1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
40代の失踪日記について語れ
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/02(水) 22:17:14
ない 2ダ
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/02(水) 23:05:29
読んだ。
おれは暖かい寝床が最高の財産と思っているので、
彼の行動は理解できない。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/12(土) 23:11:39
不思議な事に、ホームレス編よりも配管工編・アル中病棟編の方が面白い。
まあシケモク拾いとゴミ捨て場の食べ物あさりがほとんどだもんな。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 00:51:12
俺はホームレス編が面白かった。
朝起きたら一面雪ってのが、なんか良かった。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 01:56:35
でもね、吾妻の人気ってすごかったのに、
そのかげでああいう人生送っていたのかと思うと
かなりイヤな気にさせられた本でした。
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 02:18:39
そうかな、逆に吾妻があんな生活してたんなら
ちょっとくらいの苦労は大丈夫かなという気になったけど。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 02:35:22
でもね〜、苦労ってよそ様と比較して語れるものじゃないし。
自分に降りかかる苦労は、やっぱりしんどいと思うよ。
外から見て「そんなの苦労のうちにならないよ」とか言われても
困るでしょ?
困らないか。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 02:46:40
いまいち言ってる意味がわからん、ごめん。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 02:57:28
なに言ってるのか、意味がわからん
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 03:00:39
わかった。
>>8は
7の苦労>吾妻の苦労だと 7が言ってると勘違いしてると思う
7が言いたいのは
吾妻の苦労>7の苦労 だよ
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 03:09:57
なるほどね〜、
自分の方が少しはマシだと思うってことか。
ふ〜ん。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 03:17:17
逆だってば
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 10:28:14
君ら、カバー裏読んだかい?
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/13(日) 11:09:11
書き込みしてる人も【吾妻ひでお】的ね、うふっ
なにをもってなんで?>15 説明おねがい。単に続きでもいいから。
吾妻が描くとホームレスも楽しそうに見えてくるw
実際は辛いだろうがw
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/18(金) 20:01:55
奥さん側からの視点も読んでみたいがそれだとダークネスになってしまうんだろうかな。
失踪→自殺失敗→野宿生活→配管工→アル中入院→生還→「失踪日記」大ヒット。
人間つうのはここまで逞しいのか、と。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/19(土) 01:36:29
>>15 とりあえずここに書いてる人たちは
わざわざ買って読んだんだから、共鳴しそうなオノレのコアーな部分で
つい同化しながら読んでしまう経過は、あったりなかったりだったんでは?
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/19(土) 02:34:57
吾妻の息子がどういう人生を歩んでるのか気になる
吾妻が反面教師になってガチガチに真面目な人生を送ってるんだろうか
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/19(土) 03:27:10
親が何をしているか、よりも
親が人として、いかに正直に生きているか、
ということのほうが子供に与える影響は
大きな見取り図の上では、大きくなっていく。
途上、理解しがたい違和感を抱くこともあろうけれど
たとえば柳田邦男のような父親のほうが
子供にとってキツイよーな気がする。
日本のなかで考えると行き詰まるけれど
ヨーロッパとかだと、こういうケースはあんまり意外じゃないと思う。
コリン・ウィルソンだってホームレスしてた頃あったんだし。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/19(土) 03:55:41
あじまほどでも行き詰ればホームレス。
若い時代をマンガに賭け、中年になってから挫折した
有象無象の消えたマンガ家たちの末路やいかに・・・。
>>23 あまにも典型的にネガティブな相対化。
(というか自己との同調)
こういう発想を突き詰めると
オースターの『最後の物たちの国で』になってしまいそう。
吾妻ひでおはそもそも、消長したんじゃなくて
漂泊したんでしょ?
かつての常民にはよくある現象。根が山の民なら間違いなく。
社内報にまさか吾妻ひでお本人が描いてるなんて誰が思うだろうか?
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/20(日) 10:48:37
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/20(日) 11:03:55
>>26 そんな無理なこと言っちゃ可哀想よ。
本人だってわかって書いてるわけじゃないんだから。
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/20(日) 15:48:29
>>21 息子っていたっけ? 娘は今や社長のはずだが(吾妻のプロダクションの)
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/20(日) 15:55:50
80年代売れていた漫画家の大半はいまは大変らしい
吾妻ひでおは全集だか作品集まで出したのにね
酒の飲まないから読み終わっても恐怖とかはないけど
でも「つげ義春日記」や「泥棒日記」のほうが好きかな
まんがじゃないけど
新井素子と栗本薫は芯でほしいわ
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/20(日) 16:16:13
>>28 アル中になって病院に連れて行くときに登場している。
表紙裏にも息子についての記述あり。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/20(日) 16:20:32
俺は「失踪日記」みてアルコール抑えるようになった。
アル中予備軍としては、結構リアルな警告だったよw
>31
そんなあなたに更なるダメ押し。
つ【今夜、すべてのバーで】by中島らも
>32
そんなあなたにもダメ押し。
つ【あにまたぱんせりな】by中島らも
>>32>>33 どちらもおもしろい本ですね。
中島らもは酔っぱらって事故死した男だからな。
どんなにアルコールやヤクの知識が豊富でも
アル中克服には屁の突っ張りにもならないことがよくわかるね。
>>26 いわゆる「消えた漫画家」と、今回の吾妻ひでおのケースを
相対的に並べ較べるのはナンセンスだということ。
(たとえば江口寿史や鴨川つばめなど、と同類に括ること)
吾妻ひでおには、いわゆる「山民」の血がながれているので、
たとえほかの職能に就いていても、本性としては漂泊を好む。
「漂泊」は、逃避や失踪といった「消長」ではない。むしろ、「遊興」に近い。
ちなみに柳田国男は山民の性格の特徴として、
「正直・潔癖・剛気・片意地・執着・負けぎらひ・復讐心その他」
をあげている。
自分の知っている特異な人物を、背景も出自も調べずして
おしなべて一般化しようとすると
本質にある(そして最も興味深い)中心が真っ先に脱落してしまう。
本質の脱落、という単純な相対化の成れの果てがよくわからないなら、
たとえばポール・オースターを読んでみるといい。
NYを拠点にストーリーを書いている作家。
今回のケースになぞらえるなら、『最後の物たちの国で』が好例。
何でも興味本位で相対化してしまうことの行き止まりを感じ取れる。
日本語訳は柴田元幸なので、ある程度、信頼して読めると思う。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 18:20:43
デレツキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 18:24:38
ツンドク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 18:52:58
失踪日記にドラマ化のオファーがきたそうなw
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 20:34:54
「島耕作」に教養は感じないが、アジマにはありそうな気がする。
>>35 面白い面白い。
でも吾妻ひでおが山民の血統だという説はどこから導かれたんだろう?
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 20:48:13
ヒロガネや吾妻ひでおって大学出ていたっけ?
ヒロガネの奥はお茶出身だよな
吾妻の教養ってSFくらいじゃね?
奇想天外社の「ライミン・フーミン」の推薦文のようなやつは吾妻が書いていたな
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 21:20:16
>>35 なんだ、ちゃんとマトモな文章書けるじゃん。
最初からそう書けよ。
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 21:27:48
あぢまひでお面白い。
失踪日記おもしろい。ホームレス編の方が面白かった。
悲惨な感じがしないのが股良い。
配管工時代の悪魔な先輩の悪魔っぽさがもっとでてるとよかったのにー。
あの程度だと悪魔というより単に意地腐れな先輩程度にしか感じないー。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 21:30:58
柳井さんだね。フフフ。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 22:39:34
「のた魚」の正しい読みを教えてくれ。
ノタウオ?ノタギョ?ノタザカナ?
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 22:46:55
星鶴は?
AAとかないかな?
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 23:30:03
>>45 コピペだけど
619 名前:愛蔵版名無しさん[sage] 投稿日:2005/10/30(日) 09:21:02 ID:???
>>356 >「のた魚」は「のたざかな」?「のたうお」?
答えがわかった〜!
「ぶらっとバニー」マガジンハウス版2巻の
「あたちの赤ちゃんの巻」で「うお」と振り仮名が。
徳間版にも振り仮名あるかは、持ってないので不明orz
編集者が付けたんだろうけど、どう読むか聞いてると思う。
621 名前:愛蔵版名無しさん[sage] 投稿日:2005/10/30(日) 10:07:35 ID:???
>徳間版にも振り仮名あるかは
無いですねえ〜、確認してみたら(第二巻 p.136)。
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 23:34:51
>>47 おお、サンキュ!
わたしはノタウオと読んでたんで、ちょっと嬉しいw
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 23:35:39
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/21(月) 23:50:00
二人と五人とかはけっこうエロかった
「みゃあちゃん官能写真集」もってるよ
新井素子の漫画はカワイすぎ
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/22(火) 01:16:42
ヒロカネは早大政経だよ。
サイモンはお茶女の哲学科 インテリ夫婦だね
(別に羨ましくないけど)
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/22(火) 01:28:56
9歳違うんだよね
ヤンマガの俊平と張りねずみのころ知り合ったんだろうな
吾妻は高卒だよ。集団就職で上京。
ダンボール工場に勤めるも、すぐに辞める。
その後、板井れんたろう氏のアシになる。
板井氏いわく、浮浪者が来たのかと思ったそうだ。
「素質」は、あったんだなw
会社の寮を抜け出した後、公園に寝泊まりしていたんだから
本物の浮浪者だったんだな。
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/22(火) 22:42:49
アジマさんって水瓶座よね?
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/22(火) 22:51:10
>>53 20年位前に吾妻の小ブームがあって
谷山浩子なんかと対談してるんだけど
写真見るとそういう感じするねえ
人相、目つき悪いし
自販機の酒とセブンイレブンのやきそばと
筒井(康隆の作品を読めばということだろうけど)さんがあれば怖いものなしだ!
ってネームをみたことあるから酒はすきだったんだろうな
自分を描いた漫画の中で「自販機が動き出すころだ」ってせりふもあったし
「日差し」とかはそっち系のひとには人気あったけどね
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/22(火) 23:13:49
>>53-54 素質・・・・
その頃にはアシスタントの素養とかは既にあったの。
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 01:16:04
下手すれば、とゆーかずぼらな坂での首吊りをやってるわけだが、
吾妻の代表作って何になるんだろう?
>>58 「シッコモーロー博士」(嘘)
・・・ていうかまた読みたいぞ。単行本化されてんだろうか?
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 02:27:42
20年くらい前に八丈島にダイビング行ったら
ホテルのロビーのテレビで
「えろすえろすえろすんません、顔がよくってえろすんません」つー
歌が流れるアニメやってた。
あぢまひでおっぽかったけどアレは何?
>>57 北海道時代から漫画仲間とサークルを作っていたらしい。
どの程度漫画を書いていたかはわからないけど。
>>60 「おちゃ女神物語 コロコロポロン」
原作は吾妻ひでおの「オリンポスのポロン」
アニメはDVDになっていて一部のレンタルショップにもある。
原作の方はハヤカワ文庫から今年復刻された。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 11:56:52
うあ、ちゃんとお返事あって驚いた。
ありがとう。
コアなファンって居るもんだねー。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 16:19:09
20年以上前の話ダケド
この人ビックマイナーっていわれてたよね。
でもってリトルメジャーがいしかわじゅんw
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 18:34:01
リトルメジャーがいいわね
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 18:38:11
名言やくざがいい
「ツルゲーネフはいっている」
って復讐帳はどうなってるのか?
やけくそ天使がすきだった。
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/23(水) 19:35:43
やけくそ天使のはらわた
亜ソコ素子
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/27(日) 22:51:43
学歴と教養がイコールと持ってる馬鹿がいるな。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/27(日) 22:53:55
教養を感じさせない書き込みをする方がいらっしゃるようですな。
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/28(月) 18:03:31
まあ形而上的に考えるとそういう事になるのかもしれないようなでもやっぱり違うような
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/28(月) 20:42:45
形而上とかいう単語つかうと大学卒の臭いが漂うよね。
漏れ、実生活で形而上って単語つかったことないよ。
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/28(月) 20:44:25
よーするに、哲学的先輩か。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/30(水) 01:39:53
「形而上」とかの単語は当時全共闘世代だった編集者が自分でネームを書いてたらしいね。
「あれは俺の作品じゃない」と吾妻先生はっきり言ってる。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/30(水) 02:21:33
「形而上」というと、須賀原洋行のまんが「気分は形而上(うああ)」を思い出します。
ところで全共闘世代というのは、どういう世代ですか?
僕は40になったばかりで、すみませんが教えてください。
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/30(水) 02:32:46
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/30(水) 09:27:46
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/01(木) 22:48:33
ま、お前らSF読めよ。
79 :
72:2005/12/01(木) 23:16:12
>75
だってそれの発音は「気分はうああ」でしょ。
発音するとき形而上っていわないじゃん。
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/01(木) 23:16:36
読んでるよ
ちなみに
>>78のお勧めは?
星雲賞受賞作品「不条理日記」なんていうんじゃないだろうね?
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/02(金) 15:53:30
ディックでいいではないか。
形而上学的…「男おいどん」を想いだす。
83 :
78:2005/12/02(金) 22:13:53
>>80 サミュエル・R・ディレイニ
アーシュラ・K・ル・グィン
・・・あとVALIS3部作。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/05(月) 21:52:07
>>83 そんなの一般教養レヴェルで、あたりまえすぎる。
バリントン・J・ベイリーとかスティーブン・バクスターとか
ルディ・ラッカーとかグレッグ・イーガンとか読めよ。
奥さんと長男に連れられて強制入院させられるシーンは、太宰だね。
漫画家がアル中で画がかけなくなるってのはリアルで怖いね。
ドラマ化もフォーカスの加減でシリアスにもなりえる。
サカモトはいまだにあじまを読んでるらしいね。
「海馬」がお気に入り。
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/20(火) 13:51:15
5月の第34回日本漫画家協会賞に引き続き、
平成17年度文化庁メディア芸術祭、マンガ部門、大賞受賞あげ
89 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/12/20(火) 13:54:21
星雲賞以来だな
どうでもいいけど
青雲賞の副賞は今も線香なんだろうか?