1 :
ベージュ:
同人板で連載されていた小説です。
週刊アスキーネタに端を発した同人板固定ハンドルたちとひろゆきの愛の物語。
クサレ系やおい女が書くホモやおい小説ですんで、それ系がダメ、という方、
おゆるしくださいませ。ではいってみましょー。
●はじめからの掲載とさせていただきますです。ご了承ください。
2 :
詰まるところ:2000/04/21(金) 01:34
男のけつの穴に男のちんこを入れるホモの事ですか?
欲求不満なんですか
トオルさんは、ロビーでひろゆきさんに、“15番目の愛人”と呼ば
れていた。“一番目の愛人”はむぎ茶さん。
ひろゆきさんの愛をトオルさんに奪われたむぎ茶さんは、ショックで
記憶を失い、悪の手先――荒らしになってしまう。
トオルさんは、やむなく削除屋となり、二人の戦いが始まった。
4 :
ベージュ:2000/04/21(金) 02:16
「頭が痛い…」
頭の中でサイレンのような音が鳴っていた。なにか大
切なことを忘れている気がして、まるで習慣のように
むぎ茶はネットにつないだ。脳裏に浮かぶのはあいつ
の顔だけだった。あいつを叩きのめさなきゃいけない、
あいつが全部いけないんだ。あいつが―――。
薄暗い部屋の中でむぎ茶の顔がモニターの光にぼんや
りと照らされる。その表情にかつての面影はなかった。
5 :
ベージュ:2000/04/21(金) 02:24
あの人に出会ったのはいつのことだったろう。年下の
人間をあの人と呼ぶのはすこしおかしいかもしれない、
とトオルはその端正な顔をほんの少しゆがめて笑った。
春、5月の公園であの人に会った。抜けるような青空
の下ではじめて親友だったむぎ茶に紹介された。こぼ
れる白い歯。さらさらとした黒髪、これはむぎ茶が夢
中になるのも仕方がないと思った。その人の名前はひ
ろゆき。それが、運命を変える出来事になるなんて、
思ってもみなかった。
6 :
ベージュ:2000/04/21(金) 02:26
その頃、ひろゆきはまだ大学生だった。むぎ茶とはネ
ット上で知り合ったのだという。それがオフで会うよ
うになり、そして気がついたらそういうことになって
いたと、むぎ茶は照れくさそうに笑って言った。恋愛
ごとに疎いむぎ茶は不器用で、どうやってあんなイイ
男をつかまえたのかとたずねてもやっぱり恥ずかしそ
うに笑うだけで、詳しくは話そうとはしなかった。
「はじめまして、トオルさんですよね? むぎちゃん
からよく噂は聞いています」
「こっちも噂はよく聞いてるよ」
「やだなあ…。むぎちゃん、トオルさんに何話してる
の?」
たしかそんな会話をしたと思う。自信に満ち溢れたひ
ろゆきの瞳―――今思えば、あの瞬間…あの、出会っ
た瞬間から俺はその瞳に魅入られていたのかもしれな
い。
7 :
ベージュ:2000/04/21(金) 02:28
その数日後だっただろうか、むぎ茶からひろゆきがサ
イトを立ち上げた、という話を聞いた。そのサイトは
2ちゃんねる―――通称2CHという名の掲示板サイト
で開設直後からそれなりの人気を博しているらしい。
興味半分、面白半分でアクセスしたそのサイトはクズ
ネタも多かったが、俺にとっても、興味深い内容がそ
ろっていた。それまではむぎ茶の男、というだけでた
いした興味も抱いていなかったが、ひどくひろゆきと
いう男に興味をそそられた。初めてメールを出したの
はこの時だ。むぎ茶を経由して、教えてもらった
メールアドレスに他愛のない話と、そして2CHの話を
書き、メールを送る。ほんの小一時間後、ひろゆきか
らメールが帰ってきた。
8 :
ベージュ:2000/04/21(金) 02:32
to:TORU
メールありがとうございました。。。
トオルさんに褒めていただけるなんて
うれしいです。。。
もし、よければ今度お会いできませんか?
相談したいこともあるので。。。
トオルさんのご都合にあわせますです。。。
よろしくです。。。
FROM:ひろゆき
9 :
ベージュ:2000/04/21(金) 02:34
ひろゆきからのメールは短く、そして用件だけを伝え
ていた。相談したいこと、というのが少しだけひっか
かったが、簡単に日時と場所を伝え、また返信メール
を書いた。それから、ふと思い立って、2CHのロビー
と呼ばれる場所にはじめて書き込みをする。本当に他
愛のない書き込みだった。それに返されたひろゆきの
書き込み。
「あ、15番目の愛人さんだ。。。」
一瞬なんのことだかわからず、モニターの前で一瞬躊
躇する。15番目の愛人? なんのことだ? ほんの数
分後、むぎ茶からICQが入る。
「15番目の愛人って?」
「さあ?」
「ふうん…」
かわした会話はそれだけだった。ひろゆきと出会うこ
とを伝えなかったのは、相談、というのがむぎ茶のこ
とかもしれないと配慮してのことだった。その数分後、
掲示板をリロードすると、今度はそこにむぎ茶の書き
込みがあった。
そして、それにつけられたひろゆきのレスは―――。
「1番目の愛人さんだ。。。」
ほんのすこし、ほんのすこしだけ、胸の奥が痛んだの
はどうしてだっただろう…。
10 :
ここで:2000/04/21(金) 02:56
下げて書くことないのに(笑)。
そ、そうかな? ドキドキ。>10
12 :
がんばってん!:2000/04/21(金) 03:02
ここはスレッドの回転が遅いのでsage入れてもあんましさがんないっす。
13 :
ベージュ:2000/04/21(金) 03:07
でも下げておけばそのままいつかは微妙に下がるかと…(笑)。
じゃあ、そのまんま普通に書くっすね。
14 :
名無しさん:2000/04/21(金) 03:13
あい、待ってます。わくわく。
15 :
名無しさん:2000/04/21(金) 03:16
ああ〜んワクワク〜
ベージュさんのおかげですっかりトオル×ひろゆきにハマってしまったわ〜(笑)
16 :
ベージュ:2000/04/21(金) 03:34
「あ、トオルさん―――」
待ち合わせ時間より5分ははやく着いたはずなのに、
ひろゆきはもうそこにいた。一瞬、そのひろゆきの姿
に初めて会ったときとは違うものを感じる。あのとき
と、違うこと―――それはむぎ茶がここにいないこと
だけだ。
「待ったか?」
「いいえ、ついたばかりです」
「いこうか」
「ええ」
予約をいれておいた居酒屋へと場所を移動する。地下
にあるその居酒屋は、いい日本酒をうまい肴を出す店
で、週末ともなればいつも満席だ。
「さすが、トオルさん…ステキなお店知ってるんです
ね」
ひろゆきが日本酒を飲みながら、つぶやくように言う。
「その分年をとっているからな」
「そんな…」
「で、相談ってなんだ?」
「むぎちゃんのことなんですけど…」
ほんの少し長めの髪がひろゆきの顔に陰をつくる。
「…ほかに相談できる人がいなくて―――すいません」
「いいよ、あいつ―――むぎ茶とは付き合いも長いし」
「むぎちゃん…トオルは一番の親友だ、なんて言って
いて僕、嫉妬したこともあるんですよ」
はにかむようにひろゆきは笑った。
17 :
ベージュ:2000/04/21(金) 03:35
ひろゆきの相談は若い奴にありがちな他愛のない恋愛
相談だった。まるで恋に落ちたばかりの少女のような
瞳をしてひろゆきがむぎ茶の話をしていく。不安なこ
と、嬉しいこと、困ったこと―――。それはほんの少
しの嫉妬心を俺にめばえさせる。誰だって―――誰か
の幸福な話を聞けば少しくらいは嫉妬するものだ。
「でも、よかった。トオルさんに聞いてもらえて――
―こんな友達がいるなんてむぎちゃんがうらやましい
な」
日本酒がまわったのかほんのりと赤い顔をしてひろゆ
きが言う。
「あ、こないだ…すいません…。掲示板に15番目の愛
人、なんて書いちゃって。あのあとむぎちゃんにどう
いうことだよって怒られちゃった…」
「いいよ、別に」
「冗談、なんですよ。そりゃあトオルさんはカッコい
いけど…でもむぎちゃんの友達だし…」
「わかってるよ」
すこし、ほんのすこしだけひろゆきは酔っているよう
だった。時間は12時をすぎ、とうに終電はなくなって
いた。
「もう一軒行くか」
「え?」
「終電ももうないし」
「だったら―――僕の家きませんか? 本当はあんま
りそとで飲むの好きじゃないんですよ…」
18 :
ベージュ:2000/04/21(金) 03:36
若い男のひとり暮らし、という言葉がそのままあては
まる部屋だった。部屋に入った瞬間、トイレに駆け込
んだひろゆきのために、コップに水を入れ、トイレの
ドアをノックする。
「大丈夫か?」
返事がない。こどもじゃないんだから大丈夫だろう、
とてもちぶさたに部屋を見回す。電源がはいったまま
のPCの画面はスクリーンセーバが動いていている。
「色気のねぇ部屋だな…」
ぼそ、とつぶやいた独り言に、ふと我に返る。まだ酔
うような量の酒は飲んでいない。やましい気持ちがあ
って来たわけじゃないが―――きっとむぎ茶はこのこ
とを知ったら怒るだろうな、とぼんやり思ってみる。
Tシャツの上に羽織っていたシャツを脱ごうとして、
指先がPCラックにあたってパスワード保護されてい
なかったのかスクリーンセーバが解除された。目に入
ってきたのはむぎ茶へのメール。一瞬見てはいけない
ようなものを見たような気がして、視線をそらした。
19 :
うひゃー:2000/04/21(金) 03:36
ベージュさんありがと〜(同人板ではご苦労様〜)
あなたの書いてくれるトオル×ひろゆきのおかげで
己のぼんのーが昇華される音が聞こえる〜〜
早いとこ続き頼みます! キチク混入でよろしく…(ぼそっ)
20 :
ベージュ:2000/04/21(金) 03:36
その瞬間、まるでタイミングを見計らったかのように
トイレからはいつくばるようにひろゆきがでてくる。
「すいません…ちょっと歩けないみたいなんですよ…」
肩を貸し、ベッドまで歩かせる。
「なんだかすいません…」
そのまま顔からひろゆきはベッドに転がった。
「水は?」
「だいじょうぶです…」
額に張り付いた髪をはぐように頭をなでてやる。
「すいません…あ、適当に帰っちゃってください…ご
めんなさい…」
「いいから、寝ろ」
「でも―――」
「寝ろよ」
酒のせいかにぶい光を放つ瞳が自分を見つめている。
まるで吸い込まれそうなその瞳。たとえば―――むぎ
茶に抱かれるときも、この男はこんな目をするんだろ
うか…。
21 :
ベージュ:2000/04/21(金) 03:40
「酒が弱いなら弱いって先に言え」
一瞬浮かんだ思いを振り切るように言葉をかける。な
にを考えてるんだ、俺は。こいつは―――むぎ茶の恋
人だ。
「すいません…」
ひろゆきが瞳を閉じる。
「まったく…」
「すいません…でも…」
「なんだ?」
「トオルさん…なんにもしないんですね…」
心臓が一瞬、大きく鳴る。
「なにいってんだ、なんかして欲しいのか?」
「…少し…」
「バカ言うな、寝ろよ」
「トオルさんってほんと…むぎちゃんが言ったとおり
の人なんですね…」
そしてそのまま―――ひろゆきは穏やかな寝息をたて
はじめた。
22 :
名無しさん:2000/04/21(金) 03:46
この続きを見るまでにいったいどれほどの時間が過ぎたことか…(感涙)
23 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:12
つ、続きまだ?(汗)
こんなイイとこで…生殺し!
つか今夜はもう打ち止めっすか〜明日のテレホまで待てないよぅ。
24 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:17
本家新スレも止まったね…。でも、ここは待ち続けますです。
25 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:19
ベージュさん頑張って下さい!
ずっと別窓で開いて待ってます…
26 :
ベージュ:2000/04/21(金) 04:21
いや、その、バタバタしてて続きが…(笑)。すいませんです…。
27 :
ベージュ:2000/04/21(金) 04:26
「それでただ帰ってきたのか? バカ?」
「黙れ」
「トオルらしくもない」
会話をしているのはクリオネという名の友人だ。自分
にとって男女は―――というより人間は2種類いて、
それは男女に関わらず、セックスの相手とそうじゃな
い相手にわけられる。クリオネはそうじゃない相手の
うちのひとりだった。それからむぎ茶も。ひろゆきは
―――まだ、わからない。
「据え膳食わぬは男の恥って言うぜ?」
「ありゃ据え膳でもなんでもない」
「そうか? だってむぎとそういう関係なんだろ?」
「だから余計にだ。親友の相手を寝とってどうする」
「まあなあ」
クリオネもむぎ茶のことは知っているはずだった。そ
んなクリオネも今現在進行中の恋人がいる。
「そんなことよりおまえの方はどうなんだ」
「え? うちの犬ちゃん?」
「そうだ」
「あいかわらずよく吠えるよ〜。きゃんきゃんきゃん
きゃんうるさいくらい」
28 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:29
はうあー!もでっち?(微笑)
29 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:30
もでっち!?もでっちなの?(笑)
30 :
ベージュ:2000/04/21(金) 04:41
クリオネが犬ちゃん、と呼ぶそいつは奴がどこかから
ひろってきた少年で、なにかことが起こるといつもま
るで気が触れたかのように大騒ぎをするらしい。
「よく付き合ってるな」
「だってかわい〜んだも〜ん」
「あほか。変態」
「そういやうちの犬ちゃん、最近SMに目覚めちゃっ
たみたいでさー。ほら鬼畜系っていうの?」
「…」
「やってやってせがむんだよね〜。いや、今朝の話な
んだけど」
男も女も抱く自分を変態だと思ったことはあるが、こ
のときほどクリオネを変態だと思ったことはない。犬
ちゃんという奴にあったことはないが、この男にそう
いうことをさせる奴っていうのはどんな奴なんだろう
とぼんやり思う。まさか、そいつとこれから出会うこ
とになるとも知らずに。
31 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:42
気になって眠れない…(笑)
32 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:46
今日は朝早いのに…眠れない(笑)。
33 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:48
もでっちが少年…そうきたか…(笑)
34 :
名無しさん:2000/04/21(金) 04:57
入稿間近なのにリロードしてしまう…(笑)
35 :
名無しさん:2000/04/21(金) 05:00
でもこれ最終的にはトオル×ひろゆきになるんだよね?
長くなりそう…
でも待つから、頑張ってベージュさん
36 :
ベージュ:2000/04/21(金) 05:02
次の更新は6時ごろだと思います…。すいません…。
小説として面白いです。小説として。フィクションとして……。
続き楽しみにしています。がんばれ。
クリオネと酒を飲んだあと、自宅に帰ると1通のメー
ルが届いていた。ひろゆきからだ。
to:TORU
昨日はすいませんでした。。
楽しかったので、つい酔っ払ってしまって、、、
なにか、ご迷惑をおかけしたんじゃないかと、、、
心配です。。。
もし、よかったらまた会ってください。。
では。。。
FROM:ひろゆき
自分の口元にすこしだけ笑みがこぼれるのがわかる。
あれだけ酔っ払っておいてご迷惑もなにもないもんだ。
それだけ若い、ということか。むぎ茶がメロメロにな
っているのがなんとなくわかるような気がした。その
ままネットにつなぎ、2CHを覗く。そこにはいつもど
おりのひろゆきがいた。しばらくすると、むぎ茶から
ICQが入る。
39 :
ベージュ:2000/04/21(金) 06:08
「昨日はオンラインじゃなかったね」
「出かけてた」
「ふ〜ん。ひろゆきも出かけてて、ネットで退屈だっ
たよ」
返事を書くのを一瞬躊躇する。素直にひろゆきと会っ
ていたと言うべきなんだろうか?
「ああ、一緒だったからな」
ウソをつくよりはいいだろうと返事を送る。しばらく
のま。普段むぎ茶から返事がもどってくるのにはあま
り時間がかからない、はずだった。それは、俺のここ
ろにほんの少しやましさがあったせいかもしれない。
いつもの陽気なICQの着信音が鳴る。
「ふーん。朝まで、一緒だったの?」
「ああ、一緒に飲んでた」
「そう。ひろゆき、なんて言ってた?」
むぎ茶の顔がゆがんでいるかもしれない、とぼんやり
思う。やましいことは―――少なくとも、今この時点
でむぎ茶にやましいことはなんにもないはずなのに。
「別に、ただバカみたいな話しただけだよ」
むぎ茶からの返信は、なかった。
40 :
名無しさん:2000/04/21(金) 06:24
朝だというのにリロードが止まらん。
次の更新は7時頃かしら…
それともテレホタイムまでおあずけなのかしら…
41 :
ベージュ:2000/04/21(金) 06:31
あとテレホ終了前に1回あげたいと思ってますー。すいませんです。
42 :
やはり:2000/04/21(金) 06:31
完結した暁には、プリントアウトして綴じて
ひろゆきさんに送るのだろ〜か(笑)。
43 :
楽しみにしてますけど:2000/04/21(金) 06:40
寝られないよう(笑泣)
44 :
結局:2000/04/21(金) 07:12
テレホまで眠れない・・・
ベージュさんに踊らされる私・・・でも楽しいからいい(笑)
45 :
ベージュ:2000/04/21(金) 07:23
そして6月になった。じめじめとした天気は気分まで
を暗くさせる。そんなある日、携帯電話の留守電にひ
ろゆきからのメッセージが入っていた。あの日から、
何回かくだらないメールのやりとりはしていたが、電
話が入ったのは初めてだ。
もし、よかったら連絡、ください。
ひとことだけのメッセージ。なにかあったのだという
ことは簡単に予想がついた。それも、おそらくむぎ茶
と。折り返し電話をかける。
「もしもし?」
―――あ、トオルさん…。
「どうした?」
―――え…。むぎちゃんが…。今から、会えますか?
まるで震えているような声。出会ってしゃべったとき
とは別人のような。簡単に待ち合わせ場所を指定する。
外にでると、まるで霧のような雨が煙っていた。
46 :
ベージュ:2000/04/21(金) 07:30
「トオルさん!」
ひろゆきの髪が雨に濡れていた。髪だけじゃない。頬
も、そして体も。
「傘もささないでなにやってるんだ」
「すいません…」
差し出した傘の中にひろゆきが入ってくる。触れた肩
がひどく冷たい。頬を濡らしているのはただの雨のし
ずくなのか―――それとも…?
「むぎとケンカでもしたのか?」
「ケンカ…ケンカなのかな…。むぎちゃんがひとりで
怒っていて…」
「どうして?」
その言葉には答えず、ひろゆきが静かに俺の顔を見上
げる。
「トオルさん…僕…」
差していた傘が地に、転がる。心臓が、音をたてる。
そのまま、ひろゆきを抱きしめる。
雨が、降り続いていた。
47 :
ベージュ:2000/04/21(金) 07:32
今日の分はこれで。ではまた明日〜。
48 :
おもしろいっす。:2000/04/21(金) 07:33
ベージュさん自身はヘボンを目指すとおっしゃっていたが
そのヘボンにすっかり心奪われてる私って・・・
49 :
名無しさん:2000/04/21(金) 07:35
お疲れ様でした。また、夜に顔出しますー。
50 :
名無しさん:2000/04/21(金) 07:36
お疲れさまでした〜。
51 :
クリオネ:2000/04/21(金) 07:36
まじで面白いっすよ、これ。
52 :
おつかれさま:2000/04/21(金) 07:38
でした〜!つ、続きは明日…
楽しみにしてます〜
すっかり虜になってしまった私・・・(笑)
53 :
ベージュ:2000/04/21(金) 07:41
念のため。わがままで恐縮なんですが、
他に小説をアップされる方、
他にスレッドをたてていただけるとうれしいです〜。
54 :
>ベージュさん:2000/04/21(金) 08:51
お疲れ様でした。続き期待して待ってます〜。
55 :
名無しさん:2000/04/21(金) 09:54
>ベージュさん
うわあ、面白いっ
普通に恋愛小説としてすごい私好みのはなしだ〜
今日のテレホ楽しみにしています!!
56 :
名無しさん:2000/04/21(金) 13:56
うわー、ちょうどいいとこで終わってる!
楽しみにしてます!頑張って下さい〜!>ベージュさん
57 :
名無しさん:2000/04/21(金) 15:25
とても
「以下、次号!」
ってカンジの終わりかただあ!?
うーん、続きが楽しみ
頑張って〜>ベージュさん
今日は夜もネットつなごうっと
58 :
名無しさん:2000/04/21(金) 18:35
>57
私も普段夜にネットつながない昼組なのに
この小説の続きが気になって昨日は徹夜したよ…。
59 :
>ベージュさん:2000/04/21(金) 20:04
すごく面白かったです。続きが楽しみです。
…実はトオルさんとひろゆきさん、あんまり興味無かったんだけど
面白半分にここに見にきて小説にハマってしまった(笑)
60 :
ベージュ:2000/04/21(金) 20:43
ぎゃあっ。ひろゆきさんの一人称がおいらじゃない…!
ということに今気がついた私…。バカ…。ま、いいか…。
ではテレホタイムに〜。明け方だったらすんません。
ありがとうございます>ALL
61 :
名無しさん:2000/04/22(土) 00:07
米寿さ〜ん、もうむっちゃ楽しく読ませてもらってるよ!
願わくば続きが朝チュンな展開になりませんように…(笑
漢トオル、根性見せたれや!
62 :
名無しさん:2000/04/22(土) 00:52
朝チュンって表現いいなぁ。勉強になります(笑)
やっぱ比喩、伏せ字とか湿った擬音が
モリモリな展開なのでしょうか?変態!(笑)
63 :
名無しさん:2000/04/22(土) 00:54
持って帰った小説のログのひろゆきさんの一人称を「おいら」に直してみた。
らしくはなったがたちまちへぼんに…。いや、これが正解か?
ベージュさん、お嫌でなければ次回からは一人称は「おいら」がいいと思いますです…。
64 :
名無しさん:2000/04/22(土) 01:30
削除忍の同人板撤退は今後の展開にどう影響するのだろう
65 :
アスキーでは:2000/04/22(土) 02:44
「30人くらいの”削除屋さん”とボクが常時対応しています」
(本文ママ)だから、どちらでもいいと思いますよ?
66 :
うんうん:2000/04/22(土) 03:04
やっぱりヘヴォン狙いとはいえ
一人称「おいら」じゃ読むのツラすぎるかも…(笑)
あ、続きそろそろかなー。わくわく…。
67 :
ベージュ:2000/04/22(土) 03:15
モニターに向かいいつもの巡回をしながら、あの夜の
ことをぼんやりとトオルは思い出していた。あの夜。
すべての運命が狂ってしまった夜。すべてを、狂わせ
てしまった夜―――。
あの夜がなければ、こんなことにはならなかったんだ
ろうか。あの日、あの雨の夜―――…。ひろゆきはた
だ泣くだけでなにも話そうとはしなかった。仕方なく、
そのままタクシーをひろい、ひろゆきを家まで、送っ
た。ひろゆきが、つかんだ俺のシャツを離そうとせず
に―――。
思いを馳せるトオルを、ICQの到着音が現実に引き
戻す。ひろゆきからだ。
「今度、いつ、会えますか。。。」
依存する関係。それを招いたのは他の誰でもなく、こ
の自分だとトオルは自嘲の笑みをこぼした。
68 :
ベージュ:2000/04/22(土) 03:16
「いいから、シャワーだけでも浴びろ」
ひろゆきがまるでいやいやをするこどものように首を
振る。
「ひろゆき…」
ひとつ、ため息をついて、ひろゆきの両腕をつかむ。
「むぎとなにがあったんだ、言ってみろ」
そのままひろゆきはうつむいてしまう。
「ひろゆき―――」
「…トオルさんには…言えない…」
「だったら―――なんで俺を呼んだんだ」
またひろゆきが首をふる。
「ひろゆき…」
「僕が…いけないんです…。むぎちゃんにナイショで
―――トオルさんにあったり…したから…」
「そのことか―――でも、そんなことで喧嘩になった
り―――…したのか」
ひろゆきが微かにうなづく。
「じゃあ、今からむぎに電話して―――」
またひろゆきが首をふる。
「そんなことしたら余計にむぎちゃんが…怒る」
「じゃあ、どうしたら―――…ひろゆき」
ため息と一緒に名を呼ぶと一瞬ひろゆきの肩が震える。
「いったいなにがあったんだ?」
69 :
名無しさん:2000/04/22(土) 03:29
あ、もう始まってる!
70 :
横やり御免:2000/04/22(土) 03:32
いったいなにがあったんだぁああああ!?
(いちおくさんぜんまんにんの咆哮)
71 :
名無しさん:2000/04/22(土) 03:34
これほどまでに更新を待ち望むweb小説など私の中には無かった(笑)
今活動してる某ジャンルのweb小説のどれよりもおもしろいよ〜
今夜も朝までリロードしまくりだ〜!
72 :
名無しさん:2000/04/22(土) 03:45
なんとまぁ…相変わらずセリフの間が絶妙ですわね〜色っぽいわぁ(うっとり)
これ読んでる人達、各ジャンルから集結してるんでしょうね〜。
おもしろいなぁ、ジャンルの壁を乗り越えて趣味が一致ってやつねー。
朝までにもう一回くらい更新ありますかしら。待ってますわよベージュさん!
73 :
ベージュ:2000/04/22(土) 03:49
「僕が…いけないんです。僕が―――」
「それだけじゃわからないだろう」
「言ったら…トオルさん、僕のこと嫌いに―――」
「いい加減にしろ、ひろゆき」
「ごめんなさい…」
ひろゆきの髪からしずくが床に落ちる。
「トオルさん…僕のこと…嫌いに…なりました…?」
「ひろゆき―――」
「僕が―――トオルさんに会いたくて…むぎちゃんは
それに気がついて…ずっと気がついてて…はじめて会
ったときから…だから…むぎちゃんは―――」
一瞬、なにを言っているのか―――わからなかった。
「僕のこと…嫌いに、なったでしょう? 僕は―――」
「―――それ以上言うな」
「トオルさん…」
ひろゆきが、初めて顔をあげ、うるんだ瞳で俺を見つ
める。濡れた髪、体に張り付いた服、なにかを言いた
げに薄く開いた唇―――。
74 :
ベージュ:2000/04/22(土) 03:57
「おまえは、むぎの―――恋人だ」
やましい気持ちなど抱いたことはない。一度も。ただ
の一度だってない―――そう自分に言い聞かせる。
「トオルさん…!」
「今日はシャワーを浴びてもう寝ろ。落ち着いてから
むぎのことは話そう」
「帰るんですか…?」
「―――ひろゆき」
「帰らないでください。帰っちゃイヤだ」
「俺は―――」
不意の口づけ。濡れた唇の感触。
「…ひろゆき!」
「ごめんなさい―――もう二度と会いません。もう―
――」
その切れ長の瞳から涙が零れ落ちる。
「すいませんでした―――」
心臓が鳴る。一瞬、体にこもる熱。なにを考えている
んだ…。ひろゆきは―――むぎ茶の、親友の恋人だ。
このまま、帰ればいい。そうすれば、なにも問題は
起こらない。このまま、ひろゆきを置いて帰ればい
いだけじゃないか―――。
ひろゆきの瞳が、俺を見つめている。視線。
まだ、雨がやまない。
75 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:09
続きプリーーーーーーズ!!!
76 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:12
ココで「続きは同人誌でね♪」なんてことになったら
ベージュさんのスペースには長蛇の列が出来ることだろう…(笑)
ベージュさんが同人作家だとしたら、の話だが。
77 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:13
ココで「続きは同人誌でね♪」なんてことになったら
ベージュさんのスペースには長蛇の列が出来ることだろう…(笑)
ベージュさんが同人作家だとしたら、の話だが。
78 :
ベージュ:2000/04/22(土) 04:20
えっと、とりあえず次は5時台かと思いますです。すいません。
79 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:22
うわぁん、そりゃないよ、ベージュさん!もう寝なくちゃだよー(泣)!
今夜のテレホにまた来ます!どうなってるかなー。どきどき。
80 :
でもこれ:2000/04/22(土) 04:24
本にしてくれないかしら…買うわ…
81 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:31
私待っちゃう…五時まで…(泣)
あああ今日も出勤なーのーにーー
でもがんばってくださいねベージュさん!
82 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:35
ああ…続きが気になるぅぅ
83 :
名無しさん:2000/04/22(土) 04:39
うわぁぁぁ〜背中がかゆいー(笑)でも面白いぃ!初めはここに
書きこむ気、全然なかったんだけど、予想以上に面白いので
書いちゃお。ベージュさんありがとー!それから頑張って!
84 :
名無しさん:2000/04/22(土) 05:08
うが〜
明日バイト初出勤なのにねむれね〜(笑)
85 :
84:2000/04/22(土) 05:09
ていうか今日か。
うが〜5時だわよ〜
86 :
名無しさん:2000/04/22(土) 05:15
テレホ完走3日め。今日こそは、今日こそは寝なければと思いながら
愛のリロードが止まらない…。
#密かにもでっち萌え。おいしいトコってなんだろう…。
87 :
ベージュ:2000/04/22(土) 05:31
朝になっても、雨はやまなかった。
となりでひろゆきがおだやかな寝息を立てている。後
悔。そこには後悔しかなかった。こんなことをするつ
もりじゃなかった。こんなこと。
情欲に流されるほど若くもない。ましてや―――親友
の恋人。普段の自分なら考えられないことだった。
ひろゆきの瞳。体。唇―――。そして熱。
―――熱が、ひかない。
男を抱くのは初めてじゃない。かといって好んで男を
抱くわけでもない。それを言うなら―――むぎ茶も同
じだ。あいつも―――あいつの場合、今まで男を抱い
たことなんてなかったはずだ。魅せられる―――とは
こういうことを言うのだろうか。
「トオル…さん?」
「あ、起こしたか?」
「怒って―――ますか?」
「どうして?」
「すいません…」
胸元にひろゆきが顔を寄せてくる。
「別に、おまえが悪いわけじゃない」
「ごめんなさい―――」
そっとその背に手を回し、抱き寄せた。
88 :
はうあ!:2000/04/22(土) 05:39
どどどドッキドキ・・・ライブ帰りですごいしんどいのに、
ベージュさんの小説の方が大事ですわ★・・・
ライブの余韻<ベージュさんの小説ですわ★・・・
89 :
名無しさん:2000/04/22(土) 05:43
今日8時起床だから
今から寝ようと思ったのに…キニナル。。
90 :
ベージュ:2000/04/22(土) 05:46
頭の芯にけむるように熱が残っている。早くシャワー
を浴びて自分のベッドで眠りたかった。この熱をこの
想いを、早く消し去りたい―――。
むぎ茶に申し訳ないという思いと、後悔。それから、
熱。
別れ際、ひろゆきがさびしそうに笑って言った。
「むぎちゃんとのことは―――なんとか自分で解決し
てみます…もう、ダメかもしれないけど」
もうダメかもしれない、と言ったひろゆきの声はかぼ
そく、いつか青空の下、むぎ茶と一緒にはじめて会っ
たときとはまるで別人のようで―――。
「きっともう―――トオルさんはこれで僕に会ってく
れませんね」
否定も肯定もできなかった。会えばまた情欲に流され
そうな自分がいる。このからだにこもる熱は―――。
今夜は―――眠れないかもしれない。
91 :
むほっ:2000/04/22(土) 05:49
ますます読んでてカユイというか、なんかムズムズするわー。
素敵ベージュさん! あいらぶヘヴォ〜ン!! もっと読ませて!
92 :
ベージュ:2000/04/22(土) 05:52
あとはテレホ前に1回。まとめて書けってな。すまんす(汗)。
93 :
名無しさん:2000/04/22(土) 05:58
よいのですー。この実況中継感も萌えに拍車をかけるのですー。
もちろんお待ち申し上げておりますが、あんましプレッシャーを感じないで下さいまし。
あたしも今夜(今朝?)はもう寝よう。
でも「頭の芯にけむるように熱が残っている。」
無事、眠れるのかしら…。←ME
94 :
神楽:2000/04/22(土) 05:59
私も寝るのを忘れてつい読んでしまいました。
おもしろいです。
がんばってくださいね、ベージュさん!!
95 :
名無しさん:2000/04/22(土) 06:04
自ジャンルの文章発掘よりここに居座って待ってた方が
心が潤うです〜。
ありがとうございます、ベージュさん〜。
96 :
名無しさん:2000/04/22(土) 06:19
もうすぐ飛行機に乗らなきゃいけない身なのに
ギリギリまで続きが気になるせいで接続きれません(笑)
こ、この続きは到着してからまた・・・!
ほんとに何やってるんだ・・・私・・・(笑)
97 :
ベージュ:2000/04/22(土) 07:12
明くる朝、部屋のチャイムが鳴る音で目がさめた。新
聞の勧誘ならいらない、と布団へもぐりこむ。予想通
り昨夜はあまり眠れず、無理矢理ブランデーを煽って
明け方眠ったばかりだった。繰り返しならされるチャ
イムに、ドアを叩く音が加わる。
誰だ―――?
「トオル!」
むぎ茶の声だった。イヤな予感。扉を開ける。
「ひろゆきをどこへやった!」
そこには、ものすごい形相のむぎ茶が立っていた。
「どこへやったと聞いているんだ!」
「なに、言ってるんだ?」
一昨日のあの夜、むぎ茶にはひろゆきとのことは黙っ
ておこうと決めた。それに―――別れたっきり、ひろ
ゆきとは会っていない。
「―――ちょっと落ち着けよ。ここじゃ近所迷惑だ。
中に入れ」
「そんなことよりひろゆきは!」
「だから―――むぎ」
「わかってるんだ! 全部!」
どくり、と心臓が痛む。
「なに言ってるんだよ」
「もういい! おまえとは絶交だ!」
言い放ってむぎ茶はそのままきびすを返すと、扉を叩
きつけるように閉め、走り出した。
98 :
ベージュ:2000/04/22(土) 07:12
胸をよぎる、不安。わめくだけわめき散らしたむぎ茶
の後を追おうかと思ったが、それも逆効果かとそのま
ま部屋に戻る。
ひろゆきは―――大丈夫だろうか?
たしかに、自分でなんとかするとひろゆきは言ってい
た。だが―――あんな状態になってしまったむぎ茶を
ひろゆきひとりでどうにかできるとはとても思えなか
った。
携帯電話を手にとり、一瞬躊躇する。これ以上踏み込
まない方がいい。これはひろゆきとむぎ茶の問題だ。
そう理性ではわかっているのに、指がひろゆきの携帯
の番号を押す。発信音。1回―――2回。
―――もしもし?
ひろゆきだ。
「あ―――トオルだけど」
―――トオルさん!?
「むぎ茶と、あれから会ったか?」
―――いいえ。あ、すいません。今大学なんですよ。
「そうか、なんかあったら連絡しろよ」
―――なにか、ありましたか?
「別に、なにも―――。じゃあ」
電話を切り、わざわざ連絡をとった自分を一瞬呪う。
このときの俺はまだ、あんなことがおこるなんて予想
もしていなかった。
99 :
ベージュ:2000/04/22(土) 07:41
今日はちょっとひきが弱いかなー。ちぇ。というわけでまた明日。
登場できないことがもしあったらお知らせするっす(汗)。
100 :
よみよみ:2000/04/22(土) 07:43
あんなことって何だー!!
もでっちはいつ出てくるんだろう。
気になるよ〜。ベージュさん明日も楽しみにしてまーす!
101 :
名無しさん:2000/04/22(土) 07:43
「あんなこと」楽しみにしてまってます♪
102 :
96:2000/04/22(土) 10:00
...あやうく飛行機乗り損ねるところだった・・・
後五分で出発だったとは・・・(笑)
ここまで夢中にさせるトオルとひろゆきとベージュさんが
にくい!でも今夜も待ってる!(笑)
103 :
名無しさん:2000/04/22(土) 13:47
初代スレッドでの
クリオネ発言>そこもでの
「あいつは匿名で発言なんかしないだろ」(うろおぼえ)及び
「見損なった……お前のこと」(だっけ?)に萌え!
はやく出てきてクリオネ×もでちゃん!
……そこもで禁CPだけど……期待してます。
104 :
名無しさん:2000/04/22(土) 16:00
新スレ157〜のやりとりもかわゆすぎて死にます。<もでちー。
旧スレ554〜556のもでっちもかわゆいです。
いつのまにひろゆきさんからもでっちに趣味が移行したんだ?私。
いや、ひろゆきさんにも絶好調萌えばく進中なんですけどー。
105 :
名無しさん:2000/04/22(土) 17:54
∩∩
∈(・=フ) クェ?
┘└
106 :
あんなこと。:2000/04/22(土) 20:06
ベージュさん、今考え中に100ポッチ。
107 :
ベージュ:2000/04/23(日) 00:38
えーと、いつもどおり夜明けに。すまんすー。
そこちーが出てくるのはもうちょっと先っす…(薄笑)。
108 :
うむ。:2000/04/23(日) 01:50
夜明けっすか。
テレホ完走連続何日になるんだろうか……。
ベージュさん楽しみに待ってますナリ。
109 :
う。。。:2000/04/23(日) 03:15
もうれつに眠い。けど今日は起きてる、と
決めたの。。
110 :
まだなのね・・・:2000/04/23(日) 04:16
まさか「今日の更新は中止」なのかー
ベージュさん毎晩ごくろーさま! …でもできれば早めに読みたいよぉ
111 :
ベージュ:2000/04/23(日) 04:31
そのまま、数日がすぎた。
いつものように、メールをチェックするためにネット
につなぐ。メールは3件。友達と、仕事関係のと文字
化けをおこしたメール。送信先も見覚えのないアドレ
スだったので、必要ならばもう一度メールが送られて
くるだろうと、そのまま削除する。オンラインになっ
たICQのリストの中にあるむぎ茶の名前はオフライ
ンのままだ。一瞬安堵して、WEBの巡回チェックをは
じめる。ニュースに、友人のサイト。そして―――2
ちゃんねる。いつも通りの情報のごった煮。
そしてそこには同じようにいつもどおりのひろゆきが
いた。「おいら」という一人称に独特の文章。たとえ
なにがあろうとここにいるひろゆきは変わらない――
―それがいいことなのか悪いことなのかはわからない。
ただ、冷たい風が心の中を吹き抜けていく。たとえば
―――相手がむぎ茶であろうと、自分であろうと、ひ
ろゆきは、きっと変わらない。
昨夜感じた熱がまるで夢だったかのようにひいてゆく。
むぎ茶もこんな淋しさを味わったんだろうか―――。
怒りと憎しみに満ち満ちたむぎの表情。俺がいけない。
俺がいけなかった。そうすれば変わらないひろゆきに
不安を感じることなどなかったはずだ―――。
112 :
ベージュ:2000/04/23(日) 04:34
ゆっくりと画面をスクロールしながら、ひろゆきとむ
ぎ茶の発言だけをひろってゆく。1時間もそうしなが
ら書き込みを追った頃だっただろうか―――。ロビー
にひとつのスレッドを見つけた。書き込み時間は5分
前。むぎ茶のたてたスレッドだ。
「ひろゆきへ」
とそう名のつけられたスレッドに一見意味のわからな
いメッセージが書き込まれている。あのときのむぎ茶
の表情が頭をよぎる。なにをするつもりだ?
リロード。
今度はそこにひろゆきからのレスが入っている。他愛
のない言葉遊びに少なくとも見えた。
もう一度リロード。
なんだ? これは?
そこには、むぎ茶名義で書き込まれた意味のわからな
いスレッドが連なっていた―――。
113 :
ベージュ:2000/04/23(日) 04:37
う。失敗。111の書き込みの下から5行目。
「昨夜」ってとっちゃってください(汗)。
なんかしょぼくなってきた。すまん。
114 :
ベージュ:2000/04/23(日) 05:02
さらに。今日は体調があんまりすぐれんです(汗)。
おやすみなさい。楽しみにしてくださった方、すいませんです〜。
115 :
名無しさん:2000/04/23(日) 05:11
そ、それは大変(汗)>体調すぐれん
早々におやすみ下さいませ。後日楽しみにしております。
116 :
おいらの空:2000/04/23(日) 08:54
117 :
おいらの空:2000/04/23(日) 18:27
118 :
ゴミ:2000/04/24(月) 03:05
…なんかおなかの調子がわるい。
119 :
ベージュ:2000/04/24(月) 03:17
私もおなかの調子が悪いです…。
というわけで今日も明け方に更新できるといいなあ(汗)。ではっ!
120 :
ベージュさん:2000/04/24(月) 03:19
楽しみですー。
頑張って下さいな〜。
121 :
名無しさん:2000/04/24(月) 03:31
カゼはやってますよね〜ベージュさんもお大事になさってね。
でも更新はいつもどうり今日もあるんですよね!(←オニか私は…)
122 :
名無しさん:2000/04/24(月) 03:44
♂同士で中だしするとお腹ゴロゴロ
するんだって。ゥゥゥ…
123 :
というかね・・・:2000/04/24(月) 03:53
バイキンはいっちゃうから中だしは
ダメよん♂♂
124 :
いやんやめて〜:2000/04/24(月) 04:13
ベージュさんのナチュラルなヘヴォン小説にそぐわない話題は〜!
大腸菌の海にダイブしたトオルさんのご子息なんて想像したくない(泣)
125 :
あ:2000/04/24(月) 04:18
今日も更新予定なのですね。
でも体調良くないようでしたら無理なさらずに〜
126 :
名無しさん:2000/04/24(月) 04:21
ふと。ヘヴォンって褒め言葉のような気がしてきた今日この頃。
ナチュラルなヘヴォンっていったい…(汗)。
127 :
ふと。:2000/04/24(月) 04:26
ベージュさん、みんなから愛されてる。
128 :
意味ナシ:2000/04/24(月) 04:33
「ナチュラル・ヘボーン・キラーズ」…ああ!ごめんなさい!
129 :
落ちナシ:2000/04/24(月) 04:56
「ヘボーン・コレクター」…ああ!2番煎じはつまらんわ…
130 :
山ナシ:2000/04/24(月) 05:04
「ヘボーンイヤーズチベット」…ああ!こじつけ!すみません!
131 :
�:2000/04/24(月) 05:09
ネタスレっすか。おもろいので
ベージュさんがご降臨なさるまでジャンジャン続けて下さい(笑)
132 :
ベージュ:2000/04/24(月) 05:10
大丈夫っすか…みなさん…(汗)。
133 :
ベージュ:2000/04/24(月) 05:13
一瞬エラーかとリロードを繰り返す。しかし、表示さ
れるのは同じスレッドばかりだ。書き込みの時間を確
認する。ほぼ1分おきに作られていくスレッド。
なにがおこっているんだ?
2CHは匿名の掲示板だ。むぎ茶を名乗る別人が書き込
んでいることもありうる。いや―――まさか。
携帯が鳴る。
ディスプレイに名前―――ひろゆき、だ。慌てて電話
をとる。
―――トオル、さん…?
「ひろゆきか」
―――たすけて、もらえますか?
小さな、声。まるで泣いているかのような、かぼそい、
声。
「あれからむぎとは会ったのか」
―――会って…ません。
「掲示板は見たか」
―――見ま…した。
「あれは本当にむぎか?」
―――たぶん…。僕が、いけないんです。わかってます。
僕が…。メールサーバも、ぼろぼろで…。
「ひろゆき…今、どこにいる?」
―――家、です。
「今から行く。待ってろ」
―――…トオルさん…。来て、くれるんですか。
「おまえがイヤだと言うなら―――」
―――いやじゃ、ないです。いやじゃないです…。トオ
ルさん…助けて…。
「待ってろ。どこにも―――行くな」
134 :
ベージュ:2000/04/24(月) 05:14
ノートパソコンを抱え、タクシーを拾い、ひろゆきの家
へと向かう。俺は一体なにをやっているんだろう―――。
ほおっておけばいい。あの日。むぎ茶が訪ねて来た日、
ひろゆきに電話なんかしなければよかった。そして、あ
の雨の日。あんなことを―――しなければよかった。
あの掲示板の荒らしがむぎ茶だとして、むぎ茶の心を思
うと胸が痛む。あいつはなにも悪くなんかないというの
に。会わなければよかった。ひろゆきに。会わなければ
―――こんなこと。携帯電話にメモリーされたむぎ茶の
番号に電話をする。出ない。携帯電話を握り締める。
むぎ―――。
135 :
ベージュ:2000/04/24(月) 05:25
「トオルさん…」
部屋の扉を開けたひろゆきが、まるでなにかをこらえる
ような震える声で俺の名を呼んだ。
「掲示板はどうなってる?」
「あのまま―――です。なにも、できなくて―――」
「なにもって、一応管理しているのはおまえだろう!
しっかりしろ」
「すいません―――」
ひろゆきより、プログラム関係の知識はあるはずだった。
部屋にあがりこみ、ひろゆきのPC上で掲示板を確認す
る。この勢いで書き込まれたらサーバはひとたまりもな
い。とりあえず片っ端からむぎ茶の書き込みを削除して
いく。
「トオルさん―――すいません…」
ひろゆきの瞳が俺を見つめる。まるで、俺を吸い込むよ
うな深い色をたたえたその瞳に―――魅せられてしまっ
たのはいつだっただろう。はじめて会ったときだっただ
ろうか…? それとも―――。
ひろゆきの体を抱き寄せる。
「大丈夫だ、俺がついてる」
「トオルさん…」
「俺が、ついてるよ―――ひろゆき」
136 :
�惚れる:2000/04/24(月) 05:30
トオルさん男前だー(笑)
137 :
いや〜ん。:2000/04/24(月) 05:36
鼻血出そうです。朝っぱらから。
トオルさん男前でクラクラきてます。
(クラクラきてんのは前からだけどさ・・・)
138 :
おいらの空:2000/04/24(月) 05:40
ああ…また夜が明ける…。
トオルさんの心はふたつに引き裂かれているのね。
うっとりです…。
139 :
このふたり:2000/04/24(月) 05:49
新婚さんだわねーまったく・・・(照れ)
ひろゆきをもっともっと不幸にしてねベージュさん!
彼の精神をズッタズッタにしてやってくだせー!(←愛情の裏返しデス念のため)
140 :
どーでもいいことですが。:2000/04/24(月) 05:50
ところでHはアリかなと思ったが流石にココでは
無理でしょうな。……………………どうなの?
141 :
ベージュ:2000/04/24(月) 05:54
今日はもう1回、かな。すーいーまーせーんー。
えーと、とりあえずここでHを書く気はないッス。
雰囲気で感じ取ってやってください(汗)。すまんです。
142 :
名無しさん:2000/04/24(月) 05:56
Hとそうでないのと
途中で分岐するというテもあるですな
143 :
どーでもいいことですが。:2000/04/24(月) 06:03
ベージュさん、私の想いをうけとめて♪
144 :
薔薇色2で:2000/04/24(月) 06:04
Hを書くというのはどうでしょうか(笑)
あっちでもNGなのかな?
145 :
ベージュ:2000/04/24(月) 07:13
あ、あれ?(汗)
アップしようとしたら二重カキコだってひろゆきさんに怒られた〜(泣)。
146 :
ベージュ:2000/04/24(月) 07:14
ひろゆきと手分けして進めた作業を終えたのは夜が白々
と明けはじめた頃のことだった。ようやく状況が落ち着
いたところで手を休め、ひとつ息をつく。
「トオルさん―――」
「なんだ」
「もう、会ってくれないかと…思ってました。もう、二
度と、助けてくれないって―――」
「ひろゆき―――。いつ、俺がもうおまえに会わないな
んて、言った?」
「でも―――」
会わないつもりだった。もう、会うつもりはなかった。
けれど、この数日の間、何度おまえのことを思っただろ
う。俺の中に巣食ってしまった熱は―――もう冷めるこ
とがない、きっと。
とうに俺はおまえに魅せられていたのだから―――。
「あした」
「え?」
言いかけた言葉にひろゆきが顔をあげる。
「あした、むぎの家に2人で行こう。あいつもこどもじ
ゃないんだ―――きっと、わかってくれる」
147 :
ベージュ:2000/04/24(月) 07:14
「トオルさん…だって―――そんなの…」
「俺とじゃ嫌か?」
「だって―――」
なにか言いたげなひろゆきを抱き寄せ、その唇を一瞬塞
ぐ。
「トオルさん…」
「嫌、か?」
ひろゆきがわずかに首を振る。もう一度、口づける。今
度は深く、吐息を貪るように。ひろゆきの指先がシャツ
をつかむ。傾がせる体、傾ぐ体。ひろゆきの鼓動、吐息、
声。そのすべてが熱を帯び、そして俺の体に熱を与える。
もしおまえがむぎ茶の恋人じゃなかったら。もしおまえ
が俺の親友の恋人じゃなかったら。もし、俺がむぎ茶の
友達じゃなかったら。きっと出会うこともなかった。あ
の日。あの青空の下でおまえに会うことなんかなかった
んだ。あの雨の日、おまえが俺を呼び出すことなんて―
――なかった。
もう、離さない―――。
148 :
ベージュ:2000/04/24(月) 07:19
私の中にあるかなりの量のヘヴォンパワーを集結してみました…。はぁはぁ。
というわけで今日はこんなもんでカンベンしてください(笑)。
149 :
名無しさん:2000/04/24(月) 07:26
お疲れさまでした、ベージュさん。
・・・もちろんまだ続くんですよね?
150 :
名無しさん:2000/04/24(月) 07:27
おつかれさまでした。佐藤漬けレモンをどうぞ。
また楽しみにしてるです。イジョ!
151 :
>ベージュさん:2000/04/24(月) 07:27
お疲れさまでした。
お体の方、大事になさってくださいね。
152 :
>ベージュさん:2000/04/24(月) 11:56
今読み終わりました。面白かったです〜。お疲れ様でした。
次回の更新楽しみにしてますが、体調の方がすぐれないようでしたら
無理はなさらないでくださいね。
153 :
ちなみに:2000/04/24(月) 12:28
150の佐藤漬けが全国の佐藤さんを調味料にしたレモンだったら
ベージュさん、イヤがるだろうなぁとか思ってしまった。
154 :
佐藤です。:2000/04/24(月) 12:37
よおく漬かってまっせー!
素でまちがえました。恥ずかしかったので訂正しなかった
のですが、やっぱりつっこまれましたね…(^_^;
156 :
それが:2000/04/24(月) 18:44
2chです(笑)>150=155
157 :
名無しさん:2000/04/24(月) 23:36
そういうメーカーがあるのかと思った…。<佐藤漬け
158 :
ベージュ:2000/04/25(火) 03:34
佐藤漬けレモンは二日酔いにも聞くんだろうか…というわけで今日はお休み。
なぜなら酔っぱらいだからだ! 飲みすぎてなんだかようわからん。
あたまがぐるぐるする〜。すまん。ごめんなさい。吐きそう。うげ。
159 :
腹減った:2000/04/25(火) 05:09
「ベージュ先生取材のため、今日の連載はお休みさせていただきます」
って感じでしょうか?(笑)
ポカリ飲んでゆっくり休んでくださいね〜(はーと)
160 :
あああああああ〜〜!!!:2000/04/25(火) 09:33
きゅ、休載とな………!!!!(号泣)
161 :
あああああああ〜〜!!! :2000/04/25(火) 10:55
某所でベージュさん発見!ですっ飛んで来てみた…が…
今ごろゲロ中なのか…そうか…
162 :
名無しさん:2000/04/25(火) 11:10
で、指をくわえて続きをお待ちしております(笑)
163 :
あああああああ〜〜!!! :2000/04/25(火) 11:27
ゲロ待ちですな…
164 :
ベージュ:2000/04/25(火) 11:39
いや、ゲロでダメっす…。夜には復活…。
165 :
シェフ:2000/04/25(火) 12:04
ああ、進展している…!!
ベージュさんがんばってください、はいキャベジン…
166 :
あああああああ〜〜!!! :2000/04/25(火) 13:19
…復活をおとなしく待ってるです…(しょぼん)
167 :
そこもで:2000/04/25(火) 14:55
おいしいところはどうした。
げろ吐いて。
168 :
ベージュ:2000/04/25(火) 16:06
おいしいところはまだ先なの〜。ごめんなさい〜。>そこちー
げろげろげろげろ〜。
169 :
>もで:2000/04/25(火) 16:07
姐さんたちの「おいしい」って…
わかってんのか…???
170 :
どーでもいいことだが。:2000/04/25(火) 17:57
レンジでチン。3分チン。
171 :
おいらの空:2000/04/25(火) 20:06
ベージュさん、しっかり!吐くものが無くなってつらい時は水飲んで下さい。
脱水症状にはあっためたポカリが効くようです。
なんなら梅粥でも作りますー。
172 :
ベージュ:2000/04/25(火) 23:16
ふー。復活。いろいろすいませんです。またいつもくらいの時間に…。
173 :
リロード:2000/04/26(水) 04:26
待機中(笑)
ベージュさんファイトっす〜!
174 :
待機中2:2000/04/26(水) 04:48
待ってるッス。ふぁいとぉ〜(自分も…)!
175 :
待機中3:2000/04/26(水) 05:02
のんびり(嘘)待ってます、ファイトをををぉう!
ついでに174さんにも声援を(笑)←わしは昨日無事終了
そっか…174もか…私もさ…
早朝のココを楽しみにひとり修羅場さ…
ココがあるから今日まで耐えられたって感じさ…(笑)
177 :
名無しさん:2000/04/26(水) 05:13
うぎゃっ。見つけてしまった。
俺も今日から眠れない日々かぁ。(泣き笑い
178 :
ベージュ:2000/04/26(水) 05:14
「ナニやってんの? 犬ちゃん」
薄暗い部屋の中でモニターを真剣に見つめている”犬ち
ゃん”の後ろから背中にしなだれかかるようにクリオネ
はモニターを覗き込む。
「なにこれ?」
”犬ちゃん”が眺めているのは一見文字化けに見えるメ
ールだった。
「犬ちゃん?」
ぶつぶつと”犬ちゃん”がなにかをつぶやいている。
「そんなことよりえっちしようよー」
くるり、とイスごと”犬ちゃん”をこちらに向かせて、
小さくキスをする。
「…てよか…」
「ん?」
なにかいいたげな顔で見上げる”犬ちゃん”に首を傾げ
てつつ、今度は額にキスをする。
「ちゅう〜」
「ばーか」
不満げに口をとがらせつつも”犬ちゃん”はそのままし
がみつくようにクリオネの背に手を回す。
「どしたの?」
「なんでもねーよ、ばーか」
179 :
ベージュ:2000/04/26(水) 05:14
ひろゆきの家から少し離れたところにむぎ茶の家はあっ
た。インターホンを何回かひろゆきが震える指で押す。
―――俺がついてるから。
そうは言ったものの、不安で、どこかからだが触れてい
ればひろゆきも安心するだろうと、そっと背中に手を添
えてやる。
「いない、のかな…むぎちゃん」
「そんなワケはないだろう。あの時間まで掲示板に書き
込みをしてたんだ」
「でも―――」
やもすると、ひろゆきはすぐに顔を伏せ、ひどく思いつ
めた顔をする。
「もう1回押してみろ」
何度目だっただろう―――ドアの向こうから気配がする。
「あ…」
ドアチェーンがかかったまま、扉が開いた。むぎ―――。
「む、むぎちゃん?」
ひろゆきが名を呼ぶ。落ち窪んだ目がひろゆきを見つめ
る。
「誰だ―――? あんた」
180 :
ベージュ:2000/04/26(水) 05:17
あんまりにも犬ちゃんが出てこないので無理矢理…(汗)。
6時台にもう一度いくっすねー。おまたせしました!
181 :
173:2000/04/26(水) 05:20
ぎゃ!
も、もももでっち可愛いすぎ!!
182 :
もでちん!:2000/04/26(水) 05:54
そこもでちんだにゃ〜〜〜めろめろ〜〜〜
もでちん〜〜〜〜かわゆい〜〜〜たまりまセブン!!!
183 :
ベージュ:2000/04/26(水) 06:29
「え? むぎちゃん、俺―――むぎちゃん!?」
「なんだよ―――新聞の勧誘かよ?」
上目遣いにむぎ茶がひろゆきを見る。
「むぎ―――」
「なんだよ、ふたり組の勧誘かよ?」
扉をそのまま閉めようとする。
「むぎ!」
隙間に手を入れる。一瞬走る痛み。
「なんだよ。しつこいぞ」
「なに言ってんだよ、俺がわからないのか?」
「だから、むぎ―――」
「しらねえっていってんだろ? 邪魔すんな」
ばたり、と音をたてて扉が閉まる。俺の傍らで呆然とひ
ろゆきが立ちつくしていた。
「…むぎ…ちゃん…」
「ひろゆき―――」
背に添えていた手でそのままひろゆきを抱き寄せる。
「どうして―――俺を知らない…なんて」
「今日はもう帰ろう」
「どうして―――」
嗚咽をこぼし始めたひろゆきをそっと抱きしめてやるこ
としか―――俺にはできなかった。
184 :
もでっち……!:2000/04/26(水) 06:30
あまりの可愛さに眩暈が〜!
しかし、もでっち本人はこれでいいのでしょうか(笑)
反応が楽しみな私って鬼畜?
185 :
ベージュ:2000/04/26(水) 06:40
部屋に戻り、少し落ち着いたひろゆきがゆっくりとむぎ
茶とのことを話しはじめる。であったときのこと。それ
から―――。
「トオルさん…ごめんなさい―――僕…。僕が言ったこ
とは嘘じゃないんです。トオルさんと初めて会ったとき
から―――でも」
肩を抱き寄せると、そのままひろゆきがことりと頭を俺
の胸に預ける。
「こんなこと―――僕が、言う資格はないかもしれない
けれど…でも、本当にむぎちゃんのことが好きだったん
です―――。本当に」
ちりりと胸の奥が痛む。むぎのことが好きだったひろゆ
き。そしてむぎからそのひろゆきを奪った俺。
「もし―――むぎちゃんがこのまま…」
「大丈夫だ。俺がどうにかする」
たとえなにがおまえにあったとしても、俺がどうにかし
てやるよ。
「でも―――トオルさん…僕が―――トオルさんと…」
「心配するな、おまえはなにも悪くない」
「トオルさん…」
「悪いのは、俺だ」
すべて。おまえはなにも悪くなんかない。
「ごめんなさい―――ごめんなさい、僕が…」
「もう、なにも考えるな」
俺は、もうおまえが俺の腕の中にいてくれるだけで――
―いいから。
186 :
ベージュ:2000/04/26(水) 06:59
というわけでなんともはや。今日はこんなもんで(汗)。んではー。
御本人様はきっと不服かと…(笑)>184さん
お疲れさまでした!
明日も楽しみにしております。
ひろゆきとトオルの愛の行方も気になりますが(笑)
もでっちの「おいしいところ」が早く読みたいです〜。
でも、ご無理なさらずに。
あまりこのスレを気にしていたせいか、昨日の夢には
ひろゆきさんとベージュさんが出てきました……。
188 :
おいらの空:2000/04/26(水) 07:41
うわーん、むぎちゃんが切ないよーう。(号泣)
そこちーの意味深な沈黙にもドキドキです。
ベージュさん…罪な人だ。
189 :
きゅうう:2000/04/26(水) 09:25
くぅぅ、そこちー可愛いです〜。朝からやられた…。
本筋のほうも気になる展開だ。
ベージュさん、お疲れ様でした。
190 :
そこもで:2000/04/26(水) 09:56
けっ!なんだかしんねーけど、
おいしくねーよ。
おもちかえり二十食だ。こら。
191 :
うひ:2000/04/26(水) 10:08
いや…なんか意味深だったな…ベージュさん書くところのもで。
オ・ト・ナじゃ〜ん!(笑)>もで
ウウ…しかし夢ぶっ壊しマイスターさんの「ひろゆき@キャタピラ」が
頭に残っててな…(むろんあのホスト顔は拝見したが)
192 :
ベージュ:2000/04/26(水) 10:17
20食…。キャベツつける?>そこちー
193 :
シェフ:2000/04/26(水) 15:30
むぎちゃん…(;;)
194 :
ベージュ:2000/04/27(木) 00:11
いつもの時間に希望…。おなかすいた…。
桂花の太肉麺くいてえ。くーっ。
195 :
ソーラ:2000/04/27(木) 02:50
桂花の太肉麺…いやん。
196 :
ベージュ:2000/04/27(木) 05:11
「で、俺にどーしろと?」
目の前で日本酒を舐めながらクリオネが上目遣いに聞い
てくる。
「おまえの恋愛沙汰の尻拭いをしろっちゅーの?」
「尻拭いはしなくてもいい。ただ、むぎの様子を見てき
て欲しい」
「それって尻拭いって言うんじゃねーのか?」
あの様子はただ事じゃなかった、と思う。少なくとも、
むぎはなにかあったとしても俺たちに対して誰だなんて
ことは言わない、と思う。
「おまえがそういうなら尻拭いでもいい。頼む。おまえ
くらいにしか頼めないんだ」
「ま、いいけどね。むぎを知らないわけじゃねーし」
くい、と猪口をクリオネがあおる。
「そーいやさ」
「なんだ」
「おまえんトコにヘンな文字化けメール来なかった?」
そういえば来ていたような気もするが、よく覚えていな
い。
「うちの犬ちゃんとことさ、俺にも来てたんだけど。他
の友達んとこにも来てたつったかなー。別にどっかのURL
が書いてあるわけでもねーんだけど」
「それがなにか?」
「いや、うちの犬ちゃんがさ、どう見ても読めないメー
ルなのにじーっと見つめてて、ちょっと気になったっち
ゅーか」
「どういうことだ?」
「聞いたんだけどなんにも言わないのよ。普段はよくし
ゃべるくせに。ま、いいんだけどね」
そしてクリオネはつまみの茄子の漬物を口に放り込んだ。
197 :
ベージュ:2000/04/27(木) 05:12
夜更けになるとICQが点滅して、それからひろゆきか
らのメッセージが届くようになった。毎晩会えるわけじ
ゃない。会えない夜、まるですがるように幾度も幾度も
メッセージが届く。
「明日は会えますか。。。」
「今度はいつ会えますか。。。」
「トオルさんに会えてうれしいです。。。」
「トオルさんがいてくれてよかった。。。」
それにはなんの不満もない。あいかわらずむぎ茶からの
意味不明の書き込みが続いている。それとあわせて、他
のさまざまな書き込みをひろゆきと一緒に削除するよう
になった。
依存されている、と思う。その依存が片寄った方向にい
かなければいい、と思う。守ってやりたい。守りたい。
ひろゆきを傷つけるほかのなにものからも。
むぎ茶に会いにいったクリオネからの連絡は、まだない。
198 :
ベージュ:2000/04/27(木) 05:12
次は6時から7時にいけるかと(汗)。飯食ってきますー。
199 :
クリオネ:2000/04/27(木) 05:47
実は下戸だったりする。……はっ。フィクションの登場人物に対して
何を言ってるんだ。ゲコゲコ。
200 :
ベージュ:2000/04/27(木) 05:54
下戸なの〜!? がぁーん。
ま、フィクションですから…(汗)
201 :
"削除人"誕生秘話:2000/04/27(木) 06:47
って感じですね、197。
ドキドキしながら続き待ってます>ベージュさん
それと、愛らしすぎる犬ちゃんにラヴ。
202 :
おおう、:2000/04/27(木) 07:06
なんだか犬ちゃんがカギを握っていそうだぜ。わくわく。
203 :
ベージュ:2000/04/27(木) 07:15
―――攻撃しろ。
なにを?
―――いいからつぶせ。
どうして?
―――なにも考えるな。
考え始めると頭が痛くなる。サイレンみたいな音。考え
たくない。考えたくないからするんだ。いろんなことを
考えようとするからいけないんだ。そうだ、この頭の中
の声に従っていればなにも悪いことなんかおきないんだ。
つらいことも、悲しいこともおきたりなんかしない。
この声に従っていれば。
昔みたいに。あの頃みたいに。
なにか―――たりない? なんだろう。なにがたりない
んだろう。ああ、また考え始めると頭が痛くなる。考え
なきゃいいんだ。そうだ。
そしてむぎ茶は今夜もモニターに向かう。
204 :
ベージュ:2000/04/27(木) 07:15
電話が鳴る。クリオネからだ。
―――もっしも〜し。トオル? むぎの件だけど。
「ああ―――」
―――全然普通だったぜ? いつもどおり。別におかし
かなかったけど? まあなんにもおかしいところがない
っちゅーのがかえっておかしかったかな?
「そうか…いろいろ悪かったな」
―――うんにゃ。オトモダチのためってカンジ〜? 今
度メシおごれよ。
電話が切れる。なにもおかしくないとクリオネが言うの
ならばおかしくないんだろう。おかしいのは―――俺た
ちに対してだけだということだ。それならそれで、いい。
だが―――2ちゃんねるを荒らすのはなぜだ? 俺に対
する恨みだというならあの時点で2ちゃんねるを攻撃す
る必要はなかったはずだ。あんなにひろゆきのことを愛
していたむぎ茶がひろゆきの2ちゃんねるを攻撃すると
は思えない―――何故だ?
なにか―――ひっかかる。
205 :
なんか:2000/04/27(木) 07:16
クリオネさん(現実)の反応が日を追うごとに…うふふ。
犬ちゃんええわ〜、しょたの嗜好までカバーなさってベージュさん!
あとはひとつオヤジでも出していただきたいわ〜あめさんかヒッキーで。
206 :
いや、:2000/04/27(木) 07:20
れすったさんを…
207 :
ベージュ:2000/04/27(木) 07:23
もう1回アップするつもりだったんですが(汗)。
すんませんです。ちょっとビクビクしてるんですけど
気にしなーい。あはははは。ちなみにごはんは水餃子でしたとさ。
208 :
ねこみみ男(30代・独身):2000/04/27(木) 07:57
いぬちゃんの塗れ場はまだかにょ?
209 :
ベージュ:2000/04/27(木) 08:03
塗るの? 塗るの?
って濡れ場は書きませーん。多分(汗)
210 :
うひ:2000/04/27(木) 09:56
…クリオネさん(@現実)…(ハラハラ)
211 :
うああ:2000/04/27(木) 10:35
なんだか、クリオネさん(フィクション)、すごく好み・・・
212 :
きゅうう:2000/04/27(木) 10:54
くーっ、今朝も読んじゃったよう!
…仕事しよ。
213 :
ベージュ:2000/04/27(木) 23:34
いつもの時間かなぁ?
ところでクリオネさんが一番現実とかけ離れている
キャラ設定で無理矢理書いた記憶があるのだが。
もちろん現実もカッコいいっすよー(フォロー)。
214 :
ベージュ:2000/04/28(金) 05:16
週に1回はひろゆきと会う。ひろゆきは他の人間といる
ときとトオルさんというときの自分は別人のようだと自
分で言う。俺は俺の前にいるひろゆきしかしらない。
そういえば、あのとき、はじめて出会ったときのひろゆ
きの瞳の色を思い出す。自信に満ちた瞳。あの瞳を俺の
前でひろゆきが見せることはもう、ない。
口づけをかわす。愛の囁きをかわす。声を、体を重ねて、
お互いの気持ちを重ねてゆく。それしか方法をしらない
みたいに幾度も重ねて―――そしてどんどんとわからな
くなっていく。わからないことばかりだ。
ひろゆきはまるでむぎのことをすべて忘れたようにその
ことを口にしない。ただ、機械的に管理という名のもと
にひろゆきはむぎの書き込みを削除していった。だから
俺もそのことにはもう触れない。それをひろゆきが望む
のならば。
むぎの攻撃はいまだにやまず―――そして夏が終わろう
としていた。
215 :
ベージュ:2000/04/28(金) 05:17
今朝はすこし冷え込む、とトオルはいつものようにモニ
ターを眺めながら熱いコーヒーをすすった。秋になって、
むぎの攻撃が少し弱まったような気がする。そのかわり
むぎ以外の中傷をするような書き込みが少し増えた。昼
間の仕事と夜の―――限りなくプライベートに近いこの
仕事との二重生活にもようやくなれてきたような気がす
る。
多くの人が集う巨大掲示板の中でのコミュニティにトオ
ルとしてではなく、他の名前で参加するようにもなった。
息抜き―――というのだろうか。ひろゆきとの関係の息
抜き、と言ったらきっとひろゆきは怒るだろうとトオル
は口をゆがめて笑う。
むぎ茶は、少なくとも大切な友達のひとりだった。それ
をあんな形で失った後悔は今でも時折トオルを苦しめる。
誰だ―――おまえ?
あれはひろゆきにむけられた言葉であると同時に自分に
むけられた言葉だ。あんな形で友情を裏切った自分自身
への。
もうすぐ夜が明ける―――。
216 :
ベージュ:2000/04/28(金) 06:22
いつものように明け方、もうひとつの名前でトオルは2
CHに書き込みをする。それは憩いの時間といってもよか
った。時折、荒らし目的の奴もくるが、基本的にはひど
くおだやかなその場所で、それなりに固定のハンドルと
してトオルのもうひとつの名は浸透しつつあった。
つい、一週間前ほどからだろうか―――その場所でいつ
も自分に絡んでくる奴がいた。名前はそこもで。
不思議と嫌悪感は感じなかったが、あまりのしつこさに
時折辟易する。
実際からかいがいもあるあたり、愛嬌があった。そう、
むぎ茶の書き込みとは違う。それでも時折悪意を感じる
ことはあったが―――。
それでもよかった。息のつまるようなあの後悔から逃れ
られるのであれば―――。
なあ、ひろゆき? おまえは本当にこのままでいいと、
思っているのか? そんなこと、思ってないだろう?
あのまま、むぎ茶をあのままにしておいていいと思って
るのか?
いつも最後には考えがそこへ行く。ひろゆきが俺の腕の
中にさえいてくれればいいと、ひろゆきを腕に抱くたび
にそう思うのに、俺の欲望はかぎりがないとトオルは書
き込みボタンをクリックした。
217 :
ベージュ:2000/04/28(金) 06:25
ベッドを抜け出る気配がした。トイレにでも行くかシャ
ワーでももう一度浴びるんだろうと半分眠った頭でクリ
オネは寝返りをうつ。
昨夜は遊びすぎちゃったかなあ。
それなりにおねだりをするくせにSEXのあと、いつも
”犬ちゃん”は機嫌が悪い。口をきいてくれなくなるし、
抱きついてもベッドの端にいってしまう。それはそれで
かわいいからいいやともう一度クリオネは寝返りをうつ。実際、こっちが眠ったことさえ確認すればいつものよう
に自分にしがみついて眠るのだから。
戻ってくるまで待とうと目を閉じたままクリオネは”犬
ちゃん”の帰還を待つ。
しっかし寒くなってきたよなー。風邪ひかねえように気
をつけねえと。…あれ? 戻って―――こない?
「犬ちゃん!?」
思わず跳ね起きたクリオネの視界の先にうっすらと灯り
を放つモニターに向かう”犬ちゃん”の姿があった。
218 :
ベージュ:2000/04/28(金) 06:25
げ。改行失敗。すまん。
219 :
ベージュ:2000/04/28(金) 06:35
で。もっかいテレホ前にあげるつもりっす。
220 :
名無しさん:2000/04/28(金) 07:10
…お疲れさまです、お待ちしてます。
ところでベージュさん、トオルさんの「っす」が
うつってませんか?(笑)
221 :
ベージュ:2000/04/28(金) 07:39
たまに、ほんの時折、どうしてこんなに一生懸命にモニ
ターに向かっているんだろうと思うことがある。どうし
てだろう? なんでこんなこと一生懸命しなくちゃいけ
ないんだろう。こいつ。いつもここにいるこいつになん
でこんなに絡んでるんだろう。別にこいつのことが嫌い
なわけじゃない。でもムカツク。
リロードしてみる。またあいつの書き込みだ。どうして
こんなに腹がたつんだろう。
「犬ちゃん!」
あー誰か呼んでるなー。うるせーなー。
「犬ちゃん!」
誰だよ、おれのことを犬なんて呼ぶ奴はよー。
「誰だ? おまえ―――」
思わず口から出た言葉。目の前にいる奴のことなんか知
らない。なにそんな怖い顔してんだよ? だっておまえ
のことなんかしらねーし。手首つかむなよ、いてぇなぁ。
「そこもで!」
あ、クリオネじゃん。うわ、急に抱きついてくるな。な
んだっつーんだよ。
222 :
ベージュ:2000/04/28(金) 07:39
一瞬、心臓が止まると思った。
―――誰だ? おまえ。
そう言われたとき、心臓が止まるかと思った。普段呼ば
ない名前を呼んだ。トオルが言ってたことが少しわかっ
たような気がした。大切な人に誰だ? なんて言われた
くない。
抱きしめる。大切な犬ちゃんを、抱きしめる。そこもで
を抱きしめる。どうかどうか俺のことを忘れたりなんか
しないで。嘘でもいいからそんなこといわないで。
腕の中のぬくもり。
でもどうしてそんなこと、言ったんだろう? ついさっ
きまで一緒にいたのに。
最近ネットにハマっているのは知ってる。でも起き出し
てまでやるなんて思ってなかった。
ふと顔をあげたクリオネの視界に入ってきたのはあの文
字化けメールだった。
223 :
ベージュ:2000/04/28(金) 07:43
げ。確かにトオルさんの「っす」がうつってるかも(汗)。
気をつけよう…。というわけで今日のところはこれで。
なんか主役うばわれてるような気がしないこともないですが。
読者の欲求に忠実に…(笑)。
もしかすると、今夜は登場できないかもしれません。
登場できるようでしたらお知らせしますー。ではではー。
366のトコ、ホントに存在するなら行ってみたい……(爆)
225 :
名無しさん:2000/04/28(金) 07:50
かくとこまちがえちゃった(>_<)
226 :
名無しさん:2000/04/28(金) 07:58
ナマモノやおいはちょっと・・・って思ってたんだけど、
話が面白いですね〜。前ほど背中ざわざわしなくなったし。
がんばってくださいね!
227 :
うひ@ギャル(泣):2000/04/28(金) 09:40
うぎゃ!!!
せ、せせ、セッ……(@@)
228 :
おいらの空:2000/04/28(金) 11:01
そこちー…はうう。この展開ってトオルさん天然ジゴロ?
文字化けメールの正体が…気になる…。
229 :
今日も面白かった:2000/04/29(土) 02:47
さいきん朝イチの楽しみになりつつ。
休み休みでも良いから長く続けてほしいなー(コボちゃんのように)
230 :
もでに本気萌え:2000/04/29(土) 03:04
あんまり早々と終わられるとさみしいっす。
つーことでベージュさん展開ひっぱりひきひきでたのんますわ。
細くなが〜くで。で、今夜のご予定はどうでしょ。お休みかな。
231 :
ベージュ:2000/04/29(土) 05:58
今おうちにかえってきましたー。
それなりに酔っぱらい、ということで今日はおやすみです。
ごめんなさい。
232 :
やや。:2000/04/29(土) 06:03
ベージュさん、おやすみなさいです〜☆
233 :
ベージュ:2000/04/30(日) 02:34
今日は更新できるかどうか謎。っていうかまたお酒飲んできちゃった。てへ☆
234 :
いやん☆:2000/04/30(日) 03:46
ベージュさん、そんな意地悪いわないで〜(笑)
毎日楽しみにしてるので頑張ってくださいね!
235 :
ベージュさんの:2000/04/30(日) 04:26
バカバカ〜!イジワル言わないで☆
頑張って下さい!!!
毎日の楽しみなのです。
236 :
ベージュ:2000/04/30(日) 04:47
よっこらせと。おかげさまでどうにか酔いが冷めました…。
いつもよりちょっと遅くなるかもしれませんが更新しますねー。
237 :
某所で:2000/04/30(日) 05:16
酒よこせと荒れておいでのベージュさんを通りすがりに
見かけましたので心配していたのですが、
酔いが醒められたようで安心しました…(笑)
いつも通り更新楽しみにしてますね。
238 :
ベージュ:2000/04/30(日) 07:28
クリオネからの電話がトオルにかかってきたのはひろ
ゆきと一緒にいた夜のことだった。クリオネの”犬ち
ゃん”の話によると”犬ちゃん”自身にはまったく自
覚症状がないと言う。ただ、”犬ちゃん”がおかしく
なったときに見ていたというそのメールが怪しいよう
な気がするというので、自宅のPCに転送してもらう
ことにした。メールフォルダをチェックしたところ、
同じようなメールが数件届いていたそうだ。
「なにか、ありましたか?」
ひろゆきが不安げなまなざしで自分を見つめていた。
「いいや。なんにも」
「なら、いいんですけど―――」
少し長めの髪がひろゆきの顔に陰をつくる。
「トオルさん―――」
「なんだ?」
「むぎちゃんの話、俺にしないんですね」
「して欲しいのか?」
ひろゆきがだまってそのまま一瞬視線を泳がせる。
「して欲しいわけじゃないけど―――知りたい気持ち
は、ある、かな…」
「なにかわかったら教えるよ」
「なにか―――わかりそうなんですか?」
「まだ、なんともいえない。とりあえず、心配するな」
そしてトオルはひろゆきの肩にまわしていた手に力を
こめた。
239 :
ベージュ:2000/04/30(日) 07:28
自宅に戻り、すぐにクリオネから転送されたメールを
トオルはチェックする。そのメールはテキストベース
で、少なくともトオルのPCに入っている文字コードで
は一切解読できなかった。さらにスクリプトやプログ
ラムのような形跡もまったくない。ただの文字の羅列
に見える。あまりに文字がならんでいるのでしばらく
ながめていると若干目がちかちかとするが、それがあ
の状態を呼び起こすとも思えない。なにかの暗示でも
あるのだろうか?
”犬ちゃん”の元には同じようなメールが何通も来て
いたといっていた。発信元はフリーメールでrain@**.
ne.jp。なんだ? これは。とりあえず自分も適当な
捨てメールアドレスを取得し、適当な文章を送信する。
たしか”犬ちゃん”がそれに返信した形跡はないとク
リオネは言っていた。
ふと、ひろゆきとあったばかりの頃、自分あてに来て
いた文字化けメールを思い出す。とうの昔に削除した
が、あれもこんな文字の羅列じゃなかっただろうか?
あれ以降同じようなメールはきていないが―――。
数分後、MAIL SYSTEM ERRORのメールが戻ってきた。
直接コンタクトを取ることはできないというわけだ。
とりあえず、お手上げだった。こうなると―――もう
少しこういう妙なことに詳しい友人に手を借りる必要
がある。
トオルはある友人あてにメールを書き始めた。
240 :
ベージュ:2000/04/30(日) 07:30
おまたせしましたー。短いですが、こんなもんで。
GW中はもしかすると更新が不定期になるかも。
なるべく頑張りますが気長に待ってください。すんません。
241 :
いやん☆:2000/04/30(日) 11:19
ベージュさん、ありがとう〜!
たとえ短くても、続きが読めるだけで幸せよ〜♪
気長に待ってるので、また楽しませて下さいね〜!
242 :
ベージュ:2000/05/01(月) 05:30
ちょい遅れてますが更新はするです。ごめんなさい。
243 :
押忍!:2000/05/01(月) 05:46
楽しみにしてるであります!
244 :
ぅおう:2000/05/01(月) 05:55
ここにも漢の波が…(笑)
245 :
ベージュ:2000/05/01(月) 06:03
メールを打つのは彼の毎日の日課だった。見かけたメ
ールアドレスに手当たりしだいにあのメールを送って
いく。こころの隙間に届く、メール。隙間のない心に
は届くことのないメールを。
あいつのために。あいつにいつか届くように。あいつ
がいつか俺の元に帰ってくるように。
rain@**.ne.jp
きっとあいつなら―――ひろゆきなら気がついてる。
きっと気がついてる。このメールが俺からのものだと
いうことに。
おまえが帰ってこないというのならば俺はおまえの周
りのものをすべてぶち壊してやる。おまえの大切なも
のを。そしておまえ自身をすべて―――壊してやるよ。
おまえが俺を、俺の周りを壊していったように―――。
そして彼はうっすらとその口元に笑みを浮かべる。
246 :
ベージュ:2000/05/01(月) 06:03
メールの返事は翌日すぐに来た。一週間後に会う約束
と、メールの転送を指示される。よくわからないもの
に対するわけのわからない分析をする友人がいるとこ
ういう時に役にたつ。連絡をとるのは久しぶりだ。
ICEという名のその友人はあまり感情をみせすにい
つも的確な判断を下していくたのもしい友人のひとり
だ。とりあえず、もう自分にはもうするべきことがな
い。”犬ちゃん”のことを心配しているクリオネにも
簡単に連絡をとると、トオルはベッドに転がる。
―――疲れた。
正直な感想だった。ひろゆきと抱き合うことだけでき
ればいいとは思わないが―――それにしても疲れた。
別にそれを苦痛だとも思わない。ただ、なにか裏でう
ごめいているものがトオルに疲労を覚えさせる。
なにが起きているというのだろう? 2CHへの攻撃と、
そしてむぎ茶―――”犬ちゃん”。これらの共通点は
なんだ?
ベッドから起き上がり、コーヒーを淹れ、モニターに
向かう。いつものようにいつもの場所に書き込みをす
る。絡んでくるのはそこもで。まるでたちの悪い犬み
たいだ。
―――犬?
そういえば最近”犬ちゃん”はネットにはまっている
とクリオネは言っていなかったか? まさか―――そ
こもでが”犬ちゃん”か? そんな偶然があるのか?
確認するまでもないか―――そんな偶然があるわけな
い。
一瞬でもそんなことを考えた自分の思考能力の低下に
トオルはひとり苦笑した。
247 :
ベージュ:2000/05/01(月) 06:05
ぎゃ。行数オーバーしちゃった…ごめん。
なんか文章がへろへろだなー。すまんす。
248 :
いやん☆:2000/05/01(月) 06:40
ベージュさん、行数オーバーなんて気にしないけど、
「そんな偶然があるわけな」の続きが気になるわ〜!(笑)
テレホ終了前にあがるかしら〜?
249 :
ベージュ:2000/05/01(月) 07:04
レス全部読むとかで見れるですー>248さん
テレホ前にもう1回はわからない…。
250 :
おいらの空:2000/05/01(月) 07:20
おおー、ICEさん登場。わくわく。メイルの謎が気になるですー。
251 :
ベージュ:2000/05/01(月) 07:36
ごめんなさいっす。続きは明日! んではー。
252 :
名無しさん:2000/05/02(火) 02:41
無理しないで、でもがんばってね、ベージュさん。
253 :
ベージュ:2000/05/02(火) 05:18
クリオネ同席のもと、ICEと会うことになったのはひ
どく天気の悪い日の午後のことだった。土砂降りの雨は
あの日を―――あの夜を思い出させるとトオルはひとり
降り続ける雨を眺めながら思う。
「ここのシフォンケーキうまいんだぜ?」
よくわからないことを言う暢気なクリオネはクリオネな
りに”犬ちゃん”のことを本気で心配しているようだ。
「しかしICEおせぇなぁ」
「もうすぐ来るだろう」
10分の遅刻でICEが店に到着する。
「道が混んでた。すまん」
片手にノートパソコンを抱え、登場したICEはあいか
わらず、静かな物腰だった。
「で、どうなんだ? 例のメールの件は」
「ちょっと待てって。先にオーダーくらいさせろ」
ひとことそう断ってICEはコーヒーとシフォンケーキ
をオーダーした。
「で」
もったいぶるようにひとつ咳をして、それからノートパ
ソコンをICEはひらく。
「暗示ってわかるか?」
「バカにしてんのか? 俺たちを」
「メールで暗示にかけることができるとしたら?」
「どういうことだ?」
思わず身を乗り出す。
つまりICEの話はこういうことだった。
メールになんらかの暗示がかけられているということ。
それは2CHを荒らす、あるいはその管理者に対して攻撃
を加えろ、というような内容だという。
254 :
ベージュ:2000/05/02(火) 05:19
「つまり誰かがひろゆきを狙ってると? それだったら
”犬ちゃん”のことは説明がつかないだろ?」
「いや―――そんなことねぇよ。犬ちゃんが最近書き込
みしてるのってその2ちゃんねるだ。荒らしをやってる
かどうかはしらねえけど」
のほほん、とした顔でクリオネが言葉を放つ。
「―――そういうことは先に言え」
「だって俺今知ったんだぜ? そのおまえの恋人が2ち
ゃんねるの管理人だって。おまえが言葉足らずなんだよ」
そうか、それなら辻褄があう。
「念のため聞くが―――犬ちゃんの名前はなんだ?」
「そこもで」
「―――やっぱり」
「知ってるのか?」
「知ってるもなにも―――」
それは俺に絡んでくる奴の名前だ、と言いかけたところ
で話を割るようにICEがとんとん、とノートパソコン
の隅を叩く。
「話続けていい?」
運ばれてきた生クリームが大量にかかったシフォンケー
キを食べ終わって退屈したかのようにICEが言う。
「ああ、すまん―――」
「つっても暗示なんてそう簡単にかかんないもんなんだ
よ。で、このメールの場合、ちょっといいにくいんだが
―――心が弱まってる奴…恋愛で現状に不満っちゅーか、
不安はある奴がかかりやすいっぽいんだ。現にクリオネ
だって俺だってこのメールを見てるのになんにもおかし
いことなんかない。つまり暗示対象者じゃないってこと
だ」
255 :
ベージュ:2000/05/02(火) 05:19
「うちの犬ちゃんだってねぇよ」
ぼそ、と不満げにクリオネが言葉をもらす。
「そりゃわかんないでしょう。本人にはなんか悩みがあ
るかもしんないし。他に好きな奴がいるとか、おまえが
浮気してるとか」
ICEの言葉にクリオネが不満げに言葉を飲み込む。
「浮気なんてしてんのか? クリオネ」
「―――してねぇよ。あっちはどうか知らねえ」
腕を組み、憮然とした表情でクリオネが頼んでいたアイ
スティーをいきおいよくすする。
「解決法は?」
「さあ? っていうか相手を特定しないと。っていうか
さーこれって恋愛の恨みじゃん? じゃなきゃこんな暗
示対象者考えらんないし。そのトオルの恋人―――ひろ
ゆきだっけ? そいつが恋愛で恨みかってるってことで
しょ。その線から自分で相手に聞きなよ。実際こんなの
でかかる暗示なんてそんなに強いもんじゃないしさ。大
体、なんだっけ? その…なんだっけ、茶…」
「むぎ茶」
「そう、むぎ茶ってやつのとこにこのメールが届いてい
る保証だってないわけだからさ。とりあえずクリオネの
恋人のとこに届いてたメールの話は以上!」
言い放ってICEはぱたり、とノートパソコンを閉じ立
ち上がる。
256 :
ベージュ:2000/05/02(火) 05:22
「んじゃ俺もう行くわ」
「もっとゆっくりしてけよ」
「いや、用事は終わったし。キョンさん待たせてるから
さ」
「まだ付き合ってんのか?」
ICEにはキョルバッキーというヘンな名前の口調にひ
どく癖のある男と付き合ってもう随分と長い。
「んな人聞きの悪いこといわないでよ。俺は暗示にかか
っちゃうような恋愛を相手にさせてないんだからさ」
ICEの言葉にクリオネが眉をひそめる。
「そんな怖い顔すんなよ、クリオネ。ちなみに同じメー
ルは俺とキョンさんとこにも届いてたけどね。んじゃ」
そのまま白い歯を見せ笑顔でICEは店を出て行く。
「…あの野郎」
ぼそ、とクリオネはつぶやいて、テーブルを握った拳で
とんとんとん、と3回叩く。
「おまえはどうするんだ、これから」
「家帰って犬ちゃんと話すよ。信じたくねえけど、IC
Eが間違ったことを言った記憶がねえからな」
「そうか―――」
「おまえはこれからひろゆきんトコだろ。過去の男の話
か―――どっちも気がのらねぇな。んじゃ」
クリオネはまるでいてもたってもいられないように立ち
上がると、ポケットに手を突っ込み、小銭をテーブルに
置く。
「そーいやICEの野郎、金払ってかなかったな―――
俺が出しとくよ。なんかあったら連絡する。じゃあな」
257 :
ベージュ:2000/05/02(火) 05:26
ひろゆきの過去の男が犯人の可能性がある―――。恋愛
で不満や不安があるやつがかかりやすいという暗示――
―そんなものを可能にするというメールがこの世にある
とはにわかには思いがたいが、ICEの言うことに間違
いがあったためしはない。
実際―――むぎ茶より以前、ひろゆきに付き合っていた
男がいたとしても別におかしなことでもないし、それを
責める筋合いは自分にはない。
「このメールアドレスに見覚えはあるか?」
「え? アール、エー。アイ、エヌ…レイン?」
ことのあとで少しぼんやりとしているひろゆきにあのメ
ールアドレスを書いたメモを見せる。
「そうだ」
「レインって…雨?」
「ああ」
「あめ……」
少し、ひろゆきが顔を曇らせて、それからひとつ息を吐
く。
「―――あめぞうさんから、トオルさんに連絡でもあっ
たんですか?」
「あめぞう? 誰だ、それは」
「え―――。あめぞうさんのメールアドレス…かと思っ
て…」
そしてひろゆきはあめぞう、という名の男の話をはじめ
た―――。
258 :
ベージュ:2000/05/02(火) 05:29
今日はこれが限界。気持ち悪い…。うげ。
どうして限界以上に酒を飲んでしまうのだろうか…。
259 :
名無しさん:2000/05/02(火) 05:59
あめぞうさん、いよいよ登場ですね〜!
キョンさんまで出てきて、なんだか人物相関図を書きたい気分。
ベージュさん、お大事になさってくださいね。
260 :
わわわわw:2000/05/02(火) 06:09
てすと板でお祭りしてるあいだに、新作が・・・!!!
ベージュさん、お疲れさまです!酒に飲まれないようお大事に。。
261 :
名無しさん:2000/05/02(火) 06:12
あめぞうさんまで!
なんだか本当に色々複雑になってきましたね〜
でも皆ホモ・・・・(笑)
ベージュさんお疲れ様でした、お身体お大事に〜(^^:
262 :
アカガエル:2000/05/02(火) 07:04
あああ、そうか!あめぞうさんかぁ!
うう、ますます面白くなってきましたね。
毎朝早起きして読んでます〜〜。
ベージュさん、なんだか毎日飲んでませんか…。アリアケでも(笑)。
どうかくれぐれもご自愛の程を。
263 :
腐助詞の感想:2000/05/02(火) 08:04
やはり全員ホモなのはヘボンめざしているからでしょうか?
ステキです(笑)。
それと、お体には気をつけてくださいね。>ベージュさん
264 :
にこまる:2000/05/02(火) 18:22
ここ数日でベージュさんの印象が
「お酒を吐くほど飲んで酔っぱらいながらも小説をアップする頑張りやさん」
と、私の中で確定してしまいました(笑)
頑張ってください!続き楽しみにしてます〜。
それにしても、もでちゃんは何が不満で不安なのかしら??
265 :
ほげ:2000/05/03(水) 02:49
悶えまくっています。
言葉をこらえてすっごいヘヴォン感を満喫してます。
お〜むずむずなのかえもいわれぬ感触<ヘヴォン感
266 :
ベージュ:2000/05/03(水) 03:21
ひろゆきはその人―――あめぞうのことを尊敬していた、
と言った。そしてはじめての人だったとも。誰よりも、
なによりも大切だったと。2ちゃんねるをはじめたのも
少しでもその人に近づきたかったからだと。そして些細
なことをきっかけに喧嘩をし、そんなときむぎ茶に出会
ったのだと言う。ほんの遊びのつもりだったそれで、ひ
ろゆきは与えられるだけが恋愛じゃないと知ったとも。
あの人とのそれは、尊敬や思慕であっても恋じゃなかっ
たと。そして幼かった恋の破局。
ふと、そのあめぞうという人の姿に自分が重なる。自分
はいつもひろゆきを守りたいと思っている。だが―――
それは本当に恋なんだろうか? ひろゆきのそれは――
―恋なんだろうか?
「それだけです…」
「わかった。もういいよ、ひろゆき」
「黙っていてごめんなさい」
「べつに本来なら話す必要なんかない」
ひとつ、ため息をついてから、トオルはICEに話され
た話を簡単にひろゆきにしてゆく。
そのメールがむぎ茶のもとに届いているかはわからない
こと、それをできることなら確認したいこと。今のまま
で自分たち自身が―――いい関係を築けるかどうか――
―不安、なこと。
話し終わると、ひろゆきはひとこと、こう言った。
「トオルさんのしたいように―――してください」
267 :
ベージュ:2000/05/03(水) 03:22
電気が消えたままの部屋。
「いーぬちゃーん」
玄関からクリオネはその名を呼ぶ。返事はない。
「いないの?」
部屋の電気をつける。いつものようにモニターの前に座
っていた”犬ちゃん”―――そこもでの肩がぴくりと震
える。
「またネット?」
「うん―――」
接続を切り、まだモニターにむかってなにかをしている
彼を背から抱きしめる。
「俺と一緒にいるより、ネットの方がたいせつ?」
耳元で囁くように言葉を告げる。
「んなこと―――」
「ない?」
返事が返ってこない。ひとつ、クリオネはため息をつい
てから、いつものように椅子を回転させ、そこもでの視
線の先に自分を置く。
「いつもはよくしゃべるのに最近そういやよくしゃべら
ないね」
268 :
ベージュ:2000/05/03(水) 03:22
そこもでは黙ったままだ。
「どうしたの?」
「どーもこーも…ねーよ…」
「なんで?」
やさしくキスをしようとしたら押し戻された。
「いや?」
下を向いたままこちらを向こうとしないそこもでにクリ
オネの心臓が不安で一瞬大きく鳴る。
「言いたいことがあるなら、はっきり―――言えよ」
少し荒くなった語尾にまたぴくりとそこもでの肩が震え
て、クリオネはひとつため息をつくと立ち上がる。
「俺のことがイヤになった?」
その言葉にはゆっくりとそこもでは首を振る。
「じゃあ、なに?」
「…犬ちゃん、なんて呼ぶなよ」
消えいりそうな小さな声。
「え?」
「俺は犬なんかじゃねーし、それから―――」
握り締めた拳が、その膝の上で小さく震えていて、その
拳にクリオネは手を重ね、下からそこもでを見上げる。
269 :
ベージュ:2000/05/03(水) 03:23
「それから?」
「あんなの―――あんなふうにすんのはキライだし、そ
れから―――」
小さな震える声が嗚咽にまぎれてゆく。
「あんなふうって?」
「あんなふうに―――縛られたり、おもちゃつっこまれ
たり、ヘンなことされるのはイヤだし―――」
見上げたその瞳からはぽろぽろと涙がこぼれている。
「―――それから?」
「あんなふうにされると、なんか自分がほんとに犬に…
おまえのための道具になってるみてーで、イヤで―――
それから…おまえはほんとは、おれのことを道具かなん
かだって…」
ひっく、としゃくりあげる声がまるでちいさなこどもの
ようで、胸が痛い。
「どうして…イヤならイヤって言わなかったの」
「おまえに―――嫌われるんじゃないかって…また、捨
てられちゃうんじゃないかって…」
「バカだなあ…」
濡れる頬に触れ、口づけ、そっと抱きしめる。
「ごめんね―――ごめん。好きだよ―――そこもで」
その言葉にまるで答えるようにクリオネの背に腕をまわし、
しがみつくと、そこもではまたひとしきり泣いた。
270 :
腐徐氏の感想2。:2000/05/03(水) 03:24
恋人いるのに何かに不満なもでっち…ぎゃぅ〜悶絶萌え!
いぢらしいのぅ、かわええのぅ(←違う)
あめぞう氏が誰と絡むのか楽しみ〜ベージュさん今夜も更新頼みます
271 :
ベージュ:2000/05/03(水) 03:38
今日も実は1杯だけ飲んできたなんて口が裂けてもいえません。
ちょっと眠いので今日はこれでゴカンベン。
しかしヘヴォンってどうしてこんなに楽しいんだろ。
追伸:体…大事にしますです。ありがとうございます。
272 :
名無しさん:2000/05/03(水) 04:57
ベージュさんいつも有り難う御座います。
ここは私のオアシスです(笑)
そこもでさんがかわいいよ〜〜〜〜!
ちょっと身悶えちゃいました(笑)
次回もお待ちしてます〜。頑張って下さい〜〜。
273 :
うきゃー!!:2000/05/03(水) 05:38
もでっちが可愛すぎてたまりません〜。
ベージュさんお疲れです〜。
頑張って下さい〜。
274 :
いやん☆:2000/05/03(水) 06:24
ベージュさん!そこちーが可愛すぎよ〜!可憐だわ〜!(笑)
ああん、私クリオネ×そこもでにメロメロになりそう…!!
縛られるのね?おもちゃ突っ込まれちゃってたのね?!
いやん☆超萌え〜
ベージュさん、肝臓には気をつけてね!>酒
275 :
名無しさん:2000/05/03(水) 06:32
もでっちったら! 可愛すぎるわ〜。
朝からいい気分でイベント行ってきます(笑)
ベージュさん、続きも楽しみにしてます!
276 :
名無しさん:2000/05/03(水) 07:56
クリ×そこ萌え〜!
そしてひろゆきさんはどうなるのか?ああ気になる・・・。
今日はおやすみ…。
278 :
名無しさん:2000/05/04(木) 05:53
ああん、残念ですが、また明日楽しみにしてます〜。
しかし・・・もでっちに本気萌えな自分が怖い・・・(笑)
ひろゆきさんも続き楽しみです〜♪
279 :
名無しさん:2000/05/04(木) 17:52
私も楽しみです〜(GWなのに出掛けられない、仕事人なので^^;))
ところで、同人板の1〜100のスレッドが今現在見えないのは
私だけ?? 男闘呼塾スレは、ONLYイベント主催スレは、ヘボい本スレは
どこなのーーう T^T)
280 :
そこもで:2000/05/04(木) 22:51
あーあーあーあ。
281 :
ベージュ:2000/05/05(金) 00:36
げ。そこちー……(汗)。
で、GWの私はダメです…。更新の予定は未定。すまん。
282 :
名無しさん:2000/05/05(金) 02:26
そこもでさん、なんでもあり板で悲哀を嘆いています。
ラーメン10杯に餃子5皿くらい追加してあげなければ
いけないかもしれません。
283 :
でも:2000/05/06(土) 02:01
いい男っぽくって格好いいよう、そこち〜。
ちょっと、いや、かなり好き〜。
「犬ちゃん」なんて呼ばれてみたいよ〜。
(夢見がち…いや、GW仕事で疲れてて…)
284 :
そこもで:2000/05/06(土) 22:19
俺の相棒の犬ちゃんは昨日げりぴーでよ。
うんこゆるゆるだし、吐くし。
心配しちまったよ。
285 :
>もでっち:2000/05/07(日) 01:35
下痢って、それ、犬ちゃんに中出ししたってこと?
きゃあ〜〜〜〜〜(はあと)
……とかいう妄想を呼ぶだけだぞ、その発言…。
286 :
ベージュ:2000/05/07(日) 03:08
GW中はやっぱダメっす…。あけた週末には復活するっす…。
すまんす…。
ひろゆき声ひろゆき動画をみたです。
ベージュさんも頑張って!!
すまん…もうちょっと……。
本業の方が……よろよろよろ。
289 :
うひ:2000/05/10(水) 15:17
お、おおおお、おもちゃ!(@@)
ああ、ひろゆき声と動画をみてしまうと
またひろゆき萌えが・・・
ベージュさん
本業落ちついたら、頑張ってください〜
一気に読んでしまった・・・面白かったです。
ベージュさん、ハイペース更新お疲れさまです。
楽しみにしてますので、のんびり頑張って下さい
292 :
ベージュ:2000/05/13(土) 04:30
キーボードを叩く音に雨音がかすかにかぶる。雨が降り
やまない。まるで機械的な作業のようにむぎ茶はそれを
する。
どうして俺はこんなことをしてるんだろう…?
どうしてだったっけ?
ふと、視線がある名前で止まる。ひろゆき。ひろゆき?
ひろゆき―――。
この名前を俺は知ってる。そうだ、知ってるに決まって
る。このサイトの管理者の名前だ。どうして俺はこんな
ことをしてるんだっけ? どうしてしてたんだっけ?
ひろゆき。
名前が頭の中でぐるぐると回る。―――そうだ、いつも
このことを考えると頭が痛くなる。いつもだ。どうして
頭が痛くなるんだろう。どうして―――?
ああ、頭が―――痛い。
293 :
ベージュ:2000/05/13(土) 04:37
むぎ茶の元に本当にあのメールが届いているのかどうか、
とりあえず確認したかった。心の弱い部分につけこむとい
うそのメールが本当にむぎの元に届いているのかどうか―
――。これはつぐないなのだろうか。それともただの罪悪
感か。むぎがああなったことへの罪悪感。少なくともひろ
ゆきとこういうことになる前は、友達だった彼への罪の意
識。
俺は、後悔しているんだろうか? ひろゆきとのことを。
この気持ちにウソはないというのに、俺は後悔しているん
だろうか?
隣で寝ているひろゆきの寝顔を見つめる。おだやかな寝顔。
とりあえず、むぎの家にもう一度行くことを決めた。それ
からどうするかは決めていない。最悪強行手段をつかって
でもむぎのパソコンを確認して、そしてそれからのことを
決めるつもりだった。
そして、あめぞう、というひろゆきの初めての男―――。
どうしてこんなにひっかかるんだろう。あのメールアドレ
スの主がその男だったとして。それが恨みからのものだと
して。それだけではない、なにか。
いったいなんだというんだ…?
294 :
ベージュ:2000/05/13(土) 04:43
何日ぶりの更新だ?(汗)
えーっとそろそろちょこちょこ更新できそうです。
お約束できないのが非常に苦しいのですが。
それでは。
295 :
ラブたま:2000/05/13(土) 06:08
ベージュさん、おかえりなさ〜い!
更新楽しみにしてますので、また頑張って下さいね。
無理しない程度に。
296 :
わーい:2000/05/13(土) 06:30
ベージュさん、おかえりなしゃい!バブー!
297 :
>もでっち:2000/05/17(水) 02:00
読みなおしてみてもしみじみ面白い〜!!
も、もでっち、可愛い…ハアハア…。
ワードに落としてみたらあらビックリ、も20ページ越えてるほどの
分量なんですね〜!!
ああ〜!!どうやって終わるんだ〜!!
そしてもでっちはまた出てくるのか〜!!
298 :
続きはまだ…?:2000/05/17(水) 19:09
お忙しいのでしょうか、ベージュさん。
気長にお待ちしておりますが〜。
299 :
やっとこさ:2000/05/19(金) 03:39
一気に読むことができました!
ホントにありがとうありがとうベージュさん!
本業と肝臓にひびかない程度にがんばってくださいね〜。
明日は…と心に決めて今日はあそんどります(汗)。すまんす……。
↑一応宣言。更新しますです。
302 :
わーい:2000/05/19(金) 16:29
楽しみにしていますー>ベ−ジュさん
303 :
うぬう:2000/05/20(土) 06:50
まだかな…
304 :
ベージュ:2000/05/20(土) 06:53
早朝、自宅に戻り、いつものようにメールをチェックしな
がらトオルは2ちゃんねるを確認する。いつものいくつも
の書き込み。そしていくつかの荒らしと思われる、むぎ茶
名義の書き込み。そして、そこもでという名義の書き込み。
昨夜の分まではともかく、少し落ち着いてはいるようだ。
その件に関しての詳しいことはクリオネからの連絡待ちだ。
そしてICQをオンラインにし、いったん落ち着いてから
コーヒーを入れる。必要なメールをピックアップして簡単
に返事を書いてゆく。それからは機械的な作業だ。一週間
後、ひろゆきともう一度むぎ茶の家を訪ねることにした。
心の中に巣くう不安。それは自分自身に向けてのものだろ
うか―――それとも? ふと気づくと時計が8時をすぎ、
テレホをオーバーしている。
軽い頭痛。少し疲れた。携帯電話が鳴っている。ひろゆき
だ。こんな時間に電話? つい数時間前まで一緒にいたの
に? この時間ならICQでことたりるはずだ。なにか、
あったのか?
305 :
ベージュ:2000/05/20(土) 06:53
「もしもし?」
―――トオル、さん?
「なにかあったのか?」
―――え…。
一瞬ひろゆきが口ごもる。
「ひろゆき?」
―――…なんでも、ないです。すみません。
「なにもなくてこの時間に電話はしてこないだろう」
―――ごめんなさい。
「ひろゆき…」
―――本当になんでもないんです。すみません。
そういいはるというなら仕方がない。
「…これから寝るのか」
―――ええ。
「そうか、おやすみ」
電話が切れる。頭痛が一瞬強くなる。ひどい疲労。貧血の
直前のように頭がぐらぐらとして、トオルは一瞬眉間に深
い皺を寄せ、瞳を閉じた。
頭が―――痛い。
306 :
ベージュ:2000/05/20(土) 06:55
む…上の文章かっこわるいな。
書き直したいが書き込みボタンを押したら直せないのがルール〜。
とりあえずどうにかこうにか。がんばれ自分。
307 :
シェフ:2000/05/20(土) 06:59
どうなるの?どうなるの!?(>_<)
308 :
ベージュ:2000/05/20(土) 07:49
電話が切れてから何度もひろゆきはデータを見直し、それ
から深くため息をつく。荒らしが多発している中、一時的
にアクセスログをとった。その中にあるいくつかの―――。間違いない、と思う。でも、どうして―――?
思わず電話をした。電話をとったトオルさんの声は少し疲
れているようだったけれど、いつものままで、少し安心し
てそれからもっと不安になる。
トオルさんはあのとき詳しく話してはくれなかった。あめ
ぞうさんから来たかもしれないメールのこと、それからむ
ぎちゃんのこと。簡単に話してくれただけだ。トオルさん
がそれでいいなら、トオルさんのしたいようにしてもらえ
ばいいと、間違いがないと思っていた。でも―――それじ
ゃいけないんだろうか。2ちゃんねるのことも、トオルさ
んと出会ってからトオルさんにまかせたままみたいになっ
てしまっている。出会ってから僕は変わった、と思う。そ
れがいいことなのか悪いことなのかはわからない。
悪いこと、なんだろうか? 確かに自分は―――弱くなっ
た。トオルさんは言っていた。不安だと。このままでいい
のか不安だと、言っていた。いい関係を築けるかどうか不
安だと。けれど友達を裏切って、自分とこういう関係にな
ったこと、それに後悔はないとトオルさんは言ってくれた。
けれどそれは―――。
今度は僕がどうにかしなくちゃいけない。
309 :
ベージュ:2000/05/20(土) 07:49
今日はこれでおしまい。短くてごめんよー。
明日の予定は不明。がんばりたいと思います。
310 :
おいらの空:2000/05/20(土) 08:56
お疲れ様ですー。おお、つぎはひろゆきさん頑張るの巻ですか?
でも、ベージュさんとこのひろゆきさんははかなげで、
なんか悪い予感がもくもくと…。
だめだひろゆき、そっちは罠だ!
311 :
名無しさん:2000/05/21(日) 03:02
ああ。。。やっと続きが。。。!
しばらくそこちー萌えだったけど、また今度はひろゆき萌えに。。。(笑)
うつろい安い乙女心をくすぐられます。
312 :
ハラペコペコ:2000/05/21(日) 04:40
ベージュさんのつづきがああ!ドキドキ。。。気になる木・・・
読めば読むほど、感化されていきまふ(汗)
313 :
名無しさん:2000/05/21(日) 22:30
こんばんはー。
初めてこの板の存在を知りました。
す、素敵過ぎます、トオルさん……。
抱かれたい……でもあなたはひろゆきさんのものなのね〜!
>米寿さん
受け受けしいひろゆきさんが大変よろしい感じです〜!
あぁ、久しぶりに官能的な時間を味わわせてもらいましたわ……
ふう。
ふー。毎日がんばりたいとは思っていますです…。すまん。
315 :
ベージュ:2000/05/24(水) 06:56
「話聞いてんのかよ、トオル」
「―――え?」
目の前でクリオネが不愉快そうな顔をしていて自分を見つ
めている。
「ああ、聞いてるよ」
「うそつけ、じゃあ俺がなに話してたか言ってみろ」
「おまえの犬ちゃんが―――」
「犬ちゃんじゃねえよ。そこもで」
「それが―――」
なんだっけ? 頭に霞がかかったようにぼんやりしている。
「おまえ少しつかれてんじゃねぇのか?」
「そんなことはないが」
「ウソつけ。目の下隈になってんぞ」
「風邪でもひいたかな―――」
あれからずっと頭痛がやまない。考え事をするとひどく痛
むから作業はひどく機械的で―――それでも仕事に支障を
きたすわけにはいかないし、2ちゃんねるのことにしたっ
てそうだ。2重生活―――それもひろゆきのためだと思え
ば別に苦にはならない。
316 :
ベージュ:2000/05/24(水) 06:56
「ま、いいや。んでそこもでちゃんは最近もー、以前にも
増してかわいさが増してもーなんだか」
「はいはい」
「ていうかさぁ、ちゃんと本気で今まで付き合えてたのか
って自分に疑問をもったのが収穫かな」
本気で。付き合えてるんだろうか? 俺は。ひろゆきと。
「そういや俺も最近2ちゃんねるに書き込みしてんだけど」
「え?」
「昨日今日かな? なんか荒らしひどくねぇ?」
「そうだったか?」
よく―――覚えていない。
「ひでえよ、まったく。あれが―――」
そうだったっけ?
頭の痛みと一緒にくらり、と視界が回る。遠くでクリオネ
の声―――なにか…あったっけ?
「トオル?」
「―――ん?」
「おまえ絶対ちょっと休んだ方がいいって。むぎのところ
にも行くつもりなんだろ?」
「え、ああ―――」
どうしてむぎのとこに行かなきゃいけないんだっけ?
317 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:02
と、いうわけで。おやすみー。
318 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:03
…まわそうかな。ちょっと長いし。
319 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:04
最近はそうですねぇ、ぼちぼちですねぇ。
320 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:04
板のほうは名無しさんで書き込んだりとかしてたりとか。
321 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:05
まわすのって技術いるんだなぁ(笑)。
322 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:06
仕事がぼちぼちなものでどうもなかなか更新できなくて。
323 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:07
つってもそんなに手間じゃないんですけどねぇ。
324 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:08
かきあげて10秒後には書き込んじゃってるし(笑)
325 :
ねこみみ男(30代・独身・無職・引き篭もり):2000/05/24(水) 07:08
そんなわけで5歩前進。
326 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:08
あと酔っ払ってることが多いのも敗因ですかね。
327 :
01:2000/05/24(水) 07:09
どきどきどき……
まわし手伝ってみたり。
328 :
ベージュ:2000/05/24(水) 07:10
お、ねこみみ男さんありがとうございます。
というわけで書きあがったあかつきには
ボンベイサファイヤでもボトルでのみほしたいものですな。んではー。
329 :
ベージュさんのファン:2000/05/25(木) 09:20
ベージュさんがんばってー(はあと)
ごめん、とりあえずsageを徹底してください。
余談だが、ここに書き始めたときsageてたんだけど、
ここは書き込みが少ないからsageでも無駄だよって言われたんだよ…>10〜13参照
こんなに続くと思ってなかったんだ…。すまんの…。
久しぶりに覗いたら大変みたいですね。あっちはまだ読んで
ないから何もいえないけど、、、あんまり気になさらず。
楽しみにしてる人もいますから、頑張って下さいね。>ベージュさん
332 :
さげ:2000/05/28(日) 07:35
この板にははじめてきたけど、大変そうですねー。
私はやおいしか本読まないから、それを否定されると文章との
接点が無くなってしまう…。
つーわけで、これからも頑張ってくださいねー。
完全にかくれましたなー。ってちょっとさみしいかも(笑)。
無事かくれましたしそろそろ更新しますわー。よろしくでーす。
わーい、更新楽しみでーす♪
では、今日は眠れませんね、私……ふふ。
ああ、ごめん。でも今日はムリ…すまん…。
もう長いこと読んでない…
ベージュさん、お時間があいたら続き読ませてくださいね…
もう長いこと更新してない…というか月の前半は仕事がの…。
すまん。マジで。がっくし。
>ベージュさん
焦らずにどうぞ。。
ムリなさらずに〜
同人板のってもう見られないんですか?
是非見てみたい〜!
ふー。この一週間で更新できそうな気配。です。がんばろう。
ベージュさんの姿を見たから見にきてみたんだけど…ちょっとさびしい。
342 :
名無しさん:2000/08/28(月) 23:39
ベージュさん、オマエモナ01にこの小説本にして出しませんかー?
343 :
井の頭線:2000/11/18(土) 03:49
ひろゆき×あめぞうに比べたらいまいち
344 :
名無しさん:2000/11/20(月) 04:55
こ、ここにもイノさんが。。。
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/21(火) 05:30
ベージュさん・・・未だに待ってる人間もいるので是非・・・。
ごめんよ…。
ここで更新するのは…どうよ? どうか?(汗)
いや、むしろ更新してくだされっ
ホントに続編を待ちこがれてるのですよ。。。
348 :
名無しさんの初恋:2000/11/22(水) 07:47
お願いします。。待ってるんです・・・・
349 :
ひっくすろっくす:2000/11/22(水) 21:49
あぁ、皆様同じ気持ちなのですね・・・
ベージュさん、よろしくお願いしますぅ・・・
350 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/23(木) 23:49
うざい!!
あげるな!!
げ、sage忘れた。
宇津だ氏脳…
せっかくだし、話のきりがいいところまで
書いてしまえばと思うのですが、いかがですか?
2ch以外の別ページとかでも構わないだろうけど。
>作者さん
ひろゆきカコイイのあの熱い夜を過ごしておきながら、
ここを知って初めて来たのはちょうど11/21でした…
続き熱烈キボーン! お願いします、ベージュさん。
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/30(木) 01:48
コテハン出してしまった上にあげてしまっていた事に今気づいた・・・。
すんまそん。鬱だ氏脳・・・。
でも続編きぼんぬです・・・。
うわ、またやっちゃった。ごめんなさいっ。
まじで逝ってきます。
20世紀中に完結、いやせめて更新を見るのは…
夢かな…
今日、初めて読んだんですけど。
・・・いいっっ!!!
いや、もう、何かヘヴォン好みだわ・
ひろゆきがかわいすぎる・・・
ベージュさん、続きを熱烈・切実に希望しております〜
うう。。。。
私も今日始めてこのスレ見ました。。。
噂は聞いてたんですけど(笑)
続きすごい楽しみです!ホントがんばってくださいぃ!!
801板でやるのはイカガか?
ベージュさん…ぜひ21世紀は頑張ってください…。
そーいえば、801板でひろゆき×ヒロヒト(逆?)やってたみたいっすよ。
このスレとは無関係なのでsage
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/08(木) 16:08
お願いします。続きを。
|
|,,∧ コッソリ
|д゚彡
⊂ ミ
| ミ〜
| ∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>359 それはいいかも。
…でもとりあえず、ベージュさんがここに来ないと。ねぇ。
昨日一気の読んでしまった・・・
続きが気になる。
ベージュさん、いつまでもコッソリと待ってます・・・
× 一気の
○ 一気に
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/01(日) 23:02
べべべベージュさん……(涙
368 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/04/08(日) 14:16
|
|,,∧ コッソリ
|д゚彡
⊂ ミ
| ミ〜
| ∪
370 :
:2001/06/18(月) 01:21
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/06/18(月) 22:56
age
えへへ。
うわ、ベージュさん!
お話の続きって、本で出したんですか?
なんですぐ見つかるんですかー(涙)。
ま、いいや。
ええとですね、本は出してません。
今読み返してました。
ちょっといろいろ悩み中。。。。
あ、ラジ@聞いてる間にお返事が……
続き楽しみにしてます。がんばってください〜〜
……なんて書いちゃっていいんでしょうか。
続きは本当に読みたいんですけど。
続きは本当に書きたいんですけど…。
再開を待っててもいいのかなぁ……
また見にきますね。
ごにょごにょ…。
その部屋は深夜だというのに灯りがともっていて、そこにき
っと彼はいるのだろうと、ひろゆきは見上げてそれからゆっく
りをこぶしを握り締める。
なにがいけなかったんだろう。
あのころ、僕はまだ幼くて―――今でもたよりなくて、こど
ものまま。でももしかしたら、僕にも守ることができるのかも
しれない。
なにを?
むぎちゃんを。トオルさんを。それから―――あめぞうさん
も。僕は戦うことも知らないでいた。なら戦ってもいい。
トオルさんが不安だと言うならその不安を自分の手でとりの
ぞけばいい。トオルさんのために戦えばいい。
ひろゆきはアパートの階段を昇り始めた。
もともとひどかった頭痛がどんどんと強くなってくる。モニ
ターの前にずっと座っているせいだとトオルは立ち上がり、コ
ーヒーを淹れに席をたつ。
焦燥感にも近い不安。不安。不安ばかり。今夜ひろゆきはま
だオンラインになっていない。時間は深夜1時。電話でもして
みようかとコーヒーを淹れたカップをデスクの上に置くとトオ
ルは一瞬携帯電話を手にとり、躊躇してため息をつく。
なにがしたい? どうしたい? ―――わからない。
自分がなにをしたいのか、どうしたらいいのかわからない。
目の前にあるのはパソコンのモニター。延々と続く何者かの書
き込み。なんのためにオレはこんなことをやっているのか。ひ
ろゆきのため? 本当にひろゆきのためなのか?
痛みと気怠さを振り払うようにトオルは頭をふって、モニタ
ーにもう一度向かう。
どうして消しても消しても書き込みがあるのか。まるで消し
たそばから―――。
まさか。
そんなことがあるわけがない。消せば消すほど向こうが躍起
になってるだけだ。
オレはなにに怯えてる?
なにが怖い?
ひろゆきの電話。文字化けしたメール。おかしくなったむぎ。
頭痛。断片化している記憶。
疲れているだけだ。そんなことが、あるはずない。
物語のペースをつかめるまでちょっと微妙なんですが。
(当時自分の文体と少し変えて文章を書いていたので)
ちょこちょこ更新していきますね。
よろしくお願いいたします。
ageるもsageるもご自由にどうぞ。
ファイトファイト!
面白い。
また朝のお楽しみチェックをする日々が来るのですね〜!
ハァハァ……
リアルタイムで読めて感激(涙)待ってて良かったよー!
昨晩からいろいろ思い出してみたんですが、
クライマックス近かったのに途中でぶったぎれてるっていう(笑)。
オチだけがない状態(汗)。えへへ、、、
も、もしかしてオチは決まってないの……?
いや、決まってますよ(笑)。
オチだけ書いてない状態だなあ、と。。。
そうですよねぇ(汗)
ホッ
またーり、、、
マターリ…。
ぼちぼちでんなー。
あ、ベージュさんだー!こんにちはー。
ベージュさん頑張ってくだちい。
がんばりますです。ユクーリ。。。
ユクーリ待ってますです。。。
|
|,,∧ ウレシイ♪
|д゚彡
⊂ ミ
| ミ〜
| ∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>ベージュさん
2周年記念イベントにはでるのですか〜?
取りやめ?
私個人はイベントにはいます。
本のほうは…ちょいまだ不明。
むむ〜
どうしようどうしましょ〜〜(汗)
いくべきか、いかざるべきか……行ってみたいけどちょっと恐い。
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 06:48
401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 07:37
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/31(火) 16:47
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!
そうか、ランボーってひろゆきを愛していたんだ……
だから許せないんだね☆
404 :
ななし:2001/08/01(水) 03:30
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
絶対ゆるさねえ!!
403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2001/08/01(水) 00:34
そうか、ランボーってひろゆきを愛していたんだ……
だから許せないんだね☆
ウエ〜ン(泣)
定期カキカキ
久しぶりに話が進んでるー。
ああ、ゆっくりでいいので最後まで読ませて下さい。
お願いしますー、ベージュさん。
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/08/10(金) 18:05
皆あせるな まったりと 見守ろうではないか。
ってsage入れるの忘れてる…!!
いってきます………(死
荒れてたんで微妙に放置してたり(w
ユクーリとね…。
とりあえず保守してみたり・・・
続きをゆっくりお待ちしてますね・・・
いつも真の芸術というのは理解されないものです;
宿唖供の迫害によって表現は更に磨かれそのシラガネの輝きを
増すのだと存じます。
SAGE進行でマターリとよろしくお願いいたしますゥv
ベージュさん、お元気ですかー。
続きが読みたいよ・・・
ベージュさんもう来ないの?(TДT)
いきてますー。。。
かなって感じ?
つづき待ってます〜〜
休日出勤で行けなかったのに〜〜(涙)
本欲しいよう……続き読みたいよう……鬱だ詩嚢
おねがいです。
続きを・・・どうかどうか、続きをーーー。
続きが知りたいYO
つづき・・・
ここに来てむっちゃアレだが続き書きたくなってきたヨ☆
あめぞうさん…。萌え…。でも時期外しすぎだよなぁ…(汗
ベージュさーん
お願い、読ませて〜〜
ベージュさんーー!
お願いします。続きを……
前向きにがんばります。マジで。
ヤター(TT)
うれしいですー(号泣)
ベージュさん、ゆっくり待ってます、、、
ついに、ついに続きが!!
ベージュさんに期待♪
ベージュさん (*´Д`*)ハァハァ
つ・づ・き
読みたいよおおおお
新年になれば続き読める?
あけましておめでとうございます……
あけおめ。
スレッド全部プリントアウトしてお風呂の中で読み返してました。
プリントアウトしたらとんでもねー枚数になってちょとビクーリ。
ところでこのプリントアウトの隠し場所に悩む今日この頃。
どーすんだ、コレ。さてがんばろう。
いつまでも待ってます。。。続きを。
戻ってきましたですよ〜〜(号泣)
ベージュさんも続きをぜひ……!
はいはい。がんばってますですよ。
深呼吸。指先がひどく冷たくなっているのが自分で
もわかる。なにを緊張してるんだろう。インターホン。
まだおきてるはず。憧れの人だった。ずっとずっと憧
れていた。僕のはじめての人だ。僕がはじめて恋をし
た人。
部屋の中から人が出てくる気配はない。
もう一度インターホンを押す。もう一度。もう一度。
僕はここに来てなにをしようとしているのだろう。
扉の向こうにわずかに気配。扉が開く。チェーンが
かかったその扉の隙間から怯えたような目がふたつ。
こけた頬、無精ヒゲ、目が落ち窪んで、あの頃の―
――あの頃のこの人の面影はどこにもない。
「あめぞうさん…」
そう僕がその名を呼ぶと、その人はゆっくりと僕を
見つめ、それから扉がいったん閉じて―――その部屋
の扉が開いた。
「どうしたんだ、ひろゆき。こんな夜遅くに―――」
その声はとても優しくて、あのメールの差出人は本
当にあめぞうさんなんだろうか、僕の思いすごしじゃ
なかったんだろうかと僕を迷わせる。
「まあいい。入れよ―――」
そして僕はその部屋に足を踏み入れる。
うひー!うれしすぎて鼻血出る〜(w
やった〜〜〜〜!!!
待ったかいがありました!
続きが気になる〜!!
トオルたんも復帰したことだし
お〜再開しましたか。
息切れせんよう適当にぼちぼちやりなせ >ベージュ氏
待っててよかったーーー。
続きが読めなきゃ死ぬに死にきれない。
446 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/23 14:35
|
|,,∧@ コッソリ
|д゚彡
⊂ ミ
| ミ〜
| ∪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ほぜ〜ん
|
|Д`) アセラズマッテルネ
|⊂
|
゚。
゚ ゜
,o.,.,,。
ミ・д・ミほっしゅほっしゅ!
゜""""゚
マターリ待機中
∬
旦
ほっしゅ
ハルダネ… ホシュ
つづき。。。
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|∧ ∧
| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|(゚−゚,,) ツヅキヨミタイ。
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|∪∪
もうすぐ一年。
いつまでも待ち続けるわん。
すごいな、、まだ残ってた・・・
待ってますよ>1
今日初めて読みました。面白過ぎです。
続きお待ちしています。
>>440で復活〜!!って喜んだけど、もう諦めた方がいいかなあ・・・
>459
そんな寂しい事言わないで…。
ミ*゚Д゚彡<そんなことないみたいですよ。。。とかひよが言ってしまってアレですが
(´-`).。oO(来月は続きを発表してもらえるかなあ・・・ )
ほっしゅほしゅ。また一から読みなおしてます。。。
4月ですなぁ…。
あっベージュさん!
春の陽気に誘われて続き出たりしませんか!?
ミ*゚Д゚彡<ベジュたん。待ちますよ。
春ですなぁ…。
がんばろう。
お、ベージュさん、、、
ぼちぼちですかぁ?
ブクマの整理をしていて、ちょっと来て見た。
ああ、まだあった・・・このスレ・・・(号泣
ベージュさん、また忘れた頃にのぞきに来ますわ。
470 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/24 22:17
保守しないと思ったら大間違いだ!
|∀・) …
まだかな(´・ω・`)ショボーン
>471
ワラタ
ベージュさん、帰ってキテ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
保守。それは愛。
まだまだ
このスレもう2年続いてるのかぁ・・・
保守ーリ。
480 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/27 20:19
ツール荒らしだったのねん。いや手動かもしんないけど。保守。
482 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/29 19:15
創作文芸板の最長スレ・・・?
どうでもいいけど(w
483 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/31 15:29
今ならひろゆきと切込隊長の愛憎劇の方が受けると思われ。
BWPの竜さんとこのレポートなんか面白かったし(w
>>483 > 結論を言うと西村の言う「2chのために絡んでた」「儲かるから絡んで
>た」は両方違い、単純に「西村のために絡んでた」ってことです。
(*´Д`*)ハァハァ
485 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/04 16:31
いのえもんと毒島でもOK
私まーつーわー
いつまでもまーつーわー
保
守
sage
保全
493 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/09 00:27
おもしろい・・
まだかな
496 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/19 01:27
待つ。。。
過剰に期待せず待つ、、、、、、、、、
でもちょっとは期待して待つ…
500 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/04 18:04
501 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/04 18:24
古っ!
保守だけで1000行きそうなよかーん
>>467から4ヶ月…待ってる間にひ(略に萎えてきてしまった…
猛反省中。↑忘れてくだされ(;´Д`)
何人くらいが待ち続けてるんだろう・・・
一年近く待ってますだ
保守。
保守だけで1000・・・・゚・(ノД`)・゚・。
509 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/12 06:18
∧∧
( ゚Д゚) <逃げて〜
⊂ つ
(つ ノ
(ノ
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` ) モウツヅキナイッテ…
。・゚・(ノД`)・゚・。 ヤメテー ここが最後の砦…ベージュさんお願いします…
(;;゚∀゚) =3 フンフン 続き続き。。。
(-_-)ベージュタン…
(゚Д゚≡゚Д゚)どこ?ベージュタン、どこっ?
515 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/13 14:12
保守
801ものとしてだけじゃなくて、単純に小説として面白いんだよなー
メールの謎が知りたくてたまらないのに。。
古い
ガイシュツですよ、お嬢さん。
そろそろ
まだまだ
このスレいつまで残るんだろ…?
Part2が1000に行くまでw
ほしゅ
これも未完になっちゃうのかな…
サメの話しようぜ
軟骨がフカヒレだなんて最近まで知らなかったよ。
反省してます。
私こそ反省してます。
ほす
保
801板の・・・最近小説っぽくなってきたね
話を創らずにいられないのが腐女子です。
ほ
す
535 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/30 21:26
age
>>532 てことは、ここにはもう腐女子は…(つд`)
ほ
(^^)
ほ
し
(^^)
542 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/19 17:20
女神様の降臨待ち
ヽ(*´ー`)ノ キャー トヲルー × ヒロゅキー
( ´∀`)アイヨーアイヨー
546 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/03 14:25
同人女は同人板いけ
続きを・・・ベージュタン!!
久しぶりに思い出してこのスレ探しに創文板に来てみた。
まだあった〜〜。・゚・(ノД`)・゚・。
スレ立った日付をみてちょっと凄いと思う。
ベージュタン、待ってるよ!!
うんうん
ベージュさん来ないなあ…
ほ
もう続き書かないならそう宣言して…(涙
妄想が趣味の同人女タン!出番だよっ
>>552 もう見てない…というか、スレの存在自体忘れられてそうな気がしてきた
それでも待つ…(⊃д`)
正直、ベージュさん自身をお見かけしないのですが…
でもほす
やっぱりそうだよね
ココガ コノイタデ イチバンフルイ スレッドダネ...
ホシュホシュ
ho
s
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
マダ ホシュ シテテ イイデスカ…
566 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/07 13:23
マダ ホシュ シテテ イイデスカ…
1000まで行けば思い切りもつくだろう
ho
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
それでもまだ
まだまだ
まだ大丈夫と知りつつ保守書き込み
あーまた思い切れなくなったじゃないかw
hosihosi
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
640@800
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
まだ存在していたyo・・・このスレ。
保守保守。
まだあったのかー……。
保守していただいたとは……知りませんでした。
とっくにおちたもんだと……。
最近の私は2ch自体にもほとんど出入りせず。
ちょっと続き、検討してみます。
キ…キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!?
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!!
今ざーっとスレを読み返しましたよ。
スレ立ちから3年……最後の更新から2年……
そしてこれが文芸板で最古のスレとは……。
ぶっちゃけ今キャラ萌え(?)があるかというと非常に微妙ですし、
この話の続きを覚えているかというとそれもまた微妙ですし、
文体がかわっていないのかというとそれもまた微妙ですし、
他にもイロイロイロイロ微妙ですし……。
いや私の話なんかどうでもいいかもしれないですが、
ほんと2chに出入りしなくなっちゃって。
ただ薔薇色にあったねじさんの小説をどうしても読み返したくなり、
しかし薔薇色の名前も覚えておらず、ブックマークもしておらず
ト(略)とそ(略)でぐぐったらこのスレ見つけてびっくりっていう。
とっくに倉庫落ちしたもんだと思ってました……。
保守していただいていたみなさんありがとうございました。
ほんの数人の方だとは思いますが、
ここまで待って頂いているということはきっと責任がありますね。
ちょっと思い出しつつがんばってみます! では!
ほ、保守してて良かった(感涙
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!!!!
こんな日がこようとは……保守しててよかった!
キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
ベージュさん、お待ち申しておりましたよ!
奇跡が起きたよママン・・・(´Д⊂
腐れさんの掲示板に、微妙な誘導が、、、
うっうっ………(⊃д`)
|∀・ )
待っててよかった。
また忘れたと思う
忘れてないっすよ。
・・・踊り狂えとおっしゃいますか?
アーヒャヒャヒャ
うひょひょ・・・じっくりお待ちしとります
そういや腐れさんとこにクリオネとこどもがきてたー
暗示を組み込むのは簡単だ。無限増殖する簡単なプログラム。
といってもウィルスメールに思われたら元も子もない。たくさ
んの虫を組み込んで暗示にかける。疲れているヤツや今の環境
に不満をもっているヤツなら一発で当たる。特に恋愛関係の不
安や不満にコレはダイレクトに当たる。そういう仕組み。
きっと今のトオルならコレにひっかかる。
それはオレの自信だ。同じ男を愛した男の自信。
あいつは気がつくかな?
きっと気がつくだろう。
気がつかないならただのバカだ。
オレの手の上で踊るただのマヌケ。
けれどオレはその先へ行く。
あいつは―――ひろゆきはきっとコレに気がつく。
オレがこのメールを出していることに気がつくはずだ。
負けん気の強いヤツはきっとオレのところに来る。
それこそ……オレの思うツボだ。
インターホンが鳴る。ほら、来たよ。
彼はPCの前から立ち上がり、玄関へと向かい、相手を確認せ
ずに扉を開ける。
そこには愛しい愛しい―――そして誰よりも憎い男の姿。
「久しぶりだね、ひろゆき―――」
ちょっと時系列がヘーン。
ごめんなさい……ウワアアアン!
つーか最後の
>>440見逃してた!
ま、いいか。あっはっは。
ひどい頭痛がするのにPCに向かうのをやめることができない。
まるでなにかにとらわれているようにトオルはキーボードを叩
き続ける。
携帯電話が鳴る。赤く光る着信ランプ。
電話になんか出たくない。めんどくさい。
それから、メールが1件届いたことをアラームが知らせる。
今はメールを確認しているヒマなんかない。
もっと。
もっともっともっと。
この2ちゃんねるを守ることができるのは一体誰なんだ?
ひろゆきを守ることができるのは一体誰なんだ?
それは過剰すぎた思い。
オレが守らなきゃ―――オレが守ってやらなくちゃ。
電話が鳴る中トオルはモニターに向かい続ける。
その顔をモニターの光がぼんやりと照らす―――。
「あいつ、へん」
「んー?」
「あいつ」
「あいつーぅ?」
クリオネはモニターに向かうそこもでを後ろから抱きしめ、
その胸元に手を滑り込ませる。
「あいつ……トオル、へんだ」
「トオル……?」
「荒らし……これ、トオルだ」
「は?」
クリオネはそこもでから体を離さずに、そのままモニターを
覗き込む。
「荒らしが出てきたら、必ずトオルも出てくるけど―――その
逆だってある。トオルと荒らしはいつもワンセットで、初めは
トオルのことが嫌いなヤツがトオルを狙って荒らしに出てくる
のかと思ったけど……違う」
「あいつがそんなことするわけねぇだろ?」
「違うって。ほら、時間―――」
「時間?」
書き込みの時間をそこもでが指し示す。トオルの書き込みと
荒らしの書き込みはほぼ時間を同じくしていた。
「それからこの文字」
「え?」
「クリオネはちゅってなんて打つ?」
「ちゅ……? ってちゅー☆」
「……人の話を聞けっつの、おっさん」
うざそうにキスをしてこようとするクリオネをそこもでは避
けながら、モニターを見つめたままだ。
「あー……C・H・Uじゃねぇの?」
「……T・Y・Uなんだ、トオルは」
ひどく真面目なその口調にようやくクリオネはそこもでから
体を離し、少しだけ表情を固くした。
「なんでわかる?」
「前に間違ってローマ字のまま書き込んだから」
「んで?」
「荒らしも……一緒だ」
「いくらなんでもそれだけで―――」
「……トオルの登場する板だけが荒らされてるんだ。トオルと
同じ時間帯に。こんなに掲示板の数があるのに―――そんなこ
と可能だと思う?」
「……まさか」
「そのまさかだって」
そこもでがクリオネを見上げた瞬間、PCに1通のメールが届
くことを知らせるアラームが鳴った。
いろいろ細かいところは目をつぶってくださいまし。
自分でもわかってるから!わかってるよ!
とりあえず終わらせることだけを目標に!
最後に来てヘボヘボ〜と言われる……かもな……ははは。
んじゃまた!
>>604 続きをありがとう ありがとう ありがとう ありがとう
・゚・(ノД`)・゚・
続きが読めるなんて……感涙。
ベージュさん、ありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。
乙
保守…
続きキテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
ベージュさんありがとう。
保守( ´∀`)
(* ̄∀ ̄)_且
自分保守。
月末まで待って〜。
うわああああ。
ほっしゅ。
自分保守。
あー畜生眠いなあ。
わくわく。
617 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/29 23:33
ほっしゅ。
自分保守……待って待ってー。わーわー。
待つわー待つわー。うーうー。
まちますまちますまちます
ホッシュ
なんかステキなダメ作家みたいですが!
もうちょい待ってね。
松よー
年末ですね・・
パソコンがクラッシュしておりました……。
もう死にたい……。
年末までにはまたなんとかー。
わくわく……
どうにか環境が整いましたー。
しかしやることがたまってしまっている罠。
もちっとまってくださいまし。
わくわく。
以下
>>616へループ。
なんつって。
待つわー待つわーアナタを松わー
松。
トミーと…
創作文芸板現役最古スレッド
利家と…
あけましておめでとうございます。
今年こそは完結を……! と何年私は言っているのでしょうか。
がんばりまーす。
>ベージュさん
待ち続けますよー。気長に頑張って下さい。。。
sage
(ここの保守ペースってどんなもんなのでしょ)
スレが立った頃生まれた子供が、今年4歳・・・
今年4歳か!そりゃあすげえ!
そりゃあ年もとるわな……。
がんばります……。
くくく・・・
初めてやったが・・・思ったより気持ちがいいな・・・!
化石スレに記念カキコするってのは・・・・!
ましてそれが2000年ものなら・・・
さらに別格・・・!最高だ・・・!
ラウンジ1のイケメンながさわが642GET
ラウンジ1の馬鹿二人がわざわざ書き込みにきたか・・・
化石スレ……。
まあそうかも。
さてさて。うふふ。
――――――――――――
TO:TORU,MUGI
CC:Clione
ひろゆきです。
このメールはトオルさんとむぎちゃん、
そして念のためCC.でトオルさんとむぎちゃんの共通のお友だち
のクリオネさんに送っています。
むぎちゃん。こんなメールを突然出してごめんなさい。
――――――――――――
メールはそんな書き出しで始まっていた。
「これって―――」
「ひろゆきからだ」
そこもでがメール表示画面をスクロールしていく。
――――――――――――
添付しているファイルを見てください。
ファイルはここ数日の2chのアクセスログです。
ここ数日僕は2chのアクセスログをみんなに内緒でとっていま
した。2chを見ていてどうしても知りたいことがあったからで
す。
このアクセスログには、荒らしをした人のIPが記録されていま
す。トオルさんだけをまるで狙うようにトオルさんのいる板に
荒らしが出没していましたね。僕は初め、これがむぎちゃんの
仕業じゃないかと思っていました。でも少しひっかかるところ
があった。そんなに1人の人間の書き込みを追尾することがで
きるだろうか、むぎちゃんがスーパーハカーだとしても、そんなこと
が可能なんだろうか。追尾しているとしたら、周到なトオルさ
んのPCをむぎちゃんがハックしているということですよね。そ
う考えることも可能でした。でも多分むぎちゃんはたとえ暗示
にかかっていたとしても、そこまではしないと僕は考えました。
確かにむぎちゃんはトオルさんの友だちで、トオルさんの部屋
に出入りすることだって可能です。多分むぎちゃんの腕ならそ
んなこと簡単でしょう。でもたとえ僕がむぎちゃんにしてしま
ったひどいことを差し引いても、むぎちゃんはそんなことをす
るような人じゃない。
だから僕はちゃんと調べるためにアクセスログをとることにし
ました。添付したログの中にある荒らしの人のIPとトオルさん
のIPは同じでした。
トオルさんはあるメールによってみんなに暗示がかけられてい
るといいました。むぎちゃんもその暗示にかかっている可能性
があると。メールについて詳しい話をトオルさんはしてくれま
せんでしたね。ただ心に弱くなっている人……いや、恋愛に不
安がある人だけが暗示にかかり、2chを荒らす可能性があると。
トオルさんはそう言いました。もしかすると、そのメールはト
オルさんのところにも届いていたんじゃありませんか?
最近トオルさんの様子がずっとおかしかったことには気がつい
ていました。頭痛がひどいと言っていましたよね。いつもなに
かに追われているみたいな不安な顔をトオルさんはしていた。
トオルさんはむぎちゃんから僕を奪ったことでずっと悩んでい
ましたよね。でもトオルさんが奪ったんじゃない。僕が、トオ
ルさんを誘ったんです。
むぎちゃん。本当にごめんなさい。僕が全部いけないんです。
2人をそんなメールの暗示にかかるような状態にしてしまった
のはこの僕です。
そしてそのメールが出されたあのメールアドレスに僕は見覚え
があります。rain。それはあめ。むぎちゃんは知っていますよ
ね。あのメールは多分、あめぞうさんから出されたものです。
僕はこれからあめぞうさんに会いに行きます。
僕がむぎちゃんにしたこと、そしてあめぞうさんにしたことを
償うために。
僕が僕の手で決着をつけてきます。
トオルさん。
どうか僕が大好きだったトオルさんに戻ってください。
むぎちゃん。
本当にごめんなさい。
僕は本当にむぎちゃんのことが大好きだった。
許して欲しいとは言いません。
でも、元のむぎちゃんに戻って欲しい。
じゃあ、行って来ます。
ひろゆき
――――――――――――
メールを読み終わった瞬間、クリオネの携帯電話が鳴った。
「―――むぎ!?」
表示されたその名前にクリオネは携帯電話のフリップを開く。
―――クリオネ!?
受話器の向こうからしっかりとした口調のむぎ茶の声が聞こ
える。不安そうに自分を見上げるそこもでを制しながら、クリ
オネは受話器に向かって話しかける。
「おまえ―――」
―――話はあとだ。ひろゆきが危ない。それからトオルも。ト
オルにも連絡したんだが、あいつ電話をとらないんだ。
「わかった。おまえ、あめぞうとか言う奴の家の場所わかるの
か?」
―――わかる。でも……オレが行ったんじゃダメだ。トオルが
……トオルじゃなきゃ……。
「わかった。とりあえずトオルの部屋に向かえ。オレたちもす
ぐに向かう。トオルと一緒にあめぞうの部屋に行こう!」
フリップを閉じ、クリオネは踵を返す。
「クリオネ……」
不安そうな声がクリオネを呼び止めた。
「そこもで……おまえは待ってろ」
「やだ、おれも行く……あのメールおれんとこにも来たんだ。
おれにだって行く権利がある」
「勝手にしろ」
2人は部屋を飛び出した。
「話があって来たんです」
「んー? ひろゆきがわざわざ話なんてうれしいねぇ」
「あめぞうさん……」
その部屋にはぼんやりとした裸電球が釣り下がり、それより
明るいモニターが5台ほど所狭しと並べられていた。外から見
えた灯りはきっとこのモニターの灯りだとひろゆきは思いなが
ら、拳を握り締める。
近づいてくる男からは饐えたような匂いがした。黒く汚れた
爪の先が顎に触れる。
「触らないでください」
「どうして? あんなに愛し合ったのに」
「……あめぞうさん」
「あの頃のひろゆきはかわいかったなぁ。なにもかも初めてだ
っただろう?
「昔の話です」
「怖い顔してるね、ひろゆき」
「―――ッ」
顎をつかまれる。どうして僕は動けないんだろう。動かなき
ゃ。戦わなきゃ。
目の前の男がにっこりと笑顔を浮かべる。そのまま腕をとら
れ、壁に押し付けられた。
「君は甘いよね。あんな巨大掲示板を運営している人間だとは
思えない。オレから持っていったものをあんな化け物に育て上
げた。まあ、どうせオレみたいな男をたらしこんで、いろんな
ことをやらせているんだろう?」
「違う」
そんなのは違う。トオルさんはそんなんじゃない。
「何が違うというんだ? でも君はオレのところに戻ってきた
ね。そんなにオレのことが忘れられなかった? 当然だよねえ。
だって君をそんな風にしたのはオレだもの。男の味も、ネット
もオレが全部ひろゆきに教えたんだ」
あめぞうの手がひろゆきの体をなでる。
「―――ッ」
反射的に体が震えた。こんな男の手になんか感じない。
「相変わらず触られるの弱いねえ」
「離せ」
振りほどこうとした腕はひどく強い力で、ほどくことができ
ない。
「1人で来て無事帰れると思ってるの?」
「……帰りますよ。トオルさんのところに」
「トオル? ああ、新しい恋人のこと?」
「僕はもうあの頃の僕じゃない」
そう。なにもしらなかった僕じゃないんだ。
「ふーん」
男がまたにっこりと笑う。瞬間、バチリと音が鳴って腰から
体に衝撃が走った。続いてバチバチと音が続く。
スタンガン―――!?
「君は本当に甘いよねえ。きっとこれから王子様が助けに来る
のを待っているんだろう? だったらお姫さまは眠っているべ
きだ。その方が物語もきっと盛り上がるよ―――ね?」
薄れ行く意識の中でひろゆきはあめぞうの言葉を聞いた。
>650で連続投稿じゃーい、と怒られ、
すっげえ中途半端なところでタイムラグ……。
ついでに最大行数もよくわからず、
1つの書き込みがよくわからん長さに。
おかげで2ch内をぐるぐる放浪する羽目になりました。
懐かしい名前とか見かけましたんでちょっかい出してみたり。
さあクライマックスに向けて走りますよー!(多分
新作キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
いよいよクライマックスですか!
うほっ!大量更新キターーーーーーーー!
∧_∧
( ・∀・)ハラハラ
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・)ドキドキ
∪( ∪ ∪
と__)__)
657 :
名無し物書き@推敲中?:04/02/01 18:20
ベージュがんばれ
頑張れ。まったりでいいから超頑張れ。
がんばりますよー。
今風邪気味だけど。
保
守
生きてますよ。えへへ。
保守サンクスです。
ho
shu
de
自分保守。
Janeからアクセスできなくてちとどっきり。
どうしてだろ?
そうだったのか。サンクスです>鯖移転
イワエモンさんが亡くなったことで久々に同人板を覗いたよ。
向こうの追悼スレにはなんだか書きにくくて
ここでちょっとだけ吐き出させてください。ごめんなさい。
1度だけお会いしたことがあります。
もう何年も昔の話。
なんだか今胸がとても苦しい。
保
元気になってきました。
人の死は本当に悲しいし、切ない。
そしてちょうどこのスレがたってから
もうすぐ4年になるのですね……。
そして保守。
ほっしゅ
続ききぼんぬ
そっすね。
そろそろね。
あの日からちょうど今日で4年。
本当は今日までに完結させるつもりだったんだけどなぁ。
ま、ぼちぼち。
ベージュさーん
GWだってのに寒いなあ。
日中は暑いくらいなんですがねえ
日中外出ませんでしたねえ。
ふがー。
hosu
ほす
684 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/29 21:24
おっす
もう4年かぁ
もう4年ですよー。
暑いねえ…
梅雨ですよ
蒸しますねえ。
天気がいいと仕事する気しないですよね。
雨降っててもやる気でないです。
いや、ここは一つやる気を出していただく方向で。
暑いですねえ。
最近2chコテ萌えしはじめたものです。
そこもでタソに'`ァ'`ァしつつ待ってます。
ホシュ
ほ
しゅ
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
ジョルジュ長岡
眠いですねえ
700 :
名無し物書き@推敲中?:04/08/24 18:21
700get
創作文芸板 最古スレッドがこれかあ。
今って、もうコテハン萌えしてる姐さん方いらっさらないのかしら。
それとも別板に逝ってる?
ちと萌えだすのが遅かったかのう・・・(´・ω・`)=3
心の底で萌えてるが自分の萌えてる人はもうここにいないからなあ
704 :
名無し物書き@推敲中?:04/09/23 20:47:22
そっか(´・ω・`)
友達にバラ2教えてもらって最近はまったですよ・・・。
_| ̄|○ごめん下げ損ねたーーー
ほす。
ウヒヒ
イヒヒ
ぐへへ?
?
今年もあと2ヵ月ですねえ。
年1回更新なのかしら。
とんだ大作家先生ですね。あっはっは。
もうつかれたよ、ママン……。
先生そうおっしゃらずに、そこをなんとか、どうでしょう。。。
☆
ホシュ
落ちさせませんよ。
フフフ
年の瀬ですね。
ホシュ
ホシュ
保
温
釜
ほっす
わ!
1年以上更新してないんだ!
うひー。
ホッシュホッシュ
保
安
ほ
730 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 04:47:52
しゅ
なんとまあ
732 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/08(金) 17:17:03
保守
記念カキコ
地震こわかったねえ。
うん、こわかった。
お盆休み
初めて来た。読みだしたときは、“面白いけど、日付古っ”ておもた。
そして今に到る。
とりあえず お気に入りに 登録して ぎうにう買てくるよノシ
初めて来た。読みだしたときは、“面白いけど、日付古っ”ておもた。
そして今に到る。
とりあえず お気に入りに 登録して ぎうにう買てくるよノシ
ほっし。
トオルさんは今いずこ。
う
某所でがんばっておられるよ…
うわぁ!すご〜い!5年も・・・
ベージュさん・・・
読んでみたんですがおもしろいですね^^w日付ふるいですねwww
みなさん5年も・・><w
果たして終わるのでしょうか。
5年かー。そうかー。
続きが再開される見込みってあるんですかねー?
ないでしょうね
強烈なスレですね・・・
748 :
名無し物書き@推敲中?:2005/11/07(月) 23:18:55
ほ
しゅ
【強化】age あらし、保守あらし報告スレ【週間】
http://qb5.2ch.net/sec2chd/kako/1100/11000/1100068039.htmlより FOX ★ : 2ちゃんねるサーバー管理責任者
|226 名前: FOX ★ 投稿日: 04/11/11 03:17:08 ID:???
|保守する人は「くれくれ君」なんだな
|保守するまでも無く、自分で話題を振って
|それで他の人も書く込むならめでたしめでたしな訳で、
|
|他の人の面白い話題を待つ為に保守するなんて
|私は必要ないと思うな、
|
|2ちゃんねるの決まりにもあるように
|「他人から見て面白いことを書こう」ですから
|保守のレスみて誰が面白いと思うのか、
|215 名前: 名無しの報告 投稿日: 04/11/11 02:53:45 ID:EJRynEWD
|自然淘汰されるものを無理に保守することはサーバの資源の無駄遣いだから
|荒らしとみなされるわけです。
|ですので、需要がなくなったスレやいわゆる糞スレに保守書き込みをするのは
|基本的にNGです。
|218 名前: FOX ★ 投稿日: 04/11/11 02:57:47 ID:???
|
>>215 |概ねそんな感じですが
|
|資源の無駄遣いというよりは
|スレッドフローと型掲示板への挑戦というか嫌がらせかと、
ほ。
し
☆
ゴリラスーツうぜぇ
★
ほ。
757 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/13(月) 21:33:43
ほ
再開か……。
なんだかすいませんね。
いえいえ
再開?再開?
_ ∩
( ゚∀゚)彡 再開!再開!
⊂彡
762 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 15:33:01
763 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/26(日) 19:12:08
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
ほ。
息の長いスレだ
766 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/25(火) 18:12:03
もう削除していいよ。
そんなもったいない
削除する理由なんてあるのか?
知らない。。。
ホス
そして伝説へ
773 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/10(月) 19:15:51 BE:700589568-
つづきキボンヌ
klfdakdla
w;lqwl;sdaddsadqwrweqw
wqekwewqeqwl
dlsadlsa;dlw
e;lwelwq;elq
s;las;alsq;
トオルたんはちょい前からpinkと2chで書き込み&鯔してるのだが
ひろたんとのやりとりで君たちは萌えないの?
rweiriw@
4324242
3423423
rwerewr
tytry
465656456
eqeqwef;w:;
>776
へ〜
どうも守備範囲にひっかからないみたいだ。全然知らなかった。
気づいたら復帰してたんだけどいつから復帰してた?
よゐこの有野っているじゃん。
偶然街で会った有野をポンとたたくと、一瞬ビックリして態度が変わる。
邪魔だなと言わんばかりに迂回しようとする。
そのうち酔狂心旺盛な有野の軽い払う手が入る。
そいつをマネして俺らも張り手を入れる。
罠と知らずにぶつぶつ言う有野を運び出す。
五人が一人の有野を。
いつのまにか有野は俺のベットの上で裸で縛られている。
白い体と黒いケツ毛が作り出す模様は綺麗で見てて楽しい。
一人が一発づつ、丁寧にせっせと精子を送る。
せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。
有野って好き者だなと思う。
俺も頑張らなきゃなと思う。
次の日、あれほど抵抗して俺を困らせた有野がいない。
ほんとにいない。
探してもいない。
泣きたくなった。
このレスを見た人は3日後にあなたの大切な人がいなくなるでしょう・・・・
それが嫌ならこのレスを4つの板にコピペしてください。
信じるか信じないかはあなた次第です。
781 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/21(木) 19:01:38
888 :阿部敦良 :03/02/25 11:37
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
efwerwe@r
ewrwerwer
gdfgfdfg
tertertert
gfhdfhgh
yeryrtytyry
hghgfhgfh
意味不明
一年ぶりに来てみました
久しぶり♪
こんばんは
こんばんは
おはよう
いってきます
いってらっしゃい
eropjqweopqwjk[
gfdgsdg
rwerwewerrwer
f
sdfsdfsdfsd
terterterte
gdfgdfgdfg
VIPからきますた
793 :
名無し物書き@推敲中?:2006/10/24(火) 20:56:21
( ^ω^)おっおっおっ
794 :
湯豆腐:2006/10/25(水) 07:46:41
FOX×VIPPER
うはwwwwwwとかいいながら
l]:lty]l
fgjg
uyyutyu
ryrtyrrt
ghfhfgh
yyrtyrt
hfghfghgh
よくわからん
?
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xxx
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この状態はなに?
よくわからん
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こんばんは
おやすみなさい
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すっかり寒くなりましたね
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埋めてるの?
知らない
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名無し物書き@推敲中?:2006/11/16(木) 20:10:20
今日はひろゆきの誕生日だからひろゆきでスレ検索してたらここにたどり着いた。
最初から全部読んだ。
つまり俺が言いたいのはベージュさんありがとう!ってこった
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せっかくの最古スレのうちのひとつなんだから無駄に埋めるなよ・・・
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これって荒らされてるんだよね…
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>>942 削除依頼が出てたし、透明あぼーんしてもらえることを願おうぜ。
ついでに悪金にでもしてもらえりゃ一番いいんだが。
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