１行リレーバス小説　第３章

カワチャンがある日、工事現場で瓦礫を積載し、処理場に向かっているとき、

ヒッチハイクしてる所長を発見し、

ても、ダンプを停車させぬまま通過。

カワちゃんは、仕事一筋の真人間になっていた

カワチャンは仕事の収入を貯め、新車のダンプを購入。ナンバーは沖縄１３０か４４−４４を取得した。

そのダンプを

使い始めた日、

例によって早発。

モヤモヤした気分で仕事していたある日決心した。「ダンプじゃものたりない！やっぱりバスじゃなきゃ！」バス会社に就職するためダンプをたたき売って故郷の大阪へ。

って　行動を起こすか迷っていた。

しかし、行動を起こすにも

勃起しなければ話にならないので

諦めダンプの運転手を続行することを決意し、沖縄に居ることになった。

しかし、ダンプは売ってしまったため、

波照間島で三線をひきながら水牛に乗るアルバイトをはじめた。

カワチャンはボインちゃんではないので沖縄に来ても水着にならず、肌は真っ白いままである。

でも、あそこは真っ黒なので

片栗粉をまぶして白くしてみた

黄ばみは、取れない〜〜

三國に真っ黒になるまで使い込まれていた。

カワチャンは、脱色するため、本島の大学病院に入院。手術をうけ、膣口周辺はピンク色に戻った。

その頃三國はショートカットのメスドラと毎晩のように激しく愛し合っていた。

三國は、乗務中に乗客の落とした財布を拾い、ネコババした。

三國がネコババした財布には、５００円しか入っていなかった。

三國はその金でタコ焼を食った。

しかし、財布の落とし主がバス会社に現れてから

運行管理者に財布のことを聞かれるが、シラをきりその場をしのいだ。

良心が咎めた。

そりゃそうだろう、善悪の区別のつく人間だもの。

このままでは死んでから地獄に行くのでは、という不安にかられた。

そうだ、運行管理者に正直に伝えてお詫びしなければ…。(汗)

｢すみません、お話したいことがあるのですが｣

｢何かね、三国君｣

｢あの…。｣

｢はっきり言いたまえ｣

しかし、なかなか言い出せなかった。

｢あの財布は自分がネコババしました。｣

運行管理者は特段驚いた表情も見せず、黙って煙草をくゆらせていた。

管理者はしばらく考えていたようだが、煙草を吸い終わると、こう切り出した。

｢よろしい。私に任せなさい｣と管理者は言った。

三国は胸のつかえがなくなり、ホッとした。

しかし、このままで済む話でもない、これからどうなるのだろう。

その時、外出していた営業所長が帰って来た。

営業所長は激怒し三國を解雇する手続を進め、三國は即日解雇された。

しかし三國には切り札があった。所長ぐるみの営業所の不正の実態をにぎっていた。

三國は社長室の専務に連絡し、指示を仰いだ。すると、朗報が！解雇が撤回され、所長が逮捕されたのだ。

三國は社長のはからいで大阪の営業所へ転勤することになり、そこでダンプを売って沖縄から帰ってきたカワチャンと再会した。

久しぶりに離合したカワチャンはどことなくよそよそしかったが、バスを運転する姿はかつて三國が愛したそのままだった。

しかも、

三國の禿頭は昔と同じであったが、カワチャンには夫と子どもがいるので、カワチャンは会釈をして過ぎていっただけだった。