プロジェクトX風に自分を語れ

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1Tomorrow
2005年。。。2月。。埼玉県北部の町工場。。。午前7時
男は工場のパソコンに火を入れインターネットに接続した。。
目指す先は2ちゃんねる。。
2名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/08 08:13:54
クリトリス粗品です。。
>1
パソコンに火なんか入れちゃダメだよ
4名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/08 10:11:32
そのとき、つっこみが入った。。。
「 >1パソコンに火なんか入れちゃダメだよ 」
。。1.。。。言葉を失った。。。
5名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/08 10:34:41
やる気もなくした。。。。
6名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/08 10:39:43
自分の背丈を遥かに上回る巨大な、火力発電式コンプゥタアですた。
とにかくデカイ、重い、うるさいの三重苦。
7名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/08 18:34:47
燃料の石炭をくべながら、専用ブラウザーを立ち上げた。

お気に入りのスレッドを開いて、スクロールする

マウスを操作する男の指が とまった

ある書き込みの 文字が男の目をくぎづけに した

   ぬ る ぽ
8名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/08 19:28:23
>1が所属する北埼玉町工場開発部の課題は、この火力発電式コンプゥタアの
『デカイ、重い、うるさいの三重苦』を克服することだった。

部長:アメリカ製の火力発電式コンプゥタアは日本の住宅事情には合わない。
   日本でも売れる火力発電式が出来れば、アメリカでも通用するはずだ。

>1の担当は消音だった。

≪回想≫
1: 私は火力にも音にも全く素人だったんですよ。なのに無理やり開発にまわされましてね。

が、彼の10ヶ月に及ぶ試行錯誤は全て徒労に終わっていた。
『また元の営繕に戻されるかな』と思っていたある夜、工場で突然ひらめいた。

1: そうだ! 俺の考えは根本的に間違っていた。そうじゃないんだ!!

>1は新しいアイデアを部長に伝えずにはいられなかった。
『これなら絶対いける。コロンブスの卵とはこういうことなのか…』
夜11時を回っていたが、部長の自宅に電話する

1: あっ、部長ですか。耳栓をしたらどうでしょう
9名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/09 07:27:20
目の前の階段を登るミニスカ女子高生。。
男は思った。。。。覗いてみたい。。。
がしかし、人生を失うリスクも負わなくてはならない。

そのころ、日本では、まだミニスカ覗きは一般には認められていなかった。

これは、ミニスカ覗きにより犯罪者としての汚名を受けながら
ついにはミニスカ覗きの市民権を勝ち取った男たちの感動の物語である。
10名無しさん@お腹いっぺい:05/02/09 09:58:27
かぜの中のすーばる〜♪
     すなの上のぎーんが〜♪

昭和42年春。
敗戦から立ち直ったばかりの日本は、夢と希望が満ちていた。
男達は充実感にあふれ、女達もまた新しい何かを求めた。

その時、一人の女が空港に現れた。
男達のひとりは言った。 「すげー!」

ツイギーだった・・・。
11名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/09 10:10:24
皆、言葉を失った。。。
30年後
一人の男が画期的な行動に出た。
早稲田大大学院教授植草一秀 43歳だった。
12名無しさん@お腹いっぺい:05/02/09 16:12:16
実名が出された。
さすがに皆、書き込みに慎重になった。

11、呆然とした。
しかしまだ、名誉毀損に当るような部分は・・・なかった。
突然、メンバーのひとりが立ち上がった。

「この話題はこの辺でウヤムヤにしよう!」 
男達は危機を乗り越えた。
どの顔も明るかった。

♪ヘ〜ッドラ〜ィ ♪テ〜ルラァ〜ィ ♪たぁ〜びは〜まだ終わらぁ〜ない〜
♪ヘ〜ッドラ〜ィ ♪テ〜ルラァ〜ィ ♪たぁ〜びは〜まだ終わらぁ〜ない〜
13名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/09 17:32:18
早く続きが読みたい。
14名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/09 17:59:21
平成16年。。。東京。。
このころ、まだ いい年したおっさん達が小倉優子写真集を購入することは
社会的には認められていなかった。。。

一人が声を発した。。
「とりあえず、若槻千夏だったら後ろ指さされないんじゃないですか?」
みな、、、顔を上げ、男を見た。
「よし!やってみよう・。。」
15名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/09 20:40:52
16名無しさん@お腹いっぺい:05/02/10 12:51:47
これは、唐突なネタ振りに戸惑いながら 、なんとか若槻千夏写真集を手にし
やがて夢の小倉優子写真集にまで上り詰めた、おっさん達の感動の物語である。

かぜの中のすーばる〜♪
     すなの上のぎーんが〜♪

平成16年、東京。 
16。 就学旅行以来、行った事が無かった。
主題歌。 入れるタイミングを計りかねた。
展開。  読めなかった。
17名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/11 21:18:59
無数に散らばるスレッドの海
ここに、一つの糞スレが産声を上げた。

鯖の負担も顧みず、勢いと思いつきだけで立てた駄スレ。

雑談程度の内容で板を圧迫し、
良スレを駆逐した。


これは、日本一の糞スレを目指した、ある男の執念の物語である。


(ズズンズ、ズンズン、、、シャキーーーーン! プロジェクト・エェーーーークス)

             主題歌 「痴情の星」川中島みゆき

♪風の中の、すぅばるぅ〜〜〜・・・
 
チャララララ~~~
膳場「プロジェクトX朝鮮者たち、
   今夜は 糞スレ生産に命をかけた>>1の物語です」
国井「膳場さん、これが何かわかりますか?日本一の“糞スレ”なんですねー
   ちょっと煽ってみましょう」
国井「氏ね、逝ってよし!ボケ、チンカス!
いやーこれはひどいインターネットですねぇ(w」

膳場「さて、日本一の糞スレを目指した>>1
   物語は戦後間もない大阪から始まります」
18名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 10:45:47
まだ、時は、戦後の復興期
一人の男がセクースを控えて考え込んでいた。
「中田氏したいが、、、そのために負うリスクた高すぎる。
 外田氏では、物足りない。。。」
そんなとき、ふと仕事中に目にとまった指サック。。。
「これだ!」男は立ち上がり,飛び出していった。
みな、、呆然と見送った。
19名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/12 10:57:43
伸縮性に乏しく強烈なゴム臭さを放つそれを手に男は、
意を決し我が愛しきジョン君に一気に被せたのである。
人差し指サイズのサックにすっぽり納まったそれは、
摩擦によって既に放出されていた。
「これは今世紀最大の発見だ」
男はその姿勢のままデスクに向かい、一心不乱に筆を
走らせたのである。
来月の学会に間に合わさなければと、寝食を忘れ原稿用紙
1千枚に及ぶ論文を書き上げたのだった。
>>1-8の続き

1は、開発から掃除当番に移動になっていた。
部長の言葉が、耳に残って離れない。

『きみ、何を言ってるんだね?! 耳栓なんかしたら
 エロサイトの喘ぎ声が聞こえなくなるじゃないか!』

最も重要なことを忘れていた自分に、腹が立った。

工場前の道を、叩き付けるように、ほうきで掃いた。


 『 い〜しや〜き〜いも〜〜〜 』
『おいしいおいしい おいもですよ〜』

焼き芋屋のリヤカーが近づいてきた

1:「こうなりゃ やけぐいだ。全部喰ってやる!
   おじさん その芋全部 く…れ   」

おじさんの笑顔の向うに、芋釜のボイラーが見えた。
パチパチと音を立て、薪が勢い良く燃えている。
1の目がボイラーにくぎづけになった。

「火力発電式コンプゥタァのユニットを小型化して、
リヤカーに搭載すれば、外出先でもエロサイトが見られないか?
リヤカーさえ引いていけば、いつでもどこでも2ちゃんねるができる!」

  世界初リヤカーモバイル火力発電式コンプゥタァ

「よし!このコンセプトモデルを部長に叩きつけてやる!」
1は、力いっぱい焼き芋屋のリヤカーを押して、工場へ向かった。
おじさんは舵棒にぶら下がって、足をバタバタさせるしかなかった。
部長は燃料石炭倉庫に、いた。
1の押すリヤカーは、部長めがけて突進して行った。
次の瞬間
部長は、焼芋屋のおじさんと激突、舵棒に挟まれた。
リヤカーは横転、火が、燃料の石炭に引火した。

工場は、丸焼けになった。

焼け跡に立ち尽くす1
わずかに焼け残った芋をかじりながら、部長が言った
「これから、どうするつもりだ?すべて焼けてしまったんだぞ!」
返す言葉が、無かった。

その時、瓦礫の中から、リヤカーを引いた焼芋屋のおじさんが現れた。
奇跡だった。
リヤカーは焼け残っていた。修理すれば、使える。
1:「部長!もう後へは引けません。やりましょう!このリヤカーで
   世界初のモバイル火力発電式コンプゥタァを実用化するんです!」
部長「よし、やろう!」
ふたりは固く手を握った。強引に、おじさんにも手を握らせた。

北埼玉平野に沈む夕日が、男達の煤だらけ顔を、照らしていた。
♪ヘ〜ッドラ〜ィ ♪テ〜ルラァ〜ィ ♪たぁ〜びは〜まだ終わらぁ〜ない〜
♪ヘ〜ッドラ〜ィ ♪テ〜ルラァ〜ィ ♪たぁ〜びは〜まだ終わらぁ〜ない〜


次回プロジェクトXは、2ちゃんねるに夢中になった挙句
人生を踏み外し、人間失格の烙印を押された男たちの
悲しく壮絶な物語です。
エーーーーーーーーックス!!

巨大掲示板2ちゃんねる・・・・一日三百万のアクセスを誇る世界最大の掲示板群である。
多くの者が書き込み煽り合い叩き合いそして罵り語り合う。
幾多の閉鎖騒動を乗り越えたこの2ちゃんねるにその男は居た。
 
・・・・40代板

2ちゃんねるの中でも痛い中年が集う隔離板として2004年に設立された。
この物語は一人の独身中年が有名固定になるまでの軌跡である・・・・・・・。
25名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/15 00:13:39
良スレ
風のなかにす〜ばる〜♪  
「辿りついた掲示板」
砂の中の銀河〜♪
「聞いたことも無い言語『2ちゃん語』」
みんな何処へ逝った〜♪
「ネタにマジレスカコワルイ」
見送られることもなく〜♪
「厨房と煽られた」
つ〜ばめ〜よ〜高い空から〜♪
「運命の40代板設立」
教えてよ〜希望の星を〜♪


タイトル:「40代板を制覇せよ 〜中年2ちゃんねらーの挑戦〜 」
27名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/16 21:41:07
ワロタ
28名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/17 01:33:46
『 い〜しや〜き〜いも〜〜♪ 早く買わないと〜いっちゃうよぉ〜♪』
29名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/17 01:58:30
その時サトシ28歳、勃たなかった。ふがいない自分を呪った。
いつか、やると誓った...
30名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/17 07:42:46
娘に罵られるサトシ。 「なにさ! インポ」
うつむくだけのサトシ。。。
さらに追い討ちをかけるような娘の言葉。
「それに皮っかむりで、見掛け倒しの短小のくせに。」
。。。さらに、サトシに唾をはきかけ、パンテイを履く娘。


・・・悔しかった。
娘の冷たい視線が痛かった。

サトシはその屈辱を晴らすが如く仕事に打ち込んだ。
何時しかサトシは40の坂を越えていた。
休日のある日、サトシはPCからインターネットを閲覧していた。
www.http.2ch.net/
偶然貼られていたリンクを踏んだ。
「2ちゃんねる」だった。
33名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/18 08:07:39
良スレ
ニュース速報と書かれたアイコンをクリックした。
次の瞬間サトシの眼に飛び込んで来たのは酷い罵倒や中傷だった。

聞くも憚るような言葉の連続だった。
恐らくこんな程度の低い書き込みをするのは二十歳未満の子供だろう。
サトシは年長者らしくたしなめの言葉を選び書き込んだ。

・・・・・レスが付いた。
「ネタニマジレスカコワルイ」
「(・∀・)カエレ!!」
「厨房Uzeeeeeeeeee!!」
「志村〜縦、縦!」
「逝ってよし!」
35名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/19 15:54:33
サトシはサイバー上の現実を垣間見た思いだった。
「誠意を持って話せば分かってくれるはずだ・・・」
気を取り直し再び説得を挑んだ。

だが返って来るレスはどれも同じだった。
「>>○○必死だなw」
「釣り師ウザーーーーーーーー!」
「工作員乙」
「>>○○の主治医です・・・・」

言い様のない敗北感がサトシを襲った・・・・。

37名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/22 12:15:29
これが現実だったと挫折感を味わった。
38ひみつの検疫さん:2024/09/08(日) 03:41:28 ID:MarkedRes
汚染を除去しました。
39名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/25 12:49:11
風の中のスバル〜
40名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/02 18:09:14
こんな所で釣りをしないで下さい


>>36-37
サトシ。。ブラウザを見つめ拳を握りしめた。。

「何故真面目な意見を言ってはいけないんだ?
 俺の何処が間違っているんだ?」

出口のない迷路に入り込んでしまった。
考えれば考えるほど俺が正しい。
だが自分に付けられるレスは中傷ばかり。。。

やがて意を決したサトシ  ある行動に出た。
一心不乱にキーボードを叩くサトシ。

「俺は>>41さんの意見は正しいと思うな。
 みんなもっと冷静に意見を書き込もうよ」

サトシ。。味方を作りたかった。
ここは匿名掲示板。。大半のHNが名無しだから俺と判る筈がない。

2ちゃんのデビューが40板だったサトシ。。。
IDの存在を知らなかった。

ニュース速報板のとあるスレッドで祭りが始まった。

「自作自演キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!」
「m9(^Д^)プギャー」
「痛いID:*******がいるスレはここでつか?」
「記念真紀子」

怒濤の勢いで煽られ罵倒されるサトシ。。涙が止まらなかった。
その時、とあるレスがサトシの目に飛び込んできた。

− >>41さん、ここは厨房が集うところです。
  真面目な話がしたければ裏2ちゃんに来られませんか?
  裏2ちゃんへの入り方は

1.書き込みの名前の欄に http://fusianasan.2ch.net/ と入力します。
2.E-mail欄に、20歳以下なら low 21〜30歳は middle 31歳以上は hight と入力します。
 (年齢別調査。)
3.本文にIDとパスワードの guest guest を入れて、書込みボタンを押します。
4.メッセージが「確認終了いたしました。ありがとうございます。」に変わればばOK
5.サーバーが重いと2chに戻ってくるけど、まあ30分以内であれば何回かやれば大丈夫。
6.家庭の電話回線よりも、企業や学校の専用回線からの方がサーバートラフィックの
  都合上つながる確立が高いです。
 (注意!)全て半角で入力してください!!
       http://fusianasan.2ch.net/←は、管理者専用の為「直リン」で飛んでも
       「サーバーが見つかりません」になります。入り口は「表2ch」のCGIだけです。
       つまり、この掲示板から上記の操作を実行してください。
7.裏2ちゃんねるの内容については違法性、反社会的な内容も含んでおりますので
  ご自身で確認してください。サイトの内容についての質問はご遠慮願います。
8.裏はアクセス過多になりやすいので表から誘導すると向こうの住人が怒ります。
  表から来た事は秘密。

サトシ。。。早速裏2ちゃんねるにアクセスしてみる事にした。
期待に胸が膨らんだ。。

やっと真面目な意見をぶつかり合わせる事が出来る。。
>>○○さん、 こうですか?

サトシ。。そう入力すると名前欄とメール欄の入力内容を確認し送信ボタンを押した。

次々と書き込まれる嘲笑のレス。。
事態を把握できずブラウザの前で呆然とするサトシ。

親切なレスだと信じたものは2ちゃんねらの中では使い古されたfusianaトラップだった。

再び祭りとなりスレッドのレス数はアッという間に1000に達した。
その間サトシ。。。ただリロードボタンを押すだけだった。

罠に掛けられホストを晒し情報を晒された。

サトシ。。怖かった。

ウィルスが送られてくるのか?
ハッキングされるのか?

目に見えない名無し達が強大に感じられPCの電源を切った。

心身を休ませる筈の休日。。
だがサトシの心は完膚無きまで打ちのめされた。

悔しさを紛らわせよう酒を呷った。
押し寄せてくる酔いの中でサトシはうめくように呟いた。。

 「 名 無 し 達 に 復 讐 し て や る 」

44名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/27(日) 20:55:22
>>20-22の続き


翌日から、男達の挑戦が始まった。
目指すは『アイヤ〜!ファイヤーコンプ2005』
世界中の火力発電式コンプゥタァが集まる祭典。
開催は三日後に迫っていた。残された時間は、僅か。

開発は、熾烈を極めた

「時間が無い。ボイラーは、そのまま使え」

「薪用のボイラーは、石炭の燃焼温度に耐えられない。補強しなくては」

「蒸気タービンはどうする。発電ユニットも大きすぎて載らないぞ!」

「新しく作る時間も金も無い。探しに行って来ます」 走り出す 1

「おれのクルマを使え」 部長、キーを投げた。
ドイツ製のリアエンジン高級スポーツカー。
馬力を上げる過給器が、付いていた。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/27(日) 20:59:08
翌朝、たくさんの部品を担いで、1が戻ってきた

タービン 発電ユニット 耐圧ホース 金属フレーム
総ての部品がコンパクトで、輝いていた。

「すごいぞ!これなら、いける。お前、どこでこんなに…」

「部長のおかげです。いやクルマの…」

「時間が無い。話は後だ」

現場叩き上げの部長、仕事は確かだった。
西に日が傾く頃、1台のニューマシンが組み上がった。

「よし、試運転だ。>>1、火を入れてみろ。」
1、石炭をくべ、点火した。タービンが小気味良く回りだす。
起動音には、焼芋の蒸気笛を使った。
「ひゅ〜〜」という脱力系の音

やがて 『ようこそ vinbows』 画面が表示され

    コンプゥタァが起動した。
46名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/27(日) 21:03:33
「やったーーー!」
「うおぉぉぉぉぉ!!」
抱き合って喜ぶ、1と部長。

「すぐに出発だ。おれのクルマで牽引して行こう」
「ぶ、部長、クルマは・・・走れません」
「なに?…まさか、お前、あ、あの部品は・・・」
「はい、部長のクルマから外しました。だって、クルマを使えって…」
「き、きっさまぁ!まだローンが残ってる俺のクルマを…!」
1に掴みかかる部長。 その時

 「自家用車ごときで騒ぐヤシは逝ってよし!」

焼芋屋のおじさんが、初めて口を開いた。
はっと、我に返る部長
「そうか、おじさんは大事な商売道具のリヤカーを提供してくれたんだな・・・
俺が間違っていた。すまん!このとおりだ」
笑顔で頷くおじさん。

「よし、3人で歩いて行こう!」

リヤカーを引く1、後ろから押す、部長とおじさん

遥かな道程を歩き出した男達を
北埼玉平野に沈む夕日が、照らしていた。
47名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/27(日) 21:12:29
一晩中歩き続けて、『アイヤ〜!ファイヤーコンプ2005』の会場
『前貼メクッテ』に辿り着いた3人。
場内に入って愕然とした。中央のブースを予約したはずだが
割り当てられたのは、会場の片隅。控え室の前だった。

工場焼失を知ったライバル会社の、謀略だった。

部長 「ここで待っていても、通るのは関係者ばかり。
     こうなったら、デモンストレーションだ。行くぞ!」
>>1 「おじさん、あんたの出番だ。さぁ、舵棒を、握ってくれ」

焼芋屋のおじさんの笑顔を先頭に、部長秘蔵の、お宝画像を表示しながら、
蒸気笛を鳴らして歩き回った。

巨大な火力発電式コンプゥタァが立ち並ぶ会場を行く、小さなリヤカー。
「おい、あれは何だ?」
「コンプゥタァじゃないか!持ち運べるのか?!」

来場者や報道関係者が集まってきた。
誇らしげに、部長が言った。
「世界初の、リヤカーモバイル火力発電式コンプゥタァです」

「これはスゴイ!ウチの店頭でも、デモをやってくれ!」
「とりあえず100台発注するぞ。納期はいつだ?」
「北米での独占販売契約を結びたい。今、契約してくれ」
「来月号で特集記事にします。開発秘話を聞かせて下さい」

男達の、煤だらけの笑顔を、
止むことのない、カメラのフラッシュが、照らしていた。
48名無しさん@お腹いっぱい。:2005/03/27(日) 21:17:19
♪語〜り継ぐー 人ーもーな〜くー♪

「おじさんは株主になったが、新しいリヤカーで焼芋屋を続けている」

♪吹きーすさぶー 風ーの中へー♪

「部長は欧州市場を目指してドイツに赴任」

♪紛れ散らーばーる星の名はー 忘〜れーられーてーもー♪

>>1は、火力発電式コンプゥタァの更なる改良を続けている。」

♪ヘーッドラーイト・テールラ〜イト 旅はーまだー終わらーないー♪
♪ヘーッドラーイト・テールラ〜イト 旅はーまだー終わらーないー♪

49名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/06(水) 13:09:18
プロジェクトX次週は....
50名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/19(火) 23:20:26
甲子園 阪神対巨人プロ野球中継
を放映します。
次回 プロジェクトXは
通天閣ビリケンさんに手をあわせろ!
お楽しみに。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/22(金) 18:38:56
>>48
少し泣けた。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/08(日) 12:16:22
脚色ばかりの内容に素直に感動する40代って・・・。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/11(水) 22:27:41
エックスです♪
54名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/20(金) 17:52:06
良すれ認定w
55名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/21(土) 05:50:19
そうか?
56名無し@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 14:02:00
age
57名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 17:16:39
プロジェクトXにやらせ疑惑浮上!
58名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/09(木) 07:27:23
 
59名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/13(月) 15:39:30
チンポが右を向いた。
60名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/16(木) 18:40:40
チンポが青筋を立てて怒った。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/17(金) 11:11:53
その20歳年下の娘は十人並みの器量だった。だが、特別なフェロモンを持っているのか、
男たちは彼女に群がり、次々に倒れていった。そして私の番だった。5回ほどの関係を持ち、
いろいろなプレイを試みたが、どうしても彼女を満足させることはできなかった。もはやこの
40男にとっては体力の限界であるように思われた。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/17(金) 23:41:53
販売会議でA社員が言った。
こんな戦略では売れない!!
普段寡黙なA氏の発言に会議室はどよめいた。
社長が言った。
じゃ君の意見を聞こうか。
A氏は言った。
それが分かるくらいなら
今頃まで平社員じゃありません。
会議室は爆笑の渦に包まれた。
63名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/17(金) 23:46:10
ある日のことだった。
入社以来技術畑一筋の彼は
ジャガイモ畑にいた。
64名無しさん@お腹いっぱい。
1995年。「景気回復へ」「地価は下げ止まり」。マスコミに流れ始めたそんな言葉に、中年男はあせった。これがラストチャンスか。いいようのない焦りが男をとらえた。乾坤一擲の勝負に、でた。

都会のとっぱずれ、75平米の3LDKマンション、4800万。ほどなくマンション価格は暴落した。男は…泣いた。