危篤になられた患者様は、ナースステーションのすぐ横の個室に移します。
そして、家族の方たちに見守られながら(家族がいなくて、最近はお一人で静かにお亡くなる場合も少なくない)ご臨終。
ご臨終後、20分ほど、ご家族だけにして、Dr、Nsは、そっと外に出て、ナースステーションへ。
Drは死亡診断書を書いて、Nsは、エンゼルセットの準備を始めます。
20分ほどして、訪室。悲しみにくれるご家族を援助し、死後処置を始めます。
もちろん、ご家族の方たちにも、ご一緒にお体をきれいにして差し上げませんか?と一声かけて。
ご家族のいないご遺体の場合は、スムーズに死後処置を始めます。
それでは、死後処置のお話をしましょうか?
昨日、深夜勤で、今日は朝11時に帰宅。正午過ぎから16時まで寝ていました。
その後、買い物をして、夕食を家族で食べて、家族団らん。
ちなみに、今日のメニューは「たけのこの炊き込みご飯」と「アサリの味噌汁」でした。
昨日の深夜勤では、2人の死後処置をしました。
頑張られよ
お袋が危篤と連絡が入ったのは、会社だった。
あわてて病院に駆けつけたが、間に合わなかった。
2人きりで無言の対面を終え、お袋の私物を紙袋に詰め、
ナースステーションを訪れ、お袋の世話をしてくれて、
死語処置までしてくれた看護士さんに頭を下げた。
鼻をすする音が聞こえ、頭を上げたら、看護士さんが
泣いていた。それまで涙は出なかった俺が、彼女が泣いている
姿を見た瞬間、声を上げて泣いていた。
子供のように、しゃくりあげて泣いていた。
俺のお袋は二階の暗い部屋で一人きりで亡くなっていた・・・
誰にも看取られずに・・・
親不孝ばっかかけて親孝行一つしてやれなかった俺だけど
これからの人生真っ当に生きる事こそお袋への最大の親孝行になるんだと決めた19の冬