★着服の県営バス運転士免職
県交通局は十四日、県営バスの路線バスの運賃約六千円を着服したとして、長与営業所所属の
田中修生運転士(52)を同日付で懲戒免職処分にした、と発表した。着服額は全額弁済されており、
刑事告訴の予定はないという。また管理監督者として、同営業所の営業所長(53)を文書訓告処分に
した。
同局の調べによると、田中運転士は昨年十月中旬以降、長崎市内を走る路線バスの終点で、
降車客に対し「運賃箱が壊れている」などと言って運賃箱を手でふさぎ、両替金の受け取り口に
運賃を置かせる手口で、十五件六千五百七十円(一件当たり約百六十−六百円)を着服した。
着服金はたばこやジュースの購入に充てており「魔が差した。やめようと思ってもやめられなかった」
と反省しているという。
「両替金の受け取り口に料金を入れさせる運転士がいる」との投書で内部調査に着手。
乗客に扮(ふん)した職員が、田中運転士が運転するバスに乗り込んだ際、この手口で着服したのを
確認した。
長崎新聞(2月14日 PM3:07)
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2008021402.shtml