葬儀

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42名無しさん@お腹いっぱい。
10年程前になる。
我は葬儀屋に逝っていた。ある時、一人暮らしの老人が亡くなった。
早速、都会から帰った息子達に入棺の手順や方法を説明をした。
息子達は初めてなのか良く理解してない様子だった。
日没になったので、少し心配だった我は家を訪ねた。
玄関を開いた瞬間、腰が抜けそうだった。
全裸の死人(白蝋色)が両手を挙げて仁王立してた。
裸電球の下で、二人の息子の内一人が死人を支え、一人が
「逆水」で体の隅々を拭いていたのだ。
多分、脇の下も拭くため死者は両手を挙げていたのだろう。