1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:03
■ライトノベル系の新人賞についてのFAQ(よくある質問)
2chのライトノベノレ板にて交わされた書き込みをまとめたものです。
相互に矛盾する情報があるかもしれませんが、複数の方の書き込みをまとめただけですので、矛盾点があることについてはご容赦ください。
・応募する前の注意
募集要項を読む。
公募雑誌などで、募集要項だけを読むだけでなく、公募の母胎となる雑誌やサイトがあれば、雑誌、サイトを熟読して、応募しようとする公募の、だいたいの雰囲気をつかむ。
・二重投稿はしない。
・応募する心構え
入賞する自信がないならおくらない。一般に最終選考に残らない場合には、指導も添削もしてもらえない。
新人賞を持つのはお金がかかるので、かけたお金にみあう作品を送ることを心がける。編集も仕事なので、応募作品が世に出るまでに、少しでもよい商品にしようと、選考に残った応募者にあれこれということもある。あれこれと言われてもやる気をそぐことなく小説を書き続ける根性をもって応募する。
■応募原稿の綴じ方
募集要項をよくよんでそれに従いましょう。
■公募の日程は?
各社のサイトで確認しましょう。
■概要、梗概、あらすじ
起承転結の最後まで書くものなのでしょうか?
そうです。あらすじ、概要、梗概は宣伝コピーではないので最後まで書きましょう。
通常、話のはじめから最後まで書くことが求められる。
ストーリ全体の構成力を見抜くことができる場合があるので、一次選考を担当する下読みのなかには、非常かつ非情に重視する人もいる。
梗概を宣伝コピー形式で書いてくる人の作品は面白くないことが多い。
面白い作品はあらすじを読んでも、本編のおもしろさが減じるわけではない。したがって、あらすじは最後まで書いても、応募作品が面白ければなんら問題はない。
ミステリの梗概は関係者のあいだで緒論がある。なお、ミステリの梗概の場合は一番無難なのが文章の途中に ※※ここからは謎を明かしています※※
と入れてネタバレ部分を分離すること。
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:04
■どこかで誰かによりよく言われている、おばあちゃんのぽたぽた焼き的な知恵
ネットなどで同好の志と「プロになろう」と語り合うことは楽しいが、語りあうことに満足してしまい、応募作品を書かなくなったり、へんに同好の志を意識した作品を書くようになってしま。最終的な読者である人のことを忘れがちになるので気をつける。
自分で、資料探しや投稿先を選ぶことも大切な点。
ビギナーズラックというか、初回の応募作が一番いいところまでいったという人が多い。
ライトノベル系だと年齢が若いほど有利。でも、高校生で作家になっても、その後が大変。井上ほのか、長野まゆみ。
エロ、グロテスクは、大人の読むもの、したがってレベルが高いという思想はライトノベル的で、万人に同意を得られる思想ではない。
新人賞では新鮮さが大事。
一人称より三人称。三人称でも、ひとつの場面に複数の人間を出す、出し続けるのは避ける。
だれの発言かわからなくなる場合があるので、間接話法「」のなかの台詞の語尾をキャラクターによって変化させるという技もあり。
口調、一人称、二人称、語尾の記号で、誰の発言「」であるかわからせる技もあり。
同志のことより、ぜんぜん知らない読者さんのことを考えましょう。サービス業であることを忘れないようにしましょう。
いろんなところの受賞作読むと「なんでこんなんが?」って思うことあるかもしれないが、下手だけど読めないことはない文章ですげー面白い話を書く奴と、文章はうまいし起承転結はしっかりしてるんだけど面白くねー、って奴なら、前者が賞を取ってるんじゃないかな。
神の物は神に、ローマの物はローマに。ミステリのものはミステリに、ブンガクのものはブンガクの賞に応募。
ライトノベルにおいては、心理描写や情景描写に力をいれるよりも、紋切り型の表現でもよいから話しをすすめることに力をいれれ。
冒頭が勝負だ。
大きな賞の三次選考通過と書いてあれば、気合いをいれて読む。自信作のときはウソでもいいから書いておけば? と無責任の発言あり。でも、みんなが応募履歴にウソをかくようになると困る。
ぱくられたら困るからwebで公開しないとかいってるやつ 「どんなの書いてるの?見せて」といったら、同じ言をいうやつ。けっこういますよね。そんな人に一言。 「アイデアの一つやふたつぱくられたくらいで困るような奴は、ハナっからプロなんて無理です」
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:04
■応募履歴、経歴
学歴・職歴などの経歴は簡略なものでよい。
履歴書をつける必要はなし。
プリクラを応募原稿に張るのはやめましょう。しかも他人の。
■自分の応募作品が落ちた理由、ではないもの
■審査システム
下読みによる選考(外部委託の場合が多い)
編集部員による選考(応募した出版社の社員が選考する)
作家による選考(出版社のレーベルで活躍している、もしくはしていた作家による選考)
■一次選考について
ほんとうにダメな作品は、最初の数ページ、最初の数行どころか、タイトル・ペンネームでダメと判断される場合があります。
小林秀雄が、ライトノベル板で確認されている、同種の発言のもっとも古い発言者です。のちに、某女流作家がライトノベル系の選考委員をつとめるにあたり同種の発言を行ったようです。
じっさいにあった事件を、ひねりもなくなぞった作品は落選しやすい。
「どこかで見たキャラクター」「本人が斬新だと思っているけど、よくある設定」「読みやすいが引っかかりのない表現」は、文章が日本語になっていても、作品数が多い競争率の高い賞では、一次で落選する。
・下読みについて
応募作品の数がふえてくると、社員である編集者は、通常の業務のかたわら膨大な作品を評価できるまで読むということが、時間的に不可能になってきます。小説をきちんと評価できるまで読むためには、かなりの時間がかかるからです。
そこで、応募作品が多い、もしくは多いと見込まれる公募においては、社員以外の外部に、審査の外部委託をします。これを下読みといいます。
下読みの外部委託のコスト一作品につき、3000円から5000円
■応募作品を読む下読みの心境、ぼやき、天を仰ぐ状況
最後まで読みます。
世紀の大傑作を、最初が悪いからといって落選させるのは、下読みの名折れなので、ある程度までは読みます。ただし、最初がダメだと、最後までは読めません。定期的に良い新人が出て、新規の顧客を引っ張り込んでくれないと、ライトノベルというジャンル全体が廃れて困るので、良い原稿を待つ心にウソはありません。
手紙・私信入り応募作品はヤバイ。
一次選考で運悪く良い作品が落ちることもあります。
下読みの恐怖の一つは「自分の担当する応募作品で、有望そうな新人を見逃さない」ことです。
破壊された日本語の羅列を読む苦痛を強く訴えたい。
電子投稿は勘弁な。
面白い作品にあたると、業務を委託した編集部に思わず電話を掛け「いますぐ送る」と、契約にない業務まで負担したくなる。
応募作に自信を持とう。下読みによる一次審査を通した作品が、最終選考などで落選すると、編集部に理由を聞きたくなる。
「最後が つづく」完結した作品を送ってこい。
「題名 ○○2」続編をおくってくるな。
原稿に添付する世界地図などは痛い作品の場合が多い。
余白に電波な文が書いてあるのは、いったい、これはー。
売れ筋のそっくりさんと小学生の作文を取り除くのが、今どきの新人賞の一次選考。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:04
■人称って?
・一人称「ぼく、おれ、わたし」とかの自分を指す言葉
・二人称「きみ、あなた、てめえ」などの自分が他人によびかける言葉
・三人称「ザザ、ガディ、ジヴ」などの、話し手と相手以外の第三者を指す代名詞です。地の文が話し手として扱われますので、地の文で一人称のように用いられても三人称が一人称に分類されることはありません。
■下読みQ&A(すべて複数回答))
Q.応募作でなにが一番大事ですか?
A.冒頭の数ページ。梗概。ペンネーム。題名。楽して落とせる口実を減らすこと。
Q.一つの応募作品あたり、どれぐらいの時間をかけて読むの?
A.複数回答。5-20分。15分以内で決着する。一時間。心持ち丁寧に読む。全部読み終わるまで。若い人だと、冒頭がダメでも後半になると見違えるようによくなることがあるので、注意して読みます。
Q.応募作品本編に添付するあらすじは、本編を読んだあとに読むの、それとも後?
A.本編の前にざっと読んで、本編に何が書いてあるか理解できなくなると、あらすじを読み直します。
Q.同一の賞に複数の作品を送った場合、同じ下読みの手によって落とされることは?
A.あります。
Q.異世界ファンタジーはダメ?
A.ううん、ダメなことなんてないよ? どうしてそう思うんだい? グフフ。
Q.暗い話はダメ?
A.ダメってこたない。
Q.あなたが目をつけていた作品、作家が著名になったら?
A.うれしい。敵。漏れもなりたい。
Q.下読みは辛いってきくけどなんで続けているの?
A.一次、二次でおちる作品が読めるから。惰性と押し込まれ。やらされている。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:05
■Q&A
Q.これを読んで、ぼくも小説書いて応募したくなりました。文章・小説を書くのは簡単ですか?
A.小説を書くことは誰にでもできます。名作を書くことは誰にでもできることではありません。
Q.小説を書くって辛いの?
A.人それぞれです。
Q.新人賞に応募する時は、まず送る賞を決めておくものなの?
A.決めておくというか、事前に送る賞の傾向をつかんでおくことは大事です。各賞の傾向は、まず、その出版社のサイトに行くことからはじめてみましょう。
Q,新人賞って出来レースなの?
A.それは妄想です。
Q.新人賞にも流行り廃りがあるの?
A。応募作の傾向にも、賞そのものにも流行り廃りがあります。
Q.賞をとったら、それでゴール? 人生ゲームでいう人生○場?
A.いえ、賞をとってからがスタートです。ゴールと間違えている人が多いのが現状です。
Q.印税ってどのくらい? 蔵がたつ?
A.受賞してから心配しましょう。蔵よりも、近いうちに墓がたつこと確定というのが最近の傾向です。
Q.出版社ってなんですか?
A.利潤追求のための組織の分類のひとつで、最終的な責任は、株式会社ならば株主に対してとることになります。株を、ある家系の人間が独占していることが多いのが特徴とも言えます。○○商店、編集も個人商店。
Q.なにか良い参考書はありますか? 資料とかも。
A.たくさんあります。図書館に行ってみましょう。
Q.性別、宗教、門地、学歴や職歴は関係がありますか?
A.ライトノベルを著述することから離れた場合に関係があります。ライトノベルを書いている限りはまったくの不問です。
Q.大学のミステリ研にはいるのは有効?
A.有効な大学もあります。
Q.大学のSF研に入るのは有効?
A.無効です。
Q.禁則処理ってなに、どうすればいいの?
A.ワープロやパソコンで書かれている場合は、ワープロの説明書、パソコンのヘルプからそれぞれのやり方を参照されてください。手書きの場合は、一行の頭に「、」「。」がこないようにすることからはじめましょう。手元にある本をみれば、どうすればよいかわかります。
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:05
Q.斬新な作品であればあるほどいいの?
A.募集要項に、「日本語の作品」と書いてある場合は、日本語とわかる程度に斬新な作品で応募しましょう。
Q.枚数制限は厳守なの?
A.多少の幅は見て見ぬふりをしてくれますが、募集要項に違反していることにはかわりがありません。コソーリ幅をもたせましょう。制限一杯まで書く方が有利とも言われています。
Q.ライトノベル系で600枚の大長編はどこにおくればいいの?
A.集英社の……どこだっけ(w
Q.一人称や三人称をひとつの応募作で同時に使ってもかまわないの?
A.第三者が、読みやすく、理解しやすく書くことができれば大丈夫です。一つの章のとちゅうで人称を変更してもかまいませんが、わかりやすさは低下します。人称の変更を利用した叙述トリックなどを用いる場合をのぞけば、章のとちゅうでの、人称の変更は避けた方が無難でしょう。
Q.専門用語、たとえば武器の正確な名称とか学術用語とかは使っていいの?
A.応募作が、どのような目的で書かれたかによります。
Q.誤字脱字ってやっぱり減点対象?
A.とくに二次選考で厳しく減点対象になります。ライトノベル系商業出版物に誤字脱字がないものが少ないからといって、じぶんから気にしないでいいということにはなりません。
Q.高年齢での応募は不利?
A.不利な場合があります。体力がないのは明らかに不利です。システムがまがりなりにも構築されている出版社にライトノベルお応募作品を送る場合には、不利になる可能性が高いです。
Q.募集要項にある、制限枚数はまもるべきなの?
A.まもりましょう。要求された枚数で書くというのも、将来にわたり必要な技術の一つです。
Q.印刷するときに、どうやって印刷すればいいの? 字間や文字の大きさは?
A.升目のある原稿用紙に印刷するのはやめましょう。字間や文字の大きさは、募集要項の指示に従ってください。指示がない場合は、手近にある小説のページを見開き単位で拡大コピーして、文字のバランスや行間のとりかたを真似しましょう。
Q.ワープロで感熱紙に印刷していいの?
A.感熱紙は、高価なオーバーコート紙でも、熱による変色の可能性、二次選考に通ったさいにコピーする必要がある場合に、編集部のコピー機につまりやすいので避けましょう。
Q.印刷で二段組みはいいの?
A.募集要項に禁止と特筆されてないかぎりは大丈夫です。ただし、余計な労力をかけていると判断される可能性もあります。また、二段組みのなんたるかを知らない場合に、無理に二段組み印刷に挑戦すると失敗します。
Q.募集開始と同時に応募してもいいの?
A.大丈夫です。
Q.応募作品を送るのは書留、小包、郵パック、その他の運送会社?
A.郵パックが配達記録も送ってくれて便利との意見が複数あります。ゴールデンウィークや年末年始は郵便事故の可能性が少しあがるので注意が必要です。宅急便、宅配便は営業所での発送が、若干安くなるうえに安全度も増すとされています。梱包は、重度にする必要はありません。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:06
Q.同一原稿による、二重投稿をふくむ多重投稿ってあり?
A.ライトノベルにおいては、悪事はいつか露見するのでやめましょう。
Q.歴史上の有名人などを登場人物に持ってくるのはあり?
A.一般化できない質問です。ライトノベルでは、陰陽師の有名人、有名な家門がよく出ることがありますが、その正否を明確に判断する基準はありません。
Q.作品の冒頭に引用文っていいの?
A.ない方がいいという意見が複数でております。
Q.章別の構成にする必要があるの?
A.必ずしもそうとは言えませんが、できるならしておきましょう。
Q.応募作品を複数の梱包にして別々に送っていいの?
A.郵便事故、輸送事故の確率はゼロではありませんので、一つにまとめて梱包して送った方が無難でしょう。郵パックがおすすめということになっているようです。
Q.萌えって?
A.萌え〜です。理解できない場合は、じぶんなりの結論を出してみましょう。
Q.美形は必要なの?
A.美形以外も必要です。
Q.すでにある作品と、自分の応募作が似通っている気がするんですけど……
A.故意に似せたり剽窃したものでないかぎりは、あなたが思っているほど似通っているわけではないので気にしないようにしましょう。古代からある台詞には、「ちかごろの若い者は……」がありますが、同じく「太陽の下に新しい物はない」という台詞もあります。ついでに、パロディ、オマージュ、パスティーシュなどのレトリック用語も覚えておきましょう。
Q.カテゴリエラーってなに?
A.応募作品を、出版社のとんちんかんなレーベルに送付してしまうことです。
Q.編集部に予約を取って、作品を持ち込み直接作品を見てもらうのはあり?
A.ナシ。
機会がある場合もあり。
「どこかの新人賞で最終選考まで残った経験あり」「プロ作家の推薦つき」「編集者の知り合いになる」などの特殊条件があれば可能。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:07
Q.短編を募集しているところは?
A.メディアワークスの電撃ゲーム小説大賞、電撃hp短編賞。
Q.ロボットものはどこに送ろうか?
A.富士見より電撃の方がいいかも。
Q.選考に落ちたら連絡をくれるの?
A。くれません。寂しく、くれなずむだけです。
Q.新人賞の選考は、もう少し早くならないの?
A.なりません。
Q.一次選考を通過は雑誌とかで確認できるけど、そこから二次に行くのは?
A.根回しもなにもありません。二次から選考という応募作品は通常はありません。
Q.最終選考に残ったらわかるの?
A.通常、編集部から連絡があります。ない編集部もあります。
Q.どれくらい前に連絡があるの?
A.誌上発表などがある場合は、雑誌発売日前の2〜3ヶ月前ぐらいに連絡があります。連絡しないところもあります。その場合には、編集プロダクションが雑誌の編集を、出版社から下請けしている場合があります。所属するレーベルの雑誌が、出版社版元で社員が編集しているか、編集プロダクションに下請けにだされているのかは把握しておいてもいいかもしれません。
Q.最終選考の選考委員ってだれ?
A.出版社により違います。たいていは公表されていますので、募集要項をよく読みましょう。
Q.担当編集者ってなに?
A.学校で言うなら担任の先生、ゼミの指導教官。職場で言うなら取引先企業の担当者。担当編集者がつくと、作品を応募に出すことなく直接見てもらえることが出来ます。担当編集者がつくにあたり、誓約書に一筆書かせる出版社もあります。これは、社内的な都合である場合がほとんどです。誓約書がないと、その応募者に対して大きな経費を使えない、(交通費、連絡費が落ちないなど)。
さまざまな人がいます。ひとりを見て、すべてと判断するのは注意しましょう。
Q.編集者は即戦力の作家を使いつぶすの?
A.なんとも言えません。
Q.最終選考に残っただけでも担当編集者がつく場合があるの?
A.あり。担当編集者つかない場合でも、こちらから積極的に連絡をとると、次の原稿を見てもらえる。なぜならば、レーベルに所属する作家の最終選考に残すのは、社員の編集者にしかできない。つまり、作家に応募作品わたすにあたり、社員の編集者の誰かが、「最終選考に残す応募作品を選択」したことになる。その誰かは、応募作品を高く評価しているということなので、その編集の誰かがあなたの担当編集者になることもあります。
Q.最終選考からのデビューの有利不利ってあるの?
A.有利な点として、編集者とのしがらみができるという点があります。編集者は、最終選考からデビューした人間に対しては、通常の受賞者に対してよりも責任を負うことになります。個人の判断と権限でデビューさせたのですか当然とも言えます。
不利な点として、他社に営業を行う場合に、「○○賞を取った」ということができなくなり不利になります。
また、編集者の社内の職階や権限、根回しなどにより、その公募の常設されている正式な賞ではないが、特別賞を受賞するということがあります。個人で推しデビューさせた新人が利益をもたらさないケースが続けば、社内的に編集者は不利になりますので、名目上だけでも編集部特別賞にして、少しでもリスクの回避を行おうというのは理解できる行動であり、編集者の編集部内での立場を示すものでもあります。特別賞をとった作品と同じ傾向の作品というのは、その編集部においては、数年間は有効な傾向な作品と言うことも可能です。
Q.賞を取ったけどその後はどうするの?
A.積極的に営業を掛けましょう。基本的に自営業なので、営業は自己でおこなうことになります。担当編集者がいろいろと教えてくれるわけではありません。
出版社により教えてくれるシステムが構築されている場合、将来的には、あなたも、出版社の新人編集者に対して教育を施すことを期待されていると理解しましょう。
新人作家→ベテラン編集が教育→新人作家がベテラン作家になる→ベテラン作家が新人編集を教育→新人編集がベテラン編集になる→ベテラン編集が新人作家を教育する。くりかえし。
教育コストの世代間負担が機能している場合、その出版社の編集部は安定期にあるといえます。システムに組み込まれているあいだは、その編集部でしっかりと作品を出版できるようにがんばりましょう。通常、安定期は短いものです。無い場合がほとんです。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:07
Q.受賞作の前に何作か書き上げていたけど、これは後に役に立つの?
A.出版社により、役に立つ場合もあります。
Q.短編を募集しているところで、短編の賞を取った作品をみたことないけど?
A.短編の賞をとった作品はあります。
Q.ライトノベルだと、受賞作がシリーズ化されることが多いけど?
じゃあ、応募作は完結してない方がいいんじゃないの?
A.完結させましょう。受賞したとしても、その応募作に、受賞後に手を入れないことはまずないので、その時に編集者と相談してリライトしましょう。
Q.賞をとりました! よっしゃ、会社をやめて専業作家になろう!
A.典型的なドキュソの例です。 路頭に迷う確率98.256%
Q.同時に複数の賞をとったけど、こんな場合は?
A.後から連絡のあった出版社に事情を説明しましょう。先に賞をとった出版社にも連絡をいれましょう。報告、連絡、相談。ほうれんそう、はビジネスの基本です。特定の会社、集英社などから後から連絡があった場合は、連絡があったその場ですぐに相談しましょう。
Q.出版する時の著者略歴や写真は自分で書いたり写真を撮るの?
A.出版社にもよります。作風しだいで制限がかかることもあります。しかし、通常は、ひとりの自営業者として、まともな写真の公開は行っておいた方が良いでしょう。
Q.一度どこかで賞をとると、マイナーな賞でも新人じゃなくなるの?
A.ライトノベル系の賞だと、一般の賞の受賞歴とは別カウントなので気にしないでください。また、ライトノベル系の賞は、のきなみプロ・アマ不問ですので気にしないようにしましょう。専属契約風の契約書を書かせられたことがある場合には、編集部に連絡して相談しましょう。
Q.ゲームやアニメのノベライズがあるけど、ノベライズ作家になるには?
A.明確な答えは出されていません。
Q.社会人経験は役に立ちますか?
A.立つことが多いとの回答が得られています。
Q.自費出版、協力出版で出版するのは?
A.ライトノベル系の作品に関して言えばドキュソのすることです。
Q.編集者の助言はあてになるの?
A.ならない場合もありますが、ふつうはあてにしましょう。
Q.プロ作家の助言はあてになるの?
A.親しいプロ作家の助言でも、眠たげな人の助言をまにうけるのは賢いことではありません。
まったくの第三者の同業他者の助言に従うのはアホのすることです。
Q.下読みになりたいんですけど?
A.なんらかのコネやツテがないと無理でしょう。コネツテがある場合には、・とにかく沢山本を読んでいること・一定ジャンルに偏った愛を抱いていない事が条件でしょう。
Q.プロ意識を持てとは?
A.締め切りを守ることが第一歩です。「……奇跡だ」で締め切りを守るのはやめましょう。
Q.ワナビーってなに?
A.want to be. あるものになりたいなあと思っているのになんの努力もしない人に対する蔑称です。
Q.受賞したり、最終選考に残ったら、2chとかで報告するの?
A.しません。してはいけません。すでにサイトなどで応募していると公言しており、2chにも情報が伝わっている場合は、その限りではありません。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:08
お〜い、コテハンで語る短編スレに誤爆してるぞ(w
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:08
はい終わり。
あとは●●賞は袖の下が有効だ!とかいう書込でも可。
まじめに話し合うも可。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:10
ちと、読んでみるかのう・・・
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:18
Q.締切に一日でも遅れたらその作品は
ごみ箱いきですか?
消印をいちいち確認しているのかね(w
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 01:26
A 郵便事故など、特別な事情がない場合は、あきらめたほうが懸命でしょう。
例外あり、という噂はありますが、偶然を信じる前に余裕をもって投稿するべきです。
受験と同じだと考えるべきなのです。
投稿する人間はいくらでもいます。
ほほーお。読み応えあるね。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 02:14
つか、読んどけ。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 21:04
ライト板のほうが……(ゴニョゴニョ
ライトノベル書いてるドキュソ以外には大して役に立たないな
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/02(月) 22:19
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/02(月) 22:23
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/02(月) 22:26
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/02(月) 23:17
文学板をざっと見てきたけど、マジでくだらない足の引っ張り合いと煽り合いだけ
だった……
一番字書きのテクニックを具体的に話し合ってるってのが同人板ってのが何ともなあ。
無駄にプロ意識だけある訳じゃないのがいいのかもね(同人はどうしても趣味だからさ)
>(同人はどうしても趣味だからさ)
「どうすれば利益が出ますか?」
「大手はどのくらい儲かるのですか?」
というような質問が定期的に上がるので、
侮れませんよ、同人板も。
26 :
24:2001/07/02(月) 23:26
すまんねドジンオンナだから知ってるよー。
上をぐるっと見てきて、同人板が比較的字書きという意識のコンセンサスがとれてて、
ある程度の手法まで突っ込めてるのはなんでだろと思ってね。
やはりカツカツしてないからなんだろな、と。
今の同人って、やっぱりあくまで漫画がメインな訳で、字書きで儲けるのなんてほとんど
無理というか、本当にプロとか原作者とつながりがあるかとかしかないんだわ。
そういった意味での足の引っ張り合いは少ないかもしれん、と。字書き間では。
同人ノウハウ板とかも、いってみ。
新書版とか作って売っている人もいるらしいよ。
さすがにはけるのにかなり時間がかかるようだけど。
こういう趣味も俺はいいとおもう。
商業出版だけが作家活動じゃないよね。
おれは稿料作家になりなりたいけど(藁
28 :
24:2001/07/02(月) 23:30
つか、間違いなく一番プロが多く参加しているのは同人板か801板だよ。
まあプロといっても、ボーイズラブだけどさ。(私しゃ苦手だが)
29 :
24:2001/07/02(月) 23:31
あ、エロ小説板もあったね。
虎穴的なものはうちだけ?
俺はいってないけど、
エロ小説板のどっかのスレがいい感じらしい。
すごくまじめなんだって(藁
いや、藁じゃないか。
とにかく、まじめにエロ小説の書き方の
質疑応答をしていて、参考になったっていってたよ。
姉貴が(藁
創作板は範囲が広すぎて、実用的な質疑応答にはあまり向いてないと思われ。
>>32 だから限定してスレを立てるんだろうけど、
乱入してくるからなぁ。ファンタジー宇材とか。
堂でもいいじゃん、宇材と思ってるんならよ。
ほっとけって感。
つか、この板は精神論が多い。
35 :
21歳以上のみ閲覧可:2001/07/03(火) 09:21
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 14:51
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 16:58
>>37 精神論ではげまされることもあるけど、「じゃあこの人は応募しているのだろうか?」と思うことはある。
他の板には経験談が多いようにみえる。
>>38 経験談なんか語ったら、本人が特定できちゃうじゃないか(w
以前より思ってたけど、ここは本来水面下での脚の引っ張り合いが
多いところなんだからね。
虎穴で作者を特定しようとする動きがあるのもその一例。
別に投稿者は悪い事はしてないんだけど、皆知りたがるんだよ。
そんなに知りたかったらオフ会でも開けばいいのにって思うよ。
怖くてみんな参加しようとしないだろうけどねー。
それはさておき、実際に悪いことやってる荒らしは
とっ捕まえたいけど(希望、なんかでも相手は焦ってるらしい)。
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 18:06
特定できるほどいいとこまで行ってる人なんているの?
(もしくはそれなりに有名なプロなんているの?)
>>40 「○○賞を取りました」とかは言えないよね。
口が裂けても(w
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 18:12
プロでなくとも、
投稿の経験とか
他人に呼んでもらった経験とか
サイトや同人で公開したときの経験とか
の経験談でも、身近な話題が聞きたいかも。
思ったより、
カルチャーセミナーの経験者が少ないのは、
この板とか2ちゃんねるとの相性が悪いのかな?
同人誌ならあるよ。
でもこれはちょっとスレ違いだからsageたほうがいいかな。
あれはいきなりお金が飛び交う世界だからね。
自分の作文に毛が生えたようなのに
一冊200円、300円ってお金をつけて売るの。
殆ど紙代とかの原価だけどさあ。
最初は恥ずかしくって、よく無料本にしていた。
最近は小説一本だけじゃなくってハウツー本を作って
その中に入れるようにしている。
……気のせいか罪悪感がちょっと和らぐ(w
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/05(木) 22:07
どっかの賞に応募した人、賞名だけでいいから教えれ。結果報告とかいいから。
>>44 だからそれは本人が特定出来ちゃうって(w
マオ猫ストーリー(藁
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/05(木) 22:16
>>45 なんで応募したこと言っただけで特定できるんだ? 訳わからん。
応募>受賞
だから(藁
マオ猫、他に出している人いないの?
俺・姉・知り合いで仲良く応募(藁
>>24 ラ板はねぇ、技術的な話に走ろうとすると、
読者さんたちがウザがって荒らすんだわ。
まあ、漏れも含めて厨房が多いせいもあるけどな(藁
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/06(金) 20:11
>>51 マジで同人板と801板とエロ小説板が良いスレなんだな。
ある意味ワナビが少ないのか?
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/06(金) 22:06
>>52 ラ板にしろここにしろ、同輩意識よりも足の引っ張り合いをする傾向にある。
奇妙なことに、ジャンルが様々だと、警戒しあってしまうようなんだな。
だから、
ここも、たとえば「視点」「描写」などの大きなくくりではなくって、
「ミステリー」「ファンタジー」「現代文学」「SF」「ホラー」とかで
スレを立てるとすみわけが出来て、活性化するんじゃないかと。
ここにきている住人が
どういうジャンルを書きたいのかはみえてこない。
虎の穴を見る限り、
まだ「ジャンル」も定まらず、ただ「小説」を書くという段階だからかな? という感じはうける。
俺はもうスレをたてたから、たてないけど、
だれか「ミステリースレ」たてない?
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/07(土) 01:12
たしかにジャンル不明だな……
虎の穴のメイン、ってなんだろう? シュールってもありそうだけど……
>>53 スレ違いなんだが、話の流れで参加させてもらうと、
「ファンタジー」「歴史時代小説」「アクション」「エッチな文章」「電波文」「2次創作」
に関しては、既に住みわけが出来ていて、独自に独特に活性化していると思う。
だから、「板違い」と非難せず、ジャンル別にスレッドを揃えるのも良いかもしれない。
歴史時代小説スレのように「創作論でも雑談でも」って1に書いて、
書き込める内容の幅を広げておけば、盛り上がる可能性は高いね。
>>52 二つのスレ見てきたけど、いい感じだよね。
ワナビが少ないっていうより、ヘタレ厨房が少ないのかな。
ちょっと小説書いたり、サイトで発表したダケで、
全部を知った気になってるヲタ上がりも多いよ。ラ板は。
妙にプライド高いせいで、意見が食い違うとムキになって反論する。
こういうのって、2chに限ったことじゃないんだけど。
有名な作家志望サイトにだって、やってること変わらないヤツもいるし。
「自分は違うのか?」とか言われたら、なんとも言えないけど(藁
>>55 >だから、「板違い」と非難せず、ジャンル別にスレッドを揃えるのも良いかもしれない。
こんな風に、心広くないのがラ板の寂しいところ。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/08(日) 03:08
ホラーにしろミステリーにしろSFにしろ、それぞれの板の住人が
参加できるような創作スレがたつといいですね。
>>56 ライトノベル読みの心、ライトノベル作家ワナビ知らず。
作者と読者との埋めがたい溝を認知する以前の問題だな。
よい編集に出会って、さらに運に恵まれて鍛えてもらえなければ、
作家になっても即死コース確定だ。
まあ、なれはしまいが、がんばってみれ。
>>58 前半のことを指して言った言葉? それとも後半のこと?
書き手と読み手の意識の違いは、あるとは思いますよ。
>よい編集に出会って、さらに運に恵まれて鍛えてもらえなければ、
>作家になっても即死コース確定だ。
ここまで断言されるとは、現役の作家さんか編集さんですか?
そうだとしたら、教訓として心に留めておきます。
やるだけのことはやってみます。はい。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/30(月) 16:32
あげておこう
61 :
名無し物書き@推敲中?:01/10/15 11:18
あげておこう
下読みって、バイトなの?
63 :
名無し物書き@推敲中?:01/10/15 12:27
64 :
名無し物書き@推敲中?:
>>63 キリ番踏んだ痕跡が管理人だけ、というのが笑えるね。