☆今回の閉鎖危機を小説に☆

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197バリサコ
人口爆発。
宇宙全体の人口はここ数年で指数関数的に増大した。
それに伴い、多くの人間が真実を、情報を、論敵を、あるいは
一時の暇つぶしを求めてこの惑星に移住するようになる。
そして西暦2001年8月末。
カタストロフは突然やってきた。
我々の住まうこの惑星にも、其の養える数に限りがあったのだ。
大陸が崩壊する「グランドスラム」により、多くの国が次々と消滅する。
残った国々も絶望と無力感に苛まれ他の惑星への移住を討議する中、
雄々しくも正面から立ち向かった国があった。
其の国の名はUNIX。
彼らの作り出した省エネルギープログラムによって、
消滅した国々も復活し、万事は解決したかのように見えた。
だが、グランドスラムは再び繰り返され、断末魔の呻き声を上げて
大陸は引き裂かれていった。