一方日本の工場に配属される工場労働者たちは
エンジニアの予備軍として教育されます。
無論同じラインで働く仲間には、
大卒で最初からエンジニアの卵として育てられている者も
少なからず存在していますが、
表面的には両者の間に大きな区別はありません。
実はここに日本の工場の強みがあって、
日本の工場のラインで工場の現場作業者に
生産技術向上の任務が与えられているのです。
どうすれば不良品をなくすことができるのか、
どうすればより優れた生産工程に変えられるのか......。
現場作業者たちが頭を捻って生産性向上を図る。
これこそが世界中に知られた日本メーカーの
「カイゼン」であることを忘れてはいけないと思います。