30代のおならと変わらないと思うよ
20代のおならとも変わらないと思う
10代のおならより豪快になったかな
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 21:13:34
4番 ファースト 王
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/15(木) 21:20:58
五棒食ったときのオナラ
6番セカンド門田
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. l /  ̄ ` ヽノ
l .l / l
. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l そろそろ寝る
. し' ` 、 ( / ソ/
` 、 _ ` '' "/
し ─ ‐‐ ''
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 21:44:58
好きな男のおならなら屁とも思わない。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/16(金) 23:03:30
ま、最近の屁には中身が伴うわなppp
健康だから赤味噌が出てくるな
今日デカパイは20kmを歩き切ったけど、後半はヘロヘロで、足の裏の痛みを
訴えて家では歩けずに四つん這いで移動してる状況。帰路に買い物できな
かったから帰宅後に俺が一人で出直して買い物し、夕飯は娘と一緒に作った。
明日の朝食の準備をして、デカパイを風呂に入れてやって、ようやく落ち着いた
ところ。
デカパイは少し前に25kmを踏破できたこともあって、次の目標を30kmとして
いたから、今回20kmでダウン寸前になってしまったことがかなりショックらしい。
泣き出しそうな顔つきで溜め息ばかりついて、あまり喋らない。
華奢で基礎体力が無いわけだし、年齢的にも基礎体力の向上は望めそうに
ないから、無謀な挑戦はやめてピクニック程度に留めてほしいのだが、そう言うと
ムキになるから何も言わないようにしてる。でもいつかはやめさせたい。
どうしてデカパイはこんなに無謀な挑戦をするようになったんだろうか。以前は
スポーツなんて全くやらない女だったし、俺がやってるのをバカにしたりしてた
のになぁ。
今の顔つきを見ると、寝てから泣くんじゃないだろうか、と心配だ。鼻をすする
回数が多いから、すでに泣きかけてるのかも知れない。泣き始めるとたいへん
なんだぜ。
さぁ寝るかぁ。
デカパイが歩けなくて家事ができないから娘と俺で手分けしてやった。
デカパイは応接間のソファーに座って娘と俺に指示を出したりしてたが、
娘の掃除機の使い方が気に食わないらしく次第に怒り始めて、掃除機を
取り上げて四つん這いで掃除しはじめた。掃除機を取り上げられた娘は
ムッとしてしまい、ダスキンで廊下をゴシゴシやり始め、またデカパイに
「そんな力入れたら傷つくだろ、バカ!」と怒鳴られ、さらにムッとして
絞り切ってない濡れ雑巾で家具を拭き始めたから今度は俺が怒った。
厳しく言うとこれまでは家事の手伝いを拒否して部屋に逃げ込むことが
多かったが、今日はやたらとムキになって家事をこなし続け、玄関マットを
家の壁にバタンバタン叩き付けたり、風呂掃除では桶で乱暴に水を撒き
まくったりで、デカパイからも俺からも何度も叱った。
昨日留守番をさせたことと、デカパイがまた今回も家事ができない状態に
なって手伝わされてるから反発してるのだろうと思う。
夕飯の支度は程々にやってたが、片付けが終わると「もういいですか?」と
感じ悪く聞いてきて、OKを出したら「あぁ、やっと終わった」と言いながら
自分の部屋に籠った。
明日もデカパイは家事を全てできそうにない。また娘に手伝わせることに
なろうが、どんな態度をとるのだろうか。
最近はちょっと叱った程度では効き目がないからなぁ。デカパイなんか
思うように動けない状態ということもあって、完全に娘にナメられている。
怒りはかなり溜まってるようで「足が治ったら覚悟しとけよ、あいつ」と
吊り目をさらに吊り上げてる。
そろそろ寝るが、布団に入ってからデカパイを落ち着かせるのがたいへん
だな、こりゃ。
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. l /  ̄ ` ヽノ
l .l / l
. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l 苦労が多いぜ
. し' ` 、 ( / ソ/ 寝る
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. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l デカパイ家事完全復帰 早速娘とケンカ
. し' ` 、 ( / ソ/ 寝る
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15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 10:56:03
最近尾奈等超臭ィ
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/21(水) 16:11:51
俺のは無味無臭
「あなた、土日はどうするの?」 さっき少し遠慮気味にデカパイが聞いてきた。
また俺と一緒に過ごしたいらしい。足の痛みがかなり良くなってきたものの、
まだ完調ではないようだから何かと不安があるのだろう。しかも昨日娘と派手に
ケンカして関係が悪くなってるから、俺が出てしまって娘と2人だけになるのが
イヤなんだろうと思う。
特に予定は無いと答えると安心したような感じで、シロクロを連れてどこかへ
出掛けようと言う。どうやら娘を孤立させる気らしい。
娘のほうも最近は親と一緒に行動するのを少しずつ避けているようで、外出に
誘っても積極的についてくることはなくなったが、一方で長時間一人にさせると
不安がって、時には怒り出すから、その辺の加減がなかなか難しくいつも頭を
悩ませている。
娘も連れて出掛けようかと言ったら、デカパイは嫌そうな顔をした。ケンカ
してる真っ最中だからやはり娘を排除したいのだろう。大人げない女だ。
娘に聞いたら一人で留守番を引き受けてくれるようなので、シロクロを連れて
デカパイとどこかへ行くことになった。シロクロを連れて行くと言うことは
今回は豚丼は無しと思ってたんだけど、テイクアウトして車内で食うと言う
ことで変則の豚丼ドライブとなりそうだ。テイクアウトだと豚丼食ってると
言う気分にいまひとつなれないんだけど、でもまぁ豚丼食えるのならいいや。
娘がどんどん離れていくような気がする。前は「東武線乗りたい」「中央線
見たい」と頼まれると、よく手を引いて一緒に出掛けてたんだけどなぁ。
今は手どころか体に触れさせてくれないし、つい先日なんか算数のテストで
いい点数をとってきたから「よくやった」と頭を撫でようとしたら、さっと素早く
逃げられて睨みつけられたからなぁ。寂しいぜ。
娘が離れていくほどデカパイが始終ベタベタとくっついてくるようになった。
鬱陶しい。今後はますます鬱陶しくなるのだろうか。
外出先で昼飯を食った後に緑茶でも買おうかと思ってスーパーに入ったら
菓子パンコーナーにジャムマガコッペが78円で山積みされてるのを見つけた。
ジャムマガコッペは過去頻繁に食ってたんだけど、いつからか食わなくなって
しまい、その後ずいぶん長い間御無沙汰状態だった。
久しぶりに食おうかと思ったんだけど、俺のために毎日一生懸命カロリー計算を
して低カロリーの特別食を作ってくれている愛妻デカパイの姿が頭に浮かんで、
「食っちゃいかん」と一度は菓子パンコーナーを離れたのだが、緑茶を選んで
レジに行こうとしたら、まるで吸い寄せられるように菓子パンコーナーに向かって
しまい、物凄い葛藤の末、「許せデカパイ、今日だけだ」とジャムマガコッペ2個を
レジに持って行って精算してしまった。
記憶が定かでないが、1年以上食ってないんじゃないかと思う。古き友に出会った
ようで懐かしくて、「よう久しぶりだな!」と声を掛けて食い始めたんだけど、ちっとも
美味くない。パンはまぁまぁだがジャムが薬っぽい香りがして、マーガリンも
中途半端な風味だ。味が落ちたのかなぁ。それとも俺の味覚が変わったか。
2個目は緑茶で流し込むように無理やり食って、ゲオッとゲップしたらジャムの
香りが毒々しい。こんなのもう二度と食わん。
夕飯後にデカパイがいつものように俺用の摂取カロリー管理表を開いて、「お昼に
食べたものは何?」と聞いたきたから、定食屋で食ったものを詳細に報告した。
「今日のお昼ぐらいのカロリーで丁度いいね」と褒められたら、やっぱり隠し事は
良くないと思って「ヤマザキのジャムマガコッペ2個食った、ごめん」と正直に報告
すると、怖い目で睨みつけられたが、特に叱られることはなく、「1000カロリー近く
オーバーしてるから注意しなさい」と言われた。
その後あまり喋らなくなったから機嫌を損ねちまったかなぁ、と思って反省してたん
だけど、明日の豚丼ドライブの予定を話してたら笑顔で「今日カロリーオーバーし過ぎ
だから明日は豚丼無しにしようね」と優しく言われた。
真剣に反省してます。あんな不味いジャムマガコッペを食うより豚丼のほうがずっと
良かったぜ。失敗したなぁ。
そろそろ寝る。
今日の琴光喜対安美錦は、琴光喜が優勝戦線からやや後退してたこともあって、
俺としてはいまひとつ興味の持てない一戦だったが、デカパイと娘にとっては
優勝争い以上に重要な一戦で、琴光喜ファンのデカパイと安美錦ファンの娘の
激しい戦いが繰り広げられた。ケンカ状態でお互い口は利かないが、テレビに
向かっての大応援合戦で、俺を挟んで左右からキンキン声が飛んで相撲の
会場以上のやかましさだった。
安美錦が勝つと娘がシロと抱き合って大喜びで、デカパイは「チクショー」と
一言つぶやいて台所へ引っ込んだ。これで終われば良かったのだが。
娘がいつもより大袈裟に喜んで、「デブに勝った!琴光喜のデブ、バカ!」と
しつこく騒いだもんだからデカパイが怒り出して、言い合いになってしまい、
やがてどっ突き合って、俺が体を張って止める羽目になった。
「お母さん、デブが好きなんだ、デブ好き!デブ好き!」
俺が止めても娘はデカパイをバカにしつづける。デカパイも大人げなくムキに
なって言い返す。収拾がつかない。
「お母さんデブ好きだからお父さんなんかと結婚したんだ、デブ好き!」
娘が余計なことを言いやがった。俺にまでケンカ売る気らしい。娘を叱ろうと
思ったがデカパイと娘の言い合いが続く。
「お前のお父さんはデブじゃないだろ!」
「この前までデブだったじゃんか!」
「お父さんは体格が良いって言うの!デブじゃない!」
「お母さんウソつき!お父さんのことデブって呼んでたくせに何だぁ!」
俺のことをデブデブと言われて頭に来たんで娘を強く叱ったんだが、娘の話を
聞くと俺が居ない時のデカパイの言葉にもかなり問題がある。
「だってお母さんがお父さんのことをデブオヤジと呼んでたもん。」
「電話してる時にお父さんのことをデブ君と言ってたんだもん。」
子供の前で父親のことをデブオヤジやデブ君は無いだろ。父親としての権威が
ますます落ちるではないか。
デカパイを叱ったら「ごめんなさい」と謝ったが、本当に反省してるのだろうか。
久々に三連休が実現して、気分良く過ごそうとしたのにこれではなぁ。
安美錦が勝って関脇に留まる可能性を残し、娘は今日も大喜び。
一方琴光喜は魁皇に敗れたものの、デカパイは魁皇も応援してるから「魁皇に
負けたならまぁいいや」と台所に引っ込んだ。これで終われば良かったのだが。
昨日に続いてまた娘がデカパイへの挑発行為を繰り返した。あれだけきつく
叱ったのにまだ分かっちゃいない。相撲を観てて興奮してたから、その勢いも
あったかも知れぬが、許せる行為ではない。
「琴光喜のデブ、また負けた!ダサい、デブ、ダサい!」
デカパイのほうには娘の挑発なんかに乗らずに親として毅然たる態度で接する
ように指示しておいたのだが、幼稚な性格をしてる女だからいざ挑発されたら
カッとなって対抗し始めた。
「琴光喜のデブ、ダサい、デブ、ダサい!」
「うるっさいなー!安美錦だってオッパイ弛んでるだろ!」
「琴光喜みたいなデブじゃないよーだ!デブはダサい!デブー、デブー」
「琴光喜のほうが安美錦より上なんだよ、お相撲は強ければいいの!」
「でもデブだとカッコ悪いじゃん、琴光喜デブ、デブー!」
いい加減にやめろ、と俺が怒り出したら娘はすぐに静まったが、デカパイが
わめき続けてる。全くどうしようもない女だぜ。進歩と言うのが無いのか。
また今夜もデカパイを説教。「だってあんな風に言われたら悔しいもん」と口を
尖らせて反発。この子供のような性格なんとかならぬものか。
明日の千秋楽では琴光喜、安美錦ともに勝ってくれないとまた家庭内が荒れ
そうだ。二人とも勝って我が家庭に平和を!優勝争いなんかどうでもいいや。
琴光喜、安美錦ガンバレ!
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. l /  ̄ ` ヽノ
l .l / l
. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l 最近夜更かし気味
. し' ` 、 ( / ソ/ 寝る
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. l /  ̄ ` ヽノ
l .l / l
. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l 出張から帰ったらデカパイが甘えてくるぜ
. し' ` 、 ( / ソ/ 今夜はたいへんだ 22時には寝る
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. l /  ̄ ` ヽノ
l .l / l
. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l 今夜も大変だ
. し' ` 、 ( / ソ/ 寝る
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なんじゃ?ここppp
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/30(金) 00:54:30
∧_∧
(⌒⌒ヽ ( ・ω・)
( ブッ!! ゝ∪ )
丶〜 '´ (_)_)
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/30(金) 00:55:24
∧_∧
(⌒⌒ヽ ( ・ω・)
( ブッ!! ゝ∪ )
丶〜 '´ (_)_)
27 :
(σ・ω・)σ ◆mLrP2EAMX. :2007/11/30(金) 00:58:12
∧_∧
(⌒⌒ヽ ( ・ω・)
( ブッ!!ゝ∪ )
丶〜 '´ (_)_)
女と言う生き物は何歳になっても他の女と容姿を競い、競争相手を貶したがる
ようだ。デカパイと外出すると他の女性を見掛ける度に、
「ねぇあなた、あそこに立ってる人キレイだけど、顔が大っきいねぇ!」
「ねぇあの御夫婦さぁ、旦那さんはハンサムだけど奥さんブスだねぇ」
「あの女の人見て!あんな太っちゃってどうすんだろ、うわーっみっともない」
などとひっきりなしに容姿を貶しまくる。いちいち俺に同意を求めて来るんだが、
俺としては特に興味無いことだから適当に返事してると、
「あなたはキレイな奥さんを貰えて幸せだね!ね!ね!…」
と俺が「うん」と言うまで「ね!ね!ね!…」を繰り返しやがる。
デカパイは顔だけ見れば確かに美人だが、全体的な容姿は大したことはない。
背が小さくて、乳は大きいものの細身で子供のような体つきだし、尻や大腿部の
肉付きなんかは俺としては不満だ。中年になったら下半身は太るだろうから、と
期待してきたが、全く体型が変わらない。デブになるよりはマシだが、いつまでも
子供のような体型と言うのもどうか。ついでにまんこの毛が濃くて幼児体と不釣り
合いなのも俺としては不満だ。
性格が顔つきに現れると言う話は良く聞くし、実感もしているが、うちのデカパイの
場合は性格が顔と体に現れてるんじゃないかと思う。ヒステリックな性格が顔つきに
現れ、ガキのような性格が体に現れ、たまに見せる女らしい性格が乳に現れたの
かも知れない。まんこの毛はしつこさの現れだろうか。
さっきこんな話をデカパイにしてやったら少しムッとしたが、すぐに反撃に出てきて
「じゃあ、あなたの気の小ささはおちんちんに現れたんだね、あははは…」
とバカにしやがった。
そうかもな。
まぁ、どうでもいいや。もうすぐ寝る。
今回のデカパイと娘のケンカは過去に無い長期戦だった。ケンカを始めた
直後に俺が仲裁に入ったものの、両者とも意地を張るばかりで仲直りする
気配がないため放置しておいたのだが、その後一週間経っても両者ともに
殆ど会話をしない状況なので再び仲裁が必要かな、と考え始めてた。
その長期戦は今日デカパイの勝利でようやく決着がついた。
終業時間近く、自宅のほうから娘の大きなわめき声とデカパイのキンキン
した怒声が聞こえてきた。また言い合いが始まったか、と自宅に戻るのが
嫌になったけど、仲裁するチャンスでもあるので仕方なく自宅に戻ると、
娘は泣き声に変わっていて、デカパイの圧倒的有利の状況だった。
もう仲裁に入る必要はないと判断し、「ただいま」と一声掛けて、怯えて
玄関に避難してたシロを連れて二階で着替えてたら、間もなく娘が敗北の
意志表示をするのが聞こえてきた。
「お母さん、許し、許し、許してください、あがぁっ、あがっ、もうしません、
あがぁぁっ、あがっ、もうしません、あがっ、あがっ、許して、くだ、
あがっ、あがっ、許してください、…」
娘はしゃくり上げてまともに言葉が発せない。デカパイの足元ですがるように
許しを請いてるが、デカパイは仁王立ちして、まさに仁王のような形相で
娘を睨みつけ、「今回は許さんよ、お前なんかこの家出てけ!」と怒り続ける。
「あがぁぁぁぁーっ、わぁぁぁぁーっ、きゃぁぁぁぁーっ、あぁぁぁぁーっ」
近所に響き渡るほどの大声で娘が泣き始めた。泣き声と言うより悲鳴だ。
仲裁に入る気はなかったが、近所に聞こえると恥ずかしいのでデカパイに
台所で夕飯の支度を続けるように指示し、両者を離した。娘は床にうつ伏せに
なったまましばらく泣き続け、その後は自分の部屋に逃げ込んでベッドに顔を
伏せて何も喋らない。
デカパイのほうも勝利したものの機嫌は無茶苦茶悪いし、一連のケンカの
経緯について話を聞いてたら泣き出してしまった。
ケンカの決着が付いたのはいいけど、デカパイと娘が普通に喋るまではまだ
時間が掛かりそうだな。それまではケンカしてるのと同じ状況だ。
この先娘の年齢が上がるにつれてこういう問題がさらにひどくなるのだろうか。
うちは妻が子供みたいなヤツだから問題が厄介になっちまってたいへんなんだ。
あのおなら顔面噴きかけ事件以降、デカパイは全くおならをしなくなった。
元々、無言の肛門と言うほど滅多におならをしない女だったが、いつからか
ブッブッブッ…と独特のリズムと轟音が特徴のおならを頻繁にするように
なっていた。俺が面白がって「吹かせ!吹かせ!」とおならを奨励したりした
こともあってか、ますます吹かしまくり、調子に乗り過ぎて例のおなら事件に
至ってしまったワケだが、あの事件でデカパイ自身は猛烈に反省したようで、
以降俺の前では一発も吹かしていない。
食生活を変えたわけでも無いのにおならがピタリと止まるはずがない。俺の
居ない所で絶対に吹かしてやがるな、とデカパイを追求したところ答えない。
「したくなったら秘密の場所へ行くの! 内緒!」と笑ってゴマカしやがる。
程々におならをするぐらいなら楽しいし、生活のスパイスになろうから、
たまには吹かすように指示したんだけど、テキトーな返事をされた。
最近デカパイが庭へ出たと思ったら特に何もせずにすぐ家の中に戻ってきたり、
鼻歌歌いながら廊下をうろついたり、階段を意味無く昇り降りしてるのが
少し気になってたんだけど、あれはきっとおなら放出のためなんだな。
「迷惑掛けてないんだからいいじゃないの。どこでやろうが勝手でしょ? 」
しつこく追求してたら怒り出してしまった。デカパイは娘とのケンカ上がりで
まだ機嫌が良くない。これ以上機嫌を悪くされると家庭内の雰囲気がさらに
マズくなるのでおならの話は止めた。
「おならのことであの人がうるさいんだわー。しつこくてさー。」
電話で俺の悪口を言い始めた。ワザと俺に聞こえるように愚痴ってやがる。
「あっははは、仕方ないよねー。そんなにスゴいのやったの? うわぁーっ、
らしくないじゃーん。その場に居たかったわー。ははは…。」
何だよ、おならの話で盛り上がってるじゃんか。好きなんだよな、おならの話が。
「・・・じゃあね、頑張ってね! 期待しとるわ。」
電話を切ると俺の所に走り寄ってきて、
「あなた、ねぇ、Tさんがねぇ、聞いて! 笑っちゃったわ、ねぇ・・・。」
やっぱりそうだったのか。電話の相手はTさんだったか。
Tさん、愕然としました。歳を取ると言うのは怖いことなんですね。
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. l /  ̄ ` ヽノ
l .l / l
. l ヽ-' ・ 、
ヽ ・ _".ヽ
', 、 "" ,, ‐ " ` l 来週から年末の挨拶回りか
. し' ` 、 ( / ソ/ 面倒臭いなー
` 、 _ ` '' "/ 寝る
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「あなたはCDを積み上げるのが趣味なの?」
バカたれ、聴けないから仕方なく積んでおいてんだ。いずれ聴く。分かってるクセに
嫌味ったらしく言うな。
「ラックに入れてないのは聴いてないCDなんでしょ? 数えてみたら240枚位
あったよ。全部聴けるの?」
机の上に積んだCDだけ数えたらしいな。足下の100円ケースの中のCDも未聴盤
なんだぜ。あれを含めたら500枚を超えるだろう。
「聴かないのにどうして次々に買って来んのさ。掃除してると倒れそうで怖いから
片付けてくれない?」
何言ってんだよ。聴かないんじゃなくてお前が何かと邪魔してきて聴けないんだろ。
以前俺が安物コンポで聴いたら、毎度のように邪魔してきたよな。
金管が鳴り響いて、さぁいよいよ盛り上がるぜ!と思ってたら、
「あはは、あなたのおならみたい、ぷっぷぷぷぅー、はっはっはっ」と横で笑い、
ショスタコーヴィチのあのタッタカタッタカタッタカ…が始まると、
「お馬さんの曲!」と喜んで近くを跳ね回るし、
バレエ曲を聴いてると曲に合わせて鼻歌混じりに踊り出しやがる。
邪魔されないようにヘッドフォンで聴くようにしたんだけど、
・・・嵐が去って、空が晴れ渡って、水がキラキラ輝いて、あぁ、閣下、そのお気持ち
わかります、閣下・・・と感動してたら、ヘッドフォンをパカッと外されて
「お風呂だよ、キリの良いところで来な」と耳元で言われて、パカッとヘッドフォンを
被されて、せっかくの感動が台無しになっちまったり、
今日は邪魔されないようだな、とホッとしてると、いつの間にか聴いてる顔をじっと
眺めてやがって、俺が気づくとプッと吹き出して立ち去ったり、下から顔を見上げてて
「鼻毛伸びてるよ、みっともないよ」と笑いやがったり、落ち着いて聴かせてもらえない。
これでは未聴のCDが溜まるばかりだろ。お前のせいなんだぞ。
「だって聴いてる時のあなたの顔がおかしいんだもん」って、だったら見ないように
すればいいじゃんか。わざわざ見に来て邪魔していくよな。
「んじゃ邪魔しないからゆっくり聴きなよ。」 ニヤつきながらそんなこと言ったって
信用できん。どうせまた邪魔するんだろ。
「とにかく積んであるやつだけは早く片付けて。手伝うから。」
さっき手伝ってもらってラックの整理と積み上げた未聴盤の片付けをした。ジャケットの
演奏家の写真を見ながら「どうしてこんな変な顔すんの?」「あなた、この顔つきして
みて! あははは、似てる似てる!」とバカにしてた。
こりゃ今後も未聴盤が増える一方だぜ。静かに音楽を聴ける環境が欲しいなぁ。
クロにキャットタワーを買ってやった。最初に買ってやったキャットタワーを
クロはたいへん気に入ってくれて、いつも最上段で寝てたんだけど、デカパイと
娘がケンカした時、娘に突き飛ばされたデカパイが激突して破壊してしまい、
以来クロはワイヤーラックの中段を寝場所に決めたらしく窮屈そうに身を丸めて
寝てた。
「クロちゃん良かったねぇ、またこの上で寝るんだよー。」
デカパイはクロをタワーの上へ誘導するが、クロはサッと逃げてワイヤーラックに
向かう。ワイヤーラック生活が長かったから、案外そちらがお気に入りになって
しまったのかもしれない。
「だから早く買ってあげようって私が言ったじゃんか。あなたがノンビリしてる
からワイヤーラックに慣れちゃったんだよ。」
また俺のせいにしやがる。この女は何でも俺のせいにする。自分が破壊したクセに
何だその態度は。
「だから私が買うから組み立てるのだけあなたにお願いしてたんじゃない?
あなたが『来週買おう、来週買おう』って買うのをズルズル引き延ばしたん
でしょ? 早く買ってやればクロだってあんな狭い所で寝ること無かったんだよ。」
天井までの高さがあるタワーだし、重量もそれなりにあるからチビで非力のデカパイ
では組み立てや設置ができない。組み立てはどうしても俺がやることになるワケで、
面倒臭いし、クロがワイヤーラック中段を結構気に入ってるようだったから、もう
キャットタワーは必要無いかな、と思っていた。でも、デカパイがそれではクロが
可哀相だとかいろいろとうるさいから今回仕方なく買ったワケだ。
お前が破壊して、お前がうるさく言うから買って、やたらと重いのを必死に運んで、
1時間近くも掛けて組み立てて設置したんだぞ。よくまぁ文句ばかり言えるもんだぜ。
タワーを設置してから半日経過したがクロは興味を示さない。猫はひねくれてるから
このままタワーに登らないかもしれない。むしろシロのほうが興味津々と言った
感じで、ニオイを嗅ぎまくったり、下段に前肢を掛けたりしてる。オス犬にとっては
支柱がオシッコの的としてちょうど良いようで、前のタワーの時にオシッコを何度も
引っかけて後々までニオイが取れないことがあったから今回も用心してる。
「シロがオシッコ引っかけたらあなたよろしくね。あなたがシロの親分なんだから。」
なんか全てを俺の責任にするんだよな。腹が立ってきたぜ。お前、おなら事件以降
しばらくおとなしかったけど、また俺に対する態度が酷くなってきたよな。
年末になると毎年家庭内が荒れるんだが、今年も荒れそうな雰囲気。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/16(日) 20:49:38
芋食えば、腹が張るなり
今日は尻子との年内最後の外出だった。尻子はもう俺のヘルプが無くても
仕事を充分こなせるようになったもんだから最近は一緒に外出する機会が
めっきり減ってしまった。女一人の外出では大食いすることができないためか、
食う量が減ったらしく少しスリムになった気がする。
午前中に急ぎ足で年末の挨拶を済ませ、昼食はとんかつ屋。俺も尻子も
ライス、味噌汁、キャベツをおかわりして満腹。ベルトを緩めて午後は残る2件
だけ挨拶回りをして、喫茶店でチョコレートパフェ食って「お疲れさん」。
出腹を必死に引っ込めながら会社に戻るとデカパイ部長が大掃除の計画書を
提出してきたので、ウゲェーッとゲップをしながら内容を確認してやると
デカパイの視線は俺の手出腹に。こりゃ自宅で厳しく追求されるな、と覚悟してた
けど、終業後にデカパイが尻子に「今日はボスに何か御馳走してもらった?」と
訊ねて、尻子がバカ正直に答えてしまったのでハラハラしてたら、「今年最後
だからそれくらい食べてもイイよねぇー」と笑って、その後も叱られることは
なかった。部長になれたからまだ機嫌が良いらしい。
家でデカパイの作った計画書を褒めてやったらさらに機嫌が良くなったみたいで
今夜はバタークッキーが出てきたし、年末年始は色々と食わせてもらえそうだ。
尻子はいい子だな。飾ったところが全然無くて、おっとりしてるし、デカパイと
結婚せずに今まで待ち続ければ良かったなぁ、と思う。Tさんと一緒になるのは
もう不可能になってしまったから、今は尻子しか居ないんだよね。
なんとかならんものかなぁ。
↑訂正
×デカパイの視線は俺の手出腹に
○デカパイの視線は俺の出腹に
俺は小学校の時に母親を亡くして、父子家庭に育ったんだが
そのこともあって中学から
暴走族の真似事みたいなこともしたりグレていった。
高校は一応入学したがすぐに辞めて仲間たちと遊びまくってたある日。
エロ本目当てで親父の机あさってたら大事そうにしまってある1本のビデオテープ
を見つけた。きたーー(・∀・)−− と思いさっそくそれを拝借した。
ビデオには若い親父と母親、そしてその中央に
すやすやと眠ってる赤ん坊の俺が写っていた。
「○○くん(俺の名前)、二十歳の誕生日おめでとう!二十年前のあなたは
こんなに可愛いんだよ〜w生まれてきてくれてありがとう!^^」
懐かしい声で母親が言った。
人生でこれ以上泣くことはないというくらい泣いた。声に出して号泣した。
それから俺はすぐに髪を黒く戻し仲間との交流も避け、一生懸命勉強した。
大検をとって、同期より1年遅く早慶に受かった。
そのとき親父はまるで息子が東大にでも受かったように泣きながら
親戚知人に電話しまくってた。
そして二十歳の誕生日、親父は案の定あのビデオを俺に見せてきた。
また号泣した。親父も泣いていた。
それから8年、いっぱしに就職して結婚して子供ができた。
ビデオカメラの前で俺たちは言う。
「生まれてきてくれてありがとう!」
age