都営バス路線改編・ダイヤ改正問題〜その15〜

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660名74系統 名無し野車庫行
参考までに、東急バスでも当初委託を予定していた系統が委託ではなくなり、
その代わりに別の系統が委託となったという事例はある。
これは、バス乗降客調査の調査員をしていた際、東急バスの某営業所に掲示されてあった、
「東急バス労働組合」の壁新聞から知り得た事柄である。
例の横浜市営バス廃止、民営移管に伴う再編により、東急でも大規模な再編が行われた。
3系統の代替、空港直行バスを全面的に新羽で受け入れたため、城01(新城駅〜綱島駅)が
川崎営業所に移管となり、玉突きで川崎の路線の一部をトランセ高津営業所に委託移管させた。
それが杉06(小杉駅〜道中坂下)・杉09(小杉駅〜野川台公園前)系統である。
実は、当初の計画ではトランセ委託の対象路線は、溝02(小杉駅〜溝の口駅)だった。
単純に、高津営業所の近くを通っている系統だからという理由だったかもしれない。
だが溝02は平日・休日を問わず利用客も多く、川崎営業所の前を通っていることなどから、
組合の反対などから、久末野川線と呼ばれる杉06・杉09に変更となったと思われる。
ちなみに久末野川線、平日朝ラッシュ時は殆どの便が、武蔵中原駅前折り返しとなる。
その折り返しの不便さが、委託路線変更の要因となったのではないだろうか。