴れ合いスレになっていく
それが邪魔だというとるんだよ。
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 10:09:05 ID:wIf1TLwL
確かに、馴れ合いスレはいやだね。
あとGが「俺はギルーではない」などと言っているが、そもそもコテをつけなければそういうなり済ましのいいわけも必要ない。
541 :
G:2010/07/22(木) 12:13:47 ID:bQPBZ9UQ
>>527さん
「安部公房て読んでおくべき? 」
おれの個人的な意見ですが、安部公房とシェイクピアは、
作家として歴史的評価や影響力がまったく違い、
ようは「比べ物にならない」。
シェイクスピアと並べられる日本の作家なら、近松門左衛門、や鶴屋南北あたりではないでしょうかね?
個人的に安部公房の初期の作品は好きだが、
日本文学史上、といった視点では、消えていく作家だと思う。
>>535さん
『老松堂日本行録』、知りませんでした。
難しい本をお読みなんですね。
当時の日韓の反応は興味深い。
確かに今日の「ナショナリズム」的世界観は、ここ150〜200年ほど。
「今」の価値観で「過去」を判断することは、
歴史理解で最も避けるべき点だと思う。
別に面白かったのだが、和冦に掠われてきた「奴隷」といった存在は、
かなり一般的だったのか。
>>537さん
キッシンジャーの回顧録は、人物評価が鋭くて面白かった。
周恩来と毛沢東を見る目は、やはり他国の指導者と違って、
「帝国支配者」という畏怖の念があるような気がした。
542 :
G:2010/07/22(木) 12:16:38 ID:bQPBZ9UQ
>>539さん
「Gを付ける事で、Gが発した言葉には各々から見たGの性格が付け加えられることになる」
「そして馴れ合いスレになっていく」
前段と後段の論理的整合性がない。
なぜコテハンで「馴れ合いスレ」になるのか、説明して欲しい。
それ以前に「個人を主張、と言ったのだよ 」と
>>539が書いても、
その指し示すレスを、どこで、誰が、いったのか分からない。
多分
>>519の発言を指していると思うが、
一体
>>519と
>>539は同一人物なのだろうか?
このように「名前」がないということは、
個々の発言の脈絡がない、ということだ。
また、全体を通しての「責任」もなくなる。
誰が言ったか分からない発言の連続で、なりすましもたやすい。
逆にそうしたことが「馴れ合い」を生むと思う。
543 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 12:50:07 ID:HOhNQ6tv
鬱陶しいな
Gが自己顕示欲が強いのはよく分かったが、コテスレを見れば分るとおり
馴れ合いスレそのものじゃん
匿名で流動的なのが2ちゃんの長所なのに
>>543 本の話題を語るのにコテつけているだけでしょ。
馴れ合いスレって「大納言」とか「まっこう」とかじゃないの?
いちゃもん付ける前に読んだ本の紹介してよ。
五木寛之「大河の一滴」妹に押し付けられて読まされたけど、くだらん。
「青春の門」以来回避してきたのに、また読んでがっかりした。
なんで売れたのかわからん。
545 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 17:13:09 ID:4wGHoi2J
おい、おまいら、おいらたちが二十歳代だよな、村上春樹が「風の歌を聴け」って、
たしか、群像だったか? 港区の高松図書館で一気に読んでしまった。
あとにも、先にも、一気に読んだ小説はこれ一本。
まあ、最近の村上春樹に関してはなんも言う気はないけど。
ピンボールも良かったと思うけど>村上春樹
547 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 17:59:21 ID:CGzcrIsc
>和冦に掠われてきた「奴隷」といった存在は、
かなり一般的だったのか。
これは、17世紀初頭まで、一般的だったと私は理解している。
倭寇も、日本でいう戦国時代〜江戸初期には、中国人を含む
多国籍海賊船で、「人さらい・人買い」によって、
東アジア・東南アジアに及ぶ人身売買の
「奴隷市場」があったと理解してさしつかえないだろう。
むろん「日本人」も売買されていたことは記録に残っている。
16世紀からポルトガルもこの奴隷市場に参入してきて、
そのことが幕府が鎖国令を布く理由の一つにもなった。
これは歴史の一断面であり、現在の価値観から照射して
これを評価するのは無意味であることも間違いない。
まさしく鬱陶しいスレになってきたなw
議論に一貫性を持たせるにはHNは有効だと思う。
ただそれだけで、別に本人自身とは別物、自己主張とは言わない。
>「今」の価値観で「過去」を判断することは、
歴史理解で最も避けるべき点だと思う。
そうかな?
歴史を学ぶことは、受験の記憶力テスト以外の意味あいでは
今の価値観で過去を分析することしか手段はないんじゃないのかな?
歴史が評価するということは時間が経過しても
揺らがない価値観に立って問題解決が行われたかどうかということ
だと思う。
その時はそれが最良の判断だったというのは言い訳に過ぎない。
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 19:51:41 ID:CGzcrIsc
最良の判断 というのがすでに価値観だと思うが
再現もできなければ、やりなおしもできない過去はファクトにあたうかぎり迫ることしかできない
ファクトに学ぶというのは現代人の課題であるが、
それは現代の価値観で、過去を裁断することとは異なる
551 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 20:21:21 ID:t0wcf6rG
墓穴掘ったな
カントの純粋理性批判。
やたらと改行が少ないので読むのに難儀するけれど、あれは、原文に忠実だからだろうか?
それとも、読者をけむに巻くための仕掛け?
少女フレンドだすがな
後藤組元組長著「憚りながら」
読んでみ、思わず「そうか〜だっか〜い♪」と唄いたくなるw
「揺らがない価値観」とかw
どんだけ独善なのギルーおばちゃんw
少しでも歴史を学問として勉強した者は
>歴史を学ぶことは、受験の記憶力テスト以外の意味あいでは
>今の価値観で過去を分析することしか手段はないんじゃないのかな?
これは絶対に言わない
単なるミーハーババアだしどうでもいいけどなw
557 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/23(金) 12:39:54 ID:q5buQCNt
NYのバーンズノーブル本屋で買ってきた、アメリカの高校生の世界史と
アメリカ史の教科書
元寇の一行が目を引きますw
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/23(金) 14:24:41 ID:GhUW8Vvz
ためいき 宇能鴻一郎
夏になると書架より引き出して家畜人ヤプーに浸る......
今年は非常に暗示的な物を感じている。
560 :
G:2010/07/23(金) 18:25:22 ID:IhDRiLV6
>>543さん
おれ自身も「鬱陶しい」からwコテの話は、本題に関係ある以外はお終いにする。
だが「自己顕示欲が強い」というのは、よくわからん。
人のことを匿名で攻撃する方が、「自己顕示欲が強い」と思うが。
>>544さん
おれは高校の頃五木寛之の海外を舞台にした作品を読んで、
「かっちょいいな、おれも外国行きたい」
とか思ったものだがw、「青春の門」以降、特に「四季**」でダメだと思った。
「風の王国」も、馬脚が出た、という感じで、時代とのずれが甚だしい。
>>545さん
似たような体験があって、昔を回想してしまいましたぞ。
おれは、渋谷区立図書館で「1973年のピンボール」だった。
村上春樹もしらず、純文雑誌もめったに手に取らなかったが、
ピンボールが好きだったので、手にとって読み始めたら、夢中になった。
司書に聞いて「風の歌を聴け」という作品があることを聞いて、
書庫から掲載誌を出してもらってよむ。
その後の「羊」も含めて、この3冊を読んでいる時期は、ちょっと特別だった。
「あの過ぎ去った夏の日」という感じ。
561 :
G:2010/07/23(金) 18:33:58 ID:IhDRiLV6
>>547さん
ご教示、ありがとうございます。
なるほど、当時の東アジアから東南アジアにかけては、
後代からは想像できないほど、交易システムがあったのかな。
鎖国の理由の一つが「奴隷」というのは初耳で、なるほどと思う。
……といった気分でネットで調べて、川勝平太という人を見つけ
今「文明の海洋史観」を読んでいる。
梅棹忠夫の「文明の生態史観」も刺激的だったが、
川勝のも、たいへんおもしろい。
「現在の価値観から照射してこれを評価するのは無意味である」
歴史的事象について、こういった態度は、基本的に賛成。
昔の唯物史観ですべてを割り切ったり、「自虐史観」「その批判」など、
いずれも党派的な観点に比重がある。
かといって統計的な事実だけを羅列する、といった手法も違うと思う。
素人的にはアナール学派的なアプローチに興味を持つが、
一番好きなのは、ツキディデスとかミシュレだったりするw
今日的な価値観を排除できないのは確かだが、自分の目の前の梁を自覚しつつ、
その時代に固有の何か、と探り出すのが歴史本来の姿だと思う。
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/24(土) 09:25:01 ID:VI3DYIiV
>>552 原文に忠実に訳そうとしてるからに一票
学生時代、ゼミで原文と対照しながら読んだことがある
原文も訳文もわかりづらすぎて死にそうだったwww
なぜか英語訳は、まとまりのある部分で、
適宜文章を切ってあるんだよね
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/27(火) 11:21:43 ID:hopQUzX9
夕暮まで 吉行淳之介
564 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/27(火) 23:59:23 ID:zooftrZL
筒見待子なつかしす
565 :
G:2010/07/29(木) 19:45:06 ID:HtSNYNhh
ハヤカワのポケミスの棚を整理して、番号順に並べた。
けっこう重複して買っているのがあって、こまったもの。
101のミッキー・スピレインとか、アイリッシュの「幻の女」
次々と出る87分署シリーズなど、思い出深いのがいっぱい。
新刊で買ったのSFシリーズの方が多くて、小遣いが少ない時期だけに、
思い入れとしては、SFの方が重いものがある。
アシモフ、クラーク、ハインラインもいいけど、
マレイ・ラインスターとか、ハミルトンは、本当に夢の世界につれてってくれた。
高校生の頃、古本屋で[EQMM」や「ミステリマガジン」のバックナンバーを探し、
そこに載っている短編なんかを読んでいると、
しみじみ大人になった気がしたw。
たまに当時は知らなかったフィッツジェラルドとか、カポーティとか載っていて、
「これはすごい」と思って調べると「文豪」だったりした。
先入観なしの読書というものは、もうないのかなあ。
566 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/30(金) 15:49:39 ID:kkiKGTaG
北回帰線 ヘンリー・ミラー
いずれ読もうと思って買っておいた新刊本、古本がたまってきた。
目が悪くなったし、理解力や集中力も落ちて、読書もおっくうになってしまいました。
568 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/31(土) 12:11:40 ID:KRQJrZaH
そうなんだよね。読みたい気持ちはある反面、
集中力が落ちておっくうになってきたのが大問題
ついDVD鑑賞やネットなんかに流れちゃう
569 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/31(土) 14:07:15 ID:JjtnnOBo
奥田英朗 「町長選挙」
伊良部一郎がワシの医師だったら鬱ももっとはよ治ってたかも orz
570 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/31(土) 21:50:04 ID:BKuGp4XF
見る前に跳べ 大江健三郎
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/31(土) 22:16:10 ID:cFb+q9DK
>>570 昔w 読んだよ。な〜んにも覚えてないw
読書ほとんどしなくなった、村上春樹くらいしか読んでない
>>571 初期作品の幾つかは青春文学の傑作だと思います。
若きウェテル・・・ は5ページも読めなかったが
>>570氏のあげた小説は臆病な俺の背中を押してくれた思い出深い作品。
574 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/01(日) 13:11:31 ID:Tl32KI3b
不思議なのは、10代から20代にかけて読んだ本のうち、
感動したことは覚えていてもどこに感動したのか、どんな話だったのか
全然覚えてない本があることw こりゃ認知症かもw
575 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/01(日) 17:09:13 ID:tnhENIiR
576 :
G:2010/08/02(月) 11:24:40 ID:Se922f6w
>>567さん
老眼については、同感。
ここ何年かは、眼鏡を外して読む方が楽になりました。
前、「生物と無生物の間」で非常におもしろいと思った福岡伸一を、
ブックオフで買ってきて、土日でまとめて読んだ。
狂牛病やブリオン説については疑問があったので、
「ブリオン説は本当か」に教えられた。
「動的平衡」は、当たり前のことだが、文章がうまいのでよませる。
「世界は分けてもわからない」も、ちょっと繰り返しっぽいな。
一番面白かったのは翻訳だが「マリス博士の奇想天外な人生」。
本当に奇想天外だし、60年代っぽい雰囲気がたまらない。
577 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/02(月) 12:55:53 ID:1gkyw5SW
>>569 奥田英朗の「町長選挙」 はオモろかっったねw 息抜きには最高!
ブリオン?プリオンだよね。
579 :
G:2010/08/03(火) 21:05:23 ID:NS8Iprrg
>>578さん
ご明察。
プリオンでした。
これも老眼のせいかw
580 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/04(水) 11:10:19 ID:AW8CDfKI
小学校六年のころなぜか林芙美子の『放浪記』を読んで感動したな。
まだ理解できない部分もたくさんあったと思うが。
もう一度読んでみようとオモ
581 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/05(木) 01:22:47 ID:WXhGIK7q
test
582 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/05(木) 02:03:37 ID:WXhGIK7q
祝・アクセス規制解除。
だからって、書くことなんか何もないや、ハハハ・・・・・。
まさに怪談話の季節だけど。 なんか、ネタ、ないかね。
お薦めのネタ本でもいいんだけど。 創作、実話、なんでも OK。
例えば、盆休みに独りで墓掃除に行ったら・・・・・。
俺が四つの歳に死んだという親父が、墓石にボンヤリ腰掛けていて、
掃除するからどいてヨ、というと案外素直によけて俺の墓掃除を見物してる。
普通に世間話をしながら、アッチの生活のあれこれを聞いたり、コッチの生活の
あれこれを嘆いたり・・・・・、そのうち親子喧嘩が始まったり・・・・・、
そんな噺はないかね。
五十の坂も超えりゃあ、なんか有りそうなモンだが、ま、これは性向だからね。
俺は、霊感というものが全く無い男で、だから損だなア〜と思わんでもない。
↑上田秋成の「雨月物語」は?
原文で読めば難しくて冷や汗ものだし、
円地文子訳はぞくぞくしたような、、、昔の記憶だけど。
円地文子訳といえば源氏物語
全巻あるのにまだ手つかずだ
そろそろ読んでおかないとな〜♪
田辺聖子訳「新源氏物語」も面白いよ。
>>582 クラッシックだけど「ローズマリーの赤ちゃん」と「夜は千の眼を持つ」
日本の幽霊より戦闘的なのが読んだ当時は印象的でした。
589 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/10(火) 11:07:43 ID:SsDppl8R
目も頭も悪くなってきて本を読むのはもう無理かも
もう駄目かな 50代半ば 後期更年期で60代になれば、これはこれで持ち直す
のだそう。他人の話によると…
なんか頭に文字が入っていかなくて、すぐいやになる
よくもまあ、あきれて昔は結構何でもわからないながら頑張っていたのに
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/10(火) 22:11:28 ID:VHP1EYa6
いや、「窯変」 してるんだよ。
でも、長ェ〜〜。 全14巻(中公文庫)
「供養」 も上下2冊あるでよ。
591 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/10(火) 23:38:52 ID:VHP1EYa6
「双調」 が先月やっと完結(中公文庫 全16巻)。
途中で飽きちゃってほったらかしにしてあったけど、
「祝・完結」 ってことで第10巻から再開。
こっちを片付けるのが先決だな。 テキトーだな俺ってホント。
592 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/11(水) 01:08:19 ID:+MzWOoZo
『窯変 源氏物語』(橋本治 中公文庫 全14巻)
『源氏供養』(橋本治 中公文庫 上下2巻)
『双調 平家物語』(橋本治 中公文庫 全16巻)
593 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/11(水) 01:15:46 ID:+MzWOoZo
「桃尻語訳」 は読んでいて疲れる。
『枕草子』(桃尻語訳 中公文庫)は
上巻だけでもう腹一杯。
594 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/11(水) 01:37:51 ID:+MzWOoZo
もう一息で「盆休み!」
なんか古典の大作読みたいなあ〜。
無理に読み終わらなくても、
大作の時間のリズムに乗るだけでもいいじゃないか。
『失われた時を求めて』(M.プルースト)なんかどう?
ありゃ長いし、それにナントナク浮世離れしてないか?
595 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/11(水) 02:04:11 ID:+MzWOoZo
あれってさぁ、
有名な「紅茶に浸したマドレーヌ」の場面があるだろう?
膨大な記憶の端緒が呼び覚まされるところなんだけど・・・。
そこまで読んで放り出すのが伝統的な正しい読み方なんだが、
「正月休み!」までに最後の「見出された時」に到達するという、
そのくらいの読書スパンがあってもいいんじゃないかね。
完訳 千一夜物語
597 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/11(水) 14:18:29 ID:MLACdnAP
クリシュナムルティ
「子供達との対話」
「シュメル -人類最古の文明−」小林登志子著(中央公論新書)
著者は、天皇の祖先は、シュメルの王だと言うことは表向きには否定しているけれど、
日本の古代文明や出雲の多神教と共通点があまりにも多い。
はしがきは三笠宮祟仁殿下が書いていることでもわかるように、
天皇家とオリエントの繋がりを否定することはできない。
599 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/18(水) 20:30:00 ID:e8y6W/Sp
>>598 実際大陸から伝わった製鉄技術のルーツはメソポタミアだそうだな。
そして弥生後期の日本で製鉄技術を独占していたのが天皇家の祖先だったらしい。
600 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/19(木) 12:59:04 ID:YSRLkPiZ
まんま日ユ同祖論でしょ。
三笠宮といえば特に。
601 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/19(木) 13:11:16 ID:YSRLkPiZ
今読んでるのは同時並行で
「流水の海」相良俊輔 (ハルピン特務機関長・樋口季一郎将軍の物語)
「帝国陸軍の栄光と転落」別宮暖朗
軍部トップへ行くほど視野狭くしょーもない人が多くなるもんだね。
樋口中将のような中間部の方が視野広く先見の明もある。
トップがだめってのは昔からの日本の習い性かあ。
602 :
G:2010/08/19(木) 18:05:15 ID:7Qe4EN2z
お盆休み中、自然科学系と小説の読みたかったのをかため読み。
「未知なる地底高熱生物圏」トマス・ゴールド
青木書店、ということで左翼的な感じかと思ったがまったく違う。
とにかく驚きの内容で、昔ジャック・モノーの「偶然と必然」以来の科学系の本だ。
余談的だが、石油の「無機起源説」は、世界情勢を変えるインパクトがある。
「培養できない微生物たち」リタ・コートウェル
カガクといっても、いかに先入観にとらわれているか分かる本。
汚染の指標として大腸菌が出てくるが、これなど例外的な存在で、
世界には、無数の「培養できない」細菌がうじゃうじゃいて、むしろそっちが多数派。
人は、世界のことを本当に欲は分かっていないことが分かる。
「バイオフィルム入門」日本微生物生態学会バイオフィルム研究部会
福岡伸一の影響で、関心が小さい方に向かっている(^_^)
種の多様性、とかエコ系のコメンテーターが気楽に言うが、
「すべての表面に多様な種の営む世界がある」ということを、
エコロジーの基本に置かなくてはいけない。
「梨の花」中野重治
、都会と地方、家庭と個人といった、
原型的な問題が、瑞々しい感性で、生き生きと描かれている。
何度か身につまされて、目頭を押さえた(^_^)
「死の影の下に」「空中庭園」「女たち」中村真一郎
何で今さら中村真一郎だ? という感じもあるが、ブックオフで105円だから。
昔のイメージと違って、この人は意外と小説がうまい。
浮気、エロ、捜し物と、案外ストーリーテラーではないか。
「魯迅全集」(竹内好編のやつ)
数冊、古本屋で見つけ、1,2冊新刊で購入し、折に触れて読み直す。
この人の文章は、読む度に「魂の勇気」が蘇る感じ。
泣かせる短文も多く、故郷についての幾つかは、何度読んでも素晴らしい。
おれ、魯迅を読むと、こういう人がいたんだ、と必ず感激する。
603 :
G:2010/08/19(木) 18:41:56 ID:7Qe4EN2z
>>597さん
おれは、ルドルフ・シュタイナーに凝ったことがあるけど、
クリシュナムルティは、神智学協会系では、ちょっと異端かな。
>>596さん
千夜一夜は、完読はしていないけれど、拾い読みしている。
大宅壮一訳ですかね?
>>601さん
別宮暖朗、おれも好き。
この本は知らなかったので、読んでみます。
604 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/19(木) 23:02:26 ID:YSRLkPiZ
>>601だけど
最近ここへ来るようになったけどなかなか為になるね。
うちでは読んで済んだ本は旦那が無理やりダンボールに詰めて
トランクルームの奥の方に押し込んでしまう。
たまに思い出して再読したいのに出せない、悔しい。
今どうしてもロブサン・ランパ「第三の眼」読みたくて堪らない!
堂々たる詐欺師ぶりにこっちも堂々と騙されたろうじゃないのって感じをも一回味わいたい。
Gさんはトンデモ本も読むんですか?
605 :
G:2010/08/20(金) 16:38:38 ID:Y3SUSQoC
>604さん
ランバという人は知らなかった。
すごい経歴詐称があるんですね。
それにしても、欧米人の「チベット」というイメージは、一種格別。
ブラバツキーやグルジエフも、なんだかんだ言って、チベットで箔を付ける感じだな。
もともとSFファンだったので、と学会とか、けっこう好きです。
特に自然科学系?のとんでも話とその反駁本とかおもしろい。
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/21(土) 09:42:04 ID:GQIke2iI
最近、目が悪くなってきて、読書が億劫になってきた。
障害読める本の数はもうそれほど多くないし、本当に読みたい本だけを厳選して読もうと思う。
607 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/23(月) 22:51:52 ID:69K9pGEU
サンデル博士のハーバード白熱教室をテレビで見て、
原著の『ジャスティス』と翻訳をアマゾンで購入した
そしたら、原著だと思って購入したほうはCDだった。
げんなりw 最初から翻訳だけ買えばよかったw
608 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/27(金) 03:18:51 ID:J0wWCRch
test
609 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/27(金) 03:29:16 ID:J0wWCRch
あはは、酔っ払って眠れなくって、夜中にパソコン立ちあげて、
アクセスしてみたら、規制の筈が繋がってやんの・・・・・あはは。
あした・・・・・ッてか、もう今日だけど、仕事だよ仕事!
酔っ払って本読んでるバヤイじゃね〜よ。 寝ろコノヤロ!
610 :
G:2010/08/31(火) 10:46:52 ID:kLVKhhhI
「リーマンショックコンフィデンシャル」は、人物描写が濃密で小説のよう。
まだ、「上」の半分のいっていないが、アメリカのパワーエリートは、
恐ろしく個性的な連中。
ハルバースタムと比べる書評をみるが、確かに迫力は近いものがある。
「二酸化炭素温暖化説の崩壊」広瀬隆
この人の本は、時々「もしかしてサヨク崩れか」みたいな所があるが、
きちんと調べて実証的に追求した良書も多い。
「二酸化炭素」もその一つだと思う。
おれは知ろうと考えだが、前から「地球温暖化産業原因説」は、
おかしなところがいっぱいあると思っていた。
広瀬のこの本は、やや「反原発」に傾いているが、
その前提となる「温暖化説のあやしさ」については、マトモだと思う。
天涯の船 玉岡かおる
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/31(火) 15:15:52 ID:1eRqfFnH
二酸化炭素じたいに温暖化効果があるのは
常識かと思ってたが。
大気の96%を二酸化炭素が占める金星の
地表温度は400度を下ることがない。
問題は地球の二酸化炭素濃度が上がっているのか
どうかということのような気もするが、そのへんはどうなんだ。
おいらの広瀬の本、読んでみるか
たとえば、人類が死滅して、酸素を生産する植物ばかり増えると
地球上の大気の酸素濃度が上がって、山火事が起きやすくなる。
すると、二酸化炭素が増えて・・・
ま、そういうこっちゃ。
「地球温暖化説は原子力発電を正当化するための電力業界の陰謀。京都会議は彼らの裏金でお膳立てされた」と落合信彦あたりが言い出さないかとずっと待ってたんだがw
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/01(水) 00:55:41 ID:j9pZAjb+
最近はナンプレ
けいおん!
618 :
G:2010/09/03(金) 10:55:01 ID:lq1MMVK3
>>612さん
温暖化問題はここの趣旨と違うので、本に関してだけ触れますが……
最大の温暖化物質は水蒸気。
二酸化炭素はそれに比べれば数パーセントの効果しかない。
いろいろある温暖化物質のうち、二酸化炭素だけが注目されるのは、
産業化と関係があるからで、炭素排出権取引とつながっている。
CO2なら企業や国から金を取って商売になるが、
水蒸気では、海や川からは金が取れず、商売にならない。
そもそも温暖化の原因はたくさんあり、最大は太陽活動。
自然現象を人為的原因と強弁して、マーケットにするのが、
今の「地球温暖化問題」の主題だと広瀬は主張し、おれも80%は同意。
>>613さん
「酸素を生産する植物ばかり増える」
スレタイとずれるので恐縮ですが……
植物は酸素を輩出すると同時に、酸素の消費者でもあり、
基本的に出すのと取るのを比較すれば、ゼロにちかい。
植物が固定した二酸化炭素は、腐敗などでまた循環するのが多い。
619 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/03(金) 23:49:04 ID:2jW2Wr58
年金受給者は選挙権を辞退するべき
まったく年寄りの政治家は私腹を肥やし過ぎ。
毎日TVを見ていて民主党の年寄り上層部は情け無い。
自民党も大したことなかっが今よりまだマシだった。
私が思うのはこれからの日本を支えていく年代つまり稼いでたらふく税金を払う年代の人に選挙は任せば良いと思います。
国からの援助を貰わなければ生きていけない年よりは黙って付いてくれば良いと思う。
早く手を打たないといつか年寄りに食いつぶされる。
そう思いませんか?
高額所得や資産のある人は年金を辞退すべきだよ。
それと支払期間の短縮も検討したほうがいいね。
621 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/04(土) 22:17:04 ID:vEnwnuzw
免疫学個人授業 多田 富雄
>>619-620 主義主張は大いに結構、だが該当スレにてお願いするがな
>>617 コミックスを三巻まで買ったけど、けっこう面白いな
漫画なら吉田秋生の 海街diary 読んでる。
まだ三巻しか出ていないけど、何度も繰り返し読める。
吉田秋生は昔から好きだった。
624 :
G:2010/09/08(水) 09:44:36 ID:t9nlgn2r
>>623さん
吉田秋生の「カルフォルニア」は衝撃的だったな。
「吉祥天女」あたりは、山岸涼子っぽくて、好きな世界。
あまり読んでないけど、その中で一番好きなのは「櫻の園」。
映画版も、別の意味で最高だった。
余談。
NHKの朝の連ドラが水木しげるだと気づいて途中から見ている。
つげ義春がいつ出てくるかと楽しみにしているが、
もうその時代は終わっちゃったのかな。
>>624 やはり「バナナフィッシュ」が最高かな?
「カリフォルニア物語」に出てた刑事も登場するし。
この人の作品はたぶん殆ど読んでいると思う。
「櫻の園」の映画は最初のヤツなら見たけど、リメイク版はまだ。
原作とは切り離して観た方が楽しめるかも。
短編もいい味出してるよ。
「ゲゲゲの女房」はたまにしか見ないけど、
温泉板でつげさんが登場したらしい書き込みは目にしたな。
>>625 「とおこのおパンツ」は河よりも永くゆるやかに、だっけ?
あれは思春期描写がいいよね
627 :
G:2010/09/15(水) 14:25:49 ID:AOgghOkq
>>625さん
「バナナフィッシュ」は、おれもすきだなな。
学生の頃、吉田秋生と村上龍の影響で、
福生あたりのハウスをのぞきに行ったことがあったw
「櫻の園」は中原俊の最初のヤツが断然いいと思う。
とにかくこの作品は、原作を超えた傑作。
「ゲゲゲ」でつげさんはもう出ちゃったのか。
50代になってみると、彼の「温泉旅行」とか「貧乏暮らし」に、
すごく親近感が湧いてきいる。
サリンジャーは大好きですが
そうではなさそうですね
この偽50やろう
シーモアが自殺した理由がバナナフイッシュだから
吉田秋生はサリンジャー好きだったのかも知れない
笑い男 エズミに捧ぐ ナインストーリー 倒錯の森 が好き。
シーモア兄妹のブーブー?が子供を宥めるヤツ、池の畔のが優しくて好き。
630 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/17(金) 22:13:31 ID:n4t+ZBKJ
親鸞について書かれたもの等を拾い読みしてるが、応仁の乱以降のどさくさ、
農民が食えず、往来に死人がぞろぞろ、昨日声を交わした人が今日は死人。
その時代に念仏を唱えることが、往生に近づく道だとは、字面だけでは
ピンとこない。むしろ、聖書の抽象的な比喩、大地に下りた種の譬えなどの
ほうが説教を聞きたいものという気にさせる。小理屈に満ちている。
631 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/17(金) 23:03:34 ID:T6p4D2d3
転勤命令が突然北
内々の打診無しだ
それよりペット周りの文庫本、床まで一メートル
ホジクリしたらアパート傾くかも
>>630 ごめん、
何を言いたいのかわからんわ。
>>631 いらない物を処分できていいね、
電子書籍に切り替えるチャンスだよ
>>630 親鸞の日記だかに「弥陀も便なり」とかいう言葉があったそうだよ。
つまり「阿弥陀仏の存在も単なる方便なり」と喝破しているのだと。
俺流の解釈だけど、
貧しい人々が過酷な状況の中、
苦しみながら死んでいく姿を数々見てきたんだと思う。
そんな人たちに対して
「『南無阿弥陀仏』と唱えさえすれば、死んだあと仏の慈悲で極楽に行けるんだよ」と言うことで、
死ぬ寸前の人にせめてもの慰みを与えたのだと思う。
東北地方では後年の江戸期でさえ、飢饉になると死人の肉を食らうほどの惨状が記録されているし。
戦前に於いてさえ、身売り人買いもあった。
「嘘も方便」と知りつつ「弥陀の御利益」を唱える事しか、その当時はできなかったのだと考えると本当に哀れに思う。
634 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/18(土) 00:24:24 ID:PPwgEZx9
「『南無阿弥陀仏』 とは如何なる意味なりや」 の問いに
「それは 『助けて下さい』 と言っているのです」 と答えた人は沢山いる。
赤ん坊が泣くのは 『南無阿弥陀仏』 と言っているのだそうだ。
放置されて餓死する子も、全身痣だらけで逝く子も、
誰恨むでもなく、無心に 『南無阿弥陀仏』 と心に呟いて独り逝くのだ。
635 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/18(土) 10:20:05 ID:c2KlfPvo
弥陀のはからいにすべて任せて今日を生きていくんだという
親鸞の考え方は、神にみずからを委ねようという
キリスト教に似たものがあると思うよ
636 :
木蛇老人:2010/09/18(土) 16:32:32 ID:sVLxRztH
南無はナームというかけ声なので阿弥陀と仏に意味を持たせる。仏と一言で終わっちゃ、余りにも
単調なので色を付けた訳だ。人生は現実に偶然の要素が強い。あんたたち、人生は偶然なんだから。
と言っちゃ、身も蓋もない。それでと問い返されたら、答えようがない。実際は孤にこもって夫々
生きているんだが、それで終わっちゃあわれがなさすぎるので、坊主も生きながらに死ぬとかあの世
からもどってきたとか色々飯の種になりそうな理屈をつけたわけだ。知を極めて無知を知るとしか
言いようがない。坊主は一面教養人だし、その頃百姓、武士、商人以外のはぶれものだから。
637 :
木蛇:2010/09/18(土) 16:46:54 ID:sVLxRztH
今の坊さんが生き残ってられる意味が今一つピンと来ない。せめて願をかけるのは神社。
宇佐神宮には毎年正月に行く。家の近くに元宮がある。そこには朝鮮から持ち帰ったとされる
楠がまだ枯れず残っている。神社は何処にでもあり、生活の一部に未だなってると思う。
寺は死人がでたときにしか用がない。偉大な思想は既に過去の物に成り果てたのだろうか?
638 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/18(土) 18:22:15 ID:c2KlfPvo
生きる指針みたいなものを考えてみよう、みたいな坊さんは
小生の知る範囲では、見たことはありませんな。
ただただ家業を継いで坊主になったという自営業主
寺は墓をもつことによって経営が維持できるのです。
墓があれば定期的に法事があるので、安定した収入がみこめる。
つまり墓はアパート経営と同様、収益不動産の一種とみなせるわけだ。
だから寺は機会があれば土地を造成し墓をふやそうとするのです。
お墓ファンドが出現したらおれ一口買おうかな。
640 :
木蛇:2010/09/18(土) 20:29:20 ID:sVLxRztH
つまり俺たちは科学的?な見方に慣れているので、ただ信じよと言われてもついて行かないすれっからし
になっているわけです。そして今は中身は隠して善を装う鬼か悪魔の類が表を闊歩している。従い
損ずるにたる大きな物どもがない。常に横に冷ややかなもう一人がいる。従い、今このような状況
の中で文学の作品群から、明日どれを読むのか、実に難しい命題になってる。エンタに逃げても
祭りが終わった後は空漠。己に適したのをどう選ぶのか、人生は短い。難波のことは夢のまた夢と
成りたくないと考えてしまう自分がいます。
641 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/18(土) 21:39:12 ID:nxr/wE3e
「南方熊楠全集」
642 :
木蛇:2010/09/18(土) 21:40:48 ID:sVLxRztH
一口に批判的精神と言っても、凡人は下手するとああ言えば上祐もどきに
陥ってしまって、ひねてると見られるのがおちです。もとより研究者でも
ないので、自説を的確な観察結果から導いたりもできず、自分の堅固な
拠り所を見つけるのができない。なので、自然科学系のも素直に熱中
したくてもできないのです。[利己的な遺伝子]も読みかけたまま。
643 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/18(土) 21:51:19 ID:nxr/wE3e
「丘 浅次郎全集」
>>640&642
無条件に何かを信じられないすれっからしが
標準レベルだからこそ文学で楽しむしかないとも考えられますが?
645 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/19(日) 12:01:33 ID:Gbq4EinX
「和漢三才図会」
646 :
木蛇:2010/09/19(日) 12:09:11 ID:Dct1cVX8
やはり、[人生は飽きずに]ですか?
「桓武天皇の謎」小林恵子著。
このおばばもトンデモ説を書きまくる歴史作家だけれど、
桓武天皇が高句麗・天武系の王で、高句麗で育ったという説は魅力的です。
桓武平氏も高句麗からの渡来民。
唐を建国した7世紀初頭は、沿海州地方にチベット系の騎馬民族吐蕃が大きな勢力を持っており、
海を渡って日本の東北地方にまで勢力を広げていた。
桓武天皇は、高句麗と結託してた朝鮮半島に侵入しようとする吐蕃を討ち、
その一方で東北地方に侵入した吐蕃を坂上田村麻呂に討たせるといった両面作戦で勝利を収めたのです。
最近は古典ばかり読んでる。
いわゆる文豪のもの。
649 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/19(日) 17:03:49 ID:i8/pK1B8
さっき図書館から本借りてきた。既読の人コメくれ。
日本人へ 国家と歴史偏 塩野七生
黒船前夜 渡辺京二
経済危機は世界に何をもたらしたか 伊藤元重
日本の食と農 神門喜久
パスタの辞典 成美堂出版
自分は万葉集、古今集とかの和歌。
もちろん注釈付きで。
一首づつでも鑑賞出来るから
眠る前気分を和らげるのに最高。
651 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/19(日) 22:07:05 ID:Gbq4EinX
西行行脚集
「白洲正子の宿題」 白洲信哉
日本の神社仏閣にもうすうす興味を持てるようになって来た今日この頃、
図書館で見かけたので。
国枝史郎 「神州纐纈城」
久しぶりの再読。
この人の講談調のトントントンとリズミカルな文体は堪らん。
いろいろとリストアップされているものを見ると
興味をそそられるものが多いです。
最近見かけたのでは
「南方熊楠全集」が読みたい。
でも、あれもこれも読みたくて
さて、次は何が読めるやら。
655 :
木蛇:2010/09/20(月) 11:44:41 ID:mJ4tV+TR
三韓征伐の帰り壱岐で神功皇后が、今は湯ノ本温泉と呼ぶ地で応神天皇を産み
産湯を使ったという伝説が残っており、その後皇后と兵士は唐津あたりに上がり、須恵神社に
参拝し、穂波を目指し、険しい峠を子をしょうけに乗せて越えた。この峠を
しょうけ峠と言います。今は大分と呼ばれる地で休息し、楠木を植え、近畿を
目指す旅の初めに兵隊を解散した。大分は解散を意味する。その地が豊前
宇佐神宮の元宮にあたり、その縁がその後奈良東大寺建造を助ける由になる。
参考 神々が語る日本史 梅原猛
656 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/20(月) 13:16:29 ID:S2tqnO95
かもめ 三人姉妹 ワーニャ叔父 桜の園
チェーホフです。久しぶりに読み返したが、すごいねえ。
敬老の日だからというわけでもないのだが
図書館で『わたしのグランパ』を読んだ。
時間の関係で半分ぐらいまでしか読めなかったけど
筒井康隆にしては気持ち悪いぐらい健康的な内容だった。
この調子で最後までいくのかなぁ。
658 :
木蛇:2010/09/20(月) 21:46:58 ID:mJ4tV+TR
老人になった今、過去の記憶を頼りにして自分の存在、をいくらかでも確かな
ものにしたいと企て。先ず大学受験の時に難解やなーと感じた小林秀雄を。
彼は故池田晶子が本のなかで絶賛していたので、何時かは読まないといけない
と思っていたのです。本居宣長 読み始めると意外や理解できるので、脳は
字面に集中しないといけないのですが、紫式部が書いたものの読み方など
刺激的です。源氏は谷崎が現代訳にしたものもあるんだ。やまとことばに
源日本人の考え方が現れてる。書き言葉としての漢字に惑わされては駄目なの
ですね。
>>657 筒井さんて差別用語禁止に抗議して絶筆宣言したよね。
骨のある大好きな人だわ
ーー課長のーー放送???代役でやる話が抱腹絶倒で面白かったよ。
660 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/20(月) 22:19:36 ID:wHWmoRil
難し過ぎてわからんぞなもし。坊ちゃん、もう一回読もうかいの。
661 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/21(火) 12:28:05 ID:0LWegl+a
本を読んで 偉くなったつもりでいるうちゎ まだまだだよ。
一日中 空の雲を眺めるとか 一日中 渓谷の流れを見続けるとか それくらいの心境にならにゃぁー!
662 :
G:2010/09/21(火) 14:37:36 ID:4Ytq8284
>>639さん
「寺は墓をもつことによって経営が維持できる」
これで思い出したけど、京都旅行をしたとき、
ほぼすべての寺が「入場料金」を取るのに対し、ほとんどの神社は無料だった。
「墓地産業」的な寺は、宗法法人ではなく、普通の法人にして税金を取った方が良いと思う。
>>649さん
渡辺京二の「黒船」は読んでないけど、北一輝のには、随分感銘を受けた。
663 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/21(火) 20:09:14 ID:0LWegl+a
↑おいおい 北一輝って 大丈夫なのかい?
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/22(水) 11:58:30 ID:gQWAkCVD
一君万民、見果てぬ夢をみた人として見たら
悪くはないんじゃないか、北一輝
>>656 ワシもチェーホフはたまに読み返しとるがな
読む度に味わい深いがな
667 :
G:2010/09/22(水) 19:24:54 ID:yS5cLMRz
>>663さん
だいじょうぶw
>>665さん
日本改造法案大綱なんか、今読むと若書きの青臭さが目立つが、
非常におもしろいのは確かだと思う。
この人は、「右翼」というよりも、「左翼」にちかい。
彼の構想した国家像は、ほとんど社会主義で、
ソ連風の全体主義体制が一番近いイメージだ。
思想家としては二流だが、評論家としては一流だと思う。
>>666さん
松田道雄がチェーホフについて書いたエッセイが、
高校の教科書に載っていて、非常に印象的だった。
大言壮語せず、市井に生きながら、チェーホフの短編を味わうような
人生を送りたい、といった感じのもの。
おれはそれに憧れて岩波ので読んだが、ぴんと来なかった。
40代になって、ちょっと落ち込んだときに、小笠原豊樹ので読んだら、
実に胸に染みた。
小笠原さんのは、ブラッドベリでもお世話になっている。
668 :
656:2010/09/22(水) 21:03:56 ID:JenRxlOs
>>666 チェーホフ、いいですよね。今回読み返して、かもめと三人姉妹が特によかった。若いころはワーニャ叔父がよかった。
桜の園はもう完成で別格だなぁ。
面白いことに、映画の世界だと小津安二郎が同じような方法で映画を作ってると思う。つまり大きな事件は舞台の外で起こる。事件の起きる前と後の日常が描かれる。
世界のトップテンに必ず入る小津の「東京物語」は桜の園と同じく完成度が高い。
669 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/22(水) 21:42:51 ID:coEcCdzY
↑
ほぅ ほぅ ほぅ
そういえばチェーホフ、桜の園を何年か前に読んだ。
なぜだったのだろう。
671 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/22(水) 23:37:11 ID:0HkLHAqX
「村の名前」辻原 登
桃源郷をモチーフにした奇想天外な小説。
日経新聞に連載している「韃靼の馬」も、だんだん常道を逸し、この手の話になってきました。
けいおん!
673 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 00:03:35 ID:L0NwMnyN
いきなり転勤命令が来た
指定単身寮はワンルーム35m^2
冗談じゃねぇぞ
どーでもよさそーな、自分でもコッソリそー思っているが
本の山。
片づけられない。
あ、これ、いらね。
と、仕分しようとすると、泣くんだ。本が、
トランクルーム借りたらえかっぺ?
675 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/23(木) 12:11:18 ID:e2zpCGZm
↑ 貸し金庫でどや??
全部売れ。
>>673 それはですね。本はすべて処分しなさいという神のお告げだろう。
このまま本に埋もれた生活をしていると、いずれ、地震で倒壊した本に押し潰されて死ぬか、
本のほこりに混じったカビで肺炎になって死ぬかのどちらかだ。
678 :
G:2010/09/24(金) 10:53:38 ID:cB63nRFV
>>677さん
「地震で倒壊した本に押し潰され」
実際、潰されそうになった経験がある。
学生時代、バックパッキングに凝っていた(「遊歩大全」の影響)。
当時の住まいは木造アパートの6畳間。
大学をさぼってシュラフで昼寝していると、地震があった。
築30年?くらいでひどく揺れ、壁に4つ並べた6段の本棚の本の
半分以上が畳にこぼれ落ち、修羅の上にも数十冊落ちてきた。
とっさのことで、シュラフで寝ていることを忘れ、
じたばたするが、身動きが取れなく、てっきり建物が倒壊したと思った。
冷静になってシュラフから抜け出してみると、畳全面が本の山。
幸い、本棚は倒れなかったが、仮に下敷きになって、
火事にでもなったら、やばかった。
以後、大家に内緒で壁にフックを打ち込み、本棚を紐で縛り付けた。
今はリフォームで作り付けの本棚にしたので、まあ安心。
679 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/24(金) 11:04:02 ID:J6Tzhc8q
>「地震で倒壊した本に押し潰され」
静岡地震で女性が本の下敷きになって亡くなったね。お気の毒。
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/24(金) 11:22:10 ID:TzJwrUxv
読んだら捨てる 再度よみゃぁーせんがね
681 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/24(金) 12:58:15 ID:RBT6/RC6
んだ んだ
682 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/24(金) 18:36:21 ID:IhGYEnmn
それがね読むと愛着が出て捨てられんのよ。自分が読んだ本だーという証拠でもあるしね〜
しかしだ。物理的な限度があるからいつまでもそんなこと言っとられんのは事実。
いつかは決断しなければならない。ウーー
>>682 どうせあの世に行く時にはすべて捨てて行かなければならないのだから
予行演習と思って捨てちゃえ〜w
神戸の震災の時、大阪に住んでたけど、
あの朝いきなり本棚のすべての本が寝ている布団の上に落ちてきた。
自分は大丈夫だったけど、テレビでの神戸の惨状にびっくりした。
何度か引越しの経験あるけど、そのとき処分した本に限ってあとで再読したくなるんだよな。
同じ本を何度も買い換えたりして。
絶版になったものなんかは本当に後悔するな。
685 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/25(土) 01:28:42 ID:gpFkEzH3
捨てればいいさ。
また読みたくなれば、買うなり借りるなりすればすむこと。
捨てちゃえ
捨てちゃえ
どうせ 拾った
恋だぁもぉのぉ ♪
(古っ)
本好きの人は、むしろ、本優先。
転勤のない仕事を選ぶべきなんだよ。
それはそれほど難しい選択ではありません。
自炊したら?
自炊って自分が持っている本を裁断して電子書籍化することなんだそうな。
688 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/25(土) 13:37:16 ID:di9K1Hfs
みなさぁーん 本の知識がそんなに大事なの。
どぉーせ 大した話なんか ないずらに。 くだらん知識を後生大事にして どぉーすんのよ。
本で得ているのは知識じゃないんだな、これが。
690 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/25(土) 14:44:45 ID:k3RZAVet
だよなあ
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/26(日) 11:40:37 ID:Xj8FqRbo
↑ じゃぁー なんなのよ?
お前はなぜ本を読むのか?
そこに本があるからさ。
本を読む行為それ自体が目的であり、つまり自目的的行為なのです。
それ以外に何の説明もできない。本能に近いかな。
693 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/26(日) 12:26:56 ID:KQ24cPU/
「読みなさい」と訴えてくる本があるから読んでるだけさ
映画と同じ 娯楽みたいな部分もあるね
全て娯楽だけど
696 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/27(月) 07:26:14 ID:1a7Vy9MM
活字中毒は、味噌蔵に閉じ込められないと治らない
697 :
木蛇:2010/09/27(月) 18:41:04 ID:JpSYbJJv
活字を読まないと、頭の中にぼんやり浮かんでは消えしている意識に自信を持て
ないので、不安な気持ちになる。世には活字が不得意な人もいるので、彼らに
優越感をもてない。まして、小説に書かれていることがらは不道徳的なことも
多く居心地がよい。などの理由で映画、音楽、本から離れられない己を認識
する。
698 :
木蛇:2010/09/27(月) 18:54:12 ID:JpSYbJJv
表現にも様々な方法があるが、一番好きなのは自分の過去を辿る旅。
幼い頃の記憶、自分の生まれた地方、国そこでの人々の暮らし等等。
やまとのくにに暮らし、歌を詠む心の動かし方、折に触れ変化する
木々花々の観察。おかみにより伝承された物語、この分野はたくさん
作品がある。
699 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/27(月) 18:55:04 ID:1a7Vy9MM
>活字が不得意な人もいるので、彼らに優越感をもてない
そんな優越感持つほうが可笑しい。馬鹿????
「本が友だち」っていうじゃなーい?
持つべきものは友とも言うし。
実際、一緒に居ると楽しいもの。
せっせと友だち作りしているところ。
近年、ちょっと忘れかけていたからさ。
701 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/27(月) 20:27:47 ID:Su08A1jy
↑ まっ 御本読みたい御仁ゎゴホン! ヘルスで摩擦運動これまた好。
川で水流を日がな眺めるも好。 ようは一日 無事に終わればいいんじゃよ。
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/27(月) 21:16:15 ID:c6/OUqUq
>>701 ここは読書スレと言うことを忘れちゃいかんよw
なんか変な風に読まれたようだ
704 :
木蛇:2010/09/28(火) 06:37:30 ID:V0czuzpL
ピカレスク 太宰治伝 猪瀬直樹著
これを読むと。太宰は心中を何回もやったが、あくまで冗談のつもりだったのじゃないかということが
分かる。玉川上水でやったのもそのつもりだったが、相手がまじすぎて川に入る前に酒といっしょに
毒を飲まされ成仏。こんな男なのだが、苦労して書いたものは評価が高い。井伏は盗作作家。
705 :
木蛇:2010/09/28(火) 06:44:26 ID:V0czuzpL
戦争と平和 トルストイ ソ連邦政策DVD
堂々8時間に及ぶ大作。ソ連の威信をかけて制作された。主人公の悩みが巧く描写されている。
ナポレオンはモスクワを焼いたが、その後相手に相手にされず、逃げ帰った。モスクワ炎上の
シーンが好きでよく見る、なんせ4枚もあるので、フルに見るのは大変。
706 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 07:58:42 ID:rkGO+P0j
>>704 井伏鱒二の「黒い雨」に盗作騒動があったのは事実だし、それは否定しない
ただ彼の作品全部盗作であるかのような物言いはいかがなものか?
少なくとも「山椒魚」は様々な示唆のある良い作品だ。
彼の作品中では、黒い雨はさほど優れたものではない。
有吉佐和子の「紀ノ川」に盗作部分があっても彼女の作品群は
それを補って余りある素晴らしいものだ。
君は有吉も盗作作家と呼ぶのか?
太宰を猪瀬直樹がどう評価しているのか知らんが
704が「盗作作家」とまで罵るのは不快に思う。
盗作と言われる日記の主は訴えたりしていないのだよ。(有吉は訴えられた)
707 :
木蛇:2010/09/28(火) 10:05:27 ID:V0czuzpL
補足します。井伏の場合、彼の著作が教科書に載ったりしているので、世間的には有名だが、彼の
場合ネタの加工の仕方に工夫がなく、[盗作]と言われても仕様がないと思います。あくまで、本を
読む限り太宰も女性の日記を自作に挿入したりもしているが、その仕方が巧い。山椒魚はロシアの
風刺作家ソチェドリンの短編[賢明なスナムグリ]と中身も長さも殆ど同じだそうです。
一般に人は権威に弱い。猪瀬直樹氏も東大仏文卒などではありませんが、彼の着眼点と現場実証及び
分析は高見にあると言わざるを得ません。
708 :
木蛇:2010/09/28(火) 10:08:06 ID:V0czuzpL
↑ シチェドリンが正です。私も彼の作品は読んだことがありません。
709 :
木蛇:2010/09/28(火) 10:19:16 ID:V0czuzpL
盗作は今やコピペと殆ど同義語だと思いますが、例えば学生が卒論を書く場合、沢山の
文献にあたるのがベストですが、楽しようと思って簡単に済ませてしまい、それが
バレバレになってしまうわけです。ある本に自分の考えと同じような論旨を発見した場合、
それを自分の言葉で書くのが奨められます。作家にも同様のことが言えると思われ
酷いかどうかは逐一、ケースバイケースで実際にあたって自分の判断を下すしかない
のでしょう。
710 :
木蛇:2010/09/28(火) 10:22:58 ID:V0czuzpL
大江健三郎の沖縄ノートも、現地取材を省略したのではないかということが問題に
なりましたな、
711 :
木蛇:2010/09/28(火) 10:30:14 ID:V0czuzpL
彼の[芽むしりこうち]などはみずみずしい感性に溢れていて素晴らしいと思うのですが、
その後の著作は現代に受けてません。中国に行った時に春樹が支持を受けてるのを目の
あたりにして、ショックを受けたようです。
712 :
G:2010/09/28(火) 10:30:44 ID:KViM9V6u
>>682さん
「読むと愛着が出て捨てられんのよ。自分が読んだ本だーという証拠でもある」
まったくその通りで、共感しますね。
若い頃愛読した本などは、もう二度と読まないと分かっていても捨てられない。
でも、哀しいかな、諸事情により捨てざるを得ないときがあり、
その時何を選ぶかは、けっこう重要なポイントになっている気がする。
>>688さん
本を読むのは、学校や仕事関係の「知識の習得」というのは別の意味があると思う。
知識よりも、「本を読んでいる時間」や「読んだ体験の記憶」が大事ではないか?
「知識」(というより情報か?)だけの本もあれば、そうでない本もある。
>>705さん
「戦争と平和」は好きな作品で、2,3年に1度、部分的に読み直す。
アンドレイの別荘のシーンや、ピエールのインテリっぽい逡巡、
なによりもナターシャの心の成長はいつ読んでもいい。
映画も中学から大学にかけて断続的に見たが、アメリカ映画と違って、
あまりに感じが違って、かえって印象に残っているな。
ちょっと緑がかった画面や、ロシア語の美しい響きがなつかしい。
DVDになっていたのか。
その時のパンフかなにかに、ナターシャ役は、作品で描かれる
実年齢にそって、役者の少女の成長にしたがって撮影したとあった。
万一、役者に事故があった場合を考えて、代役でまったく同じシーンをとっておいた、
と書いてあったような記憶がある。
それが本当だとすると、無名のまま消えていった女優がいるのかもしれない。
713 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 10:44:43 ID:rkGO+P0j
寓話は往々にして似るものですよ。
聖書にも、世界中にも、似た話あるんじゃないでしょうか?
猪瀬直樹ピカレスクはレポ?小説?井伏鱒二を盗作作家としたのは
彼の資料掘り出し能力からでしょうが、<君が断じるのはおかしい>と
言いたかっただけです。「あれもこれも盗作だと書かれていた」あるいは
「山椒魚も盗作だったとは今まで騙されていた」ならレスなどしません。
大江健三郎については嫌悪しているのでコメントできません。
初期の大江は今でも凄いと思うなあ
715 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 12:34:43 ID:9vGEhhTX
↑ 作家は おおむね 初期がいいんとちゃうか?
すぐにネタが枯渇してくるからね。
716 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 12:35:01 ID:fQJIKDN5
大江はすごいと思うが(とくに初期・中期)、
村上春樹のどこがいいのかよくわからん。ただぺらぺらと読めるだけ。
なんも残らん。麩を食ったような感じ。
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 12:53:14 ID:Ck9yM97X
先週までウルトラダラーを読んでいたが、今週は崩壊する巨塔・・・かな、
イスラムがアメリカに反発するようになった、手順が第二次大戦以後の
ことが良く分かるな
718 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 13:06:25 ID:9vGEhhTX
村上春樹 大江健三郎 ともに わからん。 わからんとゆうことが いいのかい??
村上春樹はハードボイルドワンダーランドは面白かったな
720 :
木蛇:2010/09/28(火) 16:55:22 ID:j++5a8g6
戦争と平和、静かなるドン、この手の作品はロシア人は巧い。イギリス人も
長い物語は巧い。またDVDの話題で恐縮だが、キューブリックの撮った名作
Barry Lyndonは本を読むのと同じような感動を与えてくれるな。悪人も
善人も最後はしんでしまうのさっていうのが落ちだが。
721 :
木蛇:2010/09/28(火) 17:03:40 ID:j++5a8g6
現在進行形の作家ででノーベル文学賞の候補に挙がるとしたら、春樹が
筆頭では。
大体不毛な愛の形がテーマになってると思うのだが、そのような人が
今多いのでしょう。現代の物語はその線に沿ったものとなるのではないか
と思います。
722 :
木蛇:2010/09/28(火) 17:12:32 ID:j++5a8g6
井伏鱒二のことは、太宰が井伏を世話になりながら、実は嫌悪していた
と書いてあることから、ついでに引き合いにだしただけであって、私が
文学界を小馬鹿にするつもりはありません。太宰は世間のやり方から
相当外れていても、好意的に言えば自分の中で守るものがあったのでは
ないかと推測できます。壇もそれを模倣して彼なりに無頼という路線に
進んだのかと。
723 :
木蛇:2010/09/28(火) 17:27:44 ID:j++5a8g6
イスラム社会、世界で最大の教徒を有する社会。私はイランにしか行った
ことがありませんが、イランイラク辺りは中世科学に秀でたところで
あって、フビライが使った投石器(病死した患者も飛ばした)は彼の地に
侵攻した時に採用したとか。それが今では人民レベルの最大幸福という
観点ではキリスト国(ラテン語系)に遅れをとっている。その焦りが原理
主義回帰というある意味愚かな流れになってるようです。
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 17:32:24 ID:fQJIKDN5
>キューブリックの撮った名作Barry Lyndon
原作は知らんが、確かに「バリーリンドン」「博士の異常な愛情」「フルメタルジャケット」は特筆すべき作品だ。
普通は「2001年宇宙の旅」を挙げるんだろうがw
>不毛な愛の形がテーマ
不毛か陰毛かしらないが、くだらない>春樹
725 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/28(火) 22:23:13 ID:IdRdVieg
全然おもしろくないうえに、何も残らない
だけれど、村上春樹は日本のみならず、
結構中韓でもファンが多いらしい
なんでなんだろうねえ
誰かおもしろさを教えて欲しい
俺も村上春樹には不感症。
納豆きらいな人間が納豆の旨さを教えてもらっても、
二度と食わないだろうしな。
>>725 「おもしろくない」と感じる人におもしろさを伝えるのは難しい。
私は納豆が嫌いだけれども「栄養価」や「美味しさ」を力説されても
食べる気にならないし、食べても美味しく感じない。
春樹も同じでしょう。
外国で受け入れられるのは、修飾語がついた谷崎のような文体と違い
平板な言葉で訳し易いからですよ。彼は英語で草稿を上げるんでしょ?
「何も残らない」この軽さは貴重ですよ。
日本文学界においては彼とばなな位かな?軽くて残らないの。
重くて湿っていて後を引く、そんな本ばかりじゃ息が詰まるw
あ、吉本ばななも俺は不感症だわ。
食うバナナは好きだけどな。
昔、誰かが言ってたっけ
「人間、結局 自分が旨いと思うもんを食うものだよな」って。
ついでに言うと「ノーベル賞」自体の胡散臭さを知ったのも、これまでの読書体験のおかげだな。
偏食・雑食だと言われるかもしれないが。
730 :
木蛇:2010/09/29(水) 10:00:57 ID:6rudQCU8
ノーベル賞が胡散臭いと言えば、ハリウッドの沢山ある賞も怪しい。そもそも選考してる人が誰かも
分からないのに、賞をとったというだけで、市場での価値があがる。欧米で始まったレースの中に
東洋人が割り込んじゃうというのが少々無理がある。その昔、ホンダがF1に参戦し、1.5lターボ
で有利と見るや、ルール改正。ノーベル賞はスウェーデンの賞なので、地政学が平和賞では特に
ロシアの脅威を反映したものとなる。たけしが何でフランスであんなに受けるのか?分からん。
731 :
G:2010/09/29(水) 10:25:37 ID:OdH6dru4
>>716さん
>>726さん
「村上春樹のどこがいいのかよくわからん」
作家の評価はまちまちで当然だが、それとは別に
「村上春樹的なもの」への反感、拒否感のような社会的雰囲気がある気がする。
おれの勝手な推測だと「都会的文化」「アメリカ的ライフスタイル」への違和感と音が共通しているのではないか。
おれ個人としては初期の三部作は、人生の宝物のようなものだし、
「ワンダー」以降の世界観の多重化や、
後期?のオウムをモチーフにしたものは、日本文学の最高の達成だと思う。
チャンドラーとコーラが嫌いな人は、村上春樹が嫌いか(^_^)
>>720さん
おれも長い作品が(も)好き。
イギリスだと、前書いたかなあ、「テス」「はるか群衆を離れて」のハーディがいい。
長いので好きなのは「アラビアンナイト」と「チボー家の人々」
キューブリックは証明の使い方がすごい。
バリー・リンドンのロウソクの明かりで撮ったシーンにはおどろいた。
わからないものに対する反感、拒否、ついでに嫉妬や排斥もか。
これらが人間関係をえらく不自由なものにしてると思うな。
なんで「わからないもの」は「わからない」として保留しておけないのか。
俺には不思議でしょうがなく、それこそがわからない。
村上や吉本はただ俺の口には合わなかった、というだけのこと。
自分が食わないからといって、世の中から納豆をすべて無くせ、と言えばそれがどんなに滑稽なことかがよく分かる。
733 :
木蛇:2010/09/29(水) 12:14:55 ID:6rudQCU8
十字軍 ルネ グルッセ 白水社 文庫クセジュ
訳者はしがきから引用
所謂ヨーロッパの形成が、カエサルのガリア制服によって西欧の地をローマ共和国に加えた時以来、
緒についたものとするならば、 。 。 。 十字軍はヨーロッパの最初の植民地活動であるとし、
十字軍の経過の中に深くヨーロッパの本質に触れるもののあることを示唆している。
植民地活動とヨーロッパ人の資本主義は常に新規参入者を必要とする文化なので、欧州内で分捕り
合戦をやると同時に新開地に目を向けアメリカ大陸が先ず最初の犠牲に。インカ、アステカなど
固有の文化は完全に破壊された。強奪活動の第3期には日本にも陽があたり、布教を皮切りと
してむしりとろうとしたが、原城陥落であえなく失敗。欧州人の根源的な部分に強奪の観念が
あることは否定しがたい。支那も大差ないと思う。
734 :
木蛇:2010/09/29(水) 12:20:38 ID:6rudQCU8
↑ 征服 正
中学生で読むのなら楽しめそうだね。
736 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/29(水) 16:28:45 ID:qSQ//eRv
単に春樹はつまらないと言っただけなのに
>「村上春樹的なもの」への反感、拒否感のような社会的雰囲気がある気がする。
つまらないレッテル張りが好きだねw
>>736 夫は村上春樹をラノベ扱いするよ。
私は大江健三郎をコースターにしたけどw
50代の男が通勤電車で読んでたら、ちょっと引くかもしれないね。
738 :
木蛇:2010/09/29(水) 18:55:53 ID:+S0KEz3g
今の高校までの教育で、文系一般教養をきちんと教えるとこってあるの
かい。俺は県立高校に通ったけど、戦後び歴史はきちっと習った記憶なし。
戦後の立場を明確にできないので、わざと逃げてるのでは?日教組が
怖い?何も、国歌、国旗さえ避けるので、若い人はそれらを知らぬまま
海外に行ったりする。そういうのはださい?海外に行くと色んなことを
質問される。例えば[丸]はどういう意味か?日本人は教会に行くのか?
等。しらなーいでその場はとりつくろえるかも。だが反日的なことを
仕掛けられたら、その場で反撃できないと、こいつやわやなと思われる。
739 :
木蛇:2010/09/29(水) 20:57:06 ID:+S0KEz3g
今昔物語集 編者不明
ご存知芥川が発掘。印度中国、本邦に伝わる様々悪しき物語、摩訶不思議な
物語。原典と現代語訳をどちらも読むとより興味が増す。恐らく、書き言葉が
未だ庶民化していない頃から、口伝で伝えられた物語の数々。これに率直さや
力強さを感ずる。
村上春樹の小説は全然ダメ、
ジョンアーウィングやエドナオブライエンなどアメリカ文学は
村上春樹の推薦や翻訳が入り口で好きになり、センスは信頼しているので
小説も毎回気になるので手に取るけれど、どうしても途中で
放り出してしまう。
何故か面白くなくて集中が保てない。
プロディユースと翻訳力は抜群なのに、
あと、オウムの事件を扱った「アンダーグラウンド」あれは良かった。
偏見無し先入観なしで、小説は全然面白くない。ど〜でもよくなる。
あの「気分」に無理して共感するのが面倒くさい。
戦後の歴史??
戦後の歴史って、政経の内容がほとんどそうじゃない?
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/29(水) 21:43:48 ID:Vid4rY5f
イソップ童話、為になるよ〜。子供の頃気がつかなかったことが今読むとよくわかる。
今からでも遅くはない、読んでみたら〜。遅めとはいえるけど。
高3の1年間をかけて1860年ころから1930年代までの世界史を習った。
教科書上だと、わずか20〜30ページばかり 全体の1〜2割だったか。
**世界史という名称で、校内では有名な教師だった。
理系で歴史が大の苦手なおれだが、この授業だけは、常に90点以上取っていた。
スレチスマソ
745 :
木蛇:2010/09/30(木) 06:37:35 ID:lTUUdawj
第2次世界大戦の太平洋戦争(大東亜戦争)で何処と何処が戦ったのか?
満州で中立協定を破り、攻めてきたのは何処の国か?
若い人でちゃんと答えられるのは少ないと思うよ。国旗国歌も明治初期の頃は浸透させるのに
苦労したっていうし、今はサッカーなどで当たり前になってるが、教育の場でそれをスルーする
先生がいるんだろう?国旗国歌に対する態度は世界標準があるので、それを無視することに意味
があるとは思ってくれないし、せいぜい無作法ものととられるのがおち。
746 :
木蛇:2010/09/30(木) 06:46:42 ID:lTUUdawj
春樹
どなたかご指摘のように翻訳は軽みのよさがあり、秀逸。Catcher in the Ryeなど最初に
でたのと比較して巧さを感じる。
ねじまき鳥は好きなんだが。風の歌を聞けのファンも多い。
747 :
木蛇:2010/09/30(木) 08:36:34 ID:lTUUdawj
日本史や世界史にも一定の流れがあるのだが、日本も所謂大航海時代の流れと無縁だった
わけではない、そういう流れを敢えて教えず年号の記憶とかに設問を設定しちゃうもの
だから、関連性がさっぱり分からず勢い無味乾燥の獏としたものに感じる。敢えて史を
教えるんだから日本の姿をくっきり捉えて国として、過去どうだったか、現在はどうか、
将来の方向、進むべき道というように設定していかないと。フランスでは詩の朗読が盛んと
聞く。ロマンス語はケルトとローマ系の混合で、フランス人は自国言語への愛着が深い。
748 :
G:2010/09/30(木) 11:13:03 ID:Eg9PEE4q
>>732さん
今の村上春樹や、昔の太宰治などは、その作家の好き嫌いに関する
やや自意識過剰がみられるのではないか。、
おれは、単に
<納豆嫌いは西日本の人が多く、それは食文化が影響しているのではないか>
といったことを述べたまでで、ご自身が「わからな」ければそれでいいのではないか?
「好きになれ」などとは、一言も言っていない。
749 :
G:2010/09/30(木) 11:20:40 ID:Eg9PEE4q
>>738さん
「戦後び歴史はきちっと習った記憶なし。戦後の立場を明確にできないので、わざと逃げてるのでは?」
単純に時間が足りないせいだと思う。
おれの場合は、駆け足だが、一通り戦後史もならった。
当時なので左翼的な教師で、「平和憲法素案」とかを副読本でならった。
「反日的なことを仕掛けられたら、その場で反撃できない」
これは、学校教育とは別問題だと思う。
アメリカ人で、二次大戦中の日系人の強制収容を知っているのはごくまれだ。
イギリス・フランス人が、植民地についてどれだけ「反省」しているかも疑問。
「反日」に単に「反撃」するだけでなく、相手の理解との差を
確認してからでないと、まったくかみ合わないと思う。
>>747さん
賛成だ。
今の世界史も、結局西洋史中心とそのアナロジーでできていると思う。
可能なら、サイードの「オリエンタリズム」や、
川勝平太の「海洋史」の視点を取り入
>>748 初めに言っとくけど、俺が書き込みしたのは
>>726、
>>728、
>>729、
>>732、だけだから。
>今の村上春樹や、昔の太宰治などは、その作家の好き嫌いに関する
やや自意識過剰がみられるのではないか。、
「自意識過剰」とは誰の事なのか? 作家? 読者? それとも俺の事かな?
「村上には不感症だ」と書き込みしただけで「自意識過剰」と取られるのか?
>おれは、単に
>
><納豆嫌いは西日本の人が多く、それは食文化が影響しているのではないか>
>
>といったことを述べたまでで、
その「述べた」という文言が見つからないのだが?
「西日本の食文化」なんてのには触れてないよね?
ただ、例として納豆嫌いに納豆の旨さを伝えるのは難しい、と。
>ご自身が「わからな」ければそれでいいのではないか?
あなたに言われなくとも、俺は自身ですでに表明していることだが?(
>>732)
> 「好きになれ」などとは、一言も言っていない。
これも、俺はあなたから「好きになれ」というメッセージを受けた覚えはない。
言った覚えもなく、受けた覚えもない言葉がなぜここで急に出てきて私に向けられるのか、
私には分からない。
レスアンカー受けたけど、
以上の書き込みがなぜ俺に向けられたのか、
まったく分からないことだらけだ。
751 :
木蛇:2010/09/30(木) 15:27:54 ID:lTUUdawj
近年[異文化理解]という概念が持ち出され、広まっているようだ、当初フランス文化圏とイギリス
文化圏に分かれるカナダで講座が開かれたようだが、この考えに基づきエスキモー(生肉を食らう
人)の名称も使われなくなるかも知れない、社会はどんどん複雑となり、もとが見えなくなってくる。
外見は立派だが、肝心なところが理解されているのか怪しい。古来日本人は直接衝突を避ける文化
なので、何でも通り一遍。大人に成り過ぎちゃって、国の求心力を失いかねない。
752 :
木蛇:2010/09/30(木) 15:37:07 ID:lTUUdawj
ル クレジオがノーベル賞を貰うくらいだから、世の中も変わったもの。
彼はパリには住んでなく、南仏にいた当時寺山がインタヴューしたりしていた。
母国のことを[フランスはアルジェリアに負債を負っている]、これだから。今後は
南北問題は激化必至。欧州はこの切りかわしに追われるだろう。日本もアイヌで一悶着
あるかも。
何故ひとはコテを付けると演説したくなるのであろうか。
木蛇さん
情報が古いし、思い込みが激しい中学生みたいなんだよね。
エスキモー=イヌイット は今や常識になってるんだけど。
755 :
木蛇:2010/09/30(木) 20:46:20 ID:lTUUdawj
カナダでエスキモーという言葉が差別用語であるとして、日本に伝播したものらしい。イヌイットは
彼らの言葉で。[人々]を表すそうだ。エスキモーという言葉は北方で暮らす数々の民族の総称で
一番人口の多いのはグリーンランドだそうだ。
wikipedia
未だ確かエスキモーっていうアイスクリームは売ってるのかい?
756 :
木蛇:2010/09/30(木) 20:55:38 ID:lTUUdawj
吉本ばなな
親父より分かりやすい。書いてることの抽象的なところが、今の作家らしい。土着、怨念
などは省みられること少なし。全国都会を目指している。
隆明
真贋など最近のものは分かりやすさを心がけて書いてるようだ。見る角度は変わらず独特。
757 :
木蛇:2010/09/30(木) 21:10:14 ID:lTUUdawj
古いって言われそうだけど、草森紳一は好きだったんだが、もう死んでるの?
荒俣は未だ健在。
翻訳監修した[ゴードンスミスのニッポン仰天日記]は大切にしている。旅順陥落の頃
日本に住んでいた英国人貴族の日記。[滝の茶屋]って、滝の傍に茶屋って何とも贅沢な
造りだよね。薩英戦争にも参加したアーネストサトウのも面白いな。
758 :
木蛇:2010/09/30(木) 21:34:16 ID:lTUUdawj
すこしでも
じせつのべれば
えんぜつと
がいやかまびすし
おちばがちるころ
言い負かしたいだけの議論はむなしいね
753は疑問をつぶやいただけでしょ?外野かまびすしとは失礼だと思うよ。
黙って御高説を拝聴しなきゃならないでしょうかねぇ。2ちゃんなのに。
うけうりを
そしゃくもせずに
じせつとは
あんたなにさま
はだかのきへび
>>759 誰も議論なんかしていないと思うよ。つか議論というほど高尚か?
口喧嘩じゃないか?
三浦綾子「泥流地帯・続」こんな過去が今の美しい富良野にあったなんて。
小説は脚色しているのかもしれないけれども、
三重団体とか農家のありがたさがわかった。
761 :
木蛇:2010/10/01(金) 06:57:09 ID:3rLTYOfR
けんかはうられてもかわない
情報が古い? たけしも言ってることは概ね昔のことっぽいと思う
うちの高校は未だに古い姿の同窓会を飽きずに続けてる
アナクロと呼ばれようと何と呼ばれようと自分が気づけたことが価値があると思う
762 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/01(金) 11:00:10 ID:uFVDYArB
↑ 献花おおいに結構! 侃侃諤諤 丁々発止
763 :
G:2010/10/01(金) 14:40:59 ID:DOjFODbO
>>750さん
「自意識過剰」というのは、
>>732さんの発言についてのおれの感想。。
「納豆」は、もちろん<比喩>なので、食品のことではない。
<<732で「口に合わない」という表現があったので、
<ある対象に対する嗜好の違いは、環境的な要因があるのではないか>
という意味で書いたもの。
A的な嗜好をもつ人の好みには、ある種の特質がある。
という意味で、「好き嫌い」「良し悪し」とは、別問題。
蛇足だが、やはり「村上春樹評価」(特に否定的なもの)への言及には、
かなり、「自意識過剰」があるのは、ある程度妥当のような気がする。
>>751 :木蛇さん
「エスキモー(生肉を食らう人)の名称も使われなくなるかも知れない」
すでに「イヌイット」などの使用は、
>>754さんのいうように一般的なのではないでしょうかね?
子どもの頃、最初に完読した大人の本w「カナダエスキモー」(本多勝一)にも、エスキモーという表現の差別性について触れてあったな。
ただし、いまだに使っている例も目に付く。
764 :
G:2010/10/01(金) 14:41:49 ID:DOjFODbO
>>760さん
「つか議論というほど高尚か?口喧嘩じゃないか? 」
まあ、賛成ですね。
おれはどっちかというと、「議論」はあった方が面白いと思う。
ただし、誰かのレスについて述べる場合、単にに、「だめ」「あほ」とかいうのではなく、
まず自分の意見をたて、それとの比較が必要だと思う。
自分の意見が無く、相手の否定、論表のみでは、「議論」にならない。
765 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/01(金) 15:41:13 ID:XvI8RW+X
猪瀬直樹のミカドの肖像を次は読んでみようと思う
766 :
木蛇:2010/10/02(土) 10:51:32 ID:IPLfQCc1
ミカドは凄く面白いですね。西武2兄弟の親父の考え方とやり口、執念と日本人
の高級とするものへの憧れが対比して描かれ秀逸。国土の堤がアメリカは嫌いだ
とかいうのも、つまりアメリカの雑誌にその金持ちぶりを暴露されたので、隠して
いたことがばれて頭にきちゃったわけで、オリンピック委員をやってたおかげで
何か高尚な意味があるのかというと、単に恨みがあるだけ。猪瀬の[黒船の世紀]
も面白い。
767 :
木蛇:2010/10/02(土) 11:02:40 ID:IPLfQCc1
漫画家の手塚治も水木には対抗心を燃やしていたみたいで、こきおろして
いたみたいです。川端も編集者いじめだったらしく、新人にも容赦なく
毒舌を発揮。あまり丸い人もどうかと思います。人への遠慮とかそういう雑事にかまける
ことなく、堂々と自分の興味あることに時間を費やすのが王道。人は
理由などなく好き嫌いの感情が生まれちゃうので、論理も何もありません。
768 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/02(土) 11:39:24 ID:8KkHs7qq
週刊文春
769 :
木蛇:2010/10/02(土) 18:31:42 ID:IPLfQCc1
今は円高と航空運賃激安のおかげで、一般人でもその気になれば、世界中どこでも行けちゃう時代が
到来。憧れのハワイ航路が流行った頃は豪華客船に乗っていったわけで、当時はごく一部の特権
階級しか行けなかった訳だ。昔流行った本多勝一のルポなども今と成っては昔のように売れるかどうか
疑問。誰も知らんだろうと支那政府の宣伝文句を垂れ流したりはできない。海外住人も多い。本多の
ように、楽して高級を貰い稚拙な売文ないしテレビなどにでて下手なコメントをしてみたり、全く
旦那芸もお里がばれちゃってる。地方の新聞社も地方欄以外は朝日などのコピー。新聞読む価値薄。
770 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/02(土) 18:38:44 ID:8KkHs7qq
↑本多勝一なる大馬鹿野郎の名前が出てくるとわおもわなんだよ。みんな知らないことをいいことに 支那のいいなりのデタラメを書き放題。
旦那芸なるものわ もっとちがうんじゃぁー?
771 :
木蛇:2010/10/02(土) 18:45:18 ID:IPLfQCc1
一度四国の古本屋に本を売ったのですが、開高は人気がないのですね。彼は食べ物の話も
巧く書けており、今グルメ?ブームなのに、人の興味は深いものに向いて行かない。
小松左京も感染症を扱った復活の日は面白いのに。伊丹がインタビューでまとめた
[フランス料理を私と]で、私はイワンイリイチを知りました。権威をとことん否定。
言ってることは素晴らしいですが、ラディカル過ぎ。本質的なところは同意。文章は難しい
ですね。
772 :
木蛇:2010/10/02(土) 18:55:26 ID:IPLfQCc1
筑紫ともう一人、ほぼ同じ地域出身の鳥越、二人とも言ってることが似てますよね、何で
あんな田舎出身なのに符合するんでしょうか?二人とも顔立ちは好いし、なにやら弁も
たつ。しかし、言ってることはなにか斜に構えている。私はテレビを見るのは大分前に
やめました。広告はインターネットに集約するタイミングがきてるように思います。
773 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/02(土) 19:02:34 ID:8KkHs7qq
筑紫より鳥越のほうが やや ましかな?
774 :
木蛇:2010/10/02(土) 21:15:12 ID:IPLfQCc1
私は支那古典のうちで荀子は好きなのですが、このように偉大な思想を編み出した支那に対し、40の
頃は軽い尊敬を持っていたほどです。香港へ出張した頃は未だその念は変わらず。街は汚いと思い
ましたが。上海に出張した時、とある大手商社のとこを訪ねていったらば、邦人所長は不在で、従業員
は揃ってテレビを見ている始末。しかも慌てるそぶりもなく。指摘されるまでもなく、拝金主義だけ
蔓延してる。ケ小平の先富論のとどのつまりはああいうことなんですね。下衆が下手に金を持つと
碌なことことありませんぜ。
ワンピースって1ページも読んだこと無い、絵がキライ
ヘタクソな絵のまんがやアニメは見る気にもならない。
筑紫氏は、筑紫君磐井の乱で大伴氏や毛野氏に討たれ大分日田に逃げ込んだのだろう。
鳥越氏の方も、越からの渡来人の子孫で、やはり、朝鮮系の渡来人に追われて山に逃げ込んだのだ。
もともと山の民だった可能性もあるし、大和朝廷にいつも反抗的だったという歴史的裏づけがあるのだろう。
常に時の権力者に迫害され、反抗し続けた歴史が体中に染み付いているのだ。
777 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 00:54:56 ID:qXfj9aNt
ギルーおばさんの糞レスのほうがマシだと思えてきたわ。
読書と関係ない話するなら外交か芸スポか特亜に逝ってくれ。筑紫は在だ。
多和田葉子は、書くたびに優れた深化、新しい試みを見せてくれるんだよね
779 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 03:46:03 ID:O1g8mTJ2
てんでんばらばらだなこのスレw
780 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 08:27:19 ID:keqbTKsH
東京6大学野球
東大があの斎藤投手の早稲田に勝ったね。
俺が行っていた時も法政の江川にも勝っている。
同世代なら覚えているでしょう?
野球は面白いと同時に怖いものだ。
781 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 08:36:24 ID:WtPTcbNj
高校の時、トーマス マンの魔の山を読んだのだが、物語は療養所が舞台
で延々と長く、出た食事が仔細に説明してあったことぐらいしか記憶に
ない。老年になった今読み返すとわかるのだろうか。
プルーストの失われた時を求めても読みかけたのだが、かったるく前に
進んでいかない。
ジョイス ユリシーズ 原文をペーパーバックで。これも途中休止。
782 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 08:49:34 ID:WtPTcbNj
銃 病原菌 鉄、流石に米国大学教養課程に採用されているだけのこと
はある。南米の偉大な文化が一握りの山師、ならず者になぜ敗北を喫し
たのか?アフリカを起点とする人類種の広大な旅行、伝播など。
人類の足跡10万年全史
両方とも人類中央アフリカ起源説に立脚。
>銃 病原菌 鉄
読んでみっぺーかなと思ってた。
題名からの連想で思い出したけど、ハンス・ジンサーの「ネズミ・シラミ・文明」も読んでみたかったな。
細菌学者の著作ながら、一個の文明論になっていると聞く。
読みたいと思いつつ未読のものってかなりあるかも。
785 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/03(日) 20:15:06 ID:0EU4Lbsy
おれも、魔の山読んだ。DVDでもみた。
こんどは、カラマーゾフの兄弟を読む。高校時代長時間映画を観た。
786 :
木蛇:2010/10/03(日) 21:19:47 ID:WtPTcbNj
カンブリア紀に動物が大進化をできた理由とは。生命体はいかにして外界を感じることから
3次元にまで見渡す能力を得たのか? アンドリー パーカー著 眼の誕生
大脳新皮質が進化をとげる過程で眼も進化した。脳の歴史の中では比較的新しい出来事に
なる。みみずのような動物から、やがて皮膚が微かな光を感知できるレベルになり、2次元
で見えるようになり、今は所謂カメラアイまで進化した。その後ろには自らの意志で遺伝子
を変えられる力が備わっているに相違なかろう。と考えなければ進化を説明できない。
こてつけたり外したりじさくじえんしたりするのっておもしろいの?
788 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 12:46:21 ID:4d+fLdq7
>>786 それを生物学の歴史ではカンブリア爆発というらしいな。 英国にカンブリア地方
って〜のがあるがなにか関係あるのかね?
789 :
木蛇:2010/10/04(月) 12:47:06 ID:VaQPxWWm
すまん。悪気はないんだが。
後で読み返すつもりのは、特定しとかないと探すのに苦労するからね。もう大分たまったよ。
あの頃こう書けたんだとか、面白いよ。自分なりに巧く書けて、支持が集まったのもあるから。
逆も真だけど。
790 :
G:2010/10/04(月) 18:26:33 ID:Ls0tbD92
>>767 :木蛇さん
「本多勝一……支那政府の宣伝文句を垂れ流した」
本多勝一は、(生年月日からして)議論のある人間だ。
特に「戦場の村」「中国の旅」以降は、政治的な党派性がむき出しで、
嫌われる理由は、よく分かる。
一方で初期の極限の民族三部作は、とても印象深く、今も時々読み返す。
イヌイト、ニューギニア高地人、ベドウィンと共同生活した体験記で、
文明論的な考察が興味深かった(特に「アラビア遊牧民」)。
791 :
G:2010/10/04(月) 18:28:22 ID:Ls0tbD92
>>782さん
「銃・病原菌・鉄」は、びっくりするような本だった。
「西欧文明は優秀」といった先入観を覆し、
環境決定論を徹底して行った論議は、素晴らしいと思う。
「文明の滅亡」は、ややインパクトは薄れるが、こっちもおもしろい。
>>781さん
トーマス・マンは、北杜夫wの影響で「トニオ・クレーゲル」を読んだが、
余りよい印象がなかったが、「魔の山」で小説の醍醐味を味わった。
エッセイも面白く、「ドイツの悲劇」など、ロマンチスト丸出し。
以後ドイツものが好きになり、ヘルマン・ヘッセからユングまでつながる。
萩尾望都の「ポーの一族」とか「トーマの心臓」も、
ヘッセ、マン風のドイツ的なムードが満点。
ヘッセだと、「荒野の狼」と「デミアン」は衝撃的。
そういえば、昔ステッペン・ウルフというロックバンドがあったなあ。
>>788さん
カンブリア地方で発見された化石群が命名のきっかけになっているのでは?
ヴァージェス頁岩とかいうのもあった。
792 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 23:35:30 ID:o/loFraH
本多勝一 大和小寺風物詩
793 :
木蛇:2010/10/05(火) 10:15:50 ID:QlQhvJg9
伊丹十三 フランス料理を私と 言語学 西江雅之
西江
人間は世界に直面できないんです。世界に[ついて]しか見えないし、世界に[ついて]しか聞こえ
ないし、世界に[ついて]しか考えない。
伊丹
料理なんていうものもそれですね。結局料理は決して[食べ物そのもの]ではありえない。食べ物
に[ついて]なんですものね。
西江
そうそう、人は意味をたべている。みんなが信じているよりも、意味の領域がずっと大きいんです。
故池田晶子も類似のことを述べています。どこまでいっても、自分の脳さえも脳に[ついて]考えて
しまう。この思考回路。
794 :
木蛇:2010/10/05(火) 10:37:22 ID:QlQhvJg9
ですから、自戒すべきなのは何か考えが浮かんだ時、そのものを見えにくくしているものや
事柄に注意深く臨むことだろうと考えるわけです。例えば、親子関係で子は自分が本当に
愛情を受けてるのかにとても敏感です。世間ではこうやってるんだからという態度は直に
見破られてしまいます。本好きといっても著者以外の人が書いた解説本を読んで、その
著作をわかったつもりじゃ、何時迄も[神髄]の端さえも到達できるか、怪しいものです。
795 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/05(火) 16:12:55 ID:SgMcKJnS
796 :
木蛇:2010/10/06(水) 07:12:51 ID:8GX7ggJV
白川静 常用字解
漢字を発生当初にまで遡って、当時の人の考え方まであらわにする労作。主に祈祷を行う為、動物の
骨などに模様を刻んだ時代。例えば[医]には矢が入っているが、そのわけ。これは働けなくなった
時、じっくり温室の中で読みたい。白川先生は学園紛争の時でも研究を怠らなかったとか。90台没。
>>795 Gさんは「本好き青年の足跡」を辿れる感じなんだよね。
時代背景も見えてくるし、哲学から少女マンガまで守備範囲が広い。
癖のない文章からも性格良さそうだわ。
798 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/06(水) 12:07:26 ID:HIj9amUM
国語辞典
799 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/06(水) 18:46:51 ID:u3+P4Es1
英和辞典
800 :
G:2010/10/06(水) 19:15:49 ID:PD4yEBg/
>>795さん
ありがとうございます。
実際は、半可通の知ったかぶりで、ものをよく知りません。
>>797さん
ここは50代の集まりということで、時代的な共通項があるのがいいですね。
十代の頃のカウンターカルチャーや、20代のフランス哲学、
30代のポストモダンと、出てくる話には、みな共感します。
>>796 :木蛇さん
おれが白川先生の御本で衝撃を受けたのは、
「漢字」(岩波新書)と「漢字百話」(中公新書)。
「示偏」の犠牲獣の血と机、例の「道」の首を埋めた話で
漢字や中国(日本も含め)古代人の精神世界の印象が、大きく変わった。
以後、素人のつまみ食いで、先生の研究の隅っこを時々囓っているが、
触れる度に、本当の学者というのはこういう人だと、
尊敬の念を新たにしております。
浅学非才のおれが、人文系でこれが「本物の学者だ」と感じるのは、
○白川静
○角田文衞
○内藤湖南
だな。(学業はよく分からない、感じるだけw)
801 :
木蛇:2010/10/07(木) 06:22:34 ID:fXpdVGni
姓名、地名も意味深い。
久保はもともと窪地と関係しているのだが、窪のイメージが嫌われ、音をあてたらしい。和歌山を
紀伊というのも元来[木]の國としたのを、単純なところが嫌われ、やはり当て字。
平野のど真ん中に、、、崎を発見するのも興味深い。確か水と関係してると思うのだが、埋め立て地
であるはずもないしと混乱するばかり。
外国は人名を地名にしてるものが多いな。Vancouverは時の進駐した大尉か少尉だし。
802 :
木蛇:2010/10/07(木) 06:39:34 ID:fXpdVGni
神々が語る日本史 梅原猛 芸術新潮 日本の神々
我が国における神社と寺の共存、その事情、時代時代の変遷によくきりこんであり秀逸。
最初は世界中、作物をもたらす大地を労働力を産み出す女性になぞらえて信仰した、Ana
という呼び方は最古の呼び方の一つ。やがて、キリスト経、仏教などの都会的なものに
とってかわられる。日本は置き換えられることなく、原始と都会的が共存。
803 :
木蛇:2010/10/07(木) 09:58:56 ID:fXpdVGni
福岡伸一 生物と無生物のあいだ
ウイルスは結晶体の形をしており、普段は動かないが、トリガーがかかると寄生主にとりつき
母屋をもとってしまう云々というのも面白いが、死んだ鳥症候群、ある分野で名をなした人が
かかる悪性病の記述が惹かれた。今ノーベル賞をとれてるが、我が国には研究分野にとどまらず
この病気が蔓延している。仕事でも脂がのってる時は評価されず、それを社内宣伝を巧く
やった人が選抜される。俺の評価は自己満足でいいやと思ってるとホントに埋もれる。無論
周囲の嫉妬もさんざん受ける。体力知力を消耗する。
804 :
木蛇:2010/10/07(木) 12:51:20 ID:fXpdVGni
間に合った平気 徳田八郎衞
間に合わなかった兵器
日本は第一次大戦に殆ど参戦しなかった為、兵器体系の変化に機敏に対応できなかった。とりわけ
タンク即ち戦車が馬車のかわりに登場した。これが、対戦車砲開発の無関心につながり、ノモンハン
などでは、戦車の下に潜る肉弾戦法しかなかった。
というように、戦術上、衛生面ペニシリンは少量生産しただけで、実戦には間に合わなかったなど
検証対象は多岐にわたり、戦闘中に死ねた人は少ない、3分の一くらいは病死したことを考えると
興味深い。兵器ファンは意外と読んでる。零式戦闘機はクリーンヒットだったが、後2千馬力の
エンジン開発に苦労した。
805 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/07(木) 20:21:09 ID:pY6YKLHY
大漢和辞典
そして誰もいなくなった
807 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/09(土) 23:41:25 ID:FVo3/F6k
>>807 いらんネタバレ見たせいで、読む前から分かってた。
いちおう有名なんで、読むことは読んだけど。
809 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/10(日) 00:29:03 ID:s4tRM0rr
それはお気の毒に・・・
オリエント急行もネタバレ知ってる?知らないのならいいかも。
アクロイドなんかネタ知ってたら楽しめないよね。
それ両方ともネタバレ後に読んだ。
ガキの頃に読んだ推理トリックの本に作品名が載せられてたもんな。
ま、ストーリーを楽しむほうだから犯人分かってても読むし、
ミステリーと言えど名作は何度でも読めるもんだね。
>>810 藤原宰太郎?
子供にミステリのおもしろさを教えるとともに大人になったときのミステリの楽しさを奪った男w
新宿鮫] 絆回廊
webだけどね。
>>811 たぶんそう。
挿し絵は大人の週刊誌ぽくて昭和の味があったな。
シミーズ姿の女性とかw
814 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/10(日) 23:15:44 ID:rB8nuRVq
>>810 ストーリーも楽しむけど、俺は登場人物のキャラだな。
だからトリックはあまり重要視しないし、密室物は苦手。
要するに俺は頭悪いんだよ。
815 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/11(月) 06:22:30 ID:sxPcubQ3
坊ちゃん、久しぶりに読んだらおもしろかった。
閑話休題
我が家のアナログテレビが故障したので液晶テレビに買い換えました。
もちろんエコポイントがついていたので図書カードを貰うことにしました。
図書カードは、500ポイント分の送料・手数料が無料なので、
我が家のように32インチ液晶テレビの場合、リサイクルポイントをプラスして15,000円分が還元されます。
これで、テレビを見る時間も減ってますますエコですね。(笑う)
817 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/11(月) 21:34:36 ID:qgp+J1LO
習慣慎重 ホンジツ はつばい!!
>>814 おれもキャラだ、 ルパン、ホームズ、明智、二十面相。
ファイロヴァンスなんかもけっこう好き。
>>817 谷内六郎の表紙か。
あの宣伝も昭和の味のひとつだったな。
819 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/12(火) 08:34:25 ID:55MZxQP8
↑ 拍子で得るのわ邪道。
820 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/12(火) 14:29:56 ID:sZ00poSp
歳だが、今月の三田文学に小説応募しようと思っているw
>>820 いいですなあ、頑張ってください。
でお願いがあるのですが、
これから書くならその小説にcafe50の文字を埋め込んでくれないか
822 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/12(火) 19:32:42 ID:55MZxQP8
>>820 いいですなあ、頑張ってください。
でお願いがあるのですが、
これから書くならその小説にozawa68の文字を埋め込んでくれないか
823 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/12(火) 22:22:46 ID:OteNpCac
>>820 いいですなあ、頑張ってください。
でお願いがあるのですが、
これから書くならその小説にorzの文字を埋め込んでくれないか
824 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/13(水) 12:40:57 ID:eyTEHMn8
>>820 いいですなあ、頑張ってください。
でお願いがあるのですが、
これから書くならその小説にirakanの文字を埋め込んでくれないか
825 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/13(水) 12:42:53 ID:JAWWyMl2
崩壊する巨塔の上巻を今読んでいるが、ビンラディンの若き日の事業欲が
えらく克明にかかれてあるよ
826 :
G:2010/10/15(金) 13:17:08 ID:+3xjxsrr
>>825さん
ご指摘で初めて「倒壊する巨塔」を知り、早速昨日の帰りに買って読んでいます。
最初から、綿密な取材と、臨場感あふれる描写力に感心。
おれは、ザワヒリの家庭や育ち、エリートがどうして
原理主義的な思想を持つのに至ったかといのがおもしろい。
まだ、上巻だが、さすがにアメリカのジャーナリストは、
実量があると思った。
箸休めにw、小川洋子の「妊娠カレンダー」を平行読み。
「妊娠」は、整理感覚の描写や、
少女的な「無垢の悪意」みたいな感性がおもしろい。
だが、文芸的に言えば、小粒の印象。
それよりか「調理室とプール」のほうが、
小説的に良くできていて、おもしろい。
まあ、こういう「小市民的」なミニマリズムの背景に、
ザワヒリや、エジプトの圧政と矛盾、
アフガンの圧倒的な貧困といった現実があることを思えば、
その落差に、クラクラする感じもありますが。
、
孫と一緒にワンピース読んでる
日本は平和である
>>827 えらいなあ。 ワンピース頑張って読み始めたが挫折したw
ヒカ碁やスラムダンクはホントに面白かったんだけどなあ。
最近漫画は読んでない。
ラーメン屋でゴルゴ13を読むくらい。
831 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/16(土) 12:50:38 ID:MNq7aXxT
ビニ本
832 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/16(土) 13:56:00 ID:qD+hbkl2
漫画は墓場の鬼太郎と士郎正宗の攻殻機動隊以上のものはない。90年代にヤングマガジンに連載
されたものだが、今でも全く古さを感じさせず。昨今、臓器移植が盛んだが、体の取り替えられる
部分は取り替えるとか、能力を増やすために筋肉を部品を使って補強などの傾向が進み、やがて
脳の中にも何か仕掛けを入れて、他人がホストコンピューターと端末のように、操りたいという
衝動を人間は押さえきれない。ロボットも今や顔に皺をよせるまで進んでおり、やがては愛玩用
が商品化される。このような時代の行く末を漫画で語った秀作。
833 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/16(土) 19:46:04 ID:QvpJTKl2
「基礎英語」
834 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/17(日) 01:43:15 ID:fyxkj4OB
『双調 平家物語』(高橋治 中公文庫)。 やっと第11巻を読了した。
ここんとこサラリーマン渡世が忙しくってね。 全16巻、残りあと5巻だよ。
浮世の浮沈を延々と読んでいると、荒んだ気持が不思議に落ち着いてくる。
「すべては過去になる」 という文句が、高群逸枝の著作の何処かにあった筈だ。
そう、すべては過去になる。 人間界どころか宇宙的に地球の寿命は尽きる。
・・・・・というところで・・・・・うまくいけば眠りに落ちる・・・・・こともある。
俺は、精神的にヤバいところに居るのか?
835 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/17(日) 21:27:38 ID:mV7PtQ+s
↑ いいや なぁーもヤバクない。 ケバイだけよ。
836 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/18(月) 10:33:36 ID:Z8NBQrAU
>>826 単行本の平行読みにはおそれいりましたな。読書スピードが相当早いんですね。
おいらは、平行学習といえあば、イタリア語、フランス語、ドイツ語、ロシア語
を平行学習していました、ネクタイのクラバッタがイタリア語とロシア語には
興味引きましたね。 いまでも、ワイン片手にNHKラジオの録音教材なんか
使ってだら〜とやっています。
読書本ですと有名なサンデル教授の正義の話を読もうとおもったが、あまりにも
ディベート比べでなんだか稚拙に感じ始めたから、マイケル・ウオルツアーの
「正しい戦争・不正な戦争を」読み始めた・・・いまの非対象戦などの、時事キーワード
がここから来ているのかと関心したね。 でも、日本人の情をもった道徳と
白人の正義の道徳はまったく違うものだと分かる。
837 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/18(月) 13:38:18 ID:9vx6yulX
[よい戦争] スタッズ スターケル
総じて米国人にとっては、欧州や日本で空襲で焼かれた都市を目の当たりにし、内省的になった人も
多い。日本人にとってはやはり原爆のことである。あの年、既に無条件降伏を迫られていた中、降伏
条件についての折衝が続けられていた。従い、降伏の意志はあったのに、何で非人間的な爆弾を
使われなければいけなかったのか?爆撃地も広島、長崎などは爆撃処女地として避けられた。やはり
意図的に行われたと言わざるをえない。原爆投下を命じたトルーマンは聖書、詩編の愛読者で敬虔な
クリスチャンであったとの由。
838 :
G:2010/10/18(月) 15:53:41 ID:Uxit1PJF
「倒壊する巨塔〈下〉―アルカイダと「9・11」への道」ローレンス・ライト著
上巻を夕べ読了。
他の数冊と平行読みだったので、時間が掛かったが、一番印象的な本。
ザワヒリらエジプト人の中産階層以上が、どうしようもない政府の腐敗から、
イスラム原理主義に惹かれていく様子が、よくわかる。
米国留学中のザワヒリが、アメリカの「開放的なセックス」について行けず
逆に対抗心を増して、イスラムの原点に返っていくのは、
ある種、どこでも見られる傾向と言えなくはない。
それ以上にウサマ・ビンラディンの家族、成長過程、精神構造が面白い。
父親は一代で大企業を造り上げた立志伝中の人物。
イスラムに忠実で、質素、倹約、謙遜を旨とし、もちろん飲酒などはもってのほか。
一方で妻を数十人(4人を超えると自動的に離婚して次の妻を迎える)もち、
ウサマの母も14歳の時に嫁入りして長子を生んだ後離婚、
夫の部下と再婚(させられた?)し、ウサマの異母弟妹を数人産んでいる。
内省的で父を絶対的に畏敬していたウサマが、アフガニスタンでソ連と戦う様子は
まるで、冒険に憧れる引きこもりが、ゲームの世界を求めて現実に出るみたい。
意外なのは、アフガンに赴いたアラブ人義勇兵が、実態としてほとんど役に立っていないこと。
ウサマの「戦い」も、アフガンのベテラン兵士に比べれば、ほとんど遊びみたいだ。
帰りに下巻を買って帰ろうw。
839 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/18(月) 16:41:12 ID:Z8NBQrAU
>>837 航空自衛隊の祖、ドメルの仕業なんて、いまごろ言う人もいるが
840 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/18(月) 22:51:48 ID:8acKZL33
「江戸絵画の不都合な真実」 狩野博幸著 筑摩選書
↑ これ まっこと 尾も白いがな。
842 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 11:08:27 ID:d8GVMa9z
「倒壊する巨塔―アルカイダと「9・11」への道」は、
アメリカとイスラム原理主義の関係を、主導者の人物像に迫って描き、おもしろい。
作者の一つのテーマとして、「エジプトの刑務所の拷問が原理主義を生んだ」
という説は、説得力がある。
イスラム同胞団の中核は、いずれも穏健な思想を持った若者だったが、
刑務所で苛烈な拷問をされ、その体験がイスラムへの回帰と反欧米・イスラエルに結実する。
また、ザワヒリらエジプト人の中産階層以上が、どうしようもない政府の腐敗から、
イスラム原理主義に惹かれていく様子が、よくわかる。
米国留学中のザワヒリが、アメリカの「開放的なセックス」について行けず
逆に対抗心を増して、イスラムの原点に返っていくのは、
ある種、どこでも見られる傾向と言えなくはない。
それ以上にウサマ・ビンラディンの家族、成長過程、精神構造が面白い。
父親は一代で大企業を造り上げた立志伝中の人物。
イスラムに忠実で、質素、倹約、謙遜を旨とし、もちろん飲酒などはもってのほか。
一方で妻を数十人(4人を超えると自動的に離婚して次の妻を迎える)もち、
ウサマの母も14歳の時に嫁入りして長子を生んだ後離婚、
夫の部下と再婚(させられた?)し、ウサマの異母弟妹を数人産んでいる。
内省的で父を絶対的に畏敬していたウサマが、アフガニスタンでソ連と戦う様子は
まるで、冒険に憧れる引きこもりが、ゲームの世界を求めて現実に出るみたい。
意外なのは、アフガンに赴いたアラブ人義勇兵が、
実態としてほとんど役に立っていないこと。
ウサマの「戦い」も、アフガンのベテラン兵士に比べれば、ほとんど遊びみたいだ。
843 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 11:51:28 ID:Sr701Kv4
↑839
ル メイは独で空爆を試行錯誤した後、東京でその試行の結論を仕上げたそうだ。夜、焼夷弾
を円周上に撒き、その中に一般人を囲い込み大量の爆弾をB29、300機の低空飛行で撒く
作戦。爆弾が多すぎて、空気の組成が変わり砂嵐が吹き上げるように、周囲の塵芥が舞い
上がったという。勿論、そこにいる人は酸素不足の為呼吸ができないほど。米国人は自国が
空爆などされたことがないため、下に一般人がいようが、その惨状を想像することさえ
できない。空爆は産業力を挫く為にはあまり役に立たなかった。女子供を殺す効果は抜群だった。
不思議なことに、ル メイは戦後自衛隊を指導する為日本に招かれた。
844 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 12:28:08 ID:iZcwmZFQ
ナントカ勲章を貰ったらしいね
845 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 13:10:33 ID:Sr701Kv4
だが、日英同盟があった第一次大戦頃まではわが国は比較的順調だった
のではない?昭和天皇も皇太子の頃英国にご遊学。米国がそれを壊した
頃から、負のスパイラルが始まる。あげく東條を悪役にしてさー。
毎日新聞だって、でたらめな[千人斬り]の提灯記事を載せて、戦後も
知らん顔。書いた記者は非を認めず。迷惑を被った遺族は裁判をやってる。
結局毒は毒で消すしかない。シナやロシアと組めるわけない。
東条英機 歴史の証言 祥伝社 渡辺昇一
846 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 16:14:12 ID:iZcwmZFQ
てゆ〜か、支那ソウビレイがアメリカに茶々いれて、日英を引き裂かせた
事実もあるんじゃんね?
支那はなんでも茶々を入れる国だニダw
847 :
G:2010/10/19(火) 16:32:31 ID:d8GVMa9z
>>845さん
「日英同盟があった第一次大戦頃まではわが国は比較的順調」
ちょっとこのスレタイからずれるようで申し訳ないが。
<日英同盟(日米同盟)があれば、日本は大丈夫>
という論調があるが、歴史的にみて、順番が逆だと思う。
日英同盟の背景は、19世紀を通して国際関係の主軸だった
グレートゲーム(イギリスとロシアの対立関係)だ。
これは、20世紀の米国とソ連の冷戦みたいなもので、
両大国は世界各地で代理戦争や、内政干渉などで、覇権痘瘡を繰り広げた。
クリミア戦争、アフガン戦争、チベットなどで、
日露戦争は、このグレートゲームの一部で、イギリスは日本を代理にロシアと戦った。
20世紀に入り、イギリスは外交関係の大転換を行う。
それが英露協商で、急追するドイツの脅威への大綱が最大の理由だ。
まあ、これまでの敵と手を結んだ点で、米中国交回復に似ている。
「敵の敵は味方」。
この大転換でイギリスにとっての日本の必要性は軽くなり、日英同盟を解消した。
日露戦争は、大国の都合で戦争させられたわけで、敗北の時の代償は極めて大きなものがあった。
日英同盟が、日本にとって素晴らしいことばかりだった、というのは一面にすぎない。
848 :
G:2010/10/19(火) 16:37:28 ID:d8GVMa9z
「シナやロシアと組めるわけない」
グレードゲームの時代、さすがに明治政府の首脳は、世界情勢を冷徹な目で認識してた。
日英同盟をむすべば、対ロシア戦は必至である。
勝ち負けは五分五分で、負ければロシアの準植民地、
勝ってもイギリスの影響力が極東、中国で強くなる。
そのため、伊藤博文は「日露同盟」の可能性を模索した。
これはイギリスとロシアのどっちが好きか、といったことではなく、
日本の安全と国益にとって、どちらが有利か、というぎりぎりの選択である。
結果的に対英派が勢力を握り、その後の展開は、
予想通りに中国で英米との確執が表面化して、結局これが二次大戦を導いた。
仮にロシアと組むという路線を採ったらどうなったろうか(もちろんIFのヨタ話だが)。
ロシアは満州、朝鮮北部、中国を勢力下に置く。
一方、日本は大陸をあきらめ、東南アジア、ひいては中南米に進出する。
日本が中国大陸に深入りしたのは、ようは日露戦争の勝利の結果である。
もし、日露戦争がなければ、早くから「南進策」が国策に成っていたかも知れない。
外交上の選択は、どのような有益な可能性も、感情論で無視すべきではない。
849 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 19:35:22 ID:76nNQlVs
「今昔物語集」
850 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 20:28:32 ID:Sr701Kv4
ロシアは承知のように、日露相互不可侵条約をソ連邦のほうで一方的に破って、満州国に攻めてきた
のではない?その為に関東軍も手薄になってたせいもあって、開拓民は置き去り、自力逃避となり
歩いていては、赤ちゃんが泣いたりしてソ連兵士や中国人民に気づかれるかもしれんという事情から
残留孤児が出たんじゃないの?少年兵は家の中に入り、電燈でタバコに火をつけようとしたらしい。
電燈を知らなかった訳だ。カチンの森ではポーランド将校2万だったっけ。をスターリンの命により
殺害し、その罪をドイツになすりつけようとしたし、日本が武装解除した後に北方に攻めたし。
ロシアとお友達になれというほうが無理と思うけどな。
851 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 20:42:34 ID:Sr701Kv4
わらべのときは かたることもわらべのごとく
おもうことも わらべのごとく
ろんずることもわらべのごとく
ひととなりては わらべのことはすてさるなり
アニメ 攻殻機動隊
掟破りでご免 この言葉が好きなんだ。そしりを受けやすい言葉なんだが。自分を戒めるだな。
852 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/19(火) 22:11:45 ID:76nNQlVs
「金融消滅」 太田康夫
葉室麟のお勧め教えて
秋月の話は読んだ
854 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/20(水) 09:11:42 ID:qzZMH1Ik
トヨタ生産方式 大野耐一
855 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/20(水) 21:40:47 ID:1STZT6n7
葉室麟は何と言っても 『銀漢の賦』 が最高。
856 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 07:45:54 ID:B7cH+8eZ
ロシア人ソクーロフ監督 太陽
これは大東亜戦争時の昭和天皇を題材にしたもので、防空壕で御前会議を開いたり、天皇は陸軍海軍の
質問に直接答えず、明治天皇の和歌を引き合いに出したり、木村との会話で自分のどこに神らしきとこ
があるかと言ってみたり、実際こんなものだったろうと思わせる。昭和天皇は発声の前に口を動かす
くせがあるが、イッセー尾形の物まねは巧い。映像でもこれだけ散文に迫れる。佐藤信は昭和三部作
のポスターに天皇の軍服姿を使ったが、日本人にとって天皇は気づかないところにおわす気になる
存在ではなかろうか。
857 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 09:56:14 ID:B7cH+8eZ
高橋睦郎 暦の王
一年が終わり 太陽は死ぬ しかし 死んだ天の魂は聖なる水で洗い清められ 黄泉の国から
生き返る そして これこそが よみがへり の あらたまの年の最初の意味なのだ
北九州八幡出身 詩人 詩集 薔薇の木 にせの恋人たちのなかのどろぼうたちのマリアのイメージ
は鮮烈で香りさえ漂いそうです。コピーライター時代、横尾忠則と一緒だったそうです。
858 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 10:12:58 ID:B7cH+8eZ
天皇は最初宮司で、その中で才能に秀でた人が全国の宮司の頂点に立ったもの。辛島や秦氏の
末裔か?その[魔力]を誇示する為、伊勢神宮や皇居内での様々な儀式を他を排除して、司り
日本という国名がなかった頃から、全国に隠然たる力を有していたわけで、これは凄いと
思います。同じモンゴロイドでアメリカ大陸に展開したマヤやアステカなども宗教の力で
集合体を治めていたとされ、類似性を感じます。彼らは脳に外科手術まで施して、今にいう
マインドコントロール?までしていたとの由。
859 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 11:10:07 ID:4Gkt/fNK
>>858 理解できそうでよ〜わからん。 これを唱えたオッサンは誰やねん?
>辛島って、あの辛島みどりお家となんか関係あんのかね?
860 :
G:2010/10/21(木) 14:57:02 ID:sfd27YO5
>>851さん
まず、ソ連とロシアは、別の政権だ。
ロシアは、一次世界大戦の英露協商を、愚直なまでに守り、
戦争準備が未了で、大損害が予想されたにもかかわらず、
同盟国との約定を守って独墺軍に大攻撃をかけ続けた。
条約を守ったがために、ロシア帝国は滅んだようなものだ。
一方のソ連は、日ソ不可侵条約を平気で破り、侵略をしてきた。
同一地域だからといって、ロシア帝国と、ソ連を同一とみるのは、
明らかに間違いだろう。
また、「未開だから」「残酷だから」という理由で「同盟」の可能性がない、
というのも、感情的すぎる。
日英同盟の相手のイギリスは、植民地で悪逆非道の行いをくりかえし、
例えばインドでは数百万人の餓死者をだし、
中国にアヘンを売りつけて、数多くの廃人をつくり出した。
また、今の同盟関係にあるアメリカは、日本に戦略爆撃をかけ、明らかに
市民の殺戮を狙った残虐な犯罪(戦争犯罪である)をおこなった。
アメリカは、有史以来、日本人を最も数多く殺害した国である。
外交関係は、国益に合致すれば、相手が「悪」で「強い」ほど良い。
861 :
G:2010/10/21(木) 14:58:32 ID:sfd27YO5
>>857さん
高橋陸郎は、おれも好きだなあ。
三島由紀夫関連から入っていったが、澁澤達彦とも親しくて嬉しくなった。
この人の詩を読むと、いつも思い出すのが、多田智満子と鷲巣繁男。
>>858さん
天皇を祭祀王とみるのは、その通りだと思うけど、当時は祭政一致。
記紀の上代以前の神話をみても、神武天皇の東征はもちろん、
各地のツチグモやら、蝦夷、クマソの征伐のが多く、当然軍事的な威力に秀でいていた。
半面、祭祀(魔力?)の強い出雲王朝は、結局政治力の大和王朝に屈している。
>>859さん
おれも「辛島」ってのは、分からないですね。
知りたい。
「秦氏の末裔か」
秦氏は、書記に「渡来した氏族」と明記されているので、
もちろん、天皇家の「先祖」ではない。
渡来後、天皇家に使え、官僚として支えている。
862 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 21:48:47 ID:jQpPti8X
↑澁澤龍彦 ?
「中澤佑二 不屈」 佐藤 岳
863 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 05:32:56 ID:vr3GuI1u
辛島は地名にもあります。私も詳しくは知らないのですが、祭祀に関係してるらしい。もと渡来人。
見聞きした範囲でいうと、かなり、平家の末裔。龍造寺、豪族の末裔。小早川、無論もと毛利藩。
本人に問うと勿論それを意識しています。物集姓の人には会ったことがありませんが、これは何かを
収集することと関連があるのではなかろうかと推察されます。家の姓を口伝できる環境は貴重ですな。
友人で名前に種を入れる決まりになってるということもあります。
864 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 05:48:21 ID:vr3GuI1u
澁澤も古本では人気があるようです。澁澤というと金子国義。もう70くらい。絵は欧州を
強く意識。歌人塚本邦雄ももののあはれを欧州的なものを題材にしてこんなものも詠みます。
しかもなほ雨 ひとらみな十字架をうつしづかなる釘音きけり
865 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 06:57:51 ID:vr3GuI1u
宮司は今も神社のそばに居所を建てひっそりとお宮のお守りを続けられているところも稀には
あります。近頃は皆の寄進も減って昔の面影も絶えつつありますが、中には材を張り直して
未だ健在のところも見受けられます。その周りの集落は集団のまとまりが残っているようにも
感じられます。赤ちゃんが1歳を超え、ひととしてのスタートをきる儀式を行う場合、この
ような舞台が必要です。大概楠などの大樹が植えてあり、その様が心象風景として残存する
のでしょう。
866 :
G:2010/10/22(金) 10:24:57 ID:z7lVOil5
>>862さん
おお、澁澤龍彦の間違いです。ご指摘感謝。
>>864さん
おれは高校生の頃、澁澤龍彦のあの濃い緑色の全集が欲しかったが、
たかくて買えない(;_;)。
今みたいに、文庫本で手に入る時代ではないので、
あの全集でしか読めない文章がたくさんあった。
そのため、当時はまだ安かった「宝石」「マンハント」とか、
古本屋で集めたものでした。
867 :
G:2010/10/22(金) 10:26:56 ID:z7lVOil5
>>863さん
確かに「辛島」の古名は残っているかも知れないが、
それと天皇家との血縁関係?とは、無関係では?
>>865さん
童謡のようなお宮の描写はなつかしいが、伝代の神社の現状とはかなりずれていると思う。
まず、「宮司」は宗教法人○○神社の代表の意味で、「お宮に奉仕する人」なら「神職」が適切では?
余談だが、宮司が社長だとするとその次が「権宮司=ごんぐうじ」、
部課長あたりが「禰宜=ねぎ」、そのしたが「権禰宜=ごんねぎ」、「出仕」など。
神職が神域内に住む神社はむしろ少なく、全体の10%くらいではないか?
ほとんどは特定の神社の摂社、末社で、お祭りの時だけ神職が来て祭祀をする。
ご指摘のように以前は村や町単位で鎮守や産土社(うぶすなしゃ)があり、
地域の中心だったが、今は、初宮(はつみや=赤ちゃんの初めてのお宮参り)に、
鎮守に行く家庭は少なくなりましたね(大きな観光名所のようなお宮に行くことが多い)。
868 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 13:05:07 ID:vr3GuI1u
今の過疎化都市化の時にメイジャーじゃないと俺も思ってるんだよ。田舎育ちには田舎育ちの心象が
あって、神社は未だほぼ集落単位、昔は徒歩で歩ける距離に残っている。近くには彩色壁画古墳も
ある。マウンドだな。土を盛り上げた。遺跡はほぼ見晴らしがいいとこにある。太宰府天満宮を学問
の神様として喧伝した知恵者がいたようなお宮には行かない。お寺も講義を聞いてももどかしい。
聖書のほうがよほど分かりやすい。我が国には器物信仰もあるし、器物お化けはユニークと思う。
日本人はアニミズムを信仰していると言われても結構。森が好きなんだよ。
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 13:18:27 ID:vr3GuI1u
30台、品川に住んでた頃七五三は日枝神社に。赤坂の駅から近く、あの辺の土地の値段を
考えたら、あのようなまあ広い土地を神社として残してるのは驚異的だよ。東京の高速道路
を川の底に移して、川を拝むというプロジェクトには賛成する。日本橋といっても、新橋と
いっても川が見えないでない。
失礼 逸脱しました
870 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 13:30:05 ID:6XjxAwd2
赤坂のお稲荷さんもすごいな
871 :
G:2010/10/22(金) 16:47:56 ID:z7lVOil5
>>869さん
「広い土地を神社として残してるのは驚異的」
下世話な話でもうしわけないが、これは税法と関係する。
宗教法人は、宗教活動に関わる部分には、税金がかからない。
つまり、普通なら巨額の不動産関係の税金、都市計画税などをとられるのに、
お寺、神社の土地(駐車場などは別)には税金がかからない。
だから、宗教施設は、広い土地を持っていられる。
872 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 20:34:19 ID:vr3GuI1u
百鬼夜行絵巻の謎 小松和彦
室町時代が発端とされるお化けが群れをなして通りを歩き、何処かの館に押し入る
様が描かれ、動物類ばかりでなく、三足や衣文かけにたらした袴の類までもが、
お化けと化して何やらやっている図。応仁の乱その他夥しい戦があった頃でも
あり、親鸞、一休など坊さんが辻説法を試みた頃でもあるらしい。数々の
写本や模写が出てその系統がわかり難い為、再度近年の資料をもとに再俯瞰した
解説本。別に図鑑のでかいのが出てる。高いのが難。
873 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 20:46:00 ID:vr3GuI1u
今余りにも夜が明るくなっているので、暗闇を知ることが難しいのだが、
夜暗闇の中、行灯で周りをみるとそれだけで滅法怖い。浮世絵には広重
などの昼の世界、美人画、その果てに妖怪ものと枕絵と続くわけで、それに
恨みをもって井戸に飛び込んだお女中や滝壺に飛び込んだ哀れな少女などが
続き、こういうのが漫画の原点になっているのあろう。北斎漫画をみて
俺は少年マガジンを連想した。
孤独に歩め 求めるもの少なく 森の中の象のように
874 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 20:57:10 ID:vr3GuI1u
子どもの頃、何が怖かったかと言えば、梅津の[ままがこわい]。獲物を
追いかける時、首が長くでたり。最愛と思ってたら最悪だったという、
常識を逆さにしたその発想。あの頃は奇想天外大バーゲン状態。化け猫
も映画でやってたし。
875 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 21:13:11 ID:vr3GuI1u
学生時代は、ガロ、つげをちら読み。ほんとにいいと思ったのはずーっと
後。つげが漫画に描いたニ岐渓谷も今や今風になってるのでしょう。もう
私の感覚も今の子達とかなりずれてるし。しかし、あの頃は雑誌でも
現代史手帖やサブ(いまのホモご用達とは別)スターがキラ星の如く
百花繚乱、千両万両ですわ。映画評論も今でも何冊か保存中。
876 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/22(金) 21:20:29 ID:vr3GuI1u
↑現代詩手帖
つげの[無能の人]、DVDにもなってましてふぶきじゅんが嫁役で出演。
竹中もあの漫画が好きなのですね。
楳図の「ママが怖い」は本当に怖かったな。
当時、姉が読んでた少女フレンドだかマーガレットだかに連載されていた。
首が伸びる姿が出てこないかと恐る恐るページをめくってた。
井上円了の妖怪本や幽霊本も怖かった。
新聞や雑誌に掲載された記事なども載せられて「事実らしさ」を盛り上げていた。
「影の病」だとか「ドッペルゲンガー」とかの言葉を初めて知ったのも井上の本だった。
たしか教養文庫だったと思う。
連投すまん。
今は田舎に住んでるので夜は普通に鼻を摘まれても分からんぐらいの真っ暗闇になる。
さすがにこの歳になると怖さは感じないが、満月の夜の月明かりにはうっとりすることがある。
漆黒の闇というのは田舎ならではの特権だね。
晴れた日には満点の星が見えるだろ?
見えるはずだけど目が悪くてのう
子供の頃、四国の山中で見た降るような星空には、あれから出会えてない。
訂正。
>>877の幽霊本の作者はお化け博士の円了翁じゃなく今野圓輔氏だった。
>>881 小学生の頃は良かったんだけど中学入ってから眼鏡の厄介になった。
今は携帯のせいかな?
五十過ぎてからは老眼が日増しにw
今は五味康祐の「無刀取り」読んでた。
五味の柳生武芸帳あたり久々に再読してみるかな?
夜が静かなのは本読みにはありがたい。
…で、しばらくここには来ないw
883 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/24(日) 11:07:24 ID:cTBmoS6j
シャーロックホームズ物
楳図かずおと言えば「笑い仮面」・・蟻男の恐怖だな。
半漁人もそうだけれど、近未来に起こるであろう気象変動による人類の変化を的確にとらえている。
ウルトラマンも、楳図かずおだった。
885 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/24(日) 16:56:22 ID:d9NJhTy/
淵の端に立つととても怖い。吸い込まれそうな気分がしてくるから不思議だ。我が国は自然の植物に
恵まれ、その生い茂るさまが、植物に意志がありそうに見えるほど、繁茂する。中に枯れたのが
あったりして、その様が人にも見えたりする。和辻哲郎によると欧州は雑草がほとんど生えない
そうだ。このように人は生まれ育ったところに思考までもが限定されてしまう。国単位でいうと
その位置が意味を持つ。半島は常に不安定、島国は文化が遅れて入るのだが、それが逆に利点と
なる。
886 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/24(日) 17:04:56 ID:d9NJhTy/
カポーティの[冷血]など、周りが沙漠とかプレーリーだったりすると、車で出かける時は
トランクに水を持って行く。万が一車が止まったり、スリップ横転したりすると、助けを
見つけるために半日くらい待つこともある。通勤に片道100kくらいかかる。そういう
環境だと、我々とは殺人に対する態度が変わってくると思う。沙漠と言っても土獏のところ
も多い。乾いていてもブレーキを踏むと凄いほこりと共にスリップ。イスラム世界に多い。
887 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 07:07:36 ID:OUKky7FP
ルーブル美術館の楽しみ方 赤瀬川源平
昔にせ千円札を美術品として発表、その他総じて街路系アーティスト。ルーブルは戦後地下部が発掘
され、そこに目をつけるあたりが赤瀬川らしい。パリ最高法院に飾ってあった首なし僧侶など怖いね。
マンテーニャの[美徳の園から悪徳を追い払うミネルヴァ]は一度見たい。奇想天外。
888 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 07:22:20 ID:OUKky7FP
少しずれるけど、名画を自宅に飾りたいが高いしと思ってるかたへ
私はAllposterというオハイオの会社から買います。中身よりフレームのほうが高いのですが
書斎に掛けるくらいの50x40くらいで30kくらい。ジクレープリント。アイテムは多い。
レディゴダイヴァが白馬に乗り、街を行進の図はタペストリーで買いました。あれはベルギー
の菓子屋が自分の名前につけたほど、いい話ですね。服を着てない淑女を見ないようにおふれ
が出てたにも拘らず、覘いた男トムがPeeping Tom、ありふれた名前にしてありますが。
すけべの代名詞となって語り継がれているわけです。
889 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 12:33:59 ID:UDTfisCb
↑ だいぶ ズレてますよ。
890 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 15:42:46 ID:rydjxuQP
>だから、宗教施設は、広い土地を持っていられる。
都内23区の土地なんて、武家屋敷や江戸城以外はほとんど、寺社の
借地じゃないのか?
おいらの家の窓からも、お寺とお墓が見える。品川の京急沿線ジャが
891 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 16:06:00 ID:3q3IkLBk
「愛憎の檻」 藤沢周平 この作家のは面白いなー、何度読んでもあきない
892 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 17:33:20 ID:OUKky7FP
東大は加賀藩屋敷跡、慶応は薩摩藩跡か。俺がいた20年ほど前も、品川目黒は林試の森とか白金台の
公園など立派な森が残っていたが。未だ江戸の痕跡を山手線沿には見つけることができる。あの辺は
地価馬鹿高いから、相続税の5000万控除なんて意味ない。結果、地上げ屋=やくざの跋扈や
小さく切り売りなどが横行し、風情のない姿と変わってしまう。何時迄たっても、欧州などの歴史的
風情のある通りなど望むべくもない。相続税を調べて、気がついたのだが、ないとこも多いね。
893 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 18:12:11 ID:OUKky7FP
お寺は宗教的意味合いを喪失。葬儀屋の飾りに便利なだけ。講話なし。幼稚園経営や着物
披露会場賃貸しなど金儲けにはご執心。その点、神社で金儲けの話は聞いたことがない。
伊勢神宮や宇佐神宮には公金が流れているのだろう。宇佐神宮の白馬はいなくなって久しい
が。出雲大社は萬の神が集まるところとされているが、あれ何の意味だい?神有月と神無月。
894 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 23:50:37 ID:tbEGThnC
頭のおかしな人がいるね。
895 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/26(火) 06:06:58 ID:e4w6EPVo
何か「気楽に読み流せる作品」のヒントを希望です。ありがとう。
896 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/26(火) 12:16:17 ID:bl004hmX
にちゃんはみんなあたまがおかしいの!
897 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/26(火) 13:48:08 ID:b8R45PhE
気楽にって、何も残らないと同義語 だよ。
898 :
G:2010/10/26(火) 17:02:40 ID:kmzMNSNh
>>890さん
旧江戸地域に自社が多かったのは事実。
しかし、武家地が過半を占め、町民の土地も多く、自社地は多くて10%程度では?
しかも、明治以降、自社地の再統合(墓地を郊外に移すのが中心)になり、
大幅に整理された。
奈良や京都に比べれば、23区内の自社地は、多くないと思う。
899 :
G:2010/10/26(火) 17:04:56 ID:kmzMNSNh
>>895さん
「気楽」かどうかはわかりませんが、
くたびれて、固い物を読むのがイヤになったとき、おれが開くもの。
○ロバート・B・パーカーのミステリ。
スペンサーものは、よみつくしたので、今はジェシイ・ストーンシリーズに凝っている。
世を捨てた?中年の警察官が、田舎町の警察署長になり、
事件や人々の人生に触れていくさまが、じわっとくる。
トム・セレックの映像版も素晴らしく、主人公が1人で海を見つめるシーン、
静かな音楽がたまらない。
○「ローマ人の歴史」塩野七海
完結して、全部読んだはずだが、読む端から忘れるので(^_^)、何度読み返しても面白い。
内容的には、歴史書というより、司馬遼太郎風歴史物語で、気楽に読める。
おれが好きなのは、マリウス、ハンニバル、やっぱカエサルか。
人物描写がうまく、エピソードがおもしろい。
○江國香織の小説あれこれ
有名人の娘ということで敬遠していたが、エッセイで文体の良さにびっくり。
小説は良し悪しがあるが、どれを読んでも、素性の良い、女性らしい感性にみちた内容。
家族関係の細かな描写、恋愛に震える心、この人だと、悲しみも爽やかに感じる。
変な比較だが、北杜夫の「楡家の人々」(傑作)の感性を、やさしく女性的にした感じ。
どれを読んでも(全部読んでないがw)気軽に読めて、ほっとする。
批判はうんざりです
面白いと思う本をココで書いてもらえるのはうれしいです
901 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/27(水) 06:17:33 ID:vchFHJqR
>>897 「何も残らなくても」構いません。寝付かれない夜に異空間を散歩出来るくらいの感じで充分でございます。
>>899 ヒント、ありがとうございました。ロバート・B・パーカーの作品を読み漁ってみます。
どなたか、もっともっとヒントをお願いできたら幸いです。よろしく。
902 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/27(水) 12:46:25 ID:T6c9EwFc
「木に学べ」 西岡常一
「キムラ弁護士、小説と闘う」木村晋介
村上春樹のIQ84やクリスティを滅多切り。
俺は、椎名誠の「哀愁の町に霧が降るのだ」に続く一連の与太本を読んでいるので、
木村弁護士は、バカ弁だというある種の確信を持っているので、
何かえらそうなことを言っても所詮バカ弁のたわごとだと思っている。
905 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/27(水) 22:48:42 ID:KQmdHzxR
>>904 ぜんぜんえらそうじゃないよ、気楽に読めるネタ本みたいなの。
「哀愁の町に霧が降るのだ」でも木村は馬鹿椎名たちのお父さんだったじゃないか。
あの環境(誇張だとしても)で司法試験に受かったのだから
頭はいいよ。 ところで何か嫌な事あったの?
そういうことではなく、頭はいいけれど、バカ弁なのだ。それでいいのだ。
>>891 藤沢周平は文章が平易なのに表現が的確でとにかく読みやすいね
これは非凡な才能だと思う
衒学的なところが全然無いので司馬遼太郎とかに比べて評価低いと思うけど話に入り込めるところはすごいと思う
俺みたいに頭の悪い読者には最高
908 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/29(金) 06:48:16 ID:DxAgXkuc
楡家の人々とワギダの女は身内のことをかいており、重苦しくなるところを
さらりと。両氏とも軽い読み物で名を知られたが、重いのも書ける。
909 :
G:2010/10/29(金) 10:37:15 ID:NWUOt/3P
>>901さん
多少なりともお役に立てれば、幸いです。
おれ自身、無知浅学なので、いろいろご教示下さい。
ロバート・B・パーカーは、亡くなってもう新作が期待できないので、
とても残念です。
>>908さん
「楡家の人々」は、多分、戦後の日本文学でもトップクラスの名作だと思う。
しかも、奇を衒ったところがなく、平易で当たり前のことを描きながら、
素晴らしい作品になっているところが、すごいところだと思いますね。
おれはこの手の長い人生や家の盛衰を描いた物が好きで、
そのゆったりした時間の中に浸っている時がすごく幸せ。
「楡家」だと、東京の青山あたりの市井の暮らし、
箱根での避暑の様子など、自分は知らなくても、なつかしい。
910 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/29(金) 12:02:59 ID:+904Gcpl
例解古語辞典
911 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/29(金) 12:15:47 ID:DxAgXkuc
昔は青山に脳病院を建てられんだから、あの辺が場末。江戸時代は将軍の狩場
だったらしい。紀伊青山藩。六本木にも練兵場、どうりで防衛庁が六本木、
自衛隊が市谷にあるのかわかる。東京は江戸の骨格を残している。日比谷に武家屋敷を作る
為、御茶ノ水あたりの山を崩し、埋めた。水路が多い。時代劇には川に小舟の
舞台設定が多く見られるが、大阪と同じく水の都だった。周囲を塀で囲み威風
堂々とした作りにする家の作り方は大名屋敷に端を発す。老若男女の集まる
色町は場末に作られた。鬼門の方角に神社を配置。浅草寺、泉岳寺など。
東京の空間人類学 陣内秀信 筑摩書房 1985
912 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/29(金) 12:50:55 ID:aQUZ0zRX
TBSの敷地は近衛連隊だとか
陸軍大学と陸軍士官学校ってどこにあったのかい?
913 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/29(金) 18:07:46 ID:+904Gcpl
↑ 広辞苑で調べたら?
太宰治が入水した玉川上水はどの辺だ?
916 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/30(土) 14:07:37 ID:g0+fQD7R
↑ 広辞苑で調べたら?
>>915 多摩文学散歩(吉祥寺から三鷹へ)という文学を歩くサイトをググルよろし。
綺麗な写真と判りやすいガイドで記念碑や縁の地を紹介しています。
入水地点の碑もあったよ。
918 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/30(土) 16:29:54 ID:N2K8RusC
お金持ちのお金はなぜなくならないの を買ってみるw
恐怖の心霊写真集 中岡俊哉
第二次世界大戦ブックスシリーズ サンケイ出版
・・・が、子供の頃のオレの、二大愛読書w
今でも古本屋で第二次世界大戦ブックスを見かけると、即買いだ(`・ω・´)
920 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/30(土) 20:02:21 ID:g0+fQD7R
丘 浅次郎 著作集
921 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/31(日) 11:26:47 ID:/AXvJTdD
「マッハの恐怖」 柳田邦男
922 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/01(月) 10:34:08 ID:HVHFzatG
柳田邦男の『サクリファイス』も感動した。
おもしろいのは、高野和明の小説。途中でやめられない。
「13階段」「幽霊人命救助隊」など。
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/01(月) 11:03:37 ID:fQknk/+N
>「マッハの恐怖」 柳田邦男
えらい古い本やのう・・・まだ印刷してんのか?
>>922 サクリファイス はリアルタイムで読んで深く考えさせられた。
現在は低体温療法ってどのくらい進んでるのかなあ。
話を聞かない男 地図を読めない女 の人が新刊だしたね。
男性がテストステロンに支配されてるっていうのには
納得した。
全部ホルモンのせい。
最近、山手樹一郎の時代小説にずっぽりハマってしまった・・・。
長編(脳天気かつご都合主義的展開)、短編(こっちの方は、案外キレがあるものもある)、
どちらもいい。
主人公ピーンチ→奇跡的な偶然連発で、ピンチ脱出!
ヒロイン、悪漢からレイプのピーンチ→なぜか、悪漢の気まぐれで危機一髪で助かる!
安心して読めるというか、ダラダラ読めるというか・・・何というか、漫画的なんだよねw
長編は、冒険小説的なノリもあって、なかなか面白い。
たまにブックオフの百円文庫コーナーに大量に出てて、すかさずゲットしてるよ(´∀`)
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/01(月) 18:36:33 ID:220zDHPG
>「マッハの恐怖」 柳田邦男
えらい古い本やのう・・・まだ印刷してんのか?
↑ 当時 衝撃的やったのう・・・
927 :
G:2010/11/01(月) 19:39:24 ID:AQi68/aN
純文学好きの知り合いから紹介されて、土日で一機読み。
「きらきらひかる」江國香織
「ナチュラルウーマン」松浦理英子
「薬指の標本」「妊娠カレンダー」小川洋子
「我が人生の時の時」(再読)
女流作家の中では、やはり江國香織が一番いい感じ。
才能としては、松浦理英子だろうが、なにか発展性がない感じがする。
小川洋子も小説はうまいが、こういう「感覚」の見せつけは、下品だな。
「普通さ」に食傷したので、久しぶりに石原慎太郎を読み直す。
この作品は、どの1編を読んでも、精神をある種の彼岸に連れていってくれる。
>>925さん
山手樹一郎とはなつかしい。
とは言っても、1冊くらいしか読んでませんがw
この人の名前を聞くと、あの安手のカバーを付けた春陽堂文庫の、
見捨てられたような山を思い出す。
その頃の古本屋だと、ハヤカワミステリが1冊200円、ロマン文学全集が100円だとすると、
春陽堂文庫は、3冊で100円だった……
「こんな本、誰が読むんだろう」
と思いながら、何もかもうんざりしたときに、数冊買って読み流した。
そんな時に、島田一男や、源氏鶏太や、長谷川伸を知った。
知ったとしても、本好きの間でも、まったく話題に上らない、
忘れられたような作家たち。
今も本屋に春陽堂文庫はあるが、乱歩や横溝正史をのぞけば、
うらぶれた感じがあるなあ。
928 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/01(月) 23:06:28 ID:mxLq+bkW
遠野物語 柳田國夫
>>927 山手樹一郎(長谷川伸の弟子ですね)は、最近また評価されているみたいですよ。
春陽堂の復刻版(?)文庫の新刊、結構な値段なので、古本屋で安い本を集めるので
あったw
春陽堂や桃園の文庫を多く見かけるね。
驚いたことに、弐十手物語の神江里見氏が山手樹一郎の短編を漫画化してるのよ。
(当然、購入)これを読むと、山手ワールドが簡単に何となくわかる。
聞くところによると、神江氏の師匠?にあたる小池一夫氏は、山手樹一郎を崇拝し、一
方的に心の師匠だといっているらしいw
そういえば、自分に山手樹一郎を推薦してくれた年上の方は、源氏鶏太も絶賛していた
な・・・今度、読んでみなければ。
春陽文庫の短編全集と時代小説全集には巻末解説や関係者、奥さんとの
ロングインテビューなんかも充実してて面白いですね。
去年、官能小説なんかを出してるなんとか文庫から殿様侍あたりが出てて
驚きましたが、また人気なんでしょうか。古本屋からも減ってる気がします。
931 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 10:10:56 ID:FHl2+tX5
グロテスク 桐野夏生
世間らしきものに別れをつげる自分らしきものの追究。他人からは何不自由ないと思われてるが。
自分は足りないものを感じることができ、その不足を充足する一手段として風俗に働く。大企業の
事務員として勤めたこともあるのに。
世間一般の公序良俗からかなり外れてると自認するものにとって、[平田百合子]の行動に深く
得心するものがあるのです。
抜きん出て美しいのに 自分の姿を確かめることができない人間にとって 世界はどのような
姿で自分を取り囲んでいるのでしょう
932 :
G:2010/11/02(火) 11:07:41 ID:WmIOnJOr
>>929さん
「最近また評価されている」
おお、そうでしたか、知らなくて失礼しました<m(__)m>
長谷川伸の「瞼の母」は、本は読んでないけど、映画を見て感動したな。
源氏鶏太については、こんな思い出があります。
古本屋に通い始めた中学生の頃、本屋のオヤジと客のオヤジが話していた。
客「どうだい、ゲンジは最近、出るかい?」
本屋「いやあ、さっぱりだねえ」
客「最近の長いのは、あまり、よくないねえ」
本屋「ああ、ゲンジのは、初期の短編がいいね」
客「味があるね、最近のはだめだな」
おれは、ゲンジは「源氏物語」のことか思い、どうも違うなと感じて
客が帰ってから、本屋のオヤジにおそるおそる聞いてみると、
それが源氏鶏太の事だと判明。
「ケイタのものは、子どもには分からないよ」
と言われて逆に発憤しw、恥ずかしいので別の古本屋で探して読んだが、
(多分「三頭重役」か?)なるほど、何が面白いのが分からない。
数年たった学生の頃、たまたま「たばこ屋の娘」とか言う短編を読んで、なるほど「味」があると思った。
こういう「もののよく分かったオヤジ」というのが、
昔は確かにいて、いろいろ勉強になったなあ。
933 :
G:2010/11/02(火) 11:46:10 ID:WmIOnJOr
>>930さん
そうですねえ、春陽堂文庫は、歴史があるだけにいろいろあっておもしろい。
昔のやつは、小さい字で文庫二段組みなんてのもあったと思う。
高校の頃かな、江戸川乱歩を読み始めたが、まだ、講談社の全集が出る前。
新刊で出ていない作品も多く、そんなものは、
春陽堂文庫の古い版で読むしかなくて、随分古本屋を探したもの。
934 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 12:34:52 ID:NXODUhmz
源氏鶏太 久しぶりに聞いたよ。 なつかすいねぇー!
935 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/02(火) 12:37:13 ID:+3GS2rH+
源氏鶏太はオヤジの本棚から勝手に持ってきて読んだなw
オヤジに「もっと高級なものを読め」と怒られた
って親父あんた…w
石坂洋二郎、獅子文六とか通俗小説の人はやっぱ死ぬと忘れられるのかな
川上宗薫、梶山季之とかほとんど見なくなったしw
937 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/03(水) 22:45:54 ID:DmmqnVct
↑ 唄もおんなじ。 つまらんやつは ドンドン忘れられていくんだね。
938 :
G:2010/11/04(木) 16:27:48 ID:w4yiM2st
>>935さん
「荷風伝」って、源氏鶏太の著作なんですか?
見あたらないのですが、正式なタイトルをご教示下さい。
>>936さん
「川上宗薫、梶山季之」
なつかしい。
中間小説というのか、小説現代とか、問題小説とか
雑誌を古本屋で買って、こっそり読んでいたことがある。
もちろん、エロ場面が目当てでw、中高生のころは、あれで興奮した……
そういえば、「エロチカ」という、ちょっと高級な?エロ雑誌がり、
田村隆一が訳していた「私の生涯」みたいな小説が面白かった。
「エロチカ」自体、アメリカや北欧の「性解放」といったバックボーンがあったようだ。
それにしても、あの時代の「北欧、カルフォルニアは、フリーセックスだ」
といった幻想が会ったみたいに感じるな。
実態は、ちがったけど。
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/04(木) 16:46:02 ID:LmWr+lRt
940 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/04(木) 16:56:58 ID:cA0fMqGr
↑踊り子の楽屋に入り浸り??
荷風伝って佐藤春夫じゃないの?
>>927 松浦理英子小川洋子はずっと追いかけている。
二人ともデビュー作だけで判断しないでほしいと思う作家。
こういう感覚が合わないなら残念ですが。
>>936 川上宗薫とか梶山季之、オレはまだ読んでるぞw
しかし、世間の評価がそんな感じなら、古本屋で見かけたら買っておくべきかな・・・。
川上宗薫の「肌ぐるい」は、今読んでもチンコびんびんになる傑作だと思うよ。
ゴーゴーバーとかコークハイとかコールガールとか、単語がいちいち古いけどw
943 :
G:2010/11/05(金) 10:09:47 ID:fWDTEDLC
>>939さん
>>941さんがご指摘の通り、佐藤春夫に「永井荷風伝」というのがありますが
源氏鶏太にも、同様の荷風の伝記があるんでしょうか?
探したんですが、検索の仕方が悪いのかな。
>>941さん
小川洋子は「博士」、松浦理英子は「P」を読んで、まあおもしろかった。
作家に対する感想は、同じだな。
でも「下品」というのは、作風のことで、批判でも、拒否でもないですよ。
例えば、山ア豊子の「しぶちん」とか、かなり下品(下世話か)と思うけど、
すごい名作だし、大好きな部類。
>>942さん
「肌ぐるい」はしらなかった。
おれって、馬鹿な自慢をするみたいだけどw、
ある時期までの川上宗薫と、大藪春彦は、すべて読んでいたww
大藪なんて、ブックオフでついでに買って、半分くらい読んで
「おや、この話は、読んだことがあるな」
と思って本棚を見ると、昔買ったカッパブックスの本がちゃんとあったりする。
まあ、大藪のは、クルマと火器の名前で覚えていないと、内容はおなじだからなあ。
>>943 趣味が合うなw
大藪は男のおとぎ話だからなー。
今でも枕元に数冊転がっているよ、大藪春彦。
「肌ぐるい」(に限らず官能小説)も、男のおとぎ話みたいなもんであるね。
延髄を抉ったりしないけどw
基本的に、新任の美人教師とヤりまくる高校生の話。
その教師の友人ともヤったり、妹の友人と(妹の見ている前でw)ヤったりするという・・・。
うん、やっぱりおとぎ話だなw
祥伝社の新書サイズ(カッパブックスと同じサイズ、あの判型は何ていうの?)で持ってたけど、
紛失(´・ω・`)
ところが数年前に、祥伝社文庫で出ていて大喜びで購入したのであったw
今でも、比較的楽に手に入るんじゃないかなー。
川上宗薫といえば、セックスの味に目覚めた女が、野外オナニーだか立ち小便だかしている池
沼の男を目撃、あまりの巨根に好奇心がムラムラして、誘惑・・・って話を、子供の頃に雑誌で読
んだ記憶があるんだが、ありゃ何だったんだろう?
さすがに、内容的に単行本化されてないのかねー・・・?
945 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/05(金) 11:57:33 ID:+rQwmrZT
↑ くだらん 工事艶でも よみなはれ!
946 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/05(金) 12:39:06 ID:Bq5MH/xd
荷風に関する伝記物は今でも新刊が出続けているから心配すんな
947 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/06(土) 02:20:38 ID:DoV+Bu7K
『荷風全集』(岩波書店) 刊行中。
岩波は復刊商売がうまいね。 基本出版に集中投資するんだろうけど、
でも、「全集の筑摩」 との経営格差はどこからくるんだ?
筑摩の 『柳田國男全集』 は第22巻が数年ぶり(じゃなかったか)に
出たから、途中放棄の危惧からは解放されたけれど、それでも油断できない。
マラルメを完結させた筑摩書房の良心と誇りを信じることにして、
まぁ必死に読むさ・・・って、必死の思いで買ったんだぞ、クソッタレ!
¥12,600って、ザけんじゃね〜ゾコノ野郎。しかも、包みやがってからに・・・。
立派な本を読んでいても、
その言い草じゃ、学問が身についていないようだ。
>>948 あなたかなりズレてますよ、943さんのは「心の叫び」でしょうが。
本音を使い分けされてるから、ここで吐き出しておられると思いますよ。
それをそんな風に揶揄されるとは・・・あなたは、
立派な本を読んでいて知識はあるけど智慧が身についていないようだ。
と、私がレスしても怒りませんかねぇ?
950 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/06(土) 11:43:30 ID:KlBw5y55
慎重45
立派な本を読んでいる人が必ずしも立派な人にあらず。
人の値打ちとは、そういうもので決まるものではありません。
952 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/06(土) 16:08:23 ID:SFZaM3X8
立派な本を書いた人が、必ずしも立派な人でなくとも
本の内容が立派なら、それでよい。
書いたヒトと作品の相関は、無関係の関係です。
953 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/06(土) 17:54:47 ID:KlBw5y55
↑ 無関係ってことは ないけど 全てではない。
954 :
949:2010/11/06(土) 19:17:23 ID:0bvxDs55
>>948が「立派な本」と書いていたから、自分もそうレスしたけど
そもそも「立派な本」なんて言い草は、本好きからは出ないよなぁ。
いい本、面白い本、為になる本 賞賛するのなら、こうだよ。
「本の内容が立派」等、あまりにも下品。充実しているとか、読み応えがあるとか
読書スレなんだから、ちゃんとした日本語を使用して欲しい。
お説、ごもっともです。
しっかり勉強いたします。
956 :
949:2010/11/06(土) 20:40:30 ID:0bvxDs55
957 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/06(土) 21:07:14 ID:3mmlZ2UP
価値観の問題もあるな。
何を持って立派とするのか?
立派とは、派を立てることだから、小沢さんとか中曽根さんとかは立派なのです。
958 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/07(日) 09:32:30 ID:N9Dn3QZs
退職後リサイクルやゴミで千冊処分したけど、まだ3千冊ある。
貯金も蔵書も歳相応に、計画的に減らしたいナー …
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/07(日) 11:29:20 ID:+Xz2dKaP
井上雄彦の「バガボンド」
吉川英治の原作を大きく逸脱して独自の展開
漫画と侮ることなかれ
人物をすべて筆で描いていることに一幅の書を観るが如し
960 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/07(日) 20:24:50 ID:mntXuO5V
小沢さんとか中曽根さんとかは立派なのです。
↑ どこが?????
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/07(日) 22:34:14 ID:DSQ5huhe
自分で派閥を作ってその長に収まることを立派というのです。
田中派、中曽根派、小沢派はあるのに、菅派も鳩山派もない。
自分の手足となって働く兵隊もまとめられる人が立派なのです。
962 :
G:2010/11/08(月) 11:01:12 ID:S+WHq/Dw
>>944さん
若いときにお世話になったエロ作家には、今でも頭が上がりませんねw
後年、たまたま川上宗薫の普通の小説?を見たことがあって、
そうしたら、びっくり。この人は、もともと純文学作家志望だったんですね。
なんとか賞がとりたい、とか、しつこく書いてあって、哀れを感じました。
よく覚えてないけど、1960〜70年代のエロ系の中間小説の作家の中で、
川上宗薫と、梶山季之は、ちょっと図抜けた存在か?
その後、団鬼六とか千種忠夫とかも愛用したけど、どうもSM系は体質に合わないな。
>>945さん
この「広辞苑よめ」話がよくでてくるけど、確かに今の団塊世代くらいまでは、
岩波書店は、一つの権威だったんだろうな、と推察します。
中学の時、先生が
「分からない言葉があれば広辞苑でたしかめなさい」
と、うやうやしく、広辞苑を掲げていたことを思い出す。
あれは、青い表紙の第二版がでた頃じゃないかな、なつかしい。
遅ればせながら白川先生の三部作などひもといていますが、
例えば「学統」などは「読む」と言うのが相応しい。
しかし「広辞苑」は、むしろ「引く」のではないか?
あれは、読める本ではない。二版の頃は、間違いも多かったし。
>>949さん
ご忖度、感謝いたします。
もちろん、おれ程度に「学問」がないのは、その通りですが、
「立派な本」といった、権威主義は、嫌いですねえ。
963 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/08(月) 14:17:32 ID:ulujcRIN
>>962 川上宗薫の普通の小説って「流行作家」ですね。
私も読みました。
自分と思われる人物のことを、自嘲的に書いていましたね。
川上宗薫も本当はエロ小説なんか書きたくなくて
悩んでいたことがわかりました。
梶山も普通の小説しか読まなかったな。
黒の試走車とか赤いダイヤとか
これらは面白かったです。
964 :
G:2010/11/08(月) 15:00:35 ID:S+WHq/Dw
>>963さん
そう、そう「流行作家」という本でした。
詳しいですね。
やっぱり、昔の純文学作家というのは、独特のステータスがあったんだと思います。
20代のころ、1時間くらいの電車通勤していたことがあり、
物理的にも、精神的にも重たい本は手(頭も)が疲れるので、
主にカッパノベルズを1日1冊のペースで読んでいたことがありました。
梶山季之をはじめ、松本清張、藤原審爾、佐賀潜とか、なつかしい。
その後の赤川次郎、西村京太郎は、どうも肌が合わず、しばらく遠ざかってました。
おれの極私的印象では、昔のエンタメ系の生島治郎、結城昌治なんかは、
結構おしゃれで、ハヤカワのポケミスマニアのおれとしても、普通に読めた。
でも、三毛猫や、特急○殺人は、なにか演歌ぽくてなじめませぬ。
山村美砂読むなら、エド・マクベインの方がずっといいし。
新宿鮫が出て、久しぶりにカッパを買ってますが、
あのシリーズは、紙が軽くていいなあ。
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/08(月) 21:43:44 ID:kzJYhurH
白川 静 「字統」
966 :
G:2010/11/09(火) 11:00:17 ID:HQ34/ZEZ
>>965さん
おお、その通り。
おれの間違いでした。
ご指摘、多謝。
白川先生の著書の「字」を間違っちゃ、しょうがないなw
967 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/09(火) 20:51:21 ID:Us4XVd0L
↑ どなたはんも 間違いはあるもんですね。 ただし 気が付けばそれでよし。
968 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/11(木) 20:10:01 ID:QVDlel1Y
「大漢和辞典」 諸橋轍二 これって よみでがあるね。
969 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/12(金) 11:28:19 ID:0KFpwLe5
諸橋大漢和を持っている人がいることのほうが驚きだ
個人で持ってるのは、研究者くらいじゃないかと思ってた
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/12(金) 12:35:07 ID:7571tqZx
↑ 普通は 図書館じゃないの?
971 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/12(金) 19:16:15 ID:VQ+ZwFYF
すごいね〜 みんな本読んでるんだ
ず〜っと読み続けているのは尾田栄一郎の「ワンピース」と
20年間ず〜っと読み続けてまだ読み終えないのが
G.I.グルジェフの「ベルゼバブの孫への話」
>>971 ワンピースを理解できる50代は尊敬してしまうよ。
‥話の筋や内容以前に、コマの続き具合からよくわからんw
ドラゴンボールもワンピースも毎週見ていれば嵌りますよ。
夜には竜馬伝とNHKスペシャルを見るけれど、それと同じ感覚です。
要は慣れの問題です。
974 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/13(土) 21:51:52 ID:W5B9Okz0
例によって
何を読むかよりも如何に読むかでしょう
でも最近老眼が…
975 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/13(土) 22:02:23 ID:Xeg+FTT4
↑ 歳とると ホント 目が疲れるよ。
アイストレッチ、お勧め
977 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/14(日) 19:01:29 ID:ytZ7IhOQ
「理科年表」
978 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/15(月) 00:05:48 ID:L5t2IBe4
「金持ちの嘘に騙されるな」宝島新書
「丸腰国家コスタリカ」扶桑社新書
は最近読んだ中では強烈に面白かった。
国際競争力?憲法第9条改正?
これは全て金持ちが仕組んだ出鱈目世論なのだな、と。
大体、国際競争力を上げたからと言って、円が1円上がればすっ飛ぶんだよね。
また、軍隊が絶対に必要、なんて考え方もコスタリカの国民の行き方を見ると全く馬鹿らしくなってくる。
979 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/15(月) 11:58:26 ID:whpiimdg
↑ 理科年表 わしも便所において 座りながら読んでる。 飽きないね。
980 :
G:2010/11/15(月) 14:38:36 ID:D9r9ETu/
>>978さん
「丸腰国家コスタリカ」
たまたま、友人がこの本を読んで熱っぽく語ってくれたのが印象に残っている。
聞き語りで失礼だが、おれの印象では、子ども頃、左翼の先生などが言っていた
「非武装中立平和国家スイス」
等に似たような感じだ。
スイスはその後、実は重武装国家だと分かったがw、環境の違いを無視したのは同じ。
コスタリカは途上国レベルで、援助や国債を外国に買ってもらって国が成り立っている。
人口は500万程度で、「平和憲法」にもかかわらずアメリカのアフガン、イラク戦争を支持ている。
日本で言えば、国や県の補助金でやっている山間の過疎村が、
「警察官廃止、核兵器廃止平和宣言」
を出したようなもので、少人数の「むら」なら、警察官はいらない(消防団で充分か?)
「反核」も、もし援助金をちらつかされれば、すぐ引っ込める、
といった状況だろう。
コスタリカのような、アメリカの衛星国的な小国があり、
補助金漬けの無責任さでテキトーなことをやっている、という事例紹介には、いいだろう。
しかし、それを日本の「モデル」、「平和国家」の目標、
といったレベルで語るとなると、とんでも本の部類に属するのではないか。
自分で読んでいないのに、コメントして失礼。
SMスパイナーですな