1 :
モナカのおっちゃん:
50代以上なら話が通じるかなと思って。
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/25(金) 17:55:19 ID:aBQD9dzL
好きです!
しかし、時間がないので書けません。残念です。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/25(金) 20:28:42 ID:ziJfBOK4
カモカ系のエッセイが好きです
若いころは小説が好きでしたけど
姥シリーズもいいけど現実離れしてて空しくなったりね。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/25(金) 21:14:16 ID:IcUrRWtn
姥シリーズ、初めのうちは中小企業の生活に親近感が沸いて
面白かったけど、マンネリになって来て途中で止めました。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/25(金) 22:08:31 ID:rsguY2LA
顔がいいです。持ってる思想は月並みな感じです。そこがまた魅力なのでしょうが。
6 :
スヌーが居るのよ:2005/03/28(月) 12:33:15 ID:BbyRhw1M
田辺聖子さんの 甘い可愛い小説は
神戸に住んでると
よ〜〜〜〜っく 判ります
神戸って 聖子さんの世界が
ほんとに在るんです
あんな おばあちゃまもネ
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/29(火) 09:12:19 ID:6pf8uxBz
清少納言読まれましたか?
あれは田辺さんが書いたんじゃなくて、
清少納言、その人が田辺さんに憑依して書かせたんではないか、
って思うほど面白かったです。
8 :
ぽっとママ:2005/03/29(火) 17:02:16 ID:UN/82KrP
むかしあけぼの ですね。聖子さんの母上が喜ばれる本です。
私もいま3度め、読み返してるよ!
本物の枕草子読む知力も体力もナイ。
源氏物語も面白いよ!
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/31(木) 14:11:22 ID:adLyYgN7
聖子さんの題名は忘れましたが、
母堂とご一緒に旅行されたことが書かれてあり、
親と一緒に旅行することは親孝行の一つなんだと知りました。
3度も読み返されてるんですか?
どこら辺りが面白いですか。
私は清少納言の夫とのやり取りとか想いも興味深く読みました。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/31(木) 14:40:45 ID:adLyYgN7
言い忘れました。
ぽっとママさんお勧めの源氏物語買ってきましたが、
中巻「露しげき蓬生に変らじの心の巻」しかありませんでした。
買ってはきましたが、上巻からと置いてあります。
求める本がなかなか手に入らない田舎で困ります。
11 :
ぽっとママ:昭和80/04/01(金) 23:24:04 ID:D94tq+k+
カモカのおっちゃんにもある男の可愛さ、これ1番!
そして、いつの時代も男は女のビミーヨな心を理解してくれない
女同士の共感!
水晶の水、蓬の香り、美しいものへのあこがれ。
聖子さんって天才だと思うよ。
12 :
ぽっとママ:昭和80/04/02(土) 04:30:39 ID:W1E542hu
ただし、あのファションセンスはパス。
昔ベビードール着てゴルフしてたお婆ちゃま思い出す。
私は気に入った本は何度でも読み返すタイプの本好きで、
田辺聖子は元気な時に読みます。
エッセイ風な物はさーっと読み飛ばすので、なんとなく幸せ気分を
もらえると思いませんか?
ところで、ネットで本買った事ありますか?
古い本も買えるのかしら?
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:昭和80年,2005/04/03(日) 11:21:36 ID:Z5OkoAY4
古本屋サイトで絶版本を一回PC始めたばかりのときに買いました。
本の値段と送料がほぼ同じだったと記憶してます。
エッセイ風というと「楽老抄」と、あと若いときのものを読んだだけです。
あんまり・・・て感じでしょうか。
もっとも、私は最近読み始めたばかりの田辺聖子ファンなんです。
はじめて読んだのは、
花狩 杉田久女の伝記小説 この本のお陰で
谺(こだま)して 山ホトトギス ほしいまま
この俳句を知りました。いい歌を教えてもらいました。
花狩の描かれた杉田久女は真摯過ぎるほど真摯な女性でした。
田辺聖子って 源氏物語の説明してなかったけ?
昔、読売新聞で日曜版に 毎回出ていて 興味深かったけど・・。
瀬戸内寂聴は嫌いです。
今東光の愛人だったとか・・・・
私も瀬戸内寂聴は嫌いです。
あの人の源氏の訳本は人気があるのかと思って、
若い人に聞いてみたけど評判悪かった。
で、今東光の愛人だったと言うのは本当ですか?
今東光の仏教の弟子で、出家名は東光さんに付けてもらったと
瀬戸内寂聴さんが書いていました。
今東光さんの出家の名前の「今春聴」の一字を貰って「寂聴」と。
東光さんの奥さんが、寂聴のほうが良いから春聴と
取り換えてもらったらとおっしゃたとか。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:昭和80年,2005/04/04(月) 20:02:26 ID:cfd1qYjB
田辺聖子さんのエッセイかなにかに
セックスと死は一卵性のようなものだからという文章があったが
ボキャブラリィの乏しい私はそう・そうさすが作家さんだな-
私がなんとなく感じてたことをよう表現しはると感心しました。
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/24(日) 19:32:28 ID:v/dBbNOF
姥シリーズは好きです。
確かに現実離れしてるけどおとぎ話だと思っています。幸せな老後の全てが詰まっているというか。
現実はあんなに頻繁に息子たちは親に電話なんかしないし、ましてや嫁なんてとんでもないですもの。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/28(木) 04:58:55 ID:PQYW0uYD
そういわれれば、嫁である私も義理の母には電話しなかった。
夫も必要最低限しか電話しなかったと思う。
しかし、現代の70代の男の人も女の人もよく出歩きます。
そんな70代目指して健康に気をつけたいです。
ゆめはるか吉屋信子 同じく伝記小説
この板ではファンが多いと思われる少女小説の大家吉屋信子氏を描いたもの。
彼女の父親が関係した足尾銅山のことが延々と書かれ、
一体吉屋氏本人のことなのか足尾銅山のことを書きたいのか
どちらなのかと思いました。
しかし、田辺さんの下調べは膨大なもので、
足尾銅山についての田辺さんの著書が欲しくなりました。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/18(土) 10:50:59 ID:f8GlPuVc
「楽老抄」
あまりピンとこなかった。
「孤独な夜のココア」エトセトラ
年代違いすぎ。
「姥」シリーズ
こちらのほうが面白い。年が近いから?
歌子さんの前向きな姿勢おおいに笑いました。
こんな人いないいると上で書かれていますが、
子どもからの電話は兎も角、こんな姥になりたいですね。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/18(土) 14:03:08 ID:feNoFdxo
昔、朝日新聞に連載されていた「文車日記」が面白かったです。
以来、彼女の書く古典ものの良さに目覚めました。
源氏物語も、寂聴さんのよりイキイキとして面白かった。
やっぱり源氏物語ですか。
まだ、読んでいないのですが、期待します。
今、中日新聞に隔週で身辺雑記書いておられます。
面白いです。
先回は靖国神社のことを、
叔父さんの話とからめてサラリと書いてありました。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/02(土) 21:03:07 ID:68Ny6J3i
妻に先立たれたあと、田辺聖子の写真で抜かせていただいております。はい。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 11:17:10 ID:CeaqZo4d
「楽老抄」
に書かれた賞味期限の切れたという小文、
しみじみと感じる。
賞味期限の切れた人にならないように気をつけようと思った。
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 11:21:32 ID:PK8iGlHN
『感傷旅行』とか書いたんは、あのオバチャンやったか?
そうです。
とおい昔、まだ小娘だった頃、「窓をあけますか」をはじめ
彼女の描くユーモラスなオトナの恋物語にはすかっり嵌まったものです。
ところがある時、ピン○ハウスのお洋服を彼女はとても好み召しておられる
という事実を知り、思わずのけぞってしまいました。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 12:41:56 ID:qNN2vGir
わたしもたまたま読んだ《窓をあけますか》で聖子さんフアンになり、それ以来彼女の本はほとんど
読んでいます。服装のセンスも彼女らしくていいなあと思います。
>服装のセンスも彼女らしくていいなあと思います
そう言われてみると、そうですね。
そんな気がしてまいりました。w
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 13:35:38 ID:qNN2vGir
そうですね、田辺聖子さんとのお付き合いはかれこれ「ん十年」になるのでしょうか。
私が出会った彼女の最初の作品は『窓を開けますか』で、内容は三十二歳のピチピチのハイミスの恋物語で(ところで「ハイミス」という言葉、今でも使われているのかなー)
恋とは別にその主人公が世間のナンダカンダについて述懐していることがそのころ自分が常々考えていたことと重なり、
その口吻が読み手のこちら側にもビンビン伝わってきて小気味いい賛同の念がふつふつと湧き、「ソウダ!ソウダ!もっともダ! 世間のバカタレが!」とついつい引きこまれてしまったのでしょうか。
作中のことばにもある通り「ウカウカ年ばっかりいって」と途方にくれることがある私なので妙に納得しちゃったのでしょうね。
それと、この主人公に投影されている、聖子さんの見識の高さに感心しちゃった。というより惚れちゃったんですね。
そんなこんなで聖子さんの書くものは私にとっては「バイブル」みたいなものになり私は「聖子教」のひとりとして、この頃の若い人に「やさしい大人」になってもらうためにもぜひ彼女の本を読んでもらいたいのだ。
私はちっともそんな風になっていないのが片腹痛いのですが。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 15:08:36 ID:PK8iGlHN
>「ハイミス」という言葉、今でも使われているのかなー)
当節では、「老嬢」とか、「オールド・ミス」と云ふ様で御座居ます。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 17:08:55 ID:srZisEPq
そうですか。(^^)
聖子さんからは人生を生きていく作法というのかな、いろいろ教わりましたというか今でも大変参考になっています。
「家庭円満のコツは見て見ぬフリにつきる」とか「夫婦の間では〈われにかえる〉ということは、見合わせたほうがよい」とかね。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 17:23:16 ID:Brwlb4BF
いい年こいて「聖子教」ですか・・・(汗
のめり込む心理が怖い。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/03(日) 21:22:51 ID:CeaqZo4d
私も聖子教信者かもしれません。
彼女の描く伝記小説-ゆめはるか吉屋信子、清少納言、花狩。
主人公があたかも田辺聖子さんに乗り移ったような、
そんなある意味鬼気迫る内容と思う。
ついで、額田女王のことを書いていただきたい。
和歌に精通され、資料集めも生半可ではないない彼女が、
どんな額田女王を描いてくださるか、是非読んでみたいです。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 08:17:21 ID:coeDSGBR
あのオバハン、あんじょう「通天閣、高い〜、高いは・・・」
の数え歌(尻取り唄か?)を憶えとるみたいやで。
みんなも子供やった時分は、よーお歌うてたやろ?
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 09:12:28 ID:gp7S/jWZ
知らないなー。
どんな歌ですか。
ぜひ歌詞が知りたいわ。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 12:47:25 ID:coeDSGBR
「♪〜ダイヤモンド高い 高いは通天閣 通天閣こわい〜♪、
こわいはユーレン(幽霊) ユーレンは青い 青いは坊ンさん・・・♪」
というらしいです。(田辺聖子はんの「姥ときめき」に載って居ました)
もっとも、他にも色々なヴァージョンがある様で御座居ましてよ。
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 13:12:17 ID:lynQFTbV
そうですか。「姥ときめき」に載っていましたか。
なんだか楽しそうな歌詞ですね。
姥ときめきは確かわたしも持っているはず。
あとから調べてみましょう。
有難う御座いました。
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 13:18:04 ID:lynQFTbV
額田王ですか。懐かしいなー。
わたしも聖子さんの《文車日記》に導かれ
古典の世界に足を踏み入れ、古代史や王朝女流文学に
興味を惹かれいろいろ読みましたが。
額田王に触れているのは《文車日記》の中ぐらいかしら。
エッセーや対談集でもあまり話題にのぼりませんね。
わたしが興味をもって読んだのは《千すじの黒髪
わが愛の与謝野晶子》《花衣ぬぐやまつわる わが愛の杉田久女紐》《ひねくれ一茶》などで、与謝野晶子はともかく杉田久女や一茶など他人に理解されにくい人間の哀しさが胸をうちましたね。
私は逆に、聖子さんがお書きになる持統天皇を
ぜひ読んでみたいです。
(こればかりは、はかない夢のような気がしますが)
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/05(火) 13:30:51 ID:N1d9R53v
こんなんも、ありましたわ。
「通天閣高い 高いはバナナ バナナは青い 青いは幽霊 ・・・」
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 11:11:31 ID:BRe7QtYp
永井路子さんが『茜さす』で持統天皇に触れていますよね。
>こればかりは、はかない夢のような気がしますが
知力、体力共に優れ策略家でもあるスケールの大きな持統天皇は
聖子さんには無理ってことなのかしら。
なぜかしら。
よく分からないなー。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 13:56:33 ID:OeE0xLp5
「通天閣高い 高いはバナナ バナナは青い 青いは幽霊 ・・・」 て
あんさん、バナナて青いモンだしたんか?
アテの知ってるのんは、ちょびっと違(ちゃ)いまっせ。
また今度、暇が出来(でけ)たら、書かせて貰うことにしまっさ。
エライおやかまっさんでおました。 ほんならまた。 さいなら。
>>41 皇太子の異母兄弟に謀反の疑いをかけて自害させたり・・と
自分の血筋を頑なに守ろうとするあまり、我が子を悲劇の皇子にさせたといわれる
讃良皇女を聖子さん独自の世界を通してみてみたいです。
永井路子さんも著書「美貌の女帝」の中でも持統天皇のことについて少し触れて
おられますが
母としての情念のようなものも加え、これまでの聖子さんの作品を
ほんの一部、私が拝見したかぎりですが、なぜだか彼女が立ち入ることのない分野
のような気がしたまでです。
>>39 の書き込みは、それでも何かの拍子に、このスレがもしかすると
聖子さんご自身のお目にとまる事があるかも、とちょっとしたリクエストの
つもりでもありましたが、今、読み返してみると言葉足らずでしたね。
失礼いたしました。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/08(金) 14:41:31 ID:fyVEv1go
作家の体質の違いを言われているのでしょうか。
でも聖子さんの初期の作品の中にはタイトルは忘れましたが
オドロオドロシイとまではいかなくてもしんねりむっつりな
内容のものもありますし。
『炎の中の女たち わたしの日本女性史』の卑弥呼などは男性のようなカチっとした文体で書かれていますし。
一概には決め付けられないのでは。
作家ですからね。興味があれば書くのではないでしょうか。
つまり持統にはそれ程の関心は無いのでは。
永井さんの著作にはたびたび持統が登場しますね。
『美貌の女帝』は読んでいませんが『旅する女人』の中でも
詳しく述べられていますし。
余程惹かれるものがあるのでしょうね。
>彼女が立ち入ることのない分野 のような気がしたまでです。
聖子さんの著書に対して、こういう感想を抱くに至ったあなたの読書暦を知りたくなりました。
よろしかったら教えて頂けませんか。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/21(木) 06:43:27 ID:iSeeYW8W
壬申の乱の時の旗しるしが赤かったのは
項羽を倒した漢の高祖にならい、
持統天皇はご自身を呂后になぞらえられたかも。
そのような人と、秀でた職業婦人を描く聖子さんのイメージとは、
ちょっと違うような気がするのですがどうでしょう。
鼻歌にして丁度いいスッカラカン節もいいけど、
女おっさんという田辺さんの新造語に最近はまってます。
本は好きだが
あの顔見てマスかく気にはならんて。。。。
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/21(木) 16:12:40 ID:Kt2PXhVj
45さんの言っているイミがようワカラン。
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/22(金) 07:53:18 ID:V3ci4Bx7
本によると壬申の乱には、
漢の高祖の真似をして赤を旗しるしにしていたそうです。
息子を天皇にするために策謀し、
結局自分が立たれた持統天皇の軌跡は、
呂后(高祖の妻)をなぞらえていないか、と想像したのです。
もちろん持統天皇の、
政治力統治力は血筋(天智天皇の娘)だなぁと賞賛しています。
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/22(金) 07:54:06 ID:V3ci4Bx7
スッカラカンは姥シリーズに出てきます。
女のおっさんと田辺さんの新造語があったと思うのです。
で、短縮させて女おっさん、フフ
最近自分が女おっさん風味をかもしだしているのではないか。
高校生ぐらいの女の子が季節柄短いスカートに靴下も履かず、
サンダル←今風に言ったらなんというんでしたっけ
ヒールの付いたサンダルのスラリとした立ち姿に、
艶かしさに目のやり場に困ったりします。
そう思いつつも、やはり、美しいもの見たさについつい目がいってしまう。
ああ、女だけどおっさんしてる・・・
で、女おっさんになっちゃってるってんで女おっさんにはまってんです。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/22(金) 15:56:51 ID:Pw4GMiiA
そういうことですか。
よーく分かりました。有難う。
そういう意味ではわたしも女おっさんしていますね。
だって若い娘って見ているだけでは綺麗ですものね。
手なんか見てるとカナワナイナーなんてうつむいてしまう。
でも口を利くとノータリンでやれやれと。(^^)
聖子さんの可愛らしい小説をたくさん読んでせつなさのわかる
味のある大人になってほしいわ。
51 :
空 ◆KUUnew4ZZs :2005/07/22(金) 22:38:46 ID:seANQ5h1
お聖さんのエッセーを読むと昔が恋しくなる。
子供のころ。 娘時代。
あのぬくもり。 あの肌合い。 あの匂い。
あの頃の大人たちの話し方。 町の様子。
商家のしきたり。おなごしさん。おとこしさん。
住み込みのぼんさん(丁稚、小僧のこと)。
家に出入りのわけのわからない人たち。
懐かしい、懐かしい、すべて懐かしい。
私の血となり肉となった大阪の懐かしい昔が詰まっている。
でも、いまはもう読みたくない・・・少なくとも、当分の間は。
思い出すのがつらいから。
乙女となりし父母の家を。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/23(土) 12:20:38 ID:/LZ6jUen
すらすらと流れるようなありきたりな言葉の羅列。
ぎくしゃくしてもいい。つんのめってもいい。
自分の言葉で綴ってもらいたいものだ。
>>52さん
私のことでしょうか?
もし、私のことだったら、昔のことが思い出されて、感情あふれるままに
文章のことなど考えずに次から次と書き込んだのですが。
半分泣きながら。
自分語りのレスになって仕舞ったのは申し訳ありません。
>ありきたりな言葉の羅列。
私は文章力が無くて、ありきたりな表現しか出来ません。
才能がないのは分かっています。
才能が無いから、私が書くとありきたりに成ってしまいます。
でも、51で書いたことは一つ一つに私の心がギッシリと
詰まっています。
私も田辺聖子さんと同じ大阪の商家の出ですから。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/23(土) 17:21:39 ID:/LZ6jUen
センチな(^^)空さんの書き込みを読んでいると何だか
わたしが悪者に思えてきました。
>あのぬくもり。 あの肌合い。 あの匂い。
あの頃の大人たちの話し方。 町の様子。
これらは使い古された言葉の数々でしたから、
ああ言ったまでのことです。
偶然の一致なのでしょうね。
もし、あなたを傷つけたのなら謝ります。ごめんなさいね。
可愛らしい空さんへ。
>>54さん
ありがとう。 ホッとしました。
使い古された言葉だったのですか?
何にも考えずに、私の心をそのままに書いてしまいました。
今の私はセンチなんです。
子供の時から泣いたことなどなかったのに。
昔の嫌な出来事は忘れてしまって、過去のすべてが懐かしくて。
でも、もうあの時代には戻れないから忘れたい。
だから、田辺聖子さんのエッセーから離れていたい。
それと「姥ざかり」も・・・
私はああいう世界で人となりました。←これも駄目?(w
(と、ここでスレタイに戻しておいてっとw)
気分が滅入ったときに読むと気持ちが和む本
田辺聖子の「姥シリーズ」「古川柳おちぼひろい」と戸板康二の「ちょっといい話」
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/24(日) 07:03:36 ID:96QcPTfw
「すらすらと流れるような表現」と、
空さん褒められちゃってるね。
>>51を読んで空さんの心中をおもい書けなかったです。
掲示板にはいろいろな思いの人がいるんですね。
自分の苦い思いをおもいっきり叫び癒したい人がいれば、
やはり、50才以上板として、暖かく見守りたかったです。
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/24(日) 07:10:40 ID:96QcPTfw
文車日記、古川柳おちぼひろい、戸板康二の「ちょっといい話」
読んでみたいです。
杉田久女のことを出身地のためか、とか書かれてあったけど、
私は俳句の世界にどっぷりとつかっていたから、
周りの理解が得られにくかったのかもと思った。
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/24(日) 13:34:11 ID:xzZkE3PB
聖子さんのファッションについて、なんやかやおっしゃる方が
いられますが、ここは聖子さんご自身のことばで申し開きして
いただきましょう。
『死なないで』より抜粋。
黒いモンペや継ぎはぎのブラウス、おばあちゃんの羽織・おじいちゃん
の古浴衣で作ったワンピースで少女の頃を過ごした女はきれいな
夢のような、花やいだ色でなければ、身にまといたくない。
そういう花やかな色彩が権力によって奪われた時代、力によって、
人間のよろこびを圧殺される時代が、いつかまた来るかもしれない。
そのおそれがあるから、いま平和で自由な時代を幸いに、わたしは
好きな色を着たり試みたりしている。
終戦直後の窮乏生活をしたたかに味わってきた中年アリスの聖子さん
としては遅れてきた少女時代をいま心かるがる楽しんでいるのです。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/24(日) 13:45:38 ID:xzZkE3PB
心がかさついた時にこそ聖子さんの甘いショートケーキのような小説を読むべきなのでは。
わたしもいろいろ読み返していますよ。忘れていた確かなモノを思い出すのでは。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/25(月) 15:20:59 ID:3FN6FyKj
心が渇いたとき「おちくぼ姫」はいかがでしょう。
日本版シンデレラ姫おちくぼ姫は、
この年で読んでもも楽しいです。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/25(月) 17:02:09 ID:pozjBgnS
58さんへ。
確かに聖子さんは土地が人間を作るとして、感想を述べていますが、
「これは関西ニンゲンのわたしの思いこみかもしれないが」と一応断りをいれています。
読んでいない方に参考としてそれに関する一文を紹介しておきましょう。
『性分でんねん』久女と信州より。
上方者には信州に対して強い思い入れがある。
水清く山険しきところ、人の気性もまた清廉・剛直である、というような。
何しろ千年の古都を擁する上方は、老朽化したようなやさしい山容、溶けかかった氷のような山々にかこまれ、人気(じんき)はなまあたたかいわりに薄なさけ、そのくせ馴れ馴れしく如才なく、愛想よいくせに口と腹は別、というような、実に「ややこしい」文化風土なのだ。
『花衣ぬぐやまつわる…』より。
関西人の常として私も信州に強い思い入れがある。
その気候といい風物といい、肌と心を洗われるような気がする。
これは関西の、猥雑で如才ない、狎れ狎れしい雰囲気で育ったものでないと、理解してもらえないかもしれない。
古い歴史の血のよどんだ関西の風土はなまあたたかい体臭にむれている。
懶惰・放逸をそそのかす居心地よさ、けちで欲深で破廉恥で、そのくせ陽気で闊達で俊敏で親切なような薄情なような…
そういう土地からくるとまさに信州は正反対の気がする。
関西は山すらも稜線が丸みをおび、おだやかに瞑目しているようだが、
信州の山の稜線は鋭く険しい。
空気も人のハラワタも透明で、物がなしいほどまじめにみえる。
久女は最後まで対人関係に熟練してオトナらしく妥協し、折れ合い、ナアナアでやっていく、という才能はなかったようである。如才なく生きられない久女の信州人らしい清廉のちが世俗の指弾にさからいつづけさせたといえないだろうか。
とあくまでも問いかけの形で締めくくっています。
この印象は久女の取材で訪れた温泉旅館の奥さんの応対にいよいよもって
その感を強くしたようですが。
このくだりを読むと聖子さんの新鮮な驚きととまどいが目に見えるようで笑ってしまいましたが。
あなたの言われることも一つの要因にはなっているでしょう。
それは聖子さんも述べておられます。
俳句に没頭することで夫婦関係にもきしみが生じ破綻をきたしていく。
当時の社会風潮や、小倉という住んだ土地の気風、真面目一筋でユーモアを解さない直情径行の一途な性格。
人あしらいも下手で、他人との距離のとり方もわからない。
自分に対してのゆるぎない自信があるから、こと俳句のことになると師と呼ばれる相手に対してもズケズケ物を言ってしまう。
煩がられ、徐々に回りの人々を遠ざけてしまう。
あらゆるものに疎外されああいう最後に追い込まれていくんですね。
しかしこれはあくまでも聖子さんが資料や日記を検証し推理し想像し組み立てられた聖子版久女像で、本人でない限り正解はありません。
あなたもいろいろ想像し持論を展開させて行ってくださいね。
時間があればもっと聖子さんの原文を紹介したいのですが、わたしも主婦で家事の合間にコレを書いているので忙しくこれぐらいで止めときます。
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/25(月) 18:36:22 ID:HB2jEKpF
年を取ると、長い文章を読むのがしんどい。
簡潔にお願いしたい・・・。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/26(火) 07:58:07 ID:WKOLXW3j
聖子さんファンでしたらぜひ原文も読みたいだろうな
との私の勝手な思い込みで長くなってしまいました。
お節介でしたね。(*^_^*)失礼致しました。
以後気をつけます。有り難う御座いました。
しかし私は久女が好きです。
才能のある勝気な女性が、運命に恵まれなかったのは同情し、心も惹かれます。
「花衣ぬぐやまつわる…」は、
昔あけぼの伸び伸びとした筆運びとは違っているような。
久女の係累がおられるため遠慮されたのでしょうか。
もしくは、聖子さんは久女的な人は苦手なのでしょうか。
苦手と思ったのは「姥ざかり 花の旅笠」に、
武家婦人の土屋斐子「たびの命毛」寸評は、
読み苦しいものがあったからです。
土屋や久女は世間に合わせることが難しい自我を持ちながらも、
合わせようと苦渋しておられる人と思うのです。
斉藤茂吉とおぼしき人の歌作姿勢を、
息子がチラリ書かれてました。
その歌作姿勢は言葉に対し真摯過ぎるぐらい真摯なのですが、
男性であるゆえに周りからゆるされる姿勢でもあるように思う。
斉藤は経済的にも恵まれ、
細々とした家のことは妻やお手伝いさんがしてくれ、
歌作に専念できるでしょう。
同じ真摯な歌作姿勢をもつ久女は周りから疎まれる存在。
女であるためにまとまった時間を自分のために使うことは、
難しかったと思われる久女。
無理解な夫と離婚したくても、子どもの将来のこと、
これからの生計を考えれば躊躇するのも当然です。
久女にとって苦渋に満ちた生活だったと思います。
それを久女の出身地のせいと少しでも思うのは、
いかがかなっと、本を読む限りやりきれない思いがしました。
考えれば現代においても、
父子家庭と母子家庭では平均所得格差があります。。
女性平均給与と男性平均給与の格差はどんなものでしょう。
俳句師が吉屋女史のように実入りよければ、
久女は子どもを連れて夜逃げしたんでしょうか。
それとも子どもを片親にすることを躊躇い、
世間の常識から抜けることができず
鬱々とした家庭のなかで暮したでしょうか。
花衣ぬぐやまつわる…は、
同性にも良く思われない久女の姿が、
読む私を苦しく哀しくさせる物語でした。
今昔物語、スイスイ読めて面白かった。
70 :
エトランゼ:2006/01/22(日) 11:38:17 ID:av2wrH5M
今、中公文庫で「道頓堀の雨に別れて以来なり」を読んでいます。
田辺聖子女史のライフワークとか、川柳作家岸本水府とその時代をえがいていますがおもしろい。
かながね古川柳を書いた本を一杯出しているので興味ありました。
71 :
うーん:
田辺聖子はきらいです
若い頃何冊か読んだ記憶がありますが
好き嫌いがはっきりしすぎて嫌悪感を
覚えたきおくがあります
題名は忘れましたが
確かエッセイだったなあ