読んだら感想を書いてくれ

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1鳥男
あなたは自分の身に迫る危険を回避するため我を忘れるほど
一心不乱に逃げ惑ったというような経験をしたことは無いだろうか。
今、私はそんな状況に置かれている。
私は逃げている。
家を捨て、家族を捨て、財産を捨てて私は私に迫り来る恐怖
から開放されるため、夢中で逃げている。
走ることだけに意識をそそいで必死に逃げていた。
途中私の行く手を遮る小石が私を転ばせ傷を負わせることが
あったが死に物狂いで走らせる私の意識が痛みを感じさせなかった。

逃げる間多くの人が自分の姿に振り返るのを見た。
長い時間走りつづけ、いたるところに裂け目の見えるぼろ布のような服を着て
必死の形相の私に対しての人々はいつも戦々恐々とした表情で視線を送る。
自分の限界を超えつつも必死で生き続けようと逃げ惑うこんな私の表情を
第三者がそう見るのは必然だろう。
私はかつての友人のこんな言葉を思い出した。
「恐怖する人間の表情こそが真の恐怖だ」
必死で走る自分を客観的に見れば彼の言葉の意味することを
理解することは容易だろう。
しかし自分の生命を維持するための全能力を逃避することにそそいでいる
今の私には私を傍観する第三者を意識している暇は無かった。
2鳥男:2001/04/10(火) 17:51
もう身に迫り来る恐怖から逃げ初めて三年は経っただろうか。
迫り来る者の足音がもう長い間、聞こえなくなっている事を思い安堵し
私の身体はどっと来る疲れの重さに耐えかねて地べたにへたれ込んだ。
疲れによって思惟をめぐらすことが大変な労働になる今の私には
地べたに這いつくばって呼吸をすることがやっとだった。

呼吸が落ち着いてくるころ
近くにある蛇口から勢いよく流れ出る水の音にのどの渇きを覚えて
這って蛇口に近づこうとするうちに一人の若い女が少し離れた木の下で
本を読んで座っているのが見えた。
清楚な服装で本を読む女の姿からは自然に気品が感じ取れた。
蛇口に近づき
水を飲みながら視線を女に向けていた時、静かで清涼な風が
女の服の裾をめくり膝をあらわにするのを見た。
人影の無く晴れ晴れとしたこの平原で私は女に言葉無く近寄った。
私の影が本に映りこむのを見た女は頭を持ち上げ私に軽く微笑みかけたが
執拗に身体に絡めてくる私の視線から男の情欲を察知したのか
歩み寄る私から女は徐々に身を引いた。
私の手がすばやく女の細い腕をつかみ無理やりにでも
目的を果たそうとするのを、思いのほか気性の荒いこの女は
暴れて泣き叫びながら拒み、激しく手を振り解いた。
生まれつき華奢で力に自信が無かった私を意外にも力のあるこの女の
腕は私を突き飛ばし、女はすぐさま私から逃げ出した。
尻餅をつかされた私は
後ろを振り返らず恐怖におののき必死で逃げる女の後姿に
更なる欲情をいだき、先ほどの疲れを忘れ本能の赴くままに女を追った。
女は逃げていた。

初めて知った男の情欲の恐ろしさに恐怖し我も忘れ女は必死に逃げていた。

我も忘れて逃げる女を私はこれから長い間追いつづけることになる。

3鳥男:2001/04/10(火) 17:53
↓省略された部分

初めて知った男の情欲の恐ろしさに恐怖し我も忘れ女は必死に逃げていた。

我も忘れて逃げる女を私はこれから長い間追いつづけることになる。



4名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/10(火) 18:43
1に長文があるとウザイんだよ。>1
5名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/10(火) 18:49
二重表現が目立つ。読点句点の打ち方に配慮が無い、主語と述語が離れていて読みにくい

独白ものはいちどは、口の中でつぶやきながら読むとテンポがよくなるはずだ。

本に影がおちるところは、今晩夢にみそうだ。いいシーンだと思う。
しかし、
内容を語れというのは、これは無理だ。
掌編だというなら、2の「近くにある〜」から初めて終わらせたほうが
まだしも寓話的な意味合いが出てくるだろう。
「逃げる男」というのは小説でも映画でも漫画でもアマチュアが思いつく
化石の模型のようなもので、いまさらという気もする。
感覚で書くには、作者はすこし年を取りすぎているのではないかという気がした。
勢いの矛先がきょろきょろしているからだろうか。


6名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/10(火) 19:26
>>4

同意。

1にあたるところには、作品タイトルと著者名にする、というこの板ルールつくらないか?

文学賞スレが出来て、ここもすこし空気がかわってくるかもしれないし、
そろそろ混沌とした状態から抜け出すチャンスかもな。
ま、おれとあんたの二人で決めてもしょうがないこったが……

とりあえず、ここの1はどう思う?
7鳥男:2001/04/10(火) 20:52
>>4
少々4の言葉遣いが荒い感じが否めませんが僕は初心者なんで知りませんでした。
どうもすいません。

将来小説家になろうと思っているんですが、思ってるだけでなかなか
やる気が起きなかったので思い切って(練習として)書いてみました。
でも、初めて作品を書いたので
この話を書くときストーリー的な事よりも最後まであきらめずにがんばって
書くということに重点をおきました。
今自分で読み返してみても>>5さんが言っているように二重表現が目立つのが
解りました。もっと読み返せばよかった。

>「逃げる男」というのは小説でも映画でも漫画でもアマチュアが思いつく
化石の模型のようなもので・・・

↑そんなの知りませんでした。
その作品のオチはどんなんだったですか?


>作者はすこし年を取りすぎているのではないかという気がした。
まだ18です。

次の作品に生かしていくつもりなので
この作品のストーリー的なことや表現のこと等、よい点、悪い点
何でもいいのでもっと意見・感想をください。
8鳥男:2001/04/10(火) 21:09
書き忘れた

>本に影がおちるところは、今晩夢にみそうだ。いいシーンだと思う。

ありがとうございます。
少しでも誉めてもらえるとうれしいです。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/10(火) 21:46
こういうのは、別スレの「書けたら投稿、腕試し。」に書いとくれ。
10こっちは31:2001/04/10(火) 22:48
18にしちゃあよく書けてるぞ。精進すれば絶対成長すると見た。
ただ5さんが言っているように、読む人のことをもう少し考えてくれよな。
「、」を打つだけで、そうとう印象は違ってくるはずだ。

内容は…すまんがこれだけでは評価できぬ。ただ、読者を引っ張る力
はあるようなので、これからも精進してくれ!
11名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/10(火) 23:20
>>10
めちゃくちゃうれしい評価ありがとうございます。
なんか急に元気が出ました。

>読む人のことをもう少し考えてくれよな。
>「、」を打つだけで、そうとう印象は違ってくるはずだ。

僕はあまり本を読まないせいか文章を書いて自分の意志を
相手に伝えることがうまくないようです。
だから言葉が足らなかったり
文章がガタガタになってしまってなんか気持ち悪い感じが
自分でもわかってしまってなんかイヤです。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 01:48
うん、まあ、本は読め。
つうか、5のを机の前にはっとけ。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 02:35
1にだまされんなよ……(藁
14名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 12:34
>>4
貴方、『私の文書力も見てもらいたい』の60さんでしょ?(笑)
15名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 17:54
>>13
>1にだまされんなよ……(藁

↑意味がわからない。
16鳥男:2001/04/11(水) 18:09
>>15
は1(僕)です
1710だ:2001/04/11(水) 22:28
>僕はあまり本を読まないせいか

作家を志す者、本は読まねばならぬ。天分の感性を持ち合わせた者ならば
その感性だけで書いていけるが、俺や君を含む大多数のパンピーは、知と
経験でそれを補うしかないのだ。

週に2冊は読め。目標年間100冊。君が30になるまでには1000冊は読める
だろう。それだけ読めば、文の善し悪しは必ず分かるようになる。これで
「うわ! 大変だ…」と思うようならば、きっぱり諦めた方がよいかもしれぬぞ。
まあ、君にとって読書が苦痛かどうかだがな。精進あるのみ!
18鳥男:2001/04/11(水) 22:50
>>17
あまり日本語は得意ではないので僕は本を読むのは
むちゃくちゃ遅いです。
一ヶ月に一冊が限界です。それに、
読むのが遅いだけならいいのですが僕は信じられないほどの
遅筆っぷりなので、大抵一つの文章を完成させるのに
何分もかけてしまいます。
よく小学生のとき何時間かけても読書感想文がかけなかったので
泣いてました。
自分の中の感性を磨くために本を読むのはいいことだと思いますが、
そういった文章を作るための能力を磨くためにはどうするべきだと思いますか?
19名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 22:57
>>18
あまり「あまり日本語は得意ではないので」といういいまわしを2ちゃんでは
しないほうがいいよ、理由はニュース板でもみてくるといい。
悪口いうことだけがストレス発散というタイプが多いから。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 23:02
>>18
それはもう自分で書けないときは、模写でんがな。
自分が面白いとおもった本を、模写する。
書くコツやリズムもつかめてくるしな。
一月一冊は、本の選択がまちがっている可能性を検討したほうがいいな。
読んでいれば偉いわけじゃないが、言葉のひきだしは確実に豊富になる。
おっと、なにかおすすめの本はないですか? はだめだぞ。

21名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 23:03
>18
音読はなるべくしない。
常に先を読む。
意識しすぎると斜め読みになってしまうけど…
22名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/11(水) 23:21
語彙をふやすなら、ひたすら歌詞を聞く、という手段もあるな。
歌詞のでるうたばんでも録画してなんども見るというテもな。
23うみゅう:2001/04/12(木) 11:59
オイラは本を読むのが嫌いor苦手or遅い人には、いつも星新一の
ショートショートを読むように勧めていますよん。読書ビギナーには
最適だと思うんだけど。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/12(木) 17:17
いろいろなアイデアありがとうございます。
けっこう方法はあるみたいだけど
なんか僕の年から始めるのは少し遅いような気がしてきた。
もっと小さいころから英才教育してもらえばよかった。
でも早速いろいろためしてがんばってみます。
25名無しさん@お腹いっぱい。
うむ。
はっきりいえば18にして、その結論では遅すぎたようんだな。
活字から離れてお暮らしなさい。