1 :
大人の名無しさん:
まだ、25歳にも達してない自分が、この板に書き込むことを、どうか許してください…。
どうしても、年上の人たちの話が聞きたくて…。
去年の秋、お袋が、卵巣癌って診断されました…。
僕も、一応、医者の卵の端くれなので、目の前が真っ暗になりました。
結果は、かなりの進行癌…病期分類で言うと、T3Cでした…。
いままで、『こいつ過保護だなぁ〜』とか思って、余り、好きではなかったお袋でしたが…そのとき、初めて、死ぬ気で親孝行したいと思えた…。
でも、僕は、とても不器用な人間だから、どう接して良いかわかりませんでした。
オペが終わり、抗癌剤治療が始まって、どんどん、髪の毛の抜けていくお袋の姿を見るのが辛くて、勉強も手がつかない時期もありました…。
卵巣癌は、癌の中では、かなり予後の良い癌で、この病期での5年生存率は、40%です。
でも、5年後にはお袋は、この世にいない確率が、二分の一以下か…と思うと、すごく、気が滅入ってきます。
それでも、いつも入院してる時期に見舞いにいったら、『忙しいのにわざわざ来なくて良いのに…』とか、『元気にしてる?』とか、『頑張ってる?』とかばかり言います…。
『俺のことは、良いから、あんたがもっと頑張ってくれよ!まだ、高校生の弟がいるんだぜ!』って思ってました…。
でも、今日(正確には昨日)、失恋をして、かなり凹んでるときに、お袋の顔が見たくなって、授業が終わってから、見舞いに行ってきました…。
そしたら、様子が変だとも感じつつ、詳しい事情は聞かずに、いつもの様に、励まして、くれた…。
お袋…今まで本当にありがとう…何か、『あんまり好きな母親じゃないなぁ…』とか思ってた自分が恥ずかしいです、くやしいです…。
それだけじゃなくて、本当にくだらない、理由で大変なところの、お袋のところに行ってゴメン…それも、自分に腹が立ちます…。
今日ほど、お袋の愛情を感じた時はありませんでした…ありがとう…ありがとう…俺が励まさなければ、いけないのに、いつも励まされてばかりです…。
最後に、僕のくだらない、話に付き合ってくれた、みなさんにありがとう…。
2 :
大人の名無しさん:2006/01/14(土) 05:02:36 ID:eInQa7lI
どういたしまして。
3 :
大人の名無しさん:2006/01/14(土) 05:10:58 ID:JIg/x0lQ
>>1 貴方が今やれるだけの事をしてあげましょう。
私の祖母は癌で亡くなりました。
休日には欠かさずお見舞いに行って、大好きなプリンやヨーグルトを食べさせてました。
でも、ある日仕事の都合で時間に間に合いそうになかった時、
初めて手ぶらで会いに行ったのですが、それが最後の祖母の姿でした。
もう5年も経ちますが、それだけが心残りです。
せめて自分が後悔しないようにしてあげましょう。
4 :
大人の名無しさん:2006/01/14(土) 05:24:17 ID:y6miKJRv
>>3 ありがとうございます…良く考えて後悔しないように、やろうと思います。
一番の目標は、自分が、医者になった姿をお袋にみしてやりたい…。
5 :
大人の名無しさん:2006/01/14(土) 14:12:15 ID:9tBO8ON6
>>1 お母さんには告知されたのでしょうか。とにかく頑張って。
6 :
大人の名無しさん:2006/01/14(土) 21:41:53 ID:h3GW7d7V
恥ずかしい話、20代の頃はおろか、30代も半ばを迎えようかという
つい最近まで、母親のことなんて気にしたこともなかったし、正直
「うっとおしいなあ」と思うこともあった。
しかし最近ようやく、母親に対してここまで育ててくれたことに
本気で感謝できるようになったし、何かしてやれることはないかと
考え始めたときに、自分のあまりの無力さに気づき、情けなくて
涙が出てくるような経験もした。
悲しいかな、親からもらった以上のことを、子が親に返してあげる
ことはできないんだよね・・・。せめてもの親孝行としてこれからの
自分ができること、それは自分の人生をはっきりと定めて歩き、
「今とても幸せだ。産んでくれてありがとう」と言えることなのかな、
と思っています。
7 :
大人の名無しさん:2006/01/14(土) 21:50:27 ID:zYXqPS7z
雨の降る日は傘になり
お前もいつかは世の中の
傘になれよと教えてくれた
8 :
大人の名無しさん: