1 :
名無し物書き@推敲中?:
まだ100近くもあるだろ
5 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/25(日) 22:33:57.92
あげ
せっかくだからワイシリーズ考察でもするか
まず、出来不出来はともかく、人物名称で損をしているよな。その辺も織り込んでのチャレンジであれば仕方が無いけど
どれだけいい話を書き上げてもこれだけで読み手は白けてしまう
一人称であれば「ワイ」という自称に合った話を。三人称の場合は合わないからやめた方が作者の後のためになるような気がする
次に、同じ作者が短時間に多投しているっぽいけど、一つ一つの話が単なる思い付きの羅列にしか見えない点
色々と展開を思いつくことから発想力はあると見えるが、それを大事にしていない印象があってもったいない
もうちょい時間をかけて書いてみてはどうだろうか
もっと色々考える点があると思ったけど尽きちゃったのでこの辺で
「ヒョンヒョロ」と「牛の首」の類似性が指摘されているけど、
それこそ似たような話は「鮫島事件」だってそうだし、
昔話の「ふるやのもり」も似たようなものだしさ。
(「ふるやのもり」はオチが明確だけど)
似たようなアイディアでも、
如何に料理するかが作者の腕であって、
今回の1位は1000字程度の範囲で綺麗にまとめてて、
あれは1位で納得だけどなぁ。
似たものとして挙げられたものはどれも知らんが、
俺も
>>9と似たような感想かな
そういや今回コテは誰も参加してなかったんかね
何はともあれ、短時間で33作品を読んで
講評書いて順位付けできるってのも凄いな。
本当にお疲れ様でした。
イカの人って改行で気づいたのかな?
ワイは文体である程度常連かどうか分かってる気がする
>>9 似たようなアイディアが通用するレースで良かったな
というのも付け足したいけどな
これで1位をとったことでこの作者が妙な自信でもつけようものなら
ワイの罪は大きいよ
そんな事を言われても読みやすかったんだからしょうがない
悪い例えをすれば、二番煎じが駄目なら出版される本の数は劇的に減るだろうなと思うよ
今日仕事の合間に寄った本屋で一押しになっていた「タイムスリップもの」もアウトになるってことだ
ヒュンヒョロの人って久しぶりの優勝って言ってなかった?
だとしたらすごいな。
いつも入賞してる人とかいるの?
俺毎回ダメなんだけど。
うん?いつだそれ?
毎回入賞してる人がいたのは見たけど
今年初の入選だったな
連続で入れるくらい安定して話を作れるようになりたいもので
20 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 00:32:58.30
結局旧スレ埋めてやんの
765は女が視線を送るっていう要素がなかったがそこについては何もないんか
22 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 01:02:53.51
これは前段でヒョンヒロって言う客をおっさんにして、後段で「何ですか」って聞く客を同年代の美人の女性にして、
それでつい見栄をはる、っていう風に逆にしとけばやればもっと良かったんだと思う(お題消化的にも)
24 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 01:14:46.53
あとは「他では食べたことない」じゃなくて「今まで食べたことない」にするって仕掛けもありかな。
今回駄目だったのはどれよ
駄作もりもりで選べない
27 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 01:51:03.84
>>25 めでたく選外の787のテレパシー……を書いた俺の別作品である740だな
去年11月のスシの話の初投稿以来、こういう路線。
今回いよいよはっきり感じたがワイさんとはセンスが合わないんだと思う
テレパシーと同年代食いは同じ路線なのか……そうか……
>>27 あれは投げっぱなしすぎるのがいけなかったんじゃないかな、と思う
「蝶番のきしむ音がずれた」を契機にどんどん不条理になっていくように読めて、最初はおもしろそうな予感がしたんだ
ただ、不条理な展開はしっかりと収束させないと、読者からすればとっちらかった印象しか残らないんだ
前スレ
>640-646>649-650>655-659
約物がなくても会話文と地の文は明確に分かれていて読み易い!
主人公の位置の美世は容姿が書かれていた!
それ以外の人物の描写はほとんどなく読者の想像に委ねられていた!
鷹山と雛子は物語の端役ではないので、もう少し人物像がわかるように書き足した方がよい!
美世と雛子が身体で触れあった時の謎は回収されていない!
触れてわかることは限られている! 乳房の有無、または股間による性別の判断くらいか!
体裁を整えれば小説の形になる習作であった!(`・ω・´)
前スレ
>756
>〜歩調を落として声をかけた。
(間違いではないが、少し気になった!
一般的な使い方では「歩調は緩める」、落とすのは「速度」だと思う!)
>老婦は振り向いて少し驚いたように男を少しだけ見つめてから口元に手をあてて微笑む。
(少しの連続が気になる! 二つ目は省いてもよい!)
>〜一呼吸を置いてから鍵を開けてドアノブに手を引いた。
(手が不要に思える! または「ドアノブに手を掛けた」、「ドアノブを引いた」くらいが適当か!)
老婦は男の何を見て「そういえば、そんな季節だったわ。奥さんも幸せね」と判断したのだろうか!
その物言いは当てずっぽうの類いではなかった! 男は「これくらいしか、してやれることがありませんから」と返している!
鞄の中に入っている小箱を指した会話だと思われる! しかし、目には見えない! 音だけで判断することが可能なのだろうか!
老婦と云う人物の聴力も気になるところ!
丁寧に書いているようでいて抜けている部分が多いと感じた67点!(`・ω・´) 最後の子供の言葉と自分達の境遇を重ね合わせたところはよい!
32 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 09:24:28.77
SF指向だったら「テレパシーは一般受けしないから反省して、2位のロボットを目指します!」という気にはちょっとなれんだろな
出来というよりノリの問題として。
>>30 ありがとうございます。
ワイスレ杯お疲れ様でした。
長編続けますね。
以前、題名をグラシア・エル・カサドレスと発言した事がありますが、冠詞を間違えていました。
男性冠詞の『エル』を『ラ』に直しました。グラシア・ラ・カサドレスです。
どうでもいい情報ですが。
34 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 09:53:09.13
そういえばアロンゾと濁るのはポルトガルとかでスペイン語はアロンソじゃないか
テレサはヨーコの言葉ではなく表情や声色で意図を判断しているふしがあった。ヨーコがイラついていると心配そうに見詰め、楽しい気分だと
柔らかい表情をした。どちらにしろヨーコにとってはテレサが精神安定剤だった。
テレサは歌が好きだった。歌が得意なヨーコは童謡から流行りの歌までいろいろ歌って聞かせたが、特に気に入ったのはスペイン人歌手の歌うマカレナだった。
ヨーコが歌に会わせて目を見開いたり怒った顔をしたり、割としっかりした眉毛を上下させ、表情を変えながら歌うと助手席のテレサは声を出して笑った。
また一つテレサの事がわかった。
「おっとと危ない」
ヨーコは慌ててハンドルを戻した。少しカーブが多い山道。運転しているのは膝の上のテレサだ。運転を始めて30分。だいぶ慣れて来たがS字カーブは
まだ無理だ。今度は深いカーブが来てヨーコが手を添えた。
「あぶない」
急に聞こえた声にヨーコはギクっとしてテレサを見た。テレサが初めて言葉らしい言葉を発したのだ。そういえば運転を始めてから何度危ないと
言っただろうか。ヨーコは胸が熱くなり、思わずテレサを抱きしめた。テレサの手がハンドルから離れた。
「あぶない」
>>34 そういうのあるかもしれません。
所詮うわべの知識なのですいません。
先ほどは本当に危なかった。思わぬテレサの言葉に、我を忘れて抱きしめてしまったヨーコは気を引き締め直した。テレサを危険に晒さないように。ルート45は
山岳地帯を抜けて農地の中を南下する。5時間ほどでゴメスパラジオに着く予定だ。途中立ち寄ったヒメネスでSIMカードを買って携帯端末で連絡ページをチェックすると
アロンゾとエルナンドのメッセージが溜まっていた。いずれも女の子をどうしたか、女の子をよこせ、金を払ってもいい。何を必死になっているのかはわからないが
ヨーコには応じる気がサラサラ無い。仕事が無いなら連絡を取る必要もない。連絡先が割れているSIMカードはしばらく封印だ。
ヨーコは少しうとうとし始めたテレサの為になんとなくアメージンググレイスを歌って聞かせた。ぼうっと運転しながら歌っていたが、ヨーコの頭の中では次々と血の華が
咲いていた。倒れていく男達。こちらを向いていた男の顔は大体覚えている。ヨーコはスナイパーとして変わっていた。一般的なスナイパーが石になるのを心がける
のに対して、ヨーコはリラックスするのだ。普通は息を止め、または吐ききった所で静止してトリガーを引く。しかしヨーコはいつの頃からかアメージンググレイスを
歌いながら人を撃った。
澄んだ声で歌いながら確実にターゲットを仕留める悪魔の所業でヨーコは部隊の中でこう呼ばれた。グラシア・ラ・カサドレス。グレイスの名を冠し、まるで鹿を
撃つように人間を撃つ姿を、ハンターを意味するカサドールとなぞらえたのだ。
歌いきってヨーコはふと助手席を見た。するとテレサが何か複雑な表情でこちらを見ている。おかしな反応だ。すっかり目が覚めたようだし歌が不味かっただろうかと
ヨーコは少し自信を無くした。
「まだ見つからんのか」
殺風景な白い土壁の一室、二つ置かれたデスクの片方の電気スタンドだけがついている。デスクでは若い男がノートパソコンを操作している。
アロンゾはうろうろと歩きながら口の周りに四角く蓄えた髭が間延びするほど口を空けて怒鳴った。
「そうイラつくな、今特定してる所だ、連絡ページにアクセスがあった」
インディオの血が濃く、目も口も左右に横広くてガマガエルのようなエルナンドが団子鼻をいじりながらニヤついた。
「セニョール」
エルナンドの横でノートパソコンを叩いていた男がパソコンをぐるりと回転させてエルナンドに見せた。エルナンドはアロンゾに言った。
「ホセ・マリアノの基地局だ」
「南に向かってるのか、何時間前だ」
「6時間だ」
アロンゾは太い眉毛を寄せて髭を撫でた。
「ゴメスには誰がいる」
「この手の仕事ができるやつならソロモン」
「あいつはダメだ、仕事が雑すぎてヨーコを怒らせかねない」
「ドゥランゴからだれか向かわせるか?追いつけなきゃメキシコシティあたりで売られちまうかもしれないぜ、心当たりがあるって言ってたからな」
アロンゾは椅子にドカっと腰掛けて背もたれにどっぷり寄りかかった。
「ふぅー」
深く溜息をつきながらエルナンドを見詰めた。
エルナンドは口をへの字に曲げて眉根を上げながら首をかしげた。
39 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 10:04:05.79
>>36 スペイン語ではZ音はにごらない。
V音はB音と一緒。
だからたとえば「べねすえら」と発音する
ヨーコはいつものようにモーテルでテレサの髪をとかしていたが、ノックの音に手を止めた。ここに自分がいる事は誰も知らない。管理人が今頃用事が
あるというのも変だ。ヨーコはテレサをベッドに座らせると、ベッドのサイドテーブルの上からベレッタを取ってゆっくりとスライドを引きながらドアに向かった。
「誰?」
「連邦警察です」
「警察が何の用?」
「人を探してまして、子供なんですが」
ヨーコはギクリとした。緊張が走る。
姿を確認したいが真新しいドアは何故か覗き穴が無い。壊れたドアを何かで代用したような感じだ。嫌な予感はしたが他に空きが無かった。
「ここにはいないよ、他をあたんな」
「そうですか」
ヨーコが胸を撫で下ろしてドアを背にした時、かすかに金属の機械音がした。
「ちくしょう!」
ヨーコは血相を変えると跳ねるようにベッドに走り、テレサを突き飛ばしてベッドの奥に落とした。
ドアの外から3回発砲音がしてドアに穴が空いた。ベッドを転がるようにして奥に隠れたヨーコがベッド越しにドアを5発撃つ。また外から発砲音。賊は射線から
外れた所でドアノブを撃っているようだ。やがて内側のドアノブが少し緩んで傾いた。破壊されたようだがそこで相手の気配が消えた。ヨーコはトランクから大口径の
マグナム銃を取り出してスライドを引くと、両手でしっかり構え、照門を覗かずに首をかしげて勘で3発、ドアの横の壁を撃った。薬莢がヨーコの頬をかすめて後ろへ
飛んでいく。ガサッと物音が聞こえてそれっきり静寂が訪れた。ヨーコは中腰でスタンスを取り、左足を進めては同じ分だけ右足を進める動作で斜めから玄関に近づいた。
しかしヨーコは玄関に向かう足を途中で止めた。ヨーコの頭の中にホテルの外観が浮かんでくる。ホテルの玄関の植え込みから左に回り、竜舌蘭の向こうに
小窓が見える。窓を覗くには身を低くして竜舌蘭を迂回し、反対側の壁に張り付く。ヨーコは部屋の中央で銃を構えたまますーっと体を90度回転させ、首をかしげて
トリガーを引き絞った。静寂を破る破裂音が響いた。テレサは床にぺたんと座ったまま両耳を押さえている。2発、3発、弾丸が木製の壁を叩く音がして小窓の横に縦一列の
穴があく。
薬莢の転がる金属音が収まった。今構えているデザートイーグルの弾は残り1発で、予備のマガジンは無い。ヨーコは再びベレッタを手に取ってマガジンを
交換し、最初のマガジンをジーンズの尻ポケットに挿した。ヨーコは玄関横の穴の空いた壁に張り付いて、ドアノブを素早く回すと同時に強く引いて再び銃を構えながら
様子を伺う。引いた慣性力でドアがすーっと開く。
「う、うう」
呻き声が聞こえる。
左足を軸に体を回転するようにステップして外に銃を向ける。玄関横で警官が倒れている。銃を向けたまま周りをきょろきょろと見回しながら、すり足で近寄って近くに
落ちている銃を蹴り飛ばした。ポケットから出したジャックナイフで身を屈めて警官の顎のラインに沿ってさっと切り裂いた。喉元から牛乳をグラスに注ぐような音が
聞こえてくる。
「ちくしょう、ほんとに警官でやんの」
相手が警官である以上、間違っても生き残ってもらっては困る。
バターを塗るように制服の胸でぺたぺたとナイフを拭いてポケットに仕舞うとペンライトを取り出し、銃を構え、左手で銃床にペンライトを添える形で建物の左手に回る。
竜舌蘭の向こう、窓の下に倒れた制服の上半身が見える。ライトで顔を照らすと、木の根が張ったような血痕の間から、空ろな男の目が見える。
「あんな色物のガラクタでも役に立つ事もあるもんだね」
ヨーコは銃を空に向けて溜息をついた。プレゼントだと言ってにこにこしながら箱を差し出すドゥランゴの長、ドン・セルバンテスの顔が思い浮かぶ。
しかし同時にアロンゾの顔も浮かび、目を座らせてつぶやいた。
「野郎…」
事件の後早々にモーテルを去って翌日、ヨーコはベンツを売っぱらってトヨタのSUVを買った。荷物の積み替えは大変だったが車種が割れている以上仕方が無い。
ゴトゴトと音のする袋やケースそして木箱を積み替えるのを斜め目線でチラチラと見ていたカーショップオーナーを尻目に、いい買い物をしたとご機嫌で出発した。
鼻歌混じりに運転するヨーコを見て昨日購入したチャイルドシートの上のテレサも機嫌がいい。汚職警官の一斉射撃からCIAの工作員を守ったのもトヨタだった。
さすがに防弾機能は無いが少なくとも故障は無いだろう。
ヨーコは携帯端末で天気をチェックした。乾期だというのに最近は突然の雨が多い。テレサと二人でどこか風景のいい所でランチをしたかったのだ。せっかく走破性
の高い車を手に入れたのだ。どこか草原にでも乗り入れて二人で辛くないランチを食べようと思っていた。ビークルに乗って家族で出かける。望んでも出来ない
事はヨーコの憧れだった。かつて愛した男との間には子供は出来なかった。行楽で幸せそうな家族を見るとパンツァーファウストを打ち込みたい衝動にかられる。
しかしもうその必要はない。ヨーコはついに家族を手に入れたのだ。しかし今日の天気を見てヨーコは唖然とした。
「なんだこれ」
昨日の天気予報のグラフィックは太陽を少し雲が隠していた。その通りになったがしかし、今日の天気は真っ赤に焼けた空から火の玉が降り注いでいる。
大地を炎が覆い、気温は999度。
「舐めてんのか?えーと、今日はマヤ暦の回文の日、大災害で世界は終わるでしょう、ちっ真面目にやれよ」
ヨーコは別の天気予報を見たが、ここは見事に快晴だった。ヨーコはにっこり笑ってブックマークを変更した。
「おいしい?」
「おいしい」
「おいしい?」
「おいしい」
また一つワードを喋るようになったテレサに目尻を下げたヨーコが執拗に質問をする。農地と丘陵地帯の間にある草原ではロバが2,3頭いて草を食んでいる。
ぽつんと生えていた木の近くに車が停めて、木陰に二人で座っている。テレサは女の七つ道具を入れたポシェットを肌身離さずたすき掛けにしている
邪魔だろうと外してあげてもすぐにまた掛けるのだ。カチャカチャと鳴る軍用の食器に普段狙撃の時等に使っている幌生地の無愛想なシート。
銃座用の土嚢袋に軽く砂を詰めて重しにした。こんな事に慣れていないヨーコは死ぬほど自分を呪った。何故洒落た木製のテーブルと可愛い花柄のクロスを買わなかったのか。
何故アニメキャラクターの入った皿や、尖っていない小さいフォークを買わなかったのか、身悶えする思いで次回からは失敗しない事を誓う。今は苦肉の策としてそこらじゅうに
ぽつりぽつりと咲いている花を集めてシートの上に
敷き詰めた。面倒くさい注文に渋い顔をする屋台のオヤジに一瞬バッグの中の銃を握り締めたが、ここは大人になって多めに金を払って辛くないタコスとアボカドサラダ、
ポジョと呼ばれるチキンローストを作らせた。ぱくぱくとランチを食べてグアナバナの実の甘いジュースを飲んでおちついたテレサが敷き詰められている花を手に取った。
不思議そうに花を見るテレサに花の名等を教えてやれればいいのだがヨーコに花の知識はない。ヨーコは鮮やかなオレンジの花を一つ手に取ってテレサの耳の上に挿した。
「これはテレサの花よ」
「テレサの…花」
舌っ足らずのテレサに思わず笑みがこぼれる。
「そう、テレサの花」
テレサが耳の上を気にして手で探っていると花がぽろりと落ちた。その花を手に取ってテレサは不思議そうに見詰める。買い物リストに植物図鑑が追加された。
車は再びルート45を南下していた。マカレナを歌うヨーコをスティックキャンディーを口に咥えたテレサが笑顔で見ている。トヨタはアメリカから引っ張って
来たのか、メーターがマイル表示だった。50マイルでのんびりと走っていると、ハイウェイとはいえ、時に160kmほども出た車やバイクが左の車線を追い越していく。
急に保守的になったヨーコはそういった車に顔を顰めた。心を煩わせながらバックミラーを見ていると、左車線を走行している黒い高級セダンの助手席の窓から顔を
出して、この車の後続車を覗き込んでいる男がいる。変なやつだと思いながら相変わらずのろのろ運転していると、その車がヨーコの車に並んだ。そしてこちらの車内を
覗き込んで顔色を変えた男が運転手に何か言った。するとその車は突然加速してヨーコの車の前に出た。その後ろから付いて来た同じような車が横に並ぶ。
「ちっ」
誰かはわからないが見覚えのある顔だった。前の車は減速し、横の車は詰めてきた。ヨーコはテレサのチャイルドシートの状態を確認すると急ブレーキを踏んだ。
テレサの首ががくんと前に垂れたがすぐにブレーキを離してハンドルを切り、横の車の後輪にこちらの前輪をぶつける。直進しようとする後輪と
斜めに進もうとする前輪が主張し合ってお互いのタイヤが悲鳴を上げる。しかし相手車両はゆっくりと斜めに姿勢を変えてついにはスピンした。バックミラー
を見ると、コンクリートの壁面にかるく車体の前後を当てながら回転している。あまりダメージは期待できない。一気にアクセルを踏み込み、前の車を追い越そうとするが
尻を左右に振りながら妨害してくる。ヨーコはデザートイーグルを取り出し、左手に握って窓から外に出し、車に向けた。リコイルで跳ね上がる事を計算にいれて
銃口を下げる。狙いを定めて一発発射すると、弾はトランクに命中したが、思いのほか銃が跳ね上がって後退したスライドで手首を傷つけた。
「ちっ、やっぱつかえねーな」
ヨーコは銃をベレッタに持ち代えると同じように左手で握って15発全弾発射した。銃撃でガラスやボディに穴があき、動揺した車両が無秩序にふらつく。ヨーコは
きちんと作戦を立てていた。相手が動揺した隙に狙い定めて一気に右にハンドルを切り、ハイウェイを降りた。そのまま町にまぎれるつもりだったが。目の前を
旋回しているヘリに何か嫌な予感がする。正面から真っ直ぐ車に向かってきてすれ違うと後ろで旋回している様子がバックミラーに映っている。
「冗談じゃねえよ」
一般道に下りると町が近い事もあり、トペと呼ばれる結構な段差が道路を横断している。スピードを出して通過すると車によっては破損するほどの車速抑制施設だが
SUVに変えた事が功を奏した。トペで軽くジャンプしながらも車は疾走する。しかし相手はヘリ、すぐに追いついてきて運転席側に並んで飛び始めた。身を乗り出した
ティアドロップのサングラスをかけた男が止まれのサインをしているが、もちろん肛門サインをして歯をむき出した。男はやれやれと首を振ると引っ込んで何かごそごそしている。
そして回転しながら出てきたのはミニガンの銃口だった。
6本の銃身が回転しながら1秒間に数十発の弾を繰り出すキワモノだ。
「だから冗談はよせよ!」
もはや銃声とは言いがたい甲虫の羽音のような音をたてて弾が発射された。缶を叩くような音が幻想即興曲の倍のビートで鳴り響き、火花がボンネットを横断していった。
「ちきしょう!マジに空から火の玉が降ってきやがった!」
ヨーコはハンドルを切って後輪を流しながら幹線道路沿いの市街地に入り込んだ。大きく旋回して追いついてきたヘリから
2回目の銃撃。左側の地面で弾ける煙がボンネットに這い上がってきてライトが吹っ飛び、火花を散らす。思わず左にハンドルを切って対向車線に入り、建物の影に入る。
ヘリの銃座の関係で真上から攻撃する事はできず、左車線に入れは射線から外れる。しかしすぐに対向車が走ってきて右車線に戻るとすぐに銃撃が飛んでくる。
店舗が次々に壊れて通行人や軒下でベンチに座っている人が赤く弾けるのが横目に映る。この状況でエンジンが止まらないのは奇跡に近い。
ここまでしてテレサを欲しがる理由がわからない。だが考えている暇はないし興味が無い。ヨーコの戦術は基本的に潜伏と奇襲である。
相手に襲われていることさえ気付かせずに壊滅に追い込むのは得意だが最初から付け狙われるのは苦手だ。ターゲットになったのはある意味新鮮だったが
ここでも生き残りのセンスは天性の物があった。減速と加速に蛇行を繰り返して的を分散させる。すると相手の人物像が見えてくる。
無秩序に町を破壊するのもやぶさかではないが、不本意ではあるようだ。そして決して座席を狙わず車の無力化を目指している。相手もまたテレサを傷つけたくないのだ。
そこにヨーコの勝機がある。しかし今、市街地を抜けて隠れる物が無くなった上に先ほどスピンさせた車が後ろから迫って来た。
しごく当たり前の事だが連絡を取り合って連携しているのだ。また状況が悪化した。
ヘリを見上げると変電所に集まっている電線をやり過ごすために少し上昇している。チャンスだ。旗色は悪いが前方にトンネルが見えて何か思いついたヨーコは、テレサの
ベルトを外すと抱き上げて運転席に立たせた。
「テレサ、ドライブよ!」
ヨーコはクルーズコントロールを押して尻をずらし、後部座席に移った。荷室に上半身を乗り出し、ギターケースほどの物を取り出す。中から機関部分と銃身に分かれた
ライフルを取り出し、慣れた手つきで組み立てる。そしてケースの中にあったイヤーマフを最小に縮めて後ろからテレサに被せた。そのままドアに手を伸ばして
全ての窓を開けると、スニッカーズが1ダースは入りそうなマガジンを取り出し、ガシャリとセットしてボルトレバーを引いた。そして最後部のシートに銃身を
乗せて身を引き、銃に頬を寄せて後ろの車を見た。運転席に立ったテレサは「あぶない」を連呼しながらふらふらとハンドルを操作している。70マイルで固定された車は
数台の車を縫って抜き去りながらすぐにトンネルに入り、ヘリは離れていった。この至近距離でしかも安定しない状況でスコープは使えない。折りたたまれていた照門と照星を
立てて目をこらす。実戦で使うのは初めてだがヨーコの勘がフル稼働する。ふらふらと揺れる風景。ヨーコはリラックスしてその時を待った。追跡車両と銃口が重なろうとしている。
脱力した体と空ろな目でその瞬間を捉えた。榴弾並みの爆音が鳴り響く。同時にシュモクザメの頭のような銃口から左右に煙が噴出して疾走する車の窓から流れ出した。
ペッパーソースのビン並みの薬莢が排出されて床に転がり、カーペットが溶けて薬莢が少し沈んだ。一方、銃口からマッハ2.5に迫る勢いで飛び出し、ボンネットを貫いた直径12.7mm
のNATO弾は、追跡車両のエンジンをたった一発で沈黙させた。やがて車はボンネットの隙間から煙を上げながら離れていった。テレサと二人して、この車で遊び回ろうと思っていた
ヨーコは穴だらけのボンネットと割れたリアガラスを見て歯を噛み締めた。後ろからハンドルに手を伸ばして支えながら迫り来るトンネルの出口を睨みつけた。
「もう少しだから頑張って、テレサ」
ヘリはトンネル出口付近で旋回していた。ほどなくヨーコの車が現れ、タイミングを合わせて追跡の姿勢になったが、ミニガンを構えていた男は目を疑った。
「協力者がいたのか!」
ヨーコがサンルーフから顔を覗かせていたのだ。銃の二脚をルーフに引っ掛けて銃口を向けている。
「ヤバイ!対物ライフルだ!」
男の指に力がこもった瞬間、ヨーコのライフルの両サイドから煙が噴出し、ミニガンが爆発するように弾けた。
「ぐああああ」
顔中に金属片が刺さった男が呻いた。連続して鉄板を叩く音。車上のライフルから汽車の煙突のように煙が噴出して流れている。ヘリは機体を傾けて離脱の姿勢になったが
ヨーコの追撃が容赦なく突き刺さる。やがて白煙を吐き始めたヘリはついに制御を失って回転しながら山肌に激突した。火柱が上がり、その先端をシダの芽のように
黒煙が回転しながら上昇していった。
「なるほど、999度ぐらいはありそうね、ブックマーク戻しとかなくちゃ」
ヨーコはテレサの手を握って夢の飛行船だった車を見詰めた。町の手前の道路から少し入った茂みの中。車を手に入れて荷物を取りに戻ってくるまで無事であればいいがと願う。
穴だらけの車で旅をすれば公安が五月蝿い。何より車種がアロンゾにバレてしまった。3年ほども世話になったドゥランゴの工作部隊。元軍人が多い荒くれ集団の長だったが
これで完全に敵となってしまった。
自分を気に入ってるドン・セルバンテスに掛け合えば不問にできるかも知れないが、保証の無い掛けはできない。訴追されるか、放免になったとしても個人的な恨みでどさくさ
まぎれに暗殺されるだろう。帰る所は無くなったが後悔は無い。ヨーコはこちらを見上げるテレサを見下ろして微笑んだ。微笑み返したテレサの顔に、今まではいつ死んでもまあ
いいかとさえ思っていたヨーコは急に命が惜しくなっていた。
ヨーコ、大丈夫よ、すぐに迎えが来るからね
誰…
飴が一つ残ってたわ、ほら開けてあげる
あなたは誰…
ほら、口を拭いてあげるからこっちを向きなさい
私の記憶の中にあるあなたは一体…
ヨーコ!ヨーコ!
大きな音がする、耳が痛い
勘弁してくれ
くたばれ屑野郎
ホンジュラス訛り、満足げににやける男、軍人さん
こちらです、アレハンドロ大佐
大きな黒い靴、パパ…
君の名前を教えてくれるかい
ヨーコ
よろしい
歌が流れてる、向こうで寝転がったあの人が見ている、あの人は誰…
「ママ」
ヨーコは汗びっしょりで目を醒ました。ベッドの上ですでに起きてぺたりと座っていたテレサが心配そうに顔をのぞきこんでいる。
「ママ、泣いてる」
子供の頃よく見た夢を久しぶりに見て、少し動揺したヨーコだが涙を拭って笑顔を作った。夢は内容とは関係の無い正体不明の悲しさに満ちていた。
「大丈夫よ、ほら、おいで」
納得していないような顔のテレサは渋々ヨーコに身を預けた。ヨーコはテレサを抱きしめて頭に口を埋めた。
「大丈夫、何も心配いらない」
そう言いながらもヨーコは夢に登場した人々の顔が頭から離れなかった。
ヨコたん
頸動脈ちょんぱしたら、すげぇ返り血浴びまくるで
ナイフ綺麗にする以前の問題や
54 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 17:40:37.94
春風とは恐ろしいもので、埃、葉桜、時には瓦と、なんでも飛ばしてしまう事が割にある。
そして畢竟春になれば服は薄くなり肌は露出する。
丈の短いなにそれが現れるのも、ごく自然ななりゆきである。
そうくればなりゆきとしては紙ぺらの如く薄い防御など春風殿にとって見れば
子錦を前にした大横綱のように鎧袖一触、片付けてしまえそうなものだが、
そこが世の不思議なところ。そう簡単には運ばない。
あれまた針金でも詰まっているのですかと聞きたくなるほどに
動かない、動かない。
むむと念じてみるものの、春風は参ったとばかりに吹くのをやめてしまう。
えい、この根性無しめ。役立たず。盆暗かぜ。
怒った春風が目に砂を飛ばしてきた。
なに、その程度で参る私ではない。とはいえ痛い。これでは見えないではないか。
やっとのことで目から砂粒を取り払う。
どうやら針金を折り曲げるのは首尾よくいったが、何分勢いが強すぎた。
女生は手で尻を押さえてしまっている。
まったく春風殿、融通の利かん男である。
あら、あすこにおわす主婦が何やらこちらを指差している。
何ぞ用件でもおありかしらん?
おまわりさん、あの人です。
おやいけない。
春風よ、私を遠くへ吹き散らしておくれ。
お題スレで書いた奴
取調室の空気はどろりと濁っていた。呼吸が苦しいのは、きっと、そのせいだ。倦怠感と疲労感が肩に重苦しく圧し掛かっている。
「それで、動機はなんなんだ」
ショートホープをくわえた刑事がもう何度目かわからない問いを発する。
くくく、と、僕の口からは笑みが溢れだしてしまう。
「なにがおかしい!」
怒った刑事がバンと机を叩くと、その上に載っているスタンドライトが倒れた。乳白色の光が、灰皿の底に山積する刑事の苛立ちの抜け殻を、濃く淡く浮かびだした。
「だって刑事さん」
むりやりに笑いをしまいこんで、僕はいたって真面目な表情をととのえる。
「もう幾度も答えたじゃないですか。昨夜からずっと。僕は彼女自身にお願いされてやったんだ、と言ったはずです」
「てめえ、とんちきなこと抜かすんじゃねえよ。何で彼女自身が自分を殺せだなんて頼まなきゃならねえんだ」
「愛ですよ」
愛――ああ、なんという甘美な言葉なのだろう。この世にこれ以上美しい言葉を、僕は知らない。そうだ、僕は彼女にお願いされて、懇願されて、哀願されて、やったのだ。刑事は間抜けな顔をしてあんぐりと口を開いている。当然だ。
こんな、蚤の糞ほどの感受性しか持ち合わせていないような輩に、僕の、僕たちの崇高で気高い恋愛が理解できるものか。
「愛だあ!? なんだ、じゃああれか、好き過ぎて殺傷事件を起こしたのか」
「僕たちは結ばれなければならなかったんです。彼女は僕の運命だった。つまり、僕は彼女の運命だった。わかります? ああ、わからなければ結構。よろしい。最初から期待していませんでした。いいですか、でもこれだけは理解してください。
僕たちは愛し合っていた。恰も磁石が引き合うように、僕たちは惹かれ合ったんです。僕が最初に彼女を見たのはTVでした。その瞬間、僕の体に電流が走った。これはレトリックでもなんでもありません、事実、僕の目には宙に放電する青い光が見えたのです。
天からの啓示でした。彼女は僕のファムファタルだと、神がその御力をもって指し示したのです。それから僕は、何度も何度も、幾度も幾度も、彼女に手紙を送りました。ドルチェのような愛の詩です。発狂しそうになるほど頭を悩ませて書いたのです。
それなのに……それなのにそれなのに! ビッチ、クソビッチ! あいつは返事も寄越しやがらなかった!! はあはあはあ……」
いけないいけない。乱れる呼吸を、ととのえる。おもわず熱くなってしまった。彼女のことを語ろうとすると、いつもそうなんだ。愛の深さゆえにね。
僕は刑事にむかって微笑みかけた。見苦しいところをみせた、まあ、はにかみ笑いのようなものである。しかし、刑事はなぜか、ビクッと肩を震わせて、口からショートホープを落とし、痙攣したように、髭だらけの口もとを、ひくひく引き攣らせていた。
「最初ですよ、最初はそんな憤りも覚えました。でも違ったんです。それは彼女の愛情表現だったんです。つまりね、刑事さん、わざと無視することによって、僕をはらはらさせるのが彼女の手だったんです。
はは、これには参りました。処女なのにカサノヴァも真っ青な恋愛テクニックだ。僕は彼女からの甘美なシカトを楽しみましたよ、ええとても。ですが、それも飽きました。実際に会いに行きました、CDを買ってね。
僕は、握手するときに、目配せをして、彼女に言いました。『早く結婚しようね』、その途端です。鬼の形相をしたスタッフが僕をはがしたんです。ああ、そのときの彼女の表情ときたら、いまでも僕は忘れられません。
ひどく悲しそうで、まるで、恋人と永遠の別れを覚悟したジュリエットのようだった。僕の心は怒りの、いや、正義の炎に燃えに燃え立ちました。スタッフをぶん殴って彼女を連れ去ろうかとまで思ったんです。
しかしです、そのとき僕の身にふしぎなことが起きました。刑事さんはESPって信じてますか?」
「いーえすぴー? なんだそりゃ、新開発のオービスか?」
とことん愚鈍な刑事だ。僕は内心で舌打ちしたが、もちろんそんな感情は表に出さない。
「知らない、はいはい、訊いた僕が愚かでした。結構、つまり彼女の心の声が聞こえてきたんです。彼女はこう言っていました。『お願い、私を殺して、あなたと一緒になれないなら死んだほうがいいわ!』。
僕はそのときまで知りませんでした。少しも気づかなかった自分をぶん殴ってやりたい思いでした。彼女は虜囚だったんです。囚われの、高貴な虜囚だったんです。彼女に自由意志なんて欠片もなかった。
事務所に抑えつけられて、奴隷のように働かされる、哀れで、高貴な、囚われの姫君だったんです」
「はなしなげーな、おい」
「は?」
殺すぞ――なんていう野蛮な言葉を、僕は使わないんだ。
「もはやことは一刻の猶予もなかった。僕は早急に、そして念入りに準備をした。幸い、僕の顔は憶えられていないはずでした。実際、憶えられていませんでした。道具にはのこぎりを選びました。
彼女の首を切り取ろうと思ったからです。どうせ僕も死ぬつもりでしたが、そのときは彼女と一緒がよかった。しかし問題もありました。のこぎりは大きくて、とても隠しては持っていけませんでした。
ですがこの問題は、ワイヤーソーという道具を知ることによって、解決しました。さて、実行の日です。彼女のレーンにはたくさんの人がいました。握手のタイミングにも、スタッフと、その他のメンバーが近くにいるようでした。
実行は困難です。しかし僕の愛の力の前にはどんな困難な壁も砂城に等しくつまり海よりも深い愛が大津波となって僕のワイヤーソーに宿って邪魔者をラブエッジの犠牲としてついに彼女を――」
「やったんだな、はいはい、ご苦労さん。じゃあ、ちょっと調書書くから待ってな」
話し終えたら、ふと腹が鳴った。いつのまにか昼になっていた。
「刑事さん、かつ丼食うか訊いてくれないんですか?」
「自腹だぞ」
「いや……僕、無職なんで」
アイドルヲタでもそこまでキチガイはおらん
60 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 19:58:38.00
う〜ん……
ところで今回の優勝は拙者氏だよね
>>31 ご評価ありがとうございました。
そんな季節の下りは、息があがるほどに急いで帰ってきたのはどうしてか、
という思考のつもりでしたが、まったく書けていないということですね
文章の疵も多く、色々と基礎的な部分が欠けているのだと思い知りました
謎は謎のままにしておく
でなければリアリティーがでない
説明はするな
リアリティーなんか糞食らえ。
だからお前は駄目なんだ。
65 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 20:40:13.78
>>60 そうですよ。前回の初優勝から苦節一年!ヽ(`Д´)ノ
ぱくりで優勝して嬉しいのかね
67 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 21:31:19.11
おめでとう! やっぱり催眠洗脳と薬物投与が効いたねw今年はいまのところあれが一番じゃい
68 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 21:41:31.71
>>67 あれは去年の劇場公開時に書いたやつです。
またコメディ書きたいけど時間が(;´Д`)
なんでも丁寧に書いちゃうと、先が読めてつまらないよ
人間の行動って読めない部分もある
だからリアルなんだよ
リアルとかどうでもいいけど緩急は必要かもしんないね。場面に合わせた
酷使したせいで目が痛い!
空腹よりも眠気が勝るので寝ることにする!
未評価のものは早朝に見ることにしよう!(`・ω・´)ノシ 時間が足りなければ、まあ、適宜と云うことで!
73 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 22:43:28.67
さ
おやすー
75 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 23:01:11.37
2本で千円
76 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 23:10:39.32
>>53マジデスカ
>>54 なんの努力もせずに一気に読めました。
独特の雰囲気とリズム感でサラリと落ちに繋がって
2ちゃん的なお約束もスパイス程度に効いていてかなりよかったです。
イカ臭い僕にはできない文学的な表現力が羨ましいです。
>>76 サンクス、嬉しい
森見登美彦のそういう感じが好きなんだ
78 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 23:17:36.50
交通安全の御守りにぴびる幽霊はあまり話題に
なりませんね。
僕的にはかなり刺さりましたが、
79 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/26(月) 23:54:05.87
725は最初に読んだときから文体はおもしろいのに、個々の単語選びがなんか変だと思った 頭から拾ってくと、
立ち飲み酒屋(酒屋っていうとその場で飲まない店なんじゃ) 取り寄せています(間違いじゃないのかもしれんが通販みたい)
果たして(ってついてるから強調される必要のある何かがあるかとおもったら以後の展開に関係ない)
集中力(気づかないんなら集中力がないんじゃないの?)
大衆的(大衆のようだ、という意味では無くて、みなに人気があるという意味のはず)
浅ましい〜楽しいですね(浅ましいなら不快なんじゃないの?)
というあたり
視点は面白いが、どこで男が幽霊に気づいてるのかわからない(横からの視線というお題とも関わる)。
黙っててくれ とか 近い とか、誰に言ってるのか。少なくとも前半部分の発話は店主向けなんだが、どっから幽霊向けになるのか、そのきっかけは何か
あるいは最初からわかっててシカトしてんのか。
あと、これだと大将と幽霊の関係が書いてない。大将は幽霊に気づいててもいなくても、どっちの筋でもいけるので、書いた方が面白い。
常に5位以内をキープしてるやつがいる
そいつのが一番読みやすくて好きだからもっと書いて欲しい
仕事帰りに転がり込むようにスタンディングのダーツバーに転がり込んで
ハイネケンのボトルを注文した。賑やかな店内でまるで計ったように人のいない
一角の壁にもたれ掛って一息にビールを飲み干す。
傾いたボトルと首を正面に下ろす時に彼女と目が合った。
マールボロを取り出して火をつける。煙が飾り気のない天井に吸い込まれていき、
その向こうで彼女が笑っていた。僕も笑い返してもう一息タバコ吸い込んでから彼女に話しかけた。
「何か可笑しかったかい?」
「だって、まるで何でもないようにお酒を飲むから」、と俯きながら彼女が笑い声を漏らす。
「何でもない事なのさ、実際」
僕はもう一息だけ煙を吸い込んでから火を消した。
「蛇口を捻る。水が出てくる。コップに注いで飲む。…水の味がする」
彼女の顔が曇るのが見える。
「誰も水の味以外期待しないし、実際水以外の味がすることはない。それだけの事なんだよ」
それだけ言うと僕はダーツバーを後にして六畳間のボロアパートに帰り、また彼女と寝た。
僕が起き上がりマールボロに火をつけると、彼女も誘われるようにしてセーラムに火をつけた。
少しだけ空いた窓の向こうから、風の音や草の音や汽笛の音や街が眠る音が聞こえた。
高架の上をトラックが通る音が鳴り、部屋が揺れた。そんな音を聞きながら僕らのいる六畳間の中
だけはただ静かだった。
「またそんな風にして抱くのね。水を飲むみたいに」、彼女がぽつりとそう言ったのが聞こえた。
見上げた天井ではトラックの振動で揺れた電燈のヒモがくるくると同じところを回っていた。
そんなことを、繰り返していた。
『水を飲むみたいに、当たり前のようにそこにいてくれないか?』
そんな言葉が浮かんできたが口には出さなかった。小洒落た口説き文句には程遠く思えた。
天井で回るヒモを見つめる僕の耳に彼女が服を着る衣擦れの音が聞こえてやがてドアを閉じる音が聞こえた。
ずっと見つめていたはずの電燈のヒモは、まるでずっとそうだったかの様に中空で静止していた。
やがて朝日が部屋に注ぎ込んで、鳥が鳴き始めた。
車や通学する子供や会社に向かう人々と町が動き出す音がヤケに喧しかった。
僕は冷蔵庫を開けて、飲みなれない缶ビールを飲み干して布団に潜り込んだ。
初めてタバコを吸った時と同じ味がした。
82 :
81:2014/05/27(火) 00:11:16.05
もう期間は終わってるけど
気が向いたので前回のワイ杯のお題で久々に
書いてみました。気負いなしで書いたのがいいか悪いか。
ワイさん暇なときに感想お願いします。
83 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 00:13:30.39
改めて見ると「同年代」も書いてない
明記してないだけだ、お題クリアにはそれでかまわないのだという説にしたがってもよいのだが、
すると「冴えない中年男性」とこの幽霊が同年代なわけで、なんかイメージ落ちる(名前セセラギサララの中年女ですか的な)
落ちないようにしたければ男と昔なじみっぽいことを書くのがいいのかな やっぱり書きたりないことが多いんじゃないかなあ と。
>>86 そう言われると自信なくなってきた
大体順位出たら名乗りでるけど、そいつの場合名乗り出ない
中編長編の分量でないと上手いも下手もないわ
>>87 何かしらある判断基準に毎度適合するなら合っているのかもしれないし、
単に似ているだけかもしれない
どっちも可能性でしかない
上手い下手が出るのが掌編短編
面白い面白くないが分かれるのが中編長編
91 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 00:47:09.56
)中編長編というのは、たとえば何文字くらいからのものを言うのかな?
長さでうまいへたとか言っているバカは経験の少ないバカ。
数をこなせばみな同じだということがわかる。
長さは関係ないと言ってる馬鹿は経験のない馬鹿
たった一レスで本当の上手さが測れるか
長い作品ほど計算が必要だというのは直木賞作家の伊藤や辻も幾度となく言ってる
文豪の創作ノートを見たことないのかね
こんな所で文豪を引き合いに出して
ぐずぐず言ってるような奴に説得力があるとでも……
読み終わるのが早いから細かいところまで見えるのが掌・短編
長いとめんどいから読後感でしか見ないのが中・長編
読者側の立場としてみると納得だな! 長くてもちゃんと読み込めよ
>>93 4位と5位
読みやすいから好きだなと思ってたら入賞したし
名乗り出なかったから間違いないと思った
たぶん前回の1位と年末の2位も同じやつだと思う
でも
>>89の言うとおり可能性でしかないし、
名乗り出ないっていうことはそいつは純粋に
ワイ杯を楽しんでるだけかもしれないから
これ以上ヤボなことを言うのはやめる
もし本人が見てたらすまん
言い方はともかく
>>94の人は
長編の方が偉い・面白い・難しいとはいってねーからな。
上手さが見て取れるのが長編、計算が必要なのが長編って言ってるだけで。
そりゃすげー面白い短編とそこそこの長編なら
>>94もスゲー面白い短編って
いうんじゃないかい?
俺はうまい奴は何書いてもうまいと思う。
村上さんは長編が本質、短編掌編は長編の息継ぎって言ってるけど
短いのもすごい好きだ。ホノルル・ベイとか。
>>97 毎回上位なんて話よりも、ここがおもしろかったって感想をちょっと細かく書く方が本人は喜ぶと思うぞ
あと、長編も自主開催って手もあるよね。
ワイ杯とは別に2レス上下とか3レス序破急の
ワイスレ住民賞みたいなの。
投稿で前後するだろうから、アンカーで自作品を括り付けて。
ワイさんに順位付けは強制できないが名前欄に作品名だけは
つけて、通常評価で点数つけてもらったり。頼めば参加作品の点数づけ
だけは参加作品内で比較して加味してくれるくらいはしてくれるんじゃないかな。
折角多少住民同士で顔見知り?のスレだしそのくらいのイベントはあってもワイさんも
怒らないだろ。言いだしっぺなのにやろうとはしないけどさ!
>>100 そういうのは文芸部を使って祭りとしてやればいいと思うよ
>>100 結局ワイさんに読ませてるじゃねーかw
何故掌編しかやらないのかって、
期間内に山ほど長編があげられたらワイさんがパンクしちまうからだろーに
別スレ立てて住民の投票制でやるならいいんじゃね
ワイはルームミラーに目をやる。黒いベンツが三台、連なっている。
「尾行(つ)けられてるな」
アクセルを踏み込む。エンジンが唸り急加速する。80km、100km、120km、速度計の針が心地よく動く。
改造シルビアは最高馬力500ps、最大トルク90kg・mという化け物車なので、ベンツをぐいぐい引き離していく。
いきなり前方の丁字路から黒塗りベンツが現れて道を塞ぐ。
ドアが開き、男が四人、銃を構えて撃ってきた。
ワイはサイドウインドウを開けてM44マグナムでベンツの前輪を撃ち抜いてパンクさせ、更にアクセルを踏み込む。
速度計が300kmを超えた。襲い来る弾丸と化した鉄の塊に、狙撃していた男達の顔が恐怖で引き攣り、慌てて路外に飛び込む。
ワイはシルビアをギリギリまで左に寄せる。シルビアの右フロントが、ベンツの前部側面に突っ込んでいく。
どかんと強烈な音がした。ベンツの前部側面は食い千切られた魚のような断面を晒し、衝撃で車体が軽く浮き、くるりと半回転した。
後続のベンツはそのベンツに突っ込んで大破し、後ろから続いていた二台も玉突きし、爆発音がして、火の手が上がった。
ワイは速度を落として、そのまま目的地に向かった。
>>35>>37-38>>40-51 >薬莢がヨーコの頬をかすめて後ろへ飛んでいく。
(普通の場合、薬莢は前方、または横から排出される!
アニメ等では演出目的なのか! 後方に勢いよく飛び出すことが多い!)
>喉元から牛乳をグラスに注ぐような音が聞こえてくる。
(銃弾に倒れたあとで相手の首を切り裂いた! 攻撃によって拍動が弱まっていたと考えれば、
このような出血の表現でもおかしくはない!)
>〜ポシェットを肌身離さずたすき掛けにしている
(句点がない!)
>〜左車線に入れは射線から外れる。
(「入れば」なのか!)
長い話の一過程なので全容は見えて来ない!
天気の伏線はそこはかとなく明るい!
主人公はどのような性格をしているのだろうか! クールな殺し屋なのか! 明るい殺人鬼なのか!
粗野でいて無慈悲な主人公は死を予感させないくらいに陽気に見える!
小さな家族を得たことで自身の命の重みは増した! 今のところ、そのような行動は見せていない!
主人公の心情の変化を今一度、見詰め直した方がいいかもしれない!
主人公の感情の流れに引っ掛かりを覚えた68点!(`・ω・´) 一時、中断して朝食にする!
105 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/27(火) 08:13:25.55
>>54 >〜埃、葉桜、時には瓦と、なんでも飛ばしてしまう事が割にある。
(春風が軽い順に飛ばしている! 埃はわかる! 葉桜とは! 瓦よりも軽いのか!
葉桜は桜の状態を意味する言葉である! 樹が吹き飛ぶ訳ではないので「桜の葉」とした方がいいかもしれない!)
>子錦を前にした大横綱のように鎧袖一触、片付けてしまえそうなものだが
(子錦がわからないので例えになっていないように思った!
ワイの考える巨体の人物と大横綱であれば、あまり比喩になっていないのでは!)
>女生は手で尻を押さえてしまっている。
(女生とは女生徒のことなのか! または女性の変換ミスなのだろうか!)
老人の一人称に見える! 読み易い反面、東京訛りが中途半端にも思える!
文体や人物に面白味はあるが雑な部分も垣間見える67点!(`・ω・´)
今日の朝食は焼き鮭、味噌汁、漬物、卵焼き、ご飯であった!
王道な日本の朝食!
美味であった!85点!(`・ω・´)
107 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 08:28:28.12
デザートイーグルじゃね?
>>55-58 時事ネタか! 意外とよく書けていた!
許容範囲を超えた知識を取り込んだせいで頭がパーンした人物像を想像した!
中々のパーン具合ではあったが、もう少し、過剰なパーンも見てみたかった!
「誰でもよかった」と云う動機が本文には書かれていなかった! 整合性の問題で敢えて出さなかったのだろうか!
ワイの自前のスカウターでパーン力を計測すると……68パーン!(`・ω・´)
>>104 癖のある銃を出して物語に味付けしたかったのです。
壁をぶち破って真っ直ぐに飛ぶ威力のある銃ですが
重くて取り回しが悪く威力は高いが反動が激しく
持つ者の都合を考えない設計のデザートイーグルは
薬莢が頭上を越えるように設計されています。
ところがその精度は悪く、射手に薬莢が命中する事が多く
それを知っているヨーコは顔を逸らして射撃します。
拳銃にハンパなライフルの威力を持たせた使えない銃という
事でヨーコはガラクタと一蹴します。
PSミリオタじゃありません。
110 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 08:40:46.12
デザートイーグルを二丁拳銃で振り回す女たまにいるよね。
>>69 >〜と思ってしまうのである。。
(三点リーダーのつもりなのか! または打ちミス!)
>彼は盛大に青い水飛沫を散らして
(写実的な描写の中に紛れていたので引っ掛かった!
とても見晴らしのいいところで空の色が反映すれば、青い水飛沫に見えることもあるかもしれない!)
主人公は中学何年生なのだろうか! 一人称の言葉が大人びて見えた!
二人の会話の遣り取りは悪くない! 背伸びしない言葉の端々に瑞々しい感性が見て取れた!
主人公の人物像によっては大人びた思考であってもおかしくはない73点!(`・ω・´)
>>109 なるほど、射撃の際に「首を傾げて」は撃たない方がよい!
文脈でわかるが、不審に思いながら撃っているように見えるので!
ガラクタとわかっているのであれば、使わなくていいので? と思わなくもない!
敢えて所持するのであれば、それに相応しい因縁を用意した方が説得力を増す!
あとは主人公の感情の流れをわかるように書けばよい!(`・ω・´)
113 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 09:03:22.07
そんな装備で大丈夫か?
>>112 あ、やっぱり表現できてませんでしたか。
ドン・セルバンテスの無理強いに近いプレゼントです。
作者のせいではない。
116 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 09:07:40.81
つか、ドン・セルバンテスって誰よw
スペイン人かよw
>>81 >仕事帰りに転がり込むようにスタンディングのダーツバーに転がり込んで
(転がり込むように転がり込まなくとも、仕事帰りにスタンディングのダーツバーに転がり込めばよい!)
>風の音や草の音や汽笛の音や街が眠る音が聞こえた。
(やたらと騒々しい! 風や草はいいとしても街が眠る時間帯に汽笛が聞こえるのだろうか!
汽笛だけでは場所の特定は難しい! 船であれば海辺の街と云うことになる!)
一レスに詰め込み過ぎている上に文章が少し粗い66点!(`・ω・´) ビールの苦みを煙草に掛けた部分は心情が表れていてよい!
>>114 なんだって! もしかしてワイが読み落としたのか!(・`ω・´)
119 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 09:14:29.63
昭和だな。
ガラクタでも窮地を救ってくれたので構わないのか!
確かに笑顔で箱を手渡されていた!
特に疑問の余地はない!(`・ω・´)
ご都合主義だと言いたいのか?
>>103 改造された車なので本来の性能と掛け離れていても問題ないのかもしれない!
しかし、車を運転しながらサイドウインドウを開けてM44マグナムを撃てるものなのか!
片手で撃っているようなイメージしか頭に浮かんで来ない! しかも、ピンポイントで相手の車の前輪を撃ち抜いた!
書かれてはいないが夢落ちなのだろうか!(`・ω・´)
123 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 09:42:12.64
ま、主人公補正だな。
124 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 12:20:18.21
そこは超人ワイだからw。
二人はメキシコシティの少し高級なホテルにいた。最初は前回のような遠征の仕事の時に、テレサを預かってくれる可能性のある人を頼ろうと考えていた。
しかしヨーコは迷った。ヨーコの素性はある程度知られていて、組織の手がそちらにも回っている可能性があったからだ。ヨーコはホテルに滞在しながら
身の振り方について考えた。
メキシコシティはクリスマスムード一色だった。昨夜到着した時は様々なイルミネーションが町を彩り、それを見たテレサが大興奮した。クリスマスの間は
ここに滞在するのもいいかもしれない。町にはマリアとホセに扮装した人が歩き、民家の玄関先ではピニャータと呼ばれるクス玉を割るイベントが
あちこちで見られた。がっつりと食いついたテレサの為にヨーコは今日、ピニャータを製作する事にした。作ってもらった事はあっても作った事が
なかったヨーコはかすかな記憶を頼りに買い物にでかけた。町は少し天気が悪かった。雨季に入るのが妙に遅い年だったが乾期に入っても時々雨が降る。
ヨーコはテレサが不意の雨で濡れないようにピンクのポンチョ型レインコートを買った。畳めば手の平に収まるので不意の雨にも万全だ。テレサの大事な
ポシェットに突っ込んでおく。ヨーコはテレサの好きそうなお菓子を大量に買い込むと、小麦粉とそれをこねるボール、色紙、風船、それと街頭で新聞を3つ
買ってホテルに戻った。風船に小麦粉を解いたのりをつけて新聞紙をぺたぺたと貼り付けていく。目をキラキラさせて見ているテレサにヨーコの心は満たされていく。
早く完成させて遊ばせてあげたいとはやる気持ちとは裏腹に、作業は試行錯誤の連続だった。格闘すること3時間。ついに瓶状のピニャータが完成した。突起と
丸い耳をつけてミッキーを表現したかったのだがヨーコのセンスは絶望的だった。タスマニアデビルのようなその何かに苦笑いしながらお菓子を入れる。それでも
テレサの顔は期待に満ちていた。紐を買うのを忘れた事に気づいたヨーコは軍用のパラコードで代用した。天上のファンからぶら下げてテレサに目隠しをし、新聞を
硬く丸めて鍔をつけた剣を装備すれば準備オーケーだ。
Mxicoの発音についてですが正式な発音は馴染みが無いのでメキシコとしてます。
「さあゆけ、ジェダイよ」
最初のうち、一発叩くとピニャータが踊って次がなかなか当たらなかったのだがすぐにタイミングを覚えてきて、なかなかの集弾率になってきた。テレサにはセンスがある
と思うのは親バカなのだろうか等と考えながら、人並みの幸せににやけた。しかしピニャータは頑丈だった。こんなに叩かないと落ちなかったっけとヨーコは首を捻った。
明らかに設計ミスだった。紐を通した部分が頑丈すぎて、まるで破れる気配がない。ヨーコはこっそり前に回ってピニャータを叩き落とす作戦に出た。
するとテレサが振る剣がバシバシ当たる上に踊ったピニャータが顔にぶつかってくる。妙に痛い新聞紙の剣とピニャータのアタックに口を押さえて笑いを堪えながら。
ヨーコはスパイクをかました。ピニャータを叩き落したヨーコは忍び足でひょいひょいとテレサの後ろに回って声をあげた。
「やったー」
目隠しを下げて床を見たテレサは、中からお菓子がこぼれ落ちているのを見てヨーコを見上げた。キラキラと太陽のように笑うテレサの顔にイベントが成功した事を知る。
「イェー」
ヨーコが手を出すとテレサがペチンと手を合わせた。
組織の目を逃れた二人はメキシコシティで遊びまくった。ショッピング、動物園、遊園地、新しく買ったバンは1995年製と古かったが登録証があり、その所有者が
ファン・アントニオ・ベルナンデスだった事が買う決め手となった。ケレタロの町で潜伏している時に新聞の個人売買欄に載っていた名前にヨーコは小躍りした。
持ち主にどこが新車同様だと因縁をつけながらも値切る事はせず、逆に大目に払うから1年間は抹消しないでくれと頼み込んだのだ。田舎でも風景に溶け込み
偽造パスポートと組み合わせれば検問は怖くない。テレサとここで年明けまで過ごしてユカタンにでも行こうと考えていた。
ヨーコは思い出していた。たった一度の家族とのバカンス。その思い出も偽者だと気づいた時には悲しいものでしかなかった。
イライア・アレハンドロは眼鏡をかけてお茶を飲みながら新聞に目を通した。後ろで纏めた白髪交じりの髪の毛が顔の横に垂れてくるのを耳にかけながら、口をへの字に結んで
いる。新聞には大して大きくもない扱いでチワワ州の抗争の記事が載っている。
メキシコシティ郊外、農地の真ん中でイライアは一人静かな余生を送っていた。軍人であった夫に先立たれ、ヨーコが家出同然で出て行った後、海軍基地のあるバハから
生まれ故郷に帰り、軍人恩給をもらいながら今は主に農作業をしている。今日は珍しく電話が鳴った。怪訝な顔をして眼鏡を外すと席を立って受話器を取った。
「ブエノ」
電話の相手は何も言わない。
「あの、誰ですか」
無言ではあるが電話の向こうに人の気配は感じる。顔を顰めて一度受話器を見て再び耳に当て、もう切ろうかと思った時相手が応答した。
「土ガエルはもう鳴き止んだかしら」
イライアは一瞬息を呑んだ。幼い頃、母の故郷に来ると、カエルの声が嫌で眠れないと娘はぐずった。電話の相手が誰であるかを確信してイライアは絶句した。
「あ…あ…」
「ブロッコリーの木の洞に電話があるわ」
そう言ったきり電話はプツリと切れた。
イライアは取るものも取りあえずトラックに乗った。その様子をヨーコは見ていた。集落にある教会の鐘楼の窓から畑の真ん中にあるイライアの生家を観察していた。
イライアのトラックが通りに出ると、通りの並木の陰から青いカマロが一台、畑を挟んで反対側の通りの黒い車も動き出した。ヨーコは溜息をついて単眼鏡を
下ろした。ヨーコは減音機のついたレミントンを携えていた。他にも高い建物はあったが教会を選んだのは神への嫌がらせだ。人殺しの道具で聖域を汚してやろうと思ったのだ。
やがてイライアは走って3分の畑の真ん中にある木に辿り着いた。ヨーコが昔、形が似ているためブロッコリーの木と呼んでいた巨木だ。監視らしき車は100mほど離れて止まった。
イライアは焦ってドアを閉める事も忘れて木の所まで走っていく。べたべたと足を着けて走る格好に老いを感じてヨーコは少し寂しくなった。イライアは洞に手を入れて電話を
取り出した。道路からは手前のブッシュが邪魔して何をしているかは見えないはずだ。イライアはもつれるような手つきで電話を操作した。たった一件のメモリーを見つけるのにさほど
時間はかからなかった。ほどなくしてディスプレイに着信の文字が現れヨーコは通話ボタンを押した。
「ヨーコなの!ねぇ!」
「ママ」
「元気なの?今どこにいるの?近くなの?」
「もうそこには居ないわ、キューバ行きの船の中」
「ああ…神様」
電話の向こうですすり泣く声が聞こえる。
「生きてるなら…生きてたならどうして連絡くれなかったの!十五年も!」
感情が高ぶって激高したイライアに何も言えずにただ謝った。
「ごめんなさい」
「声を…声を聞かせて」
「ママ、本当はずっと会いたかった、でも会うのも辛かった、あたしはどうすればよかったの」
「ああ、ヨーコ、可愛そうに…」
「ママ、あたしは悪い子です、でもいつか…いつか」
ヨーコは何かいいかけてやめた。
「心配かけてごめんなさい、あたしから連絡があった事は誰にも言わないで、愛してるわ」
「待って!せめてもう少し」
ヨーコは電話の主電源を落とすとSIMカードを抜き取って踏み潰した。大きく溜息をついてうつむいたヨーコにテレサが下から言った。
「泣かないで」
ヨーコは涙を流しているわけではなかったが、テレサは敏感にヨーコの心を読み取った。笑って頭を撫でるヨーコを複雑な表情で見詰めた。
ヨーコは下に下りると教壇の所に縛って口にガムテープを張っておいた神父をぶん殴って拳銃を額に突きつけた。
「携帯は?」
白髪頭の神父はまん丸に見開いた目を右下にやった。ラフな普段着の背広から携帯を探り当てるとテレサににっこり笑って言った。
「ちょっと待っててね」
そういって懺悔室に入ると自分の電話と見比べながらダイヤルした。電話がかかり、相手が出た。
「アロンゾだ」
「てめぇ、どういうつもりだ」
「ヨォーコー、心配したぞ、今どこにいる」
アロンゾはさも親しげに今でも友情が健在と言わんばかりに返してきた。
「よく言うよ、戦争しかけてきたくせに」
「あれはちょっとした手違いだぁ、命令系統の混乱てやつさ、メキシコシティにいるのか?」
「いるわけねーだろバカか」
「母さんも心配してるだろぉ」
「へっ知るかよあんな女、まだ生きてやがんのか、いいか、あの女はなぁ、あたしを誘拐して20年間も母親面して騙してたんだぜ、だから家出したんだ、今更知った事かよ」
「こうしよう」
急にインテリ口調になってアロンゾは提案してきた。
「ドルで10万用意しよう、どうだ?」
「っへぇー、さぞや儲かるからくりがあるんだろうねぇ」
「いいか、その子はアメリカ側のエルパソのバイヤーの娘なんだ、いわば俺達のパートナーだ、そのパートナーが困っているから俺達がその子を送り届けてあげようって寸法さ」
「ふむ、なるほど、その謝礼、すなわち身代金が100万、いやもっとか」
「おいおい、半分は善意なんだぜ、手間賃いただけりゃそれでいいのよ」
「どうだかねぇ」
ヨーコはわざと間を持たせて言った。
「よし乗った」
「そうか、協力してくれるか」
「何都合のいい事言ってんだよ裏切っといて、あたし一人でやるよ、じゃあな」
「待て待てヨーコ」
ヨーコは電話を切って懺悔室の外にでた。そして再び鳴り響く電話を床に転がして銃床で潰した。
「なかなかいい懺悔ができたよ、神父さん」
そう言ってライフルを構えると、神父の額にぴたりと狙いをつけた。目を見開き、篭った声で「うー」と呻く神父から狙いを上に向け。キリスト像の額を打ちぬいた。
「悔い改める気は無いけど主よ、許したまえ、アーメン」
そう言って肛門サインをするとテレサの手を引いて教会を後にした。
ヨーコはその後もイライアの家を監視し続けた。攫われるような事でもあれば助けなければならないからだ。しかし3時間ほど経った頃、2台の車は引き上げて行った。
その日の夜、テレサの髪を洗いながら徐々にブロンドに変化してきた頭を見て感慨深く言った。
「テレサはアメリカ人だったのね」
しかしヨーコは顔を曇らせた。本当の家族がいるならその元で暮らすのがテレサにとって幸せなのではないだろうか。しかしテレサは自分をママと呼んでくれた。
ママと娘は一緒にいるもんだと、ヨーコは都合のいい解釈で強引に自分を納得させた。そして自分の育ての親であるイライアの事も考えた。母は泣いていた。泣かせた
のは自分だ。自分はいい娘になる事には失敗したけれど、暮らした時間が本当の親子にさせてくれる事を知っている。
132 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 19:06:51.39
133 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 22:20:07.88
>>78 取り付かれましたね、お気をたしかに。
>>79>>83 おかしいですね、そのレス番だけ読めません。あー聞こえませんわ
春風に吹かれてオーストラリアまで飛んでいけたらさぞかし面白いでしょうね。
読んでくださって感想までいただき誠に有難うございます。
それより聞いてくださいな、あなたがたの大好きなウイキペディアによるとですね
『酒屋が飲ませる場合、飲食店扱いに出来ないので椅子がない。酒屋だから立ち飲み』
だそうですわ、ふーんだ!
それなりに褒めてんだろがwwwww
135 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/27(火) 22:22:28.65
大衆的な反応だな
>>125-131 >がっつりと食いついたテレサの為に〜
(「がっつり」は北海道弁が全国に広がった新語と云える!
舞台は異国なので地の文に相応しい用語ではないように思う!)
>〜人並みの幸せににやけた。
(「にやける」は妙に色っぽい男の意味で使われる! 笑いを意味するのであれば「にやついた」方がよい!
ほとんどの者が「にやける」を「にやつく」の意味で使っている為、気にしなくてもいいかもしれない!)
>そう言って肛門サインをすると〜
(肛門サインって、なに?)
少し内容が見えてきた! 文章は読み易い! 激しい動きや銃撃戦の回は読み難さを覚えた!
多人数による乱闘、または格闘の場面になると、詳しく書こうとする意識が働いて一気に文字数が増える!
穏やかな時とのギャップのせいで読み難さを覚えるのだろう!
今回の文章は読み易かった70点!(`・ω・´)
「あいかわらずの腕だな、グラシア」
「うるせー、金玉潰れろホモ野郎」
肩から掛けたAK47を横に構えてリラックスした男が掛けた言葉に、ヨーコは苛立って肛門を示すOKサインのようなジェスチャーをして
通り抜けた。
↑
の下りを参照です。
>>138 そのジェスチャーが「肛門サイン」と云う言葉で
広く認知されていれば問題ない!(`・ω・´)
140 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/28(水) 09:30:02.07
ググってみたけど、日本でいうところのOKサインは、
南米ではアナルセックス最高という意味らしい。
>>140 ホモ野郎と云う場面で「肛門サイン」は適しているように思う!
今回の「肛門サイン」には、どういう意味があるのか!
同性愛を罪と認めた聖書に対しての反発心なのだろうか!
教会の鐘楼を選んだ理由は、神への嫌がらせなのでわからないでもない!
それと主人公が「肛門サイン」を出す時が曖昧に思える!
軽い冗談なのか! 唾棄すべき相手なのか!
主人公の性格自体が不安定なので、読み取るのが難しい!
本作は登場人物が多いので、人間関係はしっかりと書いて貰いたい!
ワイの考え!(`・ω・´)
142 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/28(水) 10:36:28.78
メヒコと言えばアステカ
アスがテカテカでアステカ
143 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/28(水) 10:59:57.03
ワイってホモなんでしょ?
145 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/28(水) 20:03:12.81
♪ワ〜イ、何故にぃ〜
(ワーイなぜーに)
♪肛門サイン知らない〜
♪教えてくれぇ〜
某国では客として振る舞われた食事への満足をしめす仕草として知られている
いや、知らんわ
148 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/29(木) 10:38:53.69
こういうのは地域によって意味が違ったりするから即断するなってのが常識だろな
>>146 お前単にダジャレ言いたいだけやんか
大して面白くもないのに
150 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/29(木) 12:29:54.23
ワイの腹時計が昼食の時間を告げる!
よし、今日は天ざるを食べにいこう!(`・ω・´) グゥ〜
ワイの正午――12:29:54.23
そうかw
さすがに腹時計の飯時=正午は苦しいと思うの
あらまぁ草まで生やしちゃって
|ω・#´)……ちょっと飲んだ。
156 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/29(木) 23:41:12.21
明日も早い!
寝るか!(`・ω・´)
157 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/29(木) 23:44:03.23
ワイをおちょくるネタがなくなったわw
それは残念無念また来年!(`⌒ω⌒´)
ヨーコはノートPCを開いて情報を集めた。エルパソ、誘拐、麻薬ディーラー。答えはすぐに出た。ミハイル・ベルマン、通称ミーシャ。血で血を洗う抗争。妻コリーンは
行方不明、自宅襲撃でボディーガード及び使用人全員射殺、娘オリガは拉致され行方不明。そして本人もその後出先で銃撃され死亡。ケイマン諸島等のオフショアーに貯蓄された
莫大な洗浄済み資金と豪邸や別荘が遺産として残された。現在兄妹達が相続の検認手続き中。それをミハイル達の父が孫のオリガが生きていると主張して差し止め請求中。
ますますテレサを帰すわけにはいかなくなった。狼の群れに子羊を放りこむとはこの事だ。オリガことテレサの争奪戦が始まるに違いない。下手すれば暗殺される。
テレサは両親を失い、ロクデナシの身内に囲まれて天涯孤独のようなものだった。ヨーコは嬉しいような悲しいような複雑な気持ちになった。テレサがあまり喋らないのは
スペイン語がわからない他にも、この複雑な環境によるものなのかもしれない。修羅場でも驚くほど落ち着いているテレサの、まだスタートしたばかりの人生を思うと心が痛む。
自分とテレサはよく似ている。20歳まで知らなかった自分のルーツ。もしテレサが自分と会う以前の事を忘れる事ができれば、事実は墓場まで持っていこうとヨーコは誓った。
父親の事をどう誤魔化すかが問題だがそれは後々考える事にした。
ヨーコは厳しくも優しかった父を思い出した。父は忙しい人だった。軍人で沢山の部下を持ち、責任が重くてロクに家にいない父だったがヨーコと遊べる時は
いつも射撃を教えてくれた。誉められるのが嬉しくて必死で的を狙った。父に少しでも近づきたくて、毎日走りこんで父のトレーニングマシンで体を鍛えた。
女の子なのにと言って渋い顔をする母を尻目にひたすら鍛え上げた。『えらいぞ』と撫でてくれる父の手が恋しくて気がつけば父と同じ軍隊に入る事が夢になっていた。
父が殉職したのは13歳の時だった。内通者によって顔と行動が知られていた父は組織に暗殺された。ヨーコは復讐を誓い、16で海軍に入隊する。すぐにその才能を
見出されたヨーコは例外的に訓練1年目で実戦投入された。そこで見たものは理想とはかけ離れたものだった。正義の名の元に繰り広げられる殺戮。踏み込んだ建物にいた人間は
皆殺しにされた。女子供がいれば撃たないように努力する程度、制圧の方が優先された。ヨーコは日に日に人の心を失っていった。
父の日誌を見つけたのは20歳の時だった。父の部隊が制圧した組織のアジトに、人質として捕らえられていたドゥランゴカルテルのドン・ベルナンデスの娘を連れ帰って
その当時、同年代の娘を失った上に子宮頸癌で子宮を無くし、塞ぎこんでいた妻に与えたとある。
ヨーコはあまりの事に崩れ落ちて立つ事ができなかった。本当の親子ではなかった。まだその事はいい。ヨーコは思い出した。2年前、作戦前に渡された写真
コルドバ・ベルナンデスの肖像。スコープの中で弾ける頭蓋。
神を信じていたのもこの夜までだった。
軍隊を辞めたヨーコは毎晩悪夢にうなされ、目は落ち窪み、頬はこけた。わりと品行方正だった生活は荒れ、母に暴力を振るい、柄の悪い連中と付き合い始める頃には
やがて家に帰らなくなった。
転落したヨーコはバハからサンディエゴやアリゾナといった国境で、麻薬密輸の警備をするようになった。ビルや陸の上から国境内外を問わず障害を排除し
北部組織の信頼を勝ち取っていった。元軍人も多い組織の中でそれとなくヨーコの噂は広まった。グラシア・ラ・カサドレスその人だと。
そんな生活が10年ほども続き、悪人、警官を問わず随分殺したヨーコは立派に手配犯になっていた。この事を母はどう思うだろうかと考えるとあの事実が頭に浮かんできて
ヨーコを苦しめた。そんな中、アロンゾと出合ったのはアリゾナルートのトンネルを抜けさせる仕事の時だった。なんの滞りもなく終わる簡単な仕事はずだった。
閑散としていて夜は通りが少ないため、逆に目立つ。作戦は昼間実行された。
ヨーコはトンネル入り口の建物から100mほど離れた廃病院で窓際にベッドを置いてその上で狙撃銃を構えていた。アリゾナ側の建物と両方見える位置だ。
アリゾナ側の受取人の車が車庫に入れられた。こちらからは建物の右側に位置する出入り口だ。建物の前の駐車場には企業として稼動しているかのように数台の
車が停められている。全部で4人ほどに見えた相手側のうち、二人が建物を出入りして最終的に見張りが一人建物の前に残った。
しかしヨーコは何か違和感を感じていた。左手を配置する場所にガムテープで張りつけた無線のスイッチを押す。
「アロンゾといったっけ、何かおかしいよ」
「何がだ」
「だから何か、だよ」
「話にならん」
「中止にしよう」
「できるわけねーだろ、先方がお待ちだ」
ヨーコは舌打ちしてアリゾナ側を監視した。何か匂いが違う。人種レベルの何か。その時見張りの金髪男が長髪を手で避けて耳を触った。補聴器のようなものがチラリと
見えた。
「中止だ!アロンゾ戻れ!」
しかし既にトンネルの中に入ったアロンゾ達からの返答は無い。
「ちきしょう!」
ヨーコは主力の故障などに備えて持ってきていた連射できるライフルに交換してマガジンを手の届く所に2つ並べた。こんな事になると思っていなかったヨーコは観測手を
連れてこなかった事を後悔した。今このスコープのゼロ距離は300m。スコープの中の人間の大きさから距離は約500m。
風を示す何か無いかと左右にスコープを動かして町の様子を見る。三角の連続した旗がついた飾りが駐車場のゲート代わりに掛かっていて少し右側になびいている。
きたか!(`・ω・´)クワッ!
建物にスコープを戻して「ふぅー」と息を吐き、ヨーコは脱力した。激しい銃撃戦になる事をヨーコの勘が告げていた。
やがて見張り番が口を動かして銃を構えた警官隊が正面の建物から沸いて来た。遠く建物の中から発砲音が響いてくる。
「ちっ突入前になってやっと気づきやがった」
出口の頑丈な鉄の扉は封鎖されたに違いない。ヨーコは心を落ち着けてアメージンググレイスを歌い始めた。最初はどこから撃たれているのかわからないように
膝付近から足の甲を打つ。一人、二人、三人。警官隊が混乱している。車の陰に隠れているがこちらからは丸見えだ。時々建物と制圧部隊を結ぶ線の延長上に着弾
させて正面から攻撃されているように錯覚させる。相手がこちらを警戒しはじめた頃合で的をより大きい胴体に変更する。腰や脇腹、防弾チョッキの隙間を狙う。
目的は殺害ではなく無力化だ。先ほどより早いペースでターゲットを射抜いていく。
次々に倒れる警官。さすがにこちらに気づいたようだ。みな物陰に隠れたが突入は妨害できた。ヨーコはちらりとメキシコ側の建物を見た。特に変化はない。
メキシコ側からの連携は無いはずだ。警察署長が味方だからである。めぼしいターゲットを撃ち尽くしたヨーコはベッドから降りると銃を担いで廃病院の廊下を走った。
廊下の一番端に来るとスタンディングで窓枠に銃身を置き、アリゾナの建物を見る。
このような動的な攻撃の際、視野の狭いスコープで短時間にターゲットを捉えることができるという意味でヨーコは優れていた。すぐに隠れているつもりの2人が
見える。一人撃つ。驚いて伏せながらきょろきょろしているもう一人も撃つ。ヨーコは狙撃をこう例えた。鼻紙をゴミ箱に投げ入れるようなもんだと。ヨーコは今正に鼻紙を
ゴミ箱に投げ入れる感覚で警官を撃っているのだ。しばらくしてアロンゾと相棒が瀕死の男を背負ってこちら側に逃げてきた。6人ほどいた人夫はほぼ壊滅のようだ。
アロンゾは男を捨てると相棒と二人で車に乗った。どうやら盾に使ったようだ。長年この世界でやっているだけあって生き残りのセンスにかけては一流のクズだった。
車は南に向かって走っていた。
「だから言ったろうが」
ヨーコは合流した車中でアロンゾを咎めた。
「しょうがねぇだろう、根拠がねぇんじゃ中止にはできねぇ」
「その結果がこの有様か、ボスになんていうんだ」
「まあそう言うな」
助手席のアロンゾの相棒が助け舟を出す。
「てめぇは喋るんじゃねぇ気持ち悪いな」
ヨーコはこのホンジュラス訛りの男が嫌いだった。
「しかしこれは俺のせいじゃねぇ、受け取り側のミスだ」
「物は言いようだね、一つ貸しな、あの量の警官に踏み込まれてたら逮捕されるかトンネルの中でくたばってたよ」
「ああ、恩に着るよ」
その時期アロンゾと組んだのはその一度だけだった。ヨーコが所属していた北部のロスペテとドゥランゴが友好関係にあったのだ。
それから2年後、バハでは活動しにくくなったヨーコは南に流れてドゥランゴに歓迎された。
2人はユカタンに向かった。アロンゾが素直に信じるとは思えないが、シウダーファレスに現れる可能性を残した事で南は手薄になるだろう。ヨーコは暴力の世界
から手を引く事にした。キューバに渡って永住権を手に入れ、テレサに教育を受けさせようと思っていた。医療費も教育費もタダなのは共産圏のいい所だ。
タバスコを東へ走り、海の真ん中の橋を渡ってカルメン島へ。エメラルドグリーンの宝石のような海を臨むリゾートホテルにチェックインした。
赤いフリルのビキニを購入してテレサに着せたヨーコは嬉々として海に向かった。シャチの風船も抜かりはない。初めて海を見たテレサは大興奮したものの
水の塩辛さに顔を歪めた。すかさず新しく買ったカメラで写真を撮る。あっと言う間にメモリーカードは一杯になり、マガジンを装填するようにメモリーカードを
交換する。ヨーコはテレサに心酔していた。
このホテルに滞在して1週間が経った。テレサを寝かしつけたヨーコは明日こそは出かけようと思って部屋を見渡した。様々なオモチャ、ぬいぐるみ、絵本の数々
ケースに入った折りたたみ自転車。20代の時に知り合いが同じような状況になっていたが、まさか自分がこうなるとは。明日路上に広げてご自由にの張り紙をしなくてはならない。
そう思って窓から下の道路を見下ろした時だった。何か黒い影がぞろぞろとうごめいている。目を凝らして見ると、それはヨーコの古巣でもある軍の特殊部隊だった。
ダイナミックエントリーつまり強襲の第3段階、突入の体制だ。銃身の短いアサルトライフルやサブマシンガン、建造物内戦闘用の装備だ。状況は非常によくない、この地域は
ガリシアカルテルの縄張りだ。残忍で有名なガリシアカルテルには重犯罪者が多く、また退役軍人が大部分を占める戦闘集団のため、軍も容赦できない。もし幹部のグループが
滞在でもしていれば、間もなくここは戦場になる。ヨーコは慌ててバッグを肩に掛けると寝ているテレサを抱いて部屋を出た。エレベーターで2階に降り、階段を目指す。
1階までエレベーターで降りた所でドアが開いた瞬間に蜂の巣などという可能性も0ではないからだ。一階に下りて壁の影からちらりと顔を出すと ソファーから立ち
上がった数人の男が外に向かって発砲した。ヨーコはしくじった。一足遅かったのだ。戦闘は開始された。割れたガラスの隙間から缶が投げ込まれて転がって来るのが見えた。
咄嗟にテレサの耳を塞ぎながら背を向けてテレサに覆いかぶさって庇った。激しい破裂音が響いて閃光が辺りを照らした。ロビーの空気が一瞬膨張して収縮する。閃光が収まり
ヨーコは聞こえなくなった耳と失われた平衡感覚と戦いながらふらふらと立ち上がった。テレサはヨーコの胸に縋って顔を埋めている。ヨーコは再び階段を駆け上った。
数キロも先の音のようにサブマシンガンの音が聞こえてくる。ヨーコは戦場になりそうにはない業務用のプライベートに入り、掃除用具の倉庫に入ってしゃがみこんだ。
ヨーコは歯軋りをした。
「また貴様か、神よ」
まるで呪われたように暴力はヨーコを追いかけて来る。近くで戦闘が始まった気配がする。二人はじっと息を潜めた。今頃屋上にも降下している部隊がいるはずだ。
二人のいた4階フロアの角部屋は高確率でどちらかの陣営が陣取る戦場になっていた。判断は間違ってはいない。どうやら戦闘が落ち着いてきたようだ。ヨーコは
用心深く業務部屋から顔を出して確かめた。点々とする血痕。床に倒れて痙攣している男が一人。ヨーコはしっかりとテレサを胸に抱いて外へ出た。これで助かった。
後は一階に下りて外に出るだけだ。しかし階段へと続く曲がり角を曲がろうとした時、ヨーコは背後から肩を掴まれた。激しく体が回転して男が背中に回りこみ
今歩いてきた廊下の方を向かされた。男の左腕が首に絡み、こめかみに銃、対面奥には二人の特殊部隊員。
「武器を捨てろ!」
後ろの男が喚いた。非常に不味い。捨てるわけがないどころか3人纏めて蜂の巣になりかねない。この男はバカではなかろうか。まだ若く、経験が少ないのかもしれない。
軍の方も何か叫んでいるがスタングレネードの後遺症でよく聞こえない。
「子供を下ろすわ」
「余計な事すんじゃねぇ!」
男の言う事を無視してヨーコはゆっくりとテレサを下ろして階段の方へと背中を突いた。
「ほら、行って、後からすぐ行くから」
テレサは曲がり角の奥へとことこと歩いてこちらへ振り返った。ヨーコは手の甲を振ってあっちへ行けとジェスチャーしたがテレサは不思議そうな顔をして留まっている。
一応テレサが射線から外れて軍の弾が当たる事は無くなったが、子供がいなくなった事で自分ごと射殺される公算は増えた。
「お願い、撃たないで」
ヨーコは後ろの男ではなく軍に叫んだ。通常麻薬組織の制圧部隊は覆面をしていてその表情は伺い知れない。ヨーコはゆっくりとバッグの中に手を入れて銃に手を伸ばしたその時だった。
隊員の腕に力が入ってわずかに銃口が上がってピタリと静止した。
「くそっ」
ヨーコは男に後頭部で頭突きをすると、素早く体を曲げて尻で男を突き飛ばし、そのまま床に頬をつけてべったりと伏せた。篭った破裂音が鳴り響く。
「マジで撃ちやがってちきしょう!」
銃声が鳴り止むと同時に立ち上がって血まみれて倒れている男を尻目に駆け出す。立っていたテレサを腕に引っ掛けると一気に階段を降り、ロビーを走って
割れたドアをくぐり抜けた。軍の車両を縫って道路を挟んで対面の駐車場に向かう。軍関係者が警戒にあたっていたが、さすがに子供を抱いて走って来た女に警戒する人間はいない。
駐車場に男が立っていた。ヨーコは銃を抜いて向けると叫んだ。
「頭に手を置いて伏せろ!」
驚いた男が慌てて従う。どうやら杞憂のようだ。車に乗り込んだヨーコはテレサの体をまさぐった。
「痛い所は無い?耳は聞こえる?」
そう言って心配するヨーコを逆にテレサは心配そうに見た。返事の無いテレサにヨーコの顔色が変わる。
「耳は大丈夫?あたしの声が聞こえる?」
テレサは頷いた。胸を撫で下ろしたヨーコ自身は自分の体内から聞こえてくる声の方が大きかった。
171 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/30(金) 11:31:06.43
後のマザーテレサである。
完
車はさらに東へ向かった。ヨーコは考えていた。自分の人生は血塗られている。唯一穏やかだった十数年間の幸せな日々を思い出す。自分の人生は暴力で始まり、そして
幸せだった時間を捨ててまた自ら暴力の世界に入った。テレサに二の轍を踏ませてはならない。遠くへ。こんな腐った国からはおさらばして遠くへ。みんなが笑って暮らせる
世界へ。誰もが神に願うがアイツは役に立たない。それは現実が証明している。そこに気づかないやつは間抜けだ。自分だけが頼りだ。こめかみに銃を突きつけられ、前から
マシンガンを向けられた時、祈ったって何も解決しやしない。そういう場合、多くの人間は死んでしまうだろうが自分は生き残った。神の額を撃ちぬいたとしても
ちゃんと生き残ったのだ。ざまーみろ、これからは神の顔を見る度に撃ちぬいてやる。そう思いながらヨーコは自分が強く神という存在を意識している事に気づいていなかった。
テレサは眠っている。本当に豪胆な子だ。たった今戦場から逃げ出してきたばかりだというのに。そういえば自分にもどこか不感症な所がある。鼻歌まじりに
人を殺すのを揶揄される事がある。人によっては自らの所業でPTSDになる者さえいる。自分にそれは無い。それは全てあの夢から始まっているような気がする。
否、あれは夢などではなく現実に起こった事なのだ。自分はあの戦場で父に拾われた。父に抱かれて建物の外に向かう。あちこちに転がる数十に及ぶ死体。
あの女の人もいる。あの人は…。自分はあの人に向かって手を伸ばしている。泣いている。自分は泣いている。ヨーコは急ブレーキを踏んだ。夜の道で
止まった車の中でハンドルに顔を伏せて震えた。横でベルトを外す気配がしてテレサがシートの上を歩いてきた。そしてヨーコの頭を抱いて頬を寄せた。
「泣かないで」
「う…あ…あああああああ」
思わずテレサに縋るように抱きついて声を出して泣いた。
「大丈夫」
テレサは自分の唯一の理解者だとヨーコは思った。
173 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/30(金) 12:02:48.22
後のマザーテレサである。
完
活弁士が扇子パチパチ言わせながら語ってる感じ。
ヨーコが全然ニヒルでもドライでもないのがうざくなってきたしw話にもちょっと倦んできたけど、文章はリズムがあって読みやすいしうまいね。
175 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/30(金) 12:14:47.56
コアトリクエ
蛇のスカートをはく者
本当はわかっていた。あれは自分の母なのだと。でも目の前にいる母と記憶の底にある母との間で悩み、自分なりに答えを見つけ出したのだ。父の日誌を見つけた時に
事実は確定した。父の部隊が母を殺し、そして自分の手で本当の父を殺した。これが呪いでなくてなんだというのだ。逃げるしかない。全てを捨てて逃げるしかない。
そしてこれからはテレサの為に生きるのだ。唯一気がかりなのは育ての母。落ち着いたら母も呼んで3人で暮らそう。ヨーコは涙に濡れた顔を上げてテレサの頬を触った。
「ねぇテレサ、我ながら名案が浮かんだわ」
ユカタン州メリダ。ヨーコはここで偽造パスポート職人を探した。その筋の人間とは接触を避けたかったが、当たり障りの無さそうな地元ギャングを金で手名づけて
紹介してもらい、テレサの分のパスポートを注文した。パスポートが出来次第カンクンまで行き、キューバ大使館でビザを申請する予定だ。もし入国が認められなければ
その時はその時だ。この町は治安がいい。自分で闇に足を踏み入れない限りは安全に暮らせそうだ。ヨーコは久しぶりに少しお洒落をした。少し透けた部分がある白いワンピース
つばひろの帽子にオーバルのサングラス。そして新兵器、ベビーカーだ。テレサを乗せるのには多少無理があるが、これをやってみたかった。ヨーコはご満悦でベビーカーを
押した。白い建物や淡いオレンジの美しい建物が並び、緑が多く町は清潔で人はみな穏やかだ。観光客も多く活気がある。この町では銃は必要なさそうだ。建物の一階道路側は
水道橋のような連続アーチになっていて、そこから建物に入れば一般の人も通れるオープンスペースのようになっている。道路を渡り、緑の公園を抜けて対面で見つけたオープン
カフェで食事を摂る事にする。ところが出された料理を口にしてヨーコはテレサを制した。辛かったのだ。ちゃんと注文をつけたのだが適当に返事をしたようだ。ギラリと殺意が
芽生えるが、もうマッチョな生活とはお別れを誓った。店員を呼んで嫌味交じりではあるがちゃんと笑顔で注文し直した。テレサには普通の子に育って幸せになってほしい。
女の子らしく育てるなら今からでも遅くない。そのためには自分が女らしくなる必要がある。はたして自分にできるのだろうかとヨーコは不安になった。
夕暮れ時に川のほとりをベビーカーを押して歩いた。この町は暗くなっても危険な香りを感じさせない。ヨーコは足を止めてバッグからベレッタを出した。何度も握り直しながら
じっと見詰めると川に向かって振り上げた。川に向かってゆらゆらと何度も揺れる体と腕。結局ヨーコは腕を下ろしてもう一度ベレッタをじっと見ると、バッグに仕舞った。
メリダに滞在して6日目、偽造屋から電話があった。やけに時間がかかると思ったがそれだけ人気の職人ならいい仕事をするのだろうと我慢していた。
店に入るとエプロンをした初老の店主に席に座って待っているように言われた。電話がかかってきたのはテレサが寝た直後だったため夕方行くと回答したが
すぐに出かけて3日は戻らないという。ヨーコは悩んだがセキュリティの強固なホテルに滞在していたので車で一っ走りすれば大丈夫だろうとテレサを
置いて来た。一刻も早く帰りたいと思っていたヨーコはイライラして踵をカツカツと鳴らした。ほどなくして出てきた主人はマテ茶のセットをトレイに乗せて来た。
テーブルに置いてお茶を入れ始めた主人にヨーコは顰め面で聞いた。
「そんな事よりパスポートは?」
「まあ、初めてのお客さんだし、お近づきの印にお茶でもどうぞ」
ヨーコは目線を落としてきょろきょろとして考えた。はっとしてすぐさまバッグからベレッタを抜いて男の額に突きつける。
「誰に頼まれた!」
「ひ、ひぃ、勘弁してくれ!」
男の態度と表情にヨーコははめられた事を確信して即座に発砲した。脱兎のごとく店を飛び出すと車に飛び乗りホテルへ走った。ロビーに入ると受付カウンターの
横から男の足が投げ出されている。慌てて自分の部屋に上がると、カードキーを通して部屋に入る。
「そんな…」
ヨーコは空っぽのベッドを見てその場に崩れ落ちた。
179 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/30(金) 16:34:51.51
マルコ君は公園のベンチに座って、暑さに波打って見える地面をぼんやり見ていました
ミネラルウォーターが空になって、じっとしていたら熱中症にかかってもおかしくありませんでした
しかしマルコ君は公園を立ち去る替わりにこう呟くのです。「もうちょっと、もうちょっとだけ待ってみよう……」
そしていつのまにか彼は暗い意識の底で糠漬けになったように身動きが取れなくなっていたのでした。
目を開けるとジンと鈍い痛みが彼を襲いました。目に塩がしみたようでした
なんとなく手を伸ばした先に、弾力のある感覚がありました。握るとヂュッと音を立てて水を吐き出しました。
それは茄子でした。
待ち合わせ場所の公園に行かなくてはならないのに、彼は糠漬けの底にとじこめられて、茄子を片手に掴んでぼうぜんとしているのでした。
この薄暗い空間で過ごすメランコリックでパセティクな午後は彼から水分をごっそり搾り取ってしまうのでした。
そして干からびた体の中から彼の心臓だけが脈打つ輪郭を残していました。
僕はその心臓に近寄って、ストローで突き刺して賞味するのでした
180 :
名無し物書き@推敲中?:2014/05/30(金) 16:50:26.39
その横でワイは同じ言葉をずっと繰り返していました。
疲れる顎をさすりさすりしながら、途中コップの水を傾けながら、何度も何度もチンポコと繰り返していました
前歯に思いっきり舌を押し付けた、アクセントの強い「チ」から始まって、「ン」で暫くまごついてから、脱力して残りの「ポコ」を吐き出すのでした。
朝からその調子なので、僕はワイをねぎらおうとして背中に手を伸ばしました。
しかしながら、驚くべきことに彼は僕の手を払いのけて立ち上がり、より一層強い調子でチンポコチンポコと繰り返しました。
1分余りたって、疲れたらしく彼はうなだれてしゃがみました。そしてズブズブと地面にめり込んでいくのでした。
以上が僕の目の当たりにした変身の過程であるわけです
181 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/30(金) 21:11:58.91
ちょっと酔っている!
なにやらレスが入り乱れていて、どれがどれやら!
よし、評価は明朝にしよう!(`°ω。´)ノシ
>>160-163>>165-170>>172>>176-178 >テレサに二の轍を踏ませてはならない。
(二の轍を踏むは誤用! 轍を踏むが正しい!
おそらく「二の足を踏む」が混ざった表現と思われる!)
>〜地元ギャングを金で手名づけて紹介してもらい、
(変換ミス! 漢字では「手懐けて」となる!)
今回は動きが少なく、過去の回想による説明に腐心した!
まとめているので意味は取り易い! ただしバランスが悪く、読み飽きて読者の集中を途切れさせる可能性を否めない!
様々な場面に絡めて過去を語り、本編を読み進めている間に読者の知識として刷り込まれている方法が望ましい!
最初の構成の難を乗り越えて、軌道修正した柔軟な対応は中々によい!
ここからようやく物語が動き始めたような気がする69点!(`・ω・´)
183 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/31(土) 07:28:55.37
>>179-180 うん、まあ、キミはよく頑張ったよ。
マルコが糠漬けで心臓チューチューのちんぽこで良かったじゃないか。
今からワイは朝ごはんなんだ。そろそろ帰ってくれないか。
じゃあ、そういうことで!(`・ω・´)ノシ
184 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/31(土) 10:38:44.06
黄砂の飛来が危ぶまれるが、
やはり適度な運動はした方がいいだろう!
そろりそろりと山に向かうとしよう!(`・ω・´)ノシ 峠の茶屋には○○がある!
185 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/31(土) 14:11:07.69
風呂に入ってさっぱりした!
今日は執筆は休む! これ以後、スレッドも見ない!
縁側の風景に和みながら冷えたビールをいただく!
鳥の囀りが聞こえる! 燕が眼前を頻繁に横切っては折り返す!
ユスラウメの赤くなった実を捥いで口に含む!
口中の甘酸っぱい味を冷えたビールで胃の腑に流し込んで見上げる空は青かった!
何事もない今を、特に何も思わない素の状態で楽しんでいる!
今日は書かない! 後半、締め切りで苦しくなろうと、ワイは今を優先する!
大した意味等なく今日も空は青かった!(`#・ω・#´)
186 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/05/31(土) 17:20:37.44
話の内容に関わらず、顔が真っ赤だな、と指摘があれば、
その通りである、とワイは堂々と答えるであろう!
縁側でこんがりと焼けた上にスレッドを見ているではないか!(`●・ω・●´)
よく考えたらワイの文章は誰も評価しないんだよな……
>>185,186
じゃあどうせなら執筆もしろ!!
67点!
土日くらい休んだってええやない
ワイに休暇はない
>>187 プロなら、
売上っていう情け容赦のない評価があるからね…
191 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/01(日) 10:42:26.55
確かに作品の評価は気になる!
読者の感想に一喜一憂することはある!
売り上げは気にしない、と強い心で言い聞かせる!
諸々のことが頭に渦巻く時こそ、
作品に打ち込める絶好の機会であると開き直る!
様々な事情を抱えて、今日の執筆を開始する!(`・ω・´)ノ
192 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/01(日) 11:41:29.42
テストする!
193 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/01(日) 11:46:28.40
書き込めてしまったので評価にビビりながら投下!(`・ω・´)クワッ!
194 :
記憶喪失した男:2014/06/01(日) 16:23:32.07
おまえら、純文学に詳しそうだから、意見くれ。
「放課後の音符」を読書感想文におすすめな短くて面白い本二十冊に入れるか悩んでいる。
今、二十冊は以下だけど、ラノベは怒られるから「生徒会の一存」を「放課後の音符」にしようか、迷う。
読書感想文におすすめの面白くて短い本の長さ。
「SPEEDBOY!」218ページ。「掏摸(スリ)」192ページ。
「無門関」216ページ。「怪人二十面相」275ページ。
「老人と海」170ページ。「星の王子さま」160ページ。
「オズの魔法使い」247ページ。「人間そっくり」183ページ。
「三姉妹探偵団」292ページ。「新釈 走れメロス」272ページ。
「風の歌を聴け」168ページ。「インストール」119ページ。
「もてない男」199ページ。「かもめのジョナサン」140ページ。
「待望の短編は忘却の彼方に」160ページ。「私という病」183ページ。
「三島由紀夫レター教室」227ページ。「生徒会の一存」270ページ。
「0の殺人」235ページ。「老師と少年」120ページ。
誰に薦めるんだか知らんが 好きにしろ
オカルト板に帰ってくれないか。
197 :
記憶喪失した男:2014/06/01(日) 17:26:25.00
ネットの感想を読むと、女性ウケしているようなので、
女性向けとして入れることにした。
生徒会の一存と交替。「放課後の音符」193ページ。
読書感想文ってことは中学生の宿題とかでしょ
あんまり向いてない気もするけどなあ
199 :
記憶喪失した男:2014/06/01(日) 18:47:05.01
小説家になろうに新作短編「真面目について」を投稿した。
感想ちょうだい。
「男はちょっと悪なくらいがモテるんだ」。ということばがどうにも苦手なのである。
・
・
・
(中略)
・
・
・
真面目こそ女にモテるべきであり、努力したくない女も、理解できない存在だとしても、真面目を彼氏旦那として選ぶのが人類繁栄の道である。
なにこれ
コピペ
小論文か!
204 :
記憶喪失した男:2014/06/01(日) 19:23:21.51
全文のっけるわ。
真面目について
「男はちょっと悪なくらいがモテるんだ」。ということばがどうにも苦手なのである。悪(ワル)ってなんだろう?
世間には真面目と悪の境界線があり、悪の秘密結社が存在し、真面目を奴隷のように使い、悪が男も女もかっさらっていくという被害妄想
のようなものを思い浮かべていた。ぼくは真面目なのである。悪ではない。悪という連中は、つまり、その場あたり的であって、
やけに怒声と陽気が混ざっている。真面目なぼくは穏和で陰気だ。
悪に世間を任したらどうなるかというと、意外にやつらはいざという時、頼りにならず、世間の雰囲気でおだてられて助けられ成功するのが悪であって、
自分で本当に決められたとおりにがんばってしまうのが真面目である。悪なやつらというのは、
公正な審査のもとで勝負させると別に対して勝っていたりはしない。悪は、実力が周囲の幻想によって過大評価してもらえるところが、気にくわないところなのである。
そして、悪を過大評価することを、どちらかといえば男より努力しない女たちの大勢が好意的にとらえ、
悪が過大評価されることを望んでいる。努力しなければならないのは男であって、努力しないのは女である。
その努力しない女にとって共感できるのが努力しない悪な男たちなのである。
女たちは悪な男たちの反則を認め、黙認し、悪な男に物語のような幻想を見ることがある。真面目な男にとっては本当に面白くない。
205 :
記憶喪失した男:2014/06/01(日) 19:23:51.10
悪はみんなでズルしようぜともちかけ、自分がいちばんたくさんズルをして、運よくうまくいけば「世の中チョロいもんだ」と思っている。
悪は、真面目を権力者の犬のようにいう。真面目は真面目だから人類は平等であるという幻想を信じ込み、悪と真面目は平等であると思っている。
だから、悪に対して厳しい評価をくだしたりはしない。時にはその長所を褒めたりもする。
しかし、悪にとっては、人類は不平等であり、真面目は規則や道徳に逆らえなかった行動力のないダメなやつらであり、
悪にとっては、悪の方が真面目より優れているのである。自己申告を大切にする権力者は、これを参考にすることで、悪を真面目より優秀であるかのように錯覚する。真面目にとっては面白くない。
真面目にとっての一番の敵は、真面目であるところの勉学する知恵の中枢がいまだ世界の誰にも解明したことのない未知の存在であることであり、
真面目は世界の未知と真剣に格闘しつづける。とても勝てる戦いではない。それでも、真面目は少しずつ世間の常識、知恵の結晶を育てていくのであり、
真面目にとって生きることは過酷である。未知が敵なのであるから、どんな賢人や権力者であっても、信用するわけにはいかない。
だから、真面目は己を平等よりたいして上には評価せず、悪は平気で自信過剰な高揚感にとらわれている。
悪が真の無政府主義を目指すほどの過激派だというのならまだ話はわかる。人類は、狩猟採集生活で暮らせば、一日二時間の労働で生きていける。
毎日、過酷に残業しているのは、現代文明を支えるために他ならない。悪が真の無政府主義を目指す過激派であって、
現代文明に身をまとった真面目に対して、狩猟採集民族のごとく素手で立ち向かうというのならまだ話はわかる。
しかし、悪にそんな過激派などおらず、みんな。その場しのぎの短視眼的な視野しかもたない無為無策の愚かものたちである。
このような悪に、未知という強敵と真剣勝負をする真面目が軽んじられるのはまったく納得がいかない。
真面目こそ女にモテるべきであり、努力したくない女も、理解できない存在だとしても、真面目を彼氏旦那として選ぶのが人類繁栄の道である。
了
こういうある意味下らない主張?をつらつら書く感じの文章は嫌いじゃない
が、いかんせん文章が真面目すぎるから、もう少しジョークを入れればいいんじゃないかな
ジョークを入れろよジョー、ククク
208 :
記憶喪失した男:2014/06/01(日) 20:26:55.46
>>206 読んでくれてありがとございます。
ジョークですか。
ちょっと難しいですね。無理。無理っすよ。
(そもそもジョーク路線なのかと思ってた……)
210 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/02(月) 06:31:47.97
>>204-205 くどい内容が延々と続く!
最後に真面目な作者が女にモテないのは
おかしいと云う主張で締め括られる!
自己中心的な考えを強調して
極論に走れば読み物として楽しめるように思った!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>205 とりあえずあんた絶滅の予感がぷんぷんするぞ
こういう時無駄に焦るのは禁物だ。そう言い聞かせてみるもののどうもうまく行かない。体が焦って自分を突き動かす。15時間ぶっ通しで走ってメキシコシティまで戻る。
短い睡眠を終えるとさらに10時間走ってドゥランゴへ。飛行機を使う手もあったがそれでは必要になりそうな荷物が運べない。ヨーコはテレサが消えてすぐにアロンゾに
電話をした。のらりくらりと返答してとぼけているアロンゾにテレサの行き先を確信した。自分とテレサが今や特別な関係にある事を知られるのもまずい。あくまでビジネスを
横取りされて怒っている体を装った。
移転の激しいドゥランゴの工作部隊が最近根城にしているビル。夜も更けて一人デスクに足を投げ出して雑誌を読んでいる男がいる。中高く鷲鼻の男はポルノ記事を読みながら
ニヤニヤして鼻を撫でている。そこへ電話が鳴り、男は気分を害したような顔をすると足を下ろしてデスクのコーヒーを一口飲み、電話に出た。
「はい」
「久しぶりね、フリオ」
男は少し顔を顰めると笑って応えた。
「ヨーコか、どうした、最近顔を見せないじゃないか」
「ちょっとバカンスにね、アロンゾはいる?」
「さあな、今日は見てないぜ」
「ほんとうに?」
どこか浮世離れして穏やかな口調で喋るヨーコに男は居心地悪そうに尻を浮かして座りなおした。
「本当さ」
それっきり黙ってしまったヨーコに男は少し焦った。
事情はわからないがヨーコには何も話すなとのお触れが出ていたのだ。
ボスのお気に入りで組織内での地位が高いヨーコとの板挟みに男は落ち着かない様子でコーヒーに手を伸ばした。
「コーヒー冷めちゃったみたい」
男はギクリとして周りを見渡した。電話の向こうから何か音が聞こえた瞬間近くでカチンと音がして甲高い風切音と同時にコーヒーカップがパンと砕け散った。
唖然としてデスクの上の破片を見ながら慌てて腰を浮かし窓を見ると、小さな穴が空いて亀裂が放射状に延びている。
「動かないで」
耳から離れた受話器から警告が聞こえてきた。男は再び椅子に腰を下ろすと受話器を耳につけて言った。
「おちつけヨーコ、ほんとに知らないんだ」
「じゃあ誰なら知ってるの?」
「へ、ヘラルドなら知ってるはずだ」
「どこにいる?」
「セントロマリアッチで飲んでるはずだ」
「そう、いい子ね、いい子ついでに隣のデスクから手錠を出してもらえるかしら、電話はスピーカーに切り替えてね」
男は電話を切り替えて置くと、目だけで窓の外を見ながらゆっくりと椅子のキャスターを転がして手を伸ばし、引き出しの中から手錠を出した。
「壁の配管に通して、言いたい事わかるわよね?」
男はやれやれという顔をして立ち上がると壁の配管まで歩いていき、手錠を通して両側から自分の手を繋いだ。
「よくできました」
プツリと電話は切れて不通音が鳴り響いた。
ヘラルドはピンクのギラギラとしたドレスの金髪女を連れて、スーツが張りさけそうな腹を揺らしながら店を出てきた。女はヘラルドのハゲ頭より上に目線がある。
二人で店の前に停めてあった車に乗り込みエンジンをかける。その時ヘラルドの後頭部に硬いものが当たった。赤い革製のベンチシートにヘッドレストは無かった
その筋の人間ならこれがどういう状況なのかすぐに気づく。ヘラルドは硬直して手を上げた。振り返って状況に気づいた女が顔色を変えた。
「あ、あのあたし急用を思い出しちゃった」
女はそそくさとドアを開けると降りて振り返った。
「また電話するね」
そういうとドアを閉めて去っていった。ヘラルドはルームミラーの中のフードを目深に被った人物を見た。
「誰だ」
その人物はフードに手をかけて少し顔を出した。店の光が当たって顔の半分が露出する。
「アロンゾはどこ?」
「ヨォーコかー、どうしたそんな物騒な真似して」
「答えて」
「ああ、アロンゾはどうだったかな、モンテレイあたりじゃなかったか」
ヨーコはカチャリと撃鉄を起こした。
ヘラルドはゴクリと唾を呑んで少し迷ったが、なだめるように言った。
「ヨーコ、あの仕事は女一人じゃ無理だ、アロンゾに任せろ」
「本当はどこにいるの?」
その時助手席側のドアからひょっこり男が顔を見せて窓をコンコンと叩いた。一瞬気を取られた隙をついてヘラルドが振り返ってベレッタの減音機を掴んだ。弾が発射
されてフロントガラスにヒビが入る。外の男も状況に気づいて銃を抜いた。ヨーコは右腿に装備していたハンティングナイフを左手で逆手に抜いてヘラルドの手首を切り
つけ、開放された銃でヘラルドの頭を撃った。外から銃撃がありヨーコは車から転がり出た。男は銃を構えたまま腰を落として左右に揺れながら車を回り込もうとした。
しかし排気音のような音と金属音がして男の足の甲が弾けた。
「あああああ」
男が悲鳴をあげながら倒れると、さらに3発弾が発射されて男は沈黙した。バーの中からぞろぞろと男が出てくる頃には闇に消え行くヨーコの後姿が見えただけだった。
アロンゾのチームに緊張が走る中、ヨーコの奇襲は続いた。
人通りの少ない路上に男が倒れている。右手に拳銃を持って首を忙しく動かして周りを見ている。右腿に穴が開いて血が滴っていた。男は肘を着いて体を引きずると
近くに落ちていた携帯電話を取った。
「だから言ったじゃない、正直に話した方がいいって」
「冗談じゃねえぞこのアバズレ、貴様何様だ」
風切り音と共にバシっと音がして左足にも穴が開いた。
「うおおおおおお」
「次の発射まで5秒、4秒、3秒、2秒」
「待て!待ってくれ、本当に知らないんだ」
半分泣きの入った男を容赦なく弾丸が襲う。右手首に穴が開いて銃が転がり落ちた。骨が折れたのか手首が変な方向に曲がっている。
「勘弁してくれ、本当だ、嘘は言ってない」
「……そう、約立たずは嫌い」
男の頭から血渋きが上がった。
ヨーコの奇襲は焦りからか、どんどん雑で荒いものになっていった。一人やられ、二人やられ、ヨーコの逆鱗に触れたのか、両目を撃ち抜かれた死体
さえあった一方で、胯間を破壊されただけで生きて帰ってきたものもいる。アロンゾチームは残忍さを帯びながら本当の敵になりつつあるヨーコに震撼した。
誰一人として外を出歩けなくなっていた。チームはヨーコの知らない新しいアジトに集まって相談した。地下にあるリビング風の部屋は20人ほど集まった
幹部達には少し狭かった。
アロンゾを裏切るわけにはいかないが、ヨーコは危険だ。今回に限ってヨーコが必死になる理由は誰一人わからなかったがなんとかしなければならない。
同じスナイパーで対抗するという案も出たが、神出鬼没の上にカウンタースナイプと呼ばれるスナイパー同士の一騎打ちでヨーコは無敗だった。
正に死神に取り付かれたのと同じだった。
深刻な面持ちで皆で話し合っていると、次期副官候補のイヴァンに電話がかかってきた。仲間しか知らない電話が仲間が集まっている時にかかってきたのだ。
緊張が走る。イヴァンは通話を押して電話を耳につけた。
「オインクオインクある日子豚さんが1匹コヨーテに食べられました、オインクオインクまた子豚さんが1匹食べられた」
「ヨーコか、どういうつもりだ、タダじゃすまねぇぞ」
「オインクオインクまた子豚さんが1匹食べられた、子豚さんたちゃ秘密の小屋でみーんな集まり相談だ、オインクオインクオインク」
イヴァンはギクリとして周りの人間を見渡した。
「でも危ないよ、チクタクチクタク子豚さん、チクタクチクタク子豚さん」
「正気かヨーコ!やめろ!」
「出口にゃコヨーテチクタクチクタク」
イヴァンはソファーから立ち上がると電話を手で塞いで回りに言った。
「おい爆弾だ、探せ!外には出ようとするな、待ち伏せだ」
部屋で男達が大慌てで机の引き出しを探り、ソファーをひっくり返したり戸棚を開けて捜索を始めた。
ヨーコの知識で作れる爆弾は知れている。発見して粘土から雷管を抜けばいいのだ。
ヨーコは電話の向こうで狂ったようにチクタクと繰り返している。
「おい、落ち着けヨーコ、仲間だろ?こんな事して平気なのか?一緒に戦って来た仲じゃないか、セルバンテスさんも悲しんでるぞ」
「役立たずの子豚ちゃん、チクタクチクタクおさらばよ」
「なあ、聞け、分け前はお前にもやるから落ち着けよ」
「チクタクチクタク、時間だよ、アディオスアミーゴスチクタクチクタク」
「わかった!言う!」
ヨーコのお囃子が止まった。イヴァンは迷ったが、ここ数日の異常なヨーコの行動を考えると、嘘を言った瞬間にここが爆発するような強迫観念に囚われた。
「ほ、北東部のオヒナガだ、リオグランデ川を渡ってテキサスのプレシディアに越境するそうだ」
ヨーコの反応は無い。男は息を潜めて答えを待った。額から汗が滴り落ちる。周りの男達も動きを止めて固唾を呑んで見守った。
「嘘だったら戻ってくるわ」
そう言ってプツリと電話は切れた。イヴァンの尻がドサリとソファーに落ちた。
ファン・イグナシオ・セルバンテスは自室で酒を飲んでいた。頭頂部まで禿げ上がってはいるが白髪が綺麗に後ろに流されて、清潔な白いノータイのシャツにシックな
ジャケットの初老の男は、電話の音に葉巻に伸ばした手を止めた。
「私だ」
数ある電話の中でもこの電話に掛けてくる人間は10人に満たない。
「お父さん」
セルバンテスは「はぁー」っと深いため息をついた。
「どうしたというのだヨーコ、兄弟喧嘩をしているそうじゃないか」
「聞いてお父さん、アロンゾがあたしの物を盗ったの」
「ああ、聞けばそれはミーシャの娘だそうじゃないか、一人では手に余るだろう」
「お父さんはアロンゾの味方をするの?」
「そうではないがアロンゾの立場も考えてやってくれないか、あれだけの所帯を抱えてるんだ」
「仕掛けてきたのはアロンゾよ、侵略者に容赦はしないのよね?」
「ヨォーコ、聞き分けのない事を言わないでくれ、どうして仲良くできない」
「あたしは悪くないわ、奪われた物を取り返そうとしてるだけよ」
「わかったヨーコ、特別ボーナスをやろう、皆には秘密だぞ?」
ヨーコは沈黙した。セルバンテスは面倒だと思っていたが抗争や軍との交戦で戦局に大きく影響するヨーコを手放したくなかった。
「ごめんなさい、お父さん」
プツリと切れた電話にセルバンテスはまた大きなため息をついた。
「くそ、じじいは役に立たねぇ」
セルバンテスに甘えてその威光でなんとかならないかと思ったが、この手の作戦は得意じゃない。やはり頼りは自分だ。手抜きしようと考えた自分がバカのようだ。
ヨーコは北東を目指した。チームメンバーが町から消えた事で、どこか一箇所に集まっているという勘は当たった。男達は連日ヨーコのかけたプレッシャーで
疑心暗鬼になり、簡単にブラフにひっかかった。
219 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/02(月) 10:06:35.98
ほあたあ
会話の羅列で表現するのは止めた方が良くね?
結局、描写じゃなくって、説明になっているんだよな
別に何でも事細かく説明する必要はないから
むしろ、読者にとって分らない所があった方がリアリティーがでる
三田誠広の指南書読む事を薦める
やめとけ。そいつは古い。
会話の羅列が気になるのは、会話のテンポが悪いから。
説明文が気になるのは、説明の入れ方がヘタクソだから。
そういう奴が描写をすればくどくなるのは必至。
要するに、会話・説明・描写、それぞれの要素をうまく表現できるようになれ。
魔導師ワイの憂鬱
書いてみただけw
大先生がいっぱい降臨してる
>>223 そういえば、会話のテンポは悪い方が良い
と保坂はいっていたな
>>227 そうすると、良くわからないと言われてワイの評価が悪くなってしまうw
寧ろ、そっち方面はここに来ない事を薦める
新人賞スレの公募組が集まるところに行け
>>227 説明というか、厳密に言えば説明ではないですね。
全然見えなかった話が繋がったのは前回で、今回はその事についてそれぞれの立ち位置を示した形ですね。
会話文は会話の相手との関係がわかりやすいようにしました。
一人目、三下
二人目、そこそこの幹部でヨーコと対等
三人目、上に同じ
四人目、天上人でヨーコの事を気に入っている
のあたりを説明した感じです。
言った所で面白くなければどうしようもないけどですね。
230 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/02(月) 16:54:30.60
つか、作者は映画撮ればいいんじゃね。
そんな金おまへん
>>212-218 >中高く鷲鼻の男
(この表現がよくわからない!)
>「……そう、約立たずは嫌い」
(変換ミス!)
童謡を持ち出した会話文は程良く内容をぼかしていた!
仲間が集まっている場所の詳細を知らないヨーコが選択した、苦肉の策なのだろう!
更に幼い語り口が今までの凶行と合わさって適度な緊張感を生み出していた!
ただし電話の遣り取りで「皆が秘密のアジトに集まっていた」と云う確証が得られたような行動は目に出来なかった!
ヨーコが言い当てたことでイヴァンが動揺を隠せなくなり、それを目の当たりにした周囲に不安の声を上げさせてもよかった!
セルバンテスとの遣り取りでは、もう少し拙い感じを出して欲しかった!
ヨーコを口籠らせたり、あとは声の抑揚で表現してもよい!
あまりに饒舌な会話だと、この手の作戦も得意に見えてしまう!
会話文の工夫が光った回であった71点!(`・ω・´)
233 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/03(火) 06:12:20.88
童謡は童話ということで!(`・ω・´)ノ
ヨーコは沈黙した。セルバンテスは面倒だと思っていたが抗争や軍との交戦で戦局に大きく影響するヨーコを手放したくなかった。
「ごめんなさい、お父さん」
プツリと切れた電話にセルバンテスはまた大きなため息をついた。
例えば「ごめんなさい、お父さん」 はいらない
ラストの地の文を多少手直しすれば良い
てか、ワイの!がうざい
指摘の文章が死んでいる
236 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 08:29:11.08
死なせる事で偉そうだという反発を抑えてコテとして延命しようってことなんだから
ずっと!にこだわってるようだけど
どうでもいいでしょ
ストーリーテラーが被ってる仮面みたいなもんだよ
仮面がうざいって言われても困るよね
♪ワァ〜イ、なぜぇ〜に
(ワァ〜イ、なぜぇ〜に)
♪エクスクラメ〜ション〜!
♪おしえぇ〜てく〜れぇ〜
240 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 13:54:39.83
普通に書いたらマルチハンドルがバレるからだろ。そっとしておいてやれ。
十年近くも2ちゃんで他人の文章を添削し続けるなんて芸当は
プロにしかできないだろうと最近は思うようになった。
ぷぅぎゃはよくやっている。
バカハイも見習わないとな。
>>240 残飯は人種差別大好きネオナチ888、か
完全にアホだよな
243 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 14:25:04.15
やっぱり、ぷぅぎゃ=ハイなの?
信じようとした矢先にこれだからなあ。
244 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 14:28:16.45
ちなみに、日本人は純血であるべきだとは思う。
245 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 14:30:34.18
傷付いた。もう誰も信じない。
>>244 そうだな
単一民族としての誇りを持て
世界中から注目される神武天皇建国2674年の歴史に誇りを持て
そんな文化を持っている国家は日本以外にない
忌々しい他国民の血が混ざるのは不吉
汚いし、知恵の遅れた馬鹿なまねは寄せ
純血を守り通せ
日本人としての誇りを持て
日本原理主義万歳!
日本人の優位性は複数の民族による競争淘汰と
その後の生き残った者同士のハイブリッドのおかげだよ
犬でもトマトでも掛け合わせてできたなかから優秀なものを増やせば
品種としてよりよいものになるのは誰でも知ってる
トマトなら味やサイズだけど、人間はインテリジェンスとか発展に適した性格とかだわな
>>232 あざっす。
壁ちょい抜けた。
中高いって地方独特なんですかね、気をつけます。
顔の中央部が立体的に盛り上がっている感じの人です。
ヨーコは男装した。長い髪を切るのに躊躇は無かった。海兵のようなクルーカットにして帽子を目深に被り、軽いミリタリー物の上下を着て車でオヒナガの町を流した。
頼りは自分の鼻だった。
アメリカ側の越境屋は南の広大な砂漠を避けて北側で手引きするだろう。まだ準備中のはずだ。ヨーコはまず北側の農地との境目から捜索を開始した。連中が
出入りしそうな店、スーパーマーケット、レストラン、バー。200ペソ札をばら撒きながら虱潰しに当たった。どこまで通用するかはわからないが自分が探し回っている
事は口止めした。あるバーで男にアロンゾの写真を見せた時、男がピクリと反応した。髪の毛と繋がった髭が吊り上るほどにっこり笑った男は言った。
「ん?女か、この男がどうした、お前との関係は?」
「仲間だよ、連絡が取れなくて困ってるんだ」
するとにこにこしていた男はカウンターからヨーコに体を向けて近づいた。にこにこと笑っていたヨーコだが硬くて冷たいものがヨーコの顎を押し上げて笑顔が消えた。
周りにいた3人の男達がゆっくりヨーコを囲んだ。ノースリーブの男の肩にサソリの刺青がある。通称アラクラン。ガリシアカルテルの処刑部隊だ。ヨーコは気を取り直して
にっこりと笑いを浮かべると歯を食いしばって言った。
「アロンゾめ」
ヨーコは考えた。この男の銃は自動拳銃。スライドを引いて薬室に弾が装填された状態で腰に挿しとくだろうか。女とわかって少し舐めてかかっているのではないだろうか。
ポケットのたくさんついた少し無骨なバッグの中には新調したリボルバーがある。勘を働かせてより正しい道を選ばなくてはならない。ヨーコは賭けに出た。男の手をはたくと
バッグに手を突っ込んだ。思ったとおり男の左手がスライドを掴む。男がスライドを引き終えるより早くヨーコのリボルバーが火を噴いた。昏倒した男に血相を変えた
3人のうち2人が腰から銃を抜く動作をしたがヨーコは体の向きを変えながら次々と撃った。3人目に銃を向けた時、前のめりになっていた男は体を戻して両手と顎を上げ、引き攣り
笑いを浮かべた。
251 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 17:15:19.26
雑魚すぎだろ
店の中で最後の銃声がしてドアからヨーコが駆け出してきた。
アロンゾは間違いなくこの辺に潜伏しているとヨーコは確信した。だが何をしたかは知らないがとんだとばっちりを受ける所だった。ベレッタの先に減音機を挿してぐるぐる回しながら
教会に入りイエスの額にお礼の一発をかますと鐘楼に登った。土曜から日付が変わってずいぶん経つというのに町は騒がしかった。灯火を回しながら走る警察車両と歩き
回る柄の悪い連中。通りをぐるぐると回る車。アロンゾとその一味である自分を探しているといった所か。
ヨーコは単眼鏡を取り出して近所にある各家屋の窓を見た。5分ほども観察していると明かりがふっと消えた部屋がある。沢山窓がある建物だがそこにしか電灯はついていなかった。
その部屋に単眼鏡を向けて暗視モードにすると、男がカーテンから顔を出した。エルナンドだ。ヨーコはぐっと拳を握り締めた。エルナンドが引っ込んで明かりがついた。
どうやらアパートの二階のようだ。ヨーコは通りに接しているアパートの玄関を探して裏手に回った。未舗装の広い駐車場には車が数台止まっている。DGOで始まるナンバープレートがある。
アロンゾ達の車に違いない。しかし建物は裏側から見ると複雑に入り組んでおり、しかも先ほど見えていた時は手前の建物に隠れていたが、なり長い建物だった。増築を繰り返しており。
かなり手作り感のある建物だった。ヨーコは明かりが所々切れいている廊下を歩きながら勘で部屋の場所を探した。少しぐらい明かりが漏れているのではないかと思って期待していたが
無駄に堅牢な玄関からそのような現象は見られなかった。ここら辺ではないかという場所まで来たがどの部屋かは特定できない。一度外に出て窓を確かめてから出直そうと思ったその時
一つの部屋の前にしなびた花が落ちている。ヨーコはそれを拾い上げてペンライトで照らした。
鮮やかなオレンジの花はテレサの花だった。ちょっと探せばそこら辺に生えている花だが、ヨーコは感極まって花を握り締めた。
ヨーコは人の出入りを見張ったが男が何回か買い物に行っただけでアロンゾやテレサの姿が見えない。朝方、第二の作戦を遂行すべく頃合を見て部屋の前に行った。手には突入用
のバッテリングラムと呼ばれる鉄の円柱。まずはドアの横にへばりついてノックする。返事はない。バッテリングラムの2箇所についた取っ手を持ってドアノブ付近と少し
上の方の2箇所を叩く。すぐに鍵は壊れてドアが開いた。部屋に踏み込んできょろきょろするが、テレサの姿は無い。ベッドにうな垂れかかっている男。床にエルナンドと
知らない男2人。テーブルには酒の瓶と食い散らかした跡、パソコン。ヨーコはマーケットで買った高級テキーラのコルク栓から睡眠薬を注射して近くの空き家らしい部屋の
ドアノブに引っ掛けておいたのだ。
「意地汚いやつらだ」
さっそく全員縛り上げて4人を床に並べると水をぶっかけた。朦朧とする4人の意識がはっきりするまで携帯端末をいじりながら待つ。
「ヨーコ…」
エルナンドがぼそりと言うが目線もくれずに足を組んでベッドに座り。端末をいじり続ける。4人が自分の置かれた状況を認識して焦り始めた頃、ヨーコは立ち上がって
4人を睥睨した。それぞれの髪の毛を引っつかむと引っ張り上げて膝立ちにさせる。
「ヨーコお前はもうお終いだぞ」
色々と情報が入っているのだろう。エルナンドが脅しを口にするが、ヨーコは銃床でこめかみを殴って膝立ちにさせた。
「同じ質問は二度としないから覚えておいて」
ヨーコは右端の男の額に銃を突きつけた。
「女の子はどこ?」
ニヒルに笑った男が口を開いた。
「事と次第によっちゃ…」
バシュッっと音がして男は後ろに倒れた。薬莢が床に落ちる前に2番目のエルナンドに銃を突きつける。
「エルナンド」
エルナンドが焦って口を開こうとした瞬間ヨーコは発砲した。
バタリと後ろに倒れたエルナンドを驚愕の顔で残り2人の男が振り返って見た。3人目の男がヨーコに向き直って見上げ、体を揺らしながら懇願するような目で言った。
「全部喋る、お願いだ、殺さないで」
アロンゾはヨーコがここを発見した時間帯にテレサを連れて国境に向かったようだ。床に置いた国境地帯の大まかな地図とアメリカ側の高精度な地図を
前に男が口で説明する。今日の午後、アメリカ側で受け渡しがある事がわかった。男達はここで入金の確認や計画のナビゲーションをしていた。大体の越境計画を聞いた所で
ヨーコは異変に気づいた。日曜日だというのにアンジェラスのミサを知らせる鐘が鳴らないのだ。いつも鐘が鳴ると、うっとおしさに顔を歪めるヨーコだが
逆に鳴らないと何かがすっぽ抜けているような感覚に陥る。そしてスナイパーの勘。
ヨーコは一人の足のロープを切ると立たせて窓際に連れて行った。そして壁際に避けながらカーテンを開けた。途端に男の頭が弾けて血が飛び散った。
「くそ」
カーテンを閉めてもう一人を立たせると体を激しく捻って嫌がるが、後頭部に銃を突きつけて玄関まで連れて行く。覗き穴を見ると一見誰もいないように見える。ドアを開けて
男の背中を蹴ると、よろけながら外に出た男は左側から激しい銃撃を受けて蜂の巣になった。
「アラクランか」
ヨーコはグシャリと地図を掴んで鞄に突っ込むと、ドアの外に向けて3発撃った。そしてナイフでシーツを裂いて布切れを作り、テキーラの瓶に突っ込んで一振りすると
火を着けた。再び銃をドアの外に向けて3発発射すると素早く腕を出して左に向かって瓶を投げた。ガチャンと瓶が割れる音がしてまた短い機関銃の音がした。
相手はこちらが武器に窮していると判断したはずだ。
鞄から手榴弾を取り出してピンを抜き、レバーを開放してから一息置いて素早く腕を出して投げる。再び銃声がしたがすぐに収まってドタドタと足音が聞こえる。激しい
爆発音の中でもう一個ピンを抜いてレバーを開放する。今度は体ごと外に踏み出して廊下の奥に投げる。破壊された廊下には2人ほど男が倒れている。曲がり角から一瞬顔を
出した男がゴトゴトと転がる手榴弾を見てまた引っ込んだ。ヨーコは反対側を向き耳を押さえて駆け出した。激しい爆音と爆風に背中を押され、少し体が浮いてドタドタと
足どりが乱れつつも走った。廊下の突き当たりの割れたガラス窓から顔を出して外を見ると隣に平屋がある。窓枠に足を掛けて迷う事なく飛び降りたヨーコだがモロい屋根が
壊れて建物の中に落ちた。戸棚に引っかかって回転しながらテーブルの上に落ちたヨーコに裸の男女がケンタウロスのような状態で唖然として見ている。
ヨーコは立ち上がって出口に向かいながら二人を指差した。
「失礼、続けて、サンタが来た事は誰にもいわないで」
そう言いながら部屋を出た。
「隣で戦争やってんのにどんな神経だよ」
ヨーコは建物から建物、路地から路地を走ってその場を離れた。
オヒナガから北西に20q。エルラミレニョの国境付近の丘陵地。砂と岩ばかりの寂寥とした丘の上でとっくの昔に放棄された小屋に真新しいアンテナが立っている。すぐ側には黒いバン。
ヨーコは小屋の横まで来ると、クッキーモンスターのようなギリースーツを脱いで汗を拭った。骨組みに板を貼り付けただけの粗末な建物の壁に耳をつける。男二人ほどが話し合う声と
時々無線通信が入る。ドアを見ると鍵のようなものはついていない。ヨーコはドアを蹴って一気に踏み込んだ。アメリカ側の窓に向かって椅子に座っていた男が慌てて無線のヘッドセットを
取り、奥のベンチに座ってアサルトライフルを床に立てていた男がビクっと動こうとしたが銃を向けたヨーコを見て動きを止めた。ヨーコは交互に銃を向けながら奥に進んでライフルを
取り上げた。
「膝をついて手を頭に、ほら、そっちも」
渋々従ったライフルの男の体を触りながら窓際の男に睨みを利かせているとヨーコの身体検査で体を揺らせていた男が言った。
「もう遅いぜ」
ヨーコは作業しながらギラリと男をに目を移すと、銃床を水平に払って男の口を殴った。
呻きながら口を抑えた男の指の間から血が漏れる。そしてもう一人の方に歩いていって身体検査をすると、立ち上がって部屋を見回した。
テーブルの上に皿と牛乳が半分ほど入ったコップがある。皿の上にはタコスがあり、小さな歯型がついている。ヨーコは銃を構えたままタコスを手に取るとがぶりとかぶりついた。
もぐもぐと味わっている様子のヨーコを二人は怪訝な目で見た。
「これを用意したのはどっち」
窓際にいた男の方が愛想笑いをしながら言った。
「俺だよ、女の子が腹減ってると思って」
ヨーコは男に銃を向けて6発撃ち込んだ。
不機嫌そうに歩み寄るヨーコに身を引きながらライフルの男が言った。
「お、女の子ならあそこだよ、窓ををみてくれ」
指差す窓の外を見ると、はるか向こうに集団の影が見える。既に国境の向こうだ。
テレサはアロンゾに手を引かれて歩いていた。周りを4人の男がライフルを持って歩いている。
「ママは?」
こちらを見上げて太陽に目を細めたテレサにアロンゾはにっこり笑ってなだめる。
「っはっはー心配するな、この向こうで待ってるぞ、ピニャータ作りながらな」
テレサは釈然としない顔をしながらも歩いた。その時アロンゾの胸の無線から声が聞こえた。
「アロンゾ、計画は中止だ、戻れ」
アロンゾは怪訝な顔で無線に手を伸ばしたが途中で手を止めた。そして目を左右に流して考えた後にやりとした。無線のスイッチを押して応える。
「そぉーか、ヨーコか、そこにいるんだろ」
無線からの応答は無い。
「残念だったな、一足遅かったようだぜ」
ようやく応答が聞こえて来たが、それはアロンゾに応えた物ではなかった。
「テレサ、お腹空いてない?」
テレサは腹を両手で押さえてうつむいた。
「後でおいしいものたくさん食べようね」
テレサが顔を上げて笑った。
「リボンはある?」
テレサがたすき掛けにしているポシェットのポケットからズルズルとリボンを引き出した。
「落として」
弱く風になびいていたリボンは。テレサの足元からやや流れて落ちた。
怪訝な顔で様子を見守っていたアロンゾは一瞬顔色が変わったがすぐに笑った。
「はっはーヨーコ、無理だ、そこからここまで2q近い、いくらお前でも不可能だ」
余裕の笑みを浮かべて返事を待っていると10秒ほどして帰ってきたのはまたもやアロンゾに向けたものではなかった。
「テレサ、すぐに雨が来るわ」
それを聞いたテレサがもぞもぞとポシェットを探ってポンチョを出した。不器用に頭を突っ込んでごそごそして顔がひょこっと出てきた。フードを引っ張って頭に被ると。
手を下ろした。
ヨーコがアメージンググレイスを歌い始めた。無線機は押しっぱなしにしているようだ。アロンゾが笑いながら何か言おうとボタンを押すとピーとエラー音が鳴る。
「ママが泣いてる」
テレサがそう言った瞬間無線から音が割れるほどの轟音が聞こえた。そして半拍置いて耳をつんざく風切り音と同時にサンドバックをバットで叩いたような音がした。
一瞬首を縮めたアロンゾが見たものは護衛の男の胸から上が消え去り、その後ろに立っていた男は左胸と腕が無くなって首がダラリと垂れていた。二人が倒れると
同時に体のパーツと血しぶきが降って来た。テレサのポンチョが赤い斑点模様に染まる。
「うそだろ」
血しぶきを顔に浴びながら唖然としたアロンゾの胸元から声がした。
「あら、もう少し右だったかしら」
そう言って無線は切れた。アロンゾは焦った、周りに隠れるものはない。通じるようになった無線を押してヨーコに呼びかける。
「ヨーコ、そうだ二人で山分けにしよう」
「テレサ、花が咲いてるわ」
荒れた土地に所々低い草のコロニーがあってテレサの花が咲いている。テレサはとことこと数歩歩くとしゃがんで花を摘み始めた。
事態が飲み込めない護衛は目を丸めて死体を見ながら呆然としていた。また風切り音がして打撃音と共に護衛のうち、一人の下半身と上半身が分かれて転がった。
「わあああああ」
一人残った護衛は声を上げながらアメリカ方面に走り出した。ソニックブームを放ちながら飛んできた弾が走る男を追い越しながら次々と着弾し、4発目が命中した。
ぱっと赤い華が咲く。振り返ってその様子を見ていたアロンゾがメキシコ側を見て言葉を失った。
「この弾ってどこにでもないから50発も手に入れるの苦労したのよ?」
259 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/03(火) 20:43:31.97
え、ここで終わり?(`・ω・´)
260 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/03(火) 22:28:31.26
明朝に読むとしよう!(`・ω・´)ノシ
261 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 22:54:25.05
続きます
弾丸でソニックブームって発生するの?
ソニックブームを「衝撃はが起こす音響」という意味で考えれば、起こると言える。
この文中では「風切り音」というのがソニックブームのこと。
だけど個人的には、弾丸についてソニックブームという表現は使うべきではないと思う。
boomという単語は「(雷鳴のような)大音響」の意味だから。
ジェット機のソニックブームではガラスが割れることがあるけど、
弾丸で発生するソニックブームが原因で、ガラスが割れることはない。
「風切り音と同時にサンドバックをバットで叩いたような音がした」というのは正確な表現でよいと思う。
「風切り音がして打撃音」というのはやや不正確。
風切り音と着弾音は同時なはず。
×衝撃は
○衝撃波
265 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/03(火) 23:52:49.78
音速の2倍を遥かに越えるライフルを使っている設定なので
2km先で速度が落ちて音速1に近づいたことによって激しいソニックブームが
発生した仕様になってます。
この物語はフィクションであり、実際の人物名、団体名とはほにゃらら。
2km先からの狙撃か・・・
コリオリ力とか考慮しないといかんだろうから、ややこしそうだなぁw
267 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/04(水) 06:57:10.50
>>250>>252-258 >「ん?女か、この男がどうした、お前との関係は?」
(一目で看破されたのか! 男装した意味がない!)
>未舗装の広い駐車場には車が数台止まっている。
(ワイは「停まって」を勧める!)
>しかも先ほど見えていた時は手前の建物に隠れていたが、なり長い建物だった。増築を繰り返しており。
(脱字がある! 中途半端なところで文章が切れている!)
>〜足を組んでベッドに座り。端末をいじり続ける。
(中程の句点は読点のような気がする!)
>ヨーコは作業しながらギラリと男をに目を移すと
(打ちミス!)
>「後でおいしいものたくさん食べようね」
(タコスを用意した男がヨーコに撃たれているので、意味の補足をしてもいいかもしれない!)
「後で辛くない、おいしいものをたくさん食べようね」
(または男を撃った直後に、「辛いんだよ」と吐き捨ててもよい!)
>フードを引っ張って頭に被ると。
>手を下ろした。
(最初の句点は読点ではないのか!)
フードを引っ張って頭に被ると、手を下ろした。
(このような一行に思えた!)
今回は文章の粗さが目に付いた! 削れる主語もある!
二キロ先の狙撃に関しては色々と意見があると思う!
風やコリオリの力等の慣性が働くことを周知の事実として考えた方がよい!
文章の粗さと設定の甘さが目に付いた回であった68点!(`・ω・´)
268 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 09:11:04.99
コリオリの力なんて無視していいだろ
音速の2倍をはるかに超えるらしいし
>>267 ワイ氏は連絡先とか公開していませんか?
270 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 10:30:55.94
してます。
ワイ、フライ、ワイ
ヨーコはまだまだこの攻撃は続けられると言っているのだ。通常の銃器では攻撃は届かない。アロンゾも長距離ライフルの弾薬が手に入りにくいことは知っている。
弾切れがヨーコの詰みとなるが、少なくともあと40発は撃てると言っているのだ。アロンゾは忌々しそうな顔をするとテレサに駆け寄って抱えた。
「あらあら、あなたが金ズルを盾にするとはね」
「うるせぇ、こうなりゃヤケだ」
アロンゾが銃を取り出してテレサの頭につきつけた。
「今あたしはあなたの足を狙っている、足が無くなればそんな荒地の真ん中でどうすればいいのかしらね」
「撃てるもんか」
「どうかしら、自分の物にならないならいっそ…」
アロンゾはポンチョや自分に飛び散った血でズルズルと滑るテレサの体を左腕で何度も抱え直しながら小屋の方を睨みつけた。
「テレサ、両手を上げて」
テレサがヨーコに従って両手を上げるとアロンゾの手からズルリとポンチョが裏返る形で抜けて地面に転がった。
次の瞬間鋭い風切り音がアロンゾの首を刈り取った。
ヨーコとテレサは依頼人に成りすましてバンに乗った。
「テレサ、ここがどこだかわかる?」
テレサは心配そうな顔でヨーコを見ながら首を振った。
「テレサの祖国、自由の国よ」
「自由…」
「そう、あたし達は自由なのよ」
ヨーコはテレサを抱いて離さなかった。
バンは快調にエルパソを目指す。約4時間の旅だそうだ。後部座席からルームミラーを見ると運転手の額が見える。痩せていてニワトリのような運転手一人しか来なかったのは
予想外だったが、かえって安心だった。
プランは大幅に変更になったが問題無い。適当な話をでっちあげて麻薬カルテルから逃げてきたと言えば永住の許可が下りるまでは待機という形で滞在が許される。
不法滞在でもいいのだがそれではテレサに教育を受けさせる事ができない。やる事が山積みだが、大昔に失った使命感が蘇ってきた。車に乗って2時間が経ち、日が少し
傾いてきた頃、うとうとしていたヨーコは車が止まった事で目を醒ました。
「ちょっと待っててくれないか」
小用なのだろう、男は気まずそうな顔で後ろを向いて笑うと車を降りた。しかしヨーコは胸騒ぎを覚えた。ここは何も無い山岳地帯。運転手の行き先を見ていると
左手の斜面には向かわず右手の崖を降りていく。変わりにひょっこり現れたのはサブマシンガンを持った軍服の男。後ろを見ると同じような男が歩いて来る。
ヨーコはテレサを床に押し込めると運転席に飛び乗った。前方の崖下からも男が現れて銃を向けた。ドライブに入れてアクセルを床まで踏み込むと慌てた男達が
発砲し始めた。車中から金属音がしてガラスがバラバラと飛び散った。
「くそ、ミーシャの兄妹か」
アロンゾからテレサを無事救い出してドゥランゴの手の届かない所に来た事で生まれた油断をヨーコは呪った。右側のタイヤがパンクしてハンドルを取られるがそのまま
強引に走ってカーブを曲がると対向車が来た。ヨーコはフルブレーキして車を流し、道路に立ちふさがった。後部座席に飛び移ってテレサを抱えると車を飛び出し
腕にひっかけたバッグから銃を抜いて止まった対向車の運転手に向けた。
「降りろ!」
慌てた男が車から降りると、ヨーコはテレサを乱暴に助手席に放り込んで自らも乗った。追跡車両がバンを跳ね飛ばして走って来た。ヨーコはギヤをバックに入れると
アクセルを床まで踏み込んだ。白煙を上げてバックする車に追跡車の助手席から顔を出した男が銃撃を加える。ハンドルを切ってスピンしながらギヤをドライブに入れ、前を
向いた所で再びアクセルを踏み込んだ。わりとパワーのあるセダンは追跡のワゴン車を少し引き離した。ヨーコはギヤをニュートラルに入れるとテレサを運転席に立たせて
入れ替わりで助手席から後部座席へと移り、リアガラスに5,6発の弾を撃ち込んだ。寝転がるようにして足で3発ほど蹴るとガラスが外れ落ちて追跡車が踏み潰した。
スピードが落ちてきて追跡車が近づいてきた。ヨーコは最後の手榴弾のピンを抜いてレバー開放し、タイミングを計って後ろに放った。ボンネット付近で爆発した手榴弾に
車はコントロールを失い、もんどりうって大破した。
ヨーコはバンホーンの町からエルパソとは逆の方向を目指した。額には汗が滲み、顔色は青い。心配そうに見るテレサに時々引き攣った笑顔を見せる。しかし寂れた町に
通りかかった時、車は止まった。ガス欠だ。ヨーコはテレサを連れて車を降り、休める所を探した。右脇腹から右足はどす黒く染まっている。霞んだ目で見えた建物のドアを
押して中に入る。中央の通路を通り、しばらく歩いた所でヨーコは倒れた。テレサが膝をついてヨーコに呼びかける。
「ママ」
ヨーコはごろりと仰向けになるとテレサに笑って言った。
「ちょっと疲れちゃった」
霞む目で見上げると、イエスの顔が見える。二人の母の顔が交互に思い浮かぶ。『信じれば救われるのよ、お祈りしなさい』『祈りなさい、そうすれば神様が大いなる
恵みを与えてくださるわ』『信じなさい』『信じなさい』『はい、ママ』
ヨーコは笑った。笑いながら涙を流した。
「ねぇ、神様はあたしの事が嫌いなの?どうしてあたしにだけ意地悪ばっかりするの?」
ヨーコは顔をぐしゃりと崩した。
「あたしの事はもういい、何も望まない、ただ、テレサを救って」
テレサがヨーコに覆いかぶさった。
「ママ、泣かないで」
「お願いします、悔い改めますから、どうかテレサを…」
薄れ行く意識の中で遠くから足音が聞こえる。
「ああ、神様、来てくださったのですね」
うっすらとしか見えない視界に髭を生やした男の顔が映った。
よく晴れた日の昼下がり。教会の前まで走って来た3台の自転車のうち、一台が他の自転車と離れながら手を振った。
「またね」
「うん、明日学校でね」
ジュニアハイスクール帰りの女生徒だ。遅れてボロボロのセダンも入って来た。セダンから降りた中年の男はもみ上げから伸びた髭をきれいに切りそろえた紳士だ。
トランクに回って中から籠に入ったニンジンを出すと教会の脇で手押しポンプを押して水を汲んでいる修道女の所に行った。修道女は男の手元を見て驚いた。
「神父様、私もいましがたもらってきたばかりなんですよ」
ポンプの下のバケツにはニンジンが山盛りだ。
「あいたた、じゃあこれはベルさんの所にでも持っていくか」
教会の隣の家で自転車を停めていた少女が走って来た。
「ママ、サマースクール行っていい?」
「こらテレサ、神父様に挨拶は?」
「こんにちは神父様、ねえいいでしょ?」
「しょうがないわね」
テレサは笑って走って行った。にこにこと後姿を見守っていた神父が振り返ってニンジンを置くと、修道女の手を取った。
「ところで、この前の話は考えてくれたかい?」
修道女は困ったような顔をして言った。
「私の過去は全て話したはずです」
「聞いたよ、ヨーコ、でも君は悔い改めた、神はお許しになる」
ヨーコは恥ずかしそうに笑ってうつむいた。
277 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 14:01:15.76
後のマザーテレサである。
完
278 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 17:27:57.65
593 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/04(水) 07:25:47.92
素で書くか。
何がお前にとっての全力なんだ?
身内に不幸でもあったのか?
命に関わるような病気に侵されたのか?
または精神でも患ったか、自身が想定した通りに物事が進まないのか。
大小の事柄の全てが障害で鬱積した結果が今なのだろう。
それがどうした?
今できる事を本気でやれば、それが全力だろう。
自身が満足できる環境にいない。だから全力が出せない。
そのような考えは甘えと断じていい。
成果は二の次だ。今の全力を出せばいい。
279 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/04(水) 18:28:12.14
執筆直後の疲れた頭で評価するよりも、
寝起きの冴えた頭で読み込んだ方がいいだろう!
それでは、また!(`・ω・´)ノシ
280 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 19:33:19.25
不覚にも泣いた
281 :
残飯:2014/06/04(水) 20:23:09.02
全米が泣いた!
282 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 20:58:27.43
中米も泣いた!
つよい子だから、ぼく、泣かない!
988 :本当にあった怖い名無し@転載禁止:2014/05/22(木) 07:37:02.14 ID:aDUsxDeH0
記憶は仕事中にうんこもらしてクビになったらしい
989 :記憶喪失した男@転載禁止:2014/05/22(木) 07:54:45.89 ID:tNaEnMdL0
お前は仕事中にうんこもらしたことはないのか?
普通のことだろうが。
俺は泣かんぜよ。
285 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 21:35:05.86
南米は様子をうかがっている
286 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 21:48:57.93
車のアクション部分すごい良かった
その後は急展開というよりは作者様が急いでいる感じがします
287 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 22:15:14.01
ワイはまだまだこの攻撃は続けられると言っているのだ。通常の銃器では攻撃は届かない。ひやといも長距離ライフルの弾薬が手に入りにくいことは知っている。
弾切れがワイの詰みとなるが、少なくともあと40発は撃てると言っているのだ。ひやといは忌々しそうな顔をするとれつだんに駆け寄って抱えた。
「あらあら、あなたが金ズルを盾にするとはね」
「うるせぇ、こうなりゃヤケだ」
ひやといが銃を取り出してれつだんの頭につきつけた。
「今あたしはあなたの足を狙っている、足が無くなればそんな荒地の真ん中でどうすればいいのかしらね」
「撃てるもんか」
「どうかしら、自分の物にならないならいっそ…」
ひやといはポンチョや自分に飛び散った血でズルズルと滑るれつだんの体を左腕で何度も抱え直しながら小屋の方を睨みつけた。
「れつだん、両手を上げて」
れつだんがワイに従って両手を上げるとひやといの手からズルリとポンチョが裏返る形で抜けて地面に転がった。
次の瞬間鋭い風切り音がひやといの首を刈り取った。
288 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 22:16:14.62
テレサ――れつだん
ヨーコ――ワイ
アロンゾ――ひやとい
勝手に登場人物名を変えてみたら、腹抱えて笑ったw
289 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 22:38:35.80
2次作キタ
ワイよ、一言だけ言っておく。
お前に上から目線で他人の人生に対して訳知り顔に説教する資格、権利は一切ない。
上から目線、説教がそんなに好きなら、それは感嘆符と顔文字付きのおどけた文章評価だけにしておけ。
少なくとも己の人生という一つの尺度で他人の人生に土足で無神経に鈍感に踏み入り、誤解に基づく一方的な論理を感情的に押し付けないことだ。
分を知れ。お前はそんな立派な人間ではない。人と人との間に引かれている境界線を履き違えるな。
それを知らないということはただの礼儀と節度を知らないということ、つまりお前みたいなどうしようもない大馬鹿野郎だということだ。
と、
>>290みたいな人が現れると鬱陶しいからこそのあのキャラクタなんだよ
いい子のみんなは分かったかな?
けなされたくないならこんなスレにうpしなければいいのに
293 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 00:56:12.40
こういう自分のこと棚上げした説教レスはネタなのかマジキチなのか判断に困る
294 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 01:09:02.94
>>290 ワイが決めた砂場に入ってきて何を言ってんの
気に入らないなら他の砂場を探すか自分で砂場を作って遊べばいい
ワイは人を捕らえて自分の縄張りに引っ張っているわけではない
気に入らなければ離れればいいだけの事だ
ワイと愉快な仲間たちに入りたいならアプローチが間違ってる事に
気づくべきだ
別に興味がないなら余計なことは言わずに去れ
295 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 02:14:40.61
593 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/04(水) 07:25:47.92
素で書くか。
何がお前にとっての全力なんだ?
身内に不幸でもあったのか?
命に関わるような病気に侵されたのか?
または精神でも患ったか、自身が想定した通りに物事が進まないのか。
大小の事柄の全てが障害で鬱積した結果が今なのだろう。
それがどうした?
今できる事を本気でやれば、それが全力だろう。
自身が満足できる環境にいない。だから全力が出せない。
そのような考えは甘えと断じていい。
成果は二の次だ。今の全力を出せばいい。
296 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 02:16:50.49
859 :名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 17:59:16.54
>>857 分かったような口を叩くな。
お前は他人の人生に軽々しく土足で上がりこんでは口を挟み過ぎなんだよ。
感嘆符とAAしか能のない2ch中毒のプロ気取り能無しゴミが。
290 :名無し物書き@推敲中?:2014/06/04(水) 23:41:50.99
ワイよ、一言だけ言っておく。
お前に上から目線で他人の人生に対して訳知り顔に説教する資格、権利は一切ない。
上から目線、説教がそんなに好きなら、それは感嘆符と顔文字付きのおどけた文章評価だけにしておけ。
少なくとも己の人生という一つの尺度で他人の人生に土足で無神経に鈍感に踏み入り、誤解に基づく一方的な論理を感情的に押し付けないことだ。
分を知れ。お前はそんな立派な人間ではない。人と人との間に引かれている境界線を履き違えるな。
それを知らないということはただの礼儀と節度を知らないということ、つまりお前みたいなどうしようもない大馬鹿野郎だということだ。
294 :名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 01:09:02.94
>>290 ワイが決めた砂場に入ってきて何を言ってんの
気に入らないなら他の砂場を探すか自分で砂場を作って遊べばいい
ワイは人を捕らえて自分の縄張りに引っ張っているわけではない
気に入らなければ離れればいいだけの事だ
ワイと愉快な仲間たちに入りたいならアプローチが間違ってる事に
気づくべきだ
別に興味がないなら余計なことは言わずに去れ
>>294 >>290がルサンチマンをこじらせただけの馬鹿か、それともコピペされた文章の前後を考慮しない阿呆かは知らん
一つだけはっきりしていることは関わるだけ無駄だってことだけだ
賛否に関わらず反応があるだけで道理を無視して活発になるだけだし
>>272-276 これで話は終わりなのだろうか!
二つの問題が処理できていないように思った!
セルバンテスはヨーコを戦力として利用していた!
そのヨーコに幾つかの手駒を潰され、逃げられた形となっている!
放置することがあるのだろうか! 戦力として認めていたヨーコが、
敵対する者の手に渡れば脅威にもなり得る!
取り込むか、排除の二択でセルバンテスが動くような気がしてならない!
現在進行中の相続争いはどうなったのか!
切り札がテレサではないのか! 年月が経って争いは治まったのか!
文中で収束の過程は書かれていなかった!
上記の問題を放置した状態なので未完に思える!
今回のカーアクションは全体を通しても良い出来であった!
今回の出来だけで言えば73点!(`・ω・´)
299 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/05(木) 05:36:41.54
>>290 一言にしては文章が長いので改善の余地はある!
ブーメランストリートと云う曲を思い出した!(`・ω・´)
えい! やあ! とう! ――僕は蹴った! 球を! 球という観念を! そして、そして、凄く飛んだ! 球が! 僕が蹴った球という観念が!
サッカーボールは晴天の下、青空だらけのグランドの水たまりにたくさん落っこちた!
僕は凄かった! 水たまりを蹴り上げる度にサッカーが、ボールが、僕の球を蹴るという観念が、水しぶきをもって激しく大空へと舞い上がった!
僕はまさにサッカーであり、ボールであり、水たまりであり、大空であった!
友達が呼んいでる「オーイ! サッカーが好きな君! 元気かい!」
僕は振り返り手を大きく振って答える「オーイ! サッカーが好きな僕! 元気だよ!」
凄いや! 僕は! 球が、今では球でなくなって、サッカーボールが蹴りあげた大空になって! 水たまりがたくさん球になって! そこには無数の球という観念があって!
僕は凄いんだ! だってワールドカップが開催するってテレビでは騒いでいるのに! 僕は! いたって冷静な状態で、サッカーボールが大空になってゆくグランドの水たまりのなかで、その形を失ってゆく球という観念に見入ったままの状態で、
遠くで僕を呼ぶ友達に、一緒にパブリックビューイングに行こうじゃないかって誘われるのを期待しているんだから!
>>300 ワイの頭の中で、それぞれの分野を司るワイが集まって審議中!
ワイA「ワイが評価の時、語尾に付ける『!』を揶揄したような内容だな」
ワイB「観念とそれらしい単語はあるが、狂人の妄想でいつものパターンだ」
ワイC「誰の目から見ても拙く見えるような書き方は保身なのかな」
ワイD「作者が透けて見えるな。気は弱いが自己主張は強いと」
ワイE「意見は出揃った。で、どうする? 放置しても良さそうだが」
全員 「任せる」
よくわからない話なので点数は控える!(`・ω・´)ノシ
>>300 今までで最高
やっちゃいけないといわれる!の多用をこんだけやってくれれば言う事ない
読み辛くて痛快だ
既成のルールを壊す、これが文学だ
>>286 嬉しいです。
急展開なのは焦りからですね。
僕は説明しすぎてオチを読まれてしまう癖がありますので。
そこがバレましたか。
>>298 長々とありがとうございます。
一気に書いてしまったので推敲が足りない所ありますね。
いくつかラストを用意していたんですが。
ヨーコは死んでテレサが教会で健気に生きていた。
ヨーコは死んでテレサが同じ道を歩む、グラシア・ラ・カサドレスは生きているという噂がささやかれる。
どちらにしろヨーコは非業の死を遂げる予定でしたが咄嗟にハッピーエンドを選んでしまいました。
自分の中で
とりあえず国境を越えたから組織の手は逃れた、田舎の教会で物分りのいい神父に拾われた事で
テレサは行方不明になった、という都合のいい消化をしていましたが、ダメでしたか(笑)。
あ、咄嗟にハッピーエンドを選んでしまったのはキーボードを叩きながら
このまま死んだらヨーコ可愛そうすぎるだろ、と思わず同情してしまったからですw
面白いよね、試みとして〉300
別に保身とか臆病で自己主張強いとか思わなかったけど
>>304 未消化の部分を踏まえて今後の展開をワイなりに考えてみた!
教会に逃げ込んだことでヨーコは一命を取り留めた!
傷が回復するまで教会の世話になる!
その後はテレサに父親の遺産を相続させる! ヨーコ自身は後見人となる!
敵の追撃の可能性を視野に入れ、潤沢な資金で新たなファミリーを起ち上げる!
年数が立ち、テレサはボスとして采配を振るう!
その隣にヨーコの姿はなかった! 机の上の写真盾には自慢の銃を見せつける姿で写っていた!
ワイの勝手な想像ではあるが、
このような展開にすれば未消化の部分をすっきりと解消できるのではないだろうか!
では、執筆に戻る!(`・ω・´)ノシ
308 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 12:13:51.39
>>300 ははは傑作だ
他の作品なんてどうでも良くなった
311 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 15:07:16.10
ついでに元ネタ全部吐いてよ。
おまえらっていまも道程なの?
元ネタはこれと言ってないですね。
洋画はよく見るのであちこちから影響は受けてると思います。
やさぐれ女と少女を旅させたらどうなるだろうと思って書き始めてから
具体的なストーリーが決まっていきますので。
最初に決めたのは二人で旅する、愛が芽生える、最後に死ぬ、だけです。
あえて言うなら好きな映画の中にケビンコスナーのパーフェクトワールドがあります。
脱獄犯ブッチが少年を誘拐して旅するうちに絆が生まれるが、結局少年に撃たれ、警官に撃たれ、死ぬというものです。
具体的に言うと、少女は最初何者か僕も知りませんでした。
あそこにいた事情なんか考えないとなーと思いながらキーボード叩いてるうちにふっと降りてきます。
なんかほんわか旅してるだけだなーと思ったらなんか事件起こそうかなー警官は使ったから軍隊にしよう、とか。
そろそろ物語の転機を考えないとなー、めんどくさい事になりそうだけど攫われちゃえ。
二色でなんか物足りないなーと思ったら第三勢力とか様々な思惑に巻き込まれてみよう、とか。
ヨーコの生い立ちもテレサが相続者だった事も途中で付け足して帳尻合わせる感じです。
ネタに詰まったらグーグルマップで現地の風景見たり、生活文化をググったりして、変わった習慣とかあればネタにします。
317 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 18:59:31.28
318 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/05(木) 19:00:18.51
もう飽きた
飽きるもの書いててもしょうがないだろう
目の覚めるもの書けよ
それが文学の基本だ
イロハだ
/ニYニヽ
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) でっていうwwwwwwwwwwwwwww
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \
( ___、 |-┬-| ,__ )
| `ー'´ /´
| /
323 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/06(金) 11:28:37.57
同じ文でも紙の本縦書きより掲示板レスにされた方が飽きが早いという現象
洋書も読んでるので大丈夫
美世ちゃん、姉さんと買い物 会話主体の漫談みたいな感じです。
みるからにテラテラのスーツを着たチンピラ風情の3人が寄ってきた。
「君たちヒマ?なんっつってヒマじゃないよね〜、僕達すっげー暇だったけど
たったいま重要な用事ができたんだ最優先事項、美女二人とお茶しよう、ねぇちょっとだけ予定変更してみない?」
美世は振り向いた体勢で停止してじっと男たちを見た。
「……」
男たちはニコニコしている。しかし美世はプイっと顔をそむけて言った。
「姉さんこの先に虎専門店があんねん行こか」
「え?そんな店あったかな」
「CIAの情報やから間違いない」
「CIAって」
「ちーちゃんいい情報ありまっせの略や」
「ちーちゃんて誰!」
「そんなことはええから、さ、いくで」
「う、うん」
「ちょちょちょちょちょ待ってよ、話しだけでも聞いてよねー君たちすごくレベルが高くね?大阪から来たの?」
また美世は男たちをじっと見た。
「……」
しかしまたプイっとよそを向くと通りの向こうを指差した。
「あ、姉さんアレなんや」
「え?…あれ?…今川焼き?」
「何やそれ、始めて聞いたわ、これはちーちゃんの情報にもなかったな」
「え、えーと、すごく美味しい…のよ?、食べる?」
「うん食べよ食べよ」
「ちょっと待ってよ、人が話しかけてるのに」
「いらうなボケ!」
肩に手をかけた男に美世が吼えた。
「おっほほほ!こえ〜、ちょっとそんな喧嘩腰で、俺達何か悪い事した?」
「なんもせぇへんからやろが」
「え?何かしていいわけ?」
「アホンダラ!、タイガイ立ち止まってチャンス与えたったのになんっっもオモロイ事言わんかったやろが!
大してかっこええわけでもないお前らみたいなもんがナンパしよおもたらウェットの効いた小話の一つも持っといてからせんかい」
「ウィットでしょそれ」
「ドヤカマシわ、ヘタレがゴチャゴチャ言い訳すんな腹立つ、不細工やったら不細工なりにその親にもろた才能を生かさんかい
オモロない不細工ってそれタダの不細工やぞ、それになぁ、お前ら顔から滲み出とんねん、お前ら女衒の顔や」
男たちは顔を見合わせた。
「うん、じゃあ話が早いね、ちょっとさらわれてもらおうか、ボク達もバカにされたまんまでは引けないんだよね」
美世の口の悪さに青筋を立てた男達がズイっと前に出た。
「ちょっと美世ちゃん」
雛子が美世の後ろから服の裾を持った。美世がその上から雛子の手を握る。
「ぷ…うっくくくくこら傑作や、さらう?、さーらーうて、姉さんこいつら不細工なナンパ師から
不細工な人さらいにクラスチェンジしよったで」
「ああ?、何がおかしんだオラ」
「知らんちゅうのも罪な話しやなぁ、よー聞いとけよ不細工な人さらい、ここにおわす姉さんはなぁ、
はんなりしてはるけどなんと6段やで、棒状のもん持たしたら霊長類最強や、ゴリラかて道あけるで
お前らみたいなもん3人まとめて3秒で昇天さしたるわ」
「ちょっと美世ちゃん何言ってんの、それに私5段」
「ぷっ、何が6段だよ、棒状のものって何?ひょっとしてコレの有段者なの?」
男は両手で口の前に筒を作り、唇をO形に開いた。
「そっちの段位は知らんけどもそれでも相当のもんや、なんせ百戦錬磨のウチの兄貴がメロメロになるぐらいやよってなぁ
お前らみたいなもん3人まとめて3秒で昇天さしたるわ」
「しないよ!」
「聞いたか?せえへんそうや、諦めて去れ、とにかく邪魔や、そこどけ」
「てめ何すんだよ」
美世は雛子の手を引いて男の肩を押し切り、去ろうとしたが男が美世の手首を掴んだ。
「なんやこの手ぇ」
「ちょっとやめて二人とも」
雛子が二人の間に割って入ろうとしたが男が雛子の手首を握って振払った。
「きゃっ」
バランスを崩して足が絡まった雛子が尻餅をついた。
「あ、姉さん!」
男の手を振り切り、慌てて駆け寄ってしゃがんだ美世が、雛子の体を左右から覗きこんで手足を確認した。
いけるか?どこも怪我してないか?」
「うん、大丈夫」
美世はバッグを雛子に押しつけると男たちに背中を向けたままスクっと立って振り返った。
「お前らもー謝っても許さんでえ」
美世は足を背後の方に曲げて後ろ手にポンポンとヒールを脱いで身をかがめ、ヒールを路上に置いてしゃんと背筋を伸ばしたが
思いついたようにもう一度かがんでヒールを歩道の端に寄せて置いた。
「お前何やってんだよ」
美世は3人の前に進み出て睨みつけながら声を張り上げた。
「特別大サービスや!冥土の土産に脳梁によう焼き付けとけ!」
「どこだよそれ、普通は脳裏だろ」
「黙れドサンピン、お前の命はあと3秒や!」
そう言いながら美世はタイトなミニスカートの裾を掴むと一気に腰上までずり上げた。
「うほっすげぇ何この状況、とんだ変態ねーちゃんだな、しかも虎のボクサーパンツ?そりゃ脳裏にも焼きつく…」
男が言い終わるか終わらないかその瞬間、美世の体がグイッとねじれたかと思うと足が高々と上がった。
「いち!」
パンという乾いた音とともに美世の足の甲が首に食い込んだ男は、体から力が抜けて糸の切れた操り人形のように
グニャリと正座するとそのまま前に崩れ落ちた。
「これがホンマの勝負下着や!」
「マサヤ!」
左側に居た男が慌てて駆け寄って倒れている仲間の顔を横から覗きこんだ。
「てめぇ!」
男が身を起してこちらへ向かって顔を上げた瞬間一歩踏み込んだ美世の膝が男の顔面を襲った。
「にい!」
ゴツンと鈍い音を伴い、カウンターで膝蹴りが顔面にめり込んだ。男はもんどりうって後ろに倒れ、そのまま動かなくなった。
唖然としていた右側の男が腰を落として身構えたが美世は既に踏み込みを終えて攻撃に移っていた。
「阪神優勝!」
美世の上半身がぐるりと周り、それに遅れる形でスラリとした足が弧を描いた。
「さぁ〜ん」
パンッという音と共に男は顎を薙ぎ払われてそのまま朽木のようにバタリと倒れた。
「見てみぃ、3秒やろがい、最後ちょっとアホになってもたけど」
美世は腰に手を当てて仁王立ちで勝どきを上げた。
「大阪名物、猛虎優勝拳!」
ぽかーんとしていた雛子が我に返った。
「ちょっと美世ちゃん、スカートスカート」
通行人が目を逸らしながら足早に通り過ぎる中、美世はスカートを降ろしつつヘラヘラしながら言った。
「これVシネマの撮影ですねん、あのビルの屋上からカメラが狙ってますねん」
指さしたのは霞んで見える高層ビルだ。
「はぁ〜恥かかせよってからに、オイ起きろチンピラ」
美世は倒れている男をぞんざいにひっくり返すと胸ぐらを掴んで引っ張りあげた。
白目を剥いてゆらゆらと頭が揺れる男の頬を容赦なくバシバシと叩く。
「ちょっと美世ちゃん」
「お前らのせいで可愛くもないパンツ公衆の面前で絶賛大公開してもたやないか
しかも史上空前のスケールで大股開きや、こないなもんで全米は泣いてくれんけど阿倍野のオトンは大泣きしよるで
それだけやない、ストッキングもワヤになってもた、これみてみい!」
美世が膝を指差した。
「まるで素肌の一部がまんま素肌になってもとるやないけ、どないしてくれる、金払え、ストッキング1000円と乙女の純情1000円や」
「乙女の純情思ったよりやすっ!」
「う…う…やめれ…」
目の焦点が定まらずにろれつの回らない男に首がもげるほどの平手打ちをする美世。
「オラ財布出せぇゆうてんのや!」
男はまた白目をむいた。
「ちょっと美世ちゃん落ち着いて、強盗になっちゃってるよ!まずいって」
「ちっ、しゃーないな、もうええわ」
「うちの姉さんの強さがわかったか」
「いや、私何もしてない…」
「そうや、なんもしてへん、お前ら運が良かったなぁ、もしコレが姉さんやったら
お前ら真っ二つになってホッケの開きみたいになっとるで、なんせ7段やからなぁ
オイわかっとんのか!骨離れがよくて美味いあのホッケやど!」
「うう…」
「しないよそんな事!」
「まあ、真っ二つはないかもしらんけど一生車椅子か人工呼吸器や」
「それもしないから!」
「この通り姉さんも今ではすっかり丸くなってはるけどなぁ、人を切り刻むぐらいなんとも思ってへん人なんやぞ
腹から内臓ひきずり出した上に手刀で横隔膜を突き破って心臓握ってガタガタ言わした事もあるんやぞ」
「それ救命措置!仕方なくやったの!」
「よかったなぁお前ら、仕方がないから命ばっかりは助けてくれるそうや
とにかくホッケの開きが車椅子で一生過ごすような無様な事になりたーなかったら
次はもっとキラリと光るギャグ用意しとけやボケが」
「そこなの!?」
「返事は!」
「う…はい…」
美世がぱっと手を離すと男の頭はアスファルトにゴトンと落ちた。
「ちょっと美世ちゃんかわいそうだよ」
雛子は美世の肩を持って後ろへ行くよう促すと、膝を突いて男の頭を抱えた。
そしてバッグからライトを取り出し、男のまぶたを指で開いて眼球を照らしている。
「もうええやん姉さんそんなやつらほっといて行こうや」
「ムチャ言わないで、この状態の人を放っておけないよ」
「ああ、職業病かいな、しゃーないな、しかしほんましょーもないやつらやで、カッコええわけでもない、おもろない
ケンカはからっきしってどないやねんトンチでも利くんかこいつら」
その時、歩道の向こうから数人の男がゾロゾロと歩いてくるのが見えた。スーツを着てネクタイもしているが
どこか匂いが堅気ではない
「こらアカン、姉さん逃げよ」
「おい、待て」
急に近くから聞こえた声に驚いて二人は声の方をに顔を向けた。むくりと起き上がったのは先ほど美世の膝を食らって
倒れていた男だ。
「鼻からは血がボトボトと落ちてシャツを徐々に染めていった。
「お前ら終わったぞ、タダで済むと思うなよ」
美世は男の発言を聞いて考え込んだ、腕組みして頭をひねっている。
「なんだ?考えても無駄だぞ」
「ホンマや、考えてもどこにトンチが利いてるのかさっぱりわからん」
「利かせてねぇからなトンチ!勝手な期待やめてくれる?」
「それにしても急に勇ましなったな、カッコええこと言うてるわりにグズッグズに鼻血垂らしてウチの虎パンツ見て興奮したんか」
「お前のパンツ見たぐらいでこんなになるか!お前の膝をドアップで見たからこうなってるんだろ!」
「なんやお前、脚フェチかいな」
「話が通じねぇ!」
「それにしても仲間が来るまで死んだフリとはなっさけない、お前はエリマキトカゲか」
「あれってそんな特技持ってたか!?」
「ウチが知るわけないやろ!自分で調べろや」
「超理不尽!」
「言う事が細かいねん!そんなんやからお前はズルッズルのオイド野郎なんや」
「意味わかんねぇけどなんかすげー傷つく!」
そうこうしているうちに男たちが到着して倒れた男達を見下ろした。
だが男達は二人には目もくれず周りをキョロキョロと見回している。
一人の男がエリマキトカゲに聞いた。
「おい、相手は」
エリマキトカゲが二人を指さして言った。
「こいつらです」
男たちは一斉に雛子と美世を見た。雛子は介抱の手を止めて緊張した面持ちで男たちを見上げた。
「姉さんはなんもしてない、やったんはウチ一人や、お前らも死にたいんか」
美世はズイっと雛子の前に出てスカートに手をかけた。
「次に猛虎優勝拳の餌食になるんはドイツや!1000円持って一歩前に出ろや!」
男たちは顔を寄せあって美世をチラチラと見ながらぼそぼそと相談を始めた。そのうち結論が出た様子で、先頭の男が口を開いた。
「おい、お前らもう行っていいぞ、次見たら風呂屋に沈めるからな」
「え?なんで!」
エリマキトカゲが不満そうに意義を申し立てたが一人の男がエリマキトカゲの肩を押して足を払った。
尻餅をついたエリマキトカゲの横に男がしゃがんだ。男はエリマキトカゲと額が当たるほど近づいて
歯を食いしばったまま小声で、しかし威圧的に言った。
「お前このこの状況わかってんのか?お前らがモメた末にやられたって聞いたからこうやって出張って来たんだぞ?
まさか女一人にやられたと誰が思う?公衆の面前であんな細いねーちゃん一人に三人とも伸された上に
加勢しようとこんだけゾロゾロ出てきた俺らは顔真っ赤だよ
この恥さらし野郎が!この事実を無かった事にするにはどうしたらいい?」
エリマキトカゲの顔がみるみる絶望に染まって行った。あらかたの会話を聞いていた雛子は焦った。
殺意にみちた言葉にこの後の男の扱いを思うとほうってはおけなかった。
「あの…ちょっと待ってください」
エリマキトカゲに懇々と説教していた男がゆるりと頭を回転させて雛子を見た。
「あ?なんだ?行けっつったろうが、それとも当事者行方不明の方がいいか?」
男の言葉に雛子はぞっとしたが、気を撮り直した。
「話しを聞いてください!お願いします!」
突拍子もなく大声を出した雛子に男たち全員が雛子に注目した。
「ちょっと行き違いがあってこじれただけなんです、あのっ、この人もちょっと融通が効かなくて」
美世が雛子の平和的思考に呆れて言った。
「あのなぁ姉さん、そういう問題やないんや、もう要らん事言わんとき、行こや」
美世が雛子の肩に手をかけたその時。
「あれ?先生?」
男たちの集団の後ろの方から声があがり、前にいる男たちは一斉に後ろを振り返った。そして荒々しく
男たちを突き飛ばしながら一人の男が現れた。
「諏訪園先生ですよね?」
雛子の表情がくるくると変わった。何かを思い出したような思い出さないような複雑な表情を繰り返した後に
最終的に言葉を発した。
「副島…さん?」
「そう俺、私です、副島です」
「ああ、乙石さんのとこの副島さん」
にわかに雛子の声が明るくなった。男たちは一斉に顔を見合わせて困惑した。
美世は二人の間に立ってキョロキョロと交互に顔を見ている。
「お久しぶりです、元気にしてましたか」
「うん、副島さんは?ぷにぷに上手になった?」
「やだな先生、あんな事すんの病院だけですよ」
「乙石さんは元気なの?もうタバコ吸ってない?」
「はい、先生の言いつけを守ってあれからは一切吸ってません」
「よかった、定期検診にはちゃんと来るように伝えてくださいね」
「それが…その」
「行ってないんだ?やっぱり病院嫌いなの?」
「いや、そうじゃなくて、その、まあ元々病院嫌いなんですが、先生がいないんじゃ行っても意味ないって
なんせ、俺たちみたいなもん普通に人扱いしてくれたのは先生だけだからって、先生以外の人間に診てもらおうとしないんです」
「うーん、臨床医やめちゃったからね…じゃさ、今度事務所行くからお話しようって言ってよ、なんかいい方法探そう、いい先生も紹介するよ」
「先生、変わりませんね、そうしていただけると助かります、それにしてもお強いお友達をお持ちで…」
「え?いやまぁ…あはは…ごめんね、部下の人たちこんなにしちゃって」
「いえいえ、こいつらは小間使いで、そちらのお嬢さんお怪我はないですか?」
「ん?ウチですか?怪我もなんも3秒でみな寝てまいよったから怪我のしようがありませんわ」
そしてひときわ声を大にして続けた。
強いて言うなら丸越で買うたこの980円のストッキングが破れた程度ですわ。
「ちょっと美世ちゃん余計な事言わないの!」
副島は苦笑いした。
「これは手厳しい、猛虎ナントカ拳おみそれしました、オイ」
副島が後ろの男に目配せした。男は進み出ると財布を出して1万円札をとり出した。
「不躾だとは思いますが他にいい方法が思い当たりません」
そして名詞を渡すように、両手で差し出して頭を下げている。
「ええ?えへ、いや、そんなつもりでゆうたんちゃうんやけど、えへ、ええのん?」
美世は笑いを隠せない顔で男たちと札を交互に見た。
副島が笑って言った。
「綺麗な御御足を台無しにしました、どうぞ受け取ってやってください」
「ええ?えへ、ほなおおきに、なんや催促したみたいでこっちの方が悪いな、姉さんこの人達めっちゃええ人やん」
雛子が仏像のような顔になっている。その時雛子が膝に抱えていた男が跳ね起きて雛子を突き飛ばした。
「きゃぁ!」
男は地面に手を突いてよろけながらも体制を整えてダッシュで歩道を走って去って行った。副島ががっくりとうなだれてから顔を上げ、言い放った。
「おい、捕まえろ」
「はい」
男達のうち3人が後を追って走った。
副島が雛子に近寄ってしゃがむとおもむろに手を取り、腰を抱いて助け起した。
「申し訳ありません、躾がなってなくて」
「うん、いいの、でも…その、この子達に乱暴な事しないで許してあげて、私達も悪いんだし」
副島は困った表情で周りの男達を見回した。
「お願い、いろいろ難しい決まりがあるんだろうけど私達絶対何も喋らないから、副島さんに恥かかしたりしないからここであった事無かった事にして」
ここぞとばかりにチワワ光線を放つ雛子に副島はテレた。
「…参ったな、わかりました」
副島は携帯電話を取り出してチクチクとして耳に当てて待った。
「…ああ、マサヤな、捕まえるだけでいい、何もせずに連れてこい、ん?じゃあほっとけ」
「じゃあ、乙石さんによろしく」
「はい、説得の件よろしくおねがいします、乙石も喜びます、ご来訪の際はご連絡を、食事でもしながらって事になると思いますのでお迎えをよこします」
雛子は上のほうに目線をやって一瞬考えた後言った。
「それは遠慮しようかな、自分の車で行くよ」
副島は軽く笑ってから言った。
「乙石は先生がいらっしゃるならいつでも時間を作ると思います、都合のいい時にお電話ください。
「うん、わかった、それじゃ」
男達の姿が見えなくなると美世は一歩前に出て雛子の方に振り返ってガニ股で腰を落として膝に手をついた。
「ほな行きまひょか姐さん」
「やめて!」
二人は無事買い物を終えて帰路についた。駅から鷹山の自宅へ帰る道すがら、雛子が言った。
「ところで、すごい技だったね、なんかやってたの?」
「ん?姉さん見ててわからんかったか?」
「何が?」
「全部トモ兄の技や」
「え!猛虎優勝拳じゃないの?」
「それさっき思いついたんや」
「うそ、トモちゃんが格闘技やってるなんて聞いた事ない、体は鍛えてるって言ってたけど」
「格闘技?そんな上等なもんやないで、トモ兄のは目的がはっきりしてるからスポーツやない、殺人技に近いな、さっきは手加減したったけど
ホンマは急所を狙っていくんや、そうやな、さっきのパターンやったらまず先頭の男の金玉潰して頭が下がったら適当に蹴りやすい処蹴る
倒れた所を後頭部にかかと落とし、仰向けやったら喉を潰す。2番目は爪先蹴りでメン玉エグる、目がぁ〜目がぁ〜ってなったら車道に突き飛ばす
3番目か、あれはヘタレや、どうとでもなる、金玉も目も潰して隻眼のオネェにでもなってもらおか」
「鬼か!」
「格闘技やないからな、そもそも蹴りとか出さんでも武器があるならそれでええんや、だから緊急時以外はつこたらあかんのや
関節技は折れるまでやれ、締め技は相手が動かんようになってから最低でも5つ数えろ
それで練習中にまちごーて、何回かトモ兄亀裂骨折とか意識不明で救急搬送とかさした事があるわ」
「ベンチプレス100sの男を!?」
「強さは関係ない、急所狙っていくからたまに事故でキマってまうんや、しかしさっき一時は本気技使わなあかんかと思ったで、究極奥義も封印されてたしな」
「究極奥義?」
「夕日に向かってダッシュや」
「あ、私のせいだね、ごめん」
「とにかく並の男には絶対に負けんようにトモ兄が授けてくれたんや、だからウチはいつでもトモ兄に守られてんねん」
美世は雛子の方に向いて後ろ歩きしながら勝ち誇った。
「へへ〜」
雛子は少しすねたような顔をした後笑った。
「あ、そやこの事はトモ兄には絶対言わんといてな」
「ん?別に言わないけど、なんで?」
「こういうのは身を守るために最終手段として使うもんやって口すっぱく言われてるから、助けがおらへん、逃げる事もできん
状況でも無い限り引っ込めとけって、顔に腹立ったからイてもたったてバレたら怒られる」
「顔だったの!?」
「当たり前やん、姉さんどこ見とったん、あいつらの顔見たやろ?」
「いや、蹴り飛ばすほどではないでしょ」
「そうやな、それだけやったらあそこまでせん」
その時トラックが二人のすぐ横を通過した。
「トモ兄の大事なもん傷つけようとしたからや」
「ん?なんて言ったの?」
「なんもあれへん」
雛子は思った、今まで鷹山がそんな技を持ってるのを知らなかったし、その素振りさえ見せなかった。
何故そんな殺意に満ちた技を持っているのか、また何故美世に教えたのだろうかと考えた。
日曜日の昼下がり、横にいてもわかるほど甲高い大きな声の相手と電話をしていた鷹山が電話を切った。
雛子は雑誌から目を離すと眼鏡越しに鷹山を流し見た。
「私の名前でてたみたいだったけど電話誰だったの?」
「ん?チャンさんから、お昼のランチ、冷やし中華始めましただって、マダム雛子にもお勧めのヘルシーメニューだそうだ」
「それだけ?」
「いや、いろいろとね商売絡みだ、それと、なんか最近恐ろしく凶暴な女二人組がうろついてるから気をつけろってさ、虎の女と8段の女だって」
美世がガッツり食いついた。
「虎?そらさぞかしお強いんやろな」
「ああ、道端でヤクザに喧嘩売ってボロボロにしたらしいからな」
雛子はギクリとして緊張した面持ちで鷹山の話しに耳を傾けた。
「そないな人がおるんやったら指南したいもんや」
「バカ、ちょっと心得があるからって調子乗んなよ、最近多い外国人の無法者だよ、話が通じるような相手じゃない、人殺しなんかなんとも思ってない連中だ
虎の方は屈強な組員を色仕掛けで油断させた上で猛虎拳とかいうカンフーで瞬殺して相手を車椅子生活にしたそうだ」
「何それめっちゃカッコええやん」
(この人完全に忘れちゃってるよ!)
雛子は心の中で突っ込んだ。
「もう一人はアレのテクが8段らしくてな、まず男を3秒で昇天さしてから全員真っ二つだってよ、チャンさんの言ってる事よくわかんねーんだけど
女の工作員がやりそうなこったよな、中国人ギャングだからチャンさんの耳に入ったんだろう」
雛子は背中からダラダラと汗が吹き出たがなんとか話の方向性を修正しようとした。
「そ…それ信憑性どうかな…」
雛子は渇く喉を潤そうとビールに口をつけた。
「まあとにかく最終的に集団の中にいた幹部を吊し上げて予告したそうだ、事務所に乗り込んで組長を病院送りにしてやるのコトヨって」
「ぶー!」
雛子がビールを吹いた。
「何やってんねん姉さん」
「大丈夫かオイ」
「げほっ、げほっうん、大丈夫」
「しかし、抗争になるかもしれんな、俺もずっと前に世話になった事ある組だから心配だよ」
雛子は心の中で謝った。
(副島さんゴメン!)
美世はテーブルに肘を突き、手で顎を支えながらポテトチップスをパリっと齧って言った。
「ほー、そらまたおっそろしい女がおったもんやな、どんなバケモンやねん、しかし虎好きに悪いやつはおらん
極悪な組織を潰して世直しでもしてはるんやろ間違いない、8段の女はどうか知らんけどな」
「美世ちゃんアンタ本気?」
「誰がモンキーやねん」
>>325-338 >チンピラ風情の3人
>美女二人
(漢数字は統一した方がよい! 以降の指摘は省く!)
>〜二人は声の方をに顔を向けた。
(打ちミス! 以前に目にしたミスと同じなので作者の癖なのだろうか!)
>男の言葉に雛子はぞっとしたが、気を撮り直した。
(変換ミス!)
なるほど、冒頭の宣言通り、会話主体の漫談であった!
顔面に膝を叩き込まれた相手の軽口にはさすがに違和感を覚えた!
シリーズ物なので主要人物の描写が少ない!
単独の話として成立するように最低限の容姿は書いておいた方がよい!
伝言ゲームの内容を膨らませて落ちに繋げたところに工夫が見られた67点!(`・ω・´)
340 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/07(土) 09:08:41.21
精力的に書いてきた作者の話の良かったところ!
美世シリーズは、軽妙な会話がよい!
三人の初々しい男女の物語は、内容に見るべきところがあった!
スカーフェイスは滋賀屋と云う人物が映えていた!
マフィアは暴力の部分に光るものがあった!
そこでワイは思った!
三人の初々しい男女のような練られた構成を、
滋賀屋クラスの主人公が美世シリーズの軽妙な会話で、
時にマフィアのような暴力や人物が錯綜する展開で書けばよい、と!
今後の作者の新シリーズを大いに期待して待つとしよう!(`・ω・´)
「パパもケンジもほんとにペーパーホワイトバカね。縦書きバカ。同音異義バカ。漢字仮名混じりバカ……」
なんてiPad推しのハーフ少女にからかわれて、かっとなったケンジは彼女を押し倒した。
最初はただのおしおきのつもりだった。けれど服が乱れ、日本人とは違う真っ白な肌が見え、温かなふくらみかけの丘がケンジの手のひらに当たると、もう我慢できなかった。
「いや……、いたい。やめてよっ、黄色い猿っ!」
悲鳴でケンジは我にかえった。だがもう後戻りできなかった。深く深く、貫いてしまっていたのだ。自分が何をしているかもわからない。背後に立った大きな影にも気付かない。
「娘になんてことをしてるんだッ、この悪魔めッ」
野球のグローブのような手がケンジの頭をつかむと、そのまま壁に叩き付けた。
「乾いた狭い場所を侵される怖さを、たっぷりと教えてやる」
「はぎいいっ」
ケンジの中心に、白人男性の熱した鉄杭がうちこまれた。
「ノー、ノオッ、ごめんなさい……」
めりっ、めりっと背骨を引き裂かれるような感覚にケンジは泣き叫ぶ。
「アーミーでは入隊して宿舎に入る時、決める事がある。『女房になるか、旦那になるか』ってことだ。……私は優秀な旦那だったよ」
屈強な叔父に身体の奥を翻弄されるうちに、ケンジの身体を妖しげな感覚が支配して得いく。
「フン、反応してるじゃないか。ケンジよ、お前はホモか? 汚らしいホモセクシュアルかッ?」
「ち……、ちがう。ぼくは、ぼくはホモじゃない」
だがケンジの恥ずかしい器官はあからさまに反応してしまっている。
「ホモでなければ女の子だな。お前はかわいい女の子だ……。だから胸をこうされると、感じるだろうッ?」
太い指につままれ、ひねられて
>>524はのけぞる。
「はひいっ、ぼくが、おんなのこ……」
「そうだ。いい反応だ。女の子だから妊娠するぞ。それッ、退役軍人の体液はどうだ……」
「……どいてパパ。続きはわたしがやる」
ハーフの少女の手にはiPhone 5Sが握られていた。
「kindleアプリを入れて、ケンジの身体の中で朗読させてやるわ」
342 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 12:25:37.51
期待の新シリーズだなw
343 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/07(土) 13:37:48.62
>>341 他のスレッドに書かれた二レスの文章を繋いでいるに過ぎない!
部分的にケンジと置き換えられているが「
>>524」は原文のままであった!
オリジナルと認められないので評価はしない!(`・ω・´)
>>339 ありがとうございます。
異なる助詞が連続するのは一文を書き進めているうちに、文章が美しくない、リズムが悪い
前後を入れ替えた方がわかりやすい、言いたいことを伝え切れなかった
等の場合に文体を改良するためにバックスペースで戻ったり、挿入したりするんですが、そこでしくじってるんですね、気をつけます。
>>340 無茶振り来たwww
345 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 14:28:37.36
ワイ祭に頼らないと特定の客以外来なくなったな。
346 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 15:20:48.66
223 :名無し物書き@推敲中?:2014/05/12(月) 20:17:23.32
おまえが何もできていない原因はそこだな。
新しいもの、新しい発想、そういうもんを求めている奴は、それだけになる。
教授や哲学者ならそれでもいいが、作家には向いていない。
作家は出版することに喜びを見出さないと前進はしない。
新しいもの、新しい発想を否定しているわけじゃないぞ。勘違いするなよ。
そこに力点を置いているおまえの現状を見てみろ。まったくもって前に進んでいないだろ。それが答えだ。
つまり、そういうことだ。おまえの生活が手に取るようにわかるぜ。
808 :名無し物書き@推敲中?:2014/06/06(金) 22:12:57.23
>>806 電車の車内アナウンスとかラジオ放送を真似る池沼がいるだろ
ああいうのが本読み過ぎるとそれを真似して小説書いたりするんだよな
もちろんそんな池沼はプロの作家などにはなれない
160 :名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 06:28:55.33
幼稚な人間は作家にはなれない。読者を騙せないから。
で↑は何を言いたいの
348 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 15:41:07.71
質問スレの誤爆だかコピペだな
貶めたいだけの阿呆がおるな
350 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 22:03:35.10
「俺も歳を取ったもんだなあ……」
ワイは白毛交じりの陰毛の間から姿を見せている、鄙びた息子を見て呟いた。
351 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 22:59:09.85
とりあえず ひなびた と しなびた を辞書で調べよう
ぐぅぅうおおぅぅうわぁぁああああああ!!!!
しなびたとひなびたをタイプミスしたw
353 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/07(土) 23:12:31.21
あやしいなそれは
しちや
ひちや
っう事だよw
355 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 07:03:57.91
>>355 主人公の不健全さが結構面白かった
オチはあんまり落ちてないような気もしたけど
357 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/08(日) 11:51:24.46
>>355 急遽、出かけることになったので明朝までには!(`・ω・´) 完結している?
358 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 14:07:46.81
なんで俺がスレをチェックしてない時に限ってワイスレ杯やってんだよ
とっとと次の開催日知らせとけよ
今まで俺が参加してないってことがどれだけの損失だったかを思い知ることになるだろうから
359 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 14:12:11.35
>>これで、ぼくに得になることは何もないが、高慢ちきな女の鼻をへし折ってやったので、気がせいせいしている。
ここまでは良い感じだし、最後に逆に主人公がぎゃふんと言わされるみたいな
意外性のあるオチがあったらさらに読後感が良くなるんじゃないかな
記憶さんの今まで読んだ小説ランク見たんだけどあれ全部内容覚えてんの?
すげー記憶いいじゃん
362 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 16:24:09.68
>
>>361 読書メーター見ればわかるけど、何冊もシリーズがつづいているやつは、どの巻に何が書いてあったか覚えていないよ。
>>355 なんつーか、オチがぶれてる印象を受けた
完全に主人公が不健全な奴とも読めるし、不健康だと自分を偽って実際は本当のことを言ってるように読めなくもない
無駄な文や意味の伝わり難い部分もあるので、もう少し整理して何を伝えたいのか考え、最後に集約するように書いてみたらどうかな。
なんか勿体無い気がして、かってに添削してみたけど読んでみる?
364 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 17:28:34.00
365 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 17:35:39.90
この小説自体架空の話だというオチだと思っていた。
366 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 17:39:24.25
うお、ビビった。50人くらいが読んでくれたみたいだね。ありがとね。
添削も読みたいから、どっかにうpしてくれえ。
368 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 17:55:37.16
> 旗
これ誤字?
誤字
旗× 傍○
で、見直してみるといろいろと失敗してる
もう少し主人公の考え方や目的を明確にすること
女子大生の罪悪感を煽るために、性格等々の文言などを強く強調すること
こんな所が自分でも上手くいってないなぁ。と感じる
370 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 17:58:50.70
>>367 きみは先入観が強いなあ。
よくあることばに書きかえられていただけで、添削は上手とはとてもいえないね。
ただし、一個気になったのは、「交尾」を「アレ」に変えていたところだ。やっぱり、はっきりと言わない方がいいのかな?
女子大生の羞恥心を煽るのが目的ならいいかもしれないけど
今回の添削はその部分に重きを置いてないから削った感じかな
どちらが良いかはわからないけど、言葉のインパクトが強いからね
372 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 18:03:15.85
>>367 きみの主人公は、俗物すぎるよ。
もっと純真な心をもった男子大学生なんだよ。
やっぱ、感性のちがいがでるなあ。
373 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 18:04:24.13
正直言うと、オリジナルの方がいいと思った。
374 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 18:09:26.55
>>371 いや、VIPで相談にのってもらった時も話したんだけど、
女子大生に経験があった方がいいか、ない方がいいか、ぼくは悩んだんだ。
で、まあ、ここは清純にない方を選び、かつそれを書かないという選択をした。
まあ、八割方ないよ。でも、ある人もいる。どっちが面白くなるかは難しいところだ。
なんせ、美人な設定だからね。この女子大生は。
だから、下ネタを話せば、この女子大生が羞恥心を抱くなんてことはないんだよ。
男子大学生は、別に女子大生に羞恥心を抱かせるために話しているのではなく、ただの虚言癖だ。
目的なんて、だまして誇大感情を得たいだけだ。
だいたい、女子大生に経験がないとは限らないのに、わざわざ羞恥心をあおるバカはいないよ。
あったらどうするのさ。バカにされて終わりだよ。
だから、あくまでも、男子大学生の純情な心を捏造している、その純真さに右往左往する女子大生という構図だよ。
羞恥心をあおろうだなんて、エロ本の企画のようなことは考えていないよ。
>>367 最後の一文はいいと思った
逆に言うと、それ以外の改行とか置き換えた文章とか性格とかは
普通に元の方が読みやすいし好きだったかな
どうでもいいけど交尾→アレだと余計下ネタチックになって微妙
376 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 18:13:59.36
まあ、女子大生なんて大抵ヤリサーに入っていて、
やりまくり中田氏妊娠中絶しまくりの糞ビッチだからな。
韓国人かよw
うるせぇ!大学の構内で新緑の下を歩きながら
太宰に浸ってるような文学少女してるJDもいるかもしれないだろ!
サラサラの黒髪で目の下に泣きぼくろがあるちょっと天然な子なんだ!あああああ!!
>>355は男子学生の純真さをあらわしたかったのかもしれないけど、私にはそれが読み取れなかったんだ。
私の読解能力が低いせいかもしれないけど、そう受け取る人もいると思ってくれればいいよ。
380 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 18:20:39.44
女子大生はちょうど経験し始める辺りだろう。
この男子大学生は、十九歳だから、大学一年か二年だよ。
その同級生だから、女子大生も一年か二年だよ。
ヤリサーってものをぼくは知らない寂しい男だけど、
この作品の目的は、エロではなく、純愛に関する右往左往であって、
だから、できれば、別れた理由を浮気ではなく、もっと別の理由にしたかったけど、思いつかなかったんだ。
381 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 18:26:27.09
つか、童貞の妄想に女子大生が話を合わせていただけにしか見えない。
高校生の恋愛なんてままごとだろ。俺の意見。
純愛に関する右往左往がテーマということかな?
だとすれば、すこし構造が複雑すぎると感じるかな
話し事態が本当の事か嘘の事か、作品自体が嘘なのか、などなど
ちょっと想像の予知を残しすぎているかも
383 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 18:28:23.41
俺もBOY-KENとは同意見
384 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 19:31:08.03
こmんあ頭弱そうな子に不自然なぐらいに強引に話を合わす女は何を企んでるんだとしか思わない
385 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 19:54:15.87
うーん、文学くらいおれにだって簡単に書けるのさ、と思って始めてみたが、
なかなかどうして難しいものだなあ。
なんせ、実体験がない。
今回は架空の話を話す男子大学生という形で進めたが、他の形式はちょっと浮かばないなあ。
文学を書きたいんだよ。どうすればいいか教えてくれ。
おまえら、純文学の達人なんだろう?
おれにい、文学のお、書き方おお、教えてくれえ。
そして、簡単に名作を書き上げるのだあ。
386 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 19:56:42.32
…童貞なのか記憶は いやスルーしてくれていいんだけど
387 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 19:58:50.53
文学は、まあ、イーグルトンの言うとおり、制度的なもの、だから、
色々と手続きが必要なんだよ。
388 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:02:02.62
むしろ文学って相当ハードル高いだろ
アイディアを思いつくのは誰でもできるが最後まで書ききるのは相当な忍耐がいる
これができない奴が多いからハードルが高くなってる
それはおまえだけの話だw
390 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 20:05:32.32
>>386 童貞ではないよ。
でも、楽しい青春なんてなかった。
391 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:09:04.56
「楽しい青春なんてなかった」
ラノベの影響?
392 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:10:34.52
>>355は
青年の内面にある歪んだ妄想ありきで、それを同年代で美人の異性に披露する機械が訪れそれをやり遂げたという話。
嘘つき青年の作り話と、普通人代表の女子大生のまともな反応がストーリーを進める。
大事なのは、飛躍して読者を楽しませる「妄想」と、女子大生を納得させて信じ込ませる「嘘」のバランス。
妄想が過ぎるとストーリーが破綻し、嘘が細かくなると読者はつまらなさを覚える。
できるだけ大胆に妄想を披露して、できるだけスマートに嘘でまとめるとこのシーンは面白くなりそうですね。
その嘘や反応に読者は共感したり騙されたりして、二人にもキャラとしての魅力が生まれると思います。
だから女子大生の最後の台詞は余計だと思いました。青年の回想として地の文ででも語ればよかった。
使い捨てキャラが使い捨ての台詞を吐いているのを見て、続編(無くても)この世界はずっと同じ調子なのだろうという読後感でした。
393 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:10:55.75
純文学は長編である必要はないけど、SSの長さでは成立しづらいと思う。
2chに文晒す人で純文です!っていってるのは大抵短すぎたり完結してなかったりでどうせいと…という気がする
あと練習だったら私小説でいいんじゃないかと思う
今日挙げたのも、こういう妄想をする自分についてぐちぐちかかないことが逃げになり、
一方で文学ですから!で派手な落ちもつけず、とどっちつかずなんじゃないのかな…作品というより作者が。
394 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:12:33.25
純文です!なんて言っている奴はMJくらいじゃね。
395 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:13:42.43
>>393の下から2行目は「女と話すこと自体俺の妄想」の線で書いた方が逃げがなくてよかったんじゃないのかなという意味。
396 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:13:55.83
あ、書籍板とかにはいるのかな。
397 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 20:18:30.60
>>391 ラノベは関係ない。
>>392 感想ありがとございます。最後の台詞はオチてないですね。
架空の話をする男子大学生を題材にとり、文学を読む読者を風刺することが目的だったのですが、
風刺できるほど、純文学の読者に詳しくなかった。全然、どういう世界なのかわからない。
ちなみに、今度の作品は、山田詠美の「放課後の音符」を読んで、これならおれにも書けるんじゃない、と思って始めたものです。
無理でした。
>>393 確かにその通りです。今回は商品になるだけの長さを書いて、見せつけるのが目的でしたが、断念。
ですが、反応は多いので、みなさんの興味を引くことには成功した感じです。
目標としていた領域には遠く及びませんでしたね。
398 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:19:05.34
まあ、記憶さんの場合はSFから逃げてきただけだから、
実際文学なんてどうでもいいんだろう。
文学はイーグルトンの言うとおり、制度的なものだから、
SFという制度から逃げてきた人には土台無理な話ってわけ。
399 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:25:59.00
400 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:26:44.73
401 :
記憶喪失した男:2014/06/08(日) 20:30:40.22
>>398 いや、文学って哲学的なものかと思ってたら、恋愛小説のことだったわ。
恋愛小説、学園ラブコメ、ミステリなどの売れ筋は書けない。
>>400 普通にネットにあるぞ。
402 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/08(日) 20:43:13.72
『いつだって可笑しいほど』
通り雨がコンクリートを染めてゆく。僕らの心へも沁み込むようさ。ああ、此の通りの向う側、水をはねて誰かが走る。
夕方にかんたんに雨が上がったそのあとで、
「お茶でも飲みに行こう!」
なんて電話をかけて、駅からの道をゆく。君の住む部屋へと、急ぐ。
いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて、生きるのさ。それだけがただ僕らを悩める時にも未来の世界へと連れてゆく。
なーんにも見えない夜空、仰向けで、見てた。そっと手をのばせば、僕らは、手をつなげたさ。けどそんな時はすぎて大人になりずいぶん経つ。
ふてくされてばかりの十代をすぎ、分別もついて年を取り、夢から夢といつも醒めぬまま、僕らは、未来の世界へ駈けてゆく。
月が輝く夜空が待っている夕べさ。突然、ほんのちょっと誰かに会いたくなるのさ。――そんな言い訳を用意して、君の住む部屋へと急ぐ。
「家族や友人たちと並木道を歩くように、曲がり角を曲がるように、僕らはどこへとゆくのだろうかと、何度も口に出してみたり……、熱心に考え、深夜に恋人のことを思って、誰かのために祈るような、そんな気にもなるのかなんて、考えたりもするけど……」
十年前の僕らは胸を痛めて『いとしのエリー』なんて聴いてた。不揃いな心はまだ今でも僕らをやるせなく悩ませるのさ。
まぶしげにきっと彼女はまつげをふせて、ほんのちょっと息を切らして走って降りてくる。大きな川を渡る橋が見えてる場所を歩く。
404 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/08(日) 21:48:17.30
>>403 ワイに歌詞を見せても仕方がない!
まだ作業が終わらないので評価は明日に回す!(`・ω・´) 悪いね、記憶くん!
405 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/09(月) 07:05:49.91
>>355 >「どうしたの。元気い?」
(「どうしたの」と心配している様子で「元気い?」と訊いてきた! 前述のベンチのくだりは何だったのか!
主人公が己を卑下した意味がまるでない! 女子大生は精神的な意味で普通ではないのだろうか!)
繰り返しの言葉や内容が多い! いつもの作者の書き方ではあるが、今回の話で云えば合っていた!
屈折した考えの主人公が女子大生を嘘の話で打ちのめそうとする!
世界から見捨てられた主人公からすれば、女子大生こそが憎い世界そのものに思えたのだろうか!
女子大生は容色に優れていた! 精神的には未熟に見える! 健全な世界にも病巣はあると云うことを仄めかしているのか!
主人公と女子大生は話を進める! 一見すると普通の会話のように思えるが、何かしらのおかしさが漂う!
主人公には目的意識があった! 他方の女子大生の思考は読めなかった! 何故、主人公に声を掛けたのか!
何が知りたくて話を進めているのか! 最後まで目的が明かされることはなかった!
そのせいで読後に多少の消化不良を引き起こしてすっきりとしない! 最後の詰めが甘かった!
文中で女子大生の行動に意味を持たせていればもう少し点数は上がった71点!(`・ω・´)
掌編書いたんで評価お願いします
知識と文章力が足りないので色々おかしいかもしれない
slib.net/32195
スレ間違えて誤爆した
>>355 ・現役大学生が相手の女子を女子大生というのはおかしい、高校生以下かおっさんの発想だ
普通は女子学生あるいは同級生、だが無くもないのか変なやつなら
・脈絡無く昔の彼女の話を出されてついてくる女っているのか
・昔の彼女だと言っているのに「別れたの」と聞いてきた、正確には「なんで別れたの」
・話を振っといて「それは秘密だ」何様だお前
・>自分より美人だという女の子に失礼があってはいけないと、ちょっと頭で考える。
ありえない、普通は疑う、凡人でまだ見た事が無い女を君よりずっとと言われたら普通は
むっとして否定的立場になるか、まあいいか、ちょっとからかってやるかって感じが殆ど
・むかしの彼女との睦事を下品な表現を交えて延々と聞かされて我慢している女は不自然
これら全てを自然な事とする逆転要素がある
女の方に何か目的がある
そうすれば不自然に声をかけてきたのも全て合点がいく
↑は文章のうまさを評価したものではなく
変だなといちいち設定にひっかかった所を示しているので了承してね
409 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/09(月) 08:58:15.07
>>389 じゃ世間はみんな小説描き上げられるんだな?
そのソースだしてくれ
タレントの小説も全部本人がガチで書いてるってわけか
これもソース頼むわ
>>406 2つだけ
B29の表現について、白いのはいただけない、白はわりといい色だし現実的に爆撃機は空を背景として見上げるため
グレーか黒く見えるB29自体もシルバーだし、昼間なら下は黒く、上半分は陽光を浴びて多少輝いている
夜なら月夜だったとしても真っ黒、プロペラの音も不気味に演出してほしかった
主人公が笑い出した理由、これが一番重要だったのにわからないままだった
たとえば町で抑圧される立場だったとか
ちょいちょいおかしいけど文章は面白かったし淀みなく読めました
411 :
記憶喪失した男:2014/06/09(月) 12:53:05.59
>>405 評価ありがとう。歴史的名作への道は遠そうだなあ。
412 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/09(月) 16:11:25.45
歴史的な名作を目指す奴は文学賞に応募してとっくにデビューしてるからな
俺たちは底辺ワナビとして2ちゃんの過疎スレで駄作でもって傷を舐め合ってるのが関の山だからな
>>406 全てを読めば爆撃があったのは夜だとわかる!
ただし、夜陰に乗じた急襲と思わせる描写がほとんどなかった!
理路整然とした説明に逼迫感は微塵も感じられない!
主人公の笑いの意味もよくわからなかった!
爆撃のタイトルはいいとしても、どのような場面を作者は表現したかったのだろうか!
戦争の惨憺たる内容を訴えたかったのか! 戦争と云う大きな局面で見落としがちな個人に焦点を当てたのか!
漠然とした内容のせいで作者の訴えたい部分がはっきりと見えなかった!
まずは主眼とする部分を自身で意識して書いた方がよい!
ワイの考え!(`・ω・´)
>>410 >>413 評価ありがとう
勢いだけで書いたんでやっぱ色々駄目だな
参考にさせていただきます
415 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 08:02:58.58
美恵さんは謎めいた人だった。長い真っ直ぐの髪の毛をふわりと風になびかせながら構内をいつも一人で歩いていた。
遠くから歩いて来る美恵さんを発見すると、僕は緊張しながら歩いた。すぐ目の前に来た時に初めて気がついた
ような顔をして「あ、美恵さん、おはようございます」というと、美恵さんはその浮世離れした白い顔で軽く微笑んで「おはよう」と
返してくれた。一重瞼でではあるが、わりと大きく切れ上がった目に笹の葉のような眉毛が追従している。あまり派手ではない
ワンピースや、長いスカートは今時の女子大生とは一線を画すものだった。だからと言って変わり者というわけでもなさそうだった。
男女問わず人気があり、かくゆう自分もその虜の一人であるわけだ。しかしながら、大学生特有のちゃらちゃらとした空気からは
一線を画す独特の雰囲気から深く立ち入る人間はいないようで、特定の恋人や親友と言った人間は存在しないようだった。
僕が美恵さんと気軽に挨拶できるのは先輩のおかげだ。先輩は美恵さんとは着かず離れずの関係で、気軽に美恵、美恵と呼び捨てにした。
僕がさん付けとは言え下の名前で呼べるのは、先輩に連れられてる時に出合ったせいだった。苗字を知らないのだから仕方が無い。
再開して声をかけられた時に、知っている情報から引用するしか無かったのだ。
美恵さんが他の人に下の名前や苗字にしろ呼び捨てにされているのは見た事がない。同級生や、一つ上の3回生までもが柳川さんと呼んでいた。
僕は美恵さんを美恵さんと呼べる事が誇らしかった。名前を呼び、立ち止まって軽く会話をしようもんなら周りがちらちらと気にしながら
通り過ぎていくのがわかる。いつでも僕は視界の中に美恵さんが現れないものかと注意を払い、そして見つけると、軌道修正して無理やり遭遇
するように仕組んだ。この頃の僕はもしギターが弾けたなら、村下幸蔵でも歌いだしかねない心理状態だった。しかし別に美恵さんとどうこう
なりたいという気持ちは無かった。ただ、その周りに纏っている空気に触れていたかっただけなのだ。おそらく。
美恵さんが泣いていた。僕は見てしまったんだ。
大学構内の出来事って事で実体験を元に書きました。
純文学ってこんなんですか?
418 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 15:06:13.29
こんな場所で発表しても純文学にはならない。
純文学って結局どんなジャンルなのか未だにわからない
いくつか読んだけど、文章が重視されるって点以外の共通点が見当たらない
>>412 でもここのひとって地方文学賞なら最終までいきそうじゃない?
421 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 15:54:57.27
どんなに運転が上手くても無免許では意味がないんだよ。
>>419 黄金パターンに忠実なのがエンタメ
型を壊して喜ぶのが純文学
んなあこたあない
型を壊してガラクタになる
wikiによると2010年代純文学を代表する作家は朝吹真理子となってるけどみんな読んでるん
純文って時代によって内容変わり杉内
428 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 17:03:13.58
内容関係なく、偉い人達が勝手に決めるだけ。
質問スレでも聞いたんですが、キーボードがうるさくてたまりません。
指のストロークは小さい方なんですが。
みなさんいいキーボードしりませんか。
どんなの使ってますか。
うるささと、性能は関係ないよ
高い(そして気持ち悪いくらい打ちやすい)のでもうるさいのがある
打ちやすいと評判のもの(東プレなり、HHKなり自分に合ってる物)を買って
うるささは耳栓などで対処すべき
特に性能は求めてないんですが東プレ静電容量無接点のよさそうですね。
テンキー無いけど。
今から見に行ってみようと思います。
触らしてくれるかな。
432 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 17:38:14.67
真っ黒で字ないじゃん
テンキーついてるやつもあるよ
と思ったら、静音タイプはテンキーつきのやつがないのね
テンキーって使うか?
チンポなみに使わないだろうな
人によるってことか
いくつも数字入力するときは使うようにしてるんだが、
結局Fキーの下の段で充分なんじゃないかと思ってる
439 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 18:14:45.64
テンキーは数字以外に使えばいいんじゃね。
むしろキートップのひらがな表記をどうにかしてほしいな。ごちゃごちゃうぜーし。
かな入力している奴なんか今時いないだろ。
441 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 18:23:40.65
そうなの?
この板には大勢いそうだけど。
442 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 18:28:43.29
カナ入力は使いこなせば鬼速
日本語に限り
それ、嘘だってバレたけどな。
かなは50字だが英字はその半分の26字だから倍速い。
尚且つ英字は3段の範囲内にあるので指の移動距離も短い。
かな入力は糞遅。のうえに英単語打つ時切り替えがやっかいだしたまにしか使わないから忘れてタッチタイピングができなくなる。死ね。
かな入力の印字が無いタイプのキーボードはあるよ
え?英語と日本語ではなく
ローマ字とかな打ちのはなしだろ ローマ字は1時に2個うつじゃん、
そのあいだにひらがなは1打でいいんだぜ
ワープロ検定みたいなのの上位はみなかなうちだよ
問題は、ブルートゥースなりUSBキーボード使ってるなら
一度に3、4個くらいしか認識しなくてそんなに早いととりこぼすんだけどね
あなたのキーボードは重ねるように同時押しして何個のキーを把握できる?
おれのは4個だ
>>445 >ローマ字とかな打ちのはなしだろ ローマ字は1時に2個うつじゃん、
>そのあいだにひらがなは1打でいいんだぜ
両手を使うから2個と1打の差はないというNASAの報告をしらんのか!
NASAの外人はカタカナ打ちの早い人知らんのだろうw
両手を使おうが、さらに、ちんぽも使おうが
「2個打つ人が1個打つ人と差がない」わけないだろ
算数の問題だぞ
どうせNASAはえーやつがやってみたら同じだったって
程度の報告だろう
上でも言ってるけど今時のキーボードなら取りこぼすから
かなうちでもローマ字でも限界があって
それはあたりまえだけど同じスピードだ
>>447 言語中枢に関わる話で人間が「あ」と認識して、
キーを1回打つのと2回打つのは変わらないのだ。
たとえば「ぱ」と発音する時、唇で跳ねるという2回の動作が必要だが、
一回の動作の「は」と「ぱ」を発音するのにスピード差が生じないのと同じ理屈だ。
なんだそれw
一回唇に力を込める分、もしくは口を開いてる状態からなら閉じるまでの短い時間だが
スピードの差が生じてるじゃん
長い文章を書いていくと、そのミリ秒単位の遅れでも積もっていくってことだよ
考えながら書くとか、区切りがあると差は出にくいだろうけど
たとえばきみが
「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」
ってのと
「KAKAKAKAKAKAKKAKAKAKAKAKAKAKKAKAKAKKAKAKAKA」
ってのを比べてみればいい どっちが時間かかるか
NASAバカすぎわろす
信じるやつもあれだけど
自分のペースで打てりゃっどうでもいいよ。カナでもローマ字でも、音声認識でも
いや、横だが、
NASAはすごいな。
たぶん人間の思考が文章を思いつくスピードを、
キータッチが上回っている話だろ。
実際みんな無意識のうちに実感しているはずだ。
454 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 19:50:59.25
うん
してるしてる!
ワープロ検定の上位はかな入力じゃないんですがそれは
つまりどういうことだってばよ
ワープロ検定は書き写すだけだから関係ないんだろ
ああいうのは手書きの速記に負けてる時点で意味がない
458 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:29:31.82
東プレ無かったorz
1秒間に6打鍵を越えることはないので同時に4なら必要十分な性能ですね。
凝った仕組みでなくて静かなの欲しいです。
459 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:32:36.36
打ち方を変えない限り、凝った仕組みに頼るしか改善の道はないと思う
460 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:44:17.96
「ねえママ。キテェちゃんに口がついてない理由、知ってる?」
僕がママにそう訊くと、
「うーん。知ってるけれど、一応聞いておこうかな……」
ママが首をひねりながら僕に答える。
なんだ、知ってたのか。
今日学校で友達から『理由』を教えてもらって、すごいなるほどーって思ったのに。
「キテェちゃんはね、お友達の気持ちに合わせて、泣いたり、笑ったり、怒ったり、表情を変えることができるように、わざと口をつけてないんだって!」
クラスメートのるっちゃんから仕入れてきた情報をママに話してあげると、
「かーーー! やっぱりそうきたかーーー!」
ママが、思わせぶりに眉を寄せて、残念そう首を振った。そして、
「それはね。ヨンリオの広報さんが言っている、『表向き』の理由なの……」
真面目な顔で僕にそう言ってきた。
「お、『表向き』?」
何を言っているのか、よくわからない僕に、
「本当はね、別の理由があるのよ。ヨンリオの『上層部』が必死で隠している、もっと恐ろしい『本当の理由』がね!!!!!」
本当の理由? どういうことだろう。
「1975年に初めてグッズが発売された頃にはね、実はキテェちゃんにも口がついていたの。ω←こんな感じの、『せこにゃん』みたいな可愛い口だったわ。でもね……」
ママが得意げに僕に話し始めた。
「最初のグッズ、『プチバース』が売りだされてからしばらくして、ヨンリオにクレームが殺到するようになったのよ。『子供が怖がって、がま口を捨ててしまう』ってね……」
「捨てる……? どうして?」
首を傾げる僕に、ママが顔をよせて真剣な顔で続けた。
「さすがにおかしいと思ったヨンリオの担当者は、がま口を買った子供たちに直接話を聞くことにしたの。そうしたらね、その子供たちは口をそろえて、こう言ったんだって。『夜になると、キテェちゃんが、喋りはじめる』ってね……」
「喋る?」
「そう、それもただ喋るだけじゃない。『お前をさらって、猫の国(ピュルピュルランド)の奴隷にしてやるー』とか、『お前の弟もいっしょにさらって、皮を剥いで三味線にしてやるー』とか、とても怖いことを話しかけてくるんだって……」
461 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:46:19.00
「うそだあ……」
「本当よжжж。当時ヨンリオの総務部にいた、加藤佐和子さんという人から直接聞いた話だもの。間違いないわ!」
ママが自身たっぷりな様子で胸を張った。
「事態を重く見たヨンリオの製品担当者は、当時発売されていたキテェちゃんグッズを、全部自分の家に持って帰って、何かおかしなことが起きないか、夜通し見張ったの。
でも、キテェちゃんが喋りだす様子はなかったわ。いや、もしかしたら? 担当者は考えたの。ひょっとして、大人には聞こえない声なのではないか? 子供がいるときだけ、何かおかしな事が起こって、キテェちゃんが喋り始めるんじゃないか? ってね……」
そこまで話して、ママは悲しそうに首を振った。
「それでね、彼女は恐ろしい事をしてしまったの。当時小学生だった自分の娘の子供部屋に、あらんかぎりのキテェちゃんグッズを持ちこんで、その子に言ったのよ。夜寝ていて、なにかおかしい事がおきたら自分を呼ぶようにってね……」
「それで、どうなったの?」
恐る恐る、僕がママにそう訊くと、
「次の朝、その担当者は会社に来なかった。いえ、その次の日も、次の次の日も、永遠に。彼女は、自分のマンションの七階から飛び降りてしまったのよ……」
「ど、どうして……!?」
震える僕に、
「わからないわ。でも多分、自分の子どもが、どこかに消えてしまったから。警察が彼女のマンションを調べた時、彼女の子供の姿はどこにも無かったんだって。学校にも来ていない、朝食をとったようすもない。永遠に行方不明……。そしてね……」
ママが恐ろしい貌で僕に応えた。
「子供部屋に残された、たくさんのキテェちゃんの口許は全て、マジックでグチャグチャに塗りつぶされていたり、鋏でそこだけ切り取られていたんだって、まるでそこにいた誰かが、必死でキテェちゃんの口を、塞ごうとしていたみたいだったんだって……」
ママが僕の顔を覗き込む。
「その事件以来、それまで発売されていたキテェちゃんは、全部ヨンリオに回収されたの。新しく売り出されたキテェちゃんの顔には、口がついていなかった。デザインを変更したのね。ただ……」
ママがダメ押し。
「今でもね、そのへんにあるキテェちゃんの顔にマジックで口を描くとね、夜、喋り出すって言われてるのよぉ……」
462 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:47:44.82
その夜僕は、怖さと異様な興奮で、布団の中で震えながら一睡もできなかった。
いつも戸棚の中にママが買い置きしてあるキテェちゃんドロップの缶のラベルに、「口を描いてみたい」という衝動を、必死で抑え込んでいたからだ。
この話が全部、お袋の法螺話だと気づいたのは、それから随分あとの事だった。
一体、何を考えていたのだろう。
当時小学生だったこの俺に、お袋は自分の頭の中で、それこそ湯水のように湧いてくるのであろう出任せや法螺話を、出し惜しみなく、たっぷりと吹き込んでくれたものだった。
『しま次郎』のお兄さんの出生にまつわる、身も凍るような秘密の話。
二千円札が世の中から消えてしまった本当の理由。紫式部の呪い事件。
震災の日のあの朝、幾人もの人間が目撃した怪異。丸々とした体を滑空させながら、まるでアホウドリの様に朝焼けの空を渡っていく、何百羽ものブロイラーの大編隊。
お袋の法螺が始末に悪いのは、「当時○○会社にいた○○さんから直接話を聞いた」とか、「永山図書館においてある○○という作者が書いた○○という本には当時の記録が残っている」とか、
虚実入り混じった会社や人物や文献の名前を話に織り交ぜ、出鱈目極まる設定に、妙なリアリティを加味しているところだった。
まだ親を疑うことを知らない素直な子供だった俺は、それこそコロッと騙されてはクラスの友人にその話を吹聴してまわったものだ。
今でも世の中に出回っている「本当にあった怖い話」や「都市伝説の真実」系の本をパラパラめくってみると、当時お袋が吹いて回った法螺話が一つか二つ必ず混ざっていて、呆れかえることがある。
彼女は、ちょっとした都市伝説のタチの悪い捏造者であり、確信犯的な伝道師だったと思う。
以降お袋の、この妙な性癖は俺が中学校に上がる頃まで続いて、ある時を境にピタリと途絶えた。
その頃には俺も分っていた。お袋の嘘が暴走するのは決まって親父の帰りが遅い時期、泊まり仕事の多い時期、そして電話で、時には居間で親父をきつくなじる事のあった時期と丁度重なっていたのだ。
463 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:48:33.50
「ねえжжж。秘密を知った人が全て死んでしまうという、禁断の『金目様』のお話、まだしていなかったよね?」
いつもの調子で俺に話しかけてきたお袋に、
「知らねーって! そんなの!」
生意気盛りで、常に何かにイライラしていた当時の俺は、きつい口調でそう答えた。
「どーせ、いつもの出任せだろ! 母さんの駄法螺は、いいかげん聞き飽きたんだよ!」
俺はイラつくような、情けないような、いたたまれないような、どうしようもない気分になって、ついお袋にそう言ってしまった。
「父さんが外でいろいろヤってるのは知ってるけどさ! なんでそんな回りくどいやり方で自分の気持ち誤魔化そうとしてんだよ! 俺だって迷惑だっつーの! もう、少しは黙っててくれよ!」
思わず口を突いて出た言葉に、次の瞬間、俺も気まずくなって言葉をのんだ。
「あら……そう……」
お袋も気まずい様子だった。
「ごめんなさいねжжж」
俺から顔をそらして、おちつかない目線で床の方を眺めながら、それでも、
「それでもね、私には、時々、どうしようもなく『本当の理由』や、『秘密』が要(い)ることが……あるのよ」
混乱した様子で、悲しそうに首を振りながらお袋が言った。
「あなたにまで、変な話を押し付けてしまって、ごめんなさいねжжж……」
464 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:49:26.04
そんなお袋も、俺が二十八の時に病を得て死んだ。
「本当、心配かけちゃってごめんなさいねжжж」
最後に病室を訪れた時、もう流動食も喉を通らなくなって点滴に繋がれたお袋は、俺の顔を見ながら力ない声で、それでもニッコリ笑ってそう言った。
「でももう、そんなに痛くもないし、苦しくも無いのよ。жжжも体に気をつけてね。編笠さんにわけて貰った紅茶キノコ、またお部屋に送っておいたからね。жжжは生活が不規則だから」
逆に心配されてしまった。
「お袋、俺の方こそ、ごめん。最後まで心配かけ通しで……」
俺はお袋の手を取ってそう答えた。
本当、最後の最後まで心配のかけ通しだった。
ペン一本、ワープロ一つで見てきたような嘘を書き、SF作家としてこの身一つでやっていくと胸に決めたはいいものの、実際のところは、鳴かず飛ばず。同居中の彼女にどうにか食べさせてもらっているのが現状だ。
嘘を愛し、幻想を糧にしようとしていたという点において俺は結局、お袋に似ていたのだと思う。
「大丈夫! жжжは私の子供だもの。法螺話なら才能があるわ、きっとやれば出来る!」
お袋が語気を強めて俺に笑いかける。
その言葉は法螺でないと信じたかった。
465 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:49:48.48
アロンゾの新作か
466 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 20:50:11.82
俺は無性に悲しくなって、なぜだか右目だけから、ポロポロ涙が零れてきた。
「あと心配なのは、あなたと、お父さんのことだけよ。お願い、どうか二人で、仲よくね……」
そう言ったお袋の目からも、涙が一筋。
「ああ……」
俺は言葉に詰まった。
自信が無かった。
病室の外、廊下の待合室の椅子に腰かけて、今ではすっかり小さくなってしまった肩を震わせている、俺の、親父。
子供の頃から苦手だった。
地元の喫茶店やレストランの八店舗を切り盛りしていた経営者。
外ではやり手と評判で、実際俺の家は裕福なほうだった。
だが家庭では大雑把で、強引で、浮気性で家を空けることが多かった。さんざんお袋を泣かせてきた。
親父自身が、まるで大きな子供みたいなところがあった。
俺が両親に作家を目指すと宣言した時も、ものすごい剣幕で俺を罵った。
「作家なんてな、海のものとも山のものとも知れん。お前はそんな何者でもない半端者として、一生やってけるつもりでいるのか? жжж!」
親父があの時俺にかけてきた言葉、今でも忘れることができない。
だが、それでも……
「安心しろよ、お袋……」
俺は再びお袋の手を取った。
「俺だってもう大人なんだから、親父の面倒くらい、ちゃんと見られるさ!」
それが、今の俺に吹くことのできる、精一杯の法螺だった。
467 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 21:02:24.48
以上です
悲しい場面を描くのが苦手なのでご教示いただきたく。
468 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/10(火) 21:17:21.15
さっきからワイさんおらんのやけどなんで
469 :
記憶喪失した男:2014/06/10(火) 21:17:55.83
長飯だな。
ワイハイの予感
471 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/10(火) 22:28:06.19
>>470 全くそんな予感がしないワイ!
かなり疲れたので今日は寝る!(`・ω・´)ノシ
472 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 02:25:46.77
ワイファイの予感
473 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 02:39:31.89
ワイファイセット
474 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/11(水) 05:47:41.36
>>416 >一重瞼でではあるが、
(打ちミス!)
>再開して声をかけられた時に、
(変換ミス!)
>苗字を知らないのだから仕方が無い。
>同級生や、一つ上の3回生までもが柳川さんと呼んでいた。
(当時は苗字を知らなかったが今は知っている! 何時、知ったのだろうか!)
構内の言葉は大学に限定されたものではない! 最初に「大学の構内」と入れた方がよい!
作者の癖なのか! 語尾に「だった」が多いと感じた! 省ける「美恵さん」がある!
人物に集中した結果、他の描写は無いに等しい! 構内だけでは場所がわからない!
大学の中であれば、屋内屋外どちらにも使える!
ジャンルを気にする前にもう少し丁寧に書くことを覚えた方がよい!(`・ω・´)
475 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/11(水) 05:49:16.75
>>460-464>>466 >ママが自身たっぷりな様子で胸を張った。
(変換ミス!)
陽気な母親の法螺話には裏があった! 父親の素行が原因で、その中には浮気も含まれている!
その母親の最期はどこか達観していて、悲しさを増長するような作りには見えなかった!
父親に関しては最後の方で要約された形で紹介されるが、読む側にあまり思い入れがないので取って付けた感がある!
話の流れとしては悪くない! ただし悲しく思う程の長さがなかった! 面白くて良い話どまり!
最後の方を急ぎ過ぎて悲しいところまで書き切れていない印象を受けた70点!(`・ω・´)
476 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 07:46:06.05
長すぎて2スレ目で読むのやめた
もっと短くセンスの良いやつちょうだい誰か
正直この手のスレで何レスにも渡って長い文章書く奴はアホだと思ってる
評価を下す前に読む気が失せるって致命的じゃね?
478 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 08:43:25.33
>>475 ありがとうございます。
後半を書き改めてみます。
>>477 てめっちに評価をお願いしたわけじゃないぞ。
この頓珍漢が。
ワイって点数つける時とつけない時があるのは何で?
>>479 ロクに推敲してないやつは点数つけてくれない事がありますね。
大学のやつは10分で書きました。
真面目にやってないのがバレたのでしょう。
それとワイさんありがとう、そしてごめんなさい。
でも、ワイさんはいい人だと思う。
金にもならないのに、こうやって後進の指導をしてくれるっていうのは。
485 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 10:33:00.57
「〜達した」を「〜たっした」
「その時!」を「そのとき!」
とこのようにひらがきにすると感じがでません。
それでもひらがきにするんでしょうか。
おれのワイハイアンテナがぴくぴくしてるんだけど、
そろそろ来る?
飲みすぎて乗り過ごした電車の終着駅のバス停で
占い師の女が立って飲みながらこちらを見ている!
季節は春、会話分の中に必ず「どういうことですか」を入れること!
なんか全然オリジナリティを感じないんだけどー
うーん
490 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 20:08:40.60
それで電車をことさら無視して書いた江戸の人情物が入賞すると。
491 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/11(水) 21:04:48.01
いいえ、優勝はありのままの姿見せる話です
490,491
お前ら全然会話噛み合ってないぞ
493 :
秋吉君@腐汁にまみれたケダモノ ◆2itMTGf8Qk :2014/06/11(水) 23:48:42.46
荒らすな雑魚ども
ワイ杯がないときは切れ味鋭い掌編を晒して点数を競い合うのが
ここの遊び方だ。
494 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 00:55:44.87
点数もらえない時はどうすればいいんですかね・・・
496 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 07:33:51.45
ワイの頭じゃ採点できないほど斬新ってことだ喜べ
うーんネタが思いつかん
ワイハイはまだいいよ
俺が新作を書けてないもの
俺は今日自殺をする。
ワイ、死んだら必ずお前に憑りついて呪ってやるから覚悟しておけ。
人間の業の深さと恐ろしさをお前に嫌というほどたっぷり教えてやる。
ワイ、お前だけは何があっても絶対に許さない。
ワイなのかお前なのかどっちだよ
お前バカか?
どう読んでもワイ=お前だろ。
それ以外の読み方があるなら教えてくれよ。
>>501 そんな間の抜けたこと言って揶揄してると思えも呪われるぞ。
人間の最期の叫びだからな、あまり茶化さない方がいい。
499=500とワイの間に何があったのかは知らないが。
顔も名前も知らなくても呪えるのかな
落ちたなワイ。
遂に人から死ぬほど恨まれるようにまでなったか。
509 :
502:2014/06/12(木) 14:58:48.50
>>508 俺じゃねえよアホ。
まだ死にたくないっつーの。
499=500≠502か。
499=500よ、出て来い!
もう少しワイと話し合ってみろ!
話し合いの気配なしか。
ワイ氏、ご愁傷様。
恨みなんぞよりも、部屋の隅々からハードディスクの中まで後々見られて困るものが残ってないかをチェックした方がいいと思うの
これを君が見ているという事は、ワシは死んでしまったのだろう
>>502 ワイ(は)、お前だけは何があっても絶対に許さない。
どうして死ななきゃいけないんだ。
ハゲだから?底辺だから?童貞だから?無能だから?
生きててもしょうがないから?
雑魚だから?
なんでも言ってくれよ、相談してくれ。
ワイにな
ヲイどんではだめか
んー、別にいいんじゃない?
でも誰それ
中村君じゃないか。
>>499 待て
早まるな
もう一度女を抱いてみたいと思わないのか
別のいい女だっているぜ
生きろよ
考え直す気はないのか
嫌だよ、俺
お前に死なれるなんてさ
な
いのちを粗末にするな
いのちくれない?
---さくせん-----------
みんながんばれ
ガンガンいこうぜ
>いのちをだいじに
じゅもんをつかうな
---------------------
人間には試練というものがあります
現世で試練を乗り越えられなければ、
又、来世でその厳しい試練が課せられます
途中で投げ出すなんてやめて下さい
この世の苦しみ、は天からあなたが試されているからです
生きる事を放棄してはいけません
少しだけでも良いのです
前進しましょう 乗り越えましょう
生きましょう
悩みを解決する為に知恵を絞りましょう
誰だ、その試練をつくった奴は?
訴えてやる!
嫌だよ俺
お前に死なれるなんて
なー……
考え直してくれよ
頼むよ
>>527 その縦書き探したくなる文章やめてくれ
無駄な労力を後悔する
530 :
記憶喪失した男:2014/06/12(木) 17:33:25.45
ぼくはもう自殺する人にかけてあげることばももたないほど、疲れ果てた。ダメだね、こんなことじゃ。
守護霊様はあなたが頑張る姿を物凄く期待しています
与えられた困難に立ち向かって下さい
貴方の魂を強く成長させましょうよ
守護霊様を喜ばせて下さい
532 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 17:43:49.55
いつから宗教のラジオ放送になったんだ
>>526 あなた自身です
生まれる前に神様と約束していたのです
あなた自身の選んだその試練と戦って行く事を!
そしてこの世のお父さん、お母さんを選んだのもあなた自身です!
俺に難しい宗教はわからない
でも死ぬなんて考えるな
それだけは言っておく
とりあえず、後ろから見守ってくれている守護霊の機嫌を損ねちゃいかんから、
キツい趣味のDVDは借りちゃいけないってことだけは理解できた
守護霊はいます(`・ω・´)
200回は見た、でも写真には写らないから証拠はない
嘘をつくと守護霊様から怒られるぞ。
540 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 20:45:17.14
守護霊なら財布の中におるけどいかんせんこれが弱い
541 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/12(木) 21:18:58.21
活きの良いハマチは刺身よりも焼いた方が美味い!
ハマチ一本をもらって捌いたワイの感想!
生きていれば美味しい物が食べられる!(`#・ω・#´)
542 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 21:35:50.69
俺、家族に虐待されてて毎日が悲しくて
皆が見てる前で自分の部屋から飛び降りようとしたんだ
マンションの6階だった。
それで窓の上に足を両方乗っけて手すりにつかまって体は全部外にだして
家族が止めようとしたから、急いで飛び降りようと片足を窓から話したときに
たまたま下を見たんだよ。
そしたら夜だったんだけど、真っ暗な中に小さいおじさんというか、5歳か6歳ぐらいの男の子が足元に浮いてた。
その男の子は怪物君ってふじこふじお?のマンガにアルキャラいるじゃん
あれにそっくりで、帽子も同じのかぶってて
顔は悪魔みたいだった、目がすごく大きくて肌は土気色で
そんですごいニヤニヤしてて俺を呼んでて、ここはたのしいからおいでよみたいな感じで
それをみて、なぜか俺もいきたいと思った・・。
だけど次の瞬間体がなぜか勝手に動いて自動的に部屋にもどった。
んで親につかまったりつつ窓の下をまた見たんだけどやっぱりいるんだよ
だけど飛び降りようとしたときは、すごく楽しそうだったのに
戻ってから見ると実はすごく怖い小人みたいな感じだった、イメージが変わってた。
頭が真っ白になった。
やっぱり誘われるんだ、飛び降りようとしたらあれにつかまって途中で止めようとしても
止められないんだ!ってなんか良くわかった。
みんな自殺するのはだめ
死ぬ瞬間にやっぱりへんなのが呼んでるんだよ。
たぶん飛び降りとかした人はみんな誘われたんだと思う。
皆見るのは違うと思うけど、本当に怖いよ。
誘ってるときは無邪気な子供の天使みたいだけど、戻ったときはあれは悪魔だったよ。
飛んだら後悔するよ・・。
あんまり怖くなくてごめんね、だけど5月病の人が多くて自殺者が減って欲しいから書いてみた。
こんな世の中がいけないんだけどね。バナナ食って納豆くって朝日浴びようよ
呪いたいほど憎み自殺を選ぶほど肝が据わっているのに、そのエネルギーを自己の破滅に向ける理由がわからん
死んで呪うとか、おまえの頭の中身はファンタジーか。効果の証明すらされていないオカルトめいたことしかできないのかと
"死んで花実が咲くものか"って言葉を送りたいね
>>542 ワイスレ始まって以来の名作だよ
小説って技術じゃないよね
基本なんて知らなくたって良い
そんなもん、どうだっていいんだよ
出版社だってそんな教科書通りなものを書く奴、必要としていない
どこかに人の心を揺らすうねりがあればそれだけで良いんだよ
伝えるものは熱い心だよね
自殺なんていけないよ
絶対にしては駄目
頑張って生きようよ
(何であんなどうでもいいレスから自殺を全力で止めまくる流れになってるんだろう……)
>>542はオカ板とかにありそうな感じだな、俺は好きだ
546 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 22:09:01.91
ワイさん今のハマチはあかん
天然のは特にボソボソのパサパサで醤油で漬け込むかコテコテに煮込むしかない
7kg以下のはあげるといわれても断りな晴れ
じゃあこの流れで次のワイハイテーマは自殺やな
>>499の事を心配して自殺を思い留まらせようとしているんだよ
ここに集まるみんなって、実はいい奴が多いんじゃね
549 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/12(木) 22:19:40.52
自殺はいかん!
>>547 幽霊話の割合がめちゃくちゃ上がりそうだな、それ
ここが人殺しのスレか。
552 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/13(金) 06:36:12.88
霊が見える友人がいる! ワイには全く見えない!
その友人の家系では見えるのが普通で、見えない者の方が少ないと云う!
ワイと友人が一緒に歩いていると、「あのビルの屋上に霊がいる」等とよく口にする!
見上げてみてもワイには見えない! ある時は友人と車で移動していた!
すると友人が言った! 霊が車と並走して付いて来ていると!
友人の話では、その霊達はワイに必死に話しかけているのだと言う!
助けを求めているのではなく、ワイが放つ光みたいなものに集まるらしい!
残念ながらワイには霊が見えない上に声も聞こえない!
友人は霊が普通の人間くらいに見える! 声も聞こえる! ただ成仏させる力はない!
悲惨な死に方をしてそのような霊になるとすれば、その苦しみには果てがない!
ワイのような光を放つ人間をひたすらに追い掛けて、その行為が全て無駄で、自殺することもできない!
生き地獄は生温い! 本当の地獄は亡くなってから始まると、ワイは思う!
目の前に死がちらつく者は、今一度、身の振り方を考えた方がよい!(`・ω・´)
家系って、親が高血圧なら子供も大人になって高血圧になったみたいなことだろ
本当に友人なら病院行くことすすめろよ
今はいい薬があるから、本当に見えなくなるよ
そら、早速人殺しの登場だw
ワイっていつでも自分が正しいんだな、感服するわ。
そんなんだからその年齢になっても結婚できずに山奥で独りで住んでるんだな。
ワイは友達が少ない上に女にモテないタイプだな。
冗談はワイの人生だけにしとけよw
三連投うぜえ
結局はいつもの粘着くんが新しいネタを思いついただけ、というわけで
あれって脅迫罪に問われる可能性があるらしいよ?
ついでに威力業務妨害にも問われちゃえ
要するに、思いいれのある独りよがりの作品がワイさんに酷評されてしまったと
そういう事ね
そろそろワイが>>499の怨霊に憑かれる頃か?
お前も逝け。
563 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/13(金) 10:41:38.32
朝、皮が向けた
包茎じゃなくなった
歩くと、なんか痛い
パンツにすれる
どうしたらいいの?
おまえ、ウンコネタのウンコ君だろ?
565 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/13(金) 10:51:53.86
>>563 しばらく、きつい女もののパンティーを履け
ワイの家がお化け屋敷になるか。
本人には見えんそうやから影響無し
ワイ、自業自得だな。
お前がこれまで手に染めて来た悪行の数々、心行くまで存分に悔いるがいい。
ここはワイスレじゃない、呪いのスレだ。
何だよ、ワイって犯罪者かよ。
少なくとも聖人君子ではなさそうだな。
そもそも
>>499がワイに抱く恨みとは?
ワイ、お前いったい何をやらかした?
犯罪者まがいの人非人が他人を評価するって?
何という悪趣味なスレだ。
記憶さん何やってるんですか
俺はウンコなんかもらしてないからな。
俺は記憶喪失した男じゃないし。
ワイは俺が精魂傾けて書いた寓話を馬鹿にした。
絶対許さない。
だから呪ってやるんだ。
581 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/13(金) 16:44:38.51
「間違えた」って・・・
記憶さん・・・orz
582 :
記憶喪失した男:2014/06/13(金) 16:46:39.19
おれがどうかしたか?
やっぱID無いスレって面倒だな
この流れにフイタw
585 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/13(金) 17:36:31.23
真理を掴んだ
俺は化ける間違いない
586 :
真理:2014/06/13(金) 19:01:48.89
離せバカ
587 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/13(金) 19:24:55.12
勝った
また俺は
>>553 偶にそういう誤解してる人がいるけど、霊が見えるってのは、脳の病気とかじゃないよ
一部の脳の病気で、霊が見えたように錯覚する事はあるけど、本当に見えるというのは別
てs
590 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 09:41:10.55
>>588 守護霊がその人の脳を混乱させて、
やっとその人に近づける
悪気があるわけではない
伝えたい事があるからだ
でもこれは稀な例
殆どは、その人の母親の口を借りていいたい事やこれから起こる危険を伝える
守護霊も物凄く骨を折っている
591 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 10:18:50.56
守護霊様は確かに存在する
だから、その上のランクの神様も存在する筈
神社に行こう
592 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 10:21:40.54
守護霊さえ信じていれば、
死んでいなかった人たちは大勢いる
交通事故などがそれだ
どうしてあんないい人が事故で死んでしまう…
それは守護霊と交流していなかったから
593 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 10:32:15.00
>>588 身体弱ってる人とか、疲れている人とか、胃腸の弱い人とか、
睡眠不足の人とかに悪霊が付きやすいそうだ
金縛りにも会う
悪霊に負けないように健康になろう
「南無観世音菩薩」を唱えると金縛りは緩む
スレを荒らした罰に、おまえの守護霊を喰ってやる!
595 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 11:49:22.36
彡 ⌒ミ
(´・ω・) 彡 ⌒ ミ
f´ ,.} (´・ω・`)
,ム ィ´_}._.小. / .` `ヽ 彡 ⌒ ミ
Y.ゝ‐´ |. ∨ーfト. __ . 、 廴}| ( ´・ω・` )
:| ヽ ゚ .ノ!゙1 /:| ト._リ ,。-" ~ヽ
.弋._ノ`{: | 弋リ f、 。 | / }
}、.ノ ! ` 、_ .ノ! | {_ .-、 f: メ.
{. リ ‘. :|'__ノ l / 三! . ノ|´ l
弋_) マ リ マ ア~  ̄ !、 ‘.
{ ー'| 〉r‐' l! マ 〉
}: { i | o ハ `´
{ ヘ | } 、 ノ !
 ̄ l `::ァγ´ :!
ゝ==イ `| ,'
金縛りは脳が目覚めてる時に体が眠っていて動かないからだよ
だから疲れてる時になる、睡眠不足でなったりする
大声出そうとすれば体も目覚めたりする、お経じゃなくてもいい
そもそもお経なんか知らない外人でも金縛りにあう
>>596 金縛りなんて嘘だろう
そんなものあるわけない
俺は金縛りに会った事はない
脳が目覚めたとか体が眠ってるだか知らないけど、信じるもんか
カス
きもい
598 :
記憶喪失した男:2014/06/14(土) 17:04:42.99
おれも金縛りにあったことないからそんなものないと思ってる。
でも組織体験はある。
「えいが」っていう組織だ。
電通は「えいが」と関係がある会社。
電通と「えいが」は無関係という説もあるが、おれは認めん。
おれの才能は電通につぶされたんだ。
電通が美女をかこいこんで、おれにはブサイクばかり抱かせた。
最悪だ。
電通つぶれろ。
599 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 17:08:53.39
山奥にある研究施設に三日間監禁されて洗脳さ
>>596 脳が目覚めてる時に体が眠っていて動かない???
な事あるわけないじゃん
夢見ている時はそうだろ。アホか。
602 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/14(土) 17:27:37.13
雑談で盛り上がっているようなので、
ワイは早々にPCを切って酒盛りをしよう!
では、また!(`・ω・´)ノシ 随時、オリジナル文章を募集中!
ワイ談はやめとけ。18禁にひっかかる。
金縛りは会った事のない奴に話しても、たぶん、信じてもらえないよ
脳が目覚めてる時に体が眠っていて動かない
さらに、ぎゅーっと締め付けられていく感じだな
そのままの状態が続けば、つらい
俺は、耳元で人が何かを話しているのが聞こえた
>>601 夢見ている時って別に辛くないだろう
気持ちよく寝ている時と金縛りとでは状態が違う
筋肉がつる感じかな……金縛りって辛いのよ
突然襲ってくる
悪夢を見たことのない奴に話してもわからないよ。
>>605 それは水分不足からくる痙攣だ。
尿酸値が高いんだよ、おまえは。
悪霊は疲れている体を狙う
激しい運動をすると尿酸値が上がるからな。
610 :
記憶喪失した男:2014/06/14(土) 19:23:28.46
今、検討中なのが、アイドルよりAV女優を支援していこうかな、ということなのだけど、
いろいろ問題は山積みだ。
とりあえず、お気に入りのAV女優は、
坂口みほの、上原亜依、夏川まゆり、若葉くるみ、さくらゆら、
の五人が今、候補に挙がっている。
誰もまだ見たことないけど、顔と雰囲気で選んだ。
記憶さん・・・orz
612 :
記憶喪失した男:2014/06/14(土) 19:48:39.37
うーん、なんかね、夏川まゆりの画像見たら、あそことアナルを同時に刺激するすごい機械を装着させられていたのよ。
本人は苦しそうな顔をしていてねえ。
やっぱ、アナルを刺激しているのが、あんまり気持ちよくないんじゃないかと邪推してねえ。
子供の頃の妄想では、がんがん感じまくる道具があるんだろうと思ってたけど、
あれが2007年の最高形だとすると、やはり、女のためでも男のためでもなく、AVのための機械って気がするねえ。
613 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 19:54:25.35
頭おかしいw
____
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/ -━- -━- \
| (__人__) | ___________
\ ` ⌒´ ,/ | | |
___/ \ | | |
| | / , | | |
| | / ./ | | |
| | | ⌒ ーnnn "/ |_|___________|
 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
________________________
⊂ニニ\ (( □■□■ )) ヽ
| ヽ □■□ヽ ) ノ~⌒^ソ
| / 丿 / ノ [ ̄ ̄] ̄ ̄ ̄]
| / / / / [ ̄ ̄] ]..
615 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/14(土) 19:58:59.04
すげえ。AVの年代とか気にしないんだ。大人だな。
>>596>>601 金縛り状態の時は、大声なんて、出そうとしても出ないよ
動くとしたら精々眼球くらいのもの(だったと思う)
随分前の経験だから忘れかけてるけど
晒したら評価してくれるんですか?
>>616 だからー、もう、ここで嘘を書き込むのやめようよ
誰も釣られないから
金縛りなんてあるわけないだろうよ
21世紀に世迷言をいうなよ
金縛り1回目はびびったけど、2回目は普通に楽しめた
>>618 金縛りは俺も経験あるよ
もちろん霊の仕業なわけはない
科学的に解明されてるから自分で調べてみて
まあお前IQ80しかないそうだし、理解できないかもしれないけど
621 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 01:41:03.75
自演連投で伸ばすなよ
ここは糞ニートの雑談スレじゃねーぞゴミども
622 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 01:43:38.23
どうでもいいことにこだわり過ぎじゃね。
やっぱID無しのスレって糞だわ
自演しすぎだろ 金縛りなんかみんな大して興味ねーよ
隔離スレに帰れ
>>620 科学的も糞もない
嘘いうなよ
金縛りなんて世迷言なんだよ
屁理屈が見苦しいぞ
横だが、
「金縛り」というネーミングがオカルトなだけであって、
体の症状としては普通に存在するよ。
628 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 09:22:22.70
金縛りなんかねーよ。
もしあるとしたら、それは組織体験だな。
組織が思考盗聴装置を使ってやってることだ。
おれは体験者だからわかる。
統失
630 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:00:21.66
偽者だ。
631 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:16:33.95
記憶喪失した男の組織体験の年表
正常
2001年3月:OLの毒殺を疑う。
2002年8月:どこからともなく声を聞く。
異常
2002年11月:電車に乗っている人がみんなおれを待ち伏せていたと思う。どこからともなく聞こえる声(幻聴)が始まる。
2002年12月:警察に目に見えない攻撃できる機械があるかを聞き、ないといわれる。
2003年2月:大学の講堂に連れて行かれ、神経を攻撃される。アンケートをする。
2003年3月:天皇の振りまきとして、学校洗脳を体験する。
2003年4月:会社を幻聴に耐えられなくなり、退社。
2003年5月:何者かが訪れて連れ去っていくことはつづいている。裏科学に飛ぶ。
2003年8月:何百人の人が自宅に押し寄せる。一週間くらい人が訪れつづける。
632 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:18:04.51
2004年5月:9月まで何事もなかったと日記に書いてある。
2004年10月:殺人趣味に会ったあと、ヤクザ襲撃をする。
2004年12月:どこからともなく聞こえる声(幻聴)が自然と止まる。
正常
2005年2月:世界をおれが征圧する。とてつもない高みに登りつめる。
2005年5月:裏科学へ飛ぶ。機密の中でおれが仕掛けたとおりに世界が動く。
2005年6月:二週間、世界を支配する。
2005年8月:再就職。
2005年12月:組織が職場に襲ってくる。神経の機能を落とされる。仕事のミスが増える。
2006年2月:退社。
2006年3月:組織がおれの仕掛けたとおりに動いている。働いた報酬としてセクロスできる。
2006年5月:秋篠宮のそっくりさんに襲われ4月にタイムワープする。組織との最後の出会い。
2006年7月:自殺未遂。精神病院に入院。幻聴はいっさいなし。
633 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:21:20.49
2004年5月:9月まで何事もなかったと日記に書いてある。
2004年10月:殺人趣味に会ったあと、ヤクザ襲撃をする。
2004年12月:どこからともなく聞こえる声(幻聴)が自然と止まる。
正常
2005年2月:世界をおれが征圧する。とてつもない高みに登りつめる。
2005年5月:裏科学へ飛ぶ。機密の中でおれが仕掛けたとおりに世界が動く。
2005年6月:二週間、世界を支配する。
2005年8月:再就職。
2005年12月:組織が職場に襲ってくる。神経の機能を落とされる。仕事のミスが増える。
2006年2月:退社。
2006年3月:組織がおれの仕掛けたとおりに動いている。働いた報酬としてセクロスできる。
2006年5月:秋篠宮のそっくりさんに襲われ4月にタイムワープする。組織との最後の出会い。
2006年7月:自殺未遂。精神病院に入院。幻聴はいっさいなし。
2007年1月:退院。
2007年2月:13日、幻聴を聞く。組織との最後の通信。精神病院に再入院。
2007年3月:退院。
以後、何事もなく、現在に至る。学校兵隊ゲームをやっていた時の時期がない。、どこにも存在しえない。
あれは金縛りじゃねえんだよ。
間違いなく組織体験だ。
電通が「えいが」だ。
おれが世界征服したあと追われたのも作家になれないのも、電通が裏から手を回してるからだ。
634 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:24:18.44
くそ、「えいが」の攻撃で2回も投稿してしまった。
しかも半分割れてる。
気持ち悪い。
あ、タイムワープってのは、えいがのたらいまわしと同意儀ね。
おれがストップウォッチで、気絶されてから二時間後に起きていることを確認した先でのこと。
この気絶してたらいまわしってのが四十回くらいあるのが組織体験で、
自宅に帰ってから。二回戦がある。二回戦での交尾体験もあるから、童貞じゃないんだけど。
性に満足したってのは、捏造だね。
635 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:28:43.58
>>630 ←この人は間違いなく2ちゃん運営だな。
マジで、おれの過去の書き込みは裁判沙汰なんだろう。
2ちゃんへの書き込みは、著作権を放棄する代わりに責任は2ちゃんねる運営にあるらしい。
ちなみに、著作権は、ネットサイトの但し書きで所存が左右されるものではないため、
おれがおれの書きこみの著作権を主張すると、たぶん、通る。
そういう難しい世界。
金しばりに会った、って嘘ほざいてる奴、
信じてもらえるとでも思ってるの?
科学だ何だとかいってるけど、アホーじゃないの
637 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:34:24.77
>>636 思考盗聴でぐぐれよ。
金縛りはないが思考盗聴装置が金縛りを作ってるんだ。
だから金縛りはあるよ。まちがいない。
記憶さん、意味がわからないよ
639 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 10:48:40.45
640 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 10:49:00.08
(;´Д`)……誰か文章を投稿しなよ
1レスホラー大会やろうぜ
642 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 10:55:02.63
サッカーが熱い!(`・ω・´)
ぶっちゃけて言うと、面白い試合じゃないよね。
本田見てるのは楽しいけど。
www
69 :ぷぅぎょああああああ ◇Puuoogyoo552oE:2014/03/26(水) 20:21:11.92
今日のネギはペニスの固さが絶品であった!
失恋中から自慰を控えたおかげなのか!
程よい苦味と香りが口中に広がり、鼻腔を春風が駆け抜ける!
バキュームとイラマの両方で美味しくいただいた!
胸が高鳴ってほろ酔い気分!(●`・ω・´●)
43 :ぷぅぎょああああああ ◇Puuoogyoo552oE:2014/04/12(土) 21:33:06.96
今日は烈弾の勃起したペニスを料理してみた!
ギンギンペニスと摩り下ろしたニンニクが効いて、
冷えたスペルマとよく合った!
締め切りが近い! 仮眠をして続きをやるとしよう!(`・ω・´)ノシ
645 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 12:04:18.78
まさかの……(`・ω・´)
646 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 12:12:49.06
ネギペニス?
647 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 12:30:33.09
ひやとい「♪ネギ、ちんちん、ネギ、ちんちん、ネギ、ちんちん、ネギ、ちんちん」
れつだん「♪ミラ、ちんちん、ミラ、ちんちん、ミラ、ちんちん、ミラ、ちんちん」
ミ ラ「♪ひや、ちんちん、ひや、ちんちん、ひや、ちんちん、ひや、ちんちん」
重唱「♪ネミひ、ちんちんん、ミネひ、ちちんちん、ネひ、ちちんちん、ネひ、ちちんちん」
白鷺「♪ちんち〜ん!」
罧原「♪Wow!!!!!」
ひれミ白「えっ!!!」
>>636 どんな事でも、何にせよ
体験しなければ信じられないものなんだよ
科学的だろうと、霊的に感じようと、
本人たちは、意外と嘘は言っていないものなんだよ
>本人たちは、意外と嘘は言っていないものなんだよ
フーコーの『臨床医学の誕生』を読んだことあるかい?
「それが嘘かどうか」なんてことは、そうたいした問題ではないのだよ。
651 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 15:12:20.38
このスレのワナビに、フーコーとかまともに読んでる人間おるんか?(反語)
652 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 15:24:42.82
>>650 そのスレではないが、KDPの文章は読んだことがある!
某スレッドに無料のショートショートの感想を求めるレスがあったので、
試しに冒頭の一頁を読んでみた! 一人称がおかしいので指摘した!
悪貨が良貨を駆逐しないことを祈る!(`・ω・´)
>>652 一人称がおかしくて宣伝……ああ、あれですね
そういう指摘をkdp名鑑で書き込んでいただければ悪貨がはびこることもないでしょう
変名でもいいので、KDP業界に書評家として君臨してくださいw
ここの方達はきっと今のKDP作家の水準より上の筈です
私もやっていますが、KDP参入自体は簡単なものです
KDP市場の活性化のためにも、是非参入いただければ幸いです
なお私は一介のKDP作家で尼の回し者ではありませんw
>>655 文章は嫌いじゃないな、固有名詞を3〜5個まで減らせば
黒歴史ノートからクラスアップできそう
上手いな、小学生だろ?
厨二が辞書を最初からめくってノートに抜き出してそうな言葉が並んでるな
「鏖殺」「横紙破り」「果然」「炬眼」「苛斂誅求」・・・
いいぞ、もっとやれ
横紙破りも鏖殺もわりと見るぞ
というか横紙破りは普通に使うと思うけど
660 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 16:42:09.76
>>655 チンギスハンと孔明と義経を登場させよう。
661 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 16:43:39.15
あああ。
「横紙破り」「果然」はわかったけど、
「鏖殺」「炬眼」「苛斂誅求」の意味がよくわからなくて、
ぐーぐる先生に聞いてしまいました。
すいません。
>>658 横紙破りを難しい言葉だと思ってるほうが恥ずかしい
書き慣れてるようには見えるが初めてなのか?
664 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 16:53:37.41
たしかにテキストの量に比してあきらかに固有名詞が多すぎるわな。
それはさておき、語意がわかるかどうかは別として…
こういう普段なかなか使わない言葉をあえて使って自分の文体を作るってのは、
どうなんだろう?
たしかに(表面的には)文体のリズムをとりやすい気はするけど。
ただ、同時に陳腐になりやすいということもあるよな。
(小学生とか中二って書き込みもあるけど、気持ちはわかる。)
ワイ的にはアリなの?
665 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 16:53:37.91
信長のインフレ率は異常
プロのコピペに難癖をつけているバカがいる。
>>655 >鹿毛の馬の背に日射しが落ちている。
(馬の背には少年が乗っているので「日射しが落ちている」と云うような描写を想像するのが難しい!)
>「はっはっは。仲がごよろしい、友とはいいものだ」
(「ごよろしい」に引っ掛かる! 本来、尊敬を表す接頭語は名詞の前に付く!
将軍と云う高い地位にいるので「仲がよろしいようで」くらいにした方がよい!)
省ける主語が多い! 慣用句が多く使われている点も少し気になった!
説明文のパートが長いように感じた! 冒頭に設定を詰め込むのではなく、物語と並行して進めた方がよい!
主人公はバロムの王に報復する為にチェザ王の力を頼った! 文中では両王の特徴を挙げてはいたが、
肝心な軍事力が提示されていなかった! 隣国で野心家と云うだけでは頼る動機として弱いように思う!
作者のご都合主義にならないように、もう少し設定を煮詰めた方がいいだろう!
しっかりとした文体なので安心して読める67点!(`・ω・´)
669 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 17:11:40.85
超人バロムってのはウルトラマンのパクリ?
670 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 17:13:32.06
>>667 そうなのか!
そうなると、ラノベなのだろうか!
おそらく軍事力は続きの文章に書いてあると思われる!
今は多少時間があるので評価はサービスと云うことで!(`・ω・´)
671 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 17:14:16.26
仮面ライダーにも見えるな。
いや、適当にレスっただけのドッキリレス。
673 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 17:18:22.49
674 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 17:19:27.37
アルフォードとリリイがパロムコロス!ってやる展開だな。
♪〜(´ε` )
676 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 17:20:03.83
あ、何かごめん。
文章は普通に読めるレベルだけど固有名詞が多い
本当に初めてならたいしたものだ
俺の最初のよりは全然上手い
説明で話をすすめるのは塩野みたいだな
延々と説明ばっかで塩野の小説も途中で眠くなる
ワナビってたいへんなんだな、って
>>672見ておもたw
ワナビの親分が新人ワナビをいびっとる
めくそはなく(ry
めくそはなくそ
当たり前だろ
上手い奴がこんなスレくるかよ
来てるが、きほん黙って見てる。
自称上級者様がいらっしゃった
なんでそれを自称だと決めつけたんだ?
おまえは相変わらず底が浅いな。
688 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 19:10:31.29
怨念に憑かれてるひとがおるようだけれども、
そういうときは好きな作家の本でも読むか、美味しいものでも食べるか、
良いセックスでもするかして、
モチベーションをあげたほうがいいと思うよ。
時間の無駄はイクナイ。
少なくとも
>>684-685の時点で自称してるのは間違ってないだろ……
他称がどうなのかは知らんが、んな日本語使ってる時点で正直……
>>687 むしろなんで自称じゃないと思われると考えたんだ?
相変らずおまえは底が浅いな。
691 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 19:14:48.09
底が浅いってのは褒め言葉なんだよ。
>>690 いま大手出版社の編集部で話題に上がっているからな。
おまえがひれ伏すような作家大先生も見ておられるぞ。
693 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 19:17:41.38
どうせ講談社だろ?
いや、適当にレスっただけのドッキリレス。
♪〜(´ε` )
奇遇だな、いやね、実は俺も直木賞作家のM先生に読んでもらってるんだw
697 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 19:20:17.57
(`・ω・´)
698 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 19:21:03.74
万城目学か。
俺もメフィスト賞とったN先生に読んでもらってる。
いいね!だって。
なんや、上級者ばっかりやないか(´^ω^`)ハハッ
701 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 19:28:50.61
西尾維新かwww
702 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 19:29:03.25
西尾維新か。
703 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 20:18:29.49
前俺が適当に書き流して推敲一切しなかった文章も67点だったぞ
俺は70点以上だったぞ
705 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 20:23:42.40
俺は83点だったな。
707 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 20:26:57.80
点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!
\ /
\ /
/ γヽ| |γヽ\
| _ゝ-'|●| ゝ-' |
>' ─ ─ `く このスレは何をするところなの?
/ ⌒ ⌒ \
| 丶′ 「「「- 、
「「「{ └〜┘ ノ ノr‐ァ
〉 ゝ、 ⊃从/⌒ ⌒ヽ
_て二ヽ `ヽし __ イ Y ',
/ ヽ /l { ! Ll_ \ ヽ
/ / //7レイ'ト ! j ハハ i ><ヽ ヽ
レ′ l/>< ∧ハzヘ レ'〒ミ、V∧〉 〉/ 〉
/ 丶 {∧〉i イ心 \l V/リ V | /
. 〈 Y i | 辷ソ , `´,,,│i | /
ヽ | | ハ ''' 、 , ハ! | /
\ l l トへ イ ノ j /
\ ∨! ヽ \二 ェ‐ エ y7 ノ /
|\Vヘ ヽ l.l.∧_/lol∨/ / イ
,′ \ \∨.!.! /:.:{:}:.\イ::::ヘ / }
{ i ヽ l::‐::く:.:.:.:}::{:.:.:.:>:∧Y l
|│ ヽ!∧/:.\:!∧:.:./. . . } i }
|│ | ', . . . ̄.´. i i. . . . . . .| ! !
Vハ ヽ ∧ . . . . . . i i. . . . . . .! //
Vハ ヽ ∧. . . . . . i i. . . . . . j//
シベリアからいらっしゃい。
藤和さんはお元気でしょうか。
710 :
記憶喪失した男:2014/06/15(日) 21:06:05.81
711 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/15(日) 21:22:29.18
>>708 Y
(=Ο|∀|O)
( `・ω・) 文章系の鍛錬場! マンガとはあまり縁がない!
712 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/15(日) 21:49:07.98
274 :記憶喪失した男@転載は禁止:2014/06/15(日) 20:50:58.20 ID:CrnVAM2p0
また、セックス妄想だといわれるだろうが、書いておく。
おれは組織体験の途中から日本の数の子天井の遺伝子を調べており、ごく親しい女を除き、数の子天井の女しか抱いていない。
薬でもやって書いたのかと思うぐらいにイっちゃってるね
>>713 くっそ酔うなwwww
やり方次第ではその今何話してんだっけ感は武器になるだろうけど、
今の所純粋に尋常じゃないレベルで読み辛いから改行してくれwww
あと一ヶ所カッコ二重になってる
挿入文とか挿入句の多さが海外文学の翻訳を想起させるよなぁ。
というか、どこからどこまでが挿入部なのかわからんところがある。
意図的なものかもしれないけど、それをこの分量のテキストで効果として織り込もうとするなら、
いっそのこと散文詩にしちゃえばいいようにも思う。
まあ、書きかけでストーリーがよく見えないからそういう印象を持ってしまうのかも知れないが。
非日常の文章を狙ってるんだろうけど、さすがにアウチというか、俺の狙いじゃない
まず最初の段落で客をドンと寄せないとダメなんですよ
718 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/16(月) 06:38:31.82
>>716 >海外文学の翻訳を想起させる
俺の感じた違和感もそれw
>>713 約物の()が二重になっている箇所がある! 約物の基本的な入れ子の順番を以下に記す!
[ { ( ) } ]、{ [ ( ) ] }、[ (〈 〉) ]なので(())は(〈 〉)と置き換えることができる!
一人称の心の声と会話文がよく似ている! 男女の口調の差はあるが、似たような構造になっていた!
心の声と会話文が似た状態なので登場人物が増えると、書き分けが困難になり、
延いては単調になって文体が色褪せていくことが予想できる! 結果、「ただの読み難い文章」に成り果てることだろう!
すでに書かれている文章も読み易くは無い! 冗長な文章に内容の重複、約物と指示代名詞の頻発が読者の頭を悩ませる!
書き方について、斬新とは云えない! このような文章は巷間に広く発表されている!
そのような手法で作者が目指すものは何なのか! 人間の思考の奥深さを表現したいのか! レトリックを駆使した話が作りたいのか!
読者の視点をちゃんと取り入れて、それでも難解な話になるのであれば仕方がない! 書き切ったあとに自身で成果を目にすればよい!
ワイから言えることは以上である!(`・ω・´)
720 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/16(月) 08:28:35.50
そろそろワイハイ行こうぜ
俺は準備できてる
ディエディエ・ドログバってなんやねん
怖いわ、呪いかよ、人じゃねーもん出すな
ヤヤトゥレってなんやねん、かなりトゥレとか完全にトゥレとかおるんか
ええかげんにせぇよ
誤爆…orz
>>720 酒を飲む男と謎の女の設定で話を用意してるだろう
ざんねん、今回のテーマは女子会
酒飲む話よりは女子会のほうがいいなあ
女子会の会話の内容が彼氏と酒を飲みにいったときのエピソードについて、という条件がついてくるかもしれない
と思ったけど一レスじゃ無理っぽいな。伝聞形式って冗長になりそうだし
第一回ワイさんおはよう杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は千文字程度、三十二行前後!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第一回ワイさんおはよう杯参加作品』と明記する!
今回の設定!
プライベートや仕事がうまくいかず、したたかに飲んだ男は今日も千鳥足でアパートに辿りつく!
するとアパートの前に女が立っている!定まらない視界で女を確認した男は立ち止まった!
男はどうするのか!女との関係はあるのか!作者の展開次第!
応募期間!
今からワイさんが寝て起きるまで!(おおむね7時)ついた点数によって勝手に順位を判断!
>>668 ありがとうございました
言われた箇所を気をつけて、もう一度すべて書き直してみます
>>713 私には他人にはない才気のほとばしりを感じます
あなたは無難なだけの文章なんて書かなくていい
無難なだけの文章なんて誰でも書けます
実際このスレに投稿されてるものを見ても読めないレベルの文章はないと思います
でも私が才能を感じたのは貴方の文章だけです
凡人にはない感性を磨くべきです
頑張ってください
そういう問題ではなかろうが・・・
730 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/16(月) 22:44:57.45
なにその褒めっぱなし投げっぱなしな無責任評価ww
句点がない文章は朝鮮人の留学生
>>728 駄サイクル……
いやむしろ堕サイクル……
733 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 00:40:47.82
多少長い文章を投稿しても評価していただけますか?
ワイ杯以外の時はここは分量制限はないよー
ワイさんの忙しさに比例して評価にかかる時間は伸びるけど
735 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 00:54:49.87
1/2
もう随分暖かくなったものだと思う。早くなった日の出と遅くなった日没の間に、笑い続けた太陽はやっと山壁の向こうに姿を隠し、街は煌く人工の宝石に埋め尽くされた。
夜行性の車が色とりどりの人間たちを飲み込んでは吐き出し、ビルの断崖のほとりではくたびれた船乗りが明日への指針をどの程度の精度で刻もうかと思案している。
予定を実行に移すために帆柱を立て、風向きと潮の流れを読んで行動を起こすように見えてはいるが、結局は流れに任せて漂う漂流者たち。
その船乗りのような漂流者のひとりであるわたしは、繁華街の裏通りにある公園の歩道をひとりで歩いていた。
まだ暖かさの残る湿り気を含んだ夜風がざらりとシャツの襟元を撫でて通り過ぎてゆく。
わたしは今から家に帰る。その予定だけははっきりしている。家に帰るという目的を完遂するためにわたしは、ただひたすら、ひとりで歩いているのだ。
何故だか、時折すれ違う他人はみな、一様に頬をほんのり上気させ、またあるものはより赤く茹っている。漂い香る酒の匂い。だしぬけに今日は週末であると思い至る。
ふと、足を止める。
わたしは明日、なにか予定があったろうか?
漠然と日常を生き、漂い続ける途上で日々の糧を啄ばむだけの無意識に近いこの生命活動に、何か能動的な欲求をわたしは持っているのだろうか。
週末であっても、外食を楽しんだり酒を飲みに行かない。家に帰るが、誰かが待っているわけでもない。明日の予定は? 特に無い。
煌々とした街の明かりが公園の芝生の向こうで踊っている。雲から顔を出した星たちがけらけらと笑う。
そして目の前に帯封に巻かれた一万円札の束。
「え?」
わたしは瞬きをした。何故、目の前にこんなものが……。空中に浮かんだ一万円札の束が、すぐ手の届くわたしの眼前にある。
見慣れた大きさ、絵柄。よく見れば端っこにナンバーも刻んである。帯封に巻かれるその束は、おそらく合計百万円。
736 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 00:55:17.28
2/2
見れば見るほど完璧な一万円の束だった。異常などどこにも無い、空中に浮かんでいることだけを除いては。
そしてわたしはその状況を深読みするほど用心深くはないし、無視して立ち去るほど臆病でもなかった。目の前の一万円札の束を、掴む。
続く光景は圧巻だった。ぐんぐんと引き上げられ視界は白くぼやけ始めた。わたしは空へ上っている、ホワイトアウト。頭から血の気が失せ、意識が白濁する。
「釣れたよ」
雲の上まで引き上げられたわたしは、気をつけの姿勢のまま横たわり、抵抗するようにぴちぴちと跳ねながら雲上人の言葉を聞いた。釣られたのか、わたしは。
何故かわたしの手足は縛られたように動かない。雲の上に釣り上げられたときに手から離れた一万円札の束を見つけ、身をよじって近付き口に咥える。
旨い、これさえあれば美味しい料理をたらふく食って好きな酒が飲める。
きらきらの街に繰り出して色とりどりの女性と楽しくやれる。
遊びに飽きたら温泉にでも行って疲れた身体を洗い流そう。
そうだ、明日は久しぶりにパチンコにでも行くか……。
「今日はよく釣れるね」
「そうだね、給料日前の週末はだいたい釣れる」
そこで我に返った。
なんだ、やりたいことは結構あるじゃないか。家に帰っていった。
この状況で酔っ払いじゃないのか……(困惑)
よくわからない展開を散文詩的に書き連ねるなら、
現実的な落としどころを入れておいてもいいんじゃないかな
雲上人の釣りとか好きな要素はけっこうあった
最初の部分がやたらと比喩が多くてくどい感じがするかも
739 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 02:24:06.81
女性。フルタイムで毎日働くという経験はない。
740 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 06:07:02.66
>>735-736 主人公の性別がはっきりとしない!
通常の小説等では「私」は男女共用! 「わたし」と平仮名の場合は女性である!
今回は「わたし」なので女性かと思ったが、「色とりどりの女性と楽しくやれる」とあるので、
同性愛者のような特殊なケースを除けば男性と思われる!
百万円の札束を餌に釣り上げられる主人公! 魚と思わせて結局は人間なのか!
では、宙に浮いた百万円や雲上人はどのようにして起こった現象なのか!
主人公を真っ直ぐ帰宅させるのではなく、少しくらいは呑んでいた方が説得力を増す!
やや展開に無理はあるが独特な雰囲気を持った佳作であった71点!(`・ω・´)
>「わたし」と平仮名の場合は女性である
ワイもバカみたいなこと言うんだな
んなわけないじゃん
「わたし」が女性専用なんて聞いたことないんだが
743 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 14:22:54.56
744 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 14:31:26.25
ワイ圧勝
ワロタw
大手出版社と仕事したことあるなら常識だよなww
746 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 14:39:06.09
そういえば、白の咆哮の一人称は「わたし」だったな。
ワナビが適当なこと言うなよww
もちろん通常の小説の話だろ
ひらがなの「わたし」、が女性を表すわけない
「あたい」とか「あたし」ならまだわかる
そこらへんとの勘違いじゃね?
漢字にすると男ってイメージがあるな。
だから平仮名にすると女性だ。
そういったイメージっつうか先入観は大事だ。ルールとか関係ねえ。
読者が受ける気分の問題だからな。
ま、そのへんの感覚がわからんと、まともなもんは書けんぜ大将!
オヤマの、
「あたし」はジジイも使うだろ
そりゃ志村だろ。
まあ平安時代とかに女でも書けるようにと開発されたのがカナだからその流れのひらがなならあながち間違ってはいない
江戸っ子はアタシ使うね
>>753 それが俺の魅力だな。
あんまし近づきすぎんなよ。やけどすんぜ。
さすがプロだな。
火傷ってあれだろ?近くにいたせいで何もしてないのにおもろない二人認定される事やろ
>>752 バカだろお前w むりからすぎ
もう女だけの言葉じゃないじゃん
そんな言いぐさが成り立つためには、すべてひらがなでしゃべった場合とかだろ
軽い冗談をつかまえてバカとはバカですかあなた
760 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 18:02:55.66
.¶.
これにて一件落着!(`・ω・´)
761 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 18:23:41.29
通常の小説等では「私」は男女共用! 「わたし」と平仮名の場合は女性である!
ふざけんなワイ!
デマを撒き散らしやがって作家クラブにいいつけてやるからな
Σ(:`・ω・´)
764 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 19:22:52.47
二レスの文章で性別が薄っすらとわかるのは最後から七行目!
それまでは性別が全くわからない! しかも表記が「わたし」になっている!
歩いている時に蒸し暑さにネクタイを緩めたり、
ショーウインドウに映った自分の姿等で表現することは十分に可能である!
全ては描写の欠如から端を発している!(`・ω・´) 素直に「俺、僕」等とすればよかったのでは?
765 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 19:27:24.40
作家クラブにはなんといいつけるのだ
ワイが とか ぷぅぎゃああ(略)がとかいうのか
通常の小説等では「私」は男女共用! 「わたし」と平仮名の場合は女性である!
の真偽だけが問題になっている
767 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 19:48:27.85
>>766 作者が効果を考えて好きに使えばよい!
その一行で済む話である!(`・ω・´)ノシ
通常の小説等では「私」は男女共用! 「わたし」と平仮名の場合は女性である!
が真か偽か。
通常の小説等では「わたし」と平仮名の場合は女性である。
741 名前:名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日:2014/06/17(火) 13:10:56.78
>「わたし」と平仮名の場合は女性である
ワイもバカみたいなこと言うんだな
んなわけないじゃん
742 名前:名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日:2014/06/17(火) 14:08:46.48
「わたし」が女性専用なんて聞いたことないんだが
743 名前:ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE [] 投稿日:2014/06/17(火) 14:22:54.56
>>741-742 >通常の小説等では〜
748 名前:名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日:2014/06/17(火) 15:03:28.83
もちろん通常の小説の話だろ
ひらがなの「わたし」、が女性を表すわけない
「あたい」とか「あたし」ならまだわかる
そこらへんとの勘違いじゃね?
>通常の小説等では〜
何が言いたかったのか説明してください!
プロなら素人にもわかるように答えられるはずです!
お願いします!
そういえば男性一人称としてひらがなの「わたし」が使われている小説を読んだことがない
読書量が少ないだけでは。
だったら読書量の多いおまえが、使われている本を紹介してやりゃいいんだよ。
100冊くらい提示してやればおまえの圧勝だぜ。
いや、偏っているだけだな。ラノベしか読まないんだろう。
775 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 20:37:13.72
有体に云えば「わたし」だけでは性別を判断できない!
平仮名から受ける印象ではおっとりとした感じがする!
小説の場合、そこに描写が加わって性別が決まる!
今回の
>>735-736の作品は性別がわからない状態で話が進む!
性別を隠すような内容ではない! 描写の欠如と云う表現が相応しいと思う!
二レスと云う短さに救われて71点と付けた! 短編小説くらいの長さがあれば、
ワイは明らかな疵と判断してもう少し低い点数を付けたことだろう!
結論として、意味もなく読者を混乱させる書き方はしない方がよい!
現に
>>739は主人公を女性と思っている節がある!
では、また!(`・ω・´)ノシ
てめえの人生、ラノベに負けてるくせに生意気だな。
>>740でワイが「〜である!」なんて言い切っちゃたのが悪かったね
真偽は別として、幅広い表現を限定してしまうのは良くない
いや、条件を設定しているから限定ではないだろう。おまえはバカか。
780 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 20:45:27.32
624:名無し物書き@推敲中?[sage] 2014/03/12(水) 16:09:13.82
肉がトラウマで食べられなくなりました。それで
100グラムの肉と同じたんぱく質を豆腐で得るには何グラムの豆腐が必要なのでしょうか?
625:ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE [] 2014/03/12(水) 16:30:47.49
>>624 肉の種類にもよるが100グラムでタンパク質は20グラム程度!
豆腐の種類にもよるが大雑把に言えば一丁で5グラムなので、
豆腐を四丁食べれば肉と同等のタンパク質を得られる!
その場合、豆腐の総量は1キロになる!
ワイには無理!(`・ω・´)ノシ
自分の間違いは素直に認めろ。
見えん。
783 :
778:2014/06/17(火) 20:49:13.06
まあ、俺は
「わたし」と平仮名の場合は女性であることが多い!
なら何も言わなかったんだけど。
他の奴は知らんが。
そういうのを眠たい文章っつうんだよ。
エッジが弱けりゃ人の心に響かん。
切れ味の鋭い文章を書く練習をしろ。いいな?
もっとも「通常の小説等」ってのが何を指しているのかは見当もつかないが。
つーか、普通の文章を書けばいいだけなんだが。感嘆符を使わずに、珍妙な日本語を使わずに。
>>784 炎上させてPVを稼ぐ手法だろ。くだらねえ。
そういうのを画一的っつうんだよ。
アカの発想だ。
>>748 あたいは薩摩の方言
おい(俺)の上品な言い方で目上の人間に対して使う
誰に対しても一人称がおいの時代劇もあるけど
789 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 21:14:34.97
都心では豆腐一丁は300〜350gが多い。
木綿豆腐100gあたりタンパク質約6.8g
絹ごし豆腐100gあたりタンパク質約5.0g
20グラムのタンパク質を得るのに必要な豆腐の総量は1キロではない。
791 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 21:37:36.57
男性。表面上普通にこなしている仕事は嫌いだし楽しくない。すぐにでも辞めたいがそんな度胸も無い
が正解。
今回も推敲不足でした、すみません。「わたし」の使い方のご意見感謝します。今後の作品での使い方の参考にさせていただきます。
今回のプロットは
1.詩的
2.釣られる
3.拝金的な本音を吐露する
無視されたプロットは
・釣られる立場の逆転
・空から垂れ下がった無数のお札
・気圧の変化で身体が軋むさま
でした。
投下済みを解説なんて何様でしょうかねw かっこうわるいわねえ〜!
ごめんなっしゃい、またおねがいしまっす。
お疲れ。
「わたし」と「私」
ここまで荒れてる時点でワイにも多少の非があったのではないだろうか?
エネルギーの使いどころを間違っている奴が多いだけだろ
気にするな。
おまえの犯罪行為に比べれば微々たるものだ。
796 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/17(火) 22:26:24.58
>>791 じゃあ鼻にマスクした人でセセラギサララじゃないかな
797 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/17(火) 23:03:40.81
.¶.
これにて一件落着!(`・ω・´) 本日二回目!
この程度の荒れぐあいなんていつもの事だろw
今日はワイが暇なのかずっと相手してるってだけで
通常の小説等では「私」は男女共用! 「わたし」と平仮名の場合は女性である!
有体に云えば「わたし」だけでは性別を判断できない!
>>741-742 >通常の小説等では〜
281 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/03/11(火) 21:12:59.86
今日の夕飯は手が込んでいた!
庭の畑のぬたと蛸で酢味噌和えにした!
鯛の半身は頭の部分を利用した吸い物が絶品!
身の部分は甘辛煮で熱燗と共に美味しく頂いた!
物足りない胃にはとろとろに煮込んだ牛筋が染み渡る!
土鍋で炊いたご飯は箸休めに最適!
コピペはいいから。
自分の頭で考えたものを入れろマヌケ。
またプロの物書きが荒らしてんのか。
803 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 01:52:42.05
部屋に入った途端、私は疲れきった溜息が溢れるのを感じた。
「くそー……仕事なんかやってられるかあぁ!!」
大きめの声でつぶやきながら、サンダルが脱ぎ散らかしてある玄関で靴を脱いで部屋に入る。
頭の中では、今日の昼間に上司に言われた言葉がわだかまっている。
『おまえさ、もうちょっと愛想良くできないの?女でそんな目つき悪くちゃ貰い手もいないだろどうせ』
「……ッ!!でっけぇお世話だっ、つーの!!」
怒鳴り声一発、リビングのドアを乱暴に押し開け、手に持っていたバッグとコンビニ袋をソファーに投げ捨てる。
クソぉ、と再度悪態を付きながら、憤然とした気持ちで私は冷蔵庫を開ける。
そして、先程まで怒りに染まっていた感情が急激に萎えるのを感じた。
そう、あえて直接的な表現をさせてもらえば『げんなりした』
「か、からっぽ…………」
何という事だろう、冷蔵庫内のひんやりとした空間に広がるのはあっけない空洞。
強いていうなら、弁当屋の小袋ソースが色を添えているぐらいしかない。
コンビニ袋の中には、やけ酒と洒落込むかと意気込んで買ってきたハイボールひと瓶が入ってるのみだ。
「……踏んだり蹴ったりの上に泣きっ面に蜂、か……」
まぁいい、私が悪いのだ。
冷蔵庫の残量チェックを怠った、私が悪いのだ。
そう私が悪い、あはははは…………
「―――――んなセットでお得いらねえっつのーーーーーー!!!!」
バタァン!!と怒りと共に冷蔵庫のドアを閉める私の目には、きっと涙が滲んでいた。
Yだろ?
805 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/18(水) 06:48:57.92
>>803 >部屋に入った途端、私は疲れきった溜息が溢れるのを感じた。
(溜息が溢れるのを感じていながら溜息を吐いてはいない!)
>「くそー……仕事なんかやってられるかあぁ!!」
>大きめの声でつぶやきながら〜
(最初は呟いているように見えるが、最後の方では明らかに怒鳴っていた!)
>何という事だろう、冷蔵庫内のひんやりとした空間に広がるのはあっけない空洞。
(「残量チェックを怠った」で済む話なのだろうか! 出社前に冷蔵庫を開けなかったのか!
何時頃に冷蔵庫の中身が無くなったのか! 飲み物ひとつさえ、ないと云う状態が腑に落ちない!)
>〜私の目には、きっと涙が滲んでいた。
(一人称でも視界が霞めば涙が滲んでいることは認識できると思う!
「きっと」は絶対の意味ではない! 強い確信なので同時に使うと違和感を覚える!)
行動と地の文(心の声)が噛み合っていないので読んでいて頻繁に首を傾げた!
冷蔵庫の件に関しては不自然に思えた! 言葉通りの空が有り得るのだろうか!
冷蔵庫は極端に小さく、主人公の膝くらいの高さで冷凍庫も無ければ空の状態も可能かもしれない!
残念ながら文中に冷蔵庫のサイズは書かれていなかった!
想像上で適当に書いたような細部の甘さを感じた62点!(`・ω・´)
806 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 07:52:29.24
>>803を書き捨てて行った者だ。
もう一つ置いてく。
――――空の東で、少しずつ太陽が顔を出し始めた。
季節は冬、ここ煌びやかなニューヨークは早朝なのもあって肌を切りつけるような寒気が街を覆っている。
―――――乱立するビル。
その内の1つ、そこの屋上でとある少女は控えめにくしゃみをする。
屋上を囲む様に網目付きの柵が設置されており、三十m程の空隙を置いて、向こう側にあるもう一つのビルが見える。
少女は透き通る様な銀髪と、夜の帳が降り始めた空のような藍色の瞳をしていた。
体を純白のローブで覆っており、その背中には真紅の十字架が刺繍してある。
「……そろそろ、かな」
少女はローブの中にしまっていた右腕を出し、手首に巻き付いているデジタル表示の時計を見る。
――――行動開始、一分前。
再びローブの中に腕をしまい、瞑目し、少女は脳内に時を刻むデジタル時計を思い浮かべる。
―――――40秒前
―――――30秒前
―――――20秒前
―――――10秒前
9、8、7、6、5、4、3、2、1――――――
書き慣れてないのが一目でわかるな
ここまで下手な文章は久しぶりやで、謙虚なれよ!
808 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 07:57:28.96
0
脳内のデジタル時計の示す数字がゼロのみになった瞬間藍色の瞳が見開かれた。
少女は屋上の柵から一寸の躊躇もなく身を空に踊らせる。
落下する中、眼下の道路には人々がひしめき合う様が見える。
少女は仰向けの状態で落下しながらローブにしまわれているままだった左手を空にかざす。
―――――その手首には、彼女の細腕には到底合わない堅牢な腕輪がかけられていた。
バシュゥウウウ!
発射音。
少女の堅牢な腕輪から返しが付いたスパイク付きのワイヤーが飛びだし、少女のいたビルの向かい側のビルの柵の網目に引っかかる。
さらに、ガキん、と硬質な音が響き、ビルの縁に引っかかったスパイクはそのままに、ワイヤーのみが腕輪に巻き戻っていく。
必然的に落ちている途中だった少女の体は向かい側のビルの柵に引き寄せられる様に上昇する。
ぱし、柵の網目に手をかけ、少女は向かい側のビルの屋上に降り立った。
「……内部の警備は、二十四時間態勢で屈強なのがうろついてるんだっけ」
少女の右手には、いつの間にか刃が特徴的な弧を描くナイフが握られていた――――
彼女の名は「ベガ」
第三角形の頂点の一つを担う星にして――――この世の裏で暗躍する、『アサシン』に与えられるコードネームでもある。
――――きらり、と陽光が少女の銀髪に反射した。
次の瞬間には、少女は屋上に設置された内部に続くドアに消えてしまっていたが。
ガキん
ぱし、
第三角形
810 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 08:09:29.24
第三角形意外は誤字じゃないんだわ、擬音。
ここまで下手な文章は久しぶりに見せてもらいました
ある意味ほんものじゃないですか
暇なのに作文の練習もしてないんでしょ
寝る時間があるってことは暇なんだよ
躊躇無く飛び降りた時
読者の殆どは前を向いて足を踏み出したと思っているが
途中で仰向け表現がある事で違和感を覚える
ワナビの下手な文章ってさ、意味を考えてないんだよね
自分が読んだ小説からそれっぽい言葉や表現を持ってきただけで、言葉同士のつながりや具体的な状況を考えてない
上っ面しか真似できてない奴を文才がないっていうんだと思う
814 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/18(水) 09:32:25.49
>>806>>808 >落下する中、眼下の道路には人々がひしめき合う様が見える。
>少女は仰向けの状態で落下しながらローブにしまわれているままだった左手を空にかざす。
(屋上の柵から跳んで眼下の状態を目にしているような描写の直後に仰向けになっていた!
どのような姿勢で柵から跳んだのか! 中空で姿勢を反転させたのだろうか!)
少女は仰向けに落下していた! その姿勢で左手を空にかざす!
スパイク付きのワイヤーが射出されて向かい側のビルの柵に引っ掛かる!
仰向けの状態で空に左手をかざせば、頭の上の方にある向かい側のビルの方向にワイヤーは伸びないのではないだろうか!
左手を伸ばす先は空ではなく、頭の上の方向が正しいように思える!
>必然的に落ちている途中だった少女の体は向かい側のビルの柵に引き寄せられる様に上昇する。
(ワイヤーが高速で腕輪に巻き戻るとしても、落ちている中で急に上昇に転じるのだろうか!
向かいのビルまでの距離は三十メートルも離れているので、余計におかしいように感じた!)
>第三角形
(変換ミス!)
主人公の動作や状態が文章から伝わり難い!
話はファンタジーなのだろうか! 腕輪が相当に大きいとしても三十メートルの長さのワイヤーが収納できるものなのだろうか!
矛盾が多い話なので現代を舞台にしない方がよかったかもしれない!(`・ω・´)
屋上から屋上なら飛び降りなくても普通にスパイク射出すればよかったのでは
そして振り子で横移動の速度をはるかに上回る速度で巻き上げてるんだろうから
フェンスにビターン!だろ
>落下する中、眼下の道路には人々がひしめき合う様が見える。
>少女は仰向けの状態で落下しながら
仰向けで落下してたら眼下に人々は見えない
途中で一回転してるんだろうけど(作者の頭の中の絵では)
書けよ、小説なんだから
とりあえず擬音使うのやめろ
818 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/18(水) 12:35:15.88
東の空が白み始める。ビルの屋上で待機していた銀髪の少女が口元から締りのない息を吐いた。
「……時間か」
憂いを帯びた藍色の瞳が右の手首を見やる。無機質なデジタル時計が決行の時を告げた。
少女は動いた。三メートルを超える防護フェンスに歩み寄り、軽く右足で地面を蹴って着地した。
フェンスの高みに立ち、少女は向かいのビルを真っ直ぐに見据えた。目測で三十メートルという距離を弾き出した。羽織っていた純白のローブが風ではためき、背中に縫い付けられた血の十字架が太陽の祝福を受ける。
徐に左手を前方に伸ばす。少女のか細い腕には不釣り合いな腕輪が嵌められていた。
狙いを定めるような厳しい目付きとなって、ふと力が抜けた状態で和らいだ。
「テンションを上げるか」
身体を前に傾けた。点のような人間が眼下に見える。臆することなく傾けて遂に限界を迎えた。
少女は俯せの姿勢で落下した。猛烈な速さで死が迫ってくる。自然と片方の口角が上がって、いいぞ、と口にした。
数秒の命と思われた瞬間、腕輪によって死は回避された。少女は一瞬で狙いを定め、目にも止まらぬ速さで極細のフックを射出したのだ。黒い糸のような鋼線を引き連れて向かいのビルのフェンスを捉えると、瞬く間に死の淵から引き上げられた。
銀色の弾丸と化した少女が頭からフェンスに突っ込む。惨事の直前に姿勢を変えた。両足でフェンスを蹴って勢いを殺し、音もなく屋上に舞い降りた。
「楽しくなってきた」
少女らしい陽気な声を出した。右手には湾曲した刃のナイフが握られていた。
ワイが即興で書いてみた!
このような状態であればギリギリでセーフのような気がする!
それと季節が冬なので「夏の大三角」のベガは少し無理があるような気がしないでもない!
冬に相応しい「冬の大三角」がある! そこにベガは含まれていないが!
では、また!(`・ω・´)ノシ
819 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 12:37:59.74
東の空が白み始める!ビルの屋上で待機していた銀髪の少女が口元から締りのない息を吐いた!
「……時間か」
憂いを帯びた藍色の瞳が右の手首を見やる!無機質なデジタル時計が決行の時を告げた!
少女は動いた!三メートルを超える防護フェンスに歩み寄り、軽く右足で地面を蹴って着地した!
フェンスの高みに立ち、少女は向かいのビルを真っ直ぐに見据えた!目測で三十メートルという距離を弾き出した!羽織っていた純白のローブが風ではためき、背中に縫い付けられた血の十字架が太陽の祝福を受ける!
徐に左手を前方に伸ばす!少女のか細い腕には不釣り合いな腕輪が嵌められていた!
狙いを定めるような厳しい目付きとなって、ふと力が抜けた状態で和らいだ!
「テンションを上げるか」
身体を前に傾けた!点のような人間が眼下に見える!臆することなく傾けて遂に限界を迎えた!
少女は俯せの姿勢で落下した!猛烈な速さで死が迫ってくる!自然と片方の口角が上がって、いいぞ、と口にした!
数秒の命と思われた瞬間、腕輪によって死は回避された!少女は一瞬で狙いを定め、目にも止まらぬ速さで極細のフックを射出したのだ!黒い糸のような鋼線を引き連れて向かいのビルのフェンスを捉えると、瞬く間に死の淵から引き上げられた!
銀色の弾丸と化した少女が頭からフェンスに突っ込む!惨事の直前に姿勢を変えた!両足でフェンスを蹴って勢いを殺し、音もなく屋上に舞い降りた!
「楽しくなってきた」
少女らしい陽気な声を出した!右手には湾曲した刃のナイフが握られていた!
820 :
ぷぎゃ:2014/06/18(水) 12:40:02.17
やはりワイの文章は群を抜いてるな
お前らとはレベルが違う
821 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 13:08:14.58
負けた。悔しいからこの板から去るわ。
822 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 13:10:55.66
やはり文芸神とスレ主は同一人物だったようだな。
執筆で忙しいのに大した奴だ。
完敗だぜ。
ワイさすがだなあ〜
俺は後何年立てばこの高みまで登れるのだろう
描写は上達するが問題は味と変化だよなぁ。
内容はひとまず置くとして・・・
()
>>823 1万時間の法則を知らないのか?
何でも1万時間やればプロになれる。
1万時間書けばおまえはプロだ。
それをもとに計算すればあと何年かわかるだろう。
文章は徐々に上手くなってると思うけど内容がなあ・・・
最近は文章より脚本のほうが才能必要なんじゃないかと感じてる
>>825 1万時間の法則って、間違いだってよ
正確には、スキルアップすればなれる職業とか趣味に置いては正しいが
音楽や絵画、スポーツ選手、ポーカーのプロ(もちろん小説もだろうな)
なんかには当てはまらないって
1万時間やれば、上手な絵を描けたり、楽器を上手に演奏したり
他の人よりうまくスポーツができたりする
しかし、彼の絵が高額で取引されたり、何千人が演奏を聴くために金を出したり
プロの選手になって何万ドルも稼ぐためには
才能(と、たった1万では足りない、もっとたくさんの練習)が必要
タイトルつけるのに悩んでるんだがアパシーシンドロームや倦怠感といったものを表す象徴的な単語ないかなぁ
じゃあ脚本考えるんで文書いてください
もっとおしゃれな、というか西洋風な単語がいいなぁ
神話や精神分析学の中に発見できそうな単語
|ω・´)つ アンヘドニア
か、かっけえ(恍惚)
834 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 16:05:50.83
実際問題さ、既存の切り貼り小説にしないためには語彙を増やしたりするのが重要なんでつか?
辞書読もうと思ってるんだけどここに読んでるやつおるか
語彙増やすのも重要だろうけど使い方を学ばなきゃね
辞書読めば単語覚えられるだろうけど、文章書くときにその言葉が出てくるかってのは別
結局文章の上手い小説読むのが一番だと思う
>>831 え?贅沢だなぁ
じゃあ怠惰の神ヴァルンツェ
同じく怠惰の悪魔ベルフェゴール
そうそう、新しい名詞をみつけてもそれに動詞を当てるかってのがわからないと使えないしね
語彙増やすのは逆効果
言葉の使い方をひねるのはもっと逆効果
ばかじゃねえの、突飛な語彙で書かれた小説とか誰が読むよ
既存の切り貼り小説は困るが,それは内容の性であって、語彙によるものではないだろ
珍妙な語彙で言い換えただけの切り貼り小説はありえるもの
そういうの書いてもだめだろ
絵具レベルで新しいものを探すのではなく、
絵具はシンプルでいいから構図やタッチで新しいことに挑戦しろよ
つまり標準的な語彙の分かりやすい言葉で、斬新な話を書け
839 :
記憶喪失した男:2014/06/18(水) 17:29:11.22
だるんだるんな苦笑いとともに妙な疲労感を感じてしまったのであった
>>838 これがまさに駄文書きのワナビだな
内容によって言葉の選択もできない
>>838 いや、おまえが、底が浅い。
いいか、これはおまえのために書いてんだぞ、心して拝聴しとけよ。
小説、いや、文体っつうもんはな、語彙力が勝負だ。
語彙というと突飛なもんばかりを思い浮かべる奴がいるが、いまこうやって俺様が書いている文体も語彙力を必要とする。
おまえが「ばかじゃねえの」と書けるのも、おまえにその語彙力があってのことだ。紳士淑女には書けん。とっさに浮かばねえんだよ、これが。
おまえはネラーだからその語彙力を身につけた。ま、いわゆるチンピラ文体だな。中途半端だが、いちおう書ける。
威勢のいい文体は読んでいて気持ちがいい。わかるか?
小説に大事なのはその気持ちよさだ。むろん嫌悪感をもよおす奴もいるだろう。そこは使い分けだ。場所に応じてな。
で、この使い分けができる奴こそがプロだ。
なにがシンプルだ。シンプルを目指せば、ラノベやケータイ小説みたいなもんばかりになっちまうだろ、この糞乞食が。
いいか、谷口。おまえのそのチンピラ文体も不完全だ。なぜなら語彙力が足りてねえからだ。だから、読んでいて気分がわりぃ。
ま、気分がわりぃと感じたから、こうやってこの俺様がてめえを殴りつけているわけだが、ちーとばかし、脳みそ入れ換えろ。
843 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:03:40.91
さすが文芸神!
>>838 馬鹿の癖に長口舌とか恥ずかしいからやめてくれよ
845 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:11:09.05
なぜ838ばかりを袋叩きにするの?
しぬの?
変換おかしくなった
最新の三つ前の機種なのに長広舌も一発変換できないのかよ
847 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:12:37.06
自演だからだろ。
>>845 頭の悪い子が偉そうに馬鹿発言したらそりゃ叩かれる
849 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:15:34.39
藁人形論法に陥るのを避けて、スケープゴートを捏造する。
2ちゃんではよくある。
851 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:39:15.22
r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君!
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ ⌒ ) r'⌒ `!´ `⌒) よく○のおかしいライターやクリエイター気取りの○○が
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ ⌒~~ / 「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。
│ /───| | |/ | l ト、 | 王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
852 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:40:15.32
あれ、何だこの伏字
853 :
記憶喪失した男:2014/06/18(水) 18:43:35.57
>>851 このコピペ、大っ嫌い。
おれには関係ねえ。
854 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:46:15.91
>>850 まず王道というのがようわからん
主張したいことがあって、誰かに何かを伝えたいなら、王道が何かをしっかり説明してくれ
名言の引用もそうだが、深く考えずにコピペされた言葉はなんの意味もなく無駄なものでしかないと思うぞ
聖書を引用するのだって、その言葉の成り立ち歴史を知り、自分なりに考え解釈を与えたうえでじゃないとすっげー陳腐で軽薄になる
常識的な知識なんで質問スレかwikiでも行ったら?
857 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:50:38.79
語彙力少ない ドストエフスキー カフカ ヘミングウェイ 吉行淳之介
語彙力多い トルストイ ジョイス フォークナー 三島由紀夫
まあどっちも一流作家
作風に違いはでるけどね
それは好みの問題
>>838 語彙増やさないのは逆効果
言葉の使い方を学ばないのはもっと逆効果
ばかじゃねえの、同じ言葉使い回しまくる小説とか誰が読むよ
誰も知らないような単語は困るが、それは書き手の性であって、語彙によるものではないだろ
乏しい語彙で内容を捻ったつもりの小説はありえるもの
そういうの書いてもだめだろ
小学生レベルの絵具を使い続けるのではなく、
無理に挑戦しなくていいから描きたいものに合った道具を探せよ
つまり内容に合った文体で、面白い話を書け
記憶さん、途中で書くの面倒くさくなっちゃったんじゃないのこれ
語彙が多い=突飛な言葉使いをする
っていうのが馬鹿の発想そのものだよね
あとお前ら、「語彙力」って日本語ちょっとおかしいからな
863 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 18:57:52.67
>>856 王道の説明のことか
明らかに辞書的な意味ではないだろ
う
創作論という特殊な文脈で使用されている
これを書いた人か、コピペなら、これを貼り付けた人が、王道ということばをどう解釈して使用したのか説明しないとわかりにくい
この文章からは頭(だよね?)のおかしい人が創作したものと対置される作品としか読めない
それだけでは具体性がなくわかりにくいということ
864 :
記憶喪失した男:2014/06/18(水) 18:57:57.19
>>860 いや、ぼくはいつもこういう短編を書いているよ。
本当はエロ場面をもっと書きたかったけど、規制されるから、あまり書かなかった。
そこが、まあ、レキの交尾には愛がなかったことの伏線となっているのだけど、
説明するのは野暮かもしれない。
866 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:04:44.41
こういうときこそ作者の死だな。
意味はよくわからないけど作者の死だ。
>>863 お前が何を言いたいのかさっぱりわからない
868 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:11:22.73
何だ
ただの馬鹿か
>>863 こういう2chのレスでさえまともに書けない馬鹿に創作は無理だろw
870 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:15:52.76
871 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:16:48.48
作者の死で一件落着。
なんつー屁理屈。863涙目だろ?
875 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:19:52.96
>>869 あなたは今までの創作人生を文章の体裁を整えることに費やしてきました
書いたものに大した中身はありません
…ということだよ
わかった?
>>863って朝方もへったくそな文章晒してたひと?
ワイさん863を読みやすいように推敲してあげて!!
881 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:24:35.30
>>873 文章下手で結構
お前みたいに文章上手いだけの中身空っぽな文章よりよっぽどまし
まあお前は馬鹿だから文章の良し悪ししか見ず、意味は理解できないだろうがな
>>878 文章の意味もわかってないのに推敲は無理だろ
883 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:26:25.23
>>879 お前何にもわからないんだな
そんなに文章整えるの好きなら、花に言葉を書いて生け花でもしてろよ
>>881 どんなに中身詰まってようが文章が下手だと伝わらないんだよ、わかる?
てか文章評価スレで「文章下手で結構」って・・・
何しに来てんだコイツ
886 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:28:16.84
>>884 お前が頭悪いだけ
普通の知能があればわかるのよ
>>883 こいつ記憶喪失に似てるな
いや、まだ記憶喪失のほうが文章上手いけど
888 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:29:23.63
>>885 あ、すまん
ワイスレだったか
雑談スレと間違えた
去るわ
889 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:30:46.14
まさに王道進行だな。
>>886 お前
>>881で文章下手なの認めてるよね?
文章下手ってことは普通の人も理解できないってことなんだけど? 矛盾してるよね
読書量が足りないと863みたいなゴミ文を平気で書けちゃうんだろうなぁ・・・
「花に言葉を書いて生け花でもしてろよ」
センスあるのかないのかよく分からん言い回しだ
893 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:35:10.27
馬鹿が嫌いな人もいれば
文章下手な人が嫌いな人もいる
人それぞれ
馬鹿で文章上手い人が最後にたどり着く職業が作家業なのだろうから、文章下手な人はそういう人をあんまりイジメちゃ駄目
894 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:36:15.17
895 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:36:38.55
>>890 あなたが普通の人の知能を持ってると証明できる?
あなたが馬鹿なだけなんじゃないかしら?
>>893 去るといったら去るがよい!(`・ω・´)
897 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:38:32.41
文芸神よっぽど悔しかったんだろうな
>>895 去ったんじゃねえのかよwwww
>>890の文章よく読んでみなよ、俺の頭脳関係ないよね?
頭悪いくせに論点すり替えてんじゃねえよタコ
899 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:39:20.97
900ゲッツ
>>893 作家が馬鹿とか本気で言ってるなら頭おかしい
901 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:40:59.09
はい! おっぱっぴー!
902 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:41:34.69
>>898 お前が理解できないものを普通の人も理解できないと言えるには、お前が普通の人と同等以上の理解力がないと言えないだろ
お前だけ馬鹿で理解できないかもしれないんだから
ホントお前って頭悪いな
903 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:42:57.26
>>900 いや、作家の中でも頭のいい人はいっぱいいるけどね、文章上手いだけの馬鹿も紛れこんでる
文芸神みたいな
904 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:43:11.30
面倒だから文芸神以外頭悪いってことでいいじゃん。
発展性のない不毛な争いはやめようぜ。
905 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:46:12.21
天は人の上に人を作らず
>>902 「お前が理解できないものを普通の人も理解できない」
なんか勘違いしてるな、俺が理解できないから一般人も理解出来ないって言ってるわけじゃない
>>881で文章下手なのを認めてるのに、理解できないやつをバカ呼ばわりしてる
一般人でもわからないから下手な文章っていうんだぜ
908 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 19:47:54.77
文章下手だから理解できないって言ってる奴は、試験の問題文とか、家電の説明書にも文句言ってそう
茶化したら863に自演認定されまつたw
罵りあうならそれでいいが、ここは何の為の板何の為のスレだ?
罵り合うにしても、相手をアッと言わせるような文章で罵声を表現してみろよ
君たちの趣味はなに?
>>906から10分立ったがレスがないな
逃げたか
838と863が馬鹿過ぎるのが悪い!!(`・ω・´)
それなら仕方ない
917 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 20:03:36.75
>>913 お前、なんかミスター・サタンみたいだな
>>806 こいつが荒らしてんだろ
文章をぼろ糞に言われた腹いせに
919 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 20:06:15.73
>>806 でもこの人は書き慣れてる感じするよね?
は?
確かに書き慣れてる感じはあるな、けどやっぱり上手くはない
人に評価貰わないまま書き続けたって感じだろうな
926 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 21:00:07.25
ワイや酷評スレで直されると勢いも生彩もないつまんない文章になるがな
それを上手いと取るかは人それぞれ
とくに純文は文章読み慣れた読者が多いから、上手いだけの平凡な文章なんて好まれない
ことばによる新しい刺激が欲しいから石原大江春樹と下手だが味わいのある文章が受けたんだよ
大江は下手じゃないよ
確かに翻訳調だけど正しい日本語の文法を使って書いてる、整頓されていて非常に美しい文章だよ
「下手」っていうのは本に読み慣れてない読者が勝手に言ってるだけだと思う
美しい=わかりやすい
ではないんだよね
>>926 お前は出鱈目な絵を描いて「ピカソも変な絵だろ!」ってキチガイみたいにわめく素人だな
930 :
名無し物書き@推敲中?::2014/06/18(水) 21:24:40.56
何かの拍子でぶっ壊れたエアコンは修理されないまま、温い風を送り続けている。
開け放たれた網戸からは、鈴虫の輪唱が聞こえてくる。
それだけ聞けば、何やら風流にも感じるのだが、今は構っている余裕がない。
しびれた右手をほぐして、英文を書きなおす。
ノートは黒い文字で、埋め尽くされていた。
シャーペンを置き、大きく伸びをする。予定通り、レポートを早めに片づけられたのだ。明日からは、文字通りの自由だ。
解放感に浸っていると、何やら呻き声が聞こえた。横を見ると、赤毛の少女が目に入った。
首を振る扇風機に合わせ、赤毛の少女は体を揺らす。赤みがかった伏し目がちな大きな目は、猫を思わせる不思議な色を宿している。
いつもは強い勝気な色を宿しているが、今は暑さで潤んでいた。サークルの関係で仲良くなり、私の部屋に入り浸るようになった一人だ。
左を見ればレポートを書き終え、所在なさげに本をめくる青年。
時折、欠伸を噛み殺しながら文を追っている。地味で真面目そうな印象だ。
一見すると好青年に見えるが、過去の経歴は一切不明で喧嘩負けなしという噂もある。
とにかく、ただ者ではない青年だ。同年代とはおもえないほど、大人びた雰囲気をもっており、密かに女子の人気を集めている。
こちらも、似た経緯で家に来るようになった。
その隣には、レポートと格闘中の男。真剣な表情でシャーペンを動かしている。
野性味あふれた端正な顔立ちをしているが、どこか鋭い雰囲気を持っている。抜き身の刃といえばしっくりくるか。
計画通りに終わらせると公言した通り、早めにレポートにとりかかっている。口は悪いが、根は真面目なタイプだ。たぶん。
931 :
名無し物書き@推敲中?::2014/06/18(水) 21:25:12.42
テーブルの右側に陣取り、眠りこけているいとこ。睡眠時間を削りながらも、バイトに明け暮れ、なぜか月末の支払いに怯えている。
貴重な青春を謳歌するためには、いろいろと費用が必要らしい。短髪とよく焼けた肌を持つ好漢だ。
世話好きな性分が、裏目に出やすく、何かとトラブルに巻き込まれている。酒さえ絡まなければ、基本的には良い奴だ。
ガチャリとドアが開く音がして、振り返る。雪国育ちで、暑さに弱い弟が帰ってきた。弟はアイスを買いに、コンビニに出ていた。
部屋中の視線を集めた本人は、口元を緩めてビニール袋を掲げる。
皆の前にアイスを広げながら、弟は笑顔でいった。
「アイス買ってきたし、食べようぜ」
わざわざウィンクまで付けやがった、うわあ。大学生なのに。
弟は色素の薄い栗色の髪を、左側でまとめている。
几帳面なので無駄に家事や料理が上手い。
我が家の教育により、仕込まれた技だ。
それで時々、女子相手に料理を教えているらしい。
後輩曰く、軽い性格でノリもよく、付き合いやすいそうだ。
背も高くもてそうなのだが、性格が原因でそうはなっていない。
やっぱ下手じゃん
紛うことなき下手くそ
933 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 21:37:53.04
232,069文字のラノベ晒そうと思うんですがワイさんいいですか?
934 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 21:40:59.72
>>929 お前大江の文章貼り付けたら、それとは知らずにどや顔で添削するだろ?
935 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 21:52:46.11
アロンゾの新作か
こんなところで喧嘩してないで、外行って遊んできなさい
そういや前にワイが「胸を打つは間違い! 打つのは心!」と妄言を吐いてたな
938 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 22:06:01.74
>>934 特別な山場でもないとこを2レス程度抜いたんなら、そうする方が正しい気がする。
>>930 状況がよく分からん。女の赤毛は染めてるのか? 外国人設定? ファンタジー?
あと読点はもう少し減らせ
ストーリー上全く関係ない、本当にどうでもいい文章を延々と書き連ねる人いるよね
それ自体が面白いなら別だが、そんなもん書いてる暇があったらストーリー進めろと言いたい
>>930-
>>931 長ったらしいキャラ説明を一気に書いても読者は覚えられない
細かい説明は後に回して、さらっと特徴を書け
943 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/18(水) 23:52:28.14
>>796 驚きました。ひょっとしてあなたなのかしら?
最近、近所をうろついているあの犬を使ってわたしのことを監視しているのは。
やはり本部への通信は怪しげな電波を使っているのでしょうね。
おかしな電波がまわりを飛び交っているので自分だけがパチンコに勝てないと、近所の奥様も嘆いておられますわ。
電波送信もほどほどにお願いしますね。
ところで鼻マスクって何なのでしょうか。
競馬で時折見かけるアレでしょうかね。馬は鼻筋が長いのでマスクをかけていても肝心の鼻は覆われていませんのよね。
ま、鼻水は風邪薬でも飲んでゆっくりと治すのが良いやり方だと思うのです。
それにしても競馬に出てくる馬、あれたちの一部が頭に被っている覆面のほうがわたしとしては気になる所なのです。
競争相手である敵たちに素顔を知られないための装具だという事ぐらいは素人のわたしでも推測できるのですが、それにしても派手な色の覆面も多いですわよね。
ひょっとしてタイガーマスクのようなものなのかしらん。
覆面するのはお約束で、実はみんな正体を知っているっていう。大人の配慮に満ちた知的遊戯ってことなのかしらね。
あなたもね、私を若くて美しい女性だとプロファイリングしたのは正鵠を射る神がかったとてもクレバーな推理でしたよ。
でもそれはなんというか、とても無粋な行為なのではないでしょうか?
はいはい、性別の部分はたったいま齟齬が出ましたよ。悪うござんしたね。
あなたもそんなことにエナジーを費やすくらいでしたら、いっそのこと日本ダービーを全通り買っておけば良かったですね。
わたしは取りましたよ、うふ。
それにしても競馬場で応援しているあの人たちはなんでわざわざゴール前の客席で馬券を空中にばら撒くのでしょうね。取り放題ですわ。
まじきち
945 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 00:44:56.29
鼻にマスクを書いた人じゃないことは確認した はずれか
946 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/19(木) 05:17:08.47
>>930-931 >赤みがかった伏し目がちな大きな目は、猫を思わせる不思議な色を宿している。
(瞼を閉じていないので赤目なのはわかる! ただし伏し目がちで大きな目とわかるのだろうか!
猫を思わせる不思議な色と云う表現もよくわからない! 赤目が猫の特徴を表しているとは思えない!)
>部屋中の視線を集めた本人は、口元を緩めてビニール袋を掲げる。
(いとこは眠りこけているので、ドアが開く音程度では目を覚まさないような気がする!)
>几帳面なので無駄に家事や料理が上手い。
(几帳面が所以で、「料理が上手い」と云えるのだろうか!)
自己紹介にはなっているが、話が進展しない状態で終わっていた! 抜粋にしても中途半端な印象を受ける!
壊れたエアコンや全開した網戸! 鈴虫の輪唱とあるが、ただの紹介で流されていた!
扇風機を回しているので部屋の中は相当に暑いのではないのか! 季節は夏なのか! 網戸を開けている状態で蚊は部屋に入って来ないのか!
提示された小道具が文中で全く活かされていない! 無駄に字数を使っていた!
もう少し考えて書いた方がよい!(`・ω・´)
947 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/19(木) 05:27:30.58
>>933 どのような方法で晒すのかはわからないが、
それなりの時間を要すると言っておく!
ワイは週末から忙しさが加速する!(`・ω・´)
948 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 06:40:10.27
>>818 >少女が口元から締りのない息を吐いた。
「締りのない息を吐いた」という表現が冗長な印象をあたえる。余分な修飾は控えたほうがいい
>少女は動いた。
唐突で投げやりな印象さえする開始動作の描写に笑ってしまった
>血の十字架が太陽の祝福を受ける。
いつの時代だよってくらい古風な表現で読んでいて恥ずかしい
>狙いを定めるような厳しい目付きとなって、ふと力が抜けた状態で和らいだ。
どっち?わかりづらい
>臆することなく傾けて遂に限界を迎えた
この場面ではもう少し少女の動作を細かくわけて描写しないと「遂に限界を迎えた」の「遂に」にかかる書き手の思っている度合いを読み手と共有はできない
>猛烈な速さで死が迫ってくる。自然と片方の口角が上がって、いいぞ、と口にした。数秒の命と思われた瞬間、腕輪によって死は回避された
「片方の口角が上がって、いいぞ、と口にした」というスリルを楽しんでいるような少女の描写と、「猛烈な速さで死が迫ってくる」「数秒の命と思われた」という状況の説明とが結びつかない
書き手が思っているほどの緊迫感や、それに付随する読み手に与える精神的な効果を演出できていない
>銀色の弾丸と化した少女
またもや古風で陳腐な表現
即興で書いたらしいので仕方ないが全体の印象としては雑で荒い
>>948 こいつ読めないくせに評価してるな、笑える
ワイの文章を素人が評価かよ
同じ素人だし、良いんじゃね?
ワイは添削返し否定してなかった覚えがあるけど
どうだったかなぁ
951 :
ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE :2014/06/19(木) 09:31:14.83
>>839 悪魔に純潔を捧げれば夢の世界に連れていってくれるらしい!
女の子は拒絶する! その理由がよくわからない!
>でも、あたし、別に好きな男の子とかいないからさ、そんなことで女の子としての大切なことを失うのは嫌だからさ〜
(好きな相手がいれば純潔を守る為に拒絶するのは自然に思えるが、この場合は何を理由にして嫌がっているのだろうか!)
1を読んだ時点で荒唐無稽な話であることはわかった! ここまでの展開では悪魔の意図がまるでわからない!
学校に悪魔がいる理由がわからない! 恋愛化計画の意図がわからない! 整合性は無いに等しい!
時間が無いので続きはあとで!(`・ω・´)
素人だろうが評価は自由だろ
上手いけど実際雑な部分もあるし
953 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 10:19:15.14
>>808がもとの文章とすると
>>818は直したってより視点が違う文章になってる気がする。
ワイさんの直しや指摘はいつも「生身の人間に近くする描写」をとる傾向を感じるがそれがいいばかりでもないとは思う。
954 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 10:28:46.49
>>948もよく読むとそれほど具体性がない。
>少女が口元から締りのない息を吐いた。
「締りのない息を吐いた」という表現が冗長な印象をあたえる。余分な修飾は控えたほうがいい
↑たとえばワイさんなら「締まりがないのは息ではなくて口元!」とか書きそう
ワイじゃなくても「締まりのない息」など認めないよ。
「締まりのない口元」を連想させるから。
下手くそがワイさんの文章を貶すな
昨日の下手くそが意趣返ししてるだけ
いくらワイを貶しても自分が上達するわけじゃないのにな
だな、どうせ駄文ツートップのアホだろ
959 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 14:10:48.72
いや、ちがうけど……
やってねーけど
このスレワイを過剰に持ち上げる奴がいるのが嫌だわ
確かにワイは文章上手いけど、ちょっと評価しただけで袋叩きとか引く
まあ誰かを崇めるのは楽だからね
好きなものだけ持ち上げて他をぶっ叩く、っていうのは深く考えなくていいから
自分の中で絶対的な価値観を生み出して頼りきれる
駄文ツートップって誰だ
匿名の三島厨と
匿名の東京都民
>>920を見るに、ツートップっていうのは
>>806と
>>713なんだろう
まあ前回と同じく、どう見てもこいつらじゃないけどな
何回勘違いすれば気が済むんだ
ツートップってなんだよ。お手てつないでみんなでゴール、か?
俺がトップに決まってんだろ
さあ君の文章を見せてくれ
君のって誰に言ってんだ、俺か?
練習にもなるし何か一つお題として無難な単語を置いてくれたら書くよ。夜くらいになると思うけど
じゃあ月並みだが「恋愛」で書いてよ
「自然」とかでもいいぞ
俺がそんな下世話なお題で書くかよ?
「俺の預言」という将来を予想したタイトルで書いてやる
業界の断然トップの一位の俺が敷居の高い文壇でおまえら相手に大爆笑することになるだろう
そして俺の目線から射程距離に入ったバカには的を得た能書きで次々と沸いてくるカスでも論破してやり
敵としては役不足なおまえは憮然としながらも力の差を知って姑息な手を使って騙し討ちにしようとするも俺の逆鱗に触れて失笑されてからめそめそと号泣する
しかし俺に檄を飛ばされ元気なって再び手をこまねいて俺の帰りを待つ
俺の行動はすべて確信犯だったのだザマを見ろ!
すばらしい!
清流のごとく流れるような透明な文体で
よどみがない
「恋愛」と「自然」を一纏めに”下世話”ですか・・・
やっぱアホだな。冗談すらまともに書けない
>>969 凄いな、全く淀みのない文章だ
まるで泳ぐことすらままならない激流のよう
>>969 全体的に「〜て」が多すぎる
誤用ネタはいいから
>>964 赤毛がどうのって奴も下手くそだわ
こんな文章力の欠片もない奴らがワイを叩いてんのか
だから叩いてるやつを勝手に決め付けるなって
文体に共通点があるわけでもないだろうが、さすがにキモいわ
976 :
記憶喪失した男:2014/06/19(木) 17:32:41.74
>>969 中村文則の「掏摸」って本が、そういうやつを描いた話だよ。
面白いよ。
こいつ、頭おかしい。
>>974 お前そいつら馬鹿にしてるけど自分も同レベルの馬鹿だからな
床屋に行って帰ってくるまでの間に勝手に話が進んでいて吹いた
とりあえず
>>969は、もう少しダメっぽい雰囲気を出してほしいな
頭に「将来」とつけるだけでかなりイイ具合になるんじゃないか
>>969の後にってのは少し気後れするが『自然』で一つひねり出してみるか
日付が変わっても貼ってなかったら遁走したと思ってくれ
982 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 18:47:48.44
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!! ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
983 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 18:48:32.17
ぷっぷぅぅぅぅぁあああおお
…ウンチ出りゅっ、でりゅ、ウンチ出ますうっん!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!! いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!! いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!! ボッビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!ボトボトボトォォッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ! ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!! ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
>>930 上手いよ、ワナビの嫉妬だから気にすんな
985 :
記憶喪失した男:2014/06/19(木) 19:19:17.91
>>951 ああ、感想くれてたのに、気づかなかった。
整合性がない?
いや、これが恋愛についてぼくの素直な感性で書いた整合性のある現実的な話です。
まあ、整合性のある恋愛についての話というのが何なのかわかりませんが、
「アンナ・カレーニナ」や「こころ」のような整合性はないです。
>>932 >>940 >>942 こいつらとワイはラノベしか読んでないよ
ちょっと緻密に描写しただけで冗長とかバカじゃねえの
谷崎も読んだことないだろ
987 :
記憶喪失した男:2014/06/19(木) 19:24:40.31
>>986 谷崎潤一郎のどこが文章が上手なのか、まったくわからない。
谷崎を読んでいると問答無用で文章に加点がされるって言いたいのかな
バカじゃねーの
>>930は文章以前に抜粋部分がひどすぎるんだよ
本一冊分の長さがあるなら、あそこで主要キャラすべての説明なんかしなくていいい
もっと短いならそれこそ説明が長すぎるし
>>984 >>986 お前のいう「緻密な描写」の欠点が
>>946で色々指摘されてるわけだが
駄文書きの分際で谷崎の名を出すんじゃねえよ、自演すんなボケ
次スレたててもいいのけ?
992 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 20:11:34.83
このスレって何で独立したんだっけ?
スレ立て乙。
しかし何で文章下手な奴に限って自演なんかするんだろうな
>>806や
>>930みたいな駄文を持ち上げるやつなんか筆者以外にいるわけ無いのに
995 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 21:07:24.36
どんなに叩かれてももう小説を書かないなんて言わないよ絶対
叩かれるってのは読まれてるってことだから、止めようなんて思えんな
褒め言葉だらけの方が実際読んでいるのか不安になりそうだ
気にするな。誰も読んでいない。
>>995 どの流れで「プロの物書き」なんて言葉が出てくるんだ
1000 :
名無し物書き@推敲中?:2014/06/19(木) 22:13:45.82
416:名無し物書き@推敲中? [sage]2005/07/20(水) 00:59:43
>>414 >年配者は決まった物しか買わない ←また句点を忘れてる。チェックしろ。
>キミは流行とあれば何でも買う ←ここもだ。目が悪いのか?
>消費者は王様だ。キミは王様だ。マスコミと芸能界、製造業にとってはね。
>だが私にはキミの趣味は俗悪だ。洗練されてない。
【ここまでの文章だけでも何がいいたいのかわからん。整理しろ。文に繋がりがない。】
>当然、私の文章がキミたちに面白いわけが無い。
>お互い無視すればそれで両方ともハッピーだった。
>それなのに思い上がった裸の王様・キミは公の掲示板から私のHPを攻撃した。
【「それなのに」とはなんだ? 強引すぎる。読者を意識しろ。】
>今、キミはその代償を支払っている。
>おい、ネットでも王様のつもりなら勘違いだよ。
【代償を支払っていることと王様になんの関連があるんだ? あほか?】
>掲示板は自由な場所だ。キミがマスコミに売りつけられた趣味を基準に
>私を攻撃するなら私は培った私の価値観でやり返すだけの話だ。
【支離滅裂。価値観でやり返す? ばかか? 意味不明だ。】
>このスレッド、一連の嫌がらせスレッドが存続する間、キミは
>死ぬほど後悔することになる。
【スレッドが存続する間? あほか? なんで後悔するんだ? あほか?】
>私は何人も居る Hi 氏と違ってハッタリはかまさない。
>予言するだけだ。
【予言するだけだ? 言葉の意味をちゃんと理解しているのか?】
おまえの文章は下手くそすぎる。意味もまったく他人には理解できない。
もう一度書き直せ。読み手の立場になってな。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。