TSヒロイン「華代ちゃん」2ちゃんに参上

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1名無しさん@お腹いっぱい。
「華代ちゃん」シリーズを知ってますか。これはWEB作家、真城悠氏がご自分のサイト「真城の城」に掲載されたTS小説シリーズです。「華代ちゃん」シリーズは「真城華代」という魔法少女が出現することにより次々と不条理的に男性が女性に変身させられてしまう騒動をシュールな感覚で描いており、真城氏のサイトで現在も連載中です。そして真城氏はこの「華代ちゃん」シリーズの著作権を半ば公開し、以下の条件を満たしたなら誰でもこのシリーズの作品を創作、改変して構わないとご自分のサイト上で宣言されました。
1、作品上に必ず華代ちゃんを登場させること。
2、冒頭に以下の但し書きを付ける事。
  「華代ちゃん」シリーズの公式設定については
 http://www.geocities.co.jp/playtown/7073/kayo_chano.ohtm/を参照して下さい
著作権、版権が必要以上に主張され、息が詰まりそうになっているWEBサイト界においてこれは画期的なことではないでしょうか。というわけで私も真城氏のご好意に甘え、リレー小説スレッドを開設を開設したいと思います。内容はもちろんTSF(トランスセクシャルファンタジー)。男性が女性に変身させられてしまうファンタジーですね。沈むか、厨房に成り果てるか結末は分かりませんがぼつぼつと書き続けていきたいと思います。皆様もよろしければ続きなどをレス頂けたら幸いと存じます。
 はじまり
こんにちわ。始めまして。私は真城華代と申します。最近は本当に心の寂しい人ばかり。そんな皆さんのために私は活動しています。まだまだ未熟ですけれども、たまたま私が通りかかりましたとき、お悩みなどございましたら是非ともお申し付けください。私の出来る範囲で依頼人の方のお悩みを露散させてご覧にいれましょう。いえいえ謝礼などは頂きません。どうぞお気軽にお申し付け下さいませ。さて今回のお客様は・・・・。 
「はー」一人の青年がため息をつきながら路上にたたずんでいた。どこかの営業マンなのだろうか、まだ新人らしく板についていないスーツを着て、宣伝用パンフが一杯に詰まったカバンを持ち舗道にたたずんでいる。ちょっと目にはかなりハンサムで、新人とはいえ結構仕事の出来そうな営業マンに見えるのだが、彼の全身には力という物が感じられなかった。無理もない、彼はこの5ヶ月間というもの何一つ受注を取れずにいたのだ。昨今の不景気下よくある風景といえばそれまでなのだが、それにしても今やぎりぎりのところまで彼は追いつめられていた。「ああー、この1週間で注文を取れなければ僕はリストラだー」青年はまたため息をついた。気が付くと彼の袖口を引っ張る者がいる。彼が振り向くとそこには12歳ほどの少女が立っていた。「お兄ちゃん、何を悩んでいるの?」少女は屈託のない微笑みを浮かべて聞いてきた。「君に言って解決するくらいなら苦労ないさ」青年はうんざりしたような表情を浮かべて答えた。「まあそう言わないで、あ、わたしこういう者です。」少女は白い小さな名刺を差し出した。そこには「セールスレディ 真城華代」とだけ大きな字で印刷されていた。その名刺を見たとたん青年は烈火のごとく怒り出した。「セールスレディだと、こんなおもちゃの名刺を作りやがって、僕を馬鹿にするのか!お前なんかにな・・お前のようなガキンチョなんかにな・・・営業のつらさが分かってたまるか!」青年の目には涙が浮かんでいた。青年は愚痴をこぼしだした「ああ、セールスレディか。もし僕が女性で美人だったならもっと簡単に受注を取れるのになあー」少女の目が輝いた「わかった、美女になればいいのね。」少女がトンボ返りを打つと不思議なことが起こり始めた。青年の髪が急に長く伸び始めたかと思うと、肌は透き通るように白く、そしてバストやヒップが急に膨らみだし腰はくびれ、まつげは長くなりカールされ、眉毛は三日月のように細く長くなった。二重まぶたの瞳は大きくパッチリしてきて顔つきは角が取れて、どこから見ても丸みをおびた優しげな女性の顔になった。「うわあ・・・」青年というよりスーツを着た美女は叫びだした。だがその声も透き通るようなソプラノの女性の声だった。少女がもう一度トンボ返りを打つとみるみるうちに、
2名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 11:38
スーツはピンク色の女性用スーツにズボンは同じピンク色のタイトスカートに変化した。
風にあおられてタイトスカートからレースの付いた白のシルクのスリップがまくれ上がり、
白のレース付きビキニショーツと薄い肌色のパンティストッキングに包まれた流れるような
脚線美があらわとなった。
身長の半分以上、膝下だけで顔の長さの2倍以上も占め、かもしかのようにほっそりとしな
がらも、太腿は適度にむっちりとして、すらりと長い美しい女性の脚線美だ。
「きゃあぁぁ」元青年だった美女は思わず悲鳴を上げた。いつのまにか黒い革靴はピンクの
ピンヒールのハイヒールに大きな営業用カバンは白の女性用ハンドバックに変わっている。
「はい、これで望みどうりにしてあげたわ。3サイズは上から92、58、93。
身長168cm、体重48kg。なかなかグラマーでしょ。いつものわたしならここで
バイバイするところだけど、今回はなんといってもリレー小説、それもあの天下のメジャー
サイト「2ちゃんねる」となると・・・こらっ、あなた、なにやってるの・・・」
華代ちゃんが気が付くと元青年だった美女は自分の美しく豊満なバストに手をやりそれ
をいたずらしようとしていた。
「まったく、真昼間から公衆の面前で何をはじめるの、そんなことをやっていると色情狂の
淫乱女と思われてどこに連れて行かれるかわからないわよ。
いい事は急を要するの。あなたには美人セールスレディとしてまたわたしのアシスタントと
して、これから結構長い間、わたしと一緒にいろいろな空間に行ってもらうわ。」
こうして華代ちゃんと元青年だった美女との多次元の時空を超えた旅が始まった。

「まず、あなたの名前を聞いておきたいわ。」華代ちゃんが聞くと元青年だった美女は
「星野智子」と蚊の泣くような声で答えた。どこから聞いても透き通った女性の美しい
声だ。
「それならあなたの名前は今から「星野智子」さんね。よろしく「智子」さん。」
「ああこれから僕はどうなってしまうんだろう?」泣きそうな声で「智子」がつぶやく。
周りに見えていたビル郡はいつの間にか消え去り、漆黒の闇の中に二人はいた。
「大丈夫、あなたの身の安全はわたしが保障するわ。それと「僕」はないでしょ。
せっかく綺麗な女性になれたんだから、自分のことは「わたし」といわなくちゃ。」
華代ちゃんは智子に言った。
「そんな、いくら肉体が女性に変わったからって・・・。だいたいなんの恨みが
あって僕をこんな目にあわせるんだ?」智子はまだ愚痴を言っている。
3名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 17:07
(ここから童話調に文章を変えます)
華代ちゃんは智子を慰めるように優しく話し出し始めました。
「わたしの仕事は全世界、全空間の心の寂しい人たちを助けることなの。だけど、最近
「不況で底の見えない日本経済」とか「凶悪犯罪の増加」とか「巨大災害の増加」とか
「地域紛争の激化」とか、心の寂しい人たちがものすごい勢いで増えてきたでしょ。
とってもわたし一人じゃ手に負えないのよ。そこでアシスタントとして最も「気」が
同調する人を捜していたのだけど、それがあなただっただった訳。」
「くそー、どうして僕がこんな目にあわなければならないんだ?そうか、きっとこれは
天罰に違いない。子供の頃から「魔法の天使クリーミーマミ」とか「セーラームーン」
とか女の子の見るアニメやコミックばかり見てきたからなー。それで神様が天罰として
こんな変な魔法少女を使って僕を女の子に変身させてしまったに違いない。
それにこの姿はなんだ?これじゃ「釈由美子」か「久保田純子」じゃないか。
僕は「藤原紀香」か「深田恭子」の方が好みなのに。」
泣きじゃくりながらハンドバックから取り出した手鏡でしっかりと変身後の
自分の姿を確認している智彦もとい智子でした。
「それでも、今の姿もまんざらじゃじゃないと思っているんでしょ。」
「ぎくぅー」自分の本心を華代ちゃんに見抜かれ硬直する智子、いつのまにか
二人の周りにはおだやかな田園風景が広がっていました。

華代ちゃんと智子はのどかな田舎の風景の中を歩いていきます。華代ちゃん
の力により二人とも東京から遠く離れた静かな田舎まで、一気にテレポート
してしまったようです。
春らしく畑には菜の花が、遠くの山々には桜の花が満開に咲き誇っています。
暖かでおだやかな春の日よりです。
「ちょっとー、華代ちゃん、もうちょっとゆっくり歩いてよー。」
1kmも歩かないうちに智子は泣き言を言い始めました。
「なによ、情けないわね。普段から車ばかり乗って全然歩いていないんでしょ。」
華代ちゃんはあきれた顔をして智子に言います。
「そんなー、急に履きなれないハイヒールなんか履かされたから思うように歩け
ないんだよー。」
「ほら、すぐそこよ。しっかり歩いて。」華代ちゃんがそう言うと前方に小高い
山々に囲まれた立派なお寺の山門が見えてきました。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 17:15
スーツはピンク色の女性用スーツにズボンは同じピンク色のタイトスカートに変化した。
風にあおられてタイトスカートからレースの付いた白のシルクのスリップがまくれ上がり、
白のレース付きビキニショーツと薄い肌色のパンティストッキングに包まれた流れるような
脚線美があらわとなった。
身長の半分以上、膝下だけで顔の長さの2倍以上も占め、かもしかのようにほっそりとしな
がらも、太腿は適度にむっちりとして、すらりと長い美しい女性の脚線美だ。
「きゃあぁぁ」元青年だった美女は思わず悲鳴を上げた。いつのまにか黒い革靴はピンクの
ピンヒールのハイヒールに大きな営業用カバンは白の女性用ハンドバックに変わっている。
「はい、これで望みどうりにしてあげたわ。3サイズは上から92、58、93。
身長168cm、体重48kg。なかなかグラマーでしょ。いつものわたしならここで
バイバイするところだけど、今回はなんといってもリレー小説、それもあの天下のメジャー
サイト「2ちゃんねる」となると・・・こらっ、あなた、なにやってるの・・・」
華代ちゃんが気が付くと元青年だった美女は自分の美しく豊満なバストに手をやりそれ
をいたずらしようとしていた。
「まったく、真昼間から公衆の面前で何をはじめるの、そんなことをやっていると色情狂の
淫乱女と思われてどこに連れて行かれるかわからないわよ。
いい事は急を要するの。あなたには美人セールスレディとしてまたわたしのアシスタントと
して、これから結構長い間、わたしと一緒にいろいろな空間に行ってもらうわ。」
こうして華代ちゃんと元青年だった美女との多次元の時空を超えた旅が始まった。

「まず、あなたの名前を聞いておきたいわ。」華代ちゃんが聞くと元青年だった美女は
「星野智彦」と蚊の泣くような声で答えた。どこから聞いても透き通った女性の美しい
声だ。
「それならあなたの名前は今から「星野智子」さんね。よろしく「智子」さん。」
「ああこれから僕はどうなってしまうんだろう?」泣きそうな声で「智子」がつぶやく。
周りに見えていたビル郡はいつの間にか消え去り、漆黒の闇の中に二人はいた。
「大丈夫、あなたの身の安全はわたしが保障するわ。それと「僕」はないでしょ。
せっかく綺麗な女性になれたんだから、自分のことは「わたし」といわなくちゃ。」
華代ちゃんは智子に言った。
「そんな、いくら肉体が女性に変わったからって・・・。だいたいなんの恨みが
あって僕をこんな目にあわせるんだ?」智子はまだ愚痴を言っている。


5名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 17:18
(ここから童話調に文章を変えます)
華代ちゃんは智子を慰めるように優しく話し出し始めました。
「わたしの仕事は全世界、全空間の心の寂しい人たちを助けることなの。だけど、最近
「不況で底の見えない日本経済」とか「凶悪犯罪の増加」とか「巨大災害の増加」とか
「地域紛争の激化」とか、心の寂しい人たちがものすごい勢いで増えてきたでしょ。
とってもわたし一人じゃ手に負えないのよ。そこでアシスタントとして最も「気」が
同調する人を捜していたのだけど、それがあなただっただった訳。」
「くそー、どうして僕がこんな目にあわなければならないんだ?そうか、きっとこれは
天罰に違いない。子供の頃から「魔法の天使クリーミーマミ」とか「セーラームーン」
とか女の子の見るアニメやコミックばかり見てきたからなー。それで神様が天罰として
こんな変な魔法少女を使って僕を女の子に変身させてしまったに違いない。
それにこの姿はなんだ?これじゃ「釈由美子」か「久保田純子」じゃないか。
僕は「藤原紀香」か「深田恭子」の方が好みなのに。」
泣きじゃくりながらハンドバックから取り出した手鏡でしっかりと変身後の
自分の姿を確認している智彦もとい智子でした。
「それでも、今の姿もまんざらじゃじゃないと思っているんでしょ。」
「ぎくぅー」自分の本心を華代ちゃんに見抜かれ硬直する智子、いつのまにか
二人の周りにはおだやかな田園風景が広がっていました。

華代ちゃんと智子はのどかな田舎の風景の中を歩いていきます。華代ちゃん
の力により二人とも東京から遠く離れた静かな田舎まで、一気にテレポート
してしまったようです。
春らしく畑には菜の花が、遠くの山々には桜の花が満開に咲き誇っています。
暖かでおだやかな春の日よりです。
「ちょっとー、華代ちゃん、もうちょっとゆっくり歩いてよー。」
1kmも歩かないうちに智子は泣き言を言い始めました。
「なによ、情けないわね。普段から車ばかり乗って全然歩いていないんでしょ。」
華代ちゃんはあきれた顔をして智子に言います。
「そんなー、急に履きなれないハイヒールなんか履かされたから思うように歩け
ないんだよー。」
「ほら、すぐそこよ。しっかり歩いて。」華代ちゃんがそう言うと前方に小高い
山々に囲まれた立派なお寺の山門が見えてきました。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/20(火) 18:45
それほど大伽藍というわけではないのですが、大きな本堂がありその他にも鐘楼や庫裏が
あり古刹というかなかなか立派なお寺です。華代ちゃん達が山門をくぐると本堂から
一人の尼僧が出てきました。
「これは華代さま。よくぞこんな辺鄙なところまで、ようこそおいで下さいました。」
尼僧は華代ちゃんに丁寧にお辞儀をします。色白で物腰の上品なとても美しい尼さんです。
「ちょっと、お世話になるわよ。奥の部屋は空いている?」
華代ちゃん尼僧に親しげに話し掛けます。どうやら華代ちゃんとこの尼僧は顔見知りのよう
です。それにしても尼僧はかつて華代ちゃんに使えていたことでもあるのでしょうか。
自分の娘ぐらいの年の華代ちゃんに対して丁寧な物腰をとり続けています。
「はい、いつでも華代様がお入りになれるようになれるようになっております。
あら、今日はお美しいお嬢様をお連れなんですね。」
「そんな・・・お美しいお嬢様だなんて・・・・・」
さっきから愚痴をこぼし続けた癖にもうその気になっているのか、智子は顔を
赤らめました。
「この人はわたしのアシスタントなの。それより時の気脈が何か大変なことに
なっているようね。」華代ちゃん心配事でもあるのか珍しく深刻な表情を見せ
て尼僧に尋ねました。
「はい、昨年11月ごろから竜穴の動きがおかしいと感じてはいましたが、今
月になって時の流れが急に暴走いたし始めました。わたくし、もう心配で・・・
早く華代様にお伝えしなければと・・・・」
「わかりました。今後のことについては奥でゆっくり話し合いましょう。」
「それではどうぞこちらへ」
尼さんに促されて華代ちゃんと智子は本堂からお寺の奥に入って行きました。

尼さんが先に立って長い廊下を渡り、数多くの座敷や部屋を横目に見て
華代ちゃんと智子は寺の奥に入っていきます。表から見たときはさほど大きな
建物には見えませんでしたが、数え切れない程の部屋があり奥はどこまで続い
ているか計り知れません。
立派な中庭を通り抜け、渡り廊下を渡り華代ちゃん達は奥の離れに通されました。
20畳程の座敷に15、6畳ほどの茶室と座敷と襖で隔てて同じ広さの寝室が
ある、しっとりとした落ち着いたたたずまいを見せた趣のある離れです。
華代ちゃん達は大きな床柱を抱えた立派な床の間のある座敷に通されました。
床の間の壁には深山幽谷に流れる滝を描いた水墨画が描かれた掛け軸が掛かって
います。その前には尼さんが生けたのでしょうか、美しい生け花が置かれていま
した。いうでも休めるようにとの配慮からでしょうか隣の20畳ほどの寝室には
二組の立派な布団が敷かれていました。
「少し内密な話となりますので・・・・」尼さんは座敷の周りの襖を全部閉めて
しまいました。ただ透かし窓を通して外光が入って来るため部屋の中が暗くなる
ことはありませんでした。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/26(月) 20:17
「華代さま、これをご覧下さい」
尼さんは奥の部屋から出してきた大きな箱を開けます。その中には無数の星が散りばめられた
中に12分割された円があり、中心に磁石のようなものがくるくる回っています。
ただ普通の磁石と違いその形は十字の形をしていました。
「これはいつ頃から回り始めたの?」華代ちゃんは磁石を指差し尼さんへ尋ねます。
「そうですね、ほぼ1年程前くらいからでしょうか。その時から今まで時針が回転を
一度も止めていません。それどころか日に日に速くなってきています」
尼さんは心配そうに答えます。
8名無しさん@お腹いっぱい。:2001/03/27(火) 21:42
「日に日に速くなってきているって・・・・この時針はこの世すべての礎となるもの
・・・本来なら天地が逆転することがあってもぴくりとも動いてならない物のはずよ。
それがこんなにぐるぐる回って、おまけに回転が止まらないですって・・・」
華代ちゃんがそう言うやいなや時針の回転が急に速くなり目にも止まらぬ速さになったか
と思うと、盤面上の星々までが渦を巻くようにものすごい勢いで回転しはじめました。
「華代さま・・・」
そう言った尼さんの顔は青ざめていました。
「落ち着きなさい。こんな時にわたし達までがうろたえてどうするの?」
華代ちゃんはさとすように尼さんに言いました。
「気脈の変動がこれほどまで激しくなってきた今、焦っても仕方ありません。
ここは腰を落ち着けて身近なところから対処していくほかありません。
ところで瞳、白鳥君へは連絡が取れたの?」
「いえ晶様はまだご自分の使命にお気づきになっておられないようです。
8度ほど晶様を気づかせようといろいろな試みを繰り返しましたが、その
たびに晶様はただうろたえとまどっておいでのようです。」
「あたりまえでしょ。あなたのやっていることはメッセージを送るというより
悪ふざけよ。だいたい8回目のは何?晶君を「白鳥の湖」のプチマドンナに
変身させることと、彼に使命を気付かせることとどういう関係がるのよ?」
「はあ、ただ昔わたしはバレリーナかフイギュアスケーターになることが夢で
したので。」
「しょうがないわね。ここはわたしが直接行って晶君にガツンと言ってやる
より他に方法がないようね。」
華代ちゃんはあきれ果てたようにため息をつきました。
9名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/08(日) 13:59
?
10名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/08(日) 21:55
「白鳥晶君てどんな感じの子なの?」
突然、智子が話しの中に割り込んできました。
「いきなり何なの?あなたには後でゆっくりと事情を説明してあげるから、今はおと
なしくしていなさい。」
華代ちゃんは智子に注意します。
「いいじゃない。わたしはあなたのアシスタントなんだからちょっとぐらいお話に
加わらせてくれてもいいでしょ・・・」智子はふくれっつらをします。
さっきまでの愚痴はどこへやら、仕草や口調は完全に女性になっています。
「まあまあ。お嬢様も少しでも華代様のお役に立ちたいと一生懸命なんでしょう。
今わたしが晶様のお姿を映し出しますので少々お待ちを。」
尼さんは華代ちゃんや智子をなだめ、奥の部屋から木製の箱のような物を出してきました。
ただ木の箱といっても前方うにレンズのような物が付いていて、プロジェクターのような
器械です。
尼さんが箱を畳の上に置いただけで突然床の間に学生服を着た男の子が現れました。
「きゃぁぁ・・・」智子はびっくりして悲鳴を上げます。
「大丈夫です、この姿は器械が写し出した映像で本当の晶様ではありません。」
尼さんがそう言うと智子は安心して映像に手を伸ばしましたが、素通りしてしまいました。
「すごいわねー。ホログラフィーというか3D映像でしょ、これ。まるで本当に男の子が
ここにいるみたい。で、この子が晶君な訳?」智子は感心して尼さんに尋ねます。
「はい、現在は山陰のとある地方都市にお住まいで、確か今年高校2年生になられたはずです。」
「それにしても可愛い子ねー。本当に男の子にしておくのがもったいないくらい。」
なにか智子はよからぬことを考えているようです。声が次第に上ずって来はじめました。
「わかりました。わたし行きます。ようするに、この子にメッセージを伝えればいいんでしょ?」
智子ははしゃぎ始めました。
「あなたねー。なにか変なこと考えていない?」華代ちゃんは呆れ顔です。
11名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/09(月) 03:32
電波を感じる・・・
12名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/20(金) 17:58
あらしていい?
13名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/20(金) 18:05
>1
その、ナントカさんの心意気はかうけど
ここで小説をリレーしていく必要はなさげ。
雑談スレでの軽い紹介ぐらいで充分かと。
14フォスター:2001/05/03(木) 09:25
おいおいTSしとらんじゃないか。せっかく晶クンも出たのに。
15名無しさん@お腹いっぱい。:2001/05/03(木) 11:46
ランドオーバーに帰れ
16名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/03(火) 15:14
カヨたん…ハァハァ
17藤原琴音:2001/07/24(火) 09:52
藤原琴音
でーす☆

8月10日は私がヒロイン。絶対に来てね!

夏コミ 8/10(金) 東5 『ぺ09a』(写真撮影自由)
http://home10.highway.ne.jp/kotone/
[email protected]

プレゼントです☆
http://wolfcgilabo.virtualave.net/cgi-bin/stprof.cgi?list&11
18名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/25(水) 10:34
あげ
19名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/26(木) 11:06
age
20名無しさん@お腹いっぱい。
>17
閉鎖されたサイト貼り付けてなにやっとんじゃ、お前は。