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名無しさん@お腹いっぱい。:
年金生活や利子生活の老人が若者を苛烈に搾取すると、社会の活力がどんどん削がれて来ます。
実は、資本主義経済の最大の欠陥は、老人の資本家が若者の労働者を搾取する構造にあります。
若者を搾取する事を老人の特権だとして、老人の側が何の痛痒も感じなくなれば、その国は遅かれ
早かれ破産してしまいます。末端の若者の置かれた惨状たるや想像を絶するもので、それこそ
塗炭の苦しみを味わいながら結婚も育児も許されない男女が大勢います。それを知りながら、老人の側
が彼らの痛みに共感できないと言うのであれば、そういう国はモラルの倒錯した畜生の国になって
しまいます。しかも、高齢者ほど投票率が高いため、議会では高齢者の権益ばかりが優先される事になり、
若者への搾取は法的に正当化されてしまいます。一度制度化して定着してしまえば、それを覆すのは
至難の業です。なぜなら、老人が若者を搾取する構造を批判するのは、突き詰めていけば資本主義と
民主主義という近代国家のシステムそのものを否定する事につながってしまうからです。そもそも、
右肩上がりの経済成長がなければ、利子がつかないので資本主義というシステムは続くわけがありません。
一方で、高度経済成長期を生きた団塊世代は、本気で経済成長が永久に続くと堅く信じて来ました。
しかし、働けば働くほど豊かになる状態というのが、人口増大という環境下でしか実現されないのは
当たり前の事です。実は、団塊世代の一般認識に反して、日米の経済成長は実質的には70年代で
実質的に終わっていました。後は、国債の濫発で孫から借金をする事で、経済規模を水増しして
来ただけの事です。そして、長年の国債濫発で築かれた天文学的な累積債務が、現在では複利
で幾何級数的に殖え始めています。もう国家破産は時間の問題です。そうなれば、老人が若者
を搾取する資本主義の構造も終わりを告げるでしょう。