続きをここで・・・

http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=ymag&key=989503311&ls=100
ここの320あたりから始まった話が物議を醸したので
ここで続きをやります。
お目汚しの段、平にご容赦を。
原則sage、終了後はすみやかに倉庫逝きということで・・・

しばらくsageます。

作者でございます。
以前のスレではお騒がせ致しました。
このスレを作ってくださった方、感謝致します。
せっかくですので有難く使わせていただき、
物語の続きを進めようと思っております。

１にリンクのスレの
162-165.167がアイデアの発端。
スタートは323、以後369から本格的に展開、
729まで順調に進んでましたが
730以降異議続出、771までなんとか持ってきましたが
ここで停止状態でした。
よって771の続きから始めます。

と思いましたが753から771まで再出します。

はあ・・。うちこれからどうすればいいっちゃ・・。
父ちゃんと母ちゃんも助けることできなかったし・・。（涙

ん？何でぇあいつら・・・大勢でぞろぞろと・・・

（男たちがラムのところへ歩いて行く・・・）

>>6
ここにいたのかね・・・さがしたぞ。

・・・何の用っちゃ・・・？

（ラムの前に停泊中の艦艇の艦長たちがずらり）

・・・すぐに支度をしなさい・・・、出動する！

・・・海賊船団の本拠地の場所がわかった。本隊もそこに居る。
我々は最後の作戦として、この本拠地を叩く！！

・・・父ちゃんと母ちゃんが助かる見込みはあるのけ？

・・・ある。だが見込みは最早問題では無い。
今度の攻撃で助けられなければ次は無い・・・

ここにいる我々が救出に失敗すれば他の部隊が空母諸共撃滅するまでだ。
人質を考慮しない戦いは以外にやりやすいからな。

そうけ・・。うちはあきらめないっちゃ！！
絶対助けるっちゃよ！みんなも力になって
くれてるんだし！

「ふむ・・・もっと落ちこんでいると思ったが、そうでもなさそうだな」
「良いのではないか？気力喪失ではどうしようも無いからな」
「“彼”がずいぶん心配しておったが・・・取り越し苦労かな？」
「そうでもあるまい・・・むしろ“彼”が来なければ我々の方が・・・」
「かもな・・・まあいい。このまま終わりでは面白く無いし、引き受けたからにはやるだけだ」

現時点までにここに招集できた１０隻、間に合えばもう１、２隻
参加することになる・・・
間もなく出動する。好きな艦に乗りなさい。待っているぞ・・・

（全員そろってそれぞれの艦へ帰って行く）

・・・わかったっちゃ！

（帰り際に）
二度続けて不覚を取る者は宇宙で戦って勝ち抜くことは出来ん。
ここに集まっている者は皆百戦練磨・・・安心しろ。

・・・それから、お前の亭主・・・俺の考える自由と奴の自由とは
随分違うが・・・悪くは無いな・・・

自由・・・・・・？

今日最後のニュースをお伝えします。
海賊船団と遭遇、行方不明になっていた空母「メガタイガー�V」の救出に失敗、
損傷した「ヤマト」「クラップ」ですが、
「ヤマト」はドック入りせず、応急修理を施した後、戦線に復帰する模様で、
現在鬼星にて修理作業を行っています。
これはほぼ全ての兵装が使用可能であるということで、
戦闘行動が充分可能と判断されたためと見られています。

今入りましたニュースです。
「ヤマト」「ソロシップ」が停泊している鬼星に
連合艦隊に参加している艦艇が集結しつつあるとのことです。
両艦の取材班からの連絡によりますと、
これまでに戦艦「アンドロメダ」「アリゾナ」「プリンス・オブ・ウエールズ」
「ビスマルク」「エクセリヲン」、要塞戦艦「マクロス」、その他、
海賊船「わが青春のアルカディア」「クイーン・エメラルダス」の姿も
見えるということです。
さらに数が増えるのかはわかりませんが、
戦艦ばかり１０隻が集結しているということで、
何らかの作戦の準備が進められているものと思われます。

また新しいニュースが入り次第お伝えします。

>>17

あら、ここにいたの・・・

（艦長たちと入れ替わるようにやってきたのは各艦の女性乗組員たち。
　その中には女海賊もいる。ミーティングでもあったのだろうか）

艦長から聞いた？もうすぐ出動よ。

あげ

「へぇ、この娘が・・・」
「間近で見るとカワイイ娘ねぇ・・・」
「ムチャやったそうじゃない？一機で突っ込んで行こうとしたって？」
「気持ちはわかりますが・・・無謀な事は避けないと」
「でも、なんか“彼”が一生懸命になる気持ち、わかるなぁ」
「そうねぇ、こんなカワイイ娘のためならあれくらい、するかもね・・・」
「それだけじゃありません。毎日“彼”によく尽くしているそうですから、
　愛されている者としてはここぞという時にあれくらいはしても・・・」
「でもあそこまでするかしら？普通？」
「みんな驚いてたもんね〜・・・『あの軽薄を絵に描いたような“彼”が
　あんなに真剣になるなんて、ね・・・」
「良い彼氏、じゃなかった、ダンナさんじゃない？」
「あんまりイジメてちゃダメよぉ〜、電撃リンチばっかしやって嫌われても知らないわよ」

（口々にはやしたてている・・・）

う〜・・・
うるさいっちゃ！

>21
やかましい！！きさまら一体何だ！！？

>>22 >>23
怒らないで・・・みんな二人が羨ましい、て言うか、
あたるさんに感心してるんですよ。

今回、ここにこれだけの艦が集まったのは、
海賊船団の本隊を撃滅するためなのですが、
当初は空母と乗組員の救出は行なわず、司令部の方針通り、
一切を無に帰す、ということで作戦が準備されていました。
ところが・・・
（あたるを見やり）
・・・あたるさんが私に『艦長に会わせて欲しい』と頼みに来られて、
会わせてあげたんですけど・・・その後、急に作戦が変更になって
救出作戦を行うことになったんです。
どうして急に、しかも司令部の方針に反する作戦を？と
変に思って、各艦の通信・連絡に関するミーティングの席で
ここにいるみんなに聞いてみたんですが・・・

あたるさん、各艦を回って、艦長に直接お願いしたそうですよ。

『何とかしてラムさんのご両親を助けてくれ』って・・・

ダーリンが・・？そんなことしてくれたなんて
知らなかったっちゃ・・・・。うちのために・・。（涙流す

「この忙しい時に声かけてきて、最初はナンパのつもりかと思ったんだけどね・・・」
「実際お世辞上手だし、はたから見たら口説いてるように見えたかもよ」
「この非常時にガールハントしてやがる、って言われてたわ〜」
「何でも『戦闘機が余っているのを教えたりしなかったらこんな事にはならなかったかも
　しれない、だから責任を感じてる』って言ってたとか聞いたけど」
「それよりもさー、彼、各艦で土下座までして頼んだらしいじゃん？」
「ホントなの？あたしんトコは艦長と二人きりだったからわかんないけど・・・」
「わたしのところでは艦長が『あんな風にアタマ床にこすりつけて頼まれちゃ
　やるしか無いだろう？』って言ってましたよ」
「へえ〜、やるじゃん、見なおしたよ〜・・・」

「男が簡単にそのような事をするものではない！」と
叱っておきましたが・・・
なかなか見所のある少年ですね・・・

あたりまえだっちゃ！
ダーリンはうちの夫だっちゃよ？

・・・大切にしなさい。

うちはいつでもダーリンを大切にしてるつもりだっちゃ！

（ラムの一生懸命さに目を細め）
・・・わかっています。これからも、これまで以上に、ですよ。

（皆に）
先に帰ります。準備がありますから・・・
（話の輪から離れて帰って行く・・・）

>>30
あの人>>31・・・あなたと同じで・・・好きになった人を
ずっと追ってたんだけど・・・結局・・・・・・もうこの世の人ではないから・・・。
だから、あなたたちのことが・・・人一倍気になるのね・・・。

・・・敵の本拠地は
内部に都市機能を持つ人工の空洞惑星・・・そう、
バラ星雲にある『エル王国』、あそこによく似た構造だそうです。
その中で・・・空母を改造して、完全に自分たちのものにするつもりのようです。
改造が終わって、本来の実力が発揮されるようになったら、
大変な事になります。それに・・・改造が終わったら・・・
・・・人質は・・・用済みになるでしょう・・・

（表情が暗い・・・）

そうなる前に何としてでも・・・


>>25
前に言った通りでしょう？
殿方は頼りになるって・・・

なんとしても父ちゃんと母ちゃんを助けるっちゃ！
ダーリンも助けてくれるし・・！

絶対、諦めないっちゃ！

わかりました（にこっ）
必ず・・・助けましょう。

間もなく出発します。準備を急いでね。

（皆それぞれの艦に帰っていく）

・・・（ラムを見つめている）・・・

・・・？
どうしたっちゃダーリン？

・・・よかったな、作戦が変更になって・・・？
みんな心配してくれてるじゃないか？

・・・・・・・。

まあ、これで何とかなるんじゃないか・・・？
あれだけの数でかかれば・・・

・・うん！ダーリンもありがと・・・だっちゃ。

な、何がだよ・・・？
おれは別に・・・何にも・・・・・・知らんぞ・・・

うち、こんな時１人だったらきっと悲しかったっちゃ。
ダーリンが側にいてくれてすごく嬉しいんだっちゃよ。（にこっ

・・・一緒に行動するように、って言われてるだろ？あの人に・・・
だからそうしてるだけだ・・・（横を向いて）

・・・（横を向いて赤面）・・・

ダーリン・・顔、赤くなってるっちゃよ？
（にやにやした顔で

ば、ばか・・・（ラムに背中を向け）誰が・・・

ふふ、まぁいいっちゃ（にこっ

ダーリン大好きっ！（抱
これからもずっと・・一緒にいてほしいっちゃ。

・・・それにだな、おれは土下座などしとらんぞ・・・んな恥ずかしい事誰がするかよ・・・
ただ・・・見学に行った時に『まとめてやっつけてしまう』なんて
言ってたから・・・いくら何でもそりゃ無いだろ、と思って
頼んでみただけだ・・・
・・・こーゆー事は・・・やっぱマジメにやんないとな・・・。

でも、みんな真剣に聞いてくれて、助かったよ。

>>51
・・・！！（すっと抱きしめる）

・・・今度こそ・・・上手く行く・・・

行こう。みんな待ってる。

>>50
・・・！！（すっと抱きしめる）

・・・今度こそ・・・上手く行く・・・

行こう。みんな待ってる。

>>53
ダーリン・・・。（涙目
うん。みんなの所に行くっちゃ・・。

（歩きながら）・・・で、
どれに乗るつもりだ？どれでもいい、なんて言ってたけど、
み〜んな、お前に来て欲しいような顔してたぜ。
どこの艦に行ってもお前の事聞かれたし・・・何かお前人気者だよな〜・・・

ダーリンこそ・・・結構評判良いみたいだっちゃよ？

どんな評判かは言えないけど・・・
（少し笑って

？、何だよ、それは・・・？
ま、おれ様の評判、良くて当然だな。
これでもいろいろ気をつかって、特に乗組員のおねーさん達には
細心の注意を払っておるからな。
（デートの約束、もう少しなんだがなー・・・）

ダーリン？
言っとくけど、ガールハントしたらどういう目に合うか、
もちろんわかってるっちゃね？

な、何言っとるんだお前・・・
今はそーゆー事をしておる場合では無いだろーに・・・
それにだ、おれはこれでもモテておるからな。「ハント」など
必要無いわい・・・

>>59
おっ、元気出たみたいじゃねーか？

あたいとお雪は続けて海賊船にやっかいになるけどよ、
ラムに諸星、それにみんなはどうするんだ？

どうするっちゃ、ダーリン？

お前が決めればいいさ。
おれは今来てる船ならどれでもいいぞ。
どれもカッコいいし・・・（乗組員のねーちゃんは美人だし・・・）

じゃあ・・・あれにするっちゃ！
（指をさす

え？どれだ？
（指さす方にはここまで乗ってきた艦を含めて何隻もいるのでよくわからない）
・・・もしかして、今まで乗ってきた奴か？

うん、やっぱりあの船が１番いいっちゃ！

そっか・・・まあ、何か居心地良いし、続けてあれに乗せてもらうとするか？

他のみんなはどうするんだ？
おれは一通り見学したからもういいけど、
この際他の船も見といたらどうだ？

そうっちゃね・・・・！
ダーリンどの船見たい？
うちはどれでもいいっちゃよ！

何を言う！？
我々は遊びに来たのでは無い！
ラムさんをお守りし、
ラムさんのご両親を不埒な海賊どもからお救い申し上げるために
こうやってはるばる来たのではないか？
>>66勿論、我々ラム親衛隊はラムさんと行動を共にする所存！
ご心配無く・・・

（あたるの奴め・・・各艦を回って土下座までして頼んだだと・・・
　くそっ・・・あやつがそこまでするとは思いもよらなかった・・・不覚・・・
　このメガネ、ラムさんの為なら土下座でも切腹でも厭わぬ覚悟・・・しかし、
　よりによってあたるのアホに先を越されるとは・・・こうなったら
　最後の決戦のおりに手柄を立ててラムさんに・・・）

そう力むなってメガネ・・・

そうだな・・・
あそこ（遠くを指差し）にいる奴、ちょっとしか
見られなかったからな・・・、なんでも
昔の人が作って遺跡の状態で埋まってたのを掘り出して使ってるってんで
「発掘戦艦」って呼ばれてるらしいけど、あれ行ってみるか・・・

メガネさん・・・ありがとだっちゃ（にこっ
もちろん、父ちゃんや母ちゃんの事は心配だけど
落ち込んでても仕方ないっちゃ。

そうっちゃね。おっもしろそうだっちゃ！
メガネさんもうちらと一緒に見に行くけ？

ラ、ラムさん・・・
・・・お誘いは嬉しいのですが・・・非常時でもありますし・・・その・・・

>>72
何をもったいぶっとるんじゃお前は？
ラムと行動を共にする所存！、じゃなかったのか？カッコつけおってからに・・・

ラム、行くぞ。
（早いトコ行って・・・あそこの副長は美人だからな〜・・・うしししし・・・）

ね、メガネさんも一緒に行くっちゃ！
（メガネの腕をひっぱる

ラ、ラムさん・・・ちょっと・・・

（ラムに引っ張られて行く）

「おーい、メガネぇ・・・！」
「デカイ口叩いた割にゃこれだからなぁ」
「あいつらしいと言えばあいつらしいが・・・」
「しゃあない、おれ達も行くか？」
「そうだな。せっかくだから見ておくか・・・」

（艦に物資の積み込み中のところへラム達がやってきたのを見つけて）
>>73
>>74
あら、どうしたの？出発までそんなに時間無いわよ？
それとも・・・私達の船に乗るの？

ちょっと見学しにきただけだっちゃ。
ね、ダーリン？

ん？あ、ああ、さっき来たときあんまりよく見なかったから
もう一度、って思って・・・ははははは・・・
（う〜ん、このおねーさんともう少しお近づきになりたいのだが・・・）

そう？でも、今やってる作業が終わったら
出発よ。もうすぐ終わるし。
案内してあげたいけど・・・

>>80
（すっと手を握り）
お気になさらずに。あくまでぼくたちのわがままゆえの事・・・
ただ、ほんの一時でもご一緒できるようにと思って・・・

どぅわ〜りん！！
早くその手を離すっちゃ！！

（まだ手を握り）
せめてほんの５分でも・・・船の中を・・・はるばる地球から来た
このぼくの・・・切なる願い・・・聞き届けてはくれませんか・・・（口説きモード）

・・・いいかげんにしないと怒るっちゃよ、ダーリン・・・！！
（パリッ　パリッ←放電中

（困ったように）そろそろ作業が終わるから・・・
艦橋に戻らないと・・・

（まだしつこく）ではぼくも一緒に・・・（ついて行こうと）

ダーリンのぶゎかーーーーーーーーー！！！！
どぐゎしゃーーーーん！！！（電撃

ダーリン？
これでもまだついて行く気け！？

>>85
・・・たは・・・たははは・・・
・・・きょうの・・・ところは・・・おいとまします・・・

>>89
・・・アホが・・・

>>87
>>88
（笑いをこらえて）噂には聞いていたが
派手なものだな。
やはり・・・悩みのタネかな？>>81-86のような事は？・・・

流石に毎日毎日こうだと、嫌でも慣れるっちゃ。
たしかに悩みのタネなんだけど・・・

ふむ・・・残念ながら良い解決法の持ち合わせは無いが、
彼が今している事は・・・私が見る限り、遊びの範囲を出ておらん。
さして心配は要らんだろう。
君を捨てるとか言う事態には間違ってもならんだろうから
安心したまえ。

（ラム達全員に）残念だが、本艦はもう出発する。
作戦が全て終わって、時間が取れたら私が見学の案内をしよう。
本艦に乗るのでなければ、速やかに乗る船に戻りなさい。

>>92
全力を尽くして、必ず作戦は成功させる！

ダーリン、早く戻るっちゃよ！
メガネさん達も早くっ！

>>85
トホホ・・・おね〜さ〜ん・・・！

しつこいっちゃよダ〜リン？
（あたるを横目で睨む

おらあたる！さっさと歩けっ！
未練たらしいマネするんじゃねえっ！ラムさんの前でみっともないぞ。

せっかくのチャンスだったが仕方ない。
全てが終わってからゆっくり見せてもらうとするか・・・

艦長
「準備状況はどうか？」
戦闘隊長
「間もなく全ての準備が完了します。」
艦長
「うむ。準備出来次第ただちに発進する。ところであの二人はどうした？」
航海士
「・・・戻ってきました。今タラップを昇っています。・・・全員帰艦しました」
艦長
「そうか・・・」
砲術長
「と言う事は・・・おれ達が先頭に立って突っ込むことになるのか・・・？」
技師長
「そう言う事だ。頼むぞ。砲弾一発当てるか外すかで運命が分かれるのが戦いというものだからな」
航海長
「あの二人、また無茶しないといいけどな・・・」
生活班長
「その心配は無意味よ。今度はみんなで無茶するんだから」
戦闘隊長
「言えてるな。・・・さてと、艦長！全ての準備、完了しました！」
艦長
「ん・・・これより本艦は海賊連合の本拠地攻略に向け出動する！総員配置につけ！」

『諸星あたる及びラムの両名はただちに第一艦橋に出頭せよ！』

あん？何だってんだ？
とはいえ、生活班長のおね〜さんに会える・・・行こ！

一体何の用っちゃ？

>>100
>>101
本艦はこれより出動する。
泣いても笑ってもこれが最後の作戦だ。
我々と一緒に戦うつもりがあるのなら、ここにいなさい。
状況がわからないでは困るだろう？

ホント？ここにいてもいいのか？
やった！戦艦を動かすところを存分に見られる上に
これであのおね〜さんと・・・うしししし・・・・

ここにいるっちゃ！
絶対父ちゃんと母ちゃんを助けてるっちゃ！

助けてる＝助ける

空いている席に座っていなさい。

・・・君達二人は確か、バラ星雲のエル王国に行ったことがあったな？

う・・・その事はあまり思い出したくないが・・・

う、うちもあんまり思い出したくないっちゃ・・・あはは・・・

そうか。やはり・・・あまり良くない思い出のようだな。
しかし・・・あそこの大まかな構造は、覚えているね？

ま、まあ、少しは・・・、何となく、くらいかな？

ふむ・・・、ではこれを見なさい。

（航海士に）海賊惑星の映像と図を映せ！

（大画面に人工惑星らしき映像と図解が表示される）

　これが奴らの本拠地、通称『海賊惑星』だ。
映像の方は近くに密かに設置した監視カメラの現在の映像、
図解の方はこれまでに得られた情報に基づくものだ。

ほお〜（画面を見て）外見はともかく、
図解の方は・・・確かに・・・あの星に似ておるな。

ほんとだっちゃねぇ〜・・・。

>>113
>>114
現在、ほぼ全ての海賊連合の船が集結している。
我々はこれらの船団を撃滅、もって惑星内部に突入、
空母と乗組員を救出する。
・・・亜空間飛行で直接内部へ侵入可能なソロシップがまず仕掛ける。
目的は空母の位置と敵の司令中枢の場所の確認だ。
その間に残りの艦は惑星外にいる船団を攻撃、空母の位置を確認出来次第、
本艦は惑星の出入り口にある装甲シャッターを破壊、内部に侵入した後、
速やかに空母に接舷、艦と乗組員を確保する。
可能であれば空母を動かして脱出させるが、
最悪の場合、人員のみ救出、艦は放棄する。

何か質問は、あるかね？

ふ〜ん、ラムがやろうとしてた事と本質的には変わらんな〜・・・
ま、一人や二人で行くよりは成功するだろうが、
ホントに大丈夫なのか？
ラムの親父の船の大砲で撃たれたらやばいぞ？

そうっちゃね・・・。
でも大丈夫だっちゃ！
みんながいる限り・・・きっと・・・！

>>116
君の心配はもっともだ。
直撃を受けないようにしなければならん。
そこでだ・・・接舷のための接近には小ワープを用いるものとする。
本艦のワープ航法は極めて高性能、単位時間当たりの移動能力は
比類無きものがあるが・・・ただ・・・

ただ？何だよ？

本艦のワープは
乗員の身体に大きな負担をかける。
ここへ来るまでの何回かのワープでも
気分が悪くなったりしただろう？
銀河系内ということでかなりセーブしてはいるが、何の影響も無しと言う訳にはいかん。
まして戦闘時には原則として最大限の能力を発揮することになる。
小ワープといえども乗員への負担は小さいとは言えん。いや、
ここに来るまでのどのワープよりもおそらくはきついものになるだろう。
二人とも、大丈夫かね？

まあおれはすぐに元に戻ったが
ラム、お前・・・最後のワープの後、顔が真っ青になっておったぞ。
大丈夫か？

大丈夫だっちゃ。
あの時はたまたま気分が悪くなっただけだっちゃ。

心配してくれてありがとだっちゃ、ダーリン♪

そうか。では小ワープで接舷し、移乗戦闘を行うものとする。

>>122
・・・ところで、君のお父上の船は、確か従来の艦の発展改良型ということで、
構造が以前の艦に似ているそうだが・・・内部の構造はわかるかね？
移乗戦時に案内を頼みたいのだが・・・

だいたいはわかるっちゃ。
案内はうちにまかせるっちゃ！

うむ。頼むぞ。

（エレベーターのドアが開き、大柄な男が入ってくる）

艦長！俺達の出番、今度こそあるんでしょうね？
艦内の補助作業だけで終わり、なんてのは御免こうむりますぜ！

（ラムを見て）
親父さんとお袋さんは必ず助ける！
道案内、しっかり頼むぜ！
（あたるに）
噂は聞いてるぜ！おてんばなこの嬢ちゃんに手ぇ焼いてるんだって？
しっかりしろよ！いざってぇ時は嬢ちゃんはお前さんを頼りにするんだからな！
（あたるの背中をどん、と叩いて）

どわっ！・・・ごほっ、ごほっ・・・
いきなり何すんじゃまったく・・・
誰がいつラムに手を焼いたっちゅーんじゃい！？

ったく・・・あんな乱暴者が隊長かよ？大丈夫かホントに？

大丈夫だっちゃよ♪

お前は気楽じゃのぉ〜・・・

出番が来たら呼んでくれ！
それまでは下で美人の女医さんと一緒に
メシ食って飲んでるからよ！

（のっしのっしと艦橋を出て行く）

全く相変わらずな奴だな・・・

>>128
>>129
彼はああ見えても超一流の戦士だよ。
今回のような作戦には不可欠な人物さ。
それに、一見乱暴そうだけど、なかなか気のいい男だから、
多分仲良くなれると思う・・・・・・

ふ〜ん、あれで超一流ね・・・

（通信士に）
全艦に通達！
作戦は当初の予定通り！各艦それぞれ独自の航路で会合地点に向かえ！
なお原則として通信封鎖、会合予定時刻に間に合った艦だけで
作戦を実行する！

（窓の外、湖面上を水しぶきを上げて戦艦が続々と離水していく）

航海士
「アンドロメダ、アリゾナ、発進しました。続いてエクセリヲン離水！」
生活班長
「マクロス、間もなく大気圏離脱、続いてクイーン・エメラルダス上昇中！」
艦長
「回頭１２０度、離水準備！」
航海長
「面舵１２０度、離水準備に入ります！」

（窓の外の景色がゆっくりと左に流れはじめる）

>>128
通信が入ってる。映像を出すから。

（大画面に通信相手の映像が映し出される）

弁天
「よお、ラム・・・こっちはもう出発するぜ。そっちはまだかい？」

弁天！こっちももうすぐ出発するっちゃ。
ところでおユキちゃんはどうしたっちゃ？

弁天
「おユキの奴、一つ用事があるからってんで女海賊の船に乗って先に行っちまったぜ。
　作戦開始までには戻ってくるって言ってたから心配ねぇよ」

そうけ。
２人とも無事で安心したっちゃ。

弁天
「お前ら、親父の船に真っ先に取り付いて乗り込むんだってな。
　こっちも一緒に行くぜ。なんてったって海賊船だからな、乗り移って戦うのは十八番だからって
　もうやる気満々だぜ、みんな・・・」

弁天さまも一緒か・・・うしししし・・・

どゎ〜りん！！なにニヤついてるっちゃ！！こっち来るっちゃ！（ぐいっ

弁天
「ははははは・・・相変わらずだなおめーら・・・、とゆー訳で
　あたいのエアーバイクもちょいとパワーアップしてもらったし、
　速攻で先手必勝、一気にカタをつけるとしようぜ。
　人質取られてる場合は長引くと面倒だからな。」

そうっちゃね！
でも弁天、あんまり無理したら駄目だっちゃよ？

弁天
「それはこっちのセリフだぜ・・・お前こそ一人で何とかしようなんて
　金輪際思うなよ。仲間はたくさんいるんだからな、みんなを信じろよ。
　それに・・・お前の亭主・・・・・・聞いたぜ、土下座の話。やるじゃねーか？
　相変わらずだと思ってたが・・・、ラム、無茶して亭主を泣かすんじゃねーぞ！」

ん・・・・ありがとだっちゃ弁天！うち頑張るから！
みんながついててくれて、うちホント嬉しいっちゃ！

べ、弁天さま〜・・・その話は内緒にしてくれないと〜・・・

ダーリン、照れなくてもいいっちゃｖ
うちはホントに感謝してるんだっちゃよ♪

ばっ、ばかっ、
その話はするなって・・・

（まわりに）お、おれ、そんな恥ずかしい事してませんから、なはははは・・・

海賊
「（弁天に代わって）良いではないか？
　男が好きな女のためにする事だ。おかしくも恥ずかしくもないぞ」

そうっちゃよ。
恥ずかしがること無いっちゃ！

（真っ赤になって）あのなぁ！・・・・

艦長以下全員
「・・・・・・」（笑いを必死でこらえている）

ダーリン顔が赤くなってるっちゃよ〜？
（あたるの顔をまじまじと見る）

なっ・・・何でもないわいっ！
（ぷいっと横を向く）

あん、ダーリン！こっち向くっちゃｖ（ぐいっ＾＾

あいてて・・・何すんじゃお前は！？・・・

・・・・って、いちゃついてる場合じゃないっちゃ！

何するつもりだったんだ？お前は！？
ま、まさか？・・・、
何ちゅー恥ずかしい事考えとるんじゃお前はっっ！？

艦長を除く全員
「ぶわ〜っはっはっはっはっはっ・・・・・・」
（皆コンソールを叩いて大爆笑）
「く、苦し〜・・・」
「わはははは・・・」
「見てて飽きね〜な、この二人」

なっ・・・（笑われているのに愕然）
こりゃラム！？お前のせーだぞ！！

生活班長のおね〜さんにまであんなに笑われて・・・トホホホホ・・・

ダーリン期待してたのけ？
やっとその気になってくれたっちゃね！うち嬉しいっちゃ〜♪
（あたるの言う事に聞く耳持たずがばっ、と抱きつく）

あのなぁ〜っ！！・・・

艦長
「ふっ・・・（苦笑）・・・」
他乗組員一同
「・・・わ〜っはっはっはっはっはっ・・・（まだ大爆笑）」
「もうだめ、わはははは・・・」
「・・・二人とも、若いっていいわね〜・・・」

海賊
「仲が良いのはいい事だ・・・」
（画面内でも大爆笑している様子が映り、笑い声が聞こえている）
弁天
「お前らほんっとに相変わらずだな〜・・・、でも、うらやましいぜ・・・」

弁天も早くいい人見つけるっちゃよ！
そのためなら何でも協力してあげるっちゃ♪

弁天
「なっ・・・（顔を赤くして）よけーなお世話だよっ！
　しょっちゅう亭主に浮気されてるお前がよく言うぜ全く・・・」

あはは・・・そうっちゃね。
それに弁天もうそういう人いるかもしれないし・・・っちゃ♪

弁天
「ばっ、ばか・・・そんなの・・・いるかよ・・・（赤面）
　人の心配よりてめぇの親父とお袋さんの心配しろってんだ・・・ったく・・・」

わかってるっちゃよ。
あ、弁天！
何だか顔が赤くなってるみたいだっちゃよ？（少し笑いながら）

弁天
「お前なぁ〜っ・・・」
（後ろの方で海賊船の乗組員たちが爆笑している）

全員
「わはははははは・・・・・・」

戦闘隊長
「（やっと笑いがおさまって）艦長、向こうの船から連絡事項があります・・・」
艦長
「うむ、代わってくれ」

（ラムに）あのなぁお前、
ここどこだと思っとるんだ！？
みんなが見ておる所であんな恥ずかしいマネする奴があるかよ！？

ごめんちゃ。
ちょっとやりすぎたっちゃ・・あはは・・（苦笑いをして）

>>173 >>174
ケンカするほど仲が良いって言うけど、あなたたち、いい見本ね。
あたしももうちょっと彼とケンカするぐらいがいいのかしら？
彼、立場のせいか年のわりに人間できてるし・・・
あたしがわがまま言ったくらいじゃぜーんぜんこたえもしない・・・

>>175
（さりげなく手を取り）そんな・・・
ケンカなんて・・・するもんじゃありませんよ。
ほら、ぼくをよく見てください・・・生傷だらけでしょう？
いつもいつも浮気したといってはラムの奴に・・・くうっ（思わず涙する）
あなたの彼氏・・・同じ男としてすばらしいと思います。
でも・・・このぼくも決して負けてはいません、
きっとおね〜さんにもわかってもらえると・・・（口説きモード）

くぅおら！
ダーリン！その手を離すっちゃ！

（困ったような笑いで）いいの？彼女・・・
あんまりこういう事、しない方がいいんじゃない？
あなたがケンカのタネを作ってまいているようなものよ・・・

そんな・・・
ぼくはただ、美しい女の人にたとえひとときでも
楽しい一時と喜びを与えてさしあげるために懸命につくしているのに・・・
嗚呼、あなたのような美しい女にわかってもらえないなんて、
ぼくは・・・ぼくは・・・

どぅわ〜りんっ！！

やめんかみっともない！
>>179恥ずかしいとは思わんのか！？（ぶわきっ）
>>180おぬしも抑えよ。ここで騒ぎはいかん。

艦長、ちとお話致したき儀がござる。よろしいかな？

（海賊船との交信が終わり）
本艦はこれより発進する。大気圏外へ出たら
時間を取ろう。それで、よろしいかね？

承知しました。
では後ほど・・・

>>179 >>180
しかしおぬしらは相変わらずじゃのう？
こんなところまで来て痴話ゲンカとは、あきれ果てて物も言えん・・・

あいててて・・・
ちぇっ、サクラさん・・・せっかくいいところだったのに・・・

何がいいところじゃ！？
まったく、恥をバラまきおって・・・

ラム、懲らしめるのはよいが
ここではいかん。迷惑になるでな。
後で下へおりてたっぷりとやるがよい。
何ならわたしが手伝ってもよいぞ。

ごめんちゃ。
ダーリン？
後でおぼえてるっちゃよ〜！？
（あたるをギロっと睨む）

（ぎくっ）な、なんだよその眼は！？
元はと言えばお前があんな恥ずかしいマネするからだろーがっ！？
笑い者になった上にこれ以上痛めつけられてたまるかっ！！

航海長
「面舵１２０度、回頭完了！」
艦長
「うむ・・・、補助エンジン始動！」
航海長
「了解！・・・補助エンジン始動！」
（補助エンジンの音が高まっていく）

航海長
「出力、100・・・200・・・400・・・800・・・1600・・・2000・・・2900・・・3000・・・ジャイロ・コンパス始動！」
機関長
「波動エンジン回路接続、準備よし！」
航海士
「針路上に障害無し！」
艦長
「微速前進！」
航海長
「微速前進、0.5！」
（ゆっくりと窓の外の景色が動きはじめる）

弁天
「じゃあなラム、あたいたちは海賊島とやらに寄って船を少しパワーアップ
　してから行くことになってるから先に行くぜ。・・・」

わかったっちゃ！

（ゆっくりと前進している窓の外を海賊戦艦が離水、エンジン全開で上昇していくのが見える）
生活班長
「海賊船、上昇していきます！」
艦長
「補助エンジン、水上全速！」
航海長
「水上全速、ようそろ！補助エンジン、微速から全開へ！」
（急に速度が上がり、微振動とともに揺れる）

おっとっとっと・・・
（振動と揺れによろめきながら）いよいよ発進か〜・・・
これは見逃せないぞ〜・・・
（いそいそと予備の操縦席に座って外を見る。全力で波を蹴立てているのが見える）

すごいっちゃねぇ〜！

航海長
「波動エンジン、点火キー挿入！圧着板、ロック解除！」
機関長
「エネルギー・ポイント接続１０秒前！」
航海長
「9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・波動エンジン回路接続！」
（エンジン音が変わり、揺れと振動が少なくなる）
機関長
「波動エンジン始動！」
艦長
「接続！」
機関長
「接続！」

（艦橋内の一連のやりとりに感涙）
くぅ〜っ！これだよこれ！やっぱし宇宙戦艦はこうでなくちゃ！
なっ、そうだろラム！？
このカッコ良さ、間近で見られるとは・・・生きててよかった〜・・・

>>196
何を浮ついた事を言っておる！？（ごつんっ）
遊びに行くのではないぞ！
不謹慎だとは思わんのか！？よりによってラムの前で・・・

あたっ！・・・（サクラに言われて）・・・ラム・・・ゴメン・・・

いいっちゃよ、別に。
ダーリンに気を使わせたくないし・・・。

・・・今さら何言ってんだ・・・弁天さまにも言われただろ？
お前は一人じゃないって。第一今のお前がおれに気を使ってどーするっちゅーんじゃ・・・

>>199
諸星くんの言う通りだな。
君が諸星くんを・・・本当に愛してるんなら、
こういう時こそ変に気を使ったり遠慮したりしないで
彼にぶつかって行くべきじゃないかな？

ダ、ダーリン・・・・。うん！ありがとだっちゃ！（///

（二人を見てにやっと笑い）
フライホイール接続１０秒前！
・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・

・・・フライホイール接続、点火！

・・・発進！！

（エンジン噴射、離水して飛行開始）

艦長
「上昇角４５度！主翼展開！」
航海長
「主翼展開！」
艦長
「取り舵９０度！艦を自転方向へ向けよ！」
航海長
「了解！取り舵９０度、ようそろ」

（左にバンクし旋回、窓の左下方に湖とラムの実家が小さく見える）

>>202
（窓の外、眼下に湖を見ながら）
また、しばらくの間・・・お別れじゃな・・・

そうっちゃね・・・

今度帰ってくる時は・・・・・・皆で、な？

機関長
「上昇推力、１１６０万ｔ！」
航海士
「第一宇宙速度突破！」
航海長
「現在、自転方向と同一針路！大気圏及び重力圏脱出コース！」

（鬼星の大気圏、重力圏を脱出、漆黒の宇宙へ踊り出る）

艦長
「主翼収納！」
航海長
「主翼、収納します！」

（主翼を閉じ、エンジン噴射でさらに加速）

・・・（大画面に映る鬼星がみるみるうちに小さくなっていくのを見て声も無い）・・・

ダーリン・・・

（ラムの視線に気づき）ん？どした？
おれの顔に何かついておるのか？

ううん、何でもないっちゃよ・・・。

・・・よく考えたら、無事に帰れる保証なんて、
無いんだよなぁ・・・、戦争しに行くんだから・・・
父さんと母さん、今頃どんな顔してるか・・・

面堂さん･･･あたし･･･何か怖いわ･･･

（何時の間にかしのぶと二人で第一艦橋にいる）
大丈夫ですよしのぶさん、今回は
味方がたくさんいますからね。
それに・・・もしもの時は、
（手を握り）このぼくがしのぶさんをお守りします！

嬉しい･･･面堂さんっ
････でも、あたる君とラム･･･大丈夫かしら･･･
心配だわ･･･
どうか無事で････

>>218 >>219
ん゛・・・（苦笑）
二人とも、込み入った話は別の場所でお願いできるかな？

>>209
お待たせして申し訳ない。
お話は艦長室で伺いましょう。こちらへ・・・
（艦長室に案内して艦橋を出ていく）

ちくしょお！！
もぉ･･･覚悟を決めるぞぉ！暗い話なんてやめじゃあ！
（ラムを守る為に････）

>>221
いつもの調子が出てきたみたい、かしら・・・
これから作戦の細かい打ち合わせをするから>>215一緒に
よく聞いててね。

ダーリン・・・！
（やっぱりダーリン優しいっちゃ・・・）

おーいつでもいい！早く話しをしてくれっ！
ラムの親父さんを助ける為だ！
･･･ラムっ絶対助けるぞ！

漆黒の宇宙を
海賊惑星へ向け順調に航行中。

おりしも
第一艦橋では
主だった面々が集まり
作戦の細部について打ち合わせ、討論中・・・

戦闘隊長
「・・・と言う訳で、『四つ脚』が内部に侵入してから空母を見つけるまでの
　時間の長さが作戦の成否に大きく影響する。全長約２キロという大きな船だから、
　よほどの事が無いかぎりすぐ発見できると思うが・・・」
航海長
「しかし、内部の様子はほとんど情報が無いんだろう？
　いくら強力なバリアーと重機動メカを持っているとはいえ、少し無茶なんじゃないかな？」
技師長
「しかし外からだけ攻撃していたのではまず埒が開かんぞ。それにあまりに時間がかかりすぎる。
　それでなくとももう余裕は無い。一刻を争うと言ってもいいくらいだ。
　多少無茶でも『奇襲的手段』を使わないと事態の打開は困難だ
　彼らには頑張ってもらうほかあるまい・・・」

ところで、我々はどうやって中に入るんですか？
ワープでは入れないとなると、どこか穴でも開けないことには？・・・

本来の出入り口にある
装甲シャッターを破壊してそこから侵入することになってる。
最初はどこか適当なところに大穴開けてやろうかと思ったが、
むやみにダメージ与えて
いきなり惑星そのものが崩壊なんてことになったら困るからな・・・
幸い装甲シャッターは通常砲撃で破れそうだから、
そういう心配は要らないようだけど。

ところで面堂くん、
君は・・・戦闘機には乗れるかい？
噂では自家用のを持ってるとか聞いたが？・・・

はあ・・・まあ・・・自家用とは言っても
宇宙を飛べるものではありませんが・・・

あとで格納庫に来てくれ。
一機、君に貸しておく。いざという時のためだ。

ふ〜ん、面堂に戦闘機ねぇ・・・
なんとかに刃物、にならなきゃいいがなぁ・・・？

で、おれたちは
ラムの親父さんの船に乗り込むんだろ？
具体的には乗り込んで何すりゃいいんだ？

・・・しかし面堂とあの隊長・・・姿を見ずに話だけ聞いたら
どっちがどっちかわからんな〜・・・

確かにどっちがどっちかわからないっちゃね〜
ねっダーリン

・・・もし無線で聞いたら混乱必至じゃな〜・・・

それはそれで面白そうだっちゃね。
（少し笑って

>>232
少なくとも司令室、機関室、兵装の制御。
この３つを押さえる必要がある。
>>234
君のお父さんの船のブリッジ・・・司令室からは
船全体をコントロールできるようになってるのかい？
もしそうでなかったら
船全体に人を送りこむ必要があるから少々厄介になるんだが・・・

確か司令室から全体をコントロール出来るように
なってるはずだっちゃ

あぼーん

>>238
そうか。それでは
第一に制圧すべきはやはり司令室だな。
そこへ行くのに、特別に障害になるものはあるかい？
警備システムが厳重とか？・・・

特に無かったと思うっちゃ。

あぼーん

>>240 >>241
じゃあおれたちが行って軽くひねってくりゃいいってもんか・・・
嬢ちゃんよ、技師長の言う通り、時間に余裕は無ぇからな、
一気に行くぜ！道案内、しっかり頼むぜ。

あぼーん

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ランボーくん、まったりしなさい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　何に苛立っているのかね？

あぼーん

みんなから相手にされてないのにめげずにここまで
つまんないコトやってるなんて哀れなヤツｖ（プッ。
早く氏ねや厨房が。

>>243
そんなに簡単にいくのかね〜・・・
ホントに大丈夫なのか、ラム？

大丈夫だっちゃよ。
信じるしかないっちゃ！

艦長室では
サクラが艦長に何やら話している。

サクラ
「・・・と言う訳で、どうしても気になっております・・・」
艦長
「ふむ、では先生は迂闊に突入するのは危険すぎると？」
サクラ
「そこまではあえて申しませんが、特にラムは・・・行かない方がよいかも、と」
艦長
「・・・彼女がいないでは道案内無しになる。作戦に支障が出るかも知れませんぞ？」
サクラ
「しかし、先ほど申しましたように・・・鬼族をあのように人質に取るほどの
　力と要領・・・ラムの身をあまりにも大きな危険にさらすことになりますぞ？」
艦長
「・・・（空を飛んだり、電撃や火炎放射などの力を持つ者が少なからずいる
　鬼族・・・しかも千人単位で乗組員がいる船・・・確かにどうやって船ごと
　拉致したのか、謎ではあるな・・・）・・・わかりました先生、突入時の
　隊の編成については再考しましょう・・・」
サクラ
「よろしく頼みますぞ、艦長・・・」

打ち合わせが終わり、通常の航行に戻っている。
あたるは生活班長のおね〜さんを口説いていたが、
彼女が用務で出て行ったため仕方なく席に戻った。

諸星あたる
「・・・なあラム？ちょっと気になったんだが、
　お前の親父さんの船、一体何人くらい乗ってるんだ？
　あの大きさだとかなりの数なんだろ？」

う〜ん・・・詳しい数まではわからないけど・・・
多分３０００人ぐらいだったと思うっちゃ。
もっといたかな・・？

諸星あたる
「へえ〜、以外に・・・」
技師長
「少ないな。あれだけの大きさにしては・・・とは言っても絶対数は充分多いと言えるが。
　それだけの人数だと、万一船を放棄しなくちゃならん時には救助作業が大変だな。
　本艦だけではとても収容しきれん」
戦闘隊長
「じゃあ、可能な限り・・・船ごと救出しないと？」
技師長
「何としても・・・だ」

ふ〜ん・・・案外面倒なんだな・・・

（いきなり強い衝撃）

どわっ！？・・・（席から転げ落ち）あたたた・・・何じゃ一体！？・・・

大丈夫、ダーリン？
（あたるの方にかけよる）

衝撃とともに微振動が続く。

航海長
「機関長！どうしたっていうんですか？」
機関長
『（機関室で）どうもせんよ。何だって言うんだ？』
航海長
「速力が半分に落ちています！エンジンの異常でしょうか？」
機関長
『馬鹿言うな。エンジンは何とも無いわい。お前さんの操縦ミスじゃろうが！？」
航海長
「冗談じゃないですよ！そんな・・・、こっちは自動操縦だったんだ！変だな？・・・」

いてててて・・・何だっちゅーんじゃ、全く・・・
（したたかに顔面を床に打ちつけ）
ラム・・・一体どうしたんだ？・・・

わからないっちゃ・・。
一体何があったっちゃ？

ん？　なんだこりゃ？
なりきりチャットかよ！

医務室。
メガネたち四人組とラン、テン、騎兵隊員たちが談笑中突然の衝撃と振動。
みんなそろってひっくりかえってしまった。

騎兵隊長
「あーあ、酒全部こぼしちまったい・・・何やってんだ航海班は！？」
メガネ
「事故か？・・・いや、違うなこれは・・・」
パーマ
「じゃあ何だって言うんだよ？このあたりは何も無い空間だって聞いたぜ？」
ラン
「ここでは何が起こってるのか全然わかんないわ」
テン
「（ランに）ほなら艦橋に行ってみたらええねん。あそこなら状況全部わかるで」
ラン
「そうね。行ってみましょうか？」
軍医
「（ランとテンに）あーこら待て待て、第一艦橋は原則として用事が無い者は
　立ち入り禁止じゃぞい！？」
テン
「用事あるから行くんやないけ！？状況確かめるっちゅー立派な用事や！」

ランとテンが連れ立って医務室を出ていく。

航海士
「・・・バリアです！」
戦闘隊長
「え！？」

バリア！？何だそりゃ？
（窓から外を見て）何も見えん、何も無いぞ！？
どーなっとるんだまったく・・・

バリア？

航海士
「この空域に超磁力バリアが張られています！さっきの衝撃は
　バリアの最前線に接触したためです。このままでは３分後に艦は停止します！」
戦闘隊長
「そいつは大変だ！艦長！・・・あれ？艦長がいない・・・」

艦長席は空席のまま。

艦長室
艦長がわき腹を押さえて倒れこんでいる。
サクラ
「どうなされた？」
艦長
「いや、古傷が痛んだだけだ・・・それより、艦橋へ・・・」

サクラの手を借りて椅子に座り直し、艦橋へ降りていく。

航海士
「９時の方向、未確認飛行物体接近！数、凡そ５０！距離１万！速度４９宇宙ノット！！」
諸星あたる
「え？何なんだ？バリアがあるのに？・・・」

一体どうなってるっちゃ！？

艦長
（何時の間にか艦長席にいる）
「未確認飛行物体とは何事か！」
全員
「！？」
艦長
「十秒以内に確認せよ！」
航海士
「・・・、ミサイルです！」
（映像が出る。ミサイルの大群が向かってくる）

！？、凄い数じゃないか？どーすんだよ？

g

艦長「全速後退！」
航海長「了解！メイン・エンジン全開！全速後退！！」
（艦体が振動するばかりで後退しない）
航海長「何してるんですか、機関長！全然動かないじゃないですか？」
機関長＠機関室『ガタガタ言うな！こっちはやることはやってるんだ！』
航海士「ミサイル接近！あと２０秒！」
航海長「機関長！！」
航海士「あと１５秒！！」
航海長「機関長！！！」
（艦体が激しく振動し、やっと後退。ミサイルがすぐそばをかすめていく）
航海士「！？・・・ミサイル、第二波接近！あと３０秒！！」
戦闘隊長「くそっ！・・・（ミサイルの発射トリガーに手をかける）」

どうしたんだよ？何でミサイル撃ち落さないんだよ！？
あんなの当たったらどーなるとおもってんだよ！？
（艦長と戦闘隊長を交互に見る）

きっと何かあったっちゃ！

・・・（なぜか無言のまま）・・・

航海長「（かなり焦って）全速だ！エンジン、全速！」
（艦体が少しづつ動いているが、鈍い）
航海長「これが全速ですか！？機関長！！」
機関長＠機関室『やってるんだよ！こっちは！・・・文句があるなら
　　　　　　　　降りて来て自分でやれ！！』

航海長「この馬鹿野郎！！！」

！？（航海長の剣幕に驚く）・・・
なんか、錯乱坊相手にケンカしておるようにも見えるが・・・
って、んな事考えてる場合じゃないって！
（画面にミサイルが大きく映る）わあっ、もう当たるぞっ！！

・・・ラム・・・あれ・・・
（戦闘隊長が手をかけているミサイルの発射トリガーを見て）

もうダメだっちゃよ！！
・・・・！？

航海士
「あと１５秒！・・・１４・・・１３・・・１２・・・」
戦闘隊長
「艦長！」
艦長
「・・・・・・」

・・・くそおっ！！・・・

（戦闘隊長が手をかけているミサイルの発射トリガーに飛び付きスイッチを引く）

戦闘隊長
「なっ！？・・・（いきなり飛び付かれて驚く）」


迎撃ミサイルが発射され、迫っていたミサイルは全て破壊された。



諸星あたる
「ふぅ・・・助かった・・・」

危機は脱したものの、バリアーに囲まれて身動きが取れない中、
艦長室に航海長と機関長、戦闘隊長、さらに
あたるまでが呼ばれている。
あたるが呼ばれたせいかラムとサクラも一緒にいる。

諸星あたる
「何だってんだ？、わざわざ呼び出したりして？・・・」
サクラ
「・・・・・・（無言で様子を見ている）」

ダーリン･･･（心配そうにあたるを見る）

艦長
「（航海長に）さっきの態度は何か？機関長に謝りたまえ！」
航海長
「しかし艦長！自分だって任務の遂行に必死だったんであります。どうしても
　謝らなければいけないんでありますか！？」
艦長
「（睨みつけ）任務の遂行においては冷静沈着であることが必要だ・・・、
　冷静沈着な人間が馬鹿野郎などと言うかっ！　謝れっ！！」
航海長
「！！・・・・・・、そうでした・・・申し訳ありません・・・・・・、
　（機関長に頭を下げて）申し訳ありません、許して下さい・・・」
機関長
「いや、わしも今にして思えばいささか乱暴な物言いになっておったわい。
　この年にして人間としてまだまだ未熟、恥ずかしいかぎりじゃ（笑）」
艦長
「機関長と航海長は下がってよし！」

機関長と航海長は艦長室を出て行った。
艦長は次に戦闘隊長に何か言うのかと思ったが・・・

艦長
「（戦闘隊長をなぜか無視してあたるに）誰が迎撃ミサイルを発射せよと
　命じたか？」
　

え？誰がって・・・って、誰も何もしないから
おれがミサイル撃ったんじゃないか？いけなかったのか？

そうだっちゃ！ダーリンが撃たなかったら
みんな、やられてたっちゃよ！

（無視されたのにとまどいつつ）
艦長！迎撃ミサイルを発射したのは自分であります！
諸星くんは何もしていません！

（戦闘隊長を一瞥してからまたあたるに）
結果を言っているのではない！秩序を言っているんだ！
君は艦長である私をはじめ誰の指示も無しにミサイルを撃った、違うか？

そ、そうだよ・・・だけどなぁ・・・

・・・言い訳するな！！

（いきなりあたるを殴った）

！？ぐわっ！！・・・

（壁に叩きつけられ）あたたたた・・・

ダーリンに何するっちゃ！！ダーリンは悪くないっちゃよ！！
みんなが死んでもよかったのけ！？
指示とかそんなのより他に大切なことがあるっちゃ！！

！！（ラムを睨み付けるが）・・・うっ・・・

脇腹を押さえてずるずると倒れこんだ。

・・・艦長！？どうしたっちゃ！？
（艦長にかけよる）

！？（起きあがって）どうしたんだ？

艦長室
いきなり艦長が倒れこんだを見て皆狼狽を隠せない。
戦闘隊長
「艦長、大丈夫ですか？」
サクラ
「どうなされた？ケガでもしているのか？」
だが
艦長
「（駆け寄ったラムに）・・・もういい・・・行け！・・・」
サクラ
「・・・（あたるとラムに出ていくように目くばせ）」
戦闘隊長
「（あたるとラムに）さあ、行こう・・・（促す）・・・（サクラに）
　先生を呼んできます。それまでお願いします」

・・・（殴られた頬をさすりながらドアを開ける）・・・

>>297
ダーリン、大丈夫け？

（エレベーターに乗りこみながら）
あたたた・・・大したことはないが・・・
爺様のくせになんちゅー力じゃ・・・、ん？
（口の端に手をやる。血がにじんでいる）

ダーリン・・血が出てるっちゃ！大丈夫け？
（持ってたハンカチであたるの血をふく）

（ラムに血をふいてもらいながら）
しかし・・・あの艦長、もっと冷静で穏やかだと思っておったが・・・
案外気が短いような？・・・

艦長は昔からああいう人さ。
おれも昔諸星くんと同じような事をやってぶん殴られたことがあるよ。
確かに・・・船ってのは一糸乱れぬ統率ってのが不可欠だからね。
（ラムに）規律や秩序に厳しくなるのは仕方ないさ。
でも・・・根に持つタイプじゃないからもうこの話はしないと思う。
今度同じことがあったら・・・おれが殴られる番だろうな（苦笑）

そうなのけ。でも、ダーリンを殴った事はうち、やっぱり許せないっちゃ･･･
ダーリンは間違ってないのに･･･ひどいっちゃよ！！

ゴルァ

なにやっとるんだ、この緊急時に！！

全く気づかなかった(w
君たちこそ、本物の2ちゃんねらーかも知れん(w

・・・もういいよ、ここでは揉め事は起こすな。
それに、あの艦長の言う事はもっともだよ・・・

ダーリン････

（諸星･･････鬼娘にsageを教えてやれyo!）

でも・・・っ

・・・ラム！

（言外にやめろという態度。眼が厳しい）

・・・・・・・・。
（うつむいて無言になる）

まあまあ二人とも・・・（苦笑）
一応、医務室へ行こう。友達もいるんだろ？
（エレベーターが止まりドアが開く）

艦長にはあとでもう一度おれから説明して謝っておく。それでいいね？

愛は 見っつからず こっころ細いな
こっころ細いなっ♪

いいっちゃ･････
（エレベーターが開く）
うち････先、行ってるっちゃ････

やれやれ・・・あいつ意地っ張りだし、平気ではっきりモノ言うからな、
このまま放っといたらまた艦長にかみつきかねんな・・・

相変わらず艦医や騎兵隊長を囲んでにぎやかである。
そこへ艦内電話。

艦医
「わしじゃが・・・ふん、ふん、わかった。すぐ行く！」
騎兵隊長
「どうしたんだい、先生？」
艦医
「なあに、大したことは無い。艦長の定期検診じゃよ。執務中なので
　わしに来てくれっちゅうこっちゃ」

一升瓶を片手に艦医が出ていくのと入れ替わりにラムが入ってくる。
表情が暗い。

どうしたんですか？ラムさん、元気無いですね。
もしかして、また諸星がアホな事をやったとか？・・・

終太郎･･･ううん。ダーリンは何もしてないっちゃ･･･
でも･･･ダーリンはいい事したのに、どうして殴られるっちゃ？！
おかしいっちゃよ･･･

ダーリン、口切れてたみたいだけど・・・
心配だっちゃ。

殴られたぁ？・・・ラムさん、あたるの奴、何やったんですか？
一体誰に？・・・

艦長に殴られたっちゃ
ダーリンは、ただ、みんなの為にミサイルを撃っただけだっちゃ
なのに･･･

ラム！もうその話はいいって言っとるだろーが！
もう過ぎたことなんだから。

でも・・・っ！

うちは納得出来ないっちゃっ！
（艦長室に走って行く）

ラム！！（手を引っ張る）
艦長だっていろいろ大変なんだよ！
少しは・・気持ち分かってやれよ。

ダーリンは・・・納得してるのけ？
怒ってないの・・？

まあまあ、ラムちゃんもあたるもおさえておさえて・・・
でも、何でミサイル撃って殴られるんだ？

（艦橋から帰ってきてみんなに）
あんなあ、あたるのアホ、命令出とらんのに
勝手にミサイル撃ちよったんや。
確かに助かったんはホンマやけど、
『秩序が大事や』ちゅうて叱られたらしいで〜。

秩序なんか気にしてたらあのままやられてたっちゃ！

しかし・・・よっく考えてみると・・・
艦長は状況を全部知ってるんだよな。居たんだから・・・
なのになぜ何の指示も出さなかったんだ？
となりにいた戦闘隊長もかなり焦っておったしな。変だな・・・

戦闘隊長さんに一度聞いてみた方がいいかも
しれないっちゃね・・・

（テンと一緒に行っていた艦橋から帰ってきた）
ダーリンだいじょうぶ〜？痛かったでしょ〜？・・・
（あたるに寄りつき）いきなり殴るなんてひどいわ〜。
ラムちゃん、あたしたちで文句言いにいきましょう。

ランちゃん！
一緒に来てくれるっちゃ？

蘭ちゃん・・・（そっと手を握りっ）心配してくれてありがとう。
その気持ちだけでじゅうぶんだよ。
・・・お礼に今度デートしてあげるから、楽しみにしててね。

どぅわ〜りんっ！
その手を離すっちゃ！！

（お〜お〜ラムの奴お約束じゃの〜、もう少しからかったろ）

ダーリン本当？うーん・・・じゃあ、今度映画と
（ラムをチラッと見ながら）遊園地に連れてってくれる？
前からダーリンと一緒に行ってみたかったの。
あたしお弁当作って行くから楽しみにしててね。

ランちゃんっ！
早くダーリンから離れるっちゃ！

ダーリンもは・な・れ・るっちゃあ〜っ！！
（あたるをグイグイ引っ張る）

ランちゃん本当？！にゃははは
今から行きたいくらいだね（手をぎゅっと）
うひゃひゃひゃ

どぅわ〜りんっ！
この大変な時に何言ってるっちゃ！
さっさと離れないとひどい目に合うっちゃよ！？

ラムの電撃が怖くてガールハントが出来るかっ
にゃはははは〜ランつわぁ〜ん♪♪
（飛びつく）

どぅわ〜りんの・・・
ぶゎかーーーーっ！！
（ドバババババッ！！

一同「どわわわ〜っ！！！・・・・・・」

さんざんにちらかってしまった部屋の中でみんなヘロヘロ。
ラムは半べそをかきながら
のびてしまったあたるに当たりちらしている。

メガネ
「・・・ラ、ラムさん・・・いつもながらに・・・」
パーマ
「・・・あたるのアホ！こーなることぐらいわからんのか？・・・」
騎兵隊長
「これが噂のちわげんかか？・・・派手にやってくれるな？」
テン
「・・・あたるのアホー・・・何回ラムちゃんを泣かせたら気が済むんや？
　まわりの迷惑も考えんかい！？・・・」

（医務室に戻ってきて唖然）
何をやっておるのじゃおぬしらは！？・・・

さあさあ、皆後片付けをせんか？
ラム、おぬしももうやめよ。それだけやれば少しは懲りたであろう。

うちはダーリンのためを思って・・・っ！

わかっておる・・・
（片付けながら）さあ、おぬしも手伝ってくれ。
先生が帰ってくるまでに元通りにしておかんとな。

（やれやれ・・・まったく困ったものじゃ・・・）

医務室の騒動より少し前。

艦長が艦医の診察を受けている。サクラも同席。

艦医
「・・・よし、終わりましたぞ艦長」
艦長
「ありがとう、先生・・・、サクラ先生、お手数をおかけした・・・」
サクラ
「いや・・・、古傷ですかな？艦長？・・・」
艦長
「もう治ったと思っていたが・・・」
艦医
「気をつけてくださいよ、艦長」
艦長
「ありがとう・・・」
艦医
「・・・艦長、（目つきが鋭くなる）・・・古傷といってあなどってはなりませんぞ。
　以前のように・・・入院していただくことにもなりかねませんからな」
艦長
「大丈夫だよ、先生」
艦医
「艦長！？」
艦長
「私には艦を動かす責任がある。少々の事で入院などできん」
艦医
「しかし・・・現にミサイル発射の命令が遅れたんでしょう？」
サクラ
「！？・・・」
艦長
「・・・・・・」
艦医
「実務に支障が出るようでは看過できませんぞ！まして正規の乗組員ではない
　少年相手に・・・」
艦長
「何人たりとも艦においては長たる者の命令に従うのが大原則だ」
艦医
「・・・（諦めたように）お体には充分注意してください。何かありましたら
　すぐわしに知らせてくださいよ」
サクラ
「・・・わたしも協力致します。」
艦医
「そうしてくれるとありがたい。」
艦長
「・・・今後の作戦について検討せんといかんな・・・」

（医務室の隅っこでようやく正気に戻り）あつつつつ・・・
ったく、（サクラと一緒に片付けているラムにわざと聞こえるように）
いいところで何すんじゃラムの奴・・・
誘っただけでまだ何もしておらんではないか？

何かした後じゃ遅いからだっちゃ！

ここで何ができるっちゅーんじゃっ！？
せいぜい約束とりつけるのが関の山じゃわい・・・

やれやれ・・・（片付け始める）・・・ラムとケンカになったらいっつもこーだ・・・
家でもそーだが、あとの片付けが一番こたえるな・・・

おおそうじゃ、諸星、それからラム、
中央作戦室に来るようにとのことじゃ。作戦会議らしいぞ。
面堂としのぶも呼ばれて先に行っておる。おぬしらも早く行け。
ここは残った者で片付ける。

へ〜い・・・

（作戦会議？なんか、めんどくせーなー・・・ま、片付けパスできるからいいか。）

ほら、ラム行くぞ。

（さっさと医務室を出ていく）

あ〜ん、待ってダーリン！
（続いて医務室を出て行く

（医務室から出てきた二人とばったり）
や、やはははは・・・（ラムを見て照れている）
ど、どちらへ行かれるんですか？もし・・・わからないようでしたら
ぼくがご案内致します・・・

・・・何じゃい、こいつもラムのファンか〜？

（ラムに小声で）相変わらずモテモテじゃのぉ〜・・・

な〜に言ってるっちゃ。
うちはダーリンが居てくれればそれでいいっちゃ♪

な〜に言っとんじゃ・・・恥ずかしい事平気で言いおって・・・

ところで、中央作戦室って、こっちでいいんだよな？

（まだラムに気を引かれて）
そ、そうですよ・・・ぼくもこれから行くところです。
ついてきてください。

ダーリン、ちゃあ〜んとついて来るっちゃよ！

ふん・・・（ぶつぶつ）ずいぶんご機嫌じゃないか・・・

・・・（きょろきょろしながらついていく）・・・

ダーリンどうしたっちゃ？なんでそんなに
不機嫌そうな顔してるっちゃ？

何でもねーよ・・・

・・・モテない男は寂しいもんだっ、と・・・

ダーリンにはうちが居るからそれでいいっちゃ♪

仲いいんですね。うらやましいな〜・・・
ぼくみたいな半人前じゃ、とても彼女どころじゃないなぁ・・・

（三人の後から歩いてきて、見習機関士に）
何をなさけない事を言っておる？今のお前は一人前の機関士になることが
何より大事じゃろうが？
人様を羨むヒマがあったらエンジンの勉強のひとつもせんか？

>>362
キャラネタ板にラムがいないってよ。ここもいいけど、常駐でなくてもいいから向こうにも復帰しない？

でもうち、向こうにラムで書き込みした事一度もないっちゃよ？
それでもいいのけ？

・・・って、もう向こうにラムいるみたいだっちゃね。

>>364
さっき・・・ミサイル飛んできたとき、艦長どうしたんだ？
なんで黙って何も言わずにいたんだろう？
ラムも・・・ヘンだと思うだろ？

うちもさっきからずっとおかしいと思ってたっちゃ。
何であの時艦長は黙ってたっちゃ？

　うむ・・・

何か言おうとしているが、迷っている様子。

　・・・わしにも、よくはわからん。
　しかし・・・艦長はまだ・・・こだわっておられるんじゃのう・・・

え？どーゆーことだよ、それ・・・

（いまいち答えになっていない機関長の言葉に首をひねり、ラムと顔を見合わせ）

何にこだわってるんだ？あの爺様・・・

うちもよくわからんちゃ。

・・・この艦が完成する直前のことじゃ・・・

艦長は旧式の宇宙艦隊を指揮して圧倒的劣勢を強いられる戦いを
余儀なくされておったんじゃが、とうとう旗艦一隻を残して全滅という
事態になってしもうた。
その最後の会戦のとき、艦長の乗った旗艦を護るために
何隻もの護衛艦が盾になって沈められた・・・
任務ゆえと言えばそれまてじゃが・・・残った艦が
旗艦と護衛艦一隻になった時点で撤退命令を出したのに、
最後の護衛艦は・・・従わなかったんじゃ。
そして、旗艦を無事に逃がすために単艦敵艦隊の大群に突撃して・・・それきりじゃ。

それが・・・どうしたというのだ？・・・
（さすがに事が重大なため聞き方が慎重になっている）

（艦内通話ができなくなったため旗艦の艦橋に赴いたときに見た一部始終）
「・・・どうした！？わしに続け！」
『提督、ぼくは嫌です！ここで撤退したら、死んで行った者たちに顔向けできません！！』
「今ここで全滅してしまっては戦う船も人にいなくなってしまうのだぞ！！
　明日のために、今日の屈辱に耐えるんだ！・・・それが男だ！！」
『男だったら、戦って戦って戦い抜いて、一隻でも多く敵をやっつけて死ぬべきじゃありませんかっ！？』
「判ってくれっ！！」
「針路変更、完了！」
「提督！護衛艦１７号がついてきません！！」
「何っ！？」
『提督・・・ぼくはどうしても逃げる気になれません・・・見逃してください！
　後のことは・・・・・・よろしくお願いします・・・』
「・・・・・・死ぬなよ・・・・・・」


艦長は・・・もっとも信頼を置いていた部下を
自らの力量の不足で死なせたと思っておられるようじゃ・・・
しかも最後には命令に背いて死を選んだ・・・そう取られても仕方ない事になってしもうて・・・
もともと厳しい方じゃが、この艦に乗るようになって
より難しい任務に当たることが多くなったこともあってかな、
規律と秩序には一層厳格になられた・・・

・・・部下が・・・自分の手の届かない所へ行ってしまうことがないようにな・・・

わからん話ではないが・・・そんなに気に病むことでもなかろう？
どーしようもない事だと思うがな・・・

しかし、だからと言っておれが殴られるとゆーのは・・・
（不満な顔をしている）

主だった乗組員たちが集まって喧喧諤諤の議論中。

「どうするんだ一体？」
「このままじゃ作戦失敗も有りうるぞ」
「・・・しかし、ここで退いたら・・・」
「かと言って成功の可能性が低くなりすぎだぞ！・・・」

機関長たちがやってきて・・・

「もう一度、さっきの映像、出してくれ」
「はいっ！・・・出します！」

壁の大画面に映像が映し出される。

ニュースをお伝えします。
海賊連合掃討作戦に乗り出した連合艦隊ですが、
ここで重大な障害に直面している模様です。
連合艦隊の各艦はそれぞれ、
無線封鎖状態のもと、単独航行で
海賊連合の本拠地である通称「海賊惑星」に向かっていましたが、
途中の空域に仕掛けられたバリアーのため、
立ち往生しているとの情報が入りました。

バリアーは
「海賊惑星」に直接到達可能な航路が設定されている空域の他、
防衛上有効と思われる空域にも展開されており、
連合艦隊の各艦は
ことごとくその行く手を阻まれています。

これらのバリアーは
接触するとミサイルやビーム砲による攻撃が自動的に行なわれる仕組みに
なっており、各艦には若干の被害が出ている模様です。
中でも、出力約一億ボルトの電磁バリアーに接触した「エクセリオン」は
第二主砲塔が使用不能となり、修理のため事実上戦線から落伍した状態に
なっています。
その他の各艦も、バリアー突破に手間取っている模様であり、
作戦に大きな影響があるものと思われます。

本日の名無しは、自らの才能の無さと非力さに打ちひしがれ、松本の傘下に下ることを閣議決定しました。

松本、少しはわきまえろ。

（周りの事ないど気にせずに窓から宇宙を眺める）
･････とーちゃん････

ラム、どーした？
会議だぞ。お前が居ないと話が進まんではないか。
何だか、事態がまた悪い方へ・・・、どーしたんだ？おい・・・

あ、ダーリン･･･
ごめんちゃ。すぐ戻るっちゃっ
（部屋を飛び出して行く）

あ、おい！・・・
何だよあいつ？しょーがねーなー。
（会議の輪に加わる）

（外に出てる所に出る）
･･･うちは･･本当にこんな事やってていいっちゃぁ･･･？
とーちゃんやかーちゃんが大変な時に･･･
うちは･････うちは･･････

（中央作戦室、集まった面々を前に）

見ての通り、我々の作戦は
行く手を阻まれ頓挫した状態にある。
このままではまず間違いなく予定より大幅に遅れることになり、
先行している『四つ脚』に過度の負担を与え危険にさらすことになる。
よって・・・本艦は他の各艦を待つことなく、敵地・海賊惑星に進攻するものとする。
幸い、本艦『四つ脚』を除く全艦の中では海賊惑星に最も近い位置にいる。
目一杯急げば若干の遅延で済むだろう。
ワープによる乗組員諸君への心身の負担が懸念されるところではあるが、
非常時である。なんとか頑張ってもらいたい。

艦長！
我々と、先行している艦とで作戦を行うのは良いとして、
ラムさんの父上の船をどうやって助けるんですか？
こう言っては何ですが、たったの２隻でどうやって？・・・

その点が最も問題になるところだ。
仮に船を放棄し乗組員だけを救助するとしても
推定で３０００人はいるということだ。これではとても２隻では乗せきれん。
艦内にそれだけの人数を収容するスペースは無いし、収容作業を
行う時間も・・・まず無いだろう。
となると・・・船を動かして脱出させるしか手が無い。
そこで、作戦開始後、一刻も早く空母に接触し、動かせるように
しなければならん。おそらく自力航行できない状態になっているだろうからな。

（一人戦闘機のある場所へ）
･･･これで行けば救えるかもしれないっちゃ･･･
誰にも迷惑をかけず････

（格納庫へ入ってきて戦闘機を見ているラムに気づき）
あれえ？どうしたのラムちゃん？
今作戦会議じゃないの？ラムちゃん一応主役なんだから
出席してないとまずいんじゃないの？

え？！･･･なんでもないっちゃ･･･
･･･これって、誰でも動かせるのけ？
（戦闘機を指して）

誰でも、って・・・、ついこの間
飛んだじゃないか？・・・（前スレ662〜727）

まさか、
ラムちゃん、また飛び出そうってんじゃないだろーなー？
ダメだぞ。あの件のおかげで
全部の機体に個人認証システムを取り付けたからな、
正規に機体を割り当てられているパイロットでないと
操縦どころか１センチたりとも動かすことはできなくなってる。

・・・どうして？

・・・どうして、独りで行こうとするんだい？
彼氏だって、仲間だっているのに？・・・

それは･･･迷惑かけられないっちゃよ
うちが一人で行って･･･とーちゃんたちを助ければ･･
いい問題だっちゃ
････だから････

・・・独りでできることには限度があるよ。
ましてや銀河中の宇宙軍が総がかりになっても
未だにできないことがか弱い女の子一人でだなんて・・・

・・・ラムちゃん、君は独りじゃないんだよ。

･･･一人じゃない？･･･

だって、迷惑かけられないっちゃ
ダーリンにも･･･みんなにも････

（ラムの顔をじっと見据えて）

迷惑？
だったらみんな君についてきたりしないし
この艦だって君たちを乗せたりしないさ。
ハナから海賊どもと戦ったりしない・・・、違うかい？

・・・君は独りじゃない。
友達がいるし、おれたちだっているし、それこそ銀河中の宇宙軍が君の味方だ。
それに、諸星くん、だったっけ、君の彼氏、
彼、君が飛び出したときに一緒についてったんだろう？
迷惑がってる人間はそんな無茶しないと思うけどな・・・

みんな仲間だ。
こういう辛いときこそ、仲間を信頼するんだ。
信頼するに足る仲間が君には居る。

ここまで続ければ、まぁそれもいいかぁ。

おぉ、かちゅでエラー無しで書けるようになったぞな。

そうかな･･･
わかったっちゃ。うち･･･戻るっちゃ。ありがとぉだっちゃ！
パイロットのおじさん！
（走り去る）

（中央作戦室、会議中のところへラムが戻ってきて）

なにやっとったんじゃお前？話が進まんではないか？

ごめんちゃ。ダーリン
でも、なんでもないっちゃ。えへへ。（隣に座る）
で、どこまで話しすすんでるっちゃ。

お前の親父さんの船、動かして脱出させることになったよ。
人だけ避難するのは無理だからって。
で、船に乗り移る必要があるってんでお前に案内を頼みたいってさ。
あの船、やたらデカイだろ？

わかったっちゃ。任せておくっちゃ！
で、いつ決行だっちゃ？

ああ、それはだな・・・
（技師長の方を見る）

うん？どうしたっちゃ？ダーリン

突然、警報が鳴り響く。

艦長
「何か？」
音声
『こちら後部観測室！本艦の後方より未確認物体接近中！』
技師長
「正体は何だ！？わからんのか！？」
音声
『現在確認中！』

作戦室の壁にあるスクリーンに映像が出る。
星々を覆いつくすような勢いで黒い雲のようなものが
湧き上がるように迫ってくる。

戦闘隊長
「な、なんだ！あれは！？」

な、なんじゃありゃ？
もくもくと・・・雲みたいな煙みたいな？・・・
（呑気な口調）

なんだっちゃ？！
ど、どうしたんだっちゃ？！

・・・（じっと画面を見ている）・・・！！、
いかん！！逃げろ！！

するとそこには！！！

え？な、なんなんだっちゃ？！どうしたっちゃ？

『艦尾右舷カタパルト損壊！』

スクリーンに
艦尾右舷のカタパルトが黒い雲のようなものと接触、腐食していく様が映る。

技師長
「金属腐食ガスだ！逃げないと艦がやられる！」
艦長
「航海長、ただちに発進せよ！」
航海長
「（艦内電話に）第二艦橋！補助エンジン両舷全速！」
機関長
「（機関室へ連絡）波動エンジン始動！」
艦長
「総員配置につけ！」

皆慌ただしく持ち場へ散って行く。

まったく・・・いいようにやられちまってるな・・・
（艦橋へ走りながら）向こうのペースになっちまってるじゃねーか・・・

どうにかならないんだっちゃ？！うち、話してくるっちゃよ！
（スクリーンの方へ飛んで行く）

（スクリーンと持ち場へ散って行く乗組員たちを交互に見ている）

>>420
（近寄ってきたのを見て）何かね？君も早く第一艦橋へ行きなさい。

うちに向こうと交信させてほしいっちゃ。お願いだっちゃ！

無理だ。本艦はバリアーに囲まれて
通信が困難な状況だ。それに敵の位置も判らん。
今はこの状況からの脱出と追ってくるガス体から逃げるのが先決だ・・・

・・・何を話したいのかね？

航海長
「（操縦席に飛び込み）機関室！エネルギー増幅！補助エンジン両舷全速！」
戦闘隊長
「ちょっと待てよ！全速ったって、どこへ行くつもりなんだ？」
航海士
「前方、２時の方向に隙間があります！バリアーが効いていないところがあります！」
技師長
「とにかく艦を動かせ！早くっ！」
生活班長
「ガス体、艦尾に取り付きつつあり！」
戦闘隊長
「ちっ・・・、面舵６０度！両舷全速！」
航海長
「面舵６０度！両舷全速！ようそろ」
機関長
「機関室！早くせんか！？」

　機関士たちが汗だくでエンジンの操作。

機関部副長
「こらーっ！そこ！早くバルブを開かんか！エネルギー増幅！」
見習機関士
「わかってますって・・・（ぶつぶつ）いつまでも半人前扱いなんだから・・・」
機関部副長
「何か言ったか！？（じろっ）」
見習機関士
「い、いえ、何も・・・（ダイヤルを回し）制御バルブオープン！エネルギー増幅！」
機関部副長
「（伝声器に）波動エンジン、出力上昇！」

･･･この戦いを･･･とーちゃんやかーちゃん達を無事返してほしいっちゃ。
そしてこの無意味な戦いが早く終わるように･･･話しをしたいっちゃ･･･

DAT阻止。

確かに何か利益を得るための戦いではない・・・だが、
これ以上奴らの好きにさせておくことはできん。
・・・平和なくして得も損も無い、そうではないかね？

（艦橋へ向かうエレベーターの入り口に立ち）来なさい。
これから・・・一気に決戦まで行くぞ。

航海長
「バリアーの隙間・・・通れることは通れるが・・・」
航海士
「１１時の方向が開いています！」
航海長
「取り舵１５度、ようそろ！・・・・・・、何か、いやな予感がするな・・・」
技師長
「しかし今は逃げるしかないぞ！ガス体はすぐ後ろだ！」
航海長
「わかってます！・・・」

（第一艦橋にて、乗組員たちのやりとりを聞きつつ）
・・・艦長が居ねーと混乱気味だな。
それにしても艦長・・・ラムのやつも何やってんだ？

（窓の外、正面、遠くに輝く点を見つけ）

・・・ん？何だあれ？

|￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
|　　　 つづけて！　　　|
|＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　 || 　　　　　　　　　　　　　　　　(´´
　　　　　　 || ∧∧　　　）　　　　　　(´⌒(´
　　　　　　 Φ（ﾟДﾟ⊂⌒｀つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
　　　　　　　　　　 ￣￣　 (´⌒(´⌒;;

（艦橋へ向かうエレベーター。艦長席の椅子ごと上昇中、かたわらにラムを乗せている）

・・・なぜガス体は後ろから追ってくるのか？・・・前方からでも・・・
・・・包囲する形でもいいはずなのに・・・なぜだ？・・・

　　　　　

航海士
「前方に・・・・・・赤色巨星が・・・・・・」
戦闘隊長
「なっ！？・・・（窓外に眼をやり）・・・（前方の光点を見つけ）しまった・・・」
技師長
「罠か！？・・・やられたな・・・」
生活班長
「バリアーが開いているのは現在の進行方向だけです！」
航海長
「どうする！？このままだと溶鉱炉行きだぞ！」

溶鉱炉！？どーすんだよ、そんなところに突っ込んだら・・・
こんなところで丸焼きになるのはまっぴらごめんだぞ！
何とか、引き返すかどうかして避けられないのかよ！？

生活班長
「後方のガス体の体積は本艦の２００倍を越えています！」
技師長
「無理だ、今の状況ではとても回避などできん！このまま振りきって逃げ切るより道は無い」

振りきるったって、その前に丸焼きになって溶けちまうだろーが！
・・・そーだ！ワープで逃げよう！それなら助かるだろ？なっ！

ダメじゃ、エネルギー蓄積が間に合わん。
それに赤色巨星の重力場の影響も受けておる。
このまま・・・あれのすぐわきを通り抜けるしかなさそうじゃな・・・

　　

「おい！どーなってんだ！？警報は鳴ったのに何の説明も無いじゃないか！？」
「今艦橋に聞きに行ってます！」
「ったく・・・自分たちで聞きに来いってか？・・・」
「・・・なんか、暑くなってません？」
「そういやそーだな・・・宇宙戦艦の中で普通こんなことあるはずが・・・」
「チーフ！大変です！」
「何だ！敵の大艦隊でも現れたか！？」
「われわれの乗ったこの艦は・・・赤色巨星に向かってます！」
「なぁにぃーっ！！せきしょくきょせーっ！？」
「一体何かんがえとんじゃ！？命要らんのか？」
「それで暑くなってきてるのか・・・しかし何で？」
「何か・・・追われてるみたいで・・・」
「みたいじゃわからん！！取材してこいっ！早く行けっ！！」
「はっはいっ！・・・」
「ったく・・・、わざわざ火あぶりになりに行くのか？どういう事だ？」

（艦長席まで上がってきて状況を映す大画面を見ながら）

『・・・む・・・そういうことか・・・・・・、止むを得んな・・・』

本艦はこのまま前方の赤色巨星とバリアーの間を通過、重力圏脱出後、
ワープで敵の本拠地へただちに進攻する！
（航海長と機関長に）艦の速度とエンジンの出力を落とすな、
本艦の能力でぎりぎりだぞ！それから技師長、
艦内の温度が上昇している。全員に宇宙服を着用させろ！

艦長！
前回の改装時に搭載した新型の冷却システムを使います。これなら
機関室以外は宇宙服無しでもなんとか耐えられます。
ただエンジンの出力に影響があるのでそれだけが気がかりですが・・・

444

構わん！最大出力で冷却せよ！
ただし念のため全員宇宙服をただちに着用できるよう準備しておけ。

航海長、両舷全速！
機関長、エンジン出力はどうか？

異常ありません、さらにエネルギー、増幅します。
（パネルを操作しながら艦内通話に叫ぶ）
機関室！エネルギー増幅！それから
機関員は全員宇宙服を着用せよ！急げ！

あげ