私の名はタイガー田中。
丸の内線地下鉄を改造したタイガー専用電車に乗って
今日も悪と戦う。
朝から現実逃避の妄想に耽りながら
タイガー田中はすし詰めの満員電車に揺られるのであった。
「いったい何が本当の悪なのだ」
毎日自問自答に明け暮れるタイガー田中であった。
はい
==============糸冬 了==============
突然の糸冬 了ゴングにタイガー田中は怒り心頭だった。
「これぞ悪だ」
タイガー田中は
>>4と戦う決意を固めた。
「
>>4!」
「出て来い..
>>4!」
タイガーはうし詰めの満員電車の中でそう思った。
次の駅で乗換えだ。
停車時間が短いので、タイガー田中は
ドアの近くへ身体を向けた。
わかったよ。悪かった。
もう二度とこないよここ以外のどこにも。
信用してもらっていいと思う。
とりあえず悪意は無かった事はわかって欲しい。
この位で許してもらえないかな。
しかしタイガーの周りには巨躯のウシがびっしりと詰まっていて
身動きもままならないのであった。と、モゾモゾとしたその時
「ち、痴漢よ、だれかー、この人アタシのおしりに触ってますぅ」
都内の女子高に通うウシ子(ホルスタイン種・巨乳)に腕をつかまれるタイガー。
まずいことになってしまった。
すし詰めと打つつもりがタイプミスでこんなことになるなんて・・・・
タイガーは上着の内ポケットに手を入れて叫んだ。
「タイガーマネー!」
「君、これで何とかならないか?」
取り出したのは王将の優待券だった。
事後処理もさせてもらえないのか。
わかった、もうなにもしないよ。
けどROMることぐらいはあるだろうから
そのぐらいは勘弁してくれよな。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/27(水) 19:39:38
「何とか助かった・・・」
タイガー田中はそう思った。
女子高生が王将の優待券で気を取り直してくれたなんて
奇跡に近い事だ。
全くタイプミスには気をつけなければ。
ピーピーピー
タイガーケータイが鳴った。
「タイガー、今どこに居るの?」
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/27(水) 21:31:07
電話は象印山田こと内閣調査室長の山田マリアンヌだった。
非合法公務員である彼女とはある事件で共に戦った関係だ。
「おう、山田か?」
「マリアンヌよ、マ、リ、ア、ン、ヌ!」
「悪いな、山田、今、電車の中なんだ、切るぞ」
「待ってよ、タイ・・」