博之は真希の足を持ち上げ、シーツの中でちょうど「く」の字になるようにして
そのさらに下にもぐり込んで、真希の秘部を舐める。
「ひ・・・っあぁぁん」
枕に顔を押し付けた真希の口から声が漏れる。
博之の舌は、クリトリスのほうからズルーッとお尻のほうに動き、またクリトリス
のほうへ戻る。戻った舌はクリトリスをツンツン刺激して、ズルーッと動く力が
さっきよりも強くなり、舌が中へ入ってくる。舌に力が入って、真希の下の唇
を押し広げてくる。真希には恥ずかしさから博之の顔を見ることが出来なかった。
真希の腰から下は小刻みに震えている。博之のしたが執拗にクリトリスを
刺激してくるからだ。そのうえ、クリトリスを刺激しながら、指を真希の
奥深くに埋め込んでくる。
「あううぅっ・・・はぁんっ!!!」
真希は自分の中から何かが溢れ出してくるのをガマンできず、大きく声をあげた。
「もう、入れるよ。」
博之がシーツから出て、真希の背後から突然ささやいた。真希の首筋にキスを
しながら形のいい豊満な胸を揉んでいる。
「でも・・・。」
実はバージンである真希はこれから起こることに、少しの恐怖心から思わず
ためらった。博之は真希の言葉を遮るようにチュッとまたキスをして
「大丈夫だよ・・・真希、気持ち良くしてあげるから。」
そう囁き、ベットサイドにあったカバンの中をゴソゴソさがしはじめた。
「あった」
博之が探したいたのはコンドーム。ピリピリとパッケージを開け、シーツの中で
付けている。
「いくよ・・・」
くの字になっている真希の後ろから、博之は抱きかかえるようにしながら
真希に挿入しようとする。指で真希の中心を確認して、あてがった。
「いっ・・・!!!痛っ・・・!!!」
真希は顔を枕に押しつけ痛みをガマン。博之はさらに体を密着させながら
ゆっくりと中へ入ってくる。
「あっ、うぅんん・・・・・」
真希はよりいっそうきつく枕を抱えた。博之も真希を抱え込むようにしている。
博之の腰が小刻みに動き始める。真希の腰を両手でつかんで固定し、徐々に
激しくなっていく。
「ふ、あぁ………」
加護がようやく辻の秘部から顔を離した時には、もう辻の身体は自分の意志ではどうにも出来ないくらいになっていた。
加護の唾液と蜜で濡れそぼったそこは、ひくひくと動いてる。
シーツはチョコの雫で茶色く染まっていた。
「…おいしかったぁ……」
「……あいぼんの、ばかぁ……」
加護が放心気味にそう言うと、辻は顔を真っ赤にしながらこぼす。
「いややった?」
「………いやじゃないけど…」
「きもちよくなかった?」
「……ずるいよ、あいぼん…」
辻は重い身体をゆっくりと起こすと加護をじっと睨んだ。
そして「…きもちよかった」と呟くように言って、加護にキスをした。
「…でも、まだイってへんやろ?」
「………」
辻のキスを受け、少し安心した加護は、不安げに辻の顔を覗き込んだ。
単刀直入にそう聞かれて困っている辻は、ただ俯くばかり。
それを肯定ととった加護は、急に着ていたものを脱ぎだした。
「あ、あいぼん?」
全て脱ぎさった加護の身体は、辻とは違って成熟の色をほんのりとかもし出していた。
少し恥ずかし気な加護の手が、辻の肩にかかる。
「え?うわっ?!」
加護は辻をまたベッドに押し倒すと、幼気の残るその身体に自分の身体をぴったりと押し付けた。
「…きもちー……」
「………うん……」
お互いの身体から伝わってくる体温。
ずっとこのまま、ずっとこうしていたいと思った。
しばらくそうしていると、加護がゆっくりと身体を離した。
名残惜しそうな辻の頬に軽くキスすると、横たわっていた辻の足をぐぐっと押し上げた。
ちょうど足だけ体育座りをしているような形になる。
そして、閉じられた足を左右に拡げていった。
「あ、あいぼん……」
辻の身体の中で、また熱が再発する。
自分の秘部をさらけだして、それを加護に見られていると思うと、じゅんとそこが熱くなるのを感じた。
「のの……」
加護は手を伸ばし、辻の手をとった。
それを自分の秘部に導く。
加護の秘部は、辻に負けないくらいに濡れそぼっていた。
「うわぁ……」
「ウチも、もうこんなんやねん……」
「うん……すごい……」
「だから……いっしょにきもちよくなろ?」
「……うん」
辻が頷くと、加護は笑って自分の秘部に触れていた辻の手を離した。
そして、辻の秘部と自分の秘部を重ね合わせるように、辻に覆い被さった。