でだしが、あいうえお順に始る言葉で文章を繋いでいってちょ
〜最後は「ん」から始る文章で完結
それでは僭越ながら小生から
ある日、僕はいつものように駅まで向かう道を歩いていた。
少し家をでるのが遅れたので、急いだ方が良さそうだ。
すると
次の人「い」から始る文章で繋いでください
異様な出で立ちをした男が、前方から歩いてくるのが見えた。
長身で中肉中背の体つき、目つきの鋭いその中年男性は
紺色の作務衣を着て、頭にはクマのプーさんの頭を模した帽子を被っていた。
僕は男と目を合わさないようにして、急ぎ足で男の脇を通り過ぎようとした。
そのとき、男が小声で呟いている言葉が僕の耳に入ってきた。
「クマのプー、クマのプー・・・。」
男はまるで念仏を唱えるかのように、そう繰り返し呟いていた。
僕はうすら寒いものを感じてさらに歩を早めた。
男とすれ違う瞬間、何かされるのでは、という危惧があったが、
何事もないまま僕は男を脇にかわした。
振り返らないように念じながら、さらに歩をすすめる。
そのとき、後方から低い声で鋭い叫びがあがった。
「ピグレット!」
振り向いてはいけない、頭ではわかっていたが
僕は好奇心を理性で押さえることはできなかった。
頭だけを反らせて後方を見やった僕の目に映ったもの、
それは...
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/04(金) 23:27
鵜飼いだった。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/06(日) 03:14
選ばれし者よ・・・男は確かにそう口にした。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/06(日) 05:43
おそらく、いや間違いなく僕はこの時逃げ出すべきだったのだ。
だが僕は動けなかった。家にも学校にも居場所がない僕にとって
「選ばれし者」という言葉はこの上ない甘美な響きだったのだ。僕
は中年男を食い入るように見つめた。男は、僕が彼の次の言葉を
待っているのを知ってか知らずか、満足そうに微笑んだ。
「ついてきなさい。君を必要としている人たちがいる」
そして踵を返すと、僕が歩き出すのも確認せずに再び歩き出した。
僕は慌てて男の後を追った。もはや、男の外見が異様なことなど
気にもならなかった。
かくして僕は男の後に着き、1キロ程の道のりをただひたすら歩いた。
男は黙ったままで、僕は男に、
「今日は暑いですね」などと話題を振ってみたが、男はただ頷くだけで、喋ろうとはしなかった。
僕は、一体どういった人種、いや、どういった事物に選ばれたのだろう。
そればかりが気になってたまらなかった。
男のかぶったクマのプーさんの帽子の下から、汗が流れ出しているのを
僕は見た。やっぱり暑いんじゃあないか。
7 :
名無しさん@初心者:2001/05/06(日) 16:02
「今日は……良い日和だ……」唐突に男が返答する。僕が「今日
は暑いですね」と言ってからもう10分ほど経つ。
「あ、ええ……」そう答えるのがやっとだった。
男はしかし話を続けることなく、黙々と歩いてゆく。
僕は、男と話をすれば少しは何を意図しているかがわかるのでは
ないかと思ったのだが、この男の一言でよけいに混乱してしまった。
コンクリート塀の続く住宅街に入る。
子どもたちはまだ学校だし、主婦たちは買い物にでも出かけて
いるのだろう、通りには人っこひとり見あたらない。
「……ここだ」
突然男は立ち止まり、道の端を指さした。
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/06(日) 21:19
「クソッ、なんでこんなところに!」
9 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/07(月) 13:39
血相を変えた男の指先を見て、一瞬僕は言葉を失った。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 14:36
こんにゃくだ。
男の指さした通用門をふさぐようにして、
うず高くコンニャクが積み上げられていた。
男もショックを受けたようにしばらく立ち尽くしていたが、やおら
僕の方に振り返り、こう言った。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 15:41
「細菌兵器の爪痕がこんなところにも・・・!!」
男は、懐からデリンジャーを取り出した。
カチ
デリンジャーのグリップの底からヘッドフォンのプラグコードの
ようなものを男は、伸ばす。
そのコードを自分の右こめかみに挿入した。
そうすると、デリンジャーがブゥゥン・・と細かく振動しはじめ、
やおら、デリンジャーをこんにゃくへと照準をあわせて、男はチラリと
僕に視線を投げた−“下がれ”。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 16:42
死んだ・・・・僕は直感した。
男は正確にはその5分後に息を引き取った。
あたりにはバラバラに散らばったこんにゃくが散乱し
むせかえるような臭気の中僕は倒れて動かない男の元に歩み寄った。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/07(月) 16:54
するとどうだろう!
倒れた男の口の中には、大量のこんにゃくが詰まっているではないか。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 17:09
せめてガンモドキであれば……。
僕はこんにゃくが大嫌いだった。
なぜなら親の仇とも呼べる存在だったからだ。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/07(月) 17:23
そっと瞼を閉じると今も鮮やかによみがえってくる
忌まわしい光景…。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/07(月) 17:45
…確かあれは10年前。
家族でおでんを食べていたときのことだった。
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 17:55
珍獣を具に入れたは誰だ?母さんか?
父は顔を真っ赤にして母を怒鳴った。
それははじめて見る父の顔だった。
つまるところ、何が父の逆鱗に触れたのだろうか?
母は訝しげに思いつつも鍋の中に視線を落とした。
そこには、自分が入れた憶えの無い亀甲模様の食物が浮いていた。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 18:36
ついさっきまで、父がかわいがっていた珍獣が
何故か鍋の中で煮えている。
父はびっくりして死んだ。
20 :
19:2001/05/07(月) 18:37
すまん、無しで
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 19:32
「てゆーか、それこんにゃくじゃん」
母がそう呟いたのは、あまりにも遅すぎた。
正確には三年後に、母はそう呟いた。
呪いの始まりだった。
ともかく、僕はその珍獣もとい、こんにゃくを引っ張り出した。
それには顔があり、苦悶の表情を浮かべていた。
僕は驚いてそれを放り投げた。
べちゃっ、と嫌な音が食卓に響き、そしてこんにゃくは言った。
「よくも投げたな。オマエ、オレ、ノロウ」
「あががががががががが」
父はこんにゃくの言葉を聞き、驚いたのか泡を吹きながら倒れた。
しばらくは生まれたての仔馬のようにピクピクと痙攣していたが、やがてそれは止まった。
僕は更に気味が悪くなり、それを遠くの工事現場に捨てた。
僕はしばらくそのこんにゃくの発言を恐れていたが、
とくに何も起こらなかったし、時間の経過とともにそれを恐れることはしなくなった。
…とにかくだ。
目の前の男は、こんにゃくに殺された。
23 :
名無しさん@お腹いっぱい:2001/05/07(月) 21:15
何ということだ。僕は驚愕のあまり、その場に倒れ込んでしまった。
に、しても何故なのか?
僕は薄日の差し込む病院のベッドでそう一人ごちた。
何故、僕の一家はこんにゃくなんかにつけまわされなければいけないのか?
母も、例の謎の言葉を呟き、七年前既にこの世を去っていた。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 21:40
ぬるいな・・・・七年経ってもその程度か・・・。
こんにゃくは呟いた。そして僕の存在など忘れてしまったかのように
僕の横を男の死体を引きずったまま通りすぎようとした。
「待てよ」僕は自分でも分からないうちにこんにゃくを引きとめた。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 21:40
ネコがにゃ〜
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 21:55
のこったのこった。
こんにゃくは瞬時に人の形へと姿を変えた。
それは花粉症に詳しい横綱武蔵丸に似ていた。
28 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 22:45
吐き気とともに、僕の体を理解不能なまでの憎悪の感情が駆け巡った。
「ぐあああああ」と僕。
「もげげげげげぇ」なぜかこんにゃくも苦しみだす。
そして僕はすべてを思い出した。
それは、僕の一族とこんにゃくの、もっと遥か昔の因縁だった。
29 :
名無しさん@初心者:2001/05/07(月) 22:54
はたと気づいた。
そうだ、僕にはあの伝説の名剣があるじゃないか!
そう、以前僕のおじいさんが亡くなる前に、僕に一振りの
日本刀を託したのだ。このことは両親さえ知らない。
僕はきびすを返し、自室に駆け込むとすぐに天井裏を探った。
ネズミの糞にまみれながらも、剣はそこに静かに横たわっていた。
名剣……斬鉄剣!!!
失礼……29あぼーん、てことで……。
まだ、世界が今の姿を成していない原初のころ、
僕と“奴ら”は出会った…
スマソ…
31間違い
ひどく昔の、そう…まだ、世界が今の姿を成していない原初のころ、
僕と“奴ら”は出会った。
(…ってことで。)
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 23:18
フッ・・・・いい夢みれたかよ?
こんにゃくはかけていたサングラスを外した。
これが噂の邪眼か・・・・おそろしやおそろしや・・・。
そうこうしているうちにこんにゃくはその場から完全に姿を消していた。
地面に男の血で書かれた残されたメッセージにはこう書かれてあった。
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/07(月) 23:35
「へたくそ」
男はひどく傷ついた。
「ほんとに?ヒドいわヒドいわー!」
ナゼか女言葉になり男は叫んだ…
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 00:21
まんこまんこ。
みんこみんこ。
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 01:11
無視のできない発言をされている。
いまこそ怒りを膨らませるときだ、と誰かがささやいた気がした。
「お、俺はっ
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 07:03
め、飯が食べたいな。お、おにぎりがいいな」
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 16:55
モレッ。と通りすがりの女に言われた。
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 18:49
やばい、完全に奴の術中にはまったままだ
もう無理なのか
このまま終わってしまうのか
あきらめかけたそのとき
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/08(火) 20:09
YOUがWA風にまたでてるよう・・・
確かに僕はその声を聞いた。
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 08:39
らリッテくる。その声を聞いていると。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 08:45
りりしいとかんじた。
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 08:48
ルール縷縷ルー、ルールールール縷縷ルール、頭の中に響く。
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 09:34
れれれのれ〜 と駆け抜けるお掃除おじさん
天才バカボンで活躍していたけど その後を見ない
どうしているかなぁ
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 09:36
路上のどっかで掃除しているよ きっと
みんなのいる近くに来ているかもしれないから
会ったらあいさつしてね
49 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 09:42
ワイ−ん、うなぎいぬが遠くで吼えている。
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 09:48
ヲ!バカボンの美人ママがスーパーから出てきた
ダイコンが1本 かごからのぞいている
んんん…
静かに当スレは終了よん…
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あのー「よ」が・・・抜け・・・。
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/09(水) 14:33
お詫びと訂正
よよよ…すまん…「よ」が抜けたよ〜ん
ん…
(沈黙)
このスレは終了よん □□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/15(火) 23:40
あくる朝、犬のジョンが言いました。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 00:54
「いいねぇ! それ、(・∀・)イイ!!」
ご主人の万次郎は、犬がしゃべったことにあまりにも
驚いてしまい、
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 10:04
うざったく感じたジョンは、万次郎の足に噛み付いた
万次郎の足は水虫だった
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 10:16
エンドルフィンが水虫に冒されたジョンの脳内で分泌される。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 10:37
「お前、俺を謀ったのか!?」
驚愕の事実に激昂するジョン
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/16(水) 10:42
「飼い主に向かって、その口の利き方は何だ!」
万次郎はジョンの首根っこを掴んだ。
「君達はこんなことしていて満足かね」
とジョンは過疎版の現状をただただ嘆くのであった。
「来るやつが二人以上いればリレー小説は成り立つ!」
しかし過疎版においては、その万次郎の言葉も空しく響くだけだ
けろけろけろっぴは走る。
「これでようやく終わった」
とジョンと万次郎は手を取り合って喜んだ。
◆◆◆ 終了 ◆◆◆
66 :
若松:2001/05/20(日) 11:12
「そうはさせんぞーー!!!」
「なにぃ、貴様は……!?」
そう、あの時たしかに死んだはずの小五郎が、
二人の前に立ちふさがった。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/20(日) 12:25
>>66 無効
「さあ、新たな闘いの始まりだ……!!」
「なにぃ、貴様は……!?」
そう、あの時たしかに死んだはずの小五郎が、
二人の前に立ちはだかった。
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/20(日) 13:58
「死にたまえ」
小五郎は何時の間にやら手に持っていた剣で、二人の首を斬り落した。
当然、二人は死んだ。
そう。今この瞬間に、彼小五郎は主役の座を手に入れたのである。
「素晴らしい。実に素晴らしいよ小五郎君」
勝利の余韻に浸っていた小五郎の耳に聞き覚えのない声が届いた。
訝りながら振り返ると、純白のドレスに身を包んだ、やけにヒゲの濃い男が立っていた。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/21(月) 06:09
「セレモニーは狂気の象徴」
言いながら、ヒゲの男はブーケを放り投げた。
「気をつけろ! そのブーケには毒を塗られた刃が仕込まれている!」
しかしその小五郎の叫びも虚しく、
壮絶な叫び声を髭の男はあげた。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/22(日) 06:51
ブーケは小五郎の腕の中へと転がりこみ、
73 :
72:2001/07/22(日) 07:09
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/22(日) 07:41
「たいした事じゃない。気にするな」
心配そうに覗き込む小五郎と72に、髭の男は言った。
その声は、とても優しかった。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/24(火) 19:38
「血が出ている」
小五郎は、髭の男の胸を両手で押さえる。
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/24(火) 21:10
「強く押さえるな!」
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 20:25
「手をどけろ!」
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/27(金) 01:01
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 04:40
「とんでもない!」
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/29(日) 11:31
「何をするんだ!」
小五郎は怒鳴った。
二人の間にただよっていた優しいムードは消えさった。
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/07(火) 23:14
にわかに雨が降り出した。
だがそれでも、二人はにらみあったままだ。
目をそらした方に敗北が決まる。
暗黙のうちにルールが定まっていた。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/07(火) 23:19
ぬうっ・・・お主、なかなかやるな。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/07(火) 23:21
「抜き手を使うか……」
小五郎はそれを躊躇っている。
当然だ。
なぜなら
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
寝たい
二人の意識が重なった